三菱電機株式会社 名古屋製作所
〒461-8670 名古屋市東区矢田南 5-1-14
三菱シーケンサMELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズに格別のご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。
本テクニカルニュースでは,MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの計装・二重化シーケンサの相違点
について説明します。
なお,本テクニカルニュースに示す機器,参照マニュアルおよび参照先は,2016年5月のものです。
目次
1 本テクニカルニュースで使用する総称. . . .2
2 MELSEC-Q シリーズと MELSEC iQ-R シリーズの相違点 . . . .2
2.1
構成可能機器. . . 3
QnUDPVCPU と RnPCPU( プロセスモード ) で構成可能な機器. . . .3
QnPRHCPU と RnPCPU( 二重化モード ) で構成可能な機器 . . . 5
2.2
CPU ユニット. . . .9
命令. . . .9
パラメータ . . . .12
デバイス・ファイル . . . .18
機能. . . .24
2.3
電源,ベース,I/O ユニット . . . .27
二重化電源ユニット . . . .27
2.4
インテリジェント機能ユニット . . . .27
2.5
情報ユニット,ネットワークユニット . . . .28
Ethernet インタフェースユニット. . . .28
CC-Link IE フィールドネットワークマスタ・ローカルユニット. . . .30
CC-Link システムマスタ・ローカルユニット . . . .35
3 MELSEC Q シリーズと MELSEC iQ-R シリーズの仕様差異一覧. . . .36
3.1
CPU ユニット. . . .36
QnUDPVCPU と RnPCPU( プロセスモード ) の仕様差異 . . . .36
QnPRHCPU と RnPCPU( 二重化モード ) の仕様差異 . . . .40
3.2
電源ユニット,ベースユニット,I/O ユニット . . . .46
二重化電源ユニット . . . .46
3.3
インテリジェント機能ユニット . . . .46
3.4
情報ユニット,ネットワークユニット . . . .47
Ethenet インタフェースユニット . . . .47
CC-Link IE フィールドネットワークマスタ・ローカルユニット. . . .48
CC-Link システムマスタ・ローカルユニット . . . .50
[表 題]
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの計装・二重化シーケンサ
の相違点
[発 行]
2016年 10月
1 本テクニカルニュースで使用する総称
2 MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点
本書では,MELSEC-QシリーズユニバーサルモデルプロセスCPU(QnUDPVCPU),およびMELSEC-Qシリーズ二重化
CPU(QnPRHCPU)と,MELSEC iQ-RシリーズプロセスCPU(RnPCPU)の相違点について示します。
RnPCPUには,プロセスモードと二重化モードがあり,二重化モードは二重化システムを構築する場合に使用するモードで
す。
QnPHCPUとRnPCPUとの相違点を確認する場合,本テクニカルニュースの他,あわせて下記を参照してください。
•
テクニカルニュースNo.FA-D-0155「プロセスCPUからユニバーサルモデルプロセスCPUへの置換え方法」
三菱電機FAサイト: www.MitsubishiElectric.co.jp/fa
本書は2016年5月時点の内容を記載しています。
総称 内容
RCPU R04CPU,R04ENCPU,R08CPU,R08ENCPU,R16CPU,R16ENCPU,R32CPU,R32ENCPU,R120CPU,R120ENCPU, R08PCPU,R16PCPU,R32PCPU,R120PCPU,R08SFCPU,R16SFCPU,R32SFCPU,R120SFCPUの総称
RnCPU R04CPU,R04ENCPU,R08CPU,R08ENCPU,R16CPU,R16ENCPU,R32CPU,R32ENCPU,R120CPU,R120ENCPUの 総称
RnPCPU R08PCPU,R16PCPU,R32PCPU,R120PCPUの総称
2.1 構成可能機器
QnUDPVCPUとRnPCPU(プロセスモード)で構成可能な機器
QnUDPVCPUとRnPCPU(プロセスモード)で構成可能な機器(使用可能ユニット)の相違点を示します。
RnPCPU(プロセスモード)で使用可能なユニットの詳細は,下記を参照してください。
MELSEC iQ-R ユニット構成マニュアル
なお,QnUDPVCPUとRnPCPUでは消費電流値が異なるため,機種選定時は電源容量に注意してください。下記サイトにて
機種選定時の電源容量を確認できます。
www.mitsubishielectric.co.jp/fa/ssl/products/cnt/plcr/ex/select/rselsystem/rselsystem.html
項目 QnUDPVCPU RnPCPU(プロセスモード)
シーケンサCPU Q04UDPVCPU,Q06UDPVCPU,Q13UDPVCPU,
Q26UDPVCPU R08PCPU,R16PCPU,R32PCPU,R120PCPU モーションCPU Q172DSCPU,Q173DSCPU R16MTCPU,R32MTCPU,R64MTCPU C言語コントローラユニット Q12DCCPU-V(基本機能モード/機能拡張モード) R12CCPU-V
SDメモリカード
NZ1MEM-2GBSD,NZ1MEM-4GBSD,NZ1MEM-8GBSD,NZ1MEM-16GBSD NZ1MEM-2GBSD,NZ1MEM-4GBSD,NZ1MEM-8GBSD,NZ1MEM-16GBSD 拡張SRAMカセット Q4MCA-1MBS,Q4MCA-2MBS,Q4MCA-4MBS,
Q4MCA-8MBS NZ2MC-8MBSE 基本ベースユニット Q33B,Q35B,Q38B,Q312B,Q35DB,Q38DB,
Q312DB
R35B,R38B,R312B,R310B-HT
増設ベースユニット Q65B,Q68B,Q612B R65B,R68B,R612B,R610B-HT 増設ケーブル QC06B,QC12B,QC30B,QC50B,QC100B RC06B,RC12B,RC30B,RC50B 電源ユニット Q61P,Q62P,Q63P,Q64P R61P,R62P,R63P,R64P 電源二重化用基本ベースユニット Q38RB R310RB,R38RB-HT 電源二重化用増設ベースユニット Q68RB R610RB,R68RB-HT 電源二重化用電源ユニット Q63RP,Q64RPN,Q64RP R63RP,R64RP 入力ユニット QX10,QX40,QX40-TS,QX40-S1,QX40H,
QX41,QX41-S1,QX42,QX42-S1,QX80, QX80-TS,QX80H,QX81,QX82,QX82-S1
RX10,RX40C7,RX41C4,RX42C4,RX40PC6H, RX41C6HS,RX40NC6H
割込みユニット QI60 RX40C7
出力ユニット QY10,QY10-TS,QY40P,QY40P-TS,QY41P,
QY42P,QY80,QY80-TS,QY81P,QY82P RY10R2,RY40NT5P,RY41NT2P,RY42NT2P,RY40PT5P,RY41PT1P,RY42PT1P,RY41NT2H, RY41PT2H
入出力混合ユニット QH42P RH42C4NT2P
アナログ入力ユニット Q64AD,Q68ADV,Q68ADI R60AD4,R60ADV8,R60ADI8,R60ADH4, R60AD8-G,R60AD16-G
アナログ出力ユニット Q64DAN,Q68DAVN,Q68DAIN R60DA4,R60DAV8,R60DAI8,R60DA8-G, R60DA16-G
温度入力ユニット Q64RD,Q68RD3-G,Q64TD,Q64TDV-GH,
Q68TD-G-H01,Q68TD-G-H02 R60TD8-G,R60RD8-G 温度調節ユニット Q64TCTT,Q64TCTTBW,Q64TCTTN,
Q64TCTTBWN R60TCRT4,R60TCRT4BW,R60TCTRT2TT2,R60TCTRT2TT2BW シンプルモーションユニット QD77MS2,QD77MS4,QD77MS16 RD77MS2,RD77MS4,RD77MS8,RD77MS16,
RD77GF4,RD77GF8,RD77GF16 位置決めユニット QD75P2(N),QD75P4(N),QD75D2(N),
