2-1 ごみ量の推計
1. 推計の方法
(1)
考え方本市におけるごみ排出量の推計は、ごみの種類別に過去（平成
19
〜23
年度）の実績 値の推移から時系列トレンド推計方式により推計を行った。なお、人口については、成田市総合５か年計画
2011
の策定にあたって算出された数 値を用いた。
図2-1 種類別排出原単位
(2)
推計方法将来のごみ量推計は、複数の傾 向を示すモデル式（回帰方程式）
を過去の実績値に当てはめるこ とで推計を行う。これにより、増 減が繰り返される過去のごみ量 の推移は、モデル式にしたがって 一定の傾向に集約される。
図2-2 推計方法 過去５年間
０ ごみ量
年度 実績値
将来ごみ量 モデル式
○年後
740 741 720 705 691 678 685
467 453
430 402
374 371 357
61 62 63 59 55 55 52
0 20 0 40 0 60 0 80 0
平成17 18 19 20 21 22 23
（g/人・日）
（年度）
家庭系ごみ 事業系ごみ
集団・店頭・拠点回収ごみ
- 52 -
以下に推計に用いた推計式及びその特徴を示す。
表2-1 数式
数式 特徴
一次直線式 Y=a*X+b
単調な増加（減少）を示す直線式
二次曲線式 Y=aX＾2+bX+c
過去の増加（減少）を繰り返すと仮定した曲線式
一次指数式 Y=a*exp（b*X）
年次とともに緩やかに増加（減少）が収縮していく曲線式
対数式 Y=a*LN（X）+b
年次とともに増加率（減少率）が収縮していく曲線式
ロジスティック式 Y=H/ 1+a*exp（- bx）
初期の段階で傾きが大きくなり、最終的に定数 Hに近づいていく 曲線式
e は自然対数の底（2.7183）を示す
LN は e を底とする対数
a、b、c は最小二乗法
※
を用いて実績値より算出した係数
※ 実績値とモデル式を使って算出した推計値との間には、隔たりが生じる。その隔たりを最小にするため に、モデル式の係数を求める方法。
推計結果では、これまでのごみ量の推移や今後の社会経済情勢等を踏まえ、より実 情に近いと考えられる推計式を採用した。
- 53 -
2. 推計結果
推計結果は以下のとおりである。平成
17
年度から平成23
年度までは実績値、平成24
年度から平成29
年度までは推計値である。（四捨五入の関係で合計が一致しない場 合がある。）(1)
家庭系ごみ① 収集ごみ
表2-2 家庭系収集ごみの推計
図2-3 家庭系収集ごみの推計
単位：ｔ/ 年
平成17 18 19 20 21 22 23
可 燃 ご み 24,647 24,886 24,539 24,444 24,067 23,736 23,903 不 燃 ご み 1,474 1,469 1,406 1,327 1,263 1,283 1,315 資 源 ご み 4,782 4,883 4,786 4,646 4,594 4,725 4,730
粗 大 ご み 128 142 138 133 137 181 188
そ の 他 の ごみ 43 60 50 46 56 59 57
24 25 26 27 28 29
可 燃 ご み 23,995 24,402 24,825 25,144 25,338 25,606 不 燃 ご み 1,320 1,342 1,366 1,383 1,394 1,409 資 源 ご み 4,748 4,829 4,912 4,975 5,014 5,067
粗 大 ご み 189 192 195 198 199 201
そ の 他 の ごみ 57 58 59 60 60 61
実績 区分＼年度
区分＼年度
推計
0 10 ,000 20 ,000 30 ,000 40 ,000
17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29
（ｔ/年）
（年度）
その他のごみ 粗大ごみ 資源ごみ 不燃ごみ 可燃ごみ 実績値 推計値
平成
- 54 -
② 持込みごみ
表2-3 家庭系持込みごみの推計
図2-4 家庭系持込みごみの推計
単位：ｔ/ 年
平成17 18 19 20 21 22 23
可 燃 ご み 680 760 923 822 915 942 1,076
不 燃 ご み 617 611 546 511 591 526 589
資 源 ご み 10 10 9 8 5 6 7
粗 大 ご み 349 377 357 454 507 432 525
24 25 26 27 28 29
可 燃 ご み 1,078 1,096 1,115 1,130 1,138 1,151
不 燃 ご み 591 601 612 620 624 631
資 源 ご み 7 7 7 7 7 7
粗 大 ご み 527 536 545 552 557 562
区分＼年度
実績
区分＼年度
推計
0 1,0 00 2,0 00 3,0 00
17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29
（ｔ/年）
（年度）
粗大ごみ 資源ごみ 不燃ごみ 可燃ごみ 実績値 推計値
平成
- 55 -
(2)
事業系ごみ① 収集ごみ
表2-4 事業系収集ごみの推計
図2-5 事業系収集ごみの推計
単位：ｔ/ 年
平成17 18 19 20 21 22 23
可 燃 ご み 17,923 17,586 17,138 16,156 15,274 15,375 14,877
不 燃 ご み 178 216 166 116 87 62 55
資 源 ご み 1,491 1,535 1,497 1,478 1,373 1,350 1,224
粗 大 ご み 44 19 11 14 5 5 16
24 25 26 27 28 29
可 燃 ご み 14,613 14,420 14,228 14,137 13,971 13,842
不 燃 ご み 54 53 53 52 52 51
資 源 ご み 1,202 1,186 1,171 1,163 1,149 1,139
粗 大 ご み 16 16 15 15 15 15
推計 区分＼年度
実績
区分＼年度
0 5,0 00 10 ,000 15 ,000 20 ,000
17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29
（ｔ/年）
（年度）
粗大ごみ 資源ごみ 不燃ごみ 可燃ごみ 実績値 推計値
