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成田市一般廃棄物処理基本計画(中間見直し)

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- 1 -

平成 25 年 3 月

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)

)

(2)
(3)

- 3 -

これまでの大量生産、大量消費、大量廃棄の消費型社会は、私たちに物質的な豊か

さや快適な生活をもたらしましたが、地球温暖化や天然資源の枯渇などの地球規模の

環境問題をも引き起こしました。

このような状況の下、限られた資源を有効活用し、恵み豊かな地球環境を将来に引

き継ぐため、ごみの発生を抑制し、環境の負荷を低減させ、持続可能な循環型社会を

構築することが求められており、国においても、循環型社会形成推進基本法や各種リ

サイクル法などを整備しています。

本市の一般廃棄物の処理に係る施策につきましては、平成20 年3月に策定しまし

た「成田市一般廃棄物処理基本計画」により、市町合併後の新しいごみ処理体系の構

築や、新清掃工場の整備等に取り組んできたところですが、計画期間の中間時期にお

ける状況把握や計画の進捗状況に対応するため、平成 24 年度に中間見直しを行いま

した。

中間見直しにつきましては、前計画と同様に「環境基本法」及び「循環型社会形成

推進基本法」の理念であるリデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル

(再生利用)の3Rを基本とし、施策の展開を計画していますが、計画に定めました

目標を達成していくためには、市民・事業者・行政の協働によるごみ減量化・資源化

を推進することが必要不可欠であると考えていますので、より一層のご理解、ご協力

をよろしくお願いします。

最後に、この計画の中間見直しに当たり、パブリックコメント等で貴重なご意見を

お寄せいただきました皆様、及び成田市環境審議会委員の方々をはじめとする関係各

位に心から感謝を申し上げます。

平成25年3月

(4)
(5)

- 5 -

∼目

次∼

第1編 序章 ··· 1

第1章 計画の背景と目的 ··· 3

1-1 計画の背景と目的 ··· 3

1-2 計画の位置付け ··· 5

1-3 計画期間 ··· 5

1-4 参考:計画の読み方 ··· 6

第2編 ごみ処理基本計画 ··· 7

第1章 現状と計画課題 ··· 9

1-1 ごみ排出量と資源化量の推移 ··· 9

1-2 可燃ごみの組成 ··· 14

1-3 ごみの処理方法 ··· 15

1-4 ごみ処理・リサイクル経費 ··· 20

1-5 計画の達成度合い ··· 20

1-6 計画の評価と課題 ··· 21

第2章 基本理念と目標 ··· 23

2-1 基本理念 ··· 23

2-2 計画指標 ··· 25

2-3 計画の目標 ··· 27

2-4 計画実行管理の仕組み ··· 30

第3章 基本方針 ··· 31

3-1 基本方針 ··· 31

第4章 基本方針に基づく主な施策··· 32

4-1 施策体系 ··· 32

4-2 ごみとなる前の段階の取り組み ··· 33

4-3 ごみとなった後の取り組み ··· 34

4-4 環境にやさしいごみ処理の実施 ··· 36

第5章 実施スケジュール ··· 37

第3編 生活排水処理基本計画 ··· 39

第1章 生活排水の排出状況 ··· 41

1-1 処理形態別人口 ··· 41

1-2 生活排水の発生量 ··· 42

1-3 処理の流れ ··· 42

第2章 基本方針と目標 ··· 43

2-1 基本理念 ··· 43

2-2 基本方針 ··· 43

2-3 処理の目標 ··· 43

第3章 くみ取りし尿、浄化槽汚泥の処理計画 ··· 45

3-1 発生源対応計画 ··· 45

3-2 収集、運搬計画 ··· 46

3-3 中間処理計画 ··· 46

(6)

- 6 -

資 料 編 ··· 47

第1章 廃棄物に関する法体系 ··· 49

1-1 廃棄物の区分 ··· 49

1-2 各種関連法 ··· 50

第2章 ごみ ··· 51

2-1 ごみ量の推計··· 51

2-2 可燃ごみの組成 ··· 59

2-3 ごみ処理経費 ··· 59

第3章 生活排水 ··· 60

3-1 処理形態別計画人口 ··· 60

3-2 発生見込み量 ··· 61

(7)

- 1 -

(8)
(9)

- 3 -

1

計 画 の 背 景 と

目 的

1-1

計画の背景と

目的

1.

計画の背景∼廃棄物行政を

取り

巻く

状況の変化∼

近年、日本の廃棄物行政を取り巻く状況は日々変化しており、各種リサイクル法の

制定や改正、企業の拡大生産者責任の理念の拡大、ダイオキシン類等の有害物質対策

の強化、最終処分場のひっ迫、広域処理の展開、さらに京都議定書に伴う温室効果ガ

スの排出量の削減や、長期的には低炭素社会・自然共生社会に向けた取り組みなど、

多くの課題を抱えています。こうした課題への対応として限られた資源を有効活用し、

恵み豊かな地球環境を将来に引き継ぐために、一般廃棄物の減量化と共に資源循環利

用を促し、持続可能な循環型社会の構築が求められています。

(1) 持続可能な循環型社会づくり

① 一般廃棄物の減量化、再生利用の更なる推進と最終処分量の削減

国においては平成17年5月に定められた「廃棄物の減量その他その適正な処理に関

する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための基本的な方針」が、「第2次循環型社

会形成推進基本計画」の目標と整合をとるために、平成22年12月に変更されました。

(目標年度を平成27年度と設定)

変更後の目標量については、以下のとおりとなっています。

□ 排 出 量 : 19年度比約5%の削減(平成9年度比約9%の削減)

□ 再 生 利 用 量 : 約25%

□ 最 終 処 分 量 : 19年度比約22%の削減(平成9年度比約59%の削減)

これらの目標を達成するためには、更なるリサイクルの推進と、施設の整備が必要で

あるとされています。

また、最終処分量は、年々減少傾向にありますが、依然、都道府県の区域を越えて

移動し最終処分されています。最終処分場の確保状況は地域的に大きく偏っています。

② 廃棄物起源の未利用エネルギーの有効利用

廃棄物からエネルギーを回収する発電は、脱温暖化や低炭素社会構築に貢献する施

設です。京都議定書の目標値達成のため、廃棄物が有しているエネルギーの熱や電気

(10)

- 4 -

(2) 費用対効果の検証

① 処理コストの削減努力

発生抑制(Reduce)、再使用(Reuse)、再生利用(Recycle)の推進のための具体的

施策や、施設整備を含めた処理システムを効率的で無駄のないものにするため、一連

の廃棄物行政にかかる費用の効果分析・評価を行う必要があります。

(3) 適正処理の向上

① 廃棄物処理の一連のシステムを通じた環境負荷の抑制

廃棄物処理の流れとして収集運搬・中間処理・最終処分・再生利用の一連のシステ

ムを念頭に置いた、脱温暖化、低炭素社会構築等の環境負荷抑制やダイオキシン等の

有害物質対策が必要とされています。

(4) 成田市の状況

本市は平成18年3月27日に旧下総町・大栄町と合併し、新成田市として生まれ変

わり、国際空港を擁する日本の空の玄関口として、また、さまざまな分野での重要な

役割を担う都市として、その発展が期待されています。

こうした中、合併後の課題である分別区分、ごみ処理システムの見直し・統一や新

たな処理施設の整備などに対し、速やかな対応が求められることから、平成20年3月

に「成田市一般廃棄物処理基本計画」を策定しています。

2.

