並木教官 過去問
2003年度夏学期 近現代史(並木頼寿) 2003 年 7 月 23 日(水)4 限施行 解答用紙:両面1枚 時間:70 分 ※持ち込み不可
【問題】以下の(1)~(3)から任意に2題選んで答えてください。解答の順番は自由 です。
(1)日清戦争は、東アジア各国・地域にとって大きな転機だったといわれますが、日本 、 中国、朝鮮にとって、どのような転機だったのでしょうか。それぞれについて簡潔に説明 して下さい。
(2)国民革命の挫折と南京国民政府の評価に関して、次のような指摘があります。この 指摘が妥当か否かは別として、20 世紀前半の中国社会に存在した変革の可能性と、その変 革が同時期の日本の進路にどのような関係をもったかについて論じなさい。
「日本人でありながら中国に溶け込んで中国の民族的・民主的変革に人生を賭けてきた 満鉄調査部に関係した鈴江言一らは、中共における労農ソビエトを革命の発展方向、南京 政府を帝国主義、封建的財閥・地主支配との妥協による反革命の方向とする議論を展開し た。それらは蒋介石派による民衆革命の圧殺に対する人間的な憤りに発するものであった 。 彼らには、革命の後戻りと見えた蒋介石らの国民党を容認する余地などなかった。」
(3)現在の東アジアに存在する地域的ないし国際的問題について、具体的なテーマを一 つ取り上げ、その歴史的な背景と、解決の可能性について、各自の見解を述べてください。