QD75D4(N) RD75P2,RD75P4,RD75D2,RD75D4 高速カウンタユニット QD62,QD62E,QD62D RD62P2,RD62P2E,RD62D2 Ethernetインタフェースユニット QJ71E71-B2,QJ71E71-B5,QJ71E71-100 RJ71EN71
CC-Link IEコントローラネットワークユニット QJ71GP21-SX,QJ71GP21S-SX RJ71GP21-SX CC-Link IEフィールドネットワークユニット QJ71GF11-T2 RJ71GF11-T2 CC-Linkユニット QJ61BT11N RJ61BT11 AnyWireASLINKマスタユニット QJ51AW12AL RJ51AW12AL
シリアルコミュニケーションユニット QJ71C24N,QJ71C24N-R2,QJ71C24N-R4 RJ71C24,RJ71C24-R2,RJ71C24-R4 MESインタフェースユニット QJ71MES96 RD81MES96
*1 接続可能なGOTと接続形態については,GOT2000 NEWS Vol.1(L08296-A)を参照してください。 *2 使用可能なユニットは,下記を参照してください。
MELSEC iQ-R ユニット構成マニュアル
MELSEC iQ-Rシリーズユニット 使用できません。 使用できます。 MELSEC-Qシリーズユニット 使用できます。 使用できます。*2
MELSEC-Aシリーズユニット 使用できます。 使用できません。 エンジニアリングソフトウエア GX Works2,PX Developer GX Works3 C言語コントローラユニット設定モニタツール SW3PVC-CCPU-J,SW3PVC-CCPU-E(基本機能モー
ド)
SW4PVC-CCPU-J,SW4PVC-CCPU-E(機能拡張モー ド)
CW Configurator
開発ツール CW Workbench2.6(基本機能モード)
CW Workbench3.2(機能拡張モード) CW Workbench3.3 情報連携機能支援ツール MX MESInterface MX MESInterface-R 高速データロガーユニット QD81DL96 RD81DL96 高速データコミュニケーションユニット QJ71DC96 使用できません。
QnPRHCPUとRnPCPU(二重化モード)で構成可能な機器
QnPRHCPUとRnPCPU(二重化モード)とでは,二重化システムを構成する上での相違点があります。
二重化システムを構成する上での相違点と,システム構成時の留意点を示します。
項目 QnPRHCPU RnPCPU(二重化モード)
最小システム構成 •ベースユニット •電源ユニット •QnPRHCPU(1)
•トラッキングケーブル(2)
QnPRHCPUは2スロット占有します。
•ベースユニット •電源ユニット •RnPCPU(3)
•二重化機能ユニット(4) •トラッキングケーブル(5)
RnPCPUと二重化機能ユニットを組み合わせることで,二重 化システムを構成します。
RnPCPUは1スロット,二重化機能ユニットは1スロット占有 します。
二重化機能ユニットは基本ベースユニットの任意のスロット に装着可能です。(必ずしもRnPCPUの隣である必要はありま せん。)
トラッキングケーブルはケーブルの二重化が可能です。2本 接続することにより,1本が断線した場合でもトラッキング 通信を継続できます。
入出力ユニット,インテリジェン
ト機能ユニットの制御 ••増設ベースユニット経由MELSECNET/HリモートI/Oネット経由
•CC-Link IEフィールドネットワーク リモートヘッドユニッ
ト経由
■増設ベースユニット経由で制御するシステムの代替
CC-Link IEフィールドネットワークのスレーブ局経由の構 成にて代替可能です。(6ページ 増設ベースユニット 経由で制御するシステムの代替)
代替の際には,I/O割付の変更およびネットワークの設定 が必要になるため,パラメータおよびプログラムの変更 が必要です。
■リモート局経由で制御するシステムの代替
MELSECNET/HリモートI/OネットのCC-Link IEフィールド ネットワークによる代替は下記を参照してください。 リモートI/O
ネットワーク ネットワークシステム •MELSECNET/HリモートI/Oネット RnPCPU(二重化モード)はMELSECNET/Hに非対応です。•CC-Link IEフィールドネットワーク
■MELSECNET/HリモートI/Oネットの代替
CC-Link IEフィールドネットワークのリモートヘッドユ ニットで代替可能です。(6ページ 増設ベースユニッ ト経由で制御するシステムの代替)
代替の際には,ネットワークユニット,ケーブル,パラ メータおよびプログラムの変更が必要です。
CC-Link IEフィールドネットワークのリモートヘッドユ ニットでは局間距離は100mまでとなります。 (局間距離は,CLPAで推奨している光メディアコンバー タによる延長が可能です。)
リモートI/O・ スレーブ局の ヘッドユニッ ト二重化
非対応 対応(7ページ スレーブ局およびネットワークの二重化)
回線の二重化 非対応 対応(7ページ スレーブ局およびネットワークの二重化)
(1)
(2)
(4)
増設ベースユニット経由で制御するシステムの代替
QnPRHCPU 制御系(A系) 待機系(B系)
基本ベースユニット
トラッキングケーブル 増設ケーブル
増設ケーブル 二重化増設ベースユニット
電源二重化用増設ベースユニット
RnPCPU(二重化モード)
制御系(A系) 待機系(B系)
トラッキングケーブル(光ファイバケーブル)
スレーブ局 CC-Link IEフィールドネットワークユニット
CC-Link IEフィールドネットワークリモートヘッドユニット CC-Link IEフィールド
スレーブ局およびネットワークの二重化
(1)リモートI/O局のネットワークユニットに障害が発生すると,そのリモートI/O局は制御が継続できなくなります。
•リモートヘッドユニットの二重化(1台のベースユニットにリモートヘッドユニットを2台装着)により,片方のリモートヘッドユニットで障害が発生して
も,もう一方のヘッドユニットで制御を継続します。
•CC-Link IEフィールドネットワークの回線を二重化(ネットワーク回線を2つ用意し,二重化した各局のリモートヘッドユニットをそれぞれいずれかの回線
に接続)することで,片方の回線で障害が発生しても,もう一方の回線で通信を継続します。
(1) QnPRHCPU
待機系(B系) 制御系(A系)
リモートI/O局
トラッキングケーブル
リモートI/O局 リモートI/O局 MELSECNET/HリモートI/Oネット
スレーブ局
スレーブ局
CC-Link IEフィールドネットワーク リモートヘッドユニット(2台)
CC-Link IEフィールドネットワーク リモートヘッドユニット(2台) CC-Link IEフィールドネットワーク回線1 CC-Link IEフィールドネットワーク回線2 RnPCPU(二重化モード)
制御系(A系) 待機系(B系)
QnPRHCPUとRnPCPU(二重化モード)のシステム構成で構成可能な機器(使用可能ユニット)の相違点を示します。
*1 接続可能なGOTと接続形態については,GOT2000 NEWS Vol.1(L08296-A)を参照してください。 *2 使用可能なユニットは,下記を参照してください。
MELSEC iQ-R ユニット構成マニュアル
項目 QnPRHCPU RnPCPU(二重化モード)
シーケンサCPU Q12PRHCPU,Q25PRHCPU R08PCPU,R16PCPU,R32PCPU,R120PCPU 二重化機能ユニット 使用できません。 R6RFM
トラッキングケーブル QC10TR,QC30TR 下記の規格を満たす光ファイバケーブル(マルチモード光 ファイバ(GI))
•IEEE802.3(1000BASE-SX) •IEC 60793-2-10 Types A1a.1
SDメモリカード 使用できません。 NZ1MEM-2GBSD,NZ1MEM-4GBSD,NZ1MEM-8GBSD, NZ1MEM-16GBSD
拡張SRAMカセット 使用できません。 NZ2MC-8MBSE SRAMカード Q2MEM-1MBS,Q2MEM-2MBS,Q3MEM-4MBS 使用できません。 Flashカード Q2MEM-2MBF,Q2MEM-4MBF 使用できません。 ATAカード Q2MEM-8MBA,Q2MEM-16MBA,Q2MEM-32MBA 使用できません。
基本ベースユニット Q33B,Q35B,Q38B,Q312B R35B,R38B,R312B,R310B-HT 増設ベースユニット Q65WRB,Q68RB 使用できません。
増設ケーブル QC05B,QC06B,QC12B,QC30B,QC50B,QC100B 使用できません。 電源ユニット Q61P-A1,Q61P-A2,Q61P,Q61P-D,Q62P,Q63P,
