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健康福祉局 福祉推進部 平成18年3月30日 堺市監査委員公表 第15号 堺市

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(1)

Ⅱ 健康福祉局 福祉推進部

1 堺市障害者福祉支援費制度移行事業経営資金貸付金

(1)制度の概要

市内における障害者福祉施設のうち、平成 15 年 4 月 1 日から身体障害者福祉法(昭

和 24 年法律第 283 号)又は知的障害者福祉法(昭和 35 年法律第 37 号)に基づく支援 費制度へ移行するものについて、移行後最初に支援費が支払われるまでに相当の日数 を要する(約 2 ヶ月)ことから、この間の経営資金を貸し付けることにより、事業の 安定的な運営を支援し、併せて支援費制度への円滑な移行と地域福祉の推進に資する ことを目的とした貸付制度である。

支援費制度への移行時には、独立行政法人福祉医療機構においても貸付制度が創設 されていたが、有利子であったため、高額な繰越金を有しない障害者福祉施設に対し て、市が独自に無利子の制度を創設したものである。

市の区域内において身体障害者福祉法又は知的障害者福祉法に基づく社会福祉施設

を運営している法人であって、平成 15 年 4 月 1 日以降「施設訓練等支援費」の対象と

なる施設を経営しているものが対象となり、4 法人に対して貸付けを実施している。 貸付けは支援費制度が導入された平成 15 年 4 月にのみ実施されており、平成 16 年 度においては、債権管理業務のみを行っている。

(2)根拠法令等

堺市障害者福祉支援費制度移行支援事業実施要綱

(3)所管部署

健康福祉局 福祉推進部 障害福祉課

(4)貸付金の全般的状況

【表Ⅱ−1】直近 3 年間の状況 (単位:千円)

新規貸付 期末残高

年度 期首残高

件数 金額

回収

件数 金額

平成14年度 − − − − − −

(2)

【表Ⅱ−2】直近 3 年間の回収状況 (単位:千円)

年度 調定額 収入済額 収入未済額 回収率

平成14年度 − − − −%

平成15年度 − − − −%

平成16年度 41,175 41,175 − 100.0%

(注)1.償還条件は、12 ヶ月間据置き後の平成 16 年 9 月末より 6 ヶ月ごとの 8 回均等償還である。

(5)実施した監査の手続

① 貸付実行業務については、4 件すべてについて借入申込書及び添付書類、貸付決定

通知書、借用書等関係書類を閲覧及び照合し、堺市障害者福祉支援費制度移行支援事 業実施要綱に準拠していることを検証した。また、貸付対象者、貸付金額について、 審査が適切に実施されているかを検討した。

② 債権管理業務については、平成 16 年度の償還金すべてについて収入金調定伺書、領

収済通知書及び返還額予定表等を閲覧及び照合し、約定どおりに償還されていること 及び適切に記帳されていることを検証した。

また、貸付先 4 法人の平成 16 年度の決算書を閲覧し、今後も約定どおりの回収が可

能であることを確認した。

(6)監査の結果及び意見

特記すべき事項は発見されなかった。

2 堺市小口更生資金貸付金

(1)制度の概要

市住民が一時的に生活困窮に陥ったとき、生活の安定と世帯の更生を図るための資

金を貸し付ける制度であり、昭和 39 年に堺市小口更生資金貸付基金が設置され、運用

されている。

葬祭、失業、離婚等により一時的に必要となる資金を、1 世帯当たり 250 千円を限 度に貸し付ける制度であり、この金額で生活の安定と世帯の更生が図れると認められ

た場合のみが対象となる。償還条件は貸付けから 2 ヶ月据置きで 25 ヶ月以内の月賦均

等償還と規定されており、有利子である。また、毎月の償還が可能な確実な収入のあ る者を対象としているが、保証人を付すことが求められている。

(3)

度があり、堺市社会福祉協議会が窓口となっている。大阪府の生活福祉資金貸付の場 合、限度額は 100 千円であるが無利子の小口生活資金のほか、資金使途が同様で限度 額が 250 千円を超えるものも多くある。各支所及び堺市社会福祉協議会の窓口では両 方の制度から市民の要望に応じた制度を紹介している。

(2)根拠法令等

堺市小口更生資金貸付基金条例

堺市小口更生資金貸付基金条例施行規則

(注)平成 17 年 4 月 1 日からは、審査の手続が改定されており、堺市小口更生資金貸付審査庁内委員会 要綱が施行されている。

(3)所管部署

健康福祉局 福祉推進部 社会援護課

市民人権局 各支所 保健福祉総合センター 生活援護課

(4)貸付金の全般的状況

【表Ⅱ−3】直近 3 年間の状況 (単位:千円)

新規貸付 期末残高

年度 期首残高

件数 金額

回収

件数 金額

平成14年度 49,348 41 9,750 7,448 358 51,649 平成15年度 51,649 26 5,910 6,920 356 50,638 平成16年度 50,638 13 2,850 5,953 339 47,535