計画の目的∼成田市の廃棄物行政の方向性の再確認∼

本計画は、こうした背景から、本市における廃棄物処理に関する状況把握や計画の

進捗管理を実施し、循環型社会の形成をさらに推し進めるために、今後の廃棄物行政

の方向性や、その実現に向けた具体的な施策の体系を定めることを目的とするもので

(11)

- 5 -

1-2

計画の位置付け

本計画は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下「廃棄物処理法」という。)」

第6条第1項に基づく、市内の一般廃棄物の処理に関する事項を定めるものです。

平成20年3月に策定した「成田市一般廃棄物処理基本計画」を見直すもので、本計

画の構成は、ごみ処理基本計画と生活排水処理基本計画の2編とします。

なお、本計画は国の「第 2 次循環型社会形成推進基本計画」、「廃棄物の減量その他

その適正な処理に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための基本的な方針」、

千葉県の「第8次廃棄物処理計画」との整合性を踏まえ、目標値を設定しています。

また、成田市新総合計画を上位計画とし、成田市環境基本計画等の市の関連計画と

も整合を図るものとします。

図1-1-1 計画の構成

1-3

計画期間

本計画の計画期間は、平成20年度を初年度とし、平成29年度を目標年度とする10

年間として定め、その間の廃棄物処理の方向性を多角的、総合的に策定するものとし

ます。

なお、今後の社会情勢の変化と関連計画との進捗状況に対応するため、概ね 5 年ご

と及び計画の前提となる諸条件に大きな変動があった場合など、随時見直しを行うも

のとしており、平成24年度に中間見直しを行いました。

図1-1-2 計画期間 ごみ処理基本計画

ごみの現状と課題、基本理念と目標、基本方針、主な施 策等について整理しています。

生活排水処理基本計画

生活排水の現況、基本方針と目標、処理計画等につい て整理しています。

成田市一般廃棄物処理基本計画

平成 20 年度 (2008 年度)

平成 24 年度 (2012 年度)

平成 29 年度 (2017 年度)

(12)

- 6 -

1-4

参考:

計画の読み方

本計画は以下の考え方で整理をしています。

実績値:成田地域に加え、下総地域、大栄地域の実績を含んでいます。(※ 以下、合併

前の成田市、下総町、大栄町の区域をそれぞれ「成田地域」「下総地域」「大栄地域」という。)

ごみの区分:「家庭系ごみ」及び「事業系ごみ」には「集団・店頭・拠点回収」は含

(13)

- 7 -

(14)
(15)

- 9 -

1

現 状 と

計 画 課 題

1-1

ごみ排出量と

資源化量の推移

1.

ごみ総排出量の推移

ごみ総排出量は減少傾向で推移しています。平成23年度の総排出量は51,705トン、

排出原単位(※ 原単位=一人一日当たりの量)は1,093グラムとなっています。

この値は国、千葉県の平均値よりも高い値となっています。(国、県は平成22 年度

までの値)

図2-1-1 ごみ総排出量の推移

図2-1-2 排出原単位の推移

56,060 56,266 55,137 53,494 52,008 51,864 51,705

0 20 ,000 40 ,000 60 ,000 80 ,000

平成17 18 19 20 21 22 23

(t/年)

(年度)

家庭系ごみ

事業系ごみ

集団・店頭・拠点回収ごみ

1,268 1,256

1,212

1,165

1,119 1,102

1,093

1,126 1,113

1,080

1,037

999

977

1,131 1,115

1,089 1,033 994 976 80 0 1,0 00 1,2 00 1,4 00

平成17 18 19 20 21 22 23

(g/人・日)

(年度) 成田市

(16)

- 10 -

2.

家庭系ごみ排出量の推移

(1) 成田地域

成田地域の家庭系ごみは、ほぼ横ばいで推移しています。平成 23 年度の排出量は

28,407トンとなっています。

図2-1-3 成田地域家庭系ごみ量の推移

(2) 下総・大栄地域

下総・大栄地域の家庭系ごみは、増減を繰り返しながらほぼ横ばいで推移していま

す。平成23年度の排出量は3,984トンとなっています。

図2-1-4 下総・大栄地域家庭系ごみ量の推移

3,888 3,898 3,926 3,888 3,945 3,848 3,984

0 1,0 00 2,0 00 3,0 00 4,0 00

平成17 18 19 20 21 22 23

(t/年)

(年度)

持込みごみ

ペットボトル

不燃ごみ

可燃ごみ

28,841 29,300 28,828 28,502 28,191 28,043 28,407

0 10 ,000 20 ,000 30 ,000 40 ,000

平成17 18 19 20 21 22 23

(t/年)

(年度)

持込みごみ

その他不燃ごみ

ビン ・カ ン ・カ ゙ラ ス 類

ビニ ー ル ・フ ゚ラ ス チ ック 類

(17)

- 11 -

3.

事業系ごみ排出量の推移

(1) 成田地域

成田地域の事業系ごみは、平成22年度に若干増加したものの減少傾向で推移してい

ます。平成23年度の排出量は15,462トンとなっています。

図2-1-5 成田地域事業系ごみ量の推移

(2) 下総・大栄地域

下総・大栄地域の事業系ごみは、増減を繰り返しながら減少傾向で推移しています。

平成23年度の排出量は1,441トンとなっています。

図2-1-6 下総・大栄地域事業系ごみ量の推移

1,664 1,728 1,672 1,811 1,606 1,645

1,441

0 50 0 1,0 00 1,5 00 2,0 00 2,5 00

平成17 18 19 20 21 22 23

(t/年)

(年度)

持込みごみ

不燃ごみ

可燃ごみ

18,984 18,554

17,896

16,639 15,767

15,808 15,462

0 5,0 00 10 ,000 15 ,000 20 ,000 25 ,000

平成17 18 19 20 21 22 23

(t/年)

(年度)

持込みごみ

その他不燃ごみ

ビン ・カ ン ・カ ゙ラ ス 類

ビニ ー ル ・フ ゚ラ ス チ ック 類

(18)

- 12 -

4.

集団・

店頭・

拠点回収量の推移

平成20年度より、天ぷら油の拠点回収が開始されています。

近年、回収量が減少しているのは、ビン・カンに変わり、ペットボトルが増えてい

るためです。平成23年度は2,412トンとなっています。

図2-1-7 集団・店頭・拠点回収量の推移

2,684 2,786 2,815 2,653

2,500 2,521 2,412

0 1,0 00 2,0 00 3,0 00 4,0 00

平成17 18 19 20 21 22 23

(t/年)

(年度)

下総・大栄地域

(19)

- 13 -

5.

