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全体構想 その1 緑の基本計画|宇都宮市公式Webサイト

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第1章 緑の将来像と目標 1 緑の将来像

第1

1章

緑の将来像

(1)

基本理念と基本目標

本計画では,市民,事業者,行政がそれぞれに役割をもって,緑に係わる取組を進め,人

と緑が調和するまちを実現するため,将来にわたって本市が目指していく緑の姿として「人

とみどりのハーモニー うつのみや」を基本理念とします。

また,新たに,「ひとりひとりが緑をつなぎ 住み続けたいまちを目指して」を基本目標

として掲げ,基本理念の実現のための12年先の中期目標として位置づけます。この基本目標

では,市民・団体・企業・行政等が主体的に緑を守り,つくっていくことを通して「二酸化

炭素の排出が少ない,持続可能な都市づくり(低炭素都市づくり)」や「生物多様性の保全」,

「都市防災」,「景観形成」など,今日的な課題の解決につなげ,これからも安心して快適に

暮らしていける魅力あるまちを実現していくことを示しています。

(2)

緑の将来像イメージ

将来像には,「緑地保全」,「緑の拠点の整備」,「都市緑化の推進」,「緑の普及啓発」とい

う第1次計画においても設定されていた視点に加え,緑の多様な機能のさらなる発揮を目指

すために「緑のネットワーク形成」に関する視点を含めた5つのイメージによって構成しま

す。

【基本理念】

人とみどりのハーモニー

うつのみや

【基本目標】

ひとりひとりが緑をつなぎ

住みつづけたいまちを目指して

④大きな緑,小さな緑がつながり,ひろがるまち

(緑のネットワーク形成)

①人,豊かな緑,生物が

共生するまち

(緑地保全)

②市民が集い,交流する

緑の拠点が

充実しているまち

⑤緑に学び,支え,

つなぐ人のいるまち

(緑の普及・啓発)

③市民一人ひとりの

身近な場所に

緑があふれ,育まれるまち

(3)

近年は,様々な人間生活に伴って,野生生物が生息してきた自然が失われたり,環 境悪化が起こることなどにより,多くの生きものが絶滅に追い込まれています。また, 「第三次生物多様性国家戦略」では,地球温暖化等の地球規模の気候変化も種の絶滅 や生態系の崩壊につながっていると明記されています。

本市では,北西部の山並み,そこから連なる丘陵地や鬼怒川,田川,姿川などの河 川,さらに周辺に広がる農地など,まとまりのある緑・水が存在しています。そこは 希少生物を含む多様な生きものを育む自然環境となり,生物多様性の保全にもつなが るとともに,私たち市民にとっても魅力あふれる自然にふれあえる環境を提供してく れます。

このような緑が本市の誇りとして将来にわたって守られ,育てられ,生物が共生す るまちを目指します。

①人,豊かな緑,生物が共生するまち

(緑地保全)

大規模に連なる山並み・丘陵地

生物の生息地となり,市民のふれあいの場に もなる山地・丘陵地等の緑

地域性の感じられる資源と周辺の緑 市を流れる多数の河川

豊かな恵みをもたらす農地の緑

(4)

第1章 緑の将来像と目標 1 緑の将来像

都市公園を始めとした緑の拠点は,自然にふれあったり,スポーツに励んだりする 場として私たちに憩いや楽しみの機会を与え,日々の生活の充足にもつながります。

一方で,少子高齢化などの時代の変化により,このような公園などの緑が市民生活 において果たす役割も変化していると考えられ,その変化への対応も必要となってき ています。さらには,地域内のつながりが希薄化している現代において,例えば自宅 の周辺にある身近な公園や緑地などは近所の方々などと出会い,ふれあう場となり, 今後の重要性はますます高まると考えられます。また,自然へのふれあい,健康志向 といった新しいニーズにも応えることのできる貴重な空間です。

市民の誰もが気軽に訪れ,楽しむことのできる魅力あふれる緑の拠点が充実してい るまちを目指します。

②市民が集い,交流する緑の拠点が充実しているまち

(緑の拠点の整備)

地域での出会い,ふれあいの場となる 身近な公園

自然とのふれあいの場

スポーツの場 憩い・楽しみの場

(5)

駅周辺や商店・オフィスの並ぶ市の中心部は,日々多くの人が仕事,買い物,遊び などに訪れ,市の拠点となる場所です。このような地域では,規模の大きな緑を確保 することは難しいですが,通りや小さなオープンスペースに置かれたプランターなど の緑を増やしていくことはできます。これらは美しい景観を形成したり,まちを利用 する私たちの目を楽しませたりする貴重な緑になります。

また,学校等の公共施設のほか,個人のお宅の庭やベランダ等の緑は,育てる人々 の個性があふれ,都市の魅力向上につながっています。

このような,市民の身近な場所に様々な緑がつくられ,潤いある都市環境が形成さ れたまちを目指します。

③市民一人ひとりの身近な場所に緑があふれ,育まれるまち

(都市緑化の推進)

地域の個性創出にもつながる自宅周辺の緑 賑わいを演出する商店街などの緑

潤いある景観を形成するオフィス街の緑

庭の緑 ベランダ等の緑

人の目を楽しませてくれる沿道・店先の緑

都市の風格を感じさせる 街路沿いの緑

(6)

第1章 緑の将来像と目標 1 緑の将来像

つながりのある緑は,小鳥や昆虫など,生物の移動経路となり,それらの生物の生 息範囲が広がることにもなります。また,防災面では,道路沿いの街路樹や生垣など が延焼の防止帯となって安全な避難経路を提供してくれます。また,大きく,美しい 街路樹が並んだ景観は,まちの風格を感じさせてくれます。このように,緑はつなが りを持たせることによって多様な機能がさらに向上していきます。

様々な人たちの取組によって守り,育ててきた郊外部に広がる山地や農地等の大き な緑,市街地やその周辺の都市公園や樹林地などの小さな緑が相互につながりをもち, 緑のネットワークが市域全域に広がるまちを目指します。

④大きな緑,小さな緑がつながり,ひろがるまち

(緑のネットワーク形成)

生物の移動経路となる緑・水 郊外部と市街地の間をつなぐ緑

ネットワーク化により多様な機能の さらなる発揮につながる緑

(7)