(注)1.平成 14 年度の回収には、不納欠損処理額 200 千円を含めている。 (注)2.平成 13 年度以前の不納欠損処理額は、5 件 343 千円である。

【表Ⅱ−4】直近 3 年間の回収状況 (単位:千円)

年度 区分 調定額 収入済額 収入未済額 回収率

現年度 1,527 980 547 64.2% 過年度 47,173 6,468 40,704 13.3% 平成14年度

合計 48,700 7,448 41,251 14.9% 現年度 922 677 245 73.4% 過年度 48,059 6,243 41,815 13.0% 平成15年度

(4)

現年度 480 402 77 83.9% 過年度 48,342 5,550 42,792 11.5% 平成16年度

合計 48,822 5,953 42,869 12.2%

(注)1.現年度、過年度の区分については、小口更生資金年度別貸付償還調書に基づいている。 (注)2.平成 14 年度の収入済額には、不納欠損処理額 200 千円を含め、回収率の算定にあたっ

ては、収納済額から控除している。

(注)3.平成 16 年度の利子を含めた収入未済額は、43,855千円である。

(5)実施した監査の手続

① 貸付実行業務については、堺支所の平成 16 年度の貸付けから任意に抽出した取引に

ついて、借受申込書、貸付決定通知書、借用証書等関係書類を閲覧及び照合し、堺市 小口更生資金貸付基金条例及び堺市小口更生資金貸付基金条例施行規則に準拠して適 切に審査されたうえで、貸付決定及び貸付実行されているかを検証した。

なお、社会援護課では、面接相談、調査、貸付事務、償還事務及び滞納整理の各業

務について、実務をまとめた「小口更生資金事務処理の手引」(以下、「手引」という。)

を平成 17 年 1 月に作成している。この手引が、堺市小口更生資金貸付基金条例及び堺

市小口更生資金貸付基金条例施行規則に則して作成されているかを検討した。また、 抽出した取引について、この手引に則って適切に処理されていることを検証した。

② 債権管理業務については、堺支所の平成 16 年度の回収から任意に抽出した取引につ

いて、納入通知一覧表、貸付台帳、償還日報等関係書類を閲覧及び照合し、手引に則 って適切に回収処理されていることを検証した。

延滞債権については、堺支所の更生資金貸付台帳の閲覧及び担当者への質問により、

手引に則って、督促、滞納処理の記録及び不納欠損処理等が行われていることを検証 した。また、長期延滞債権が多く発生する経緯について、担当者に質問し、延滞債権 に対する対応が適切であるかを検討した。

③ 債権管理には、各支所の生活援護課管理の手書きの貸付台帳のほかに、アクセスで 構築された小口更生資金システムを運用しており、社会援護課と各支所の生活援護課

で別個に入力及びデータ管理を行っている。各システムの整合性を検証するとともに、

堺支所で任意に抽出した貸付けについて、小口更生資金システムの貸付台帳と手書き の貸付台帳の整合性を検証した。

また、平成 16 年度末の貸付金残高について、小口更生資金システムで集計される残

高と小口更生資金貸付基金の帳簿残高とを照合し、整合性を検証した。

(6)監査の結果及び意見

① 延滞債権について

(5)

平成 16 年度末の延滞債権の状況別内訳及び貸付年度別内訳は、以下のとおりで ある。

【表Ⅱ−5】延滞債権の状況別内訳 (単位:千円)

状況 件数 金額

償還中 90 7,424

生活困難 104 17,369

生活保護受給中 24 3,292

市外・府外転出 49 5,312

行方不明 58 9,471

合 計 325 42,869

(注)1.内訳については、小口更生資金貸付償還調書に基づいている。

【表Ⅱ−6】延滞債権の貸付年度別内訳 (単位:千円)

貸付年度 件数 金額

昭和46年度以前 3 28

昭和47年度∼昭和56年度 41 2,925

昭和57年度∼平成3年度 49 6,516

平成4年度∼平成13年度 177 27,801

平成14年度∼平成16年度 55 5,598

合 計 325 42,869

(注)1.内訳については、小口更生資金年度別貸付償還調書に基づいている。

(注)2.償還期限到来年度別の滞納年数管理は行われていないため、貸付年度別とした。償還条 件(2 ヶ月据置、25 ヶ月以内の均等償還)からみて、少なくとも平成 13 年度以前に貸し付 けたものは償還期限が到来しているものと推測される。

上記の延滞債権については、手引の滞納整理事務手続に則して、可能な限り戸別

訪問により督促するほか年 1 回借受人及び保証人に督促状を送付している。しかし、

借受人に対する履行延期申出や保証人への償還請求の時機は担当者の裁量による ところが多い。統一的な判断基準を設ける必要がある。

(6)