総資源化量の推移

集団・店頭・拠点回収と収集ごみの資源化量

※1

、焼却灰の再資源化量

※2

を合わせた

総資源化量は、平成19年度以降は減少傾向で推移しています。平成23年度は12,108

トンとなっています。

また、リサイクル率

※3

も減少傾向を示しており、国の平均値を上回っていますが、

千葉県の平均値に比べてわずかに少ない値となっています。(国、県は平成22 年度ま

での値)

※1 性状を変えずに資源として再利用すること。

※2 溶融または焼却後に資源として再利用すること。

※3 リサイクル率=総資源化量÷ ごみ総排出量

図2-1-8 総資源化量の推移

図2-1-9 リサイクル率の推移

14,132 14,200

13,517 13,510

12,849 12,755 12,108 0 5,0 00 10 ,000 15 ,000 20 ,000

平成17 18 19 20 21 22 23

(t/年)

(年度)

下総・大栄地域

成田地域

25.2 25.2

24.5

25.3 24.7

24.6

23.4

19.0 19.6

20.3 20.3 20.5 20.8

24.3 24.6

24.9

24.2 24.6

24.8

15 .0 20 .0 25 .0 30 .0

平成17 18 19 20 21 22 23

(%)

(年度)

成田市

(20)

- 14 -

1-2

可燃ごみの組成

可燃ごみの組成分析結果によると、成田地域では厨芥類

、紙・布類の割合が高く、

下総・大栄地域では、紙・布類の割合が約50%と多く、厨芥類、ビニール・合成皮革・

ゴム類の割合が高くなっています。

なお、下総・大栄地域については、伊地山クリーンセンター(香取広域市町村圏事

務組合)にて採取したごみによる分析結果です。

※ 厨芥類:食べ物の残り、料理くず、果物の皮、卵のから、貝がらなどの生ごみ

図2-1-10 平成23年度成田地域可燃ごみ組成(乾ベース)

図2-1-11 平成23年度下総・大栄地域可燃ごみ組成(乾ベース)

※ ごみ組成は採取した試料の種類組成を%で表したものであり、図中のごみ量(t)は

年間発生量(可燃ごみ量)から算出した参考値です。

36.7%

10.5% 9.9%

40.5%

2.4% 0.0%

紙・布類

ビニー ル ・合成皮革・ゴム 類

木・竹・わら類

厨芥類

不燃物類

その他

13,342t 0t 891t 14,733t 3,583t 3,829t 48.5% 18.0% 4.8% 24.7% 1.0% 3.2%

紙・布類

ビニー ル ・合成皮革・ゴム 類

木・竹・わら類

厨芥類

不燃物類

その他

900t 239t

1,240t 48t

158t

(21)

- 15 -

1-3

ごみの処理方法

1.

家庭系ごみ

平成24年10月より成田富里いずみ清掃工場の稼働に伴い、分別区分をはじめ処理方

法が改められています。現在、家庭系ごみの処理手数料は徴収していません。

(1) 成田地域

① 分別区分

表2-1-1 家庭系ごみの分別区分及び収集頻度(成田地域)

平成 24 年 10 月から 平成 24 年 9 月まで

分別区分 収集頻度 分別区分 収集頻度

可燃ごみ 週 2 回

燃やせるごみ 週 2 回

紙類

月 2 回

衣類・布類

プラスチック製容器包装

ビニール・プラスチック類 週 1 回

ペットボトル

ビン・カン ビン・カン・ガラス

月 2 回

金物・陶磁器・ガラス類 金物・陶磁器類

有害ごみ 有害ごみ

粗大ごみ 申込制 粗大ごみ 申込制

② 中間処理

表2-1-2 家庭系ごみの分別区分別の処理方法(成田地域)

平成 24 年 10 月から 平成 24 年 9 月まで

区分 処理方法 処理施設 区分 処理方法 処理施設

可燃ごみ

溶融

成田富里いずみ 清掃工場

燃やせるごみ

焼却 いずみ清掃工場

可燃性粗大ごみ 可燃性粗大ごみ

紙類

資源化

民間処理場

燃やせるごみ

衣類・布類

プラスチック製容器包装

ビニール・プラスチック類 資源化 民間処理場 ペットボトル

ビン・カン

選別・ 資源化

選別

成田市リサイクル

プラザ 資源化 民間処理場

ビン・カン・ガラス

選別・ 資源化

選別

成田市リサイクル

プラザ 資源化 民間処理場

金物・陶磁器・ガラス類 金物・陶磁器類

有害ごみ 有害ごみ

(22)

- 16 -

③ 最終処分

表2-1-3 最終処分の方法(成田地域)

平成 24 年 10 月から 平成 24 年 9 月まで

区分 処理方法 区分 処理方法

溶融スラグ(成田富里いずみ清掃工場) 再資源化

又は埋立

焼却灰(いずみ清掃工場) 再資源化

飛灰(成田富里いずみ清掃工場) 不燃残さ

埋立

焼却灰(民間処理施設) 埋立 焼却灰(民間処理施設)

(2) 下総・大栄地域

下総・大栄地域のゴミの処理については、平成23年度まで香取広域市町村圏事務組

合で共同処理していましたが、平成23年度をもって同組合を脱退したことにより、平

成24年度からは成田市のごみ処理施設で処理されています。

香取広域市町村圏事務組合での共同処理では、粗大ごみは自己搬入であり、1回の搬

入量が100キログラムを超えると有料となっていました。(100キログラムを超えた部

分に対して、可燃ごみは100円/10キログラム、不燃ごみは200円/10キログラム)

現在は、成田地域と処理方法が統一されています。

① 分別区分

表2-1-4 家庭系ごみの分別区分及び収集頻度(下総・大栄地域)

平成 24 年 10 月から 平成 24 年 9 月まで

分別区分 収集頻度 分別区分 収集頻度

可燃ごみ 週 2 回

可燃ごみ 週 2 回

紙類

月 2 回

衣類・布類

プラスチック製容器包装

ペットボトル ペットボトル

月 1 回

ビン・カン ビン・カン

金物・陶磁器・ガラス類

不燃ごみ 有害ごみ

粗大ごみ 申込制 粗大ごみ 随時(自己搬入)

(23)

- 17 -

② 中間処理

表2-1-5 家庭系ごみの分別区分別の処理方法(下総・大栄地域)

平成 24 年 10 月から 平成 23 年度まで

区分 処理方法 処理施設 区分 処理方法 処理施設

可燃ごみ

溶融

成田富里いずみ 清掃工場

可燃ごみ 焼却 伊地山クリーンセンター

可燃性粗大ごみ

紙類

資源化 民間処理場

衣類・布類

プラスチック製容器包装

ペットボトル ペットボトル 資源化

(財)容器包装リサイクル協

会が指定した民間処理場

ビン・カン

選別・ 資源化

選別

成田市リサイクル

プラザ 資源化 民間処理場

ビン・カン

選別・ 資源化

選別

伊地山粗大ごみ処理施設

資源化

民間処理場(ただし、ビンは ペットボトルに同じ。)

金物・陶磁器・ガラス類

不燃ごみ 有害ごみ

不燃性粗大ごみ 粗大ごみ

③ 最終処分

表2-1-6 最終処分の方法(下総・大栄地域)

平成 24 年 10 月から 平成 23 年度まで

区分 処理方法 区分 処理方法

溶融スラグ

再資源化又は埋立

焼却灰

埋立

飛灰 不燃残さ

※ 中間処理と最終処分の方法は、平成 24 年 4 月から成田地域と同様。

2.

事業系ごみ

分別方法、中間処理方法、最終処分方法については家庭系ごみと同様です。収集方

法は、許可業者委託または自己搬入とし、廃棄物処理手数料として210円/10キログラ

ムを徴収しています。ただし、成田空港より発生する多量の廃棄物については、市の

施設では処理しきれないため、民間の許可業者により処理されています。(空港からの

発生量:21,918トン(内焼却量:20,245トン)(平成23年度))

なお、下総・大栄地域は、平成23年度まで香取広域市町村圏事務組合で共同処理さ

(24)

- 18 -

3.