これまでも,市内の緑は多くの市民の力によって守り,育てられてきました。今後 の緑のまちづくりにおいて,市民や事業者等,様々な立場の方々が果たす役割はさら に大きくなっていきます。

子どもの頃から緑にふれあい,遊び,学ぶ機会が豊富にあることは,市民が「緑を 守り,育てたい,将来に残していきたい」と考える,緑への愛着心育成につながりま す。

子どもから大人まで,そして市民,事業者,行政など様々な立場の人々,誰もが緑 を守り,育てる取組に係わっていくことのできる環境を目指します。

⑤緑に学び,支え,つなぐ人のいるまち

(緑の普及・啓発)

子どもの頃からの緑とのふれあい 緑化に関する学習と

実践

緑に触れ,親しむことを通した 愛着心育成

(8)

第1章 緑の将来像と目標 1 緑の将来像

(3)

市域全域の緑の将来像図

(9)
(10)

第1章 緑の将来像と目標 2 緑の目標水準

緑の目標水準

(1)

計画のフレーム

計画の目標年次は平成23(2011)年から,「第5次宇都宮市総合計画基本構想」に示さ

れる平成34(2022)年とし,計画フレームを以下のように設定しました。

【目標年次と人口】

現況 目標年次 年次 平成23(2011)年 平成34(2022)年 人口 510,157人 508,046人

【市域面積等(平成 23(2011)年)】

市域面積 41,684ha

市街化区域面積 9,199ha

中心市街地面積 320ha

(2)

緑の目標水準

①基本的な考え方

「緑の目標水準」は,「緑の将来像」を踏まえ,今後,将来像の実現に向けた取組を推進

していくなかで達成を目指す,数値指標による目標です。

「緑の目標水準」の設定にあたっては,今後も,私たちの快適で豊かな生活を支えてく

れる緑を市全体で守り,増やしていくことを基本的な考え方としています。また,それらの

緑が量だけでなく質的にも高く,市民等にとって満足度の高い状態であることを目指します。

②目標水準

目標水準としては,大きく「緑の量」に係わるものと,「市民意識」に係わるものを設定

します。

「緑の量」に関するものでは,市全域で緑を守り,増やしていくことを目指す「緑被率」

や「緑地率」,「都市公園面積」のほか,中心市街地において人が憩い,楽しむことのできる

緑を増やしていくため,人の目に見える緑の量である「緑視率」を目標として設定します。

「市民意識」に関するものでは,「緑の量に対する市民満足度」を目標として設定します。

【目標水準一覧】

A.「緑の量」に

係わるもの

①緑被率

②緑視率(中心市街地)

③緑地率(法律や条例等により,担保性が確保された緑)

④都市公園面積

B.「市民意識」に

係わるもの

⑤緑の量に満足している市民

(11)

A.

「緑の量」に係わるもの

公園や樹林地,農地など,様々な形で存在し,多様な機能を有する市内の緑を一体的に

量の確保を進めることが重要です。しかし,市域における緑被率は減少傾向となっています。

特に,市街化区域ではこれまでも緑被率が大きく減少してきました。

市街化区域では,開発を進めるなかでもオープンスペースの緑化や緑地協定,地区計画

等の地域が一体となった緑化を進めることによって緑を確保するとともに,郊外部において

は,北西部の山地や,主要な河川とその周辺の緑を保全していくことによって市域全域にお

ける緑被率の現状維持を目指します。

また,中心市街地においては,緑被として測定可能なまとまった緑の創出は難しいと考

えられますが,今後,緑の喪失を防ぎ,現状の緑の量を維持していくことを目指します。

平成 11 年

※1

(第1次計画策定時)

現状値 平成 20 年

※2

目標値 平成 34 年

中心市街地 (測定なし) 10.1%(32.6ha) 現状値以上 市域全域 64.4%(20,115ha) 63.2%(26,337.4ha) 現状値を維持

将来目標 (望ましい姿)

30%

現状値を維持

※1 平成11年数値は旧市域面積(旧上河内町・旧河内町合併前の面積31,216ha)に基づくもの

※2 現状値には平成20年度の「宇都宮市緑の基本計画改定基礎調査」結果の数値を用いる。

【目標値設定の考え方】

主要都市の土地利用の状況と都市内外の最大気温差 との関係をみると,緑地・水面・畑地の面積の割合(面 積率)が小さくなるに連れて,気温差は急激に大きく なります。この面積率が 30~50%の諸都市と 10%程度 の東京や大阪とでは,3℃以上の差があります。

これらを踏まえ,中心市街地での緑被率 30%を確保 することを将来目標に掲げ,緑の多い,潤いある市街 地づくりを目指します。

・緑被率は,把握することが可能な緑の規模に限界があり,小規模な緑の増加が数値に表れにくいものです。

また,まとまった規模の緑の創出は難しい状況です。

・今後,目標年次までに人口は減少に転じるものの,2015 年までは上昇傾向が続くと予想されています。

また,世帯数については,人口が減少傾向に入った後も,増加が続くと見込まれています。このようなこ

とから,特に市街化区域においては,開発行為などにより緑の減少が想定されますが,一体的な緑の確保

(12)

第1章 緑の将来像と目標 2 緑の目標水準

中心市街地においては,高次都市機能の集積を中心とした現在の土地利用状況等から勘

案し,緑被として測定可能なまとまった緑の創出は難しい状況です。しかし,現在も道路沿

いのフラワーポットや街路樹,店先のプランターなど,人の目に映り,楽しませてくれる緑

は多くあり,今後も,特に景観的に大きな役割を果たす小規模な緑の創出は可能です。

したがって,街路樹や植樹帯等の道路沿いの緑を増やしたり,業務施設等の民有地にお

いて,緑化に関する基準の設定や緑化への支援により,人の目に映る緑の量である緑視率を

あげ,潤いや安らぎの感じられる中心市街地の形成を目指します。

現状値 平成 22 年

目標値 平成 34 年

将来目標 (望ましい姿) 中心市街地 14.1% 20% 25%

※緑視率については,P70を参照

【目標値設定の考え方】

国土交通省の調査(H17.8 報道発表)で,緑視率が高いほど潤い感,安らぎ感などの心理的効果 が上昇し,およそ 25%を超えると緑が多いと感じるという結果が出ています。

