第 12 回
技術革新 役割
本日 容
• 技術革新 果 役割
• 発明 ン ン
• シュン 仮説
シュン 革新論
• シュン 、1911 初版 発行さ
経済発展 理論 中 、 発展 新結 合 技術革新 実行 あ 論
• 産業組織論 文脈 、シュン 理 論 以 論点 重要 あ
– 競 手段 革新 重要性
– 革新 実現 何 完全競
必要 あ
• 独占的 寡占的 産業ほ 研究開発 盛 行
わ いう シュン 仮説 知
技術革新 何
• シュン 言う 革新 ション 、 経営 革新 含 幅広い概念 あ
• 技術革新 、 製品革新 ク
ション 工程革新 ス ション
分類さ
• 以 講義 、 ス ション 着 目
– ク ション い 、需要関数 方シ や製品差別化 議論 応用 考え
技術 専有可能性
• 発明 ン ン 考え 、技術情
報 専有 いう 技術 専有可
能性 重要
• 本来、技術情報 専有 可能 あ 考え
– 非競合的:A社 発明 技術 B社 利用 、A 社 技術利用 利益 減 わ い
– 非排除的:A社 発明 技術 B社 利用
、直接排除 い
– 公共 持 性質 同 あ 、 情報 公共 的性質 呼ば
技術 専有可能性
• Arrow (1962) 、技術 生産 活 動 あ 研究開発 社会的 過少 行 わ い 論
– 公共 乗 問 同様
• 、専有化 手段 特許
重要
– 特許 技術 公共 的 側面 限定 、一定期 間 専有 認 乗 防 、過少供 給 問 解決 試
完全競 企業 独占企業 比較
• シュン 、完全競 市場 い 革 新 起 い
– 技術 専有 可能
– 、 ス ション 成 、 い
費用 生産 可能 、他 企業 さ ば市場全体 費用
– そ 結果、結局 費用関数 完全競 均衡 達成さ 、利潤 元 戻
– 研究開発 投資分 、研究開発 行 企業 損 失 被
– 故 、 研究開発 行わ い
完全競 企業 独占企業 比較
• 、技術 専有可能 あ ば、完全競 企業 方 独占企業 高い技術革新
ン ン 持 可能性 あ
– 限界費用 一定 状況 考え – 技術革新 、限界費用
完全競 企業 独占企業 比較
• 完全競 あ 、技術 専有 可能 あ ば、技術革新 行 企業
– 従来 限界費用 少 い価格 、 市場 全 需要 取 込
– 従来 限界費用 新 い限界費用 差 分 技 術使用料 徴収 、他 企業 技術 利用さ
• い 、技術革新 独占企業 多 利潤 得 可能性 あ
技術革新 利得
独占市場
技術革新 利得
技術 専有可能 完全競 市場 技術革新 利得 技術革新
限界費用
独占企業 置換効果
• ン 、
– 完全競 場合、発明企業 独占企業 近い地 新 獲得
– 独占企業 場合、 独占 利益 得 い 、新 得 利益 小さい
• 独占企業 発明 他 企業 駆逐 わ
、以前 自分 置 換わ あ 、 効果 置 換効果 呼ぶ
• 現実 、規制 守 独占企業 研究開発 あ 行わ い 、寡占市場や競 市場 い 他
企業 優 立 研究開発 盛 行う現 象 観察さ
– 置換効果 存在 、規制 和 経済成長 え 影響 示 唆 い
社会的最適解 比較
• 最善解 数量、研究開発共 社会的 望 い水 準 達成さ 場合 解 比較 、完全競 市場 あ 、発明 ン ン 社会的最適
い 技術革新 各企業 得 利潤 増分 、社会 厚生 増 分 小さい
• 、次善解 研究開発 社会的 最 望 い水準 達成さ 、数量 企業 利潤最大化 考え 決 定さ 状況 考え 、
– 完全競 場合、技術革新 企業 得 利潤 技
術革新 社会厚生 増分 等 発明 ン
ン 社会的最適 あ
– 独占 場合、技術革新 企業 得 利潤 技術革 新 社会厚生 増分 小さ 、発明 ン ン
や 過少 あ
技術革新 企業 社会 利得
独占企業 得 利潤 社会余剰 増分 差
シュン 仮説
• シュン 、革新 担い手 完全競 企業
、あ 程度 規模や市場支配力 持 企業 想定
• シュン 考え方 純化 、以 2
仮説 シュン 仮説 呼ぶ
– 企業規模 大 い企業ほ 比例的以 研究開発 行
う
– 集中度 高い産業ほ 、 ケッ シェ 大 い
企業ほ 、研究開発 盛 行う
• 実証研究 詳細 い Cohen and Levin (1989) 等 参照
企業規模 研究開発費 関係
• 企業規模 研究開発費 以 点 関係 あ 想 定さ
– 研究開発 規模 経済性 範囲 経済性 – 研究開発 外部資金調達 困難性
• 研究開発 間 要 、成否 確実性 存在
• 外部 資金調達 難 、資金力 豊富 大企業ほ 資金 担 耐えや い
• 成 、そ 成果 や 確実性 あ 、多数
事業 行 い 企業 方 有利 考え Nelson (1959))
• 小規模 会社 研究開発 支出 い 企業 少 、 支出 限