平成
- 56 -
② 持込みごみ
表2-5 事業系持込みごみの推計
図2-6 事業系持込みごみの推計
単位：ｔ/ 年
平成17 18 19 20 21 22 23
可 燃 ご み 546 561 574 545 510 548 629
不 燃 ご み 281 239 119 85 78 69 59
資 源 ご み 20 13 1 1 9 12 12
粗 大 ご み 164 113 61 55 37 31 30
24 25 26 27 28 29
可 燃 ご み 618 610 602 598 591 585
不 燃 ご み 58 57 56 56 55 55
資 源 ご み 12 12 11 11 11 11
粗 大 ご み 29 29 29 29 28 28
区分＼年度
実績
区分＼年度
推計
0 20 0 40 0 60 0 80 0 1,0 00 1,2 00
17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29
（t /年）
（年度）
粗大ごみ 資源ごみ 不燃ごみ 可燃ごみ 推計値
実績値
平成
- 57 -
(3)
集団・店頭回収表2-6 集団・店頭回収の推計
図2-7 集団・店頭回収の推計
単位：ｔ/ 年
平成17 18 19 20 21 22 23
集団 回収 ごみ 2,629 2,745 2,771 2,610 2,452 2,467 2,358
店頭 回収 ごみ 55 41 45 42 46 51 51
拠点 回収 ごみ 0 0 0 2 2 3 3
24 25 26 27 28 29
集団 回収 ごみ 2,369 2,380 2,393 2,405 2,402 2,410
店頭 回収 ごみ 51 51 52 52 52 52
拠点 回収 ごみ 3 3 3 3 3 3
実績
区分＼年度
推計 区分＼年度
0 50 0 1,0 00 1,5 00 2,0 00 2,5 00 3,0 00
17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29
（ｔ/年）
（年度）
拠点回収ごみ 店頭回収ごみ 集団回収ごみ 推計値
実績値
平成
- 58 -
(4)
総排出量表2-7 総排出量の推計
図2-8 総排出量の推計
単位：ｔ/ 年
家庭系ごみ 事業系ごみ 集団回収等 合計
平成17 32,728 20,648 2,684 56,060
18 33,199 20,281 2,786 56,266
19 32,755 19,567 2,815 55,137
20 32,391 18,450 2,653 53,494
21 32,135 17,373 2,500 52,008
22 31,891 17,452 2,521 51,864
23 32,390 16,903 2,412 51,705
24 32,512 16,608 2,423 51,543
25 33,064 16,389 2,434 51,887
26 33,637 16,170 2,448 52,255
27 34,069 16,067 2,460 52,596
28 34,332 15,878 2,457 52,667
29 34,695 15,732 2,465 52,892
推 計
年度＼区分
実 績
5 6 ,0 6 0 5 6 ,2 6 6 5 5 ,1 3 7
5 3 ,4 9 4
5 2 ,0 0 8 5 1 ,8 6 4 5 1 ,7 0 5 5 1 ,5 4 3 5 1 ,8 8 7 5 2 ,2 5 5 5 2 ,5 9 6 5 2 ,6 6 7 5 2 ,8 9 2
0 1 0 ,0 00 2 0 ,0 00 3 0 ,0 00 4 0 ,0 00 5 0 ,0 00 6 0 ,0 00
17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29
（ｔ/年）
（年度）
集団回収等 事業系ごみ 家庭系ごみ
推計値 実績値
平成
- 59 -
2-2 可燃ごみの組成
可燃ごみの組成は、成田地域と下総・大栄地域とも、紙・布類が最も多くなってい る。
表2-8 可燃ごみの組成（成田地域）
平成17 18 19 20 21 22 23 平均
紙・布類 ％ 50.0 53.5 52.3 43.5 41.4 63.4 36.7 48.7
ﾋ ﾞﾆ ｰ ﾙ ･合成皮革・ｺ ﾞﾑ 類
％ 22.0 15.9 15.0 10.6 8.1 16.4 10.5 14.1
木・竹・わら類 ％ 5.4 6.4 6.1 10.7 8.0 8.0 9.9 7.8
厨芥類 ％ 19.9 19.0 24.9 33.9 41.1 8.7 40.5 26.8
不燃物類 ％ 2.7 5.2 1.8 1.5 1.4 2.3 2.5 2.5
その他 ％ 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.4 0.0 0.2
項目＼年度 ご
み の 種 類
・ 組 成
（いずみ清掃工場）
表2-9 可燃ごみの組成（下総・大栄地域）
2-3 ごみ処理経費
表2-10 ごみ処理経費
単位：百万円
区分＼年度 平成17 18 19 20 21 22 23
処理・維 持管 理費 2,241 2,260 2,142 2,134 2,084 2,156 2,698
建 設 改 良 費 11 0 72 27 289 2,035 4,667
小 計 2,252 2,260 2,214 2,161 2,373 4,191 7,365
平成17 18 19 20 21 22 23 平均
紙・布類 ％ 43.8 39.4 38.1 46.3 45.7 19.2 48.5 40.1
ﾋ ﾞﾆ ｰ ﾙ ･合成皮革・ｺ ﾞﾑ 類
％ 17.0 18.1 27.2 19.7 19.9 25.0 18.0 20.7 木・竹・わら類 ％ 6.7 16.2 11.4 12.8 16.5 33.9 4.8 14.6
厨芥類 ％ 26.9 22.5 18.8 15.9 15.2 12.1 24.7 19.4
不燃物類 ％ 3.5 0.7 0.7 1.2 1.3 2.5 1.0 1.6
その他 ％ 2.1 3.1 3.8 4.1 1.4 7.3 3.2 3.6
項目＼年度 ご
み の 種 類
・ 組 成
（伊地山クリーンセンター）
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