Q64P,Q64PN R61P,R62P,R63P,R64P 電源二重化用基本ベースユニット Q38RB R310RB,R38RB-HT 二重化増設ベースユニット Q65WRB 使用できません。 電源二重化増設ベースユニット Q68RB 使用できません。 二重化電源ユニット Q63RP,Q64RPN,Q64RP R63RP,R64RP 入力ユニット QX10,QX10-TS,QX28,QX40,QX40-S1,QX40-TS,
QX40H,QX41,QX41-S1,QX41-S2,QX42,QX42-S1, QX50,QX70,QX70H,QX71,QX72,QX80,QX80-TS, QX80H,QX81,QX81-S2,QX82,QX82-S1,QX90H, QX41Y41P
RX10,RX40C7,RX41C4,RX42C4,RX40PC6H, RX41C6HS,RX40NC6H
出力ユニット QY10,QY10-TS,QY18A,QY22,QY40P,QY40P-TS, QY41H,QY41P,QY42P,QY50,QY68A,QY70,QY71, QY80,QY80-TS,QY81P,QY82P
RY10R2,RY40NT5P,RY41NT2P,RY42NT2P,RY40PT5P, RY41PT1P,RY42PT1P,RY41NT2H,RY41PT2H
入出力混合ユニット QH42P,QX48Y57 RH42C4NT2P MODBUSインタフェースユニッ
ト QJ71MB91 使用できません。
MODBUS/TCPインタフェースユ
ニット QJ71MT91 使用できません。 Ethernetインタフェースユニット QJ71E71-B2,QJ71E71-B5,QJ71E71-100 RJ71EN71 CC-Link IEコントローラネット
ワークユニット QJ71GP21-SX,QJ71GP21S-SX RJ71GP21-SX CC-Link IEフィールドネットワー
クユニット 使用できません。 RJ71GF11-T2 CC-Linkユニット QJ61BT11N RJ61BT11 MELSECNET/Hネットワークユ
ニット QJ71LP21-25,QJ71LP21S-25,QJ71LP21G,QJ71BR11 使用できません。 GOT GOT900,GOT1000,GOT2000 GOT1000,GOT2000*1
MELSEC iQ-Rシリーズユニット 使用できません。 使用できます。 MELSEC-Qシリーズユニット 使用できます。 使用できます。*2
2.2 CPUユニット
QnUDPVCPUおよびQnPRHCPUと,RnPCPU(プロセスモード/二重化モード)の相違点を示します。
命令
QnUDPVCPUとRnPCPU(プロセスモード)の相違点
QnUDPVCPUとRnPCPU(プロセスモード)における命令の相違点を以下に示します。
*1 相違点の詳細は,下記を参照してください。
テクニカルニュースNo.FA-D-0171「MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点」
分類 QnUDPVCPU RnPCPU(プロセスモード)
基本命令 BIN16ビットデータ浮動小数点変換(単精度) FLT INT2FLT*1
BIN32ビットデータ浮動小数点変換(単精度) DFLT DINT2FLT*1
BIN16ビットデータ浮動小数点変換(倍精度) FLTD INT2DBL*1
BIN32ビットデータ浮動小数点変換(倍精度) DFLTD DINT2DBL*1
浮動小数点データBIN16ビット変換(単精度) INT FLT2INT*1
浮動小数点データBIN32ビット変換(単精度) DINT FLT2DINT*1
浮動小数点データBIN16ビット変換(倍精度) INTD DBL2INT*1
浮動小数点データBIN32ビット変換(倍精度) DINTD DBL2DINT*1
BIN16ビットデータBIN32ビットデータ変換 DBL INT2DINT*1
BIN32ビットデータBIN16ビットデータ変換 WORD DINT2INT*1
単精度倍精度変換 ECON FLT2DBL*1
倍精度単精度変換 EDCON DBL2FLT*1
応用命令 アスキー16進データBIN変換 HEX ASC2INT*1
16進BINアスキー変換 ASC INT2ASC*1
浮動小数点平方根(単精度) SQR ESQRT*1
浮動小数点平方根(倍精度) SQRD EDSQRT*1
BCD4桁平方根 BSQR BSQRT*1
BCD8桁平方根 BDSQR BDSQRT*1
傾斜信号 RAMP RAMPQ*1
16ビットデータサーチ SER SERDATA*1
32ビットデータサーチ DSER DSERDATA*1
16ビットデータソート SORT SORTD*1
32ビットデータソート DSORT DSORTD*1
時間データの変換(時,分,秒秒) SECOND TIME2SEC*1
時間データの変換(秒時,分,秒) HOUR SEC2TIME*1
インテリジェント機能ユニットからの2ワードデータリード DFRO DFROM*1
デバイスのコメントデータ読出し COMRD 使用できません。*1
コメント用ファイルのセット QCDSET
ファイルレジスタ高速ブロック転送 RBMOV BMOV
リフレッシュ COM(実行条件なし) COM(実行条件付き)*1
CCOM(実行条件付き)
自号機CPU共有メモリへの書込み TO,S.TO TO*1
ユニット情報読出し UNIRD UNIINFRD*1
割込禁止 DI(実行条件なし) DI(実行条件付き)*1
割込許可 EI(実行条件なし) EI(実行条件付き)*1
IPアドレス指定による他局のCPUユニットのデバイス読出し/書
込み機能命令 SP.READSP.WRITE 使用できません。 SFCステップ/移行条件コメント読出し命令 S.SFCSCOMR 使用できません。
S.SFCTCOMR
QnPRHCPUとRnPCPU(二重化モード)の相違点
QnPRHCPUとRnPCPU(二重化モード)における命令の相違点を以下に示します。
分類 QnPRHCPU RnPCPU(二重化モード)
基本命令 BIN16ビットデータ浮動小数点変換(単精度) FLT INT2FLT*1
BIN32ビットデータ浮動小数点変換(単精度) DFLT DINT2FLT*1
BIN16ビットデータ浮動小数点変換(倍精度) FLTD INT2DBL*1
浮動小数点データBIN16ビット変換(単精度) INT FLT2INT*1
浮動小数点データBIN32ビット変換(単精度) DINT FLT2DINT*1
BIN16ビットデータBIN32ビットデータ変換 DBL INT2DINT*1
BIN32ビットデータBIN16ビットデータ変換 WORD DINT2INT*1
応用命令 アスキー16進データBIN変換 HEX ASC2INT*1
16進BINアスキー変換 ASC INT2ASC*1
浮動小数点平方根(単精度) SQR ESQRT*1
BCD4桁平方根 BSQR BSQRT*1
BCD8桁平方根 BDSQR BDSQRT*1
16ビットデータサーチ SER SERDATA*1
32ビットデータサーチ DSER DSERDATA*1
16ビットデータソート SORT SORTD*1
32ビットデータソート DSORT DSORTD*1
時間データの変換(時,分,秒秒) SECOND TIME2SEC*1
時間データの変換(秒時,分,秒) HOUR SEC2TIME*1
インテリジェント機能ユニットからの2ワードデータリード DFRO DFROM*1
デバイスのコメントデータ読出し COMRD 使用できません。*1
コメント用ファイルのセット QCDSET
ファイルレジスタ高速ブロック転送 RBMOV BMOV
リフレッシュ COM(実行条件なし) COM(実行条件付き)*1
ユニット情報読出し UNIRD UNIINFRD*1
割込禁止 DI(実行条件なし) DI(実行条件付き)*1
割込許可 EI(実行条件なし) EI(実行条件付き)*1
IPアドレス指定による他局のCPUユニットのデバイス読出し/書
込み機能命令 SP.READSP.WRITE 使用できません。 SFCステップ/移行条件コメント読出し命令 S.SFCSCOMR 使用できません。
S.SFCTCOMR
回路全体のインデックス修飾 IX*2 使用できません。
IXEND*2 使用できません。
回路全体のインデックス修飾における修飾値指定 IXDEV*2 使用できません。
IXSET*2 使用できません。
特定フォーマット故障チェック CHKST*2 使用できません。
CHK*2 使用できません。
チェック命令のチェックフォーマット変更 CHKCIR*2 使用できません。
CHKEND*2 使用できません。
*1 相違点の詳細は,下記を参照してください。
テクニカルニュースNo.FA-D-0171「MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点」 *2 命令の詳細は,下記を参照してください。
QnUCPUユーザーズマニュアル(機能解説・プログラム基礎編)
応用命令 強制移行チェック命令 LD TRn*2 使用できません。
AND TRn*2 使用できません。
OR TRn*2 使用できません。
LDI TRn*2 使用できません。
