• 検索結果がありません。

Functional Dyspepsia (FD)患者に対する六君子湯のグレリン増加作用と症状改善作用、およびその作用機序の解明

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "Functional Dyspepsia (FD)患者に対する六君子湯のグレリン増加作用と症状改善作用、およびその作用機序の解明"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

漢方治療エビデンスレポート

日本東洋医学会EBM委員会エビデンスレポート/診療ガイドライン タスクフォース

11.

消化管、肝胆膵の疾患

文献

新井誠人. 六君子湯は FD 症例においてグレリン分泌を有意に亢進させる. 漢方医学

2009; 33: 405-6.

Matsumura T, Arai M, Suzuki T, et al. The traditional Japanese medicine rikkunshito improves upper gastrointestinal symptoms in patients with functional dyspepsia. Gastroenterology 2010; 138: S471. CENTRAL ID: CN-00796662

新井誠人, 松村倫明, 吉川正治, ほか. 機能性ディスペプシアに対する六君子湯の有用性 の検討: エビデンス確立に向けて. 日本薬理学雑誌 2011; 137: 18-21. J-STAGE

Arai M, Matsumura T, Tsuchiya N, et al. Rikkunshito improves the symptoms in patients with functional dyspepsia, accompanied by an increase in the level of plasma ghrelin. Hepato-Gastroenterology 2012; 59: 62-6. Pubmed ID: 22260823

1. 目的

Functional Dyspepsia (FD) 患者に対する六君子湯のグレリン増加作用と症状改善作用、

およびその作用機序の解明 2. 研究デザイン

ランダム化比較試験 (RCT) 3. セッティング

実施施設に関する記載なし (著者は千葉大学病院消化器内科) 4. 参加者

Rome III基準を満たすFD患者27名 5. 介入

Arm 1: ツムラ六君子湯エキス顆粒7.5 g/日 4週間投与 13名

Arm 2: ドンペリドン 30 mg/日 4週間投与 14名 6. 主なアウトカム評価項目

投与前・投与開始後2週目・4週目の早朝空腹時血中アシルグレリン (AG) 濃度、血清 レプチン濃度、消化管症状 (消化管症状関連スコアGSRS) 、抑うつ症状 (自己評価式抑 うつ性尺度SDS)

7. 主な結果

投与2週で六君子湯群 (Arm 1) ではすべての症状が有意に改善し、4週では胃酸逆流・ 腹痛・消化不良3症状が改善した。ドンペリドン群 (Arm 2) ではこれら3症状が2週で 有意に改善したが、4週では消化不良のみ改善した。投与2週後でArm 1の血中AG濃 度が投与前に比し有意に増加した (P<0.05) が、Arm 2では有意な変化は認められなか った。Arm 1ではAG増加と消化器症状改善が有意な正の相関を示した。両群とも血清 レプチン濃度に有意な変化はなかった。抑うつ症状スコアはArm 1では有意に変化し なかったが、Arm 2では4週で有意な改善が認められた (P=0.04)

8. 結論

六君子湯は血中AG濃度を高め、FD患者の消化器症状を改善する。 9. 漢方的考察

なし

10. 論文中の安全性評価

試験開始から終了までの期間で副作用はなかったとの記載がある。 11. Abstractorのコメント

六君子湯がFD患者の血中AG濃度を増加させることによって消化器症状を軽減させる ことをRCTにて初めて証明した貴重な研究である。2010年の論文では各群の症例数が 記載されておらず、また4週目の解析のみで、AG濃度の増加傾向が認められたが、2012 年の論文では、各群の症例数が記載され、AG濃度にインスリン抵抗性や血糖値が影響 するため、糖尿病患者2名を除いて、さらに4週目ではなく2週目で解析をしたとこ ろ、有意差が出た。しかも症状改善度が AG濃度増加と相関するという結果も得た。 しかし、虚証か実証か、冷え症状・疲労感の有無など六君子湯の証に関係する因子と 六君子湯の効果や血中 AG濃度上昇の関連性を解析すると、さらに明確で臨床的意義 のある結果が得られるかもしれない。

12. Abstractor and date

元雄良治 2010.6.1, 2012.12.31, 2013.12.31

参照

関連したドキュメント

 12.自覚症状は受診者の訴えとして非常に大切であ

私はその様なことは初耳であるし,すでに昨年度入学の時,夜尿症に入用の持物を用

および皮膚性状の変化がみられる患者においては,コ.. 動性クリーゼ補助診断に利用できると述べている。本 症 例 に お け る ChE/Alb 比 は 入 院 時 に 2.4 と 低 値

低Ca血症を改善し,それに伴うテタニー等の症 状が出現しない程度に維持することである.目 標としては,血清Caを 7.8~8.5 mg/ml程度 2) , 尿 中Ca/尿 中Cr比 を 0.3 以 下 1,8)

しかし私の理解と違うのは、寿岳章子が京都の「よろこび」を残さず読者に見せてくれる

すべての Web ページで HTTPS でのアクセスを提供することが必要である。サーバー証 明書を使った HTTPS

認知症の周辺症状の状況に合わせた臨機応変な活動や個々のご利用者の「でき ること」

に会社が訴追の主体者であったことを忘却させるかのように,昭和25年の改