• 検索結果がありません。

第1 章 調査の目的と概要 第2 章 介護期間と就業継続 第3 章 介護休業制度と就業継続 第4 章 就業継続支援としての柔軟な働き方 第5 章 まとめと今後の課題 文献

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "第1 章 調査の目的と概要 第2 章 介護期間と就業継続 第3 章 介護休業制度と就業継続 第4 章 就業継続支援としての柔軟な働き方 第5 章 まとめと今後の課題 文献"

Copied!
57
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

第 1 章 調 査 の 目 的 概 要

調 査 の 目 的

日本 く迎 え う し いる 本格 的 超高 齢社 会 対応 るため 、介 護支 援の 整 備 急務 の課 題 いる 労働 政策 い 家族 の介 護を し ら働く 労働 者を 支援 し、 介護離 職を 防止 る こ を目 的 仕事 介 護 の両立 支援 の拡 大 図 ら いる

法 し 1995年 育児・介護 休業 法 制 定さ 、1999 年 ら対 象家族1人 つ 31 回の 介護 休業 企業の 義務 た 同法 2002 年 改正 さ 、 要介 護状 態 至 る 度 1 回 つ 通算 93 日 改 めら た た 育児・ 介護 休業 法 勤 務時間 短縮 等の 措置 を 介 護休業 合 わせ 93日 利 用 る こ 規定し い る 2003年 の改正 い 1日 単位 年間5日 取 得 る介 護休 暇 創 設さ た し し ら、い い 制 度の利 用者 少 い その理 由 し 、仕 事 を休み く く制 度を 利 用し らい 職場 風土 い

た問 題 当然 ある 、そ 以前 仕 事 介 護の両 立を 図る 労働 者 の実態 制 度の 枠組 み 乖離 ある こ 指 摘 さ いる1

その う 背景 の 、育児 ・介 護休 業法 の 見直し を目 的 2013 年秋 ら厚 生労 働省 雇 用均等・児 童家 庭局 い 始 た 後 の仕 事 家 庭の 両立 支援 関 る 研究 会 以下 、 研究会 略 い 、 介護 休業 制度 の 枠組み や、 短時 間勤 務 の期間 、介 護を 理由 る所定 外労 働免 除の 創 設、介 護休 暇の 日数 、仕 事 介護 の両 立 支援制 度の あ 方 つ い

総合 的 検討 加 え ら た そ の結 果を 2015 年 秋 始 た労 働政 策審 議会 雇 用 均等分 科会 以 下、 分 科会 略 い 育児・ 介護 休業 法の 改 正法案 審 議さ た 本 調査 、こ の改 正法 案 を作成 る ため の基 礎 資料収 集を 目的 厚 生 労働省 雇用 均等 ・児 童 家 庭局 らの 要請 く緊 急調 査 し 実 施した そ の目 的 介 護の発 生 ら終 了 の 全介護 期間 ける 介 護者の 離転 職状 況を 明 ら る こ あ る2

1 2009年 の 育 児・介 護 休 業 法 の 改 正 当 た 当 機 構 た 調 査 、仕 事 介 護 の 両 立 を 図 る 労 働 者 の 多 く 、介 護 休 業 制 度 を 利 用 せ 未 消 化 の 年 次 有 給 休 暇 を 取 介 護 対 応 し い る そ の 実 態 を 踏 2003年 の 改 正 1日 単 位 取 得 る 介 護 休 暇 創 設 さ 詳 細 労 働 政 策 研 究 報 告 書No.73 介 護 休 業 制 度 の 利 用 拡 大 向 け 労 働 政 策 研 究 ・ 研 修 機 構 、2006 同 報 告 書 介 護 休 業 制 度 連 続 し た 長 期 の 休 暇 を 必 要 る 介 護 者 い こ 明 ら い る 勤 務 時 間 の 短 縮

、勤 務 先 の 短 時 間 勤 務 制 度 を 利 用 る の く 、個 別 勤 務 時 間 を 変 更 し い る 実 態 明 ら い る

2

本 調 査 先 立 当 機 構 仕 事 介 護 の 両 立 る 調 査 2013 を 実 施 し 、そ の 結 果 を 上 記 厚 生 労 働 省 の 研 究 会 発 表 し た 同 調 査 介 護 離 職 の 状 況 や 介 護 休 業 の 取 得 状 況 を 把 握 る こ

、調 査 時 点 介 護 を し い る 者 を 対 象 い る た め 介 護 終 わ 、調 査 の 後 介 護 休 業 を 取 得 し た 、離 職 し た い る 可 能 性 あ る 介 護 終 わ 、介 護 者 の 就 業 続 を 可 能 両 立 支 援 の 総 量 通 算 の く ら い の 休 業 期 間 何 回 く ら い 必 要 そ の 問 題 意 識

介 護 終 わ い る 介 護 経 験 者 を 対 象 介 護 離 職 の 実 態 就 業 続 を 可 能 る 両 立 支 援 を 明 ら る こ を 目 的 本 調 査 を 企 画 し た

(2)

2 介 護 者 の 就 業 離 職 関 る 調 査 概要 調査 の趣 旨

介護離 職の 実態 を把 握 し、家 族の 介護 を担 い ら 働 続け るこ の る支 援の 課題 を明ら る ため 、介 護期の 働 方や 勤務 先 の両立 支援 制度 の利 用 状況 、離 転職 の経 験、 要介護 者の 状態 や家 族 の介 護分 担、 介護 サ ービス の利 用状 況等 を 調査 る

2 調査 対象

介護休 業 企業 義 務 けら た19994 月以降 家 族の 介護 を 開始し 、前 回の 改正 育児・ 介護 休業 法施 行 後 当 たる20107 月以降 そ の家 族の 介 護を終 了し た男 女 、 介護終 了時 の年 齢 2064歳 の者2000

※ 本 調 査 い う 介 護 、日 常 生 活 け る 入 浴・着 替 え ・ト イ レ ・ 移 動・食 事 の 際 の 何 の 手 助 け を い い 、介 護 保 険 制 度 要 介 護 認 定 を 受 け い 人 や 、自 宅 外 い る 家 族 の 介 護 含 め る し 、 病 気 一 時 的 い る 人 る 看 護 介 護 2週 間 以 上 の 期 間 わ た る 介 護 つ い 答 え る