処理フ

ロー

現在(成田富里いずみ清掃工場供用開始後)のごみ処理フローは図2-1-12のとおり

です。また、成田地域及び下総・大栄地域の平成23年度におけるごみの処理の状況は、

図2-1-13、図2-1-14のとおりです。

(現在)

図2-1-12 現在の処理フロー(平成24年10月から)

溶融スラグ  飛灰 メタル

資源化

エコセメント 溶融

(成田富里いずみ清掃工場)

中間処理

・家庭系

土木資材

     可燃・不燃残さ 可燃ごみ

・事業系

資源ごみ 不燃ごみ

埋立

回収資源 選別・破砕

(成田市リサイクルプラザ)

(25)

- 19 -

(平成23年度)

※ 四捨五入の関係で合計が一致しない場合があります。

図2-1-13 平成23年度成田地域の処理状況

※ 四捨五入の関係で合計が一致しない場合があります。

図2-1-14 平成23年度下総・大栄地域の処理状況

ビニール・プラスチック類

4,073

36,379 焼却灰  ・家庭系 25,424

 ・事業系 15,107

 焼却灰 1,592  ・家庭系 2,982  不燃残さ  ・事業系 356 672

 資源化 1,881 可燃ごみ

40,530

不燃ごみ 3,338

新聞・雑誌・ダンボール 79

1,950

2,353

埋立 37,164

(いずみ清掃工場) (民間処理場)

選別・破砕 3,338

3,910 集団・店頭・拠点回収

回収資源

(成田市リサイクルプラザ)

659 126

固形燃料化・ペレット化 単位 : t

2,265 水分・その他

中間処理

4,073 エコセメント

1,149 溶融固化 可燃残さ

焼却

4,926

 ・家庭系 3,496 焼却灰  ・事業系 1,430 807

可燃残さ

88 不燃残さ 248  ・家庭系 441

 ・事業系 10

 資源化 115 4,926 5,014

(伊地山クリーンセンター)

単位 : t

可燃ごみ 焼却 中間処理

埋立

(伊地山粗大ごみ処理施設)

1,055

ペットボトル 46

不燃ごみ 選別・破砕

463 集団・店頭回収

(26)

- 20 -

1-4

ごみ処理・

サイ

ル経費

ごみ処理・リサイクル経費のうち、処理・維持管理費はほぼ横ばいで推移していま

す。建設改良費は、成田富里いずみ清掃工場の整備によるものです。

図2-1-15 ごみ処理・リサイクル経費の推移

1-5

計画の達成度合い

1.

目標値の達成度合い

ごみの総排出量は、現計画基準年度(平成17年度)から比較して、平成23年度は

51,705トンと4,355トン(約8%)減少しています。

また、排出原単位は、1,093グラムと175グラム(約14%)減少しています。この

値は平成 29 年度に 940 グラムとする想定で見た場合、平均的に減少した場合(平成

23年度で1,104グラム)に比べて11グラム下回る減量化がなされています。

一方、総資源化量は、2,024トン(約 14%)減少し、リサイクル率も23.4%と低下

しています。

ごみの排出抑制については、目標を達成していると言えますが、資源化の促進につ

いては成果が得られていないと言えます。

2.

施策の進行状況

現計画で掲げられた様々な施策については、その進捗に若干の変更はあるものの概

ね適切に取り組むことができています。

中でも、「新清掃工場の整備」については、平成24年10月からその供用が開始され、

あわせて新しい分別区分も全市統一という形でスタートしました。

2,252 2,260 2,214 2,161 2,373

4,191

7,365

0 1,0 00 2,0 00 3,0 00 4,0 00 5,0 00 6,0 00 7,0 00 8,0 00

平成17 18 19 20 21 22 23

(百万円)

(年度) 建設改良費

(27)

- 21 -

1-6

計画の評価と

課題

1.

ごみ総排出量の増加抑制

ごみの総排出量は、減少傾向での推移が続いています。しかし、今後は、市域の人

口増加や経済活動の拡大が見込まれるため、ごみ総排出量が増加する可能性がありま

す。増加を抑制し、さらに減少させるための方策について検討が必要です。

2.

可燃ごみ中の紙・

布類、

厨芥類の削減

可燃ごみには、紙・布類、厨芥類が非常に多く含まれています。可燃ごみの減量の

ため、この2つを削減する方策の検討が必要です。

このうち、紙・布類については、平成24年10月より分別区分の見直しにより「資

源物」として分別回収を始めました。厨芥類の焼却処理からのシフトは資源化の促進

にも寄与することから、現在実施している生ごみ処理容器などに対する支援に加えて

新たな取り組みを検討する必要があります。

3.

資源化の促進

集団・店頭・拠点回収量と収集ごみの資源化量を合わせた総資源化量は、減少傾向

で推移しています。近年はビン・カンからペットボトル・プラスチック製容器への容

器代替が進み、限られた天然資源の有効利用の観点から新たな資源化が課題となって

います。今後は、一層の資源化を促す方策の検討が必要です。

4.

ごみ処理・

サイ

ル経費の費用対効果の検討・

改善

ごみ処理・リサイクルにかかる経費はほぼ横ばいで推移しています。今後はごみ総

排出量が増加する可能性があることから、この経費も増す懸念があり、費用の効率的

運用に向けた方策の検討が必要です。更に、国における有料化のガイドラインも考慮

(28)

- 22 -

5.

ごみ処理施設の整備

昭和53年に完成したいずみ清掃工場(ごみ焼却施設)の老朽化等に対応し、隣接す

る富里市との共同により、成田富里いずみ清掃工場が平成24年10月に供用を開始し

ました。この施設は高次の安全性を備えたエネルギー回収施設として費用対効果の向

上等も図られるような施設となっています。

また、資源としての循環的利用を進めるため、平成10年に完成したリサイクルプラ

ザの機能の拡充に努める必要があります。

さらに、平成元年に完成した最終処分場である成田クリーンパークは平成19年に閉

鎖されたため、それ以降は、他地域の民間処分場に委託しています。域内における適

(29)

- 23 -

2

基 本 理 念 と

目 標

2-1

基本理念

1.

資源循環型社会の形成に向けて

平成 12年に施行された循環型社会形成推進基本法により、廃棄物・リサイクル対策

を総合的かつ計画的に推進する基盤が確立されました。発生抑制(Reduce)⇒再使用

(Reuse)⇒再生利用(Recycle)といった3Rにより、限られた資源を有効に活用す

る循環型社会の実現に向け、さまざまな取り組みが行われています。また、容器包装

リサイクル法、家電リサイクル法、食品リサイクル法などのリサイクル関連法が施行、

改正されました。

千葉県では、廃棄物の適正処理の確保にとどまらず、モノの循環を通して資源が円

滑に有効利用されるような、最終処分に依存しない社会の実現を目指しており、そし

て、廃棄物の発生から処理のすべての過程において、環境への負荷を極力低減する「資

源循環型社会」の構築を基本理念としています。

本市では、循環型社会形成推進基本法に示された優先順位、第 8 次千葉県廃棄物処

理計画に示された方針を踏まえて、資源循環型社会構築のため、発生した廃棄物を徹

底分別し、資源ごみとしての適正な循環的利用を推進することとします。

図2-2-1 モノの循環イメージ

※ 1 資源・製品の投入、消費の段階では発生抑制・排出抑制を促進します。

廃棄物や環境負荷の発生を、事前に抑制・回避します。

※ 2 廃棄物の発生後の資源の循環利用では資源・エネルギーの回収・再利用促進、

分別徹底によるリサイクル、適切な処理による有効利用を含みます。

減量化

資源循環利用

※ 2

最終処分

消費

資源・製品の投入

※ 1

(30)

- 24 -

2.