う、もしくは、行政機関個人情報保護法に抵触しないよう配慮したうえで回収業務 をアウトソーシングする等、回収業務の強化を図ることが望まれる。

イ.延滞金の徴収について

堺市小口更生資金貸付基金条例第 7 条において、「履行期限内に元金及び利子を

償 還 し な い と き は 、 そ の 支 払 期 日 の 翌 日 か ら 支 払 の 日 ま で の 期 間 に 応 じ て 年

10. 95%の割合で計算した額の遅延利息を支払わなければならない。」と規定されて

おり、延滞すると遅延利息(以下、延滞金という。)を徴収する必要がある。ただ

し、同条ただし書きにおいて、「市長において特別の事由があると認めるときは、

この限りでない。」と規定されているため、これに該当すれば延滞金が免除される。

延滞金の免除を受ける場合は、堺市小口更生資金貸付基金条例施行規則第 10 条第 2

項により、免除を受けようとする者が、市長が必要と認める書類を添えて書面によ り市長に申請しなければならない。借受人から申出書が提出された場合には、延滞 金免除の可否が決裁されている。

通常、履行期限の延長と併せて申請及び決裁されているが、申出書を提出した者 についてのみ決裁が行われているため、履行期限の延長が認められないまま、滞納

している者も多い。これらの滞納者に対しては、延滞金の徴収を行うべきであるが、

滞納者は生活保護受給中である等、支払能力がない状態であるとの判断から、延滞 金を徴収しておらず、手引においても延滞金の徴収手続について記載されていない。

しかし、現実に支払能力がなく、「特別の理由」に該当すると判断される場合には、

適切に延滞金免除の申請を行って、免除を受けるべきである。これに該当せずに滞 納している者については、延滞金を徴収する必要がある。現状のように延滞金の免 除を決裁しないまま、実質的には延滞金を免除している状態は、堺市小口更生資金 貸付基金条例及び堺市小口更生資金貸付基金条例施行規則に準拠していないもの と考えられるので、早急に対応する必要がある。

ウ.履行期限の延長について

履行期限の延長について、堺市小口更生資金貸付基金条例第 5 条のただし書きに

おいて、「市長は、特別の事由があると認めるときは、これを延長することができ

る。」と規定されている。履行期限の延長を受ける場合は、堺市小口更生資金貸付

基金条例施行規則第 10 条第2 項により、履行期限の延長を受けようとする者が、

市長が必要と認める書類を添えて書面により市長に申請しなければならない。借受 人から申出書が提出された場合には、履行期限の延長の可否が決裁されている。し かしながら、既に述べたように、申出書を提出した者についてのみ履行期限の延長 の決裁が行われているため、履行期限の延長が認められないまま滞納している者も 多い。履行期限の延長が認められている債権は、延滞債権と取り扱われないため、 現状の延滞債権の全てが、履行期限の延長の手続を行っていない状態と言える。な

お、過去に履行期限の延長の手続を取っている例は少なく、平成 16 年度末には、

履行期限の延長中の残高はない。

(7)

行期限の延長が認められた場合には、延長後の回収条件に基づいて改めて算定し調 定及び回収されている。しかし、履行期限の延長の申請をしないまま滞納した場合 には、当初計算された利子しか調定されていないため、延滞期間分の利子は回収さ れていない。延滞金を徴収していない現状では、規定に則って手続した者の方が多 く利子を支払うことになり、公平性を欠く状態である。

既に述べたように、「特別の事由」があると判断される場合には、履行期限の延

長を申請するよう助言し、適切に手続を行うべきであり、延長後の回収条件に基づ いて算定された利子を調定し、回収する必要がある。履行期限の延長が認められな い場合には、公平性の観点からも、延滞金を徴収すべきである。

エ.返還の特例について

返還の特例として、堺市小口更生資金貸付基金条例第 9 条において、第 1 号から 第 4 号のいずれかに該当するときは、償還期間に拘らず、貸付金の全部又は一部を 一時に返還させることができる旨が規定されている。

第 1 号には「元金及び利子を所定のとおり支払わないとき」が条件として上げら れているが、この規定は第 5 条ただし書きの規定に反し、所定の手続をとらない滞 納者に対するものと解する限り、第 2 号以下の「他の債務により強制執行を受ける

とき」、「貸付を受けた目的以外に使用したとき」、「市長において不適当と認める

とき」と共に「一時に返還させるものとする」との強制規定にすることが適当と考 えられる。

なお、現状の規定を継続するとしても、どのような場合に、一時に返還させるの かを堺市小口更生資金貸付基金条令施行規則又は手引等に明確に規定しておくこ とが望まれる。

オ.不納欠損処理について

延滞債権には、【表Ⅱ−6】に記載のように、償還期限到来後 10 年以上経過した

回収可能性が極めて低いものが多数含まれている。地方自治法施行令第 171 条の 7 には債権の免除の規定があるが、既に述べたように、履行期限の延長(履行延期の 特約)の手続がとられていないため、無資力の状態が継続し、弁済の見込みがない 場合でも、市長の判断では免除できない状態となっている。免除の対象となる債権 については、履行期限の延長の手続を実施し、市長の決裁による免除を行うべきで ある。

