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H23.12T ketsugi 福島第一原子力発電所からの放射性物質汚染水の海洋放出計画に抗議し撤回を求める決議

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Academic year: 2018

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福島第一原子力発電所からの放射性物質汚染水の海洋放出計画に抗 議し撤回を求める決議

東京電力株式会社は、去る12月8日、福島第一原子力発電所において貯蔵して いる放射性物質汚染水について、その放射性物質濃度を法令で定める基準値以下 まで下げた上で、来年3月に海洋に放出することを含む計画をまとめた。

本市の漁業者は、放射性物質による深刻な海洋汚染の事態を受け、自主的な操 業停止という苦渋の決断をしたのであり、現在も操業再開の見通しは不透明であ る。そのために、本市の漁業は壊滅状態に等しく、沿岸地域の活気は失われ、地 震・津波の被害からの事業再建を大きく立ち遅らせている。

また、一日も早い操業再開を待ち望みつつも、魚介類の残留放射性物質や風評 被害による販売不振などへの不安に悩まされ、放射性物質による海洋汚染は、漁 業者にとってまさに死活問題である。

このような中にあって、去る12月4日には、福島第一原子力発電所の処理施設 から、高濃度の放射性ストロンチウムを含む汚染水が大量に漏れ出し、そのうち 約150リットルの汚染水が、海洋に流出する事態が発生したところであり、また も被害を助長させることとなっている。このことは、福島第一原子力発電所にお ける汚染水処理の対策が、いまだ十分でないことを露呈している。

このような状況にもかかわらず、たとえ処理を施した低濃度の汚染とはいえ、 放射性物質を含む汚染水を、意図的に海洋に放出しようとすることは、漁業者及 び漁業関係者の心情を深く傷つける行為であり、東京電力株式会社の原子力損害 被害者に対する姿勢として誠意を欠くばかりか、先の漏出事故にあるように、放 出水に高濃度の汚染水が混入する危険性も懸念され、汚染水の放出によってさら なる風評被害を引き起こしかねず、本市の水産業ばかりか観光立市を標榜する本 市に及ぼす悪影響が甚大であることは明白であって、原子力発電所事故の当事者 として、事故収束への責任ある対処とは到底言いがたい。

よって、いわき市議会は、東京電力株式会社が、福島第一原子力発電所におい て貯蔵している低濃度の放射性物質汚染水を海洋に放出しようとする計画をまと めたことについて厳重に抗議するとともに、速やかに放出計画を撤回し、汚染水 の海洋放出に関する事項の一切を、計画の中から完全に排除するよう強く求める。

以上、決議する。

平成23年12月15日

参照

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