ANDI TRn*2 使用できません。
ORI TRn*2 使用できません。
LD BLm¥TRn*2 使用できません。
AND BLm¥TRn*2 使用できません。
OR BLm¥TRn*2 使用できません。
LDI BLm¥TRn*2 使用できません。
ANDI BLm¥TRn*2 使用できません。
ORI BLm¥TRn*2 使用できません。
活性ステップ変更命令 SCHG(D)*2 使用できません。
強制移行実行・解除命令 SET TRn*2 使用できません。
SET BLm¥TRn*2 使用できません。
RST TRn*2 使用できません。
RST BLm¥TRn*2 使用できません。
対象ブロック切替え命令 BRSET(S)*2 使用できません。
シーケンス命令 無処理 PAGE 使用できません。
パラメータ
QnUDPVCPUとRnPCPU(プロセスモード)の相違点
QnUDPVCPUとRnPCPU(プロセスモード)のパラメータの相違点を示します。
*1 下記を参照してください。
テクニカルニュースNo.FA-D-0171「MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点」
QnPRHCPUとRnPCPU(二重化モード)の相違点
QnPRHCPUとRnPCPU(二重化モード)のパラメータの相違点を示します。
項目 QnUDPVCPU RnPCPU(プロセスモード)
CPUユニット PCパラメータ(PARAM.QPA) •システムパラメータ(SYSTEM.PRM)*1 •CPUパラメータ(CPU.PRM)*1 •ユニットパラメータ(UNIT.PRM)*1 •メモリカードパラメータ(MEMCARD.PRM)*1
インテリジェント機能ユニット インテリジェント機能ユニットパラメータ(IPARAM.QPA) ユニットパラメータ(UNIT.PRM)
項目 QnPRHCPU RnPCPU(二重化モード)
CPUユニット •PCパラメータ(PARAM.QPA) •二重化パラメータ(PARAM.QPA)
•システムパラメータ(SYSTEM.PRM) •CPUパラメータ(CPU.PRM) •ユニットパラメータ(UNIT.PRM) •メモリカードパラメータ(MEMCARD.PRM)
■
CPUユニット
RnPCPUでは,"二重化パラメータ"を"CPUパラメータ"で設定します。
PCパラメータ設定画面および二重化パラメータ画面とPC書込画面を示します。
システムパラメータ画面およびCPUパラメータ画面とシーケンサへの書込み画面を示します。
PC書込画面PCパラメータ設定画面
二重化パラメータ画面
システムパラメータ画面 CPUパラメータ画面
■
内蔵Ethernet機能のTCP(MELSOFT接続)/UDP(MELSOFT接続)設定
RnCPUと同様です。詳細は,下記を参照してください。
テクニカルニュースNo.FA-D-0171「MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点」
■
内蔵Ethernet機能のソケット通信(TCP/IP接続)のTCP接続方式の設定
RnCPUと同様です。詳細は,下記を参照してください。
テクニカルニュースNo.FA-D-0171「MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点」
■
内蔵Ethernet機能のソケット通信(UDP/IP接続)の一斉同報通信の設定
RnCPUと同様です。詳細は,下記を参照してください。
テクニカルニュースNo.FA-D-0171「MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点」
■
内蔵Ethernet機能の時刻設定(SNTPクライアント)のタイムゾーン設定
RnCPUと同様です。詳細は,下記を参照してください。
テクニカルニュースNo.FA-D-0171「MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点」
■
内蔵Ethernet機能の通信プロトコルによる交信設定(通信プロトコル動作状態格納用デバイス)
RnCPUと同様です。詳細は,下記を参照してください。
テクニカルニュースNo.FA-D-0171「MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点」
■
スタートモード設定
RnPCPU(二重化モード)のスタートモードは,QnPRHCPUのイニシャルスタートモード同等の動作固定となるため,設定画
面はありません。(ラッチデバイスを使用することで,ホットスタートと同様の動作も可能です。)
二重化パラメータの動作モード設定画面を示します。
■
デバッグモード設定
RnPCPU(二重化モード)では,片系のみ起動して特定操作(CPUユニットのキー操作(RUN
STOP
RUN),GX Works3による
オンライン操作,または入力(X)操作)を行うことで,片系のみのデバッグが可能となります。そのため,設定画面はありま
せん。
二重化パラメータの動作モード設定画面を示します。
■
トラッキング転送モード設定
RnPCPU(二重化モード)では,制御系から待機系へのトラッキング転送完了後に次のスキャンプログラムを実行します。
(RnPCPUはQnPRHCPUよりも性能が向上しており,トラッキング転送時間によるスキャンタイムへの影響が少ないため,
QnPRHCPUにあった,トラッキング転送開始と同時に次のスキャン実行タイププログラムを実行する,プログラム優先モー
ドがありません。)
そのため,RnPCPU(二重化モード)ではトラッキング転送モード設定の画面はありません。
二重化パラメータのトラッキング設定画面を示します。
■
トラッキングデバイス設定
QnPRHCPUでは,ローカルデバイス,ラベルのトラッキング転送はできませんでしたが,RnPCPU(二重化モード)では,
ローカルデバイス,ラベル(グローバルラベル,ローカルラベル)のトラッキング転送が可能です。
RnPCPU(二重化モード)では,トラッキング転送設定のデバイス/ラベル詳細設定画面で,グローバルラベル設定を「転送す
る」とすることで,すべてのグローバルラベルをトラッキング転送の対象とすることができます。また,ローカルラベル設
定を「転送する」とすることで,すべてのローカルラベルをトラッキング転送の対象とすることができます。
二重化パラメータのトラッキング設定画面のデバイス範囲設定を示します。
CPUパラメータのデバイス/ラベル詳細設定画面のラベル詳細設定を示します。
デバイス・ファイル
QnUDPVCPUおよびQnPRHCPUとRnPCPUのデバイス・ファイル仕様の相違点を示します。
その他のデバイス・ファイルに関しては,下記を参照してください。
テクニカルニュースNo.FA-D-0171「MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点」
特殊リレー (SM),特殊レジスタ(SD)
RnPCPUでは,SM/SD番号および機能の一部が異なります。SM/SDをプログラムで使用している場合は,プログラムを見直
す必要があります。
■
QnUDPVCPUとRnPCPU(プロセスモード)の相違点
QnUDPVCPUとRnPCPU(プロセスモード)における相違点を示します。
項目 QnUDPVCPU RnPCPU(プロセスモード)
診断エラー SD0 SD0
診断エラー発生時刻 SD1 SD3 SD1 SD7(最新自己診断エラー発生時刻)*1
エラー共通情報,エラー個別情報 SM5,SM16 使用できません。
エラー情報区分,エラー共通情報,エラー個別情報 SD4,SD5 SD15,SD16 SD26 SD80 SD143(詳細情報1 2)*1
エラー解除,続行エラー要因,続行エラー解除 SD50,SM84,SD81,SD82,SD84,SD85 使用できません。 バッテリ低下 SD51,SD52 使用できません。 IPパケット中継データ量 SD180 SD183 U3En¥G310 U3En¥G313 スイッチ状態,LED状態 SD200,SD201 SD200,SD201
CPU動作状態 SD203 SD203
LED消灯指令,LED表示色,LED表示優先順位 SM202,SD202,SD204,SD207 SD209 使用できません。 PAUSE許可コイル SM206 使用できません。 時計データ SD210 SD213 SD210 SD216*1
表示器データ SD220 SD227 使用できません。 デバイス範囲チェック禁止フラグ SM237 使用できません。
ベースモード SD240 使用できません。
A/Qベース判別 SD242 SD242(Qシリーズユニット装着可否判別) n号機エラーフラグ SM244 SM247 SM230 SM233
