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15- I- 0016 201 5 年 6 月 8 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
現代キ
ャ
ピ
タ
ル
・
サ
ー
ビ
シ
ズ
・
イ
ン
ク
(証券コード:−)【据置】
外貨建長期発行体格付 A+
格付の見通し 安定的
債券格付 A+
■ 格付事由
(1) 現 代 モ ー タ ー ( HMC ) グ ル ー プ の 自 動 車 販 売 金 融 会 社 で あ る 現 代 キ ャ ピ タ ル サ ー ビ シ ズ ・ イ ン ク (HC S)の格付は、①親会社との強固な関係②堅固な営業基盤と比較的安定した収益性③安全性の高い商 品設計を有する自動車担保金融スキーム④GE キャピタルの経営参加により強化されたリスク管理等の経 営手法ならびにそれらに基づく比較的良好な財務内容−を主に反映している。他方、①競争激化による収 益への影響②市場からの資金調達依存に伴う流動性リスク、および調達と運用のミスマッチによる金利変 動リスク③家計債務負担問題の影響−が格付の制約要因となっている。韓国経済の内需が低迷する中、競 争激化の影響から 14 年の当社の業績は、前年に続き減収減益となった。15 年については、家計債務問題 もあり韓国経済の内需の本格回復は期待し難い状況にある。また、厳しい競争環境が続くと見られること から、当社の業績には下方圧力がかかる可能性がある。とは言え、HMC との強固な関係は基本的に維持 されると見られ、同グループの堅固な国内営業基盤を背景に当社の業績は中期的に底堅く推移すると考え られる。このため格付を据え置きとし、見通しは安定的とした。
(2) HC S は、HMC が自動車販売金融を行うために 93 年に設立した金融子会社である。04 年以降、GE キャピ タルの資本・経営参加を受けており、15 年 3 月末現在の出資比率は、HMC が56. 5%、GE キャピタルの 海外持株会社(GE C apital International Holdings C orporation)が 43.3%となっている。主な事業内容は、 HMC グループに属する HMC およびキア・モーターズ(K MC )の韓国国内を中心とする自動車販売金融、 ならびに自動車販売金融で培った顧客基盤を活用した住宅金融・消費者金融などである。なお、GE キャ ピタルの親会社であるGE は、今後、中期的にGE キャピタルの事業を大幅に縮小する計画であり、その 影響で、HC S の GE キャピタル持分が将来売却される可能性が生じてきた。J C R は、売却が現実化した場 合のリスク管理など HC S の将来のガバナンスおよび業績に及ぼす影響を注視する。
(3) 韓国の新車販売市場において 14年末現在69. 3%と極めて高いシェアを有する HMC グループの国内新車 販売金融における HC S のシェアは 15 年 3 月末現在 69. 8%、同オートリースのシェアは 76. 5%と高水準と なっている。また、HMC グループの強固な国内営業基盤を背景に同グループの中古車価格は比較的安定 的に推移しており、HC S の自動車販売金融は、自動車の購入から完済までの間、担保残存価値が融資残 高を基本的に上回る商品設計となっている。
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Supervisory Service)のガイドラインよりも保守的な方針を有しており、レバレッジ倍率(総資産/ 資本) は、15 年 3 月末現在 6. 5 倍と低水準に維持されている。自己資本比率(C A R)は内部留保の蓄積を主因に 12 年末の 14.5%から 15 年 3 月末の 16. 1%に上昇している。市場における競争激化を背景に 14 年の HC S の業績は前年に続き減収減益となった。15 年は、輸入車との競争激化の影響で HMC の販売が伸び悩む可 能性がある上、引き続き厳しい競争環境が続くと見られることから当社の業績には下方圧力がかかる可能 性がある。
(5) HMC グループは、HMC ならびにその持分法適用子会社である K MC という韓国第 1 位・第 2 位の自動車 会社が中核となっている。なお、K MC は11 年からのK - IF RS の導入により連結子会社から持分法適用子 会社に変わった。①当グループの韓国自動車市場における極めて強固な営業基盤②世界第 5 位(14 年) の販売台数が示す通り世界の自動車産業の一角を成すに到った近年の着実な成長③地理的に分散された国 際自動車販売体制④近年の品質改善努力によるブランド力の向上⑤HMC とその連結子会社である K MC 間のプラットフォームの統合や削減などによるコスト構造の改善−を背景に当グループの業績は、これま で概ね堅調に推移してきた。HMCの 14 年の連結業績は、国内外の自動車販売拡大により増収となったが、 ウォン高の影響および販管費の増加により前年に続き減益となった。このため営業利益率は低下したが、 8. 5%と依然として比較的高水準に維持されている。今後は、輸入車との競争激化による国内販売への影 響のほか、ウォン高および新興市場の動向による当グループ業績への影響を注視する。
(担当)田村 喜彦・幾島 真 ■ 格付対象
発行体:現代キャピタル・サービシズ・インク(Hyundai C apital S ervices, Inc .) 【据置】
対象 格付 見通し
外貨建長期発行体格付 A+ 安定的
対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2015 年 6 月 3 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:藤本 幸一
主任格付アナリスト:田村 喜彦
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「信販・クレジットカード」(2013 年 7 月 1 日)、「親子関
係にある子会社の格付け」(2007 年 12 月 14 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 現代キャピタル・サービシズ・インク(Hyundai C apital Services, Inc.)
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。
■ 本件に関するお問い合わせ先