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平成26年度第5回会議資料 第3期子どもプラン推進地域協議会会議要録について|武蔵野市公式ホームページ Äæù┐éS

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は じ め に

武蔵野市教育委員会は、本市においてこれまで行ってきた取組を大切に

しながら、学校教育の現状を分析し、課題を整理する中で、今後5年間に本

市が目指す学校教育の方向性を明らかにするため、「武蔵野市学校教育計

画」を平成22年3月に策定しました。

今回の改定にあたりましては、「武蔵野市特別支援教育推進計画」(平成

21年4月策定)と一体化した、新たな学校教育計画として策定しました。

本計画はこれまで、基本理念を「知性・感性を磨き

未来を切り拓く

武蔵

野の教育」と掲げていましたが、さらに子どもたちに「理性」と「勇気」を育むこ

とを重視しまして、「自ら未来を切り拓く」と「自ら」という言葉を加えました。そ

の下に「生きる力」を育む教育、学びの質を高める教育環境、学校と地域が

協働した教育の3つの柱、8つの施策の方向性、28の施策を設定し、施策

の体系としています。

本市においては、豊かな文化的・教育的な環境を背景として、従来より、

子どもたちの興味や関心を大切にし、主体的な学びを重視する教育を進め

てきましたが、今回、この計画の基本理念を踏まえ、個に応じた指導や特別

支援教育の充実に向けた専門性向上の取組、学校施設整備基本方針の着

実な実施などの重点的な取組を掲げています。

本計画を策定するにあたり、「第二期武蔵野市学校教育計画(仮称)策定

委員会」を平成26年1月に設置し、協議・検討を重ねるとともに、中間のまと

めに対するパブリックコメントを昨年11月に実施し、貴重なご意見、ご提案を

いただきました。本計画の策定にご協力いただきました策定委員並びに市

民の皆様に心から感謝申し上げます。

今後、武蔵野市教育委員会は、この第二期武蔵野市学校教育計画で掲

げた理念を学校、家庭、地域と連携して実現していきたいと考えております

ので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

平成27年3月

(4)
(5)

はじめに

第Ⅰ章

計画策定にあたって

計画策定の背景・趣旨

「第二期武蔵野市学校教育計画」の位置付け

この間の教育に関わる様々な動き

第Ⅱ章

第一期武蔵野市学校教育計画及び

特別支援教育推進計画における取組状況

第一期武蔵野市学校教育計画で定めた各施策の取組状況

特別支援教育推進計画で定めた各施策の取組状況

13

第Ⅲ章

武蔵野市の教育に関する現状と課題

児童・生徒について

15

学校の状況について

30

特別支援教育推進計画の実施状況の概要と今後の取組課題

37

第Ⅳ章

これからの武蔵野市の教育

基本理念

39

武蔵野市が進める重点的な取組

40

施策の体系

43

施策の体系図

44

Ⅰ 「生きる力」を

育む教育

46

Ⅱ 学びの質を高める教育環境

54

Ⅲ 学校と地域が協働した教育

57

《参考資料》

資料1

第二期武蔵野市学校教育計画(仮称)策定委員会設置要綱

59

資料2

策定委員名簿

60

資料3

これまでの討議内容

61

資料4

第二期武蔵野市学校教育計画(中間報告)に対するパブリックコメント

63

資料5

「第二期武蔵野市学校教育計画に基づく

特別支援教育推進に向けた具体的な取組」について

66

資料6

平成25年度

武蔵野市子ども生活実態調査(概要)

68

(6)
(7)

第Ⅰ章

(8)
(9)