また、【表Ⅱ−5】に記載のとおり行方不明となっている借受人も多数おり、回

収活動が不可能な債権も含まれている。手引において、長期間の行方不明等で回収

見込みがないときは市議会の承認を受け債権放棄を行うこととなっているが、「回

収見込みがない」とする判断基準がなく、債権放棄を行った実績はない。免除がで きないこれらの債権を不納欠損処理するためには、市議会の承認を受けて債権放棄 を行うことが唯一の手段である。

(8)

とは有効である。したがって、公平性や延滞債権を発生させた責任等、不納欠損処 理の実施には、困難な問題が伴うことは理解できるが、事務の軽減化するために、 償還免除、債権放棄等の債権償却の実施を判断するためのプロジェクトチームを編

成し、「回収見込みがない」と判断する基準を設けたうえで、適時に不納欠損処理

を行うことが望ましい。

なお、行方不明等、回収活動が不可能な債権については、既に述べたように議会 承認による不納欠損処理することが望まれるが、不納欠損処理されない場合でも、 債権管理に要する事務コストを軽減するために、少なくとも地方自治法施行令第 171 条の 5 に規定する徴収停止の手続をしておくべきである。

この貸付制度における過去の不納欠損処理の実績は、6 件 543 千円であるが、

この中には時効の援用の申立により債権が消滅したものが、4 件 201 千円含まれ

ている。戸別訪問による督促や督促状の送付が可能な状態にありながら、時効を中 断させないまま時効期間(10 年)が経過し、時効の援用によって債権が消滅するの であれば、借受人に時効期間の経過まで償還しないという選択肢を与えることとな

る。1 件当たりの貸付金額が少額であり、時効を中断させるコストの方が高くなる

可能性はあるが、履行期限後 10 年経過してしまう前に、時効を中断させる手続を

行うことが望ましい。

残りの不納欠損処理は、借受人、保証人共に破産免責決定により債権が消滅した

ことにより行われたものである。因みに平成 16 年度には不納欠損処理は行われて

いないが、借受人が平成 16 年 11 月 2 日、連帯保証人が平成 16 年 8 月 25 日に破産 免責決定し、裁判所から通知を受けているものが、1 件 170 千円あり、本来不納欠 損処理すべきであった。しかしながら、不納欠損処理を行うと、規定された基金の

額に不足が生じ、一般会計から基金への補填が必要となるが、この処理が平成 16

年度内に間に合わなかったため、不納欠損処理を平成 17 年度に繰り越している。

事実発生後速やかに処理していく必要がある。

② 貸付業務について

ア.貸付審査の強化について

貸付現年度の回収率は、【表Ⅱ−4】に記載のとおり、平成 14 年度 64. 2%、平

成 15 年度 73. 4%、平成 16 年 83. 9%と上昇はしているものの、延滞債権は、年々

増加しており、平成 16 年度末においては残高47, 535 千円のうち 90. 2%に当たる

42, 869 千円が延滞債権という状況である。2 ヶ月の据置期間で一時的な生活困窮の 状態が解消されることや毎月確実な収入があることを貸付要件として審査してい ることを考慮すると回収率が高いとは言い難い。

回収率の改善にはまずは回収強化に努めることが挙げられるが、延滞債権の発生 を未然に防止するためにも厳格な貸付審査の実施が必要と考えられる。現状、手引

に基づいた調査が行われ、審査委員会(平成 17 年度からは貸付審査庁内委員会)

(9)

ば、低所得者を対象としているとしても、最低所得等の基準を設定して、所得の要 件を強化したり、他の借入の状況を調査し、その返済を考慮しても回収が見込める のかを判断する等、回収可能性に重点を置いた審査項目とすることが望まれる。ま た、失業時の貸付けの場合には保証人を 2 名以上にすること等も検討する余地があ る。さらに、貸付事由には滞納家賃の支払資金等も含まれているが、発生理由によ っては市の貸付けの対象とすべきではない場合も考えられる。審査に際しては、回 収可能性に加え、貸付事由が、市の貸付けとして妥当なものであるかも慎重に判断 すべきである。

イ.貸付台帳の整備について

堺支所において、弁護士から平成 16 年6 月に自己破産準備の債権調査依頼があ

り、回答書を提出したものが 1 件見受けられたが、小口更生資金システムの貸付台

帳及び手書きの貸付台帳にこの事実が記載されておらず、平成17 年 8 月の監査時

点における借受人の状態が把握されていなかった。また、手書きの貸付台帳によれ

ばこの借受人の保証人は平成 11 年に死亡しているが、相続人が把握されておらず、

督促もされていない状況であった。

借受人又は保証人死亡の際は、速やかに相続人を把握し、相続人に対して債務が あることを通知しておく必要がある。また、既に述べたように、債権の消滅による 不納欠損処理を適時に行うためには、借受人の状況が変化した場合には漏れなく台 帳に記載するとともに、適時状況を把握しておく必要がある。