全局リフレッシュ指令 SM254 使用できません。 MELSECNET/10,MELSECNET/H情報 SD254 SD274 使用できません。 デバイス割付 SD282 SD311 SD260 SD309 SFC非活性ブロックRUN中書込み SM329,SD329 使用できません。 ラッチクリア機能用 SM339,SD339 使用できません。 Ethernet情報 SD340 SD368 使用できません。 GINT命令実行完了フラグ SM391 使用できません。 マルチCPUシステム情報 SD393 SD399 SD228 SD233 初期・最小・最大スキャンタイム,END処理時間,
コンスタントスキャン待ち時間,スキャンプログラ ム実行時間
SD522 SD523,SD524 SD525,SD526 SD527,
SD540 SD541,SD542 SD543,SD548 SD549 SD518 SD519,SD522 SD523,SD524 SD525,SD526 SD527,SD528 SD529,SD530 SD531
メモリカード使用状況 SD604 SD604(SDメモリカード(ドライブ2)使用状況) ドライブ2(メモリカードSD)容量(1Kバイト単位/1M
バイト単位)
SD603,SD606,SD607 SD606,SD607(SDメモリカード(ドライブ2)容量, 1Kバイト単位)
メモリカード着脱許可フラグ SM609 使用できません。 ドライブ2(メモリカードSD)容量(空き容量,1Mバイ
ト単位) SD616,SD617 SD610,SD611(SDメモリカード(ドライブ2)空き容量,1Kバイト単位) ドライブ3/4種別 SM620 SM624,SD620 使用できません。
ドライブ3(標準RAM)容量(1Kバイト単位) SD622 SD618,SD619(デバイス/ラベルメモリ(ファイル 格納エリア)容量)
ドライブ4(標準ROM)容量(1Kバイト単位) SD623 SD622,SD623(データメモリ(ドライブ4)容量) ドライブ3/4使用状況 SD624 SD614(デバイス/ラベルメモリ(ドライブ3)使用状
ファイルレジスタ情報 SM640,SD640 SD647 使用できません。 ファイルレジスタブロックNo. SD648 SD312
コメントファイル情報 SM650,SD650 SD656 使用できません。 バックアップ/リストア情報 SM671,SM675,SM676,SM691,SM692,
SD671 SD679,SD689 SD694,SD696 SD699 使用できません。 プログラムメモリ・標準ROM書込み情報 SM680 SM682,SD681 SD683,
SM685 SM687,SD686 SD688 SM628 SM630,SD629 SD631,SM632 SM634,SD633 SD635 標準ROMへの書込み命令実行回数指定 SD695 SD771
ブート運転情報 SM660,SD660 SD666 使用できません。 パラメータ有効ドライブ情報 SD670 使用できません。
EIフラグ SM715 使用できません。
ブロック比較 SM716 SM718 SM704 IMASK命令マスクパターン SD715 SD717,SD781 SD793 SD1400 SD1415 コメント読出し完了フラグ SM720 使用できません。 ファイルアクセス中 SM721 SM753
BIN,DBIN命令エラー不可フラグ SM722 SM754
SFCコメント読出し命令実行中フラグ SM735 使用できません。 リフレッシュデバイス書込み/読出し命令実行中フ
ラグ SM739 使用できません。
スケーリング命令探索方法設定 SM750 SM755 PIDバンプレス処理・PIDリミット制限設定(完全微
分用) SM774,SD774,SD775 SM792,SD792,SD793 アキュームレータ SD718,SD719 使用できません。 COM命令実行時リフレッシュ処理選択 SD778 SD775
サンプリングトレース機能情報 SM800 SM805,SM826,SM829 使用できません。 デバッグ機能使用状態 SD840 使用できません。 オートロギング状態 SM841 使用できません。 "RAM ERROR"(エラーコード: 1161)発生時のデバイ
ス情報 SD927,SD928 使用できません。 リモートパスワード累積回数 SD979 SD999 U3En¥G320 U3En¥G340 AQ変換対応 SM1000 SM1255,SD1000 SD1255 使用できません。
使用IPアドレス SD1260 SD1265 U3En¥G50 U3En¥G65(自ノードIPアドレス) MACアドレス SD1266 SD1268 U3En¥G74 U3En¥G76(自ノードMACアドレス) 時刻設定機能(SNTP)用 SM1270,SD1270 SD1275*1 U3En¥G290 U3En¥G299*1
リモートパスワード不一致の累積回数クリア SM1273 使用できません。 コネクション強制無効化設定 SD1276,SD1277 U3En¥G280,U3En¥G281 オープン完了信号,オープン要求信号,受信状態信
号 SD1282,SD1284,SD1286 SD1504,SD1505,SD1506 内蔵Ethernetポート接続状態 SD1288 使用できません。 Ethernet基本タイムアウト時間 SD1289 使用できません。
IPアドレス変更機能用 SM1292 SM1297,SD1292 SM1299 SM1520 SM1523,SD1520 SD1527 内蔵Ethernet用通信プロトコル機能用*2 SM1354,SM1355,SD1359 SD1381 U3En¥G692,U3En¥G710 U3En¥G729
内蔵Ethernetポート用カウンタ SD1395 U3En¥G226(受信FIFOオーバーフロー回数) ヒューズ断ユニット SD1300 SD1331 使用できません。
入出力ユニット照合エラー SD1400 SD1431 使用できません。
データロギング設定 SM1940 SM2037,SD1940 SD2036 SM1210 SM1307,SD1210 SD1306 ホールドモード SM1500,SM1501 SM816,SM817
実行周期 SD1500,SD1501 SD816,SD817 プロセス制御命令詳細エラーコード,プロセス制御
命令発生エラー箇所 SD1502,SD1503 使用できません。 ダミーデバイス SD1506,SD1507 SD820,SD821 S.PIDP制御のバンプレス切換え機能 SD1508 SD818
*1 RnPCPUでは格納するデータが異なります。したがって,"GX Works2形式プロジェクトを開く"では自動変換されません。 *2 QnUDPVCPUのSM1355(内蔵Ethernet用通信プロトコル設定チェック要求)は,RnPCPUでは使用できません。
電源OFF検出フラグ SM1780 SM150 電源OFF検出状態 SD1780 SD150 電源故障検出フラグ SM1781 SM151 電源故障検出状態 SD1781 SD151 電源1用瞬停検出フラグ SM1782 SM152 電源1用瞬停検出カウンタ SD1782 SD152 電源2用瞬停検出フラグ SM1783 SM153 電源2用瞬停検出カウンタ SD1783 SD153
■
QnPRHCPUとRnPCPU(二重化モード)の相違点
QnPRHCPUとRnPCPU(二重化モード)における相違点を示します。
項目 QnPRHCPU RnPCPU(二重化モード)
診断エラー SD0 SD0
診断エラー発生時刻 SD1 SD3 SD1 SD7(最新自己診断エラー発生時刻)*1
エラー共通情報,エラー個別情報 SM5,SM16 使用できません。
エラー情報区分,エラー共通情報,エラー個別情報 SD4,SD5 SD15,SD16 SD26 SD80 SD143(詳細情報1 2)*1
エラー解除 SD50 使用できません。
バッテリ低下 SD51,SD52 使用できません。
CHK検出 SM80 使用できません。
CHK番号 SD80 使用できません。
ステップ移行監視タイマ設定値 SD90 SD99 使用できません。 ステップ移行監視タイマ起動 SM90 SM99 使用できません。 CH1伝送速度設定(RS-232) SD105 使用できません。 LED消灯指令,LED表示優先順位 SM202,SD202,SD207 SD209 使用できません。 PAUSE許可コイル SM206 使用できません。 時計データ SD210 SD213 SD210 SD216*1
表示器データ SD220 SD227 使用できません。 オンラインユニット交換中ユニット SD235 SD1602
ベースモード SD240 使用できません。
実装最大I/O読出し SM250 使用できません。 全局リフレッシュ指令 SM254 使用できません。 MELSECNET/10,MELSECNET/H情報 SM255 SM257,SM260 SM262,
SM265 SM267,SM270 SM272 SD254 SD274
使用できません。
CC-Linkエラー SM280,SD280,SD281 使用できません。 デバイス割付 SD290 SD304 SD260 SD285 通信処理確保時間 SD315 使用できません。 通常SFCプログラム実行状態 SM331 使用できません。 プログラム実行管理用