第Ⅰ章 計画策定にあたって

1

近年、社会を取り巻く情勢は急速な変化を見せています。急激に進む経済のグローバル化やサ

ービス産業化、情報通信技術の進展といった経済・産業構造の変化が進んでいます。また、少子

高齢化の進行により社会活力の低下が懸念されています。都市化の進展やライフスタイルの多様

化などにより、地域社会とのつながりの希薄化、支え合いによるネットワーク機能の低下も指摘され

ています。こうした変化の激しい不安定な社会は、子どものみならず家庭、地域にも影響を与えて

います。

平成 23 年3月に発生した東日本大震災という未曽有の災害体験を通じて、私たちは、困難に直

面しても諦めずに自ら考え実行する力の必要性、人材育成の重要性、人のつながりの大切さなど

多くの教訓を得ました。

このような状況の中で、第2期教育振興基本計画の策定、障害者基本法の改正、障害者の権利

に関する条約の発効、「21世紀型能力」(国立教育政策研究所)の提案、いじめ防止対策推進法

の制定などがありました。

今、子どもた ちに 知性・感性に 加え、認知、思考、行動等を方向付ける理性を育むとともに 、自

立への勇気を与える学校教育が求められています。

武蔵野市の学校ではこれまで、子どもの教育的ニーズ、体験活動、言語活動、体力向上、主体

的な学び、社会性の育成、文化・芸術活動、豊かな人間性の育成などを重視した教育を展開して

きました。

武蔵野市教育委員会では、社会情勢の 変化や地方教育行政法をはじめとする教育関連法の

改正、第2期教育振興基本計画等の趣旨を踏まえながら、本市における教育の現状と課題を整理

するとともに 、目指す方向性を明らかにするため、「第二期武蔵野市学校教育計画」を策定しま し

た 。今後、本市の子どもたちが 、知性・感性を磨き、自ら未来を切り拓いていく 力を身に付けること

ができるよう、学校教育の充実を図っていきます。

本計画は、武蔵野市第五期長期計画(平成24年度~33年度)の考え方を踏まえ、平成27年度

を初年度とする平成31年度までの5年間において、目指すべき学校教育の基本的方向性を示し

たものです。

本計画は、学校教育計画より1年早く平成20年度に策定された特別支援教育推進計画と一体

的に策定しま した 。これ は、平成24年7月に中央教育審議会初等中等教育分科会で報告された

「 共 生社会の 形成に 向 けた イ ン ク ル ー シブ 教育 シ ス テム 構築の た めの 特 別支援教 育の 推 進( 報

告)」の提言も 踏まえ、特別支援教育推進計画は学校教育計画と一体的に進めていく べきとの 考

えに基づくものです。特別支援教育の具体的な実行計画については、本計画を受けて、教育委員

会が別に定める「武蔵野市特別支援教育の具体的な取組」によります。

また、武蔵野市生涯学習計画、武蔵野市スポーツ振興計画、武蔵野市図書館基本計画との整

第Ⅰ章

計画策定にあたって

計画策定の背景・趣旨

(10)