ウ.残高の検証について

小口更生資金貸付の償還金は小口更生資金貸付基金に、貸付利子収入は一般会計 にそれぞれ歳入されることから、納入通知書は、元金部分と利子部分を別々に発行 している。回収時には、納入通知書を基に、貸付台帳に記帳されるとともに、小口 更生資金貸付基金又は一般会計にも記帳されている。借受人からの依頼により、納 入通知書を再発行する場合があるが、稀に同じ内容の納入通知書で複数回償還され ることがある。台帳を閲覧した中にも、利子部分の納入通知書を重複して利用して いるケースが 1 件見受けられたが、納入通知書を基に回収処理しているため、平成 13 年 10 月から、回収処理された利子総額が、約定の利子総額を超えた状態となっ ていた。にも拘らず、平成 13 年度から平成 15 年度まで、一般会計と小口更生資金 貸付基金との入り繰りが発見及び修正されていなかった。元金部分と利子部分を合

わせた回収総額は管理されており、平成 16 年 6 月に総額を回収し、「完結」の処理

を行っているが、この際にも、利子部分と元金部分の入り繰りが修正されていなか

った。平成 16 年度末にはこの事実を把握したものの、償還利子は過年度に一般会

計の歳入となっており、修正額を一般会計から基金に組み入れる処理が間に合わな かったため、平成 17 年度に修正処理が繰り越されている。

(10)

くとも「完結」処理する前に適正に修正されるようにする必要がある。 エ.手書きの貸付台帳の有用性について

小口更生資金システムは社会援護課と各支所の生活援護課で別々にデータ入力、 管理を行っているが、月次で償還日報を、年度で調定額算出一覧表をそれぞれ照合 し、一致させている。各支所の生活援護課では、小口更生資金システムの貸付台帳 に貸付け、償還の情報のほか督促状の送付履歴や訪問履歴、延滞の理由等も入力し ているが、同じ情報を手書きの貸付台帳にも記帳している。しかし、堺支所で説明 を受けた限りでは、日常業務には手書きの貸付台帳はほとんど利用されておらず、 督促の履歴や借受人の状況が必ずしも記載されていない。また、定期的に小口更生 資金システムの残高と照合されていない。バックアップ的に作成しているとの説明 を受けているが、社会援護課と各支所の生活援護課の 2 箇所でデータを作成してい るため、さらに手書きの台帳を作成する有用性は低く、作業を合理化するために廃 止することが望ましい。現状どおり、手書きの貸付台帳を作成、利用していくので あれば、必要な情報はすべて記載し、定期的に小口更生資金システムとの整合性を 検証する必要がある。

オ.決算審査資料について

後述するが、決算審査資料の基礎資料となる調定額算出一覧表は、小口更生資金 システムから出力された後、手書きで修正されている。しかし、修正後締め切った ことを示す検印等がない。また、小口更生資金年度別貸付償還調書等の決算審査資

料は作成した担当者以外が検証する仕組みとなっておらず、平成17 年 8 月の監査

時点で平成 16 年度の調定額算出一覧表は適正な状態に修正されていなかったが、

決算審査資料には上長等により検印されていた。平成 16 年度の小口更生資金年度

別貸付償還調書は過年度分と照合すれば発見されるような誤りもあり、決算審査資 料は担当者のみでなく上長等も基礎資料と照合する等したうえで検印し提出する ことが望ましい。

③ 小口更生資金システムの機能について ア.調定額の集計について

調定額算出一覧表は、翌年度の調定額を算出するために小口更生資金システムか ら出力されるものであるが、実際には、翌々年度以降に調定される金額も含めた貸 付金残高明細が出力されている。このため、手作業で翌年度分を計算して手書きで 修正し、集計している状況である。作業を効率化するため、目的にあった数値が集 計できるプログラムにすることが望ましい。

なお、残高明細は、債権管理には必須であり、調定額算出一覧表のプログラムを、

翌年度の調定額のみを集計できるように変更したとしても、別途貸付金残高明細は 集計及び出力できるようにしておく必要がある。

イ.基準日の集計について

(11)

の調定額を集計するとともに、償還調書に必要な滞納額を集計している。しかし年 度末という基準日の状況を集計するプログラムになっておらず、出力日の状況が集 計されている。このため、4 月 1 日から出力日までの貸付け及び回収の情報は小口 更生資金システムに入力しないこととされているが、徹底されておらず、出力され た調定額算出一覧表を手書きで修正し、集計している状況である。

また、出力日までは小口更生資金システムへの入力を行わないため、小口更生資 金貸付台帳が最新の状態とならないこととなる。未入力の領収済通知書等は社会援 護課が保管しており、窓口で現状を把握する必要がある場合には、社会援護課に照 会している状況である。このように年度末から出力日まで記帳を保留すると、債権 の管理台帳としての機能を十分に果たせない。