このことを踏まえ,25%の緑視率を確保することを将来目標に掲げ,多くの市民,来訪者等が 安らぎの感じられる市街地景観づくりを目指します。

・平成 22 年に実施した調査により(調査地点は次ページ参照),中心市街地の緑視率の平均値は 14.1%です。

・街路樹の樹形にも配慮した維持管理や,沿道の花壇設置,施設周辺の緑化等により,緑視率の上昇を図る

ことが可能ですが,それぞれの取組は大きな面積での実施ではないこと,市民との協働体制を構築しながら,

長期的,段階的に進めていくことが必要です。

・このため,将来目標は,人が潤い感,安らぎ感を感じることのできる 25%とし,目標値は 20%に設定しま

す。(参考として,緑視率の測定イメージを下記に示します。)

※上記の「現状値」「目標値」「将来目標値」の緑視率に近い市内の写真を参考として以下に示します。

緑視率(撮影場所) 測定箇所 緑に塗られた箇所の割合が緑視率

14.4% (バンバ通り)

20.0% (日野町通り)

24.9% (シンボル

ロード)

(13)

~緑視率について~

・緑視率とは,ある定点において人が周囲を眺めたとき,目に映る緑の量が一定範囲内に占め る割合のことを言います。

・緑視率の測定を行う定点は,本市の中心市街地における通行量が多い交差点などの代表的な 場所を設定しました。

緑視率測定地点一覧

番号 定点候補 関連計画での位置づけ,事業・取組の実施状況

① 大通り・宮の橋交差点

主要交差点。中心市街地将来像で,「緑ネットワーク軸」

に設定

② 大通り・馬場通り1丁目交差点

③ 大通り・本町交差点

④ 大通り・池上町交差点

⑤ 宮の橋から見た田川(南北)

中心市街地将来像で,「河川ネットワーク軸」に設定

⑥ 釜川沿い

⑦ バンバ通り(通り沿い交差点1地点)

・中心市街地緑化事業対象路線

・中心市街地将来像で「緑ネットワーク軸」に設定

⑧ シンボルロード(市役所付近交差点

箇所)

⑨ シンボルロード(県庁付近交差点箇

所)

⑩ JR 宇都宮駅西口 中心市街地将来像で「北関東玄関口重点緑化拠点」に設定

⑪ 東武馬車道通り 中心市街地緑化事業対象路線

⑫ 江野町広小路

⑬ 日野町通り 中心市街地緑化事業対象路線

(14)

第1章 緑の将来像と目標 2 緑の目標水準

緑を法律や条例等によって担保することは,将来にわたって保全されていく緑の確保に

つながります。市内では,公園や風致地区,保全契約緑地など,様々な法律や条例に基づい

て緑の保全を進めてきており,緑地面積は増加傾向にあります。

今後,市街化区域においては,都市公園の整備や条例,法律に基づく地域制緑地の確保

を進めることによって,長年にわたって保全されていく可能性の高い緑の量を増やしていき

ます。市域全域においては,農地保全や森林保全に係わる法制度を活用しながら緑地面積を

確保し,市域全域で現在の緑地の量を維持していきます。

平成 11 年

※1

(第1次計画策定時)

現状値 平成 20 年

※2

目標値 平成 34 年 市街化区域 5.2%(449ha) 11.2%(1,032.9ha) 17.6%(1,619.0ha) 市域全域 49.5%(15,447ha) 54.6%(22,750.0ha) 現状値を維持

将来目標 (望ましい姿)

30%(2,759.7ha)

現状値を維持

※1 平成11年数値は旧市域面積(旧上河内町・旧河内町合併前の面積31,216ha)に基づくもの

※2 現状値には平成20年度の「宇都宮市緑の基本計画改定基礎調査」結果の数値を用いる。

【目標値設定の考え方】

国土交通省が策定した「緑の政策大綱」(平成 6(1994)年)において,緑豊かな市街地の 形成のために,市街地において確保するべき緑の割合として 30%が示されています。このこ とを踏まえ,市街化区域内において緑地を 30%確保することを将来目標に掲げ,十分な緑が 将来にも引き継がれていくことを目指します。

◆市街化区域の目標値

・今後の市の事業実施予定や開発動向を勘案すると,都市公園等,緑地協定区域,保全契約緑地等で微増が

予想できるものの,全体的に大幅な伸びは期待できない状況です。

・努力目標として,平成11年から平成20年までの緑地率増分(旧上河内町・旧河内町合併前の旧市街化区

域における緑地率の増加分:6.4%)を今後も維持することとします(11.2+6.4=17.6%。)

◆市域全域の目標値

・市街化調整区域におけるこれまでの開発動向は微増となっています。

・当面は,開発動向が鈍化することが予想されますが,宅地開発等により公園緑地の創出は続きます。一方

で森林・農地等が減少する可能性が高い状況です。

・努力目標として,現状維持を目標とします。

(15)

市民が日常生活や余暇活動において憩い,レクリエーション活動を楽しむ場所として,

市民一人ひとりの身近な場所に都市公園が確保されることが重要です。市内の都市公園は,

地域間で整備の充足度に差が見られる状態であり,その解消が課題となっています。

このため,民有地の借地公園としての整備等,新たな手法も取り入れ,公園の配置状況

などを踏まえた整備優先度に配慮しながら,市民の身近な場所に公園が存在し,気軽に利用

できる状態であることを目指します。

平成 11 年

※1

(第1次計画策定時)

現状値 平成 21 年

※2

目標値 平成 34 年 一 人 当 た り 公 園

面積(市域全域)

8.96㎡/人

(395.50ha)

10.44㎡/人

(531.18ha)

13㎡/人

(660.45ha)

将来目標 (望ましい姿)

20㎡/人

※1 平成11年数値は旧市域面積(旧上河内町・旧河内町合併前の面積31,216ha)に基づくもの

※2 現状値には平成21年3月31日現在の数値を用いる。

【目標値設定の考え方】

都市計画中央審議会答申(平成7(1995)年)において,一人当たり公園面積として20㎡ が将来目標に設定されている。このことを踏まえ,市域全域において一人当たり公園面積を 20 ㎡確保することを将来目標とし,市民一人ひとりの活動に十分な公園の確保を目指す。

◆市域全域の目標値

・今後,規模の大きな公園の整備の予定はない状況です。街区公園・都市緑地は開発に伴って創出が続くも

のの,面積規模は小さいと考えられます。

・ただし,都市計画決定された都市公園の未供用部分が全て供用開始された場合,約150ha程度の面積の増

加が見込まれます。

・このようなことを踏まえ,努力目標として,一人当たり面積13㎡を目指して660.45haまでの増加を設定

します。

◆一人当たりの目標値

(16)

第1章 緑の将来像と目標 2 緑の目標水準

B.