SFCプログラム実行状態 SM332 使用できません。 Ethernet情報 SD340 SD368 使用できません。 Ethernet命令受付状態 SD380 SD383 使用できません。 アクセス実行フラグ SM390 使用できません。 ユニットサービス間隔読出し SM551 使用できません。 初期・最小・最大スキャンタイム,END処理時間,
コンスタントスキャン待ち時間,スキャン実行タイ ププログラム実行時間
SD522 SD523,SD524 SD525,SD526 SD527,
SD540 SD541,SD542 SD543,SD548 SD549 SD518 SD519,SD522 SD523,SD524 SD525,SD526 SD527,SD528 SD529 (スキャン実行タイププログラム実行時間は使用 できません。)
サービス間隔測定ユニット SD550 使用できません。 サービス間隔時間 SD551 SD552 使用できません。 ドライブ1フラグ SM602 使用できません。 ドライブ1(メモリカードRAM)容量(1Kバイト単位) SD602 使用できません。
ドライブ2(メモリカードROM)容量(1Kバイト単位) SD603 SD606(SDメモリカード(ドライブ2)容量) メモリカード着脱許可フラグ SM609 使用できません。
ドライブ3/4種別 SM620 SM624,SD620 使用できません。
ドライブ3(標準RAM)容量(1Kバイト単位) SD622 SD618,SD619(デバイス/ラベルメモリ(ファイル 格納エリア)容量)
ドライブ4(標準ROM)容量(1Kバイト単位) SD623 SD622,SD623(データメモリ(ドライブ4)容量) ドライブ3,4使用中フラグ SM624 使用できません。
ファイルレジスタ ブロックNo. SD648 SD312
デバイスコメント使用中フラグ SM650 使用できません。 コメントファイル ドライブ SD650 使用できません。 コメントファイル名 SD651 SD656 使用できません。 ブート運転情報 SM660,SD660 SD666 使用できません。 メモリカードファイルレジスタアクセス範囲フラグ SM672 使用できません。 マスクパターン SD705,SD706 使用できません。 CHK命令優先順位フラグ SM710 使用できません。
EIフラグ SM715 使用できません。
IMASK命令マスクパターン SD715 SD717,SD781 SD793 SD1400 SD1415 ファイルアクセス中 SM721 SM753 BIN,DBIN命令エラー不可フラグ SM722 SM754
SFCコメント読出し命令実行中フラグ SM735 使用できません。 MSG命令受付フラグ SM738 使用できません。 PIDバンプレス処理・PIDリミット制限設定(完全微
分用) SM774,SD774,SD775 SM792,SD792,SD793 COM命令実行時リフレッシュ処理選択 SD778 SD775
サンプリングトレース機能情報 SM800 SM805,SM826 使用できません。 ヒューズ断ユニット SD1300 SD1331 使用できません。 入出力ユニット照合エラー SD1400 SD1431 使用できません。 ホールドモード SM1500,1501 SM816,817 ダミーデバイス SD1506,1507 SD820,821 S.PIDP制御のバンプレス切換え機能 SD1508 SD818
運転モード SM1510 SM1630
A系判別フラグ,B系判別フラグ SM1511,SM1512 SM1632,SM1633 デバッグモード運転中 SM1513 使用できません。 制御系判別フラグ,待機系判別フラグ SM1515,SM1516 SM1634,SM1635
CPU立ち上げ状態 SM1517 SM1637(系切替え検出(待機系から制御系)) 待機系から制御系へ切替え後1スキャンのみON SM1518 SM1643
前回制御系判別フラグ SM1519 SM1636 データトラッキング転送トリガ指定 SM1520 1583 SD1667 SD1670 二重化対応LED状態 SD1585 使用できません。 系切替え要因,系切替え不可要因 SD1588,SD1589,SD1601 SD1643,SD1644,SD1649 ネットワークユニットからの系切換え有無フラグ SM1590 SM1645
自系のネットワークユニットからの系切替え要求発
行ユニットNo. SD1590 SD1645(自系ネットワークユニットからの系切替え要求発行有無) 系切替え時の待機系側エラー検出無効フラグ SM1591 使用できません。
手動切換え許可フラグ SM1592 SM1646 待機系CPUの増設ベースユニットへのアクセス設定 SM1593 使用できません。 制御系から待機系へのメモリコピー開始フラグ・実
行中フラグ・完了フラグ SM1595,SM1596,SM1597 SM1653,SM1654,SM1655 メモリコピー先I/O No.,メモリコピーステータス SD1595,SD1596 SD1653,SD1654
制御系から待機系へのメモリコピー標準ROMコ
ピーフラグ SM1598 使用できません。
他系異常フラグ SM1600 SM1680
他系異常情報 SD1600 SD1648
制御系切替え命令引数 SD1602 SD1650(系切替え命令識別番号) 他系診断エラー有無,他系自己診断エラー有無 SM1610,SD1610,SM1611 SM1681,SD1681,SM1682 他系診断エラー発生時刻 SD1611 SD1613 SD1682 SD1688
他系エラー情報区分 SD1614 使用できません。 他系エラー共通情報 SD1615 SD1625 使用できません。
*1 RnPCPUでは格納するデータが異なります。したがって,"GX Works2形式プロジェクトを開く"では自動変換されません。
他系エラー共通情報有無,他系エラー個別情報有無 SM1615,SM1626 SM1683,SM1684 他系エラー個別情報 SD1626 SD1636 使用できません。 待機系エラー解除指令 SM1649 SM1679 待機系エラー解除指令 SD1649 使用できません。
他系動作情報 SD1650 SD1680
他系のネットワークユニットからの系切替え要求発
行ユニットNo. SD1690 SD1646(他系ネットワークユニットからの系切替え要求発行有無) 転送トリガ完了フラグ SM1700 SM1673
トラッキング異常検出回数 SD1700 SD1664 RUN中書込み二重化追従実行中のユーザ切替え禁止
/許可設定 SM1709 使用できません。
RUN中書込み二重化追従実行中の
デバイスメモリトラッキング転送有無 SM1710 SM1660 待機系RUN中書込み開始待ち時間 SD1710 使用できません。 トラッキング転送完了状況 SM1712 SD1775 SD1673 SD1676 電源OFF検出フラグ,検出状態 SM1780,SD1780 SM150,SD150 電源故障検出フラグ,検出状態 SM1781,SD1781 SM151,SD151
電源1/電源2用瞬停検出フラグ,検出カウンタ SM1782,SM1783,SD1782,SD1783 SM152,SM153,SD152,SD153 AQ変換対応 SM1000 SM1255,SD1000 SD1255 使用できません。
機能
QnUDPVCPU,QnPRHCPUとRnPCPUの機能の相違点を示します。
項目 QnUDPVCPUとRnPCPU(プロセスモード) QnPRHCPUとRnPCPU(二重化モード) QnUDPVCPU RnPCPU QnPRHCPU RnPCPU
SFCプログラム MELSAP3,MELSAP-L : GX Works2 : GX Works3 : GX Works2
非活性ブロックのRUN 中書込み
サンプリングトレース機能
標準ROMへのラッチデータバックアップ機能
メモリカードによるCPUユニット交換機能
モニタ モニタ条件の設定
実行条件付きデバイ ステスト
外部入出力の強制ON/ OFF
実行時間計測 スキャンタイム測定
MELSEC-Aシリーズ互
換機能 A互換1C/1Eフレームによるアクセス(AQ 変換SM/
SD(SM1000 SM1255/ SD1000 SD1255))
高速割込み機能 高速割込み(I49) (高速I/Oリフレッシュ, 高速バッファ転送設定)
I49割込み
(イベント実行タイププ ログラム(I49の割込み発 生をトリガに指定),プ ログラムごとのリフレッ シュ設定)
I49割込み
(イベント実行タイププ ログラム(I49の割込み発 生をトリガに指定),プ ログラムごとのリフレッ シュ設定)
サービス処理 サービス処理設定 デバイス/ラベルアクセ
スサービス処理設定 サービス処理設定 デバイス/ラベルアクセスサービス処理設定
データロギングファイル転送機能
マルチCPU機能 CPU共有メモリの自号 機動作情報エリア (U3En¥G0 )へのアク セス
マルチCPU間共有デバ イスのマルチCPU間高 速通信エリア(U3En¥ G10000 )