作業を効率化するためにも、基準日(年度末)の状況を集計するプログラムとす る必要がある。

④ 制度の有効性について

【表Ⅱ−3】に記載のとおり、新規貸付けは平成14 年度 41 件 9, 750 千円、

平成 15 年度 26 件 5, 910 千円、平成 16 年度 13 件 2, 850 千円と年々減少傾向 にある。金融機関等で手続の簡易な小口ローンが普及したことによるものと推測さ れる。

また、大阪府社会福祉協議会の生活福祉資金貸付制度は、市の小口更生資金貸付 制度の貸付対象、貸付事由を概ね網羅している。前者では貸付対象外で、後者では 貸付対象となる貸付事由の例としては、滞納家賃支払資金の貸付け、仕事減少によ る収入減を補う貸付け等が挙げられる。しかし、これらの貸付事由で回収が見込め ると判断できるものは稀である。新規貸付けの大半は、市の制度の方が利子率の低 いものもあるため、利子の軽減のために市の制度を選択したもの、あるいは、市の 制度の方が、申請から貸付実行までの期間が短く、緊急度が高いために市の制度を 選択したものと考えられる。

利子率が低い、貸付けに要する期間が短いという市民のメリットはあるが、新規

利用者は減少しており、有効性は必ずしも高いとはいえない。【表Ⅱ−4】に記載

のとおり、当制度の回収率は平成 16 年度末で 12. 2%と低く、残高のうち 90. 2%に

当たる 42, 869 千円が延滞債権という状況であり、債権管理の事務コストや、既に

述べたような問題点等も考慮すると、制度の改廃も含め、抜本的な見直しを行うこ とが望まれる。

(12)

3 同和更生資金貸付金

(1)制度の概要

市同和地区内住民が一時的に生活困窮に陥ったとき、生活の安定と世帯の更生を図 るための資金を貸し付けるために、堺市小口更生資金貸付制度の一環として運用され ていたが、平成 6 年に廃止されている。

この貸付制度は、償還条件が貸付けから 2 ヶ月据置きで 25 ヶ月以内の月賦均等償還

と規定されており、有利子である。また、平成 8 年度中にはすべての償還期限が到来 しているが、平成 16 年度末においても、144 件については回収されていない状況であ り、債権管理業務が継続されている。

(2)根拠法令等

堺市小口更生資金貸付基金条例

堺市小口更生資金貸付基金条例施行規則

(注)平成 6 年改正により同和更生資金部分は廃止されている。

(3)所管部署

健康福祉局 福祉推進部 社会援護課

(4)貸付金の全般的状況

【表Ⅱ−7】直近 3 年間の状況 (単位:千円)

新規貸付 期末残高

年度 期首残高

件数 金額

回収

件数 金額

平成14年度 14,234 − − 55 144 14,179 平成15年度 14,179 − − 10 144 14,169 平成16年度 14,169 − − − 144 14,169

(13)

【表Ⅱ−8】直近 3 年間の回収状況 (単位:千円)

年度 調定額 収入済額 収入未済額 回収率

平成14年度 14,234 55 14,179 0.4% 平成15年度 14,179 10 14,169 0.1% 平成16年度 14,169 − 14,169 −%

(注)1.平成 16 年度の利子を含めた収入未済額は、14, 344 千円である。

(5)実施した監査の手続

① 債権管理業務については、貸付台帳等関係書類の閲覧、担当者への質問等により債 権管理業務が適切に行われていることを確認した。

延滞債権の管理については、貸付台帳を閲覧し、滞納者の状況及び督促の状況等を 把握するとともに、今後の回収可能性について担当者に質問を行った。

(6)監査の結果及び意見

① 延滞債権について

ア.延滞債権の状況について

平成 16 年度末の延滞債権の状況別内訳は、以下のとおりである。

【表Ⅱ−9】延滞債権の状況別内訳 (単位:千円)

状況 件数 金額

生活困難 41 4,391

生活保護受給中 23 2,380

市外・府外転出 17 1,479

行方不明 63 5,917

合 計 144 14,169

(注)1.内訳については、担当者への質問に対する回答に基づいている。

貸付台帳の作成状況に問題はなく、延滞債権については、定期的に年に 1 回督促 状を発送するとともに、電話、戸別訪問による督促も行われている。また、行方不 明の者については、現地調査や照会を行う等、追跡調査を実施しており、行方不明 又は死亡等で借受人本人に対して督促できない場合は、保証人に連絡をして督促を

行っている。しかし、いずれの場合も効果が上がっているとはいえず、平成 16 年

度の回収額は一切なかった。

(14)

ていない。既に長期延滞債権となっているが、回収経過、回収見込み及び対応等を 整理して書面による報告を行い、上長等による検閲承認を受けることが望ましい。 イ.延滞金の徴収について