「市民意識」に係わるもの

「緑の量」に係わる目標で示した各種数値を施策の推進によって伸ばしていく一方で,

それらの緑を活用する立場にいる市民が,その成果に実際に満足していることが必要です。

このため,都市部においては,特に中心市街地等,多くの市民の目につきやすい場所に

おける施設の緑化やオープンスペースの確保を進め,市民が緑の量が増えたことを実感し,

満足度が高い状態となることを目指します。郊外部においては,現在の緑の量を確保して

いくために各種制度の活用による保全を進めるとともに,緑の維持管理を適正に進め,質

の向上を図ることにより,満足度を高めていきます。自宅周辺など身近な場所においては,

緑化に対する支援を充実させるとともに,協働により管理される体制づくりや普及啓発を

進めます。

現状値 平成 21 年

目標値 平成 34 年 都市部 21.2% 28.0% 郊外部 57.0% 60.0% 自宅周辺 45.2% 50.0%

※ 「身近な緑の量に満足している市民の割合」とは,平成 21 年1月に実施した市民アンケート調査で,自

宅周辺,都市部の「緑の量」について「ちょうどいい」と回答した市民の割合のこと

【目標値設定の考え方】

・平成 21 年の調査時に各エリアにおける緑の量を「少ない」と回答した人の約1割が「ちょうどいい」に転

換することを目指します。

(17)

第2章

将来像実現に向けた施策の展開

施策の体系

「緑の将来像」の実現,「緑の目標水準」の達成に向けた施策の展開について体系図を以下

に示します。

まず,「緑の将来像イメージ」から派生する5つの「将来像に向けた視点」を掲げ,視点ご

とに取り組んでいく「基本施策」を示しています。さらに,それらの施策の中から「Ⅰ計画

の改定にあたって」における「緑を取り巻く環境の変化」や「緑の現況整理・課題」を踏ま

え,特に重点的に取組を進めるべき施策を「重点施策」としました。

また,重点施策を視点横断的に推進していくために,6つの「リーディングプロジェクト」

を設定しています。

【将来像に向けた視点】

②市民が集い,交流する緑の拠点が充実しているまち

視点2

『緑の拠点をつくる』

(緑の拠点の整備)

③市民一人ひとりの身近な場所に緑があふれ,育まれるまち

視点3

『身近な緑をつくり,育てる』

(都市緑化の推進)

④大きな緑,小さな緑がつながり,ひろがるまち

視点4

『緑のネットワークを形成する』

(緑のネットワーク形成)

⑤緑に学び,支え,つなぐ人のいるまち

視点5

『緑を支え,つなぐ人を育てる』

(緑の普及・啓発)

①人,豊かな緑,生物が共生するまち

視点1

『緑を守り,引き継ぐ』

(緑地保全) 【基本理念と基本目標】

(18)

第2章 将来像実現に向けた施策の展開 1 施策の体系

【基本施策】

ア. 中心市街地の重点的緑化

イ. 都市の拠点の重点的緑化

ウ. 都市農地(市街地近郊)や里山・樹林地の保全と活用

エ. バランスある公園配置

オ. 地域や場所の特徴を活かした公園や緑の維持管理

カ. 市民協働によって緑を守り育てる仕組みづくり

【リーディングプロジェクト】

【主な施策】 ◆:重点施策

◆郊外の山地や丘陵地などの森林の管理・保全 ◇森林再生・育成につながる活動への支援 ◇河川と周辺緑地の一体的な保全と活用

◇ダム湖や池沼と周辺緑地の一体的な保全と活用 ◇優良農地と周辺環境の一体的な保全

◆市街地の農地の保全・活用 ◇保全すべき緑の優先度評価

◆里山・樹林地の管理・育成につながる市民・企業との連携強化 など

1-a郊外部のまとまった緑を保全・活用する

1-b河川の多様な緑を保全・活用する

1-c人と共にある農の緑を保全・活用する

1-d人に身近な緑を保全・活用する

◇広域の交流拠点にふさわしい公園づくり ◇自然と共生する公園づくり

◆「身近な生活圏の公園づくり指針」に基づく公園づくり ◆地域がつくり,地域に愛される公園づくり

◇ユニバーサルデザインを取り入れた誰でも楽しめる公園づくり ◇学校,福祉施設,文化施設等の公共施設と連携した公園づくり など

2-a緑あふれる魅力ある拠点をつくる

2-b身近な場所に緑の拠点をつくり,活用する

2-c誰にでも安全・安心な拠点をつくる

◆公共施設緑化の推進と維持・管理体制の確立

◇学校における樹木・草花の育成やビオトープ池づくり ◇地域特性に配慮した樹木の植栽

◇フラワーロードを目指した花壇等の設置と植栽帯の整備 ◆商業・業務施設等における緑化

◆緑化に関する基準の設定と支援の充実 ◇緑に関する子ども向け教材の充実と活用

◆緑化に関するアドバイザーの設置 など

3-a公共施設での緑化を推進する

3-b道路・河川での緑化を推進する

3-c民有地での緑化を推進する

3-d愛着のもてる緑の創出を推進する

◆河川と周辺緑地の一体的な保全と活用 ◆多自然川づくりの推進

◆風の道形成につながる緑化の推進

◇優良な緑のモデル地域選出と回遊プランの実施 ◇ダム湖や池沼と周辺緑地の一体的な保全と活用

◇市街地の農地の保全・活用 など

4-aネットワーク軸である河川の保全・緑化を推進する

4-bネットワーク軸となる道路沿いの緑化を推進する

4-c緑のネットワーク拠点を充実させる

◇自然環境モニタリングの継続的実施 ◇緑に関するイベントの実施

◇自然体験学習や環境学習講座の拡充

◇学校版環境ISO認定制度を活用した環境教育の推進

◆公園・道路・河川などの維持管理活動を行う市民・団体 等のネットワークづくりと支援

◇緑に関する基金の充実 など

5-a緑に係わる普及啓発を推進する

5-b緑に係わる人材を育てる

5-c 緑に係わる人・団体等への支援を充実させる

重点施策を

視点横断的に

推進していくために

(19)