主 調査 項目

・要 介護 状態 の推 移

・介護 発生 当時 の就 業 状況

・介 護期 間中 の離 転 職経験

・介 護終 了時 の就 業 状況

・介 護休 業取 得経 験

・介 護の ため の勤 務 時間短 縮経 験

・家 族 の介 護分 担

・介 護サ ービ スの 利 用状況 4 調査 方法

抽 出

ス ク ーニ ング 調 査 、 調査 会 社保有 の 録モ ニタ ー ら対 象者 を抽 出 る 調 査票 の配 付・ 回 収方法

イ ンタ ーネ ット を 使用し ラウ 等 の 画面 質問 の回 答を 得 る 介護 終了 時点 の性 ・ 年齢別 就業 率・雇用 形 態割合 職 業分 布 成24年度 就業 構造 基 本調査 い 現 在介護 をし い る者 の 分布 近似 る う 回収 る3

5 調査 委託 株 式 会社イ ンテ ー サ ー チ 6 調査 期間 2015723日 ~828

回収

上記 4 い 計 画した サン プル の回 収 数 第1-1表、1-2表 の

3 就 業 構 造 基 本 調 査 調 査 時 の 介 護 の 有 無 を 把 握 し い る 介 護 終 了 時 点 の 状 況 把 握 し 介 護 発 生 ら 一 定 の 時 間 経 過 し た 後 の 状 況 同 調 査 け る 介 護 者 の 就 業 状 況 を 参 照 し た

(3)

2000件回 収の うち 、男 性 704件、女性 1296件 ある そ のう ち 有業者 1429件 あ 、男 性有 業者 616件、 女性 有業 者 813件 あ た