CPUバッファメモリアク
セスデバイスの定周期通 信エリア(U3En¥HG0 )
マルチCPU間高速通信 エリアを使用したリ フレッシュ (END処理 実行時のリフレッ シュ )
定周期通信エリアを使用
したリフレッシュ (マル チCPU間同期割込みプロ グラム(I45)実行時のリフ レッシュ )
ファイルパスワード 有効文字数 4 32文字
(ファイルパスワード32) 6 32文字 4文字 6 32文字 リモートパスワード 有効文字数 4文字 6 32文字 4文字 6 32文字 自己診断機能 エラーの解除 任意に指定した続行エ
ラーのエラー解除
現在発生している続行エ ラーの一括解除
任意に指定した続行エ ラーのエラー解除
現在発生している続行エ ラーの一括解除 MELSOFT接続拡張設
定 ネットワーク,局番によるアクセス
iQ Sensor Solution対応機能
低速実行タイププログラム スキャン実行タイプまた は定周期実行タイプで代 用
スキャン実行タイプまた は定周期実行タイプで代 用
エラー発生による割込みポインタ(I32 I40) イベント実行タイプで代
替え
*1 相違点の詳細は,下記を参照してください。
テクニカルニュースNo.FA-D-0171「MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点」 *2 使用可能なユニットは,下記を参照してください。
MELSEC iQ-R ユニット構成マニュアル
系の決定 トラッキングケーブルに
てA/B系を決定 GX Works3のオンライン操作にてA/B系を決定 運転モードの変更 •バックアップモード
•セパレートモード •デバッグモード
•バックアップモード •セパレートモード
トラッキング転送機能 転送可能デバイス/ラベ ル
•内部デバイス •ファイルレジスタ
転送可能デバイス/ラベ ル
•グローバルデバイス(
ファイルレジスタ含 む)
•ローカルデバイス •グローバルラベル •ローカルラベル
制御系から待機系へのメモリコピー機能 •エンジニアリング
ツールによるメモリ コピー
•特殊リレー,特殊レ
ジスタによるメモリ コピー
•エンジニアリング
ツールによるメモリ コピー
•特殊リレー,特殊レ
ジスタによるメモリ コピー
•自動メモリコピー (新
機能) オンラインユニット交換 •特殊リレー,特殊レ
ジスタを操作して交 換
•ダイレクト交換
•エンジニアリング
ツールによる交換 •特殊リレー,特殊レジスタを操作して交 換
•ダイレクト交換
A/B系の決定
QnPRHCPUでは,トラッキングケーブルのA系コネクタを装着したCPUユニットがA系に,B系コネクタを装着したCPUユ
ニットがB系に決定されます。
RnPCPU(二重化モード)では,GX Works3のオンライン操作にてA系/B系を決定します。
A/B系設定画面を示します。
トラッキングケーブルにA系/B系の区別があります。
(1) 自系に書き込む内容を選択します。
A
A
B
B
A系 B系
トラッキングケーブル
2.3 電源,ベース,I/Oユニット
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの二重化電源ユニットの相違点を示します。それ以外の電源ユニット,ベース
ユニット,およびI/Oユニットの相違点については,下記を参照してください。
テクニカルニュースNo.FA-D-0171「MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点」
二重化電源ユニット
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの二重化電源ユニットの相違点を示します。
2.4 インテリジェント機能ユニット
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズのインテリジェント機能ユニットの相違点については,下記を参照してくださ
い。
テクニカルニュースNo.FA-D-0171「MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点」
項目 MELSEC-Qシリーズ MELSEC iQ-Rシリーズ
端子ネジサイズ M3.5 M4.0
外形寸法 98(H)83(W)115(D)[mm] 106(H)54.6(W)110(D)[mm] POWER LED表示 緑点灯: 正常(DC5V出力時(通常動作時),20ms以内の瞬停時)
赤点灯: 電源ユニット故障(DC5V異常,過負荷,内部回路故障時) 消灯: 外部AC/DC入力断,ヒューズ断,停電(20ms以上の瞬停含)
緑点灯: 正常(DC5V出力時(通常動作時),20ms以内の瞬停時) 赤点灯:
2.5 情報ユニット,ネットワークユニット
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの二重化システム構成時の相違点を示します。その他の一般事項については,
下記を参照してください。
テクニカルニュースNo.FA-D-0171「MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点」
Ethernetインタフェースユニット
MELSEC-Qシリーズ(QJ71E71-100)とMELSEC iQ-Rシリーズ(RJ71EN71)のEthernetインタフェースユニットの相違点を示しま
す。
パラメータ
■
二重化グループ設定
MELSEC iQ-Rシリーズでは"システムパラメータ"-"二重化ユニットグループ設定"を選択してください。
ネットワークパラメータ設定画面を示します。
システムパラメータ設定画面を示します。
項目 MELSEC-Qシリーズ MELSEC iQ-Rシリーズ
二重化グループ設定 ネットワークパラメータ
•グループ設定
システムパラメータ
機能
■
ポートグループ設定
MELSEC iQ-Rシリーズでは"ポートグループ設定"により,片方のポートが通信異常となっても,もう一方のポートで通信が
できる場合に,系切替えを行わずに制御系での通信を継続できます。
■
両系IPアドレス同一設定機能
MELSEC iQ-Rシリーズでは"両系IPアドレス同一設定機能"により,A系とB系で共通のIPアドレス(制御系IPアドレス)を使用す
ることができます。これにより,系切替えが発生しても外部機器側で接続先(IPアドレス)を変更することなく,制御系と通
信できます。
項目 MELSEC-Qシリーズ MELSEC iQ-Rシリーズ
二重化グループ設定 二重化ユニットグループ設定 二重化グループ設定 二重化ユニットグループ設定に名称を変更。 ポートグループ設定 使用できません。 新機能を追加。
項目 MELSEC-Qシリーズ MELSEC iQ-Rシリーズ
CC-Link IEフィールドネットワークマスタ・ローカルユニット
MELSEC-Qシリーズ(QJ71GF11-T2)とMELSEC iQ-Rシリーズ(RJ71GF11-T2/RJ71EN71
*1)のCC-Link IEフィールドネットワーク
マスタ・ローカルユニットの相違点を示します。MELSEC iQ-Rシリーズの詳細は,下記を参照してください。
MELSEC iQ-R CC-Link IEフィールドネットワークユーザーズマニュアル(応用編)
*1 RJ71EN71は,パラメータ設定によりCC-Link IEフィールドネットワークとEthernetを切り替えて使用できます。
システム構成
CC-Link IEフィールドネットワークの二重化システムには,下記の構成があります。
■
マスタ局二重化
マスタ局二重化では,マスタ局(1),サブマスタ局(2)をトラッキングケーブルで接続します。制御系のマスタ局に異常が発
生した場合に,待機系のサブマスタ局に制御を切り替え,スレーブ局の制御,およびデータリンクを継続します。
■
スレーブ局二重化
スレーブ局二重化では,1つのネットワーク回線にスレーブ局を二重化して接続します。制御系のスレーブ局(1)に異常が発
生した場合に,待機系のスレーブ局(2)に制御を切り替え,スレーブ局側の制御,およびデータリンクを継続します。
システム構成 MELSEC-Qシリーズ MELSEC iQ-Rシリーズ
RJ71EN71 RJ71GF11-T2
マスタ局二重化 使用できません。 使用できません。 マスタ局を二重化システムで構成します。 スレーブ局二重化 スレーブ局を二重化システムで構成します。
回線二重 制御系と待機系を別のネットワークで構成し,ネットワーク回線を二重化 します。
(1) (2)
■
回線二重
回線二重では,ネットワーク回線を2つ用意し,スレーブ局をそれぞれのネットワーク回線に接続します。(両系のマスタ・
ローカルユニットはそれぞれのネットワークのマスタ局として動作します。)
制御系のネットワーク(1)に異常が発生した場合に,待機系のネットワーク(2)に制御を切り替え,二重化システムの制御,
およびデータリンクを継続します。
スレーブ局には二重化システムで構成したリモートヘッドユニットのみ使用できます。
専用命令