施策の方針

(1)

重点施策の設定

将来像の実現に向けて,総合的な課題に対応しながら特に重点的に進めていくべき取組

を「重点施策」に設定しました。

重点施策以外の施策においても,全てが今後取組を進めるべき内容ですが,その中でも

早期に取り組み,各事業を実施していく上で先導的に進めることが必要と考えるものを抽

出しています。

視点1

『緑を守り,引き継ぐ』

施策 No. 施策項目

1-1 郊外の山地や丘陵地などの森林の管理・保全

1-10 市街地の農地の保全・活用 1-11 遊休農地の利活用

1-14 里山・樹林地の保全・活用

1-16 生態系や景観に配慮した豊かな森づくり

1-17 里山・樹林地の管理・育成につながる市民・企業との連携強化

視点2

『緑の拠点をつくる』

施策 No. 施策項目

2-8 「身近な生活圏の公園づくり指針」に基づく公園づくり

2-9 未利用地等の借地公園としての活用

2-10 中心市街地の憩いの場づくり

2-11 地域がつくり,地域に愛される公園づくり

生物多様性の保全や地球温暖化問題の課題へ対応していくために,緑のもつ環境保全機能 の発揮に向け,山地などの広がりある緑の保全に力を入れます。また,市街地に近く,開 発の影響で消失しやすい里山・樹林地や,緑被率の減少割合が最も大きかった農地を,市 民・企業などの協力を得ながら保全・活用を進めることを重視します。

(20)

第2章 将来像実現に向けた施策の展開 2 施策の方針

視点3

『身近な緑をつくり,育てる』

施策 No. 施策項目

3-1 公共施設緑化の推進と維持・管理体制の確立

3-2 都心部の魅せる緑の創出

3-3 防災機能の向上を目指した公共空間の緑化

3-4 学校の緑化と維持・管理

3-8 街路樹の適正な維持管理

3-11 商業・業務施設等における緑化 3-12 住宅地における緑化

3-14 緑化に関する基準の設定と支援の充実 3-17 目を楽しませる花や緑の創出

3-20 緑化に関するアドバイザーの設置

視点4

『緑のネットワークを形成する』

施策 No. 施策項目

4-1 河川と周辺緑地の一体的な保全と活用

4-2 多自然川づくりの推進

4-5 風の道形成につながる緑化の推進

視点5

『緑を支え,つなぐ人を育てる』

施策 No. 施策項目

5-6 緑の相談所の規模の拡大と機能拡充

5-7 多様なメディアを活用した,緑に関する情報発信

5-13 緑地保全や緑化推進のリーダーの育成・活用

5-16 公園・道路・河川などの維持・管理活動を行う市民・団体等のネットワーク づくりと支援

緑の創出が望まれる市街化区域内,特に,「ネットワーク型コンパクトシティ」を目指す うえで重要である都市の拠点の魅力向上を図るため,中心市街地等,都市の拠点での良 好な景観形成,防災機能の強化,ヒートアイランド緩和等,都市環境保全にもつながる 効果的な緑の創出に力を入れます。また,様々な主体の協働により緑の質向上(適正な 維持管理)を進めることを重視します。

生物多様性の保全や良好な景観形成等,多様な機能のさらなる発揮に向け,道路や河川沿 いにおける緑の保全及び緑化を重視します。また,山地・丘陵部の冷涼な大気を中心市街 地へ送り込む「風の道」の形成を強化することに力を入れます。

緑のまちづくりの担い手となる市民・団体・企業などが,さらに緑について知り,学ぶこ とのできる場を充実させることに力を入れます。また,緑に係わっていくなかで,人と人 の交流や情報交換の機会を増やし,それぞれの活動の活性化につなげることを重視しま す。

(21)

(2)

リーディングプロジェクト

目的

「第2次宇都宮市都市計画マスタープラン」において中心市街地は都心拠点に位置づけ

られており,「ネットワーク型コンパクトシティ」の実現に向けて,今後多くの都市機能が

集積する本市の顔であり,かつ北関東の玄関口として訪問者を迎えるためにさらなる発展

が進む場所です。このため,中心市街地において,目に見える緑の創出など,緑化を重点

的に進めることにより,街の位置づけにふさわしい潤いや風格の感じられる景観の形成や

良好な都市環境の維持を目指します。

実施概要

・地域住民との意見交換を通して,本市の顔として「宇都宮らしさ」が感じられる緑化を進

めます。緑化地域制度導入等,緑化基準の設定も見据え,中心市街地全域において着実な緑

の増加を図ります。

・市街地再開発事業等,中心市街地の開発に係わる事業実施の際には,環境や景観の面から

樹種選定を適切に行い,十分に緑を創出します。また,「宇都宮市景観計画」に基づく景観

形成重点地区(予定地区を含む)での取組とも連携していきます。

・公共施設において,防災の視点にも配慮しながら緑化を進め,地域の緑化モデル拠点とし

てPRしていきます。これらを通して市内全体への取組の普及啓発を進め,協働による緑化

拡大につなげます。

・大通りやシンボルロード,バンバ通りなど通行量が多く,目につきやすい沿道を中心に,

街路樹の適正な維持管理・育成を進めます。育成・維持管理にあたっては,地域住民や商店

街,自治会とも話し合いながら協働による進め方の検討・実行につなげます。

・商業・業務施設や住宅等の建物周辺においても,屋上・壁面緑化や生垣設置を推進すると

ともに,プランターやフラワーポットによる,人の目を楽しませてくれる緑や花による演出

を進め,回遊性の向上にもつなげます。

関連施策

(※重点施策は黄色で網掛け)

施策 No. 施策項目

No.2-9 未利用地等の借地公園としての活用

No.2-10 中心市街地の憩いの場づくり

No.3-1 公共施設緑化の推進と維持・管理体制の確立

No.3-2 都心部の魅せる緑の創出

No.3-3 防災機能の向上を目指した公共空間の緑化

No.3-7 フラワーロードを目指した花壇等の設置と植栽帯の整備

No.3-8 街路樹の適正な維持管理

No.3-11 商業・業務施設等における緑化

No.3-12 住宅地における緑化

No.3-14 緑化に関する基準の設定と支援の充実

No.3-17 目を楽しませる花や緑の創出

(22)