第Ⅰ章 計画策定にあたって

2

合性も図っています。

さらに、本年度策定の第四次子どもプラン武蔵野(第五期長期計画の分野別実施計画であり、

子ども・子育て支援法に基づく子ども・子育て支援事業計画)との整合性も図っています。

なお、本計画については、国や東京都の教育施策の動向などを踏まえ、平成31年度までに見

直しを行い、平成32年度に改定する予定です。

3-1

第2期教育振興基本計画の策定

第2期教育振興基本計画は、教育基本法第1 7条第1 項に基づき政府が平成25 年6月に 閣

議決定した教育の振興に関する総合計画で、第2期計画の計画期間は、平成25年度~29 年

度の5年間です。

第2期計画では、第1期計画で掲げた「10年間を通じて目指すべき姿」を達成すると同時に、

「自立」「協働」「創造」を基軸とした新たな社会モデルを実現するための生涯学習社会の構築を

旗印として、教育の再生に向けた施策を推進する必要があるとしています。

教育行政の基本的方向性として、4つのビジョン(社会を生き抜く力の養成、未来への飛躍を

実現する人材の養成、学びのセーフティネットの構築、絆づくりと活力あるコミュニティの形成)の

下に、8のミッション(成果指標)、30のアクション(基本施策)からなる体系となっています。

3-2

障害者基本法の改正等特別支援教育に係る法改正等

平成23年8月に障害者基本法が改正され 、「国及び地方公共団体は、障害者が、その年齢

及び能力に応じ、かつ、その特性を踏まえた十分な教育が受けられるようにするため、可能な限

り障害者である児童及び生徒が障害者でない児童及び生徒と共に教育を受けられるよう配慮し

この間の教育に関わる様々な動き

各計画の関係図

武蔵野市第五期長期計画

平成 24年度~33年度

第四次子どもプラン武蔵野

平成 27年度~31年度

第二期

武蔵野市学校教育計画

平成 27 年度~31 年度

武蔵野市生涯学習計画

平成 22年度~31年度

武蔵野市スポーツ振興計画

平成 21年度~30年度

武蔵野市図書館基本計画

(11)

第Ⅰ章 計画策定にあたって

3

つつ、教育の内容及び方法の改善及び充実を図る等必要な施策を講じなければならない」こと、

また、児童・生徒その保護者への情報提供及び意向の尊重、交流及び共同学習による相互理

解の促進、人材の確保及び資質の向上、環境の整備の促進が定められました。

平成24 年7 月には、中央教育審議会の 特別支援教育の 在り方に 関する特別委員会におい

て、「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進

(報告)」が報告されました。「インクルーシブ教育システム」とは、障害のある者と障害のない者が

共に学ぶ仕組みであり、障害のある者が「general

education

system(教育制度一般)」から

排除されないこと、自己の生活する地域において初等中等教育の機会が与えられること、個人

に必要な「合理的配慮」が提供されること等が必要とされています。

平成25年6月に、「障害者差別解消法」が制定されました。行政機関等及び事業者は、社会

的障壁の除去の実施についての必要かつ合理的な配慮を的確に行うため、自ら設置する施設

の構造の改善及び設備の整備、関係職員に対する研修その他の必要な環境の整備に努めな

ければならないものとされました。

平成2 6 年2 月に 、障害者の 権利に 関する条約が 、日本に おい ても 発効しま した 。 同条約第

24条には、「締約国は、教育についての障害者の権利を認める。締約国は、この権利を差別な

しに、かつ、機会の均等を基礎として実現するため、障害者を包容するあらゆる段階の教育制度

及び生涯学習を確保する。」と定められています。

3-3

「21世紀型能力」

日本型資質・能力の枠組み

次期教育課程基準の改訂に影響を及ぼす、文部科学省の 「育成すべき資質・能力を踏ま え

た教育目標・内容と評価の在り方に関する検討会」の第6回会議(平成25年6月)において、国

立教育政策研究所から「社会の 変化に 対応する資質や能力を育成する教育課程編成の基本

原理」(平成25年3月)の中で、「21世紀型能力」が提案されました。

「21世紀型能力」は、「生きる力」としての知・徳・体を構成する資質・能力から,教科・領域横

断的に学習することが求められる能力を資質・能力として抽出し、これまで日本の学校教育が培

ってきた資質・能力を踏まえつつ、それらを「基礎力」「思考力」「実践力」の観点で再構成した日

本型資質・能力の枠組みです。

具体的には、「思考力」を中核として、それを支える「基礎力」と、使い方を方向づける「実践力」

という三層構造で構成されています。

「21世紀型能力」は、今日、諸外国で求められている能力観とも一致しており、学校生活全

体、全ての教科や領域等を貫いて育てたい資質・能力であり、「生きる力」をより実効性のあるも

のとして、どう発揮するかという方向性を示唆するモデルです。

(12)