- 男 女 ・ 年 齢 ・ 就 業 の 有 無 別 回 収 数

「 0 ~ 「 9 歳 3 0~ 3 9 歳 4 0 ~ 4 9 歳 』 0 ~ 』 9 歳 6 0 ~ 6 4 歳

「 0 0 0

有 業 者 回 収 数 4 6 1 3 0 「 8 7 6 34 3 3 「 1 4 「 9

回 収 % 「 . 3 % 6 . 』 % 1 4 . 4 % 3 1. 7 % 1 6 . 6 % 7 1 . 』 %

就 業 構 造 基 本 調 査 % 「 . 4 % 』 . 6 % 1 3 . 3 % 「 8. 3 % 1 3 . 6 % 6 3 . 「 %

自 営 業 ・ 会 社 役 員 回 収 数 0 9 3 「 1 06 9 6 「 4 3

回 収 % 0 . 0 % 0 . 』 % 1 . 6 % 』 .3 % 4 . 8 % 1 「 . 「 %

就 業 構 造 基 本 調 査 % 0 . 1 % 0 . 』 % 1 . 6 % 4 .8 % 3 . 8 % 1 0 . 7 %

正 規 雇 用 回 収 数 「 4 7 6 1 』 0 「 91 1 0 7 6 4 8

回 収 % 1 . 「 % 3 . 8 % 7 . 』 % 1 4. 6 % 』 . 4 % 3 「 . 4 %

就 業 構 造 基 本 調 査 % 1 . 1 % 3 . 0 % 6 . 6 % 1 3. 0 % 3 . 0 % 「 6 . 8 %

非 正 規 雇 用 回 収 数 「 「 4 』 1 0 』 「 37 1 「 9 』 3 8

回 収 % 1 . 1 % 「 . 3 % 』 . 3 % 1 1. 9 % 6 . 』 % 「 6 . 9 %

就 業 構 造 基 本 調 査 % 1 . 「 % 「 . 0 % 4 . 8 % 9 .6 % 6 . 1 % 「 3 . 6 %

無 業 回 収 数 4 「 4 1 9 9 1 89 「 0 0 』 7 1

回 収 % 「 . 1 % 「 . 1 % 』 . 0 % 9 .』 % 1 0 . 0 % 「 8 . 6 %

就 業 構 造 基 本 調 査 % 「 . 1 % 「 . 6 % 6 . 0 % 1 「. 8 % 1 3 . 3 % 3 6 . 8 %

7 0 4

有 業 者 回 収 数 「 1 6 0 1 1 3 「 』3 1 6 9 6 1 6

回 収 % 1 . 1 % 3 . 0 % 』 . 7 % 1 「. 7 % 8 . 』 % 3 0 . 8 %

就 業 構 造 基 本 調 査 % 1 . 0 % 「 . 』 % 』 . 4 % 1 1. 8 % 6 . 9 % 「 7 . 7 %

自 営 業 ・ 会 社 役 員 回 収 数 0 6 1 9 6 1 6 3 1 4 9

回 収 % 0 . 0 % 0 . 3 % 1 . 0 % 3 .1 % 3 . 「 % 7 . 』 %

就 業 構 造 基 本 調 査 % 0 . 0 % 0 . 4 % 0 . 9 % 3 .0 % 「 . 6 % 6 . 9 %

正 規 雇 用 回 収 数 1 4 4 』 8 「 1 70 7 0 3 8 1

回 収 % 0 . 7 % 「 . 3 % 4 . 1 % 8 .』 % 3 . 』 % 1 9 . 1 %

就 業 構 造 基 本 調 査 % 0 . 』 % 1 . 7 % 3 . 8 % 7 .6 % 1 . 8 % 1 』 . 』 %

非 正 規 雇 用 回 収 数 7 9 1 「 「 「 3 6 8 6

回 収 % 0 . 4 % 0 . 』 % 0 . 6 % 1 .1 % 1 . 8 % 4 . 3 %

就 業 構 造 基 本 調 査 % 0 . 4 % 0 . 4 % 0 . 6 % 1 .1 % 「 . 』 % 』 . 0 %

無 業 回 収 数 1 4 6 1 「 1 7 3 9 8 8

回 収 % 0 . 7 % 0 . 3 % 0 . 6 % 0 .9 % 「 . 0 % 4 . 4 %

就 業 構 造 基 本 調 査 % 0 . 8 % 0 . 6 % 0 . 8 % 1 .6 % 3 . 4 % 7 . 「 %

1 「 9 6

有 業 者 回 収 数 「 』 7 0 1 7 4 3 81 1 6 3 8 1 3

回 収 % 1 . 3 % 3 . 』 % 8 . 7 % 1 9. 1 % 8 . 「 % 4 0 . 7 %

就 業 構 造 基 本 調 査 % 1 . 4 % 3 . 0 % 7 . 9 % 1 6. 』 % 6 . 7 % 3 』 . 』 %

自 営 業 ・ 会 社 役 員 回 収 数 0 3 1 3 4 』 3 3 9 4

回 収 % 0 . 0 % 0 . 4 % 1 . 8 % 6 .4 % 1 . 7 % 4 . 7 %

就 業 構 造 基 本 調 査 % 0 . 0 % 0 . 1 % 0 . 6 % 1 .8 % 1 . 「 % 3 . 8 %

正 規 雇 用 回 収 数 1 0 3 1 6 8 1 「1 3 7 「 6 7

回 収 % 0 . 』 % 1 . 6 % 3 . 4 % 6 .1 % 1 . 9 % 1 3 . 4 %

就 業 構 造 基 本 調 査 % 0 . 6 % 1 . 3 % 「 . 8 % 』 .4 % 1 . 「 % 1 1 . 3 %

非 正 規 雇 用 回 収 数 1 』 3 6 9 3 「 1』 9 3 4 』 「

回 収 % 0 . 8 % 1 . 8 % 4 . 7 % 1 0. 8 % 4 . 7 % 「 「 . 6 %

就 業 構 造 基 本 調 査 % 0 . 7 % 1 . 6 % 4 . 「 % 8 .』 % 3 . 6 % 1 8 . 6 %

無 業 回 収 数 「 8 3 』 8 7 1 7「 1 6 1 4 8 3

回 収 % 1 . 4 % 1 . 8 % 4 . 4 % 8 .6 % 8 . 1 % 「 4 . 「 %

就 業 構 造 基 本 調 査 % 1 . 「 % 「 . 0 % 』 . 3 % 1 1. 3 % 9 . 9 % 「 9 . 6 % 年 齢

合 計

(4)

- 男 女 ・ 職 業 別 回 収 数 有 業 者

調 査 結 果 の 概 要

介護 期間 介 護 離職

・要 介護 者 施設 や 病院 過 期 間 含 全介 護期 間の 均 39.510年 を超 え るこ あ る 、 在宅介 護期 間の 均 18.0 月 あ 、 長く 5年以 内

・在宅介護期間 3年を超える 介護発生時の勤務先を勤め続ける割合 同一就業 続率 下 る

・要介護者 同居し いる場合 在宅介護期間 1年を超える 同一就業 続率 下 、 別居の 場合 3年 を超 える 下 る

2 介護 休業 制度 介護離 職

・介護発 生時 の勤 務先 介護 休業 制度 あ る 場合 、在 宅介 護期 間 3年以 内 あ 同 一 就業 続率 高 く る

・勤務 先 法定 を超 え 定め る制 度 つい 、休 業取 得可 能期 間 93 日を 超え る長 期 の休業 、 複数 回 分割 る方 就 業 続率 の上 昇 つ る

柔軟 働 方 就業 続

・短時 間勤 務制 度、 始 業・終 業時 刻の 繰上 ・繰下 、 所定 外労 働 免除の 制度 介 護発 生 時の勤 務先 あ る場 合 同一 就業 続 率 高 く る

・在宅 介護 期間 1年 超3年以 内の 場合 フレッ クス タイ ム制 ある場 合 同一 就業 続 高 く る 、こ ら4つの い の 制度 在宅 介護 期間 3年を 超え た場 合 同一就 業 続率 高 く る傾 向 みら い

1 日 の作 業量 やス ケ ュ ール の裁 量 あ る働 方を し いる 場 合 、 そう い場 合 比べ 3年を 超え る在 宅介護 期間 の同 一就 業 続率 高 く る

回 収 数 回 収 %

就 業 構 造 基 本 調 査 %

回 収 数 回 収 %

就 業 構 造 基 本 調 査 %

管 理 的 職 業 従 事 者 7 「 1 1 . 7 % 6 . 「 % 1 3 1 . 6 % 1 . 4 %

専 門 的 ・ 技 術 的 職 業 従 事 者 1 3 4 「 1 . 8 % 1 』 . 』 % 1 6 7 「 0 . 』 % 1 8 . 0 %

事 務 職 9 3 1 』 . 1 % 1 7 . 7 % 「 7 「 3 3 . 』 % 「 6 . 9 %

販 売 職 7 6 1 「 . 3 % 1 1 . 8 % 1 0 1 1 「 . 4 % 1 0 . 9 %

サ ー ビ ス 職 4 1 6 . 7 % 』 . 9 % 1 6 1 1 9 . 8 % 「 1 . 3 %

保 安 職 1 8 「 . 9 % 3 . 8 % 0 0 . 0 % 0 . 「 %

農 林 漁 業 従 事 者 0 . 8 % 1 . 4 % 9 1 . 1 % 「 . 0 %

生 産 工 程 従 事 者 7 7 1 「 . 』 % 1 4 . 9 % 4 6 』 . 7 % 8 . 』 %

輸 送 ・ 機 械 運 転 従 事 者 3 4 』 . 』 % 7 . 4 % 3 0 . 4 % 0 . 「 %

建 設 ・ 採 掘 従 事 者 3 「 』 . 「 % 』 . 9 % 1 0 . 1 % 0 . 3 %

運 搬 ・ 清 掃 ・ 包 装 等 従 事 者 「 8 4 . 』 % 6 . 3 % 3 1 3 . 8 % 7 . 6 %

そ の 他 。 分 類 不 能 ) 6 1 . 0 % 3 . 1 % 9 1 . 1 % 「 . 7 %

合 計 6 1 6 1 0 0 . 0 % 1 0 0 . 0 % 8 1 3 1 0 0 . 0 % 1 0 0 . 0 %

男 性 女 性

(5)

第 「 章 介 護 期 間 就 業 続

介護 い つ終 わる 見通し 立 くい いわ る 数 月 終 わるこ あ 、 十 数 年 及 ぶこ ある 原因疾 患 同 あ 症 状の 経過 のバ ラ ツキ 大 い 特 快 復 見込 め い要 介護 状 態 あ る場 合、 介護 終わ 近 く ほ 介 護者の 負担 重 く 、 支援の 必要 性 高く るこ 予 想さ る そのた め、 結局 の く らいの 両立 支援 総 量 し 必 要 あ た 、介護 終 わ み い わ ら い の い そ の う 問 題 意識 い 、 本 調査 介護 終 わ いる 介護 経験 者 を対象 要 介護 状態 の 発 生 ら 終了 の介 護 生活の 推移 を把 握し いる 本章 、そ の 介護発 生 ら終 了 の 全期間 の長 さを 把握 る 、介 護の 長 期化 離職 の関 係を 分 析 る

分析 あた 留意 し たいの 、 介護 期間 の べ を在 宅 介護 し いる 限ら い こ あ る 介護 10 年以上 及 ぶこ あ る い う 、そ の間 在 宅 介護 をし い る 限ら い た え 、 介護 の初 期 在 宅介護 生活 を送 い た 、要 介護 状態 重 く

た こ ら 介護 施 設 入 居し た い う 場合、 介護 施設 入 居 し ら仕 事 の両 立 問題 る い うこ 通常 考え く い 企 業 従 業員 対 し 提 供 る 仕事 介 護の 両 立 支援 在宅 介護 限 定 した制 度 い 、 就業 続 難し く る ほ の 両立 困難 い う こ 関 し いえ 、 在 宅介護 最 切 実 問 題 あ る その う 問題意 識 ら、 全介 護 期 間 要介 護者 自宅 生活 を送 い た在宅 介護 期間 目 を向け るこ した い