2 堺市小口更生資金貸付金(6)①イ.の記載と同様、延滞金を適正に徴収す べきである。

ウ.履行期限の延長について

現在残高があるものは、すべて延滞債権であり、結果として履行期限が延長され ているにも拘らず、市長の承認がない。履行期限の延長の手続及び利子の計算につ

いては、2 堺市小口更生資金貸付金(6)①ウ.の記載と同様、改善が望まれる。

エ.回収強化について

保証人又は相続人への督促に関して、統一された基準はなく、担当者の裁量によ るところが大きい。現状においては、死亡又は行方不明等により借受人との連絡が 取れない、もしくは自己破産等借受人からの回収が望めないものについて保証人又 は相続人に督促状の送付を行っているものもあるが、強制執行は行われていない。

保証人又は相続人への督促、強制執行等の実施に係る明確な判断基準を設け、さ らには、上長等を含む回収チームを編成する等、回収業務の強化を図ることが望ま れる。

オ.不納欠損処理について

現在残高として残っているものは、履行期限到来後 10 年以上経過しているもの

が大部分である。2 堺市小口更生資金貸付金(6)①オ.の記載と同様、適時に 不納欠損処理を行うことが望ましい。

上記のほかに、特記すべき事項は発見されなかった。

4 生活資金特別貸付金

(1)制度の概要

学童等集団下痢症に罹患し、入院した者の世帯に対し、当該世帯の生活の安定を図 るために、平成 8 年 7 月に創設された無利子の貸付制度である。学校給食を介して大 腸菌O157 による食中毒により集団下痢症が発生したため創設されている。平成 8 年 に発生した集団下痢症に特定する規定はないが、当該集団下痢症のみを対象としてい る。

この貸付制度は、償還条件が貸付けから 2 ヶ月据置きで 20 ヶ月以内の均等償還と規

定されており、平成 10 年度中には全ての償還期限が到来しているが、貸付総額に対し

46%が償還されていない状況であり、平成 16 年度においても、債権管理業務が継続さ

(15)

(2)根拠法令等

堺市学童等集団下痢症に係る貸付金貸付要綱

(3)所管部署

健康福祉局 福祉推進部 社会援護課

(4)貸付金の全般的状況

【表Ⅱ−10】直近 3 年間の状況 (単位:千円)

新規貸付 期末残高

年度 期首残高

件数 金額

回収

件数 金額

平成14年度 3,425 − − 175 37 3,250 平成15年度 3,250 − − 9 37 3,240 平成16年度 3,240 − − 100 36 3,140

(注)1.平成 8 年度貸付総額は、69 件 6, 850 千円である。

(注)2.平成 13 年度以前の不納欠損処理額は、1 件 100 千円である。

【表Ⅱ−11】直近 3 年間の回収状況 (単位:千円)

年度 調定額 収入済額 収入未済額 回収率

平成14年度 3,425 175 3,250 5.1% 平成15年度 3,250 9 3,240 0.3% 平成16年度 3,240 100 3,140 3.1%

(5)実施した監査の手続

① 債権管理業務については、貸付台帳等関係書類の閲覧、、担当者への質問等により債

権管理業務が適切に行われていることを確認した。また、平成 16 年度の回収額が、貸

付台帳に適切に記帳されていることを確認した。

(16)

(6)監査の結果及び意見

① 延滞債権について

ア.延滞債権の状況について

平成 16 年度末の延滞債権の状況別内訳は、以下のとおりである。

【表Ⅱ−12】延滞債権の状況別内訳 (単位:千円)

状況 件数 金額

行方不明 5 470

市外転出 7 495

生活保護 2 200

母子家庭 5 445

破産免責手続中 2 180

その他 15 1,350

合 計 36 3,140

(注)1.内訳については、社会援護課作成資料によっている。

貸付台帳の作成状況に問題はなく、所在不明及び破産免責手続中以外の者に対し ては年に 1 回、督促状を発送するとともに、電話による督促も行われている。しか し、滞納者の現状及び入金予定等を担当者から書面によって上長等に報告する仕組 みになっていない。3 同和更生資金貸付金(6)①ア.の記載と同様、書面によ る報告を行い、上長等による検閲承認を受けることが望ましい。

イ.履行期限の延長について

履行期限の延長について、堺市学童等集団下痢症に係る貸付金貸付要綱第 9 条に おいて、償還期間の延長は市長が特別の理由があると認めるときと規定されている。 しかし、現在残高があるものは、すべて延滞債権であり、結果として履行期限が延

長されているにも拘らず、市長の決裁がない。経済的に支払いが困難である等、「市

長が特別の理由があると認めるとき」に該当する場合には、市長の決裁を得る必要 があったと考えられ、現状でもその状況が継続している場合には、市長の決裁を得 るべきである。これに該当せず、滞納している者に対しては、強制執行等も視野に 入れるべきである。

また、滞納者の中には、経済的な理由ではなく、学校給食によって、入院を必要 とするような下痢症を罹患させられたことや、今後後遺症がないという保証がない といった心情的理由から、償還を行わない者もいるようであるが、これを特別の理 由と認めるのは公平性の観点から望ましくないと考えられる。

ウ.不納欠損処理について

(17)

