新妻さんの自宅周辺には、庭木や草花のほ かにも季節の移り変わりを教えてくれるもの が沢山あります。私たちが訪れた日は、庭先 の塀の上に、沢庵漬用の大根が干してありま した。昔ながらの沢庵は評判が良く、地域の 人を集めて、公民館で講習会を開くほどです。
十六ささげ、白いんげん、親孝行豆、黒じゅ うねんなど、新妻さんは多くの伝統野菜の種 を受け継ぎ、お母さんとともに栽培を続けて います。白いんげんの羊羹、親孝行豆の天ぷ らとおふかし、じゅうねんだれなど、種とと もに受け継いだ伝統野菜のレシピも新妻さん の大切な宝物です。
自らが主宰していた直売所 大久日曜市 は、震災後残念ながら閉店してしまいました が、食を通して人と触れ合う機会が多かった 新妻さんにとって、「美味しい」、「また食べ たい」という声は、農作物を栽培する上で何 よりのエネルギーとなっています。収穫や採 種に手間がかかる伝統野菜についても「自分 が食べたいから作っているだけ」と新妻さん は笑顔で語ります。
永く作っていれば良い時も悪い時もある。 けれど、伝統野菜を作り続けてきたことで、 新しい出会いもある。伝統野菜の栽培には、 不思議な魅力があると強く感じます。
新 妻 ゆき子 さ ん
伝統野菜栽培者
31 30
▲ 新妻さんの畑は遠くに海が見える眺め のよい高台にある。
11月にハウス内で黒じゅうねんの乾燥 ▲ 具合を確認している新妻さん。
水洗いした黒じゅうねんを干している様子
新妻さんの自宅周辺には、庭木や草花のほ かにも季節の移り変わりを教えてくれるもの が沢山あります。私たちが訪れた日は、庭先 の塀の上に、沢庵漬用の大根が干してありま した。昔ながらの沢庵は評判が良く、地域の 人を集めて、公民館で講習会を開くほどです。
十六ささげ、白いんげん、親孝行豆、黒じゅ うねんなど、新妻さんは多くの伝統野菜の種 を受け継ぎ、お母さんとともに栽培を続けて います。白いんげんの羊羹、親孝行豆の天ぷ らとおふかし、じゅうねんだれなど、種とと もに受け継いだ伝統野菜のレシピも新妻さん の大切な宝物です。
自らが主宰していた直売所 大久日曜市 は、震災後残念ながら閉店してしまいました が、食を通して人と触れ合う機会が多かった 新妻さんにとって、「美味しい」、「また食べ たい」という声は、農作物を栽培する上で何 よりのエネルギーとなっています。収穫や採 種に手間がかかる伝統野菜についても「自分 が食べたいから作っているだけ」と新妻さん は笑顔で語ります。
永く作っていれば良い時も悪い時もある。 けれど、伝統野菜を作り続けてきたことで、 新しい出会いもある。伝統野菜の栽培には、 不思議な魅力があると強く感じます。
新 妻 ゆき子 さ ん
伝統野菜栽培者
31 30
▲ 新妻さんの畑は遠くに海が見える眺め のよい高台にある。
11月にハウス内で黒じゅうねんの乾燥 ▲ 具合を確認している新妻さん。
水洗いした黒じゅうねんを干している様子
33 32
作り方
①鍋またはフライパンでじゅうねんをから炒りし、2~3粒 パチパチと弾けたら火からおろす。
②①をすり鉢でよく擦り、その他の材料を全て加えなめらか になるまで混ぜ合わせる。(砂糖の分量はお好みで調整し てください。)
③餅、団子などにかけて食べる。(写真は蒸かした里芋にじゅ うねんだれをかけたもの)
じゅうねんだれ
【材料】
もち米 1 升
親孝行豆 1 合
作り方
①親孝行豆を鍋に入れ、豆がかぶる位の水に半日浸けておく。
②①を火にかけて 30 分ほど煮る。この時あまり軟らかくし ないのがこつ。煮汁は後で使うのでとっておく。
③もち米 1 升は 8 時間くらい水に浸けたあと、ザルにあけ水 気を切っておく。
④沸騰した蒸し器にもち米を入れ強火で 20 分ほど蒸かす。 この時、豆を一緒に蒸かしても良いが、蒸かし上がりに豆 の形を残したい場合は途中から投入するのが良い。投入の タイミングは好みの豆の硬さで調整する。
⑤いったん火からおろし、豆の煮汁をまんべんなくかける。
⑥再び火にかけ 15 ~ 20 分蒸かす。
⑦半切り等の容器にあけ、へらで全体を混ぜれば出来上がり。
※⑤の打ち水のことを「しとぶつ」と言うことがあります。 これは「湿(しつ)を打つ」からきた方言のようです。
親孝行豆のおふかし
【材料】
じゅうねん 1合
砂糖 大さじ2
しょう油 大さじ1
みそ 大さじ1
酒 大さじ1
みりん 大さじ 1/2
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作り方
①鍋またはフライパンでじゅうねんをから炒りし、2~3粒 パチパチと弾けたら火からおろす。
②①をすり鉢でよく擦り、その他の材料を全て加えなめらか になるまで混ぜ合わせる。(砂糖の分量はお好みで調整し てください。)
③餅、団子などにかけて食べる。(写真は蒸かした里芋にじゅ うねんだれをかけたもの)
じゅうねんだれ
【材料】
もち米 1 升
親孝行豆 1 合
作り方
①親孝行豆を鍋に入れ、豆がかぶる位の水に半日浸けておく。
②①を火にかけて 30 分ほど煮る。この時あまり軟らかくし ないのがこつ。煮汁は後で使うのでとっておく。
③もち米 1 升は 8 時間くらい水に浸けたあと、ザルにあけ水 気を切っておく。
④沸騰した蒸し器にもち米を入れ強火で 20 分ほど蒸かす。 この時、豆を一緒に蒸かしても良いが、蒸かし上がりに豆 の形を残したい場合は途中から投入するのが良い。投入の タイミングは好みの豆の硬さで調整する。
⑤いったん火からおろし、豆の煮汁をまんべんなくかける。
⑥再び火にかけ 15 ~ 20 分蒸かす。
⑦半切り等の容器にあけ、へらで全体を混ぜれば出来上がり。
※⑤の打ち水のことを「しとぶつ」と言うことがあります。 これは「湿(しつ)を打つ」からきた方言のようです。
親孝行豆のおふかし
【材料】
じゅうねん 1合
砂糖 大さじ2
しょう油 大さじ1
みそ 大さじ1
酒 大さじ1
みりん 大さじ 1/2