、 日 の仕 事 介 護の両 立支 援の あ 方 を考え るう え 、介 護 休業制 度 介 護 保 険 制 度 た 重 要 位 置 を 占 め い る そ の う 制 度 的 背 景 を 踏 え 、 以 下 1999 介護 休業 企 業の義 務 た翌 年 、介護保 険制 度 施行 さ 20004月 以降

介護 を始 めた サン プ ル1968件を 分析 対象 る

2 全 介 護 期 間 在 宅介 護 期 間

2-2-1 図 原 因疾 患の発 症等 要 介 護状態 発 生 以下 、 介護発 生 呼ぶ し ら死亡 や快 復 る 要 介護状 態の 終了 以下 、介護終 了 呼ぶ の 全期間 全介 護期 間

その うち 要介 護者 自宅 生活 をし い た 期間 在宅 介護 期間 の分布 を示 1

指 摘 る の 、 全介護 期間 在 宅介 護 期間 バラ ツキ 大 いこ あ る 介護 いつ 続 く 、先 の 見通し を立 る こ 難しい い わ る 、 この図 示 分 布 、 そ の う 当 事者 の実 感 整合 的 ある い え る

1 全 介 護 期 間 介 護 発 生 年 月 終 了 年 月 の 差 、こ ら の 年 月 不 明 場 合 在 宅 介 護 期 間 施 設 入 居 期 間 入 院 期 間 の 中 央 値 の 合 計 を 算 出 し い る

(6)

- - 全 介 護 期 間 在 宅 介 護 期 間 の割 合

全介護 期間 つ い 最 割 合 高い の 、 1年以 内 あ 約30%を占め る 後 示

、全 介護 期間 の長 さ 原因 疾患 関 係し 、 期 ン や軽 度 の骨折 の う ケー ス を 想定 、1年 以内 の 介護 最 高い 割合 を 示し いる 結果 納 得 る た、 1年 超 2年 以内 16.1% 2年 超3年 以内 13.2%を合 わせ る 約半 数 3年以 内の 期間 収 る 、第2-2-2表 示 し いる 、全 介護期 間の 均 月数 39.5 月 、つ 3年 3 月 半 ある 、第2-2-1 10年超 5.5%あ る 介護期 間の 見通 しの 悪さを 語る 時 10 年を 超え るこ あ る く言 わ る 高い 割合 い え

い 、実際 そ け 長く るケ ース あ る こ を 再確 認 る た 5年超10年 以内 16.8% 10年 超 合 わせ 5年を 超 える期 間 20% 要介 護者の5 1 5年 を超 える の あ る 決し 低 い 割合

し し 、在 宅介 護期 間 の割合 をみ る 5 年を 超える 期間 0% あ 、 べ の サン プル 5年以 内 いる 現実 5年 を超え る在 宅介 護 たく い 即 い え い 、 仮 あ た し 、 その う ケース サ ンプ ル し 捕捉 い ほ 稀 ある いえ る そ し 、最 割 合 高い 1年 以内 56.0%を 占め る た、 1年 超2年 以内 2年 超3年 以内 を含 める 約80% 3年以 内 収 る 第2-2-2表 結 果を 示

、 在宅 介護 期間 の 均 18.0 月 、つ 16 月 ある 全介護 期間 33 月 あ る ら、 その 半 分程度 の期 間を 在宅 介護し い る 理解 るこ る

この う バ ラツ キ の大 い介 護期 間 あ る 、 第 2-2-2表 い 続 柄 均 値 や 標準偏 差の 違い み ら る2 そ の要 因 し 原 因疾患 ある 程 度その 期間 短 いケ ー ス 長 期化 る ケー ス を分け るこ る 第2-2-4図 全介 護 期間 在宅 介護 期間 の 割

2

要 介 護 者 の 続 柄 の 構 成 割 合 2-2-3表 の あ る

30.7

16.1 13.2 9.4 8.3

16.8 5.5

56.0 13.6

10.5 5.7

14.2

0 10 20 30 40 50 60

1年以内 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内 5年超10年以内 10年超

全介護期間(N=1889) 在宅介護期間(N=1968)

(7)

- - 要 介 護 者 の 続 柄 別 全 介 護 期 間 在 宅 介 護 期 間 の 月 数

合を原 因疾 患別 示 3 全介 護期 間 突 出し 短 く 約 60% 1 年以 内 ある 期の 状態 病 気 発 見さ るこ 珍し く いこ や 、反 対 早 期発見 した 場合 短 期 間 日 常生 活 戻る ケ ース ある い う実 情 を踏 える 納 得 る結果 あ る こ 比 べる 骨折・転 倒 や 高 齢 る 衰弱 い 介護 期間 長 く る 傾向 あ る こ らの 疾患 い 1年以内 約30% あ る の 対 し、5年を 超え る 期間 5年 超10年 以 内 10 年超 20%を超え い る さら 介護期 間 長期 化 る 傾向 ある の 脳 血 管疾患 認知 症 ある こ ら の疾 患 い 1年 以内 10%強 留 る その 一方

5年を 超え る期 間 30% 2-2-5 示 し いる 全介 護 期間の 均 い 17.1 15 骨 折・転 倒 38.3 32 高 齢 る 衰弱 41.4 月 約35 月 、 い 45.7 月 約39 月 ある

、 脳血 管疾 患 54.2 月 約36 月 、 認知 症 53.0 月 約35 月 長期 化 る傾 向を 示 し い る

く 知 ら い る う 脳 血 管 疾 患 長 期 間 わ た 寝 た の 要 介 護 状 態 る 疾 患の典 型 さ 、介 護 休業制 度 この 疾患 を モ ル 設 計さ い る 一 方、 同 く長 期 化 しや い 脳血 管疾 患 性 質の 異 る疾 患 し 昨 関心 を集 め いる の 認知 症 あ る 介護の 長期 化 いう 観 点 い え 、や こ ら2つの 疾患 への 対応 課題 あ る いえ る

3 サ ン プ ル サ イ ズ 小 さ い カ テ 統 合 し い る 体 的 身 体 知 的 精 神 視 覚 ・ 聴 覚 括 る 心 疾 患 呼 吸 器 疾 患 関 節 疾 患 パ ー キ ン ソ ン 病 脊 椎 損 傷 そ の 他 そ の 他 の 疾 患 い る

