事 項 ｜ に ん じ ん の 省 力 機 械 化 体 系
こ れ ま で 、 に ん じ ん の 省 力 機 械 化 技 術 を 開 発 し て き た が 、 こ れ を 体 系 化 し た ね ら い ｜ と こ ろ 、 慣 行 の3 割 程 度 と 大 幅 に 省 力 可 能 で あ る こ と が 実 証 で き た の で 、 普 及
に移す。
指
導
奨
励
内
容
1 普 通 栽 培
(1） 機 械 化 技 術 の 主 な も の は コ ー ト 種 子 は 機 械 に よ る 1粒 は 種 、 に ん じ ん 収 穫 機 に よ る 収 穫 作 業 （ い ず れ も 平 成12年度指導参考資料）である。
そ の 他 の 使 用 機 械 は ト ラ ク 夕 、 フ ロ ン ト ロ ー ダ 、 マ ニ ア ス プ レ ッ ダ 、 ブ ロ ー ドキャス夕、ブームスプレーヤ ロータ 1人 運 搬 車 で あ る 。
(2) 10a 当 た り 労 働 時 間 は 24. 2時 間 で 、 慣 行72. 0時間の 3 4 %である。
(3) に ん じ ん 収 穫 機 （ 小 コ ン テ ナ 仕 様 ） の 作 業 能 率 は 平 均 作 業 速 度0. 37m/ s で、 10a 当たり 3. 4時間である。
(4) 手 作 業 と 比 較 し た 場 合 の 利 用 規 模 の 下 限 は 、 コ ー ト 種 子 は 種 機 が4. 7ha、 小 コ ン テ ナ 仕 様 収 穫 期 が4. 9haで、ある。
(5 ） 想 定 規 模 を 6 ha、 う ち に ん じ ん 作 付 け 面 積 を 1 ha と し た 試 算 で は 、 省 力 体 系 の 所 得 が146千 円 と な り 、 慣 行 体 系 の 117千円に比較して有利である。
2 トンネル栽培
(1） 機 械 化 技 術 の 主 な も の は コ ー ト 種 子 は 種 機 に よ る 1粒 は 種 、 ト ン ネ ル 支 柱 打 込 ・ 被 覆 機 に よ る ト ン ネ ル 作 り （ 平 成12年度指導参考資料）、にんじん 収穫機による収穫作業である。その他の機械は普通栽培と同じである。 (2) 10a 当 た り 労 働 時 間 は 27. 3時 間 で 、 慣 行 98. 6時間の 2 8 %である。
(3) に ん じ ん 収 穫 機 （ フ レ コ ン 仕 様 ） の 作 業 能 率 は 平 均 作 業 速 度1. 25m/ s で、 10a 当たり 1. 8時間と極めて高い。
( 4) 手 作 業 と 比 較 し た 場 合 の 利 用 規 模 の 下 限 は 、 ト ン ネ ル 支 柱 打 込 ・ 被 覆 機 が2. 2ha、 フ レ コ ン 仕 様 収 穫 機 が7. 5ha で、ある。
(5) 想 定 規 模 を 6 ha、 う ち に ん じ ん 作 付 面 積 を 1 ha と し た 試 算 で は 、 省 力 体 系 の 所 得 が182千 円 と な り 、 慣 行 体 系 の 115千円に比較して有利である。
に ん じ ん の 春 夏 ト ン ネ ル 栽 培 及 び 普 通 栽 培 に お い て 省 力 的 な 機 械 化 栽 培 体 系 期待される効果｜
が確立される。
1 機械の導入に当たっては共同利用を検討する。
普及上の注意事項 I 2 収 穫 機 等 の リ ー ス が 可 能 な 地 域 で は 栽 培 面 積 等 を 考 慮 し 、 リ ー ス 機 利 用 を
検討する。
青 森 県 畑 作 園 芸 試 験 場
当 ｜ ｜ 対 象 地 域 ｜ 県 下 全 域
栽 培 部 、 作 物 改 良 部
担
平 成 12年 度 指 導 参 考 資 料 発 表 文 献 等 ｜
平 成7∼ 12年 度 青 森 県 畑 作 園 芸 試 験 場 成 績 概 要 集
-【根拠となった主要な試験結果］
青森畑園試）
普 通栽 培 トンネル栽培
作 業 使 用 機 械 人 員 労働時間
慣行（労h働r)時間
人 員
労働（h時間 慣行（労h働r)時間 （人） ( hr) （人）
堆 肥 散 布
フロントローダ＋ 2 0. 4 2 0. 4
マニュアスプレッダ
基肥・改良資材 ブロードキャスタ 1 0. 3 6. 0 1 0. 3 6. 0
耕 起 ・ 整 地 ロ 一 タ 1 0. 3 1 0. 3
lま 種 コート種子は種機 1 0. 8 1. 2 1 0. 6 1. 2
除 草 剤 散 布 ブームスプレーヤ 1 0. 1 1. 0 1 0. 1 1. 0
ト ン ネ ル 作 り 支柱打込・被覆機 2 6. 8 32. 4
