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14/3 15/3 16/3 17/3 総固定資本形成(前年同期比) 民間消費支出(前年同期比)
(年/月) (%)
データ期間:2014年3月∼2017年12月(四半期)
2018年3月5日
図表2:総固定資本形成と民間消費支出の伸び率
インド統計局が2月28日に発表した、2017年10∼12月期の実質GDP(国内総生産)成長率は前年同期比
で7.2%の成長となり、上方修正された7∼9月期の同6.5%成長から加速しました。成長率が7%台を回復す るのは2016年7∼9月期以来5四半期ぶりです。2017年10∼12月期の同成長率が6.8%であった中国を5四 半期ぶりに上回りました。インド経済の成長率は、2016年11月の高額紙幣廃止や2017年4月のGST (財・サービス税)導入等による混乱から、2017年4∼6月期には5.7%と6%を下回る水準まで落ち込んで いました。今回の数値は、インド経済が安定に向かい始めたことを印象付ける結果になったものと思われま す。尚、インド政府が重視する実質総付加価値(GVA)の2017年10∼12月期の前年同期比成長率も6.7% と、前期の6.2%成長から加速しています。同統計を受け、インド政府は2017/18年度(2017年4月∼2018 年3月)の実質GDP成長率見通しを6.6%と、1月5日時点の予想の6.5%から上方修正しました。
今回の高成長のけん引役はGDPの約3割を占める官民の設備投資(総固定資本形成)です。伸び率は前期の
前年同期比6.9%から12.0%へと拡大し、1年半ぶりの高水準となりました。世界的な景気拡大に伴う企業の 受注回復、GST導入を前に様子見姿勢となっていた企業の生産活動の活発化、モディ政権の進めるインフ ラ整備の促進等が背景にあるものと思われます。一方、GDP全体の約6割を占める民間消費支出の伸び率は 5.6%と前期の6.6%から減速しました。原油の値上がりの他、高額紙幣廃止の影響が一部残っているようで すが、シェールオイルの増産で原油価格にはピークアウト感が出始めていること、高額紙幣廃止後新たに発 行された紙幣の流通が行きわたりつつあること等を考えると、今後は勢いを取り戻すものと思われます。
経済の復調は、高額紙幣廃止等で陰りが見え始めたとされるモディ政権の支持率アップにつながり、同政権
の規制改革やインフラ整備、不良債権処理を後押しするものと考えます。IMF(国際通貨基金)は2017年 10月時点の見通しで、インドの経済規模(米ドルベース)が2017年の7位から、2019年にはフランス及び イギリスを抜いて5位に浮上するものと予測しています。インド経済が高成長の活力を取り戻し、モディノミ クスの進展等に支えられて7%を超える成長を続けるとの期待感が高まれば、企業業績の上方修正期待等を通 じてインド株式市場の支援材料となりそうです。
図表1:インド実質GDPと実質GVA成長率
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出所)図表1∼2はCEICデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成
投資情報室
(審査確認番号H29-TB470)
7%台回復は5四半期ぶり。高額紙幣廃止等で一時混乱したインド経済が安定に向かい始めたことを印象 付ける内容。
経済の復調はモディ政権の支持率アップにつながる可能性がある。モディノミクス効果等を背景にイン ドが高成長軌道に回帰したとの見通しが強まれば、株式市場等の支援材料に。
新興国レポート
インド経済の復調鮮明化
2017年10∼12月実質GDP成長率(前年同期比)が7%台を回復
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14/3 15/3 16/3 17/3 GDP成長率(前年同期比) GVA成長率(前年同期比)
(年/月) (%)
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