– 日本 、従業員300人未満 中小企業 研究開発 行 い 比率 2.4％ 、1万人以 大企業 75.9%( 科 学技術研究調査報告 成23 度 )
企業規模 研究開発費 関係
• 実証研究 、一定 規模 比例的以 研究開発費 増 、そ 超え
比例的以 増 見 い
指摘さ 多い
• 売 高 企業規模 指標 公正取引委 員会 分析 、1兆6千億 境 研究 開発費 売 高 対 比率 逓減 い
示さ (新飯田 後藤 部(1987))
集中度、シェ 研究開発
• 市場集中度 研究開発集約度(一般 研 究開発費対売 高比率 測 ) 関係 い
、正 関係 得 、 関係 得
、逆U次 関係 得 様々
• 公正取引委員会 1984 分析(新飯田 後 藤 部 (1987)) 、研究開発費対売 高 比率 対
– 集中度 ス効果
– ケッ シェ ラス効果
集中度、シェ 研究開発
• 集中度 シェ 研究開発 増 さ 要因
以 考え
– 研究開発 必要 資金 外部 調達 、 独占利潤 得 部キ ッシュ 豊富 企業 ほ 研究開発 行いや い
– 集中産業 高シェ 企業ほ 整備さ 販売 流通網や ラン 力 持 、新製品 発売や費
用逓減 値 増 販売量 大
、技術革新 収益 大 い
• う 点 考え 、重要 集中度 シェ い ？
分析
• Dasgupta and Stiglitz (1980) 、産業
集中度 研究開発集約度 正 相関 あ
理論 測
– n 社 数量競 行 い 市場 考え – 固定費用 存在 い
– 限界費用 一定 、研究開発支出 zi 減少関
数 あ (c
i=c(zi))
– 研究開発 成果 専有可能 あ – 各企業 利潤関数 以 う
( )}
i {p c zi qi zi
分析
– 長期的 考え 利潤 あ – 、以 関係 成立
si シェ 、 η 需要 価格弾力性、 λ 推測的変動 (自社 1 生産 増や 、他 会社 増や
生産量 合計 測)
– 関係 企業 い 足 、
H ン 指数
– 右辺 産業 全企業 研究開発費合計 産業売 高 割 あ 、 産業研究開発集約度 あ
{p c z ( )}i qi zi
2(1 )
i i i
s z
pQ
(1 ) 1
n i i
H z
pQ
分析
• 限界費用 均可変費用 等 、企業 研究開発支出 行う 、数量競 寡占市場 い 推測的変動
企業間 等 ば、 利潤均衡 、産業研究開発 集約度 ン 指数 比例的、需要 価格弾 力性 逆比例的 あ
• 正 ば、集中度 高 ば研究開発集 約度 高
• 最適 研究開発支出 考え 、研究開発 均費 用 大 いほ 、産業 研究開発集約度 高
(技術 重要 産業ほ 研究開発 熱心 行わ )
• ス あ 、現実 様々 条件 考慮 入 必要 あ
参考文献
• Arro , K.J. Eco o ic Welfare a d the Allocatio of Resources for I e tio , i R.R. Nelso ed. The Rate and Direction of Inventive Activity, Princeton University Press, pp.609-625
• Cohe , W.M., a d R.C. Le i e E pirical “tudies of
I o atio a d Market “tructure , i R. Schmalensee and R.D. Willig eds. Handbook of Indsutrial Organization, vol.2,
pp.1059-1107
• Dasgupta, P., and J. Stiglitz I dustrial “tructure a d the Nature of I o ati e Acti ity , Economic Journal, 90(358), pp.266-293
• Nelso , R.R., The “i ple Eco o ics of Basic “cie tific Research , Journal of Political Economy, 67(3), pp.297-306
• Stiglitz, J.E. Theory of Co petitio , I ce ti es a d Risk , in J.E. Stiglitz and G.F. Mathewson eds. New Development in the Analysis of Market Structure, MIT Press, pp.399-446
参考文献
• シュン (1934) 経済発展 理論 、 岩波文庫
• シュン (1942) 資本主義 社会主義 民主主義 、東洋経済新報社
• 新飯田宏、後藤 、 部鶴彦 日本経済 構 造変化 産業組織 、東洋経済新報社