均値 標準偏差 均値 標準偏差

配偶者 10.3 10.』 34 6.「 9.0 3』

43.0 40.9 1「.0 「3.』

自分の父 34.8 3』.「 』「3 17.6 19.8 』33

自分の母 4「.0 40.0 6』8 18.』 「0.4 688

自分の祖父・祖母 44.6 39.「 「30 「0.0 「0.9 「44

自分の 3』.0 40.1 40 11.』 18.「 41

自分の兄弟・姉妹 「7.6 40.7 14 』.0 4.9 14

その他の自分の親せ 36.「 34.3 14 16.9 「0.「 14

配偶者の父 37.「 36.9 114 18.1 「0.0 116

配偶者の母 43.』 39.0 「14 19.3 「0.6 「3』

配偶者の祖父・祖母 4』.「 48.0 「「 17.6 「「.4 「「

配偶者の 41.3 「7.4 6 「「.8 19.0 6

配偶者の兄弟・姉妹 97.0 63.「 3 40.0 34.6 3

その他の配偶者の親せ 39.「 4「.「 1「 1「.4 17.8 1「

全体 39.』 38.4 1889 18.0 「0.「 1968

※ 全 介 護 期 間 介 護 発 生 年 月 介 護 終 了 年 月 ら 算 出 し い る 対 し 、 在 宅 介 護 期 間 選 択 肢 の カ テ の 中 央 値 を 算 出 し い る 在 宅 介 護 期 間 の 施 設 入 居 ・ 入 院 期 間 の 合 計 全 介 護 期 間 一 致 し い の そ の 計 算 方 法

在宅介護期間 全介護期間

(8)

- -3要 介 護 者 の 続 柄 構 成 割 合

- -4原 因 疾 患 別 全 介 護 期 間 在 宅 介 護 期 間 の割 合

、 在宅 介護 期間 を みる 原因 疾患 る 差 小 さく る 第 2-2-4図 の下 段 示 う 脳血 管疾 患 認知 症 い 在宅介 護期 間 1年 以 内 の 割合 高 く、 脳 血管疾 患 の50%、 認 知症 の40% 1年 以 内 あ る そ の割 合 い 高 齢 る 衰弱 骨 折・転倒 ほ 差 い 第2-2-5表 示 在宅 介護 期間の 均 い

脳血 管疾 患 19.8 月 約18 月 、 認知 症 21.9 月 約110 月 あ 、 い の19.017 月 、 高 齢 る衰 弱 の22.0110 月 、

骨折 ・転 倒 の18.1 月 約16 月 比べ 長 い い え い

そ け 脳 血管 疾 患 や 認 知症 病 院や介 護施 設等 過 時間 長 い 本調 査 施設 入居 期間 病 院 への入 院期 間 質問 し いる 、 第2-2-5表 示し い るこ ら の 合

自分の

自分の

自分の 祖父母

自分の

自分の 兄弟姉妹

その他の 自分の親せ

男性 0.3% 3「.4% 38.6% 13.』% 「.3% 0.6% 0.4%

女性 0.「% 「4.「% 33.0% 11.8% 「.0% 0.8% 0.9%

全体 0.3% 「7.1% 3』.0% 1「.4% 「.1% 0.7% 0.7%

配偶者

配偶者の

配偶者の

配偶者の 祖父母

配偶者の

配偶者の 兄弟姉妹

その他の 配偶者の親せ

男性 1.4% 3.7% 4.9% 1.「% 0.0% 0.0% 0.6% 694

女性 「.0% 7.1% 1』.8% 1.1% 0.』% 0.「% 0.6% 1「74

全体 1.8% 』.9% 11.9% 1.1% 0.3% 0.「% 0.6% 1968

15.9% 12.8%

29.2% 29.0% 30.9%

60.5% 27.5%

53.5% 43.3%

56.2% 49.3%

55.7%

77.5% 51.4%

15.9% 15.0%

15.5% 16.1% 16.4%

18.9% 14.8%

13.5% 18.6%

10.1% 13.1%

10.9%

11.0% 15.4%

14.6% 13.8%

8.3% 12.0%

12.1%

8.4% 19.5%

8.6% 13.8%

10.1% 10.9%

12.2%

6.1% 13.4%

8.6% 12.2%

11.9% 7.8%

12.1%

3.8% 12.4%

3.7% 7.4%

7.9% 6.8%

7.7%

1.7% 9.2%

6.9% 15.9%

8.3% 9.7%

7.2%

2.9%

7.4%

20.8% 16.9%

15.7% 19.9%

13.6% 3.8%

10.6% 27.9%

20.0% 22.6% 20.3%

17.4% 4.4% 13.8%

10.3% 10.3%

4.2% 5.1%

3.9%

1.2% 4.7%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

▼全介護期間 脳血管疾患 N=233

認知症 N=320 障がい N=168) 高齢に 衰弱 N=217) 骨折・転倒 N=207

(N=344) その他の疾患(N=298)

▼在宅介護期間 脳血管疾患 N=245

認知症(N=349) 障がい(N=89) 高齢に 衰弱(N=221) 骨折・転倒(N=221) N=346 その他の疾患(N=292)

1年以内 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内 5年超10年以内 10年超

(9)

- - 原 因 疾 患 別 全 介 護 期 間 、在 宅 介 護 期 間 、 施 設 入 居 ・ 入 院 期 間 の 月 数 の 均 値 標 準 偏 差

計期間 脳血 管疾 患 認 知症 約2119 月 突 出し 長 い 介 護 長 期化 した 場合 特別養 護老 人ホ ーム や グルー プホ ーム い う 施設や 病院 生 活の 場 を 移 こ 乗 切 いる様 子 う え る

在 宅 介 護 期 間 別 の就 業 続 状 況

この う 介 護期 間 の長期 化 介護 離職 の スク を高 める い え る う 介 護発 生 ら終了 の就 業 続 割合を 第2-3-1 図 示 本 調査 、 介護 を 終え た者 を調 査 対 象 し い るた め、 介 護発生 ら 介護 終了 の就 業 続状 況を 知 るこ る 介 護 終 了時点 非 就業 の者 を ここ 離 職者 み し、介 護終 了時 点 就 業し いた 者を 就業 続 者 る た し、 介 護発生 時点 の勤 務先 就業 続し た者 け く、 当時 の勤 務先 辞 め 別 の勤 務先 介 護 を終了 し いる 者 含 る 介 護休 業制 度 を め、 育児 ・介 護 休 業法 規定 る 仕事 介護の 両立 支援 制度 前者を 想定 し いる こ ら 、前 者を 同 一 就