協働型推進体制の形成に向けて

資源循環型社会形成のために、市民・事業者・行政のパートナーシップによる地域

での取り組みを促進する必要があります。

これまでの適正処理あるいはリサイクル推進に重きを置いた廃棄物処理を重視する

行政から、より上流のリデュース、リユースの促進に軸足を移した資源循環型社会を

重視する行政への転換が求められます。そのためには、行政主導から、市民・事業者

等関係者間の協働による体制づくりにシフトしなければなりません。積極的な情報開

示、参加しやすい場の設定、情報共有のための仕組みづくり、さらには具体的行動に

向けた役割分担や責任の明確化など、関係者を巻き込むための協働による取り組み体

(31)

- 25 -

2-2

計画指標

1.

推計による

将来ごみ量の見込み

人口の推計は図2-2-2に示すように、今後も増加する見込みです。

また、最近5年間の傾向から、将来のごみ量を推計すると、平成25年度には51,887

トン、平成29年度には52,892トンと、若干ながら増加するものと見込まれます。

表2-2-1 将来人口推計結果

(各年 10 月 1 日現在)

図2-2-2 将来人口推計結果

単位:人 

人口

平成17 121,139

18 122,776 19 124,328 20 125,802 21 127,353 22 128,933 23 129,255 24 132,000 25 135,000 26 138,000 27 140,000 28 142,000 29 144,000

年度

1 2 1 ,1 3 9

1 2 2 ,7 7 6 1 2 4 ,3 2 8

1 2 5 ,8 0 2 1 2 7 ,3 5 3

1 2 8 ,9 3 3 1 2 9 ,2 5 5 1 3 2 ,0 0 0

1 3 5 ,0 0 0

1 3 8 ,0 0 0 1 4 0 ,0 0 0 1 4 2 ,0 0 0

1 4 4 ,0 0 0

10 5,00 0 11 0,00 0 11 5,00 0 12 0,00 0 12 5,00 0 13 0,00 0 13 5,00 0 14 0,00 0 14 5,00 0 15 0,00 0

17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29

(人)

(年度) 推計値

実績値

(32)

- 26 -

表2-2-2 推計による将来ごみ量の見込み

図2-2-3 推計による将来ごみ量の見込み

単位:t/ 年 

家庭系ごみ 事業系ごみ 集団回収等 合計

平成17 32,728 20,648 2,684 56,060

18 33,199 20,281 2,786 56,266

19 32,755 19,567 2,815 55,137

20 32,391 18,450 2,653 53,494

21 32,135 17,373 2,500 52,008

22 31,891 17,452 2,521 51,864

23 32,390 16,903 2,412 51,705

24 32,512 16,608 2,423 51,543

25 33,064 16,389 2,434 51,887

26 33,637 16,170 2,448 52,255

27 34,069 16,067 2,460 52,596

28 34,332 15,878 2,457 52,667

29 34,695 15,732 2,465 52,892

年度\区分

5 6 ,0 6 0 5 6 ,2 6 6 5 5 ,1 3 7

5 3 ,4 9 4

5 2 ,0 0 8 5 1 ,8 6 4 5 1 ,7 0 5 5 1 ,5 4 3 5 1 ,8 8 7 5 2 ,2 5 5 5 2 ,5 9 6 5 2 ,6 6 7 5 2 ,8 9 2

0 1 0 ,0 00 2 0 ,0 00 3 0 ,0 00 4 0 ,0 00 5 0 ,0 00 6 0 ,0 00

17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29

(t/年)

(年度) 集団回収等 事業系ごみ 家庭系ごみ

推計値 実績値

(33)

- 27 -

2-3

計画の目標

1.

目標の整理

(1) 国及び県の目標値

国及び千葉県の目標値を整理すると次のとおりです。

表2-2-3 国の目標値(目標年次:平成27年度)

項 目 廃棄物減量等の基本方針 循環型社会形成推進基本計画

策定年月 平成 13 年 5 月

(平成 22 年 12 月変更)

平成 15 年 3 月

(平成 20 年 3 月見直し)

基になる法律名 廃棄物処理法 循環型社会形成推進基本法

目標年度 平成 27 年度 平成 27 年度

排出量に係る目標値 <一般廃棄物(ごみ)>

平成 19 年度に対して、年間排出量を約

5%削減する。

<一般廃棄物>

平成 12 年度に対して、1 人 1 日当たりの

ごみ排出量を約 10%削減する。

<家庭系ごみ>

平成 12 年度に対して、1 人 1 日当たりの

家庭系ごみ排出量(資源回収されるもの

を除く)を約 20%削減する。

<事業系ごみ>

平成 12 年度に対して、年度間排出総量

(資源回収されるものを除く)を約 20%

削減する。

再生利用に係る目標値 <一般廃棄物(ごみ)>

再生利用率 ※

を約 25%に引き上げる。

最終処分に係る目標値 <一般廃棄物(ごみ)>

平成 19 年度に対して、年間最終処分量

を約 22%削減する。

※ 再生利用率=リサイクル率

表2-2-4 千葉県の目標値(目標年次:平成27年度)

項目 第 8 次千葉県廃棄物処理計画

基になる法律名 廃棄物処理法

目標年度 平成 27 年度

排出量に係る目標値 県民 1 人 1 日当たりの排出量を 960 グラム以下にする。

再生利用に係る目標値 再生利用率を 30%以上とする。

(34)

- 28 -

2.

目標値の設定

推計で得られた将来ごみ量では、国・県の目標に対して、十分な達成が見込めない

ため、発生抑制・資源分別の観点から、ごみの減量化に努める必要があります。

ごみの中に含まれている未分別の資源物を回収して再生利用を促し、リサイクルを

徹底させることを目標の軸とします。

(1) 目標数値

①発 生 抑 制 :ごみの総排出量を平成29年度49,400トン以下に抑制します。

②排出原単位:平成17年度1,268グラム/人・日に対して、平成29年度の排出原単位を

940グラム/人・日に引き下げます。

③資 源 回 収 :平成29年度のリサイクル率を28%に引き上げます。

表2-2-5 目標値

項 目

基準年度 現状 目標値

(平成 17 年度) (平成 23 年度) (平成 29 年度)

人口 121,139 人 129,255 人 144,000 人

総排出量 56,060 t 51,705 t 49,400 t

内処分するごみ量

※ 1

47,115 t 43,099 t 37,640 t

内資源化するごみ量

※ 2

8,945 t 8,606 t 11,760 t

排出原単位 1,268 g 1,093 g 940 g

内処分するごみ量 1,066 g 911 g 716 g

内資源化するごみ量 202 g 182 g 224 g

リサイクル率 25.2 % 23.4 % 28.0 %

※ 1 処分するごみ=溶融・焼却又は埋立するごみ

(35)

- 29 -

3.

