上監委告第 9 号
地方自治法第199条第4項の規定により、定期監査を実施したので、同条第 9 項の規定に より、その結果を公表する。
平成22年5月17日
上越市監査委員 大 原 啓 資
上越市監査委員 勝 島 朝 子
上越市監査委員 瀧 澤 逸 男
記
第1 監査の種類 定 期 監 査
第2 監査の対象 文化振興課、道路課、雪対策室、産業振興課、産業立地課
中郷区総合事務所( 総務・地域振興グループ、 教育・文化グループ)
第3 対 象 年 度 平成21年度
第4 監査の方法 提出された資料に基づき、帳簿、書類の全部又は一部を抽出調査する とともに、担当職員の説明を聴取した。
第5 監査の期間 平成22年4月5日 ∼ 平成22年5月8日
第6 監査の結果 別紙指摘事項のほか、概ね適正であった。
課室名 監査の結果
文化振興課 歴史資源活用推進事業で取得した、本町 3 丁目地内の土地・建物に係 る事務手続きは、財務規則第 208 条第 2 項の定めに基づき、用地管財課 に依頼したものであるが、所有権移転登記の申請が買入代金の支払いか ら 19 日後となっており、「登記又は登録を要する公有財産を取得したと きは、その登記又は登録の完了後でなければ、買入代金を支払ってはな らない。」とする財務規則第 211 条の定めに沿った処理となっていない。
土地の買入代金の先払いについては、売買契約書において「所有権移 転登記は、売買代金の支払い後、市が行う」と定められており、市と土 地所有者双方の協議の結果によるものとして理解するものの、代金支払 いから所有権移転登記申請までに 19 日を要していることについては疑義 がある。
財務規則第 211 条の規定の趣旨からも、所有権移転登記申請は支払日 と同日とすべきであり、それができるよう、事業の所管課と財産取得手 続きの実施課等と連絡を密にするなど、予め必要な準備をしておくべき である。
実際の事務処理では、登記に向けた調査を代金の支払日と同日に開始 したところ、土地と合わせて所有権移転登記をしようとした建物の一部 に保存登記がされていない事などが判明し、速やかな移転登記ができず、 事務の更なる遅れにつながっている。
建物は前述の土地所有者から寄附により譲り受けたものであるが、そ の登記事項については、寄附の申し出に先立ち「全部事項証明書」が提 出されており、これを十分に確認しておくことで、土地の買入代金の支 払い前に登記に必要な修正事項が把握できたものと思われる。
不動産の取得にあっては多額の市税を投じるものが多く、その予算の執 行にあたっては、特に慎重な取り扱いが求められる。今後、同様の事務執 行にあたっては、財務規則等の定めに基づき、その趣旨を理解され事前の 調査等を十分に行い、必要な手続きが速やかに行えるよう改善されたい。