-3- 全 介 護 期 間 別 介 護 発 生 か ら終 了 まで の 就 業 続 割 合 介 護 発 生 時 雇 用

均値 標準偏差 均値 標準偏差 均値 標準偏差

脳血管疾患 』4.「 43.1 「33 19.8 「「.4 「4』 「1.4 「4.4 「4』

認知症 』3.0 39.7 3「0 「1.9 「0.7 349 「1.「 「3.9 349

4』.7 39.7 86 19.0 「1.3 89 16.6 「0.9 89

高齢 る衰弱 41.4 38.9 「17 「「.0 「1.3 「「1 9.3 16.3 「「1

骨折・転倒 38.3 38.3 「07 18.1 「0.6 「「1 1「.8 19.1 「「1

17.1 「3.9 344 9.1 13.4 346 4.6 7.9 346

その他の疾患 37.9 3』.6 48「 18.6 「0.0 497 11.4 18.9 497

※ 全 介 護 期 間 介 護 発 生 年 月 介 護 終 了 年 月 ら 算 出 し い る 対 し 、 在 宅 介 護 期 間 施 設 入 居 ・ 入 院 期 間 選 択 肢 の カ

の 中 央 値 を 算 出 し い る 在 宅 介 護 期 間 の 施 設 入 居 ・ 入 院 期 間 の 合 計 全 介 護 期 間 一 致 し い の

計 算 方 法

在宅介護期間

全介護期間 施設入居・入院期間

82.8%

92.1% 84.9% 80.0% 75.5%

85.6% 74.7% 66.7%

7.2%

1.2% 3.4% 7.6% 12.3%

6.2% 13.7% 15.9%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 全体(N=1161)

▼全介護期間 1年以内(N=330) 1年超2年以内(N=179) 2年超3年以内(N=145) 3年超4年以内(N=106) 4年超5年以内(N=97) 5年超10年以内(N=182) 10年超(N=63)

同一就業 転職就業

(10)

業 続 、 後者 を 転職 就業 4 呼 区別 るこ る

結果 をみ う 全 体 のうち 同 一就 業 続 82.8%、 転 職就 業 7.2% ある 年 間 介護 を理 由 10 万人 離職 し いる い わ る 、約 8 割 介護 終了 同 勤 務先 仕事を 続け ら い る の あ る 特 介護 期 間 1年以 内 短 い 場合 90% 同 一就 業

続し い る その 割 合 2 年 、3 年 経 つ 低下 る 傾向 を示 し いる 、3 年を 超え る 再び 同一 就業 続 割 合 上 昇 る その 意 味 介 護期 間 長い ほ 離職 率 高く る 言え い 理由 前 節 みた う 介 護 長 期化し 終始 在宅 介 護 あ る 限 ら い こ

る そ こ 第2-3-2図 い 在宅 介護 期間別 の就 業 続割 合 をみ み う 1年 以 内 の 同一 就業 続 率 87.1% あ 、 全介 護期間 1 年 以内 比べ る わ あ る 低く い る そ の後 1年超2年以 内 やや 低下 し 2年超3年以内 横 い 、 3年超 4年以 内 低 下し、 4年超5年以 内 さ ら 低下 し い る 、在 宅介 護 期間 つい 、こ 長期 化 るほ 同 一 就業 続率 低 下 る 傾向 ある 特 3年 以 内 3年 を超 える 期間 の低下 度合 い 大 い

、こ こ の同 一 就業 続率 介 護発 生 当時の 勤務 先 勤め 続 けた いう 客観 的 事 実 を集計 した の あ る ため、 離転 職の 理由 必 し 介 護 限定 さ い そ こ 、介 護 発 生当時 の勤 務先 を辞 め た理由 をみ み う 第2-3-3図 そ の結 果 を在宅 介護 期間 別 示 在宅介 護期 間 べ 単独の カテ る 分析 耐 え得 るサ ン プルサ イズ を確 保 い そ こ 、最 割 合 の高い 1 年以 内 単独カ テ る 、前出 の第 2-3-2 図 い 就 業 続率 低 下 る 3 年 超4 年以 内 4 年 超5 年以 内 を 一つ 括 5、そ の間 の

1年超 2年以 内 2年超3年 以内 た 一括

-3- 在 宅 介 護 期 間 別 介 護 発 生 か ら終 了 までの 就 業 続 割 合 介 護 発 生 時 雇 用

4 転 職 就 業 介 護 発 生 時 の 勤 務 先 辞 め た 、介 護 終 了 時 点 就 業 し い た ケ ー ス 、そ の 間 非 就 業 の 期 間 あ る ケ ー ス

5

図 表 の 掲 載 割 愛 、同 一 就 業 続 を1、そ の 他 を0 被 説 明 変 数 し 、在 宅 介 護 期 間 を 説 明 変 数 る 単 純 回 帰 の ロ ス テ ッ ク 回 帰 分 析 を 行 う 1年 以 内 比 べ 3年 超4年 以 内 4年 超5年 以 同 一 就 業 続 率 有 意 低 下

82.8%

87.1% 81.6%

84.5% 76.6% 67.3%

7.2%

4.8%

8.6% 8.2% 7.8% 15.1%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 全体(N=1161)

▼在宅介護期間 1年以内(N=665) 1年超2年以内(N=163) 2年超3年以内(N=110) 3年超4年以内(N=64) 4年超5年以内(N=159)

同一就業 転職就業

(11)

-3-3在 宅 介 護 期 間 別 介 護 発 生 時 の 勤 務 先 を辞 た理 由 介 護 発 生 時 雇 用

25.7%

22.9%

19.6%

14.0%

13.6%

6.1%

3.7%

3.7%

1.4%

1.4%

0.5%

61.2%

24.3%

17.3%

1.4%

24.5%

22.4%

19.4%

15.3%

14.3%

10.2%

6.1%

3.1%

2.0%

1.0%

1.0%

63.3%

20.4%

16.3%

2.0%

25.5%

21.3%

10.6%

23.4%

21.3%

4.3%

2.1%

4.3%

0.0%

2.1%

0.0%

61.7%

25.5%

19.1%

0.0%

27.5%

24.6%

26.1%

5.8%

7.2%

1.4%

1.4%

4.3%

1.4%

1.4%

0.0%

58.0%

29.0%

17.4%

1.4%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

介護に 心身の

負担が大 かった

介護 人が

自分以外にいなかった

介護にもっ

時間を割 たかった

介護のた 事の

責任を果たせなくなった

職場に両立支援 制度がなかった

介護のた に退職勧奨・

解雇・雇い止

介護のた にい

嫌がらせを受けた

要介護者や家族に

うに言わ

要介護者が両立支援 制度の対象外

介護のた

待遇が がった

介護のた に昇進の

見込 がなくなった

何らかの 介護関係理由

介護 関係ない

の理由

介護 関係ない

私生活 の理由

その他

全体(N=214)

