平成29年度まちづくり懇談会会議録 【横地地区】
日 時 平成29年10月27日(金) 19:00~20:30
会 場 横地地区センター
参加者 45人
※「人口減少社会におけるわがまちの子育て支援~目指すは住みよさナンバー
1~」と題した説明のあと、参加者の皆さまとの懇談(質疑応答)に入りま
した。
※会場からのご意見・ご質問
●奥横地 男性
移住・定住、それから農業を基幹産業として、これから推進・発展していく
という説明がありましたが、その中での要望事項です。
まず1つが、水田の基盤整備ですが、私の住んでいる奥横地から横地地区セ
ンターの周辺に関しては、戦後間もなくの基盤整備がされて以降、手がはいっ
ていません。
地区センターは、避難所として指定されています。そういった関係からも、
周辺の基盤整備や排水・治水対策をしていただければと思います。
基幹作物のブランド化を目指すとの説明がありました。その中で、芽キャベ
ツは、JA夢咲管内で全国シェアの8割を占める作物です。これを根付かせるた
めにも、水田の排水対策をしてもらいたいです。
次に若者の就農についてです。自分のところに手伝いにきている男性がいて、
知識とやる気があるのですが、経験や財力がないため独立したくてもできない
のが現状です。その支援のためにも、空き家の利用ができる制度を整備してく
れれば、住宅確保の助けになるのではないかと思います。
自分の孫が待機児童になっています。保育所の整備をこれからも尽力してい
ただければと思います。こういったものが整えば、農業女子の増加にもつなが
ると思います。
農業は、障がい者雇用にも有効な産業であると考えます。障がい者雇用拡大
のためにも、農業に対する支援をお願いします。
○市長からの回答
菊川市では、農産物のブランド化や若い人、農業女子の就農に力をいれてや
めています。ぜひ、今までの○○さんの経験をいろいろ教えていただいて、行
政としても取り組んでいきたいので、よろしくお願いします。
○建設経済部長から回答
菊川市の農用地の割合は30数%と大きいウェイトを占めています。
土地所有者が耕作できない農用地の中間管理ですが、耕作できない土地を中
間管理機構にいったん預けて、そこから土地を借りてもらうという仕組みがあ
ります。現在動いているのは内田地区と河東地区です。さらに、今話があるの
は西横地地区と小笠地域です。広大な面積となり、財源の問題もありますが、
内部で検討しながら進めていきたいと思います。
芽キャベツの話ですが、特産物として、芽キャベツや今売りに出している茶
まめ、現在研究中のオリーブがあります。茶まめは、収益が上がっていること
が実証されていますが、季節的なものがあります。その点、芽キャベツは水田
の裏作として、冬場にやれるというメリットがあります。できるだけ広めてい
きたいと思っていますが、ほ場の問題があるので、今後内部で検討していきま
す。
農業生産法人と懇談する機会がありました。一歩を踏み出せない人を農業法
人で受け入れてもらい、知識や技術を身に付けてもらう仕組みを作れないか話
をしたところです。その仕組み作りについても検討を進めていきます。
○企画財政部長から回答
空き家バンクの関係ですが、市が直接ではないのですが、市のホームページ
で物件を扱っている3つの仲介業者のサイトをリンクしています。市が直接紹
介すると法的に問題が出てくる部分があるし、ノウハウがありませんので、民
間の事業者の手を借りて、空き家を紹介できるような方法を模索している状態
です。現在、ホームページにリンクしているサイトでは、菊川市の情報が少な
いので、これから実のある情報をどう提供していくか検討していきます。
○教育文化部長から回答
今年4月1日、待機児童数が静岡県全体で 456 人。その内6名が菊川市から
出ている。456人の内、0~2歳が94%と大半を占めています。
市としては、認定こども園化や、小規模保育の利用を検討するなどして待機
●段横地 男性
子育てしやすいまちということですが、菊川市で育った子どもたちが、学校
を卒業した時に菊川市に戻ってくるか考えた時に、働く場所があるかというこ
とが課題になってくると思います。そのところをどう考えているかお聞きした
いです。
○市長からの回答
働く場所がなければ、住環境をどんなによくしても、若者は帰ってこれない
ので、働く場所については、総合戦略の中でも考えています。
企業進出した際の土地購入代の 20%を上限に補助する、あるいは減免をする
などの優遇措置をしています。
企業が拡張したい、人がほしいといった場合の連携もしています。
○建設経済部長からの回答
菊川市に進出してきている企業として、最近は運送業で、小笠地区で言えば
イトー急行さん、和田地区に日発運輸さんです。雇用を多く生み出すかといえ
ば難しいところではあります。企業とは別ではありますが、再生可能エネルギ
ー事業で太陽光発電の関係の開発が多いです。
本市では、新規事業者の進出と既存事業者の支援という2つの観点の両方が
重要だと考えています。市内の既存企業については、設備投資や拡張、新たな
採用を考えているという一時期よりいい傾向にあるようです。そういった中で、
土地探しや開発の許可が市内企業からも来ているので、情報提供や、審査・許
可を、スピード感を持って行っていきたいです。しかし、農地法に絡む土地が
多く、農地転用が関係することが多いので、スピード感が市と企業で合わない