ト ン ネ ル 換 気 1 3. 0 0. 9
ト ン ネ ル 除 去 3 5. 1 3. 0
病 害 虫 防 除 ブームスプレーヤ 1 0. 2 2. 0 1 0. 2 2. 0
除 草 ・ 管 理 1 3. 3 9. 6 1 3. 3 1. 2
間
ヲ
l
き 14. 2 10. 9収 穫 、 運 搬
にんじん収穫機＋ 4 18. 8 38. 0 4 7. 2 40. 0
運 搬 車
〆
口〉、
言十 24. 2 72. 0 27. 3 98. 6
（平成12年 10a当たり作業別労働時間
表
1
ヰ
求
士
ペ
ー
仕
φン
コ
レ
フ
キ
4
培
a
栽
し
5
ル
な
各
ネ
ま
積
ン
含
面
ト
は
試
、
搬
供
様
運
、
仕
の
m
ナ
へ
印
テ
引
鼠
長
ン
施
ね
コ
る
う
小
よ
十
J
a
’
﹂
地
培
ク
坦
栽
ツ
平
通
ラ
壌
普
ト
土
・
．
ク
械
搬
ボ
機
運
黒
穫
内
．
・
収
場
件
ん
圃
条
じ
は
場
ん
搬
ほ
に
運
、
任
青森畑園試） 作業 名 使 用 機 械 作 業 能率 （hr / l Oa) 負担可能面積（ha) 利用規模下限（ha)
lま 種 コ ー ト 種 子 は 種 機 0. 8 40. 8 4. 7
トンネル作り 支 柱 打 込 ・ 被 覆 機 3. 4 3 . 2 2 . 2
収 穫
収穫機（フレコン） 1. 8 18. 1 7. 5
収穫機（コンテナ） 4. 7 6. 9 4. 9
（平 成12年 主な機械の作業能率、負担可能面積及び利用規模の下限
表
2
注） 負担可能面積二年間の作業可能日数 × 1 日の作業時間 × 実作業率 ÷ 作業能率
利用規模（ha）二機械の年間固定費÷ （ ha 当たり慣行作業料金一 ha 当たり機械利用の変動 費）
青森農研試） 項∼∼目∼−−−− −−−−−−一∼栽∼培∼体∼∼
系
省 力 体 系 慣 行 体 系 想 定 年 間
普 通 栽 培 トンネル栽培 普 通 栽 培 トンネル栽培 利 用 面 積 販 売 収 量 ( kg) 3 560 3 190 3 560 3, 190 ・コートは機械
単 価（円 ／kg) 129 159 129 159 300a （個別） 粗 収 益 販 売 金 額 （円） 459, 240 507 , 210 459, 240 507, 210 ・支柱打込・被覆機
粗出荷収経益費 （（円円））
t~
- ~-J~Q
p~
6_4_Q ｴｾｾ＠ ｾｾｑ＠ F ?_/ ? 1Q300a （共同） 259, 880 328 570 259 880 328, 570 ・収穫機
種 苗費 （円） 25 875 20, 125 25, 875 20 125 コンテナ 肥 料費 （円） 30 671 30 671 30, 671 30 671 400a （共同） 農業薬剤費 （円） 4, 865 4, 865 4, 865 4 865 フレコン 経営費
光熱動力費 （円） 2 411 3, 056 1, 360 1, 360 l , OOOa （共同） 諸 材 料 費 （円） 4, 788 31, 286 4, 788 31, 286
農機具建物費（円） 45, 659 56 675 34 651 34, 651
合
雇
用
労
賃
計
（（円円））。
。
_? _~
~~4-
~9
-’ ~-~Qー −】 匂 明・−ー ー ーー ー ・Fh司−・’E副 − − − − ー ←ー← ーー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ーーー − −
114 269 146, 578 142, 891 213 463 所 得 （ 粗 収 益 − 経 営 費 ） 145, 611 181, 992 116, 989 115 107 所得率（所得／粗収益 ×100) 56. 0 55. 4 45. 0 35. 0
（平成12年 10a当たり粗収益、経営費、所得（円）
表
3
行
7
4
1
J
平
算
＼
／
牛
1
1
i
z
一一
口
寸
肘
7
剥
L
v
∼
←
庁
十
人
一
守
仕
3
パ
γ
ン
．
・
間
コ
力
年
レ
働
5
フ
労
ん
は
族
じ
培
家
ん
栽
伊
﹂
ト
ν
産
ネ
M
県
ン
1
森
ト
積
青
、
面
る
機
キ
j
斗
j
挙
求
J U Y V 4 f
付
お
仕
算
作
に
ナ
計
ん
場
テ
て
じ
市
ン
し
ん
売
コ
と
に
卸
小
円
ち
央
は
日
う
中
培
り
、
都
栽
た
凶
京
通
当
6
東
普
同
模
価
機
費
穫
規
収
経
ん
定
じ
荷
ん
想
単
に
出
、
任