1年以内(N=98) 1年超3年以内(N=47) 3年超5年以内(N=69)

護 関 係 理 由

(12)

全体の 回答 比率 を め み る 、 介 護 関係 い仕 事上 の理 由 24.3%、 介 護 関係 い 私生 活上 の 理由 17.3%を占 め 、必 し ここ 示し い る離 転職 介 護 る の 限定 さ い し し 、最 高い割 合を 示し い る の 介護 る心 身 の 負担 大 た あ 、 介護 時 間を割 た た 19.6%ある 第2-3-3図 の 介 護 る 心身 の 負担 大 た ら 介 護の ため 昇 進 の見込 み く た のい 該 当 る ケース を 何ら の 介護 関係の 理由 し 括る 61.2% 該 当 る 大 20%の 離転 職 者の60% 何ら の 介 護関係 の理 由 退職 し いる いう こ 、 介護者 占 める 介護 離 職者の 割合 20%×60%12% ある い うこ る

た 在宅 介護 期間 別 退職 理由 をみ る 、 次のこ いえ る 1 つめ 在宅 介護 期間 わら 、介護 る 心身の 負担 大 た 高 いこ ある その割 合 在宅 介護 期 間 長 く るほ 緩 や 上 昇 る傾 向 み ら る 、 い の 期 間 い 高 い割 合 を 示し いる そ のほ の理由 つ い みる 在宅介 護期 間 特 徴 み ら 介 護の た め

仕事の責任を果たせ く た 職場 両立支援制度 た 1 年超 3 年以内 高 く、 在宅 介護 期間 3 年を超 える 介 護 時間 を割 た た 高 く る た、 介 護の ため 退 職勧奨 ・解 雇・ 雇い 止 めさ た 介 護の ため い めや 嫌 らせ を 受けた 全体 し の割合 低 い のの 、 在宅介 護 1 年以 内 の場合 相 対的 高 く

い る

両立 支援 制度 や職 場 環境 の関 係 つい 、次 章以 降 検討 るこ し 、以 下 客 観的 介護 の負 担 介 護離職 の関 係を みる こ し う そ の観 点 ら 原 因疾 患 の 関 係をみ う 第2-3-4図 その 結果 を示 い 高齢 る衰 弱 骨折・転 倒 比 べる 脳 血管 疾患 認 知症 同一 就 業 続 率 やや 低い 前述の う 在 宅介 護 期 間 つ い 、こ らの 疾患 特 長い い う わけ い 全介 護 期間 長期 化し や く、 先の見 通し 立 く い た、 こ ら 2 つ の介護 負担 の重 さ 広 く知ら た こ あ る その う 従来 の知 見 整合 的 結果 あ る いえ る

-3-4原 因 疾 患 別 介 護 発 生 か ら終 了 までの 就 業 続 割 合 介 護 発 生 時 雇 用

82.8%

75.0% 78.6%

88.0% 84.1% 84.6% 88.1% 84.4%

7.2%

9.0% 13.8%

6.0% 8.0% 5.7%

1.0% 6.1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(N=1161)

▼原因疾患 脳血管疾患(N=156) 認知症(N=224) 障がい(N=50) 高齢に 衰弱(N=113) 骨折・転倒(N=123) (N=201) その他(N=294)

同一就業 転職就業

(13)

た 第2-3-5 図 在 宅 介護期 間別 の就 業 続 率を原 因疾 患別 示 在宅 介護 期間 比較可 能 サン プル サ イズを 確保 い る の 脳血 管疾 患 認 知症 高齢 る衰 弱 の3つ ある ため こ らのみ 結果 を示 、い の疾 患 い 介護 期間 3年 を超 え る 極 端 同 一 就 業 続 率 低 く る た し 、 転 職 就 業 含 就 業 続 率 全 体 み る 、

高齢 る衰 弱 在宅介 護期 間 る 差 ほ い た 認知 症 そ の差 小 さい つ 、 在宅 介 護期間 長 期化 、 の 仕 事 続 ける こ 難 し く る 、就 業自 体 可 能 あ るケ ース 少 く い う あ る こ 対 し 、脳 血管 疾 患 転 職就 業 を含 就業 続率 自体 3年超 5 年 以内 低 く る 在 宅介 護期 間 の

長期化 就 業自体 困 難 いる可 能性 示 唆さ る

た、 脳 血管 疾患 認知 症 在 宅介 護 期間 1年 以内 の 同 一就業 続 率 高 齢 る衰 弱 比べ やや 低い 衰 弱 疾患 いう 加 齢 る 身体 機能 の自 然 低下 あ 、脳 血管 疾 患や認 知症 比 べる 要介護 状態 の経 過 比 較的緩 や あ る そ の こ 1 年以 内 1 年超 3 年 以内 3 年 超5 年以 内 時 間の 経過 同 一 就 業 続 率 低下 し い る こ ら う える 一方 、脳 血管 疾 患や認 知症 同 疾 患

症状 の経 過 一様 い 1年 間 急速 状態 悪化 る 場合 ある 1年以 内 ら 続可 能 必 し いえ いの 、 その た め い う

介護 負担 の観 点 ら みたい2つ目 の要 因 、要 介護 者の 居 状況 ある 就業 続 困 難 ほ の介 護負 担 施 設介護 在 宅介 護 い 発 生し や い 予想 さ る 在宅 介 護 のあ 方 、自 身 要 介護者 同 居し い る ケース や、 自分 別 居 し 、 他の 家族 や 親

-3- 原 因 疾 患 別 介 護 発 生 か ら終 了 までの 就 業 続 割 合

―在 宅 介 護 期 間 別 ― 介 護 発 生 時 雇 用

78.9% 82.4% 56.3%

77.1% 85.9% 72.5%

89.8% 87.5% 70.0%

7.8% 8.8% 12.5%

14.7% 10.9% 15.7%

1.7% 8.3% 20.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

▼脳血管疾患 1年以内 N=90) 1年超3年以内(N=34) 3年超5年以内(N=32)

▼認知症 1年以内(N=109) 1年超3年以内(N=64) 3年超5年以内(N=51)

▼高齢に 衰弱

1年以内 N=59) 1年超3年以内(N=24) 3年超5年以内(N=30)

同一就業 転職就業

(14)

せ 同居 し いる 要 介護者 を介 護 るケ ー ス、一 人暮 らし の要 介 護者を 介護 る ケー ス い た う 多 様化 し いる そ の類 型 就業 続 率を 示し た の 第 2-3-6図 ある 介護発 生当 時の 居 状 況別 結果 を示 し い る 、 施設 生 活し いた場 合 同一 就業 続 率 88.2% 最 高 く 、転 職就 業を 含め る 94.8% 就 業 続し い る 次 同一 就業 続 率 高 いの 他 の家 族や親 せ 同 居 の84.5%、 自分 同 居 一人暮 らし 81.0%