目標値達成の考え方

目標値の設定においては、発生抑制・資源分別・ごみ減量の3つの観点から、削減

量の目標を設定しています。

また、各取り組みにおける目標値は、表のとおりです。

図2-2-4 目標年度である平成29年度における目標値

表2-2-6 目標値(取り組み項目ごと)

対象・方策

目標量 ※ 1

原単位 年間

発生抑制 ごみとなるものは売らない・出さない、

使い切るライフスタイルの推進

(生ごみの水切りなどを含む)

約 328g/ 人・日の発生抑制

※ 2

6,660t/ 年の発生抑制

※ 2

資源分別 紙ごみ等の分別率を約 3 割に増加 約 107g/ 人・日の資源化 5,620t/ 年の回収

ビン・カンの分別徹底 約 35g/ 人・日の資源化 1,840t/ 年の回収

ペットボトルの分別徹底 約 2g/ 人・日の資源化 100t/ 年の回収

プラスチック製容器包装の分別 約 56g/ 人・日の資源化 2,940t/ 年の回収

その他(粗大ごみ等の破砕、選別など)

の資源物

約 24g/ 人・日の資源化 1,260t/ 年の回収

※ 1 四捨五入の関係で合計が一致しない場合があります。

※ 2 基準年度における排出量に対して

56 ,06 0 t 51 ,70 5 t 52 ,89 2 t 49 ,40 0 t

処分するごみ

4 3 ,0 9 9t

処分するごみ

4 4 ,0 8 8t

処分するごみ

3 7 ,6 4 0t 資源化するごみ

8 ,6 0 6t

資源化するごみ

8 ,8 0 4t

資源化するごみ

1 1 ,7 6 0t 発生抑制

6 ,6 6 0t

再資源化量

3 ,5 0 1t

再資源化量

2 ,1 4 0t 再資源化量

2 ,5 1 0t

排出抑制

資源分別

ごみ減量

※再資源化量= 溶融又は焼却後

再生される資源の量

平 成2 3年 度

総排出量 現状推計 目標値

平 成2 9年 度 平 成2 9年 度

4 9 ,4 0 0 t

平 成1 7年 度

基準年度

資源化するごみ

8 ,9 4 5t

処分するごみ

4 7 ,1 1 5t

再資源化量※

(36)

- 30 -

2-4

計画実行管理の仕組み

1.

成果の公表

ごみ減量の取り組みによる環境改善効果、ごみ処理に伴う環境への影響などを、適

宜公表します。

また、ごみ処理にかかるエネルギー効率、コスト情報等の把握と指標整備に努めま

す。

2.

のチェ

機能の強化

計画立案(Plan)後の、実施(Do)、評価(Check)、更なる改善のための意思決定

と計画見直し(Action)といった、PDCAサイクルに基づく一連の実施・管理体制

の機能を充実させます。

計画指標の達成度の測定と評価は原則として5 年ごとに行いますが、各期内に定め

(37)

- 31 -

3

基 本 方 針

3-1

基本方針

基本目標を達成していくため、取り組みの柱となる基本方針を次のように定めます。

1.

市民・

事業者・

行政の協働による

ごみ減量化・

資源化の推進

ごみの減量化・資源化の推進のためには、様々な主体の協働体制による実施が必要

です。

市民は環境に配慮した生活様式に移行し、事業者は自己処理の原則や拡大生産者責

任を踏まえた取り組み、市は市民・事業者の取り組みを促すための施策の実施など、

様々な主体の協働による取り組みを推進していきます。

2.

ごみの適正な循環利用

地球規模の環境問題の解決や、地域環境の改善のために、環境に与える負荷を低減

し、環境保全に貢献できる資源循環型社会の構築を目指した取り組みの推進が必要で

す。化石燃料などの天然資源で再生が不可能な資源の使用量を最小にし、循環型社会

に要するエネルギーの効率的な利用を図っていく必要があります。

そこで、国の環境基本法及び循環型社会形成推進基本法の理念である発生抑制(リ

デュース;Reduce)、再使用(リユース;Reuse)、再生利用(リサイクル;Recycle)

のいわゆる3Rをごみ処理の基本とし、ごみの適正な循環利用を進めていきます。

3.

環境にやさ

いごみ処理の仕組みづく

地球環境に与える負荷を出来る限り無くし、環境と共生するためには、既存システ

ムを改善し、一層の費用対効果の向上、システムの効率化を図る必要があります。

そこで、本市では収集から中間処理、最終処分の過程において発生する環境への負

(38)

- 32 -

4

基 本 方 針 に基 づく

主 な施 策

4-1

施策体系

ごみみととななるる前前のの段段階階のの取取りり組組みみ・・・・・・・・・・・・3333ペペーージジへへ

ごみみととななっったた後後のの取取りり組組みみ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3344ペペーージジへへ

環境境ににややささししいいごごみみ処処理理のの実実施施・・・・・・・・・・・・3366ペペーージジへへ

資源回収(集団回収等)の拡充

分別区分等の見直し

新しいリサイクル

費用負担の再検討・見直し

事業系ごみの資源化・減量の取り組み

発生抑制のための教育・啓発

消費行動に関わる取り組み

新清掃工場の整備

ストックヤードの整備

最終処分場の整備

生ごみの取り組み

(39)

- 33 -

4-2

ごみと

なる前の段階の取り

組み

1.

発生抑制のための教育・

啓発

ごみ減量やリサイクル行動を広めていくためには、子供の頃からの教育が大切だと

の認識に立ち、特に児童に対する環境教育を、関係機関と連携しながら進めていきま

す。

各種の情報を市民や事業者に提供するに当たっては、広報誌のほか、公共施設への

掲示、地域の回覧板などを活用していきます。また、インターネットも積極的に活用

することとし、特に市のホームページを活用した関連情報を体系的に掲載、提供して

いきます。

① 3R推進のための啓発・キャンペーン等による住民個々の意識の向上・実践

清掃工場やリサイクル施設などの見学会、リサイクルプラザにおける各種リサイク

ル教室などの環境教育や、ごみの減量、分別徹底等の啓発活動に取り組むほか、多様

な啓発媒体を活用し、市民や事業者が必要とする講習会やイベント等に関する情報の

提供や本市が実施しているリサイクル・清掃施策等の広報活動を積極的に展開します。

② 廃棄物減量等推進員との連携

家庭におけるごみ減量、集積所における適正な分別排出の啓発・指導等を廃棄物減量

等推進員と協力し取り組みます。また、地域でのごみ減量に向け、廃棄物減量等推進

員同士による話し合いの場を設け、効果的な事業について意見交換ができるよう検討

を行います。

2.

消費行動に関わる

取り

組み

ごみの発生抑制のためには、供給する側と購入する側の配慮が必要です。

エコ商品の紹介や、グリーン購入

1

、グリーンコンシューマー運動

2

、また、マイバ

ックの推進あるいは有料化によるレジ袋の削減を含めた、いらないものを「売らない」

「買わない」などの取り組みを促進していきます。

※1:グリーン購入=製品やサービスを購入する際に、環境を考慮して必要性をよく考え、環境への

負荷ができるだけ少ないものを選んで購入すること

※2:グリーンコンシューマー運動=環境のことを考えて、環境に対する負荷がより少ない買い物を

する人々のことをグリーンコンシューマーといい、これを広める運動のこと

3.

生ごみの取り

組み

① 生ごみ等の減量化の促進

可燃ごみの約 40%を占める生ごみの対策として、廃棄物となる前の段階で、水切り

(40)

- 34 -

② 生ごみ等の排出源処理の促進

本市では、これまで各家庭における処理(堆肥化や生ごみ処理器などによる)に対

する支援を実施してきました。今後も排出源での処理の促進に向け、支援を継続して

いきます。

4-3

ごみと

なっ

た後の取り

組み

1.