第Ⅰ章 計画策定にあたって

4

3-4

教育委員会制度の改正

教育の政治的中立性、継続性・安定性を確保しつつ、地方教育行政における責任の明確化、

迅速な危機管理体制の構築、首長との連携の強化を図り、地方に 対する国の 関与の見直しを

図るため、地方教育行政の組織及び運営に関する法律が、平成26年6月に改正されました。

改正の 主な内容は、教育委員長と教育長を一本化した新た な責任者(新教育長)を置く 。首

長は、首長と、教育委員会により構成される総合教育会議を設け、首長は総合教育会議におい

て、教育委員会と協議し、教育基本法第17条に規定する国の教育振興基本計画を参酌して、

教育の振興に関する施策の大綱を策定する。会議では、大綱の策定、教育条件の整備等重点

的に講ずべき施策、緊急の場合に講ずべき措置について協議・調整を行う。児童・生徒等の生

命又は身体への 被害の 拡大又は発生を防止する緊急の 必要が ある場合に 、文部科学大臣が

教育委員会に対して指示ができるよう第50条(是正の指示)を見直すなどです。

3-5

いじめ防止対策推進法の制定

平成25年6月に 、いじめ防止対策推進法が公布されま した 。同法は、国に対し、いじめの防

止等のための対策を総合的かつ効果的に推進するための基本的な方針の策定を求め、自治体

に対しては、国のいじめ防止基本方針を踏まえ、その地域の実情に応じた同様の基本的な方針

の策定に努めるよう求めていま す。また 、学校に対しては、国のいじめ防止基本方針又は自治

体の地域いじめ防止基本方針を参考にし、その学校の実情に応じた同様の基本的な方針の策

定を求めています。

さらに 、学校の 設置者及びその 設置する学校が 講ずべきいじめの防止等に 関する措置や、

重大事態への対処等についても規定しています。

3-6

教育のIT化に向けた環境整備4か年計画の策定

21世紀にふさわしい学校教育を実現できる環境の整備を図るため、第2期教育振興基本計

画では、目標とされている「教育のIT化に向けた環境整備4か年計画」(平成26年度~29年度)

を策定しました。具体的な水準目標は、教育用コンピュータ1台あたりの児童・生徒数が3.6人、

電子黒板・実物投影機の整備(1学級あた り1台)、超高速インターネット接続率および無線LA

N整備率100%、校務用コンピュータが教員1人1台などとなっています。

3-7

小学校及び中学校施設整備指針の改訂

文部科学省の「学校施設の在り方に関する調査研究協力者会議」は、小学校及び中学校学

習指導要領の 改訂への対応、社会状況の変化への対応等を踏ま え、平成22年3 月に 検討結

果を報告書としてとりまとめました。同月、本報告書に基づき「小学校施設整備指針」及び「中学

校施設整備指針」が改訂されました。

(13)