第2章 将来像実現に向けた施策の展開 2 施策の方針

【中心市街地の緑の将来像図に基づく取組例】

田川沿いの緑の様子 シンボルロードの様子

住 宅 周 辺 の 緑 化 による,北西部樹

林 地 か ら の楔

くさび

状 の 緑 の つ な が り 維持

北 関 東 の 玄 関 口 に ふさわしい,花壇や 街 路 樹 に よ る 風 格 の 感 じ ら れ る 駅 前 景観の形成 市 街 地 再 開 発 事 業

とも連携した緑化 の推進

宇 都 宮 市 役 所 に おける,地域の緑 化 モ デ ル 拠 点 と しての緑化推進

商 業 ・ 業 務 施 設 や 住 宅 地 に お け る , プ ラ ン タ ー ・ フ ラ ワ ー ポ ッ ト に よ る 緑 化 , 屋 上 ・ 壁 面 緑 化 , 生 垣 設 置 の 推進

河川沿い の緑の 創出

地 域 住 民 と の 十 分 な 意 見 交 換 を 通した,協働による街路樹の維持 管理推進,魅力あふれる景観形成

緑化地域制度の導入も見据えた 緑化基準設定

目に付きやすい 沿道における街路 樹の健全な育成 栃木県庁における, 地域の緑化モデル 拠点としての緑化 推進

(23)

目的

将来の都市の姿である「ネットワーク型コンパクトシティ」の形成に向け,「第2次宇

都宮市都市計画マスタープラン」では都市における拠点として「地域交流拠点」,「産業・

流通拠点」,「観光・交流拠点」が位置づけられています。今後,地域の拠点としての機能

の向上を進めるなかで,それぞれの特性に応じた緑化により,快適で魅力の感じられる拠

点を形成することを目指します。

実施概要

・地域住民との意見交換を通して,拠点の個性や特色が感じられるような緑化を進めます。

・地区計画や緑地協定の新規指定を促進し,民有地の確実な緑化につなげます。

・土地区画整理事業など,都市開発に係わる事業実施の際には,環境に適した樹種の選定に

配慮しながら十分に緑を創出することができるよう配慮します。

・「地域交流拠点」等においては,駅前や商業施設周辺などでの,プランターやフラワーポッ

トの設置等により,人の目を楽しませてくれる緑や花によって演出します。また,景観形成

推進地区に指定されている上河内中里周辺地区内の土地区画整理事業地区では,緑化率の遵

守等により,地域住民が主体となった緑あふれる住宅景観づくりを進めます。

・「産業流通拠点」等においては,工場敷地内の周囲の景観との調和につながるような緑化を

進めます。

・「観光・交流拠点」等においては,公共施設での緑化を進め,広域から人が訪れ,楽しむこ

とのできる魅力ある空間にします。

関連施策

(※重点施策は黄色で網掛け)

施策 No. 施策項目

No.3-1 公共施設緑化の推進と維持・管理体制の確立

No.3-3 防災機能の向上を目指した公共空間の緑化

No.3-6 地域特性に配慮した樹木の植栽

No.3-8 街路樹の適正な維持管理

No.3-12 住宅地における緑化

No.3-13 工場周辺における緑化

No.3-14 緑化に関する基準の設定と支援の充実

No.3-20 緑化に関するアドバイザーの設置

□公有地と民有地の緑化目標(「宇都宮市緑化推進計画基本計画」を一部修正)

[公有地の緑化目標(緑化率)] [民有地の緑化目標(緑化率)] ※地域面積は H8.4.1 現在

項目 目標 建ぺい率 用途地域 地域面積 目標

学校 20% 40%

第 1 種 低 層 住 居 専 用 地 域

826ha 35%

その他の 公共施設

20%

50% 358ha 25%

60%

第 1 種中高層住居専用地域

5216ha 20%

道路

10m ごとに 高木 1 本

第 2 種中高層住居専用地域

第 1 種 住 居 地 域

河川

5m ごとに 高木 1 本

第 2 種 住 居 地 域

準 住 居 地 域

80% 近 隣 商 業 地 域 180ha 15%

80% 商 業 地 域 279ha 10%

60% 準工業,工業,工業専用地域 1761ha 20%

市 街 化 調 整 区 域 40%

.

.

【都市の拠点の概況と緑化方針例】

拠点区分 概要

緑化方針例

地域

交流

拠点

①テクノポリス

センター地区

・ 土 地 区 画 整 理 事 業 に よ り 産 業 機 能 と 居 住 機

能,生活利便施設が複合したまちづくりが進

められている。

・地域住民の意見を踏

ま え た , 地 域 の 特

徴・個性を活かした

緑化

・土地区画整理事業等

における計画的な緑

・地区計画,緑地協定

等,既存制度の活用

による緑化

・景観形成推進地区と

しての緑化率の基準

遵守,良好な景観形

成(④) ②雀宮駅周辺

地区

・西側には古くから市街地が形成されている。

・駅前通りや駅前広場等の整備,良好な街並み

の形成,面整備の検討などの整備方針となっ

ている。

③岡本駅周辺

地区

・駅西口地区でのスプロール化した市街地改善

が課題であることなどから,土地区画整理事

業が進められている。

・駅関連施設の整備が進められている。

④ 上 河 内 中 里 周

辺地区

・道路・公園を始めとする公共施設が不十分で

あることなどから,土地区画整理事業が進め

られている。

産業・流通拠点

(⑤河内工業団地,⑥平出

工業団地,⑦清原工業団地,

⑧インターパーク地区)

・既存の工業団地等を位置づけている。

・周辺環境との調和に配慮しながら,機能の維

持強化を図ることとしている。

・工場敷地内における

周囲の景観と調和し

た緑化

観光・交流拠点

(⑨大谷公園周辺地域)

・地域固有の自然等を活かした観光資源が多く

分布する地域である。

・歴史・文化や自然景観,農産物などの地域資

源を活かすとともに北西部地域と一体となっ

た回遊性の向上を図るなど,魅力ある観光エ

リアとして整備することとしている。

・広域の観光・交流拠

点 に ふ わ さし い , 魅

力 あ る 空 間づ く り に

つながる緑化

将来都市構造図

(出典:第2次宇都宮市

都市計画マスタープラン)