資源回収(

集団回収等)

の拡充

集団回収の活動状況や回収実績の情報提供、PR活動など、更なる周知を行うとと

もに、今後も、地域別や活動団体別に回収実績を整理し、積極的に取り組んでいる団

体等を表彰するなどの施策を実施することで、集団回収を促進します。

2.

分別区分等の見直し

成田富里いずみ清掃工場の供用開始にあわせて、これまで異なっていた成田地域と

下総・大栄地域の分別区分を見直しました。これによりこれまで直接資源化されてい

なかったものの資源化が促進され、焼却量の減量化やリサイクル率の向上につなげて

いきます。

(1) ペットボトル

これまで、成田地域ではペットボトルの集団回収と店頭回収を行ってきましたが、

ペットボトルは現代のライフスタイルには欠かせない生活品となっており、今後もそ

の消費量は増えると考えられます。そのため、回収量の向上を目的として、平成24年

10月より「資源物」として分別回収を始めました。

(2) プラスチック製容器包装

成田地域においてはビニール・プラスチック類、下総・大栄地域においては可燃ご

みとされていたプラスチック製容器包装については、有効利用の観点から平成 24 年

10月より「資源物」として分別回収を始めました。

※ 一部容器は、民間主体で運営されているものもあります。

(3) 紙類、衣類・布類

可燃ごみに含まれる紙類、衣類・布類は成田地域で36.7%、下総・大栄地域で48.5%

と高い割合を占めています。

これら紙類(新聞・雑誌・ダンボール、紙パック、雑がみ)及び衣類・布類につい

(41)

- 35 -

3.

新し

いリ

サイ

団体・民間企業が自主的に取り組む廃食油リサイクルや食品リサイクル等を支援し

ていきます。

市では、使用済み天ぷら油を市役所や公民館などで回収しています。

4.

費用負担の再検討・

見直し

近年のごみ処理において、費用負担のあり方が問題となっています。本市において

も現在、収集指定袋制を導入していますが、拡大生産者責任に基づく事業者側の取り

組みや家庭系ごみ有料化など、新たな経済的手法の導入の検討が必要です。

(1) 家庭系ごみ

一般に家庭系ごみの有料化は市民に新たな負担を強いるものと考えられますが、一

定の減量効果と意識啓発効果、公平性の確保などが期待できるものと言われています。

本市においては、ごみ分別区分を見直したことによるごみ量の推移をみる中で、ご

み量が増加していく場合には、家庭系ごみの有料化などによるごみの減量化策を検討

します。

(2) 事業系ごみ

事業系ごみは、自己処理、自己搬入、許可業者への処理委託など、自らの責任で適

正に処理することとされています。今後も更なる発生抑制、自己処理責任の原則を徹

底するために、市の施設での受け入れ手数料の見直しを検討します。

5.

事業系ごみの資源化・

減量の取り

組み

(1) 事業者処理責任の徹底した指導

事業系ごみは、事業者が責任をもって処理しなければならないものです。今後も排

出事業者に対する適正分別・排出指導を行い、ごみ減量・資源化推進への意識啓発とそ

の実践を積極的に促していきます。

また、多量排出事業所に対しては、減量計画書提出・個別指導強化などを展開して

いきます。自主的なリサイクルルート構築の支援、環境省主導によるエコアクション

(42)

- 36 -

4-4

環境にやさ

いごみ処理の実施

収集、中間処理、埋立てという一連の過程で、環境負荷低減と資源・エネルギーの

効率的回収に努めます。

1.

新清掃工場の整備

ごみの適正処理のため、「ごみの溶融処理」を行い、埋立量の大幅な削減を図ります。

また、エネルギーの有効活用の視点から、ごみ発電を実施し、熱供給をしていくとと

もに、スラグ化を実施するなど、廃棄物の有効活用に努めます。

なお、新しく成田富里いずみ清掃工場が平成24年10月より供用を開始しました。

2.

スト

ヤード

の整備

今後、より一層の資源化等を図るため、リサイクルプラザの機能拡充のためのスト

ックヤードの整備を検討します。

成田富里いずみ清掃工場の供用開始に伴い、旧いずみ清掃工場を解体し、その跡地

にストックヤードを整備することで検討を進めています。

3.

最終処分場の整備

ガス化溶融炉による焼却残さの削減と溶融スラグの有効利用を進め、埋立量の大幅

な削減を図ります。当面は委託により埋立処分を行いますが、中長期的な視点から、

新たな最終処分場の設置を検討します。

4.

収集運搬での環境負荷の低減

収集運搬の効率化に努めるとともに、低公害車の導入などを促し、環境負荷の低減

(43)

- 37 -

5

実 施 スケジュール

施策を実施するにあたっては、当面以下のようなスケジュールで進めます。なお、

本スケジュールは予定であり、状況によって適宜見直すこととします。

表2-5-1 実施スケジュール

第一段階 第二段階 第三段階 第四段階

平成 20 年度

平成 23 年度

平成 26 年度

平成 29 年度

1.ごみとなる前の段階の取り組み

発生抑制のための教育・啓発

消費行動に関わる取り組み

生ごみの取り組み

2.ごみとなった後の取り組み

資源回収(集団回収等)の拡充

分別区分等の見直し

新しいリサイクル

費用負担の再検討・見直し

事業系ごみの資源化・減量の取り組み

3.環境にやさしいごみ処理の実施

新清掃工場の整備

ストックヤードの整備

最終処分場の整備

収集運搬での環境負荷の低減

新分別区分開始

(44)
(45)

- 39 -

(46)
(47)

- 41 -

1

生 活 排 水 の 排 出 状 況

1-1

処理形態別人口

生活排水の処理形態別人口は表3-1-1及び図3-1-1のとおりです。成田地域では、下

水道普及率が高まり、単独処理浄化槽による処理人口、非水洗化人口の割合は低くな

ってきています。

下総・大栄地域では、合併処理浄化槽への転換や農業集落排水処理人口が増加し、

単独処理浄化槽による処理人口、非水洗化人口の割合が低くなってきています。

表3-1-1 処理形態別人口の推移

※ 1 下水道区域以外の住宅団地等から排出されるし尿と生活雑排水を集合処理するために開発事業者等が設置・管理する 地域し尿処理施設のこと。

※ 2 トイレと連結してし尿及びこれと併せて厨房排水や洗たく排水などの生活雑排水を処理し、公共下水道以外に放流するた めの設備。

※ 3 農村地域内の下水を集合的に処理するもので「農村型下水道」とも言う。家庭や施設から出される汚水を管によって集め、 地域の生活排水を一括浄化する方法で仕組み的には下水道と同様。

※ 4 し尿のみを処理する単独処理浄化槽は、平成 12 年の浄化槽法の改正により新設が禁止された。

図3-1-1 処理形態別人口の推移

単位:人  平成17 18 19 20 21 22 23 計画処理区域内人口 121,139 122,776 124,328 125,802 127,353 128,933 129,255

水洗化・生活雑排水処理人口 94,633 97,356 101,350 104,510 106,678 107,957 109,927 集中処理浄化槽

※ 1

2,400 2,400 2,400 2,400 2,400 2,400 2,385 合併処理浄化槽

※ 2

11,151 12,103 13,156 14,093 14,676 15,120 15,651 公共下水道 79,635 81,357 84,216 86,340 87,841 88,599 90,027 農業集落排水

※ 3

1,447 1,496 1,578 1,677 1,761 1,838 1,864 水洗化・生活雑排水未処理人口 20,332 19,700 17,366 15,723 15,252 15,721 14,197