第Ⅰ章 計画策定にあたって

5

えるようにするための記述の充実など、学習指導要領の改訂に伴って学校施設面で対応すべき

事項について、計画・設計上の留意点を記載しています。

また、学校施設における情報環境や、環境面からの持続可能性への配慮、屋内運動施設で

の快適な環境づくり、家庭や地域と連携した施設などについても記載しています。

さらに、平成26年7月には、東日本大震災において顕在化した課題や、学校施設に関わる新

たな課題に対応するため、「学校施設の在り方に関する調査研究協力者会議」の審議を経て、

学校施設整備指針が改正されました。学校施設の津波対策及び避難所としての防災機能の強

化、老朽化対策等に関する規定が充実されました。

3-8

第3次東京都教育ビジョン、東京都特別支援教育推進計画第三次実施計画の策定

東京都特別支援教育推進計画は、発達障害を含む障害のある幼児・児童・生徒一人一人の

能力を最大限に伸長するため、乳幼児期から学校卒業後までを見通した多様な教育を展開し、

社会的自立を図る ことのできる力や地域の一員として生き ていける力を培い、共生社会の実現

に寄与するという基本理念にたって平成16年度に策定されました。

平成22年11月、平成23年度からの6年間の計画として、すべての学校で実施する特別支援

教育の推進、つなが りを大切にした特別支援教育の推進、自立と社会参加を目指す特別支援

教育の推進の3つの基本的考え方に基づいた第三次実施計画が策定されました。

第3次東京都教育ビジョンは、平成25年第7回都教育委員会定例会において策定されました。

『社会全体で子供の「知」「徳」「体」を育み、グローバル化の進展など変化の激しい時代におけ

る、自ら学び考え行動する力や社会の発展に主体的に貢献する力を培う』ことを基本理念とし、

平成25年度からの5 年間を中心に、東京都が今後中・長期的に取り組むべき教育の基本的な

方向性として、10の取組の方向と23の主要施策が示されました。

3-9

武蔵野市第五期長期計画の策定

武蔵野市第五期長期計画は、平成22年8月に設置された策定委員会を中心に検討が進め

られました。策定委員会は、討議要綱(平成23年2月)や計画案(平成23年10月)を公表し、圏

域別市民会議やパブリックコメントや無作為抽出市民ワークショップなど様々な手法を通じて広く

市民の意見を求め、平成23 年11 月に計画案を市長へ答申しま した 。市長は、答申をもとに 第

五期長期計画案を作成して市議会へ上程し、平成24年1月に可決されました。

子ども・教育分野の5つの基本施策のうち、学校教育計画の分野は、基本施策の5「次代を担

う力をはぐくむ学校教育」にあたり、その下に7つの施策が位置付けられました。

基本施策

「次代を担う力をはぐくむ学校教育」

(1)確かな学力と個性の伸長

(2)豊かな人間性や社会性を

はぐくむ

教育の推進 (3)学校と地域との協働体制の充実

(4)特別支援教育・教育相談の充実 (5)学校・教員支援体制の充実

(14)

第Ⅰ章 計画策定にあたって

(15)

第Ⅱ章

第一期武蔵野市学校教育計画及び

(16)
(17)

第Ⅱ章 第一期武蔵野市学校教育計画及び特別支援教育推進計画における取組状況

7

この章では、平成22年度から26年度までを計画期間とする第一期学校教育計画と、平成21年

度から26年度までを計画期間とする特別支援教育推進計画においてそれぞれ定めた各施策の取

組状況を掲載します。

施 策 概 要 平成 22年度から平成 26年度までの取組状況

1

基 礎 的 ・ 基 本 的 な 知 識 ・ 技 能 の 習 得 、 思 考 力 ・ 判 断 力 ・ 表 現 力 等 を は ぐ く む 指 導の充実

学 習 指 導 員 を 活 用 し 、 少 人 数 指 導 や 習 熟 度 別 指 導 な ど に よ り 、 個 に 応 じ た 指 導 の 充 実 を 図 る 。 ま た 、 身 に 付 け た 知 識 ・ 技 能 を活 用 し、 思 考 力 ・ 判 断 力 ・ 表 現 力 等 を 育 成 す る授 業 を 行 うと と も に 、 教 育 課 題 研 究 校 を 指 定 し 、 教 育 内 容 ・ 方 法 等 の 開 発 ・ 実 践 を進める。

○ 市 が配 置 し た 学 習 指 導 員 を 活 用 して 、 算 数 ・ 数 学 ・ 英 語 を 中 心 に、 少 人 数 指 導 や 習 熟 度 別 指 導 な ど、 個 に 応じた指導の充実を図った。

○ 国 や都 の学力 調査 や日 々 の学 習 の状 況 等を分析 し、 全校で「授業改善推進プラン」を作成し、活用した。 ○ 学 校 訪 問 等 によ り 、 各 学 校 の思 考 力 ・ 判 断 力 ・ 表 現 力