やや 低い 、 明ら 差 ある い える ほ の差 い

居 状況 別 傾向 の 違い みら る の 在 宅介護 期間 の長 さ の 関係 ある 第 2-3-7図 その 結果 を示 自 分 同 居 の場 合、 在 宅期間 1 年以 内 ら 1 年超 3 年以 内

け 同 一就 業 続 率 低 下し 、さ ら 3年 超5 年以 内 低 下 る た転 職就 業 を 含 就 業 続率 全体 在宅介 護期 間 長く るほ 低く る 働 方を変 え 就 業 る

いう こ く 、 就業自 体 困難 いる ケー ス 少 く い う ある

在宅 介護 期間 長 い ほ 同 一就 業 続率 低下 る傾 向 一 人 暮らし み ら る 第2-3-8表 他 の介 護 者 の 介護 分担 状況 を 要介護 者の 居 状況 別 示し い る 、 一人 暮 らし 自分 同 居 同 く 、主 たる 介 護者 ある 割合 高 い 、 第 2-3-7図 ける 一人 暮ら し 自分 同 居 比 べ る 1 年以 内 の同 一就業 続 率 低い そ の代わ 1年超3年 以内 3年 超5年 以内 在宅 介護 期間 長 期化し た場 合の 就業 続率の 低下 緩 や あ 、 3年超5年 以内 の同 一就 業 続率 自分 同居 高 い 、 一人 暮ら し の 場合 転 職就 業を 含 就 業 続率 全体 し 、在宅 介護 期間 長く そ の割 合 低下 し い い 要介 護者の 通 いや い仕事 変 える こ 、 働 ら 介護 る態勢 をつ く い る 様子 う え る

こ ら2つ のケ ース 異 、 他の 家族 や 親せ 同 居 の場 合、在宅介 護期 間 3年 以内 あ 同一 就 業 続 率 転職 就業 を 含 就 業 続率 全体 1 年以 内 ほ

差 い 在宅 介護 期 間 そ ほ 長 く い 場合 、要 介護 者 同 居 る 家族 や親 せ 介 護を分 担 る ら あ う 第2-3-8 表 い 他の 家族 や 親せ 同 居 介 護 発 生時 点の 主 介護 者 割合 低 い 、 第 2-3-7 図 い 3 年 超 5 年 以 内 同 一 就業

-3-6 介 護 発 生 時 の 要 介 護 者 の 居 住 状 況 別 介 護 発 生 か ら終 了 までの 就 業 続 割 合 介 護 発 生 時 雇 用

81.0%

84.5%

81.0%

88.2%

7.2%

7.3%

7.3%

6.6% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

自分 同居 N=442) 他の家族や親せ

同居(N=438) 一人暮らし(N=205)

施設で生活(N=767)

同一就業 転職就業

(15)

続率 大 く 低下 し 、就業 続 率全 体 低 く る 同 居 介護 を し い た家 族や 親せ 介護を 続 く 、自 身 代わ 主 たる介 護者 た こ を機 仕 事を 辞め る いうケ ース 典 型例 し 考 えら る

この う 介護 終了 時 点 の 就業 続 率 大 違 い く 、 の時 点 辞め る いう点 つ い 、 同 居・別 居・ 一人 暮ら し の有無 る差 あ る

-3- 介 護 発 生 時 の 要 介 護 者 の 在 宅 状 況 別 介 護 発 生 か ら終 了 までの 就 業 続 割 合

―在 宅 介 護 期 間 別 ― 介 護 発 生 時 雇 用

-3- 介 護 発 生 時 の 要 介 護 者 の 居 住 状 況 別 介 護 発 生 時 の 介 護 分 担 状 況

-3- 男 女 別 介 護 発 生 時 の 介 護 分 担 状 況 91.5%

79.0% 65.5%

85.7% 87.5% 74.2%

83.7% 80.5% 71.4%

3.0% 9.7%

11.8%

5.4% 8.3% 14.5%

5.4% 4.9% 17.1%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

▼自分 同居 1年以内(N=199) 1年超3年以内(N=124) 3年超5年以内(N=119)

▼他の家族や親せ 同居

1年以内(N=280) 1年超3年以内(N=96) 3年超5年以内(N=62)

▼一人暮らし 1年以内(N=129) 1年超3年以内(N=41) 3年超5年以内(N=35)

同一就業 転職就業

自分 主たる介護者

一人 介護

自分 主たる介護者

分担者あ

他の主介護者

いた 、自分

いた

他の主介護者

いた 、自分

少しし いた

自分 介護をし

自分 同居 「1.3% 30.「% 18.6% 「6.4% 3.6% 447

他の家族や親せ 同居 』.6% 14.0% 「』.1% 』1.0% 4.3% 443

一人暮らし 「7.』% 3』.7% 1「.1% 「3.「% 1.4% 「07

施設 生活 1』.4% 16.7% 17.9% 4「.3% 7.7% 78

合計 16.1% 「4.「% 19.8% 36.「% 3.7% 117』

自分 主たる介護者

一人 介護

自分 主たる介護者

分担者あ

他の主介護者 いた 、自分

いた

他の主介護者 いた 、自分

少しし いた

自分 介護をし

男性 11.「% 「0.』% 「3.1% 39.3% 』.8% 463

女性 19.「% 「6.』% 17.7% 34.1% 「.4% 71「

合計 16.1% 「4.「% 19.8% 36.「% 3.7% 117』

参照

関連したドキュメント

本論文の構成は、第 1 章から第 3 章で本論文の背景と問題の所在について考察し、第 4

第五章 研究手法 第一節 初期仮説まとめ 本節では、第四章で導出してきた初期仮説のまとめを行う。

はじめに 第一節 研究の背景 第二節 研究の目的・意義 第二章 介護業界の特徴及び先行研究 第一節 介護業界の特徴

小学校区を単位とする、 「元気づくり・地域づくりプロジェクト」

鍵蕊鍵jli篝i識 鑓郷 砕盤饒瀧 》-1壗 ノlj一雄達守らなかった友達悪鯉鞄な瀧

第1董 緒  言 第2章 調査方法 第3章 調査成績

 第2項 動物實験 第4章 総括亜二考按 第5章 結 論

第一章 ブッダの涅槃と葬儀 第二章 舎利八分伝説の検証 第三章 仏塔の原語 第四章 仏塔の起源 第五章 仏塔の構造と供養法 第六章 仏舎利塔以前の仏塔 第二部