ことがあると思いますが、出来るだけ支援をしていきます。
新規事業者については、昔は工業地域に進出する場合のみに、土地代や雇用
人数に対する支援をしていました。これを工業地域だけではなく、全域に広げ
ていきます。実質的に県と半分ずつ出すことになりますが、最大で1億円、県
と市で 5,000 万円ずつになります。あくまで最大ということですが、立地の支
援を進めています。
現在、他市町村の事例を参考に検討を進めていますが、設備投資をした際に
固定資産税を何らかの形で還元できないか考えています。財政面での課題があ
●段横地 男性
農地転用の関係が難しいとは言われますが、特区などでやりやすくすること
はできないのでしょうか。
○市長からの回答
特区は非常に難しいと思います。
農地転用も簡単なところと難しいところがあります。土地改良事業が絡んだ
ところはとても難しいです。
適正な土地利用をどのように進めていくか庁内でも検討をしています。
市では、農業を守りつつ、工業や商業を誘致して、市内の活力を高めていき
たいと考えています。相反するところではありますが、農地を商業地や工業地
に変えるいい手があれば、知恵を出して、国や県に働きかけをして進めていけ
ればと思います。
青地だから諦めるのではなく、有効に利用できる土地があれば、地域の皆さ
んと行政が共に知恵と汗を出しながらやっていくつもりですので、その時は、
ご指導とご理解をよろしくお願いします。
○建設経済部長からの回答
特区指定は非常に難しく、例えば、第二東名沿いは国指定の特区を県が進め
ています。それ以外が、津波対策で海岸沿いの特区があります。
内陸、中間部については、なかなか国や県の特区の許可が下りない、まずで
きないというのが現状です。
農地は、茶畑は畑総、水田なら大井川から水をいただいている、国の補助金
を受けて農業投資をしている関係があって、農業を簡単にやめるということが
できません。
農業を守りつつ、開発も進めるというのは時間がかかります。スケジュール
を提示できれば、企業の進出の計画も立てられると思いますので、その辺を今
整理しているところです。
●三沢 男性
地元の消防団や祭青年に入っています。
若者の入団者が少なく、地域の担い手が減少していると感じています。若者
を増やすためにも、義務教育の段階で、子どもに活動内容を周知したり、地域
に愛着を持ってもらうような教育をしたりすることが大切だと思います。
○教育文化部長からの回答
資料の16ページを見てもらいますと、中学生ふるさと未来塾というのがあり
ます。中学校を対象にしたキャリア教育で、市内にどういった企業があるか周
知するために市内3中学校で開催しました。
内容としては、市内の企業の方が中学校に出向き、どんな仕事をしているか、
社会貢献としてどんなことをしているかといった、会社のPRをしてもらってい
ます。
市内の企業を知ってもらうことで、県外の大学に進学した若者を菊川市に戻
って来てもらうという取り組みです。中学生も大変関心を持っており、効果的
な事業だと思っております。市内の子どもが市内で働いてもらうという取り組
みを進めていています。
○消防長からの回答
消防団については、入団者が減少していることが全国的にも言われています。
菊川市の定数が 364 人ですが、現在団員数が 322 人と定数を割っています。横
地地区については、定員 20 名で団員数が 20 名ということで、大変感謝してい
ます。
対象者が減っていることも事実です。活動が献身的であり、地域の皆さまの
ご理解が必要ですので、よろしくお願いします。
本年度から、団の再編をして、分団名を横地地区では「横地分団」とし、よ
り地域をイメージできる名前にしまして、地域と連携を強化していきたいと考
えています。
各戸に「きくしょう」という広報紙を年1回発行しています。その中で紹介
していますが、「わくわく消防体験プログラム」を開催し、保育・幼稚園児や小
学生の親子約 150 人に参加してもらいました。そこで、救急蘇生体験や放水体
験、煙体験、消防車の乗車体験を行い、消防の大切さを知ってもらったり、防
火意識を小さい頃から持ってもらったりする取り組みをしています。他にも、
施設見学を開催や、子どもに夜警の同行してもらうなどの取り組みを行ってい
ます。
●奥横地 男性
交流促進ということで、農業体験ツアーが挙げられています。
横地小学校では、5年生を対象に田植えや稲刈りを、田んぼを借りて行って
農業体験ツアーも大切ですが、小学生など地域の子どもたちが将来農業に携
わることもありますので、そういった小学生やその親と農業の交流が大切だと
思います。
そういう時に使う電気柵は、無償で貸し出すということを考えていただけれ
ばと思います。
○建設経済部長からの回答
イノシシについてですが、市から猟友会に委託して、捕獲などしていて、昨
年は70頭でした。
小学校に電気柵を貸し出すという話がありましたが、以前違法電気柵の事故
がありました。市では、現在、設置した箇所については現場確認・安全確認の
指導を実施した上で、設置をしてもらっています。知識がないと大きな事故に
つながるため、子どもの多いエリアへの貸し出しは難しいと考えています。事
故以降は、県からも、電気柵を安全に取り扱うために、市が見回りをしたり、
設置者に指導をしたりしなければならないと言われています。