平成23年度第1回行政改革推進委員会 会議録
1.市長公室長挨拶及び事務局紹介
本年度より本委員会の事務局が企画政策課に移管されたことに伴い、市長 公室長から年度当初の挨拶とともに事務局の紹介を行った。
2.会長進行
3.東日本大震災への対応について
平成23年3月11日に発生した東日本大震災に関し、市内の被害状況及び市 の対応を事務局より説明した。
【委員発言・意見交換の要旨】
会 長: 航空測量のデータによると、最も沈下が大きい場所で2メートルほ ど沈んだということか。
○日 時/平成 23 年9月5日(月) 15:00~16:55
○場 所/浦安市集合事務所3階 301 会議室
○出席者/兼村会長、宮﨑副会長、加藤委員、髙木委員、森柄委員、八條委 員、板垣委員の7名が出席(塚本委員、阿部委員の2名が欠席)
○事務局/中山市長公室長、金子市長公室次長、小檜山企画政策課長、醍醐 行政経営室長、稲岡主査、西野主任主事、高橋主任主事、広瀬主 事
○議 題/1.東日本大震災への対応について 2.緊急行政改革の取組みについて
3.平成 23 年度の委員会開催スケジュールについて
事務局: 最も沈下が激しい箇所で、数十センチ程度の沈下となっている。
委 員: 現在も小さな地震の発生が続いているが、液状化についても引き続 き発生しているのか。
事務局: 新たな液状化の発生は確認していない。
委 員: 敷地が液状化し、既に傾いている家などは、日々傾きが変わってい る。
委 員: 資料内にある沈下状況を示す図によると、隆起を意味するピンク色 になっている地点がある。これは、今回の震災によって地面が隆起し た場所もあるという理解でよいか
事務局: ピンク色の地点がある理由としては、地面自体が隆起したというこ とではなく、土盛りをしたか揺れによってアスファルトが割れて盛り 上がってしまったかのいずれかであると考えられる。
委 員: こう見るとやはり沈下した場所が多く、ゲリラ豪雨や台風の直撃な どが発生すると、そうした沈下地点で水害が発生する恐れもあるので はないか。
事務局: 沈下によって水害が生じそうな箇所については、既に可搬動力ポン プを貸し出している。
ポンプは現在までに40台ほどを貸し出しており、被害の生じる可能 性のある地点については、ある程度対策が出来ているものと考えてい る。
委 員: 震災によって境川護岸に段差が生じている。また、下水道について も仮復旧の状態である。
今の水害の話とも関係するが、特に護岸については台風などが来て も大丈夫なのかと不安になる。護岸については市としてどのような対 策を取るのか。
葉県によると、見た目ほどには強度は低下していないとのことである。
委 員: 今、堤防の管理者は千葉県であるという話が出た。ということは、 資料1中にある「検討」には、護岸は対象として含まれていないのか。
事務局: 液状化対策技術検討会における議論としては、護岸も含んだ形で 行っている。
委 員:今は液状化検討委員会では、どのような議論をしているのか。
事務局: 現在は、市内各地でボーリング調査等を行い地盤に関するデータを 把握している状況である。
今後は、今後起こる地震ではどのような地震動が生じるのか、とい うことを論点としていく。
首都直下型地震で発生することが見込まれる激しい地震動か今回の ようなゆっくりと長時間続く地震動か。揺れ方にも幾つかのパターン があり、どのような地震動を想定するかで想定される被害も異なって くる。
こうした市の状況や地震動といった点に関する技術検討委員会とし ての見解が出てから、市の取るべき対応を方針にまとめる予定である。
委 員: これまでの応急復興について、市はどれくらいの費用を支出したの か。
事務局: 応急復旧に関しては、これまで支払い済みの分のみで16億円ほどに なる。
委 員: もう少し支出しているのかと思ったのだが、16億ほどで済んだのか。
事務局: その金額は既に支出済みの分であり、工事を発注したもののまだ支 払いが済んでいない部分も残っているため、総額としてはさらに大き くなる。
委 員: 災害からの復旧の原資をつくるため、起債なども検討していくのか。
事務局: 阪神淡路大震災で大きな被害を被った芦屋市などに訊ねたところ、 安易な起債に頼ってサービス水準の見直しや歳出削減などを行わない と、元本の償還が始まる5年後から一気に財政状況が悪化してしまう、 ということだった。
そのため、起債は避けられないと思うが、その規模に関しては大き な注意を要するだろう。
会 長: 浦安市は今回の震災対応に伴う財政悪化で、交付団体となる可能性 はないのか。
事務局: 財政課の簡単な予測によると、ギリギリで交付団体にはならないよ うである。