※ 各拠点の概要は,「第2次宇都宮市都市計画マスタープラン」を参考に記載

(24)

第2章 将来像実現に向けた施策の展開 2 施策の方針

【都市の拠点の概況と緑化方針例】

拠点区分 概要

緑化方針例

地域

交流

拠点

①テクノポリス

センター地区

・ 土 地 区 画 整 理 事 業 に よ り 産 業 機 能 と 居 住 機

能,生活利便施設が複合したまちづくりが進

められている。

・地域住民の意見を踏

ま え た , 地 域 の 特

徴・個性を活かした

緑化

・土地区画整理事業等

における計画的な緑

・地区計画,緑地協定

等,既存制度の活用

による緑化

・景観形成推進地区と

しての緑化率の基準

遵守,良好な景観形

成(④) ②雀宮駅周辺

地区

・西側には古くから市街地が形成されている。

・駅前通りや駅前広場等の整備,良好な街並み

の形成,面整備の検討などの整備方針となっ

ている。

③岡本駅周辺

地区

・駅西口地区でのスプロール化した市街地改善

が課題であることなどから,土地区画整理事

業が進められている。

・駅関連施設の整備が進められている。

④ 上 河 内 中 里 周

辺地区

・道路・公園を始めとする公共施設が不十分で

あることなどから,土地区画整理事業が進め

られている。

産業・流通拠点

(⑤河内工業団地,⑥平出

工業団地,⑦清原工業団地,

⑧インターパーク地区)

・既存の工業団地等を位置づけている。

・周辺環境との調和に配慮しながら,機能の維

持強化を図ることとしている。

・工場敷地内における

周囲の景観と調和し

た緑化

観光・交流拠点

(⑨大谷公園周辺地域)

・地域固有の自然等を活かした観光資源が多く

分布する地域である。

・歴史・文化や自然景観,農産物などの地域資

源を活かすとともに北西部地域と一体となっ

た回遊性の向上を図るなど,魅力ある観光エ

リアとして整備することとしている。

・広域の観光・交流拠

点 に ふ わ さし い , 魅

力 あ る 空 間づ く り に

つながる緑化

将来都市構造図

(出典:第2次宇都宮市

都市計画マスタープラン)

※ 各拠点の概要は,「第2次宇都宮市都市計画マスタープラン」を参考に記載

① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨

(25)

目的

市街地近郊の農地,里山・樹林地は,生物多様性や水源涵養等の様々な機能を発揮しま

すが,市街地近郊という立地上,これらの緑の面積は開発等の影響によって減少傾向が続

いています。また,耕作放棄や管理放棄等により,残された緑についても質の低下が懸念

される状況です。これらの緑を適正に維持管理しながら保全し,さらに自然とのふれあい

の場として活用していくことにより,今後も多様な機能がさらに発揮されていくことを目

指します。

実施概要

・地域における地産地消の推進や,これらの取組に積極的な生産者の営農活動に対する支援

など,農業を営みやすい環境づくりを通し,市街化区域や市街地近郊農地の保全につなげて

いきます。また,遊休農地については,生産者へ作付を促進するとともに,市民農園や体験

農園など市民等が農業に親しむために活用します。

・「財団法人 グリーントラストうつのみや」による保全契約緑地の維持管理活動の推進のほ

か,市民・企業が活動することのできる場所の確保,実施体制の構築を進めます。

・「潜在自然植生」の概念に基づく「もったいないの森 長岡」植樹事業を始めとし,地域の

自然環境に配慮した緑を,新たに育て,都市近郊における豊かな自然を再生する取組を広げ

ていきます。

・農地や樹林地などが安全で快適な都市づくりにおいて果たしている機能について,宇都宮

市農林公園等も活用しながら,広く市民に普及啓発を行います。

関連施策

(※重点施策は黄色で網掛け)

施策 No. 施策項目

No.1-1 郊外の山地や丘陵地などの森林の管理・保全

No.1-2 森林再生・育成につながる活動への支援

No.1-4 森林の,自然とのふれあいの場としての活用

No.1-10 市街地の農地の保全・活用

No.1-11 遊休農地の利活用

No.1-14 里山・樹林地の保全・活用

No.1-16 生態系や景観に配慮した豊かな森づくり

No.1-17 里山・樹林地の管理・育成につながる市民・企業との連携強化

No.5-4 森林の公益的機能の普及啓発

【用語解説】

(26)

第2章 将来像実現に向けた施策の展開 2 施策の方針

【主体別の農地・里山・樹林地の保全・活用取組イメージ】

都市に残存する 農地,里山・樹林地 《NPO・団体・企業等》

・定期的な維持管理活動の実施 ・多様な自然体験活動の提供 ・イベント等の実施

《市民》

・「もった いな いの森 長 岡 」植樹

事業等,イベントへの参加 ・各種活動への参加

《行政》

・地域における地産地消の推進,これらと連携した生産者 の営農活動への支援等,農業を営みやすい環境づくり ・NPO・団体・企業等の樹林地保全活動場所確保,参加

促進,そのための仕組み構築

・施設からの情報発信,ホームページ,広報等の活用

《土地所有者》

・農地での作付推進

・遊休農地,樹林地等のNPO・団体・企業等への活動地 としての提供

保全・活用の促進

(27)

目的

近年,整備されてきた公園は開発事業に伴うものが多いため,その配置についてコント

ロールできず,用地の選定や取得などの課題により新規公園整備が進まないことから,公

園面積の地域間格差が依然見られる状況です。このような地域間の格差の解消に向けて,

計画的な公園整備や財源確保を確実にし,市民の身近な場所に,魅力ある公園がある状態

を目指します。

実施概要

・身近な公園の配置方針を定めた「身近な生活圏の公園づくり指針」(平成 15(2003)年策

定)により,既存公園の配置の見直しも見据え,公園整備の優先度が高い地域における公園

の新規整備を図ります。

・土地区画整理事業や市街地再開発事業等の他事業の進捗及び今後の都市開発の動向も踏ま

え,多様な財源の確保のための方策の具体化等を進めます。

・公園用地の確保が難しい場所においては,未利用地を活用した借地公園等,様々な手法を

活用していきます。

・新規公園の整備を進める一方で,既存公園についても魅力向上,個性の創出を進めること

により,公園の量的な配置に加え,質的にも充実した地域を増やします。

・新規公園整備,既存公園のリニューアルに当たっては,ワークショップ形式等により地域

住民とも意見交換を十分に行いながら,地域が求める公園を設置します。

関連施策

(※重点施策は黄色で網掛け)

施策 No. 施策項目

No.2-8 「身近な生活圏の公園づくり指針」に基づく公園づくり

No.2-9 未利用地等の借地公園としての活用

No.2-10 中心市街地の憩いの場づくり

No.2-11 地域がつくり,地域に愛される公園づくり

No.2-13 学校,福祉施設,文化施設等の公共施設と連携した公園づくり

【バランスある公園配置を進める仕組み】

.