等を高める指導の工夫・改善の指導・助言を行った。 ○ 教 育 課 題 開 発 研 究 校 を継 続 し て 指 定 し 、 研 究 成 果 を

各学校で共有し、授業改善に生かした。

2

学習意欲 の向上 と 学 習 習 慣 の 確 立

子 ども たち の学 習 意欲 を向 上さ せ る た め、 授 業 改 善 や 教 材 開 発 に努 め、 質 の高 い授 業 を 行 うと と も に、 学 習 のつま ず きのある子ど も た ち へ の 支 援 の た め 、 放 課 後 や 土 曜 日 等 に 学 習 支 援 教 室 を 実施し、補充的な学習を行う。

○ I CT 機 器 の活 用 や 教 材 の工 夫 な どによ り 、 子 ども た ち の興味・関心を高める授業を展開した。

○放課後や土曜日、夏季休業日に学習支援教室を実施 し、子どもたちへの補充的な学習等を行った。

3 言語活動の充実

国語科だけでなく、各教科の教 育 活 動 全 体 に お い て 言 語 活 動 の充 実を図り、 子 どもたち の言 語 に関 す る能 力 を高 める。 ま た、研 究 校 を 指 定 し 、 研 究 発 表 会 を 通 じ て 、 市 内 各 学 校 が 成 果 や 課 題 を共有できるようにする。

○言語活 動の充実 に関 わる具 体的な指 導の手 だて を各 教科等の年間指導計画等に明示し、活用した。 ○ 各 学校 が行って いる研 究の中 で言 語活 動 につ いて 積

極的に取り上げるよう、指導主事による指導・助言を行 った。

○ 都 の 指 定 を 受 け た 言 語 能 力 向 上 推 進 校 ・ 拠 点 校 ( 2 校 : 平 成 2 5 ・ 2 6 年 度 ) が 言 語 活 動 に 関 す る 取 組 の 研 究を行い、その成果を各学校で共有した。

4 理科教育の充実

理 科 教 育 の 充 実 に 向 け 、 理 科 教 育 推 進 協 議 会 を設 置 し、 計 画 的 ・ 体 系 的 に理 科 教 育 を 推 進 す る。また、小 学校高学 年におけ る 理 科 指 導 員 の 配 置 や 大 学 や 企 業 と の 連 携 、 サ イ エ ン ス フ ェ ス タ の開 催 等 、 理 科 の 授 業 の質 を 高 め る と と も に 、 科 学 に 対 す る 興 味・関心を高める。

○ 理 科 教 育 推 進 協 議 会 を 設 置 ( 平 成 2 1 ~ 2 3 年 度 ) し 、 計画的・体系的に理科教育を推進した。

○平成20年 度か ら段 階的 に、 小学校 に理 科指導 員、理 科指導専門の教員、講師を配置し、理科授業における 実験・観察の充実を図った。

○ 理 科 実 技 研 修 及 び 近 隣 市 と の 合 同 理 科 研 修 を 実 施 し、教員の授業力向上を図った。

○都の指 定を受けた 理数教育 フロンティア校(2校:平成 25・26年度)の研究を支援し、その成果を各学校で共 有した。

○「社会人講師活用プロジェク ト」(平成21~25年度)の 活 用 によ り 、 大 学 や 企 業 と の連携 によ る理 科 の授 業 を 実施した。

○ 生 涯 学 習 ス ポー ツ 課 が主 催 す る サイエ ン ス フェス タ の 開 催 に、 小 ・ 中 学 校 教 育研 究 会理 科 部 の教 員 や 中 学 校の理科部が協力した。

第Ⅱ章

第一期武蔵野市学校教育計画及び

特別支援教育推進計画における取組状況

(18)

第Ⅱ章 第一期武蔵野市学校教育計画及び特別支援教育推進計画における取組状況

8

施 策 概 要 平成 22年度から平成 26年度までの取組状況

5

特別支援教育の 充実

保 護 者 ・ 園 ・ 学 校 そ して 関 係 機 関との切れ目のない連携づくりの も と に 、 幼 児 ・ 児 童 ・ 生 徒 一 人 一 人の特別な教 育的 ニーズを把 握 し 、 そ の 能 力 を 最 大 限 に 伸 張 す る た め 、 乳 幼 児 か ら 学 校 卒 業 後 ま で を 見 通 し た 適 切 な 指 導 及 び 必 要 な 支 援 を 通 し て 、 社 会 的 自 立を図ることのできる力や地域社 会の一員として生きていける力 を 培 い、 共 に生 き、共 に育ち、 支え 合 う 共 生 社 会 の実 現 に寄 与 す る 特別支援教育を推進する。