委 員: 地方債を起債した場合、債務は何年間かけて償還していくのか。
事務局: 災害復旧のための地方債については、20年償還となっている。
委 員: 震災後に固定資産税の減免を実施しているが、この減免による市の 減収はどれくらいの額になるのか。
事務局: 固定資産税に関しては、今年度第2期から減免を行っている。この 減免により、約27億8千万円の減収が発生するものと見込んでいる。
また、来年度に固定資産税の評価替えがある。この結果として地価 が下落した場合には、来年度以降、一層の減収が発生することも予想 される。
4.緊急行政改革の取組みについて
震災の影響等から厳しさを増すことが予想される財政状況に対応するため、 現在市が取組んでいる緊急行政改革の取組み内容について、事務局より説明を 行った。
【委員発言・意見交換の要旨】
会 長: 教育や子育てなど、これまで特に力を入れてきた分野のサービス水
委 員: 緊急行政改革を実施しても、乾いた雑巾を絞るようなもので、それ ほど大幅な削減は期待できないのではないか。
事務局: 事業を見直すだけで十分な成果を挙げられるとは考えていない。そ れに加えて、受益者負担のあり方を見直すなど歳入増の取組みについ ても、検討しなくてはならないと考えている。
委 員: 確かに人口移動として24歳から65歳までの生産の中心となる人口は 減っているが、24歳以下の年齢層については、まだ人口が増えている。
彼等が次世代の納税者となることが期待できるうちは、浦安市の事 情は他市よりは明るいのではないか。
事務局: 確かに24歳以下の若年層は増加を続けている。しかし、彼らも浦安 に居てくれない。
昨年度実施した転出者へのアンケート結果の分析から見えてきたの は、そうした年代が結婚などを期に、より家賃が安く手頃な物件も豊 富な近隣自治体に転出してしまうということである。
つまり、大多数の人は浦安市に住みたいと思いながら、他の事情で 離れてしまうということ。
委 員: 所得階層別に転出者数を把握・分析するようなことは行えないか。
事務局: 地方税法の規制があり税情報を利用した分析は難しいが、研究した い。
委 員: マンションの建設がストップした事例もあり、確かに数年後に影響 が出る恐れがある。
委 員: 市民税の値上げなどは、検討しないのか。震災により財政的課題が 生じる可能性が高いのならば、一時的に超過課税を行ってもいいので はないか。
事務局: 検討しなくてはならない事項ではあるが、負担増を実施するために は、まず歳出の削減や人件費の削減などを行った上でないと、市民の 理解は得られないのではないかと考えている。
委 員: 手厚いサービスを継続するということを説明しつつ、税の値上げに 理解を求めていけば、市民には広く受け入れられると思う。
事務局: サービス面についても何らかの影響は生じざるを得ないと考えてい るので、その点でも説明が難しい。
委 員: こうした財政状況の課題を考えると、公共団体も営利事業に乗り出 す時期が来ているのではないか。
事務局: 前例としてダメだった事業もあり、中々難しい面もある。
委 員: 事業間の優先順位付けなどは行っているのか。
事務局: 現在、緊急行政改革の取組みとして全事業の調査に取組んでいるが、 その結果を活かして今後、事業間の優先順位付けも行う予定である。
委 員: こうした財政見込みからすると、現在行っているの市単独の生活再 建支援制度はかなりの負担になるのではないか。
委 員: こうした事業見直しを進めるためには、全体的な目標額を明示した 上で「それを達成するためにはどうするか」という具体論に下ろして いく、というやり方を取らざるを得ない。
そのため、緊急行政改革に関する議論をきちんと行うのは、どれだ けの費用を捻出しなくてはいけないかという目標額が明確になった後 ということになるだろう。
5.平成23年度の委員会開催スケジュールについて
今後の委員会の開催日程について、事務局から案を提示した後、委員間で調 整を行った。
【委員発言・意見交換の要旨】
会 長: 一部前の議題でも議論があったが、この場である程度今後のスケ
事務局案では次回の開催日程としては、11月ごろとなっているがい かがか。
委 員: 先ほども発言したとおり、次回の会議に関しては被害額などが明確 になりしっかりした議論が可能な時期とした方が良い。
会 長: 11月に開催することとした場合は、そうした情報はある程度固まっ ているのか。
事務局: 11月であれば被害額や財政の見通しなどについても、ある程度きち んとしたものをお示しできる。
会 長: では、第2回の開催時期は、11月当初としたい。詳細な日程に関し ては、本日欠席の委員もいることから、後日メールにて調整すること としたい。
(16時55分 終了)