.

《身近な生活圏の公園づくり指針(H15)》

・市街化区域内,連合自治会を単位として基礎情報,公園現況,その他の緑のオープンスペースの現況について 整理し,地区別カルテ,地区分析マップを作成

・対象地の相対比較により,地区別優先評価を 4 段階で実施 ・分析結果を踏まえ,身近な公園づくりの基本方針を設定

《既存公園の魅力向上》 ・地域ニーズに照らした,新たな活用方策の整理 ・特に老朽化の進んだ公園での修繕管理

《新規公園の整備検討》

・開発事業等の実施状況等を踏まえ,既存公園の配 置見直しも見据え,特に優先度の高い地域での公 園創出の方策の整理

(28)

第2章 将来像実現に向けた施策の展開 2 施策の方針

目的

身近な街路樹や公園,学校等の公共施設の緑は,潤いや地域の特徴が感じられる景観を

形成しています。一方,落ち葉掃除,除草や剪定など,継続的な維持管理のために地域全

体で協力することが求められます。このため,自治会などの身近な範囲において,地域の

住民,事業者,施設利用者等,関係者が一体となって地域の特徴の感じられる緑の保全と

緑化,維持管理を実践し,地域内の人と人のつながりの醸成を目指します。

実施概要

・地域のシンボルともなる街路樹については,樹種選定の段階から維持管理のあり方まで,

地域全体で話し合い,意見を反映していきます。その際,周囲の環境に適し,地域らしさを

表す樹種選定に配慮するとともに,維持管理における樹木の里親制度等の活用による地域の

参加を促進します。

・街区公園等において,公園愛護会による維持管理を進めます。また,今後の公園の使い方

や活用方法,必要な整備について,愛護会のメンバーが中心となって考え,地域の声を反映

した公園のリニューアル及び活用を進めます。

・学校等の地域内にある公共施設においては,地域の方々が集い,緑の維持管理に係わるこ

とのできるような魅力あるイベントや活動の機会を創出します。

・屋敷林や社寺林,樹林地,農地などの保全のあり方については,所有者の意向を踏まえ,

協力を得ながら,周囲の景観との一体的な保全や維持管理,さらなる活用を進めます。自治

会など,地域の活動組織においても十分な意見交換を進めます。

関連施策

(※重点施策は黄色で網掛け)

施策 No. 施策項目

No.1-3 歴史・文化資源の,周辺の緑との一体的な保全

No.1-11 遊休農地の利活用

No.1-15 屋敷林や社寺林の保全

No.2-11 地域がつくり,地域に愛される公園づくり

No.3-4 学校の緑化と維持・管理

No.3-6 地域特性に配慮した樹木の植栽

No.3-8 街路樹の適正な維持管理

No.3-12 住宅地における緑化

No.3-17 目を楽しませる花や緑の創出

【協働による緑の維持管理イメージ】

.

.

学校:地域の方々が集える, 魅力あるイベント等,

道路:地域らしさを表す樹種選定, 樹木の里親制度等の活用に よる維持管理

公園:愛護会による維持管理, 地域の声を反映した リニューアル

屋敷林,社寺林,農地,樹林地等:

(29)

目的

これまでも,市民や団体等の努力によって,緑を守り,育てる取組が市内各所で進めら

れてきました。しかし,これらの様々な活動主体の間では,情報の交換や,一緒に活動を

行うなど,「つながりのある活動」が十分ではない面も見受けられました。このため,緑を

守り,育てる取組に係わる全ての人々が,相談し,意見を交わすことのできる場を設ける

ことで,それぞれの能力の向上や活動の活性化につなげ,市民・企業・行政の協働による

緑の保全・緑化の推進を目指します。

実施概要

・市民等との協働による取組について,緑に係わる人々が集い,意見交換や情報収集を行う

ことのできる場として,「緑のプラットフォームづくり」を進めます。具体的な設置方法と

しては,緑の相談所が支援する分野を拡大することで,その役割を担っていきます。

・「緑保全部会」と「緑化部会」をプラットフォーム内に設置し,相談者に対する的確な支援

や活動団体間のスムーズな意見交換を促進します。

・緑化ボランティア養成講座の修了者や,市内で緑保全や緑化の活動に取り組む個人・団体

等を「緑保全・緑化ボランティアリーダー」として登録し,登録者が中心となって緑の相談

所の取組をサポートする等の仕組みを構築します。

・これまで様々な場所や範囲で,それぞれ活動してきた人たちのネットワークづくりを推進

することで,人材交流やイベント等への多くの市民の参加につなげます。

関連施策

(※重点施策は黄色で網掛け)

施策 No. 施策項目

No.5-3 緑に関するイベントの実施

No.5-6 緑の相談所の規模の拡大と機能拡充

No.5-7 多様なメディアを活用した緑に関する情報発信

No.5-13 緑地保全や緑化推進のリーダーの育成・活用

No.5-16 公園・道路・河川などの維持・管理活動を行う市民・団体等のネットワークづくりと支援

【緑のプラットフォームのイメージ】

.

.

《緑のプラットフォーム》 運営主体:

サポート:

【取組み内容】

・緑の相談・緑の保全,緑化に関する講習会開催

・緑化ボランティア育成講座の実施・イベント等へのボランティア派遣

・シンポジウム等を通した交流・緑に関する提言,計画立案・総合的な情報発信 《市民》

《団体・NPO》 《学校》

《企業》

関係者の間の

つながり形成

活動支援・情報提供

参加・交流

緑保全ボランティアリーダー (緑保全部会)

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