○特別支 援教 育推進 計画 に基 づき、 特別支 援教 育コー ディネー ター 連絡会・ 研修 会 の実施及 び専 門家ス タッ フ・派遣相談 員を派 遣によ り各 学校におけ る特別 支援 教育の校内体制の機能の充実を図った。またサポート ス タ ッ フ、 テ ィー チン グア シ ス タ ン トの配 置 や 特 別 支 援 教 室 ( 現 個 別 支 援 教 室 ) を 設 置 し 、 支 援 の 必 要 な 子 どもたちの個に応じた指導・支援を行った。

○ 教 育 支 援 セ ン タ ー や 各 学 校主 催 によ る子 育 て 支 援 講 座を実施し、保護者・市民への特別支援教育に関する 理解啓発を行った。

○ 就 学 支 援 委 員 会 を 開 催 し 、 就 学 相 談 の 子 ど も た ち 一 人 一 人 の 支 援 方 法 を 検 討 ・ 判 断 を し て い る 。 ま た 、 就 学後も引き続き相談を受けられる体制を構築した。 ○ 就 学 支 援 シ ー ト を市 内 保 育 園 ・ 幼 稚 園 及 び 子 育 て 施

設に配布し、 市外へ通園 しているシート利用 の希望者 には郵送し、就学する学校にシートを引き継いだ。

6 道徳教育の充実

い の ち を 大 切 に す る 心 や 思 い や り の 心 、 正 義 感 や 倫 理 観 な ど の規 範 意 識 の醸 成 を目 指 す。道 徳 の 時 間 を は じ め 、 各 教 科 等 す べ て の教 育 活 動 を通 して 道 徳 教 育 を展 開 す ると と も に、 道 徳 の授 業 公 開 や 地 域 懇 談 会 な どを通 し て 、家 庭・地 域と 連携 した 道徳教 育を進める。

○道徳 教育 を各 教科 や学 校行 事、生 活指 導等と 適切に 関連付けて行うために、道徳教育の全体計画、年間指 導計画を作成し、活用した。

○全校において、道徳授業の公開を行い、その後、保護 者 や 地 域 の方 を対 象 と した 地 域 懇 談 会 や 講 演 会 を実 施した。

7 読書活動の充実

子 ど も た ち の 豊 か な 感 性 や 情 操 を 育 み 、 創 造 力 ・ 表 現 力 を 育 て る た め 、 各 学 校 の 朝 読 書 や 読 書 の動 機 付 け 指 導な どの取 組を 推 進 す るとと も に、 図書 室 サポー タ ー を 有 効 に 活 用 し 、 読 書 環 境 を整 備 す る。 また 、 市立 図 書 館と 学 校 間 の 連 携 強 化 を 通 じ て 、 読 書活動の充実を図る。

○ 読 書 活 動 の充 実 に 向 け 、 朝 読 書 、 読 書 週 間 を全 校 で 実施す るとともに、保 護者や地 域ボランテ ィアを活 用し た読み聞かせを実施した。

○学校図書 館サポーター(旧 図 書室サポーター)の質の 向上を図るた め、連絡会 を実施 し、各学校の取組 を共 有するとともに、平成24年度に更改した学校図書館シ ステムを活用して、全校で蔵書管理を行った。 ○市立図書館と連携して、読書の動機付け指導(小学校