いものが含まれている。2 堺市小口更生資金貸付金(6)①オ.の記載と同様、 適時に不納欠損処理を行うべきである。

この貸付制度における過去の不納欠損処理の実績は、100 千円であるが、破産免

責決定により債権が消滅したもののみである。平成 16 年度には不納欠損処理は行

われていないが、【表Ⅱ−12】で破産免責中となっている 2 件 180 千円については、

平成 16 年 3 月 3 日、平成 16 年 4 月 12 日にそれぞれ破産免責決定している。これ らについて破産免責手続中であることは、学童等集団下痢症貸付金貸付台帳に記帳

されていたが、経過が管理されていなかった。この結果、平成17 年 9 月の監査時

点まで免責決定している事実を把握しておらず、不納欠損処理が行われなかったも

のである。適時状況を把握し、不納欠損処理を速やかに行っていくことが望ましい。

② 貸付制度の有効性について

集団下痢症が学校給食によって発生したことから、補助金制度を創設する選択肢 もあったと考えられるが、貸付制度創設の時点では、学校給食を管理する市の責任 であるかが不明であったため、貸付制度とされたものである。しかしながら、結果

としては、約定どおりに返済されたものは件数にして 26. 5%( 18 件) に過ぎず、平

成 16 年度末においても 52. 9%(36 件)が滞納し、29. 4%(20 件)は一度も償還し ていない状況であることから、貸付制度とすることが適切であったかは疑問がある。

また、平成 16 年度に償還が 1 件あるが、これは示談が成立し、示談金支払時に

示談金と相殺し、回収したものである。現時点の滞納者については既に示談が成立 し、示談金を支払い済みであるため、示談金から回収することは不可能であるが、 示談金の支払時に相殺することを徹底すべきであったと考えられる。

なお、貸付制度を選択する限り、回収率を高める必要があるので、今後、類似の 緊急度の高い貸付制度を創設する場合には、保証人を付すことが望ましい。

上記のほかに、特記すべき事項は発見されなかった。

5 生業資金貸付金

(1)制度の概要

第 2 室戸台風(昭和 36 年 9 月 16 日)により著しい被害を蒙り、その生業の維持と 住宅の復興に困難な状態にある者に対し、府からの委託金を財源として必要な生業資 金を有利子で貸し付け、自立更生を援助するため大阪府民生安定生業資金の特別措置 として実施するものである。

この貸付制度は、償還条件が貸付けから 2 ヶ月の猶予期間を設け、10 ヶ月の均等償

(18)

あるが、償還期限到来後 40 年以上が経過しており、借受人及び保証人のうち死亡又は

行方不明者が 95%を超え、生存者についても著しく高齢化し今後の回収が困難な状況

である。

以上の状況を考慮し、市は平成 16 年度において、当該貸付けにかかる償還事務の終

了を大阪府に通知し、大阪府の了承を得た。

(2)根拠法令等

大阪府災害復興生業資金特別貸付実施要綱

(3)所管部署

健康福祉局 福祉推進部 社会援護課

(4)貸付金の全般的状況

【表Ⅱ−13】直近 3 年間の状況 (単位:千円)

新規貸付 期 末 残 高

年度 期首残高

件数 金額

回収

件数 金額

平成14年度 1,430 − − − 117 1,430 平成15年度 1,430 − − − 117 1,430 平成16年度 1,430 − − − 117 1,430

(注)1.昭和 36 年度貸付総額は、731 件 12, 815 千円である。

(注)2.昭和 57 年度以降償還されたものはなく、上表の金額はすべて収入未済額である。 (注)3.各年度の利子を含めた金額は、1, 468 千円である。

(5)実施した監査の手続

① 債権管理業務については、貸付台帳を閲覧し、延滞債権の状況を把握するとともに、償

還事務終了後の市の対応について、担当者に質問を行った。

(6)監査の結果及び意見

① 不納欠損処理について

償還期限到来後 40 年以上が経過しており、借受人及び保証人のうち死亡又は行

方不明者が 95%を超え、生存者についても著しく高齢化し今後の回収が困難な状況

(19)

している。

市は、大阪府に倣って債権消滅とすべきか、議会の承認が必要となる債権放棄と すべきか検討中とのことであるが、いずれにせよ早期に不納欠損処理すべきである と考える。

参照

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防災課 健康福祉課 障害福祉課

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平成26年7月30日 東京電力株式会社. 福島第一廃炉推進カンパニー

(※1) 「社会保障審議会生活困窮者自立支援及び生活保護部会報告書」 (平成 29(2017)年 12 月 15 日)参照。.. (※2)

社会福祉士 本間奈美氏 市民後見人 後藤正夫氏 市民後見人 本間かずよ氏 市民後見人

(今後の展望 1) 苦情解決の仕組みの活用.

問い合わせ 東京都福祉保健局保健政策部 疾病対策課 ☎ (5320) 4473 窓 口 地域福祉課 地域福祉係 ☎ (3908)