単独処理浄化槽

※ 4

20,332 19,700 17,366 15,723 15,252 15,721 14,197 非水洗化人口 6,174 5,720 5,612 5,569 5,423 5,255 5,131

区分\年度

121,139 122,776 124,328 125,802 127,353 128,933 129,255

0 50 ,000 10 0,00 0 15 0,00 0

平成17 18 19 20 21 22 23

(人)

(年度)

くみ取り

単独処理浄化槽

農業集落排水

公共下水道

合併処理浄化槽

(48)

- 42 -

1-2

生活排水の発生量

くみ取りし尿・浄化槽汚泥の発生量は、表3-1-2及び図3-1-2のとおりです。くみ取

りし尿については減少傾向にあり、浄化槽汚泥については増加傾向で推移しています。

表3-1-2 くみ取りし尿・浄化槽汚泥発生量の推移

図3-1-2 くみ取りし尿・浄化槽汚泥発生量の推移

1-3

処理の流れ

くみ取りし尿・浄化槽汚泥処理の流れの状況を以下に示します。

平成20 年度以降は、下総・大栄地域も成田浄化センターに搬入され、適正処理後、

処理水は放流、焼却灰は平成23年6月まで堆肥化処理、以降は埋立処理されています。

図3-1-3 平成24年度 くみ取りし尿・浄化槽汚泥の処理の流れ くみ取りし尿

浄化槽汚泥

し尿処理施設

(成田浄化センター)

最終処分場

(民間施設)

放流 処理水

焼却灰

平成17 18 19 20 21 22 23 くみ取りし尿 6,174 5,720 5,612 5,569 5,423 5,255 5,131 浄化槽汚泥 33,883 34,203 32,922 32,216 32,328 33,241 32,233 くみ取りし尿 6,201 6,057 5,492 5,543 5,169 4,983 3,853 浄化槽汚泥 23,759 24,343 23,398 23,496 23,570 24,144 24,210 くみ取りし尿 2.8 2.9 2.7 2.7 2.6 2.6 2.1 浄化槽汚泥 1.9 1.9 1.9 2.0 2.0 2.0 2.1 区分\年度

収集人口 (人) 収集量 (kL ) 原単位 (L / 人・日)

29,960 30,400 28,890

29,039 28,739 29,127 28,063

0 10 ,000 20 ,000 30 ,000 40 ,000

平成17 18 19 20 21 22 23

(kL/年)

(年度)

浄化槽汚泥

(49)

- 43 -

2

基 本 方 針 と

目 標

2-1

基本理念

水は自然を構成する重要な要素の一つであり、快適な環境を生み出し、人々の心に

潤いと安らぎを与えてくれるものです。

本市では、人口の増加や都市化の進展などに伴い、水質改善を図るための対策を行

ってきました。快適な水環境に対する要望が高まってきている中で、今後も、引き続

き対策を推進していく必要があります。

本計画は、身近な生活環境及び公共用水域の水質を保全するため、生活排水の適切

な処理を行うことを目標とします。

2-2

基本方針

公共下水道計画区域は、下水道により集合処理し、公共下水道計画区域外の地区は、

住宅等の密集度、財政事情等を勘案し、合併処理浄化槽等で処理を行うこととします。

なお実施にあたり、水の適正利用に関する啓発を行いながら、地域に適した排水処

理システムの確立を図るため、本計画における生活排水処理施策の基本方針を次のと

おり定めます。

1.公共下水道計画区域は、下水道への接続を促進します。

2.その他の区域は、合併処理浄化槽等の整備を促進します。また、単独処理浄化槽から、

合併処理浄化槽への転換を促進します。

2-3

処理の目標

本市においては人口の約 69.7%が下水道人口となっており、合併処理浄化槽等を合

わせた生活排水処理率

は約85.0%になっています。

今後の目標は、平成29年度の生活排水処理率を92.0%に引き上げることとします。

処理形態別の目標値は表3-2-1のとおりです。

(50)

- 44 -

表3-2-1 処理形態別人口目標値

計画処理区域内人口

水洗化・生活雑排水処理人口 集中処理浄化槽 合併処理浄化槽 公共下水道 農業集落排水

水洗化・生活雑排水未処理人口 単独処理浄化槽

非水洗化人口

78.1% 85.0% 92.0% 区分\年度

生活排水処理率

単位:人  基準年度

(平成17年度)

現状 (平成23年度)

目標値 (平成29年度)

(51)

- 45 -

3

み 取 り

尿 、

浄 化 槽 汚 泥 の 処 理 計 画

3-1

発生源対応計画

発生源での汚濁負荷削減の取り組みを徹底するため、生活排水の完全処理を目指し

ます。

1.

公共下水道の整備促進

公共下水道計画区域においては下水道の整備を促進し、主管課と連携しながら下水

道管への接続を促します。

2.

合併処理浄化槽設置の促進

合併処理浄化槽設置促進のため、設置及び維持管理費用に係る補助制度を継続して

実施していきます。また、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換についても補

助制度を実施します。

3.

農業集落排水処理の促進

農業集落排水処理区域においては接続率の向上を促進し、主管課と連携しながら生

活排水の完全処理を促します。

4.

広報・

啓発活動の推進

日常生活において生活雑排水による汚濁負荷を考慮した生活をすることにより、公

共水域等の水質悪化を防ぐことは可能です。そこで、生活雑排水の有効利用、直接排

水をしないなど、家庭内での発生源対策を実践するよう指導します。

また、生活排水処理施設の整備及び家庭内発生源対策を促進するために、パンフレ

(52)

- 46 -

3-2

収集、

運搬計画

効率的かつ市民サービス水準を維持した収集事業の継続実施を行います。

3-3

中間処理計画

成田浄化センターの処理能力は80キロリットル/日であり、今後も適正管理に努めて

いきます。

3-4

費用負担の再検討・

見直し

(53)

- 47 -

(54)
(55)

- 49 -

1

廃 棄 物 に関 する法 体 系

1-1

廃棄物の区分

廃棄物処理法において廃棄物とは汚物または不要物であって、固形状または液状の

ものと定義されており、一般廃棄物と産業廃棄物に区分されている。

1.

一般廃棄物

産業廃棄物以外の廃棄物であり、主にごみと生活排水である。

2.

産業廃棄物

事業活動に伴って生じた廃棄物のうち法令で定められた20種類のものと輸入された

廃棄物をいう。

※ 特別管理廃棄物とは、爆発性、毒性、感染性その他人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそ

れがあるもの。特別管理一般廃棄物としては、廃エアコンディショナー、廃テレビジョン受信機、廃電子

レンジに含まれるPCBを使用した部品や、病院などから排出される感染性廃棄物などが指定されて

いる。

図1-1 廃棄物の区分

廃棄物

一般廃棄物

産業廃棄物

特別管理 一般廃棄物

ごみ 生活排水

事業活動に伴

って生 じた廃

棄物の うち法

令で定められ

た廃棄物

特別管理 産業廃棄物

①燃え殻②汚泥③廃油④廃酸⑤廃アルカリ ⑥廃プラスチック類⑦紙くず⑧木くず⑨繊維くず

⑩動植物性残さ⑪動物系固形不要物⑫ゴムくず⑬金属くず ⑭ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず⑮鉱さい ⑯がれき類⑰動物のふん尿⑱動物の死体⑲ばいじん ⑳上記の産業廃棄物を処分するために処理したもの ⑲処分するために処理したもの

参照

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