CC-Link IEフィールドネットワーク用命令の相違点については,下記を参照してください。
テクニカルニュースNo.FA-D-0171「MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点」
パラメータ
CC-Link IEフィールドネットワークのパラメータについて,相違点を示します。
*1 パラメータの詳細については,下記を参照してください。
テクニカルニュースNo.FA-D-0171「MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点」
■
二重化設定
二重化システム対応機能の設定をします。
ユニットパラメータ設定画面を示します。
項目 設定箇所
MELSEC-Qシリーズ MELSEC iQ-Rシリーズ
ネットワーク構成設定 ネットワークパラメータ ネットワーク構成設定 ユニットパラメータ ネットワーク構成設定*1
ユニット動作モード設定 モード ユニット動作モード設定*1
機能
CC-Link IEフィールドネットワークの機能について,相違点を示します。
■
二重化システム対応機能
二重化システム対応機能は,マスタ・ローカルユニットまたはリモートヘッドユニットを二重化し,制御系で異常が発生し
ても,新制御系でデータリンクを継続することで,システムの信頼性を向上させる機能です。
■
系切替え動作
二重化システムは,制御系が異常となった場合,制御系と待機系の系切替えを行います。
CC-Link IEフィールドネットワークでは,系切替え後に新制御系へ送信データが引き継がれることで,データリンクを継続
します。
•
マスタ局二重化
制御系で異常が発生した場合,二重化システムで系切替えが発生します。
マスタ局(1)はマスタ動作を停止し,新制御系に切り替わったサブマスタ局(2)がマスタ動作を引き継ぎ,制御を継続します。
•
スレーブ局二重化
制御系で異常が発生した場合,二重化システムで系切替えが発生します。
制御系のスレーブ局(1)はデータ送信を停止し,新制御系に切り替わったスレーブ局(2)が送信データを引き継ぎ,データリ
ンクを継続します。
項目 MELSEC-Qシリーズ MELSEC iQ-Rシリーズ
二重化システム対応機能 使用できません。 ■二重化システム対応機能
•系切替え動作
•制御系CPUユニットへの系切替え要求
(1)
(2)
(1)
•
回線二重
回線二重の構成では,ネットワーク回線を2つ用意し,スレーブ局をそれぞれのネットワーク回線に接続します。(両系のマ
スタ・ローカルユニットはそれぞれのネットワークのマスタ局として動作します)
制御系で異常が発生した場合,二重化システムで系切替えが発生します。
系切替えによって新制御系に切り替わったネットワークが制御を継続します。
■
制御系CPUユニットへの系切替え要求
制御系に装着されたマスタ・ローカルユニットがネットワーク異常を検出したときに,制御系CPUユニットに系切替え要求
を発行します。
•
系切替え監視対象局
系切替え監視対象局を設定すると,制御系に装着されたマスタ・ローカルユニットが,監視対象となったスレーブ局との通
信異常を検出したときに,制御系のCPUユニットに系切替え要求を発行できます。
これにより,系切替え監視対象局との通信を優先して継続できます。
断線によりマスタ局と系切替え監視対象局(1)との通信が継続できなくなるため,系切替え要求を発行します。新制御系と
なったサブマスタ局で系切替え監視対象局との通信を継続します。
系切替え要因 説明
中度異常・重度異常およびハードウェア異常 マスタ・ローカルユニットが処理を継続できない異常を検出した場合,制御系CPUユニットへ異常を 通知して系切替え要求を発行します。
データリンク異常 データリンク異常状態が, 応用設定 の サイクリック補助設定 で設定した系切替え監視時間以上継 続した場合,制御系CPUユニットに系切替え要求を発行します。
系切替え監視対象局との通信異常 系切替え監視対象局との通信異常が 応用設定 の サイクリック補助設定 で設定した系切替え監視時 間以上継続した場合,制御系CPUユニットに系切替え要求を発行します。
スレーブ局の異常(回線二重のみ) 回線二重の構成で,スレーブ局の異常が 応用設定 の サイクリック補助設定 で設定した系切替え監 視時間以上継続した場合,制御系CPUユニットに系切替え要求を発行します。
制御系
CC-Linkシステムマスタ・ローカルユニット
MELSEC-Qシリーズ(QJ61BT11N)とMELSEC iQ-Rシリーズ(RJ61BT11)のCC-Linkシステムマスタ・ローカルユニットの相違点
を示します。
パラメータ
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズで,二重化に関してのパラメータに相違はありません。
機能
■
二重化システムで使用する際のプログラム
RnPCPU(プロセスモード/二重化モード)ではI41(エラー発生割込み)が使用できないため,SM1644(系切替え後1スキャンのみ
ON(制御系から待機系)を使用したプログラムに変更する必要があります。この場合,プログラムブロックを新規に追加し,
両系プログラム実行設定を「両系実行」に設定してください。
強制マスタ切替えプログラムを示します。
強制マスタ切替えプログラムを示します。
項目 MELSEC-Qシリーズ MELSEC iQ-Rシリーズ
二重化システムで使用する際の
プログラム I41(エラー発生割込み)を使用し,強制マスタ切替えを行います。 両系実行のプログラムで,SM1644(系切替え後1スキャンのみON(制御系から待機系))を使用し,強制マスタ切替えを 行います。
(1) メインルーチンプログラムを終了する。 (2) CC-Linkの強制マスタ切換え(SB000C)をONする。 (3) 割込みプログラムを終了する。
(1)
(2)
3 MELSEC QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの仕様差異一覧
3.1 CPUユニット
QnUDPVCPUおよびQnPRHCPUと,RnPCPU(プロセスモード/二重化モード)の仕様差異を示します。
QnUDPVCPUとRnPCPU(プロセスモード)の仕様差異
機能名 使用可否
QnUDPVCPU RnPCPU(プロセスモード)
システム構
成 ユニット装着台数 下記ユニット以外
: 最大64台 : 最大64台 Ethernetユニット : 最大4台 : 最大64台
CC-Link IEコントローラネットワークユ ニット
: 最大4台 : 最大8台/最大32台(マルチCPU構成 時)
CC-Link IEフィールドネットワークユ ニット
: 最大8台(専用命令使用時は最大64 台)
: 最大8台/最大32台(マルチCPU構成 時)(専用命令使用時は最大64台) CC-Linkユニット : 最大8台(専用命令使用時は最大64
台)
: 最大8台/最大32台(マルチCPU構成 時)(専用命令使用時は最大64台) ユニット装着枚数
(Qシリーズ) MELSECNET/Hユニット
: 最大4台
割込みユニット(エンジニアリングツー ルによる設定なし時)
: 最大1台 : 最大1台/最大4台(マルチCPU構成時 )
使用可能ユニット MELSEC iQ-Rシリーズユニット
MELSEC-Qシリーズユニット : 一部ユニット使用制限あり MELSEC-AnS/Aシリーズユニット : 一部ユニット使用制限あり
バス接続によるGOT : (Ethernetで接続してください) 増設ベースユニット段数 : 最大7段(コネクタピンで設定) : 最大7段(自動認識)
増設ケーブル総延長 : 最大13.2m : 最大20m プログラミ
ング プログラミング言語 ラダーダイアグラム(LD)
シーケンシャルファンクションチャー ト(SFC)
*1
ストラクチャードテキスト(ST)
ファンクション・ブロック・ダイアグ ラム(FBD)/構造化ラダー
ファンクションブロック(FB)
プログラム実行タ
イプ 初期実行タイプ
スキャン実行タイプ
定周期実行タイプ
待機タイプ
イベント実行タイプ : 新機能
入出力点数[X/Y] : 4096点 : 4096点
ユーザデバイス : デバイス変更あり
ファイルレジスタ : 標準RAMへ設定可能 : 拡張データレジスタ/拡張リンクレ
ジスタなし
システムデバイス : SM/SD番号の一部に変更あり
コンスタントスキャン : 0.5 2000ms(0.1ms単位) : 0.2 2000ms(0.1ms単位) 定周期割込み I28 I31 : 0.5 1000ms(0.5ms単位) : 0.5 1000ms(0.5ms単位) I49 : 0.1 1.0ms(0.1ms単位) : 0.05 1000ms(0.05ms単位)
メモリ容量 プログラム容量 : 10K,15K,20Kステップ : 80K,160K,320K,1200Kステッ
プ
プログラムメモリ : 40K,60K,80Kバイト : 320K,640K,1280K,4800Kバイ ト
標準RAM,デバイス/ラベルメモリ : 128Kバイト : 1188K,1720K,2316K,3380Kバ イト