3年生)、調べ学習に必要な本の学校貸し出し、子ども 文芸賞への参加を奨励するなどの取組を行った。

8

自 然 体 験 活 動 ・ 長期宿泊体験の 充実

セ カ ン ド ス ク ー ル 等 を 通 じ て 、 子 ど も た ち の 豊 か な 情 操 や 感 性 をは ぐくむ 。 ま た 、 長 期 宿 泊 体 験 の 中 で 自 主 性 ・ 協 調 性 を 育 て 、 生 活 自 立 に 必 要 な 知 識 ・ 技 能 を 身 に 付 け る 。 さ ら に 、 ビ オ ト ー プ や 学 校 農 園 、 地 域 の 公 園 な ど 、 身 近 な 地 域 の自 然 環 境 を生かし た体験活動を充実する。

○ 学 校 が作 成 した セ カ ン ド ス ク ー ル 、 プ レセ カ ン ド ス ク ー ルの計画について、全校に対してヒアリングを行い、教 育課程に基づいた内容で実施した。

○ 各 学 校 の 実 施 状 況 を ま と め た 「 セ カ ン ド ス ク ー ル 実 施 報告書」を毎年作成し、実践報告会を実施した。 ○平成22年度には、セカンドスクールの教育的効果を検

証 す る た め 、 子 ど も た ち 及 び 保 護 者 等 に ア ン ケー ト を 実施し、各学校の実践をまとめた「実践事例集」を作成 し、配布した。

○ 平 成 2 5 年 度 に 学 習 院 大 学 と 連 携 し 、 「 体 験 活 動 を 生 か し た 共 同 的 な 学 び の 創 造 」 と い う テ ー マ で 教 育 フ ォ ー ラ ム を 開 催 し 、 セ カ ン ド ス ク ー ル の 実 践 報 告 を 行 っ た。

(19)

第Ⅱ章 第一期武蔵野市学校教育計画及び特別支援教育推進計画における取組状況

9

施 策 概 要 平成 22年度から平成 26年度までの取組状況

9

文 化 ・ 芸 術 活 動 の充実

演 劇 、 合 唱 等 の 優 れ た 舞 台 芸 術 の鑑 賞 や 、 美 術 展 や 書 き初 め 展などの教育活動を通じて、子ど も た ち の 豊 か な 感 性 や 情 操 を育 む。また、「青少年コーラス・ジョイ ン ト コン サ ー ト」 「 ジ ュ ニア バン ド ・ ジョイントコンサート」等、子どもた ち が 積 極 的 に 文 化 ・ 芸 術 活 動 に 取り組む機会を充実させる。

○ 市 民 文 化 施 設 を 活 用 し 、 合 唱 コ ン ク ー ル や 演 劇 鑑 賞 教室、ジョイントコンサート、市立図書館と連携した子ど も文芸賞等、文化的・芸術的活動を行った。

○子どもたちの日頃の教育活動を広く市民に伝えるた め に書き初め展や美術展を開催した。

○東京都公立学校美術展へ参加した。

10

教育相談 機能の 充実

いじ め、 不 登 校 な ど、 多 様 な 課 題 に 対 応 す るた め 、 学 校 ・ 家 庭 ・ 地 域 ・ 関 係 諸 機 関 の 連 携 を 進 め 、 学 校 に お け る 組 織 的 な 生 活 指 導 ・ 教 育 相 談 の体 制 を 充 実 す る。

○ 国 が実 施 す る「児 童 生徒 の問題 行 動等 生徒 指 導上 の 諸問題に関す る調 査」と併せて 、5月・9月に不登 校傾 向 実 態 調 査 を 実 施 し 、 学 校 訪 問 を 通 し て 不 登 校 等 の 早期発見、早期対応を行った。

○ 平 成 2 4 年 度 よ り 、 9 月 を いじ め防 止 重 点 月 間 と して 設 定し、各学校でいじめの早期発 見、早期対応に取り組 んだ。

○いじめ問題関係者連絡会議(平成23年度、平成26年 度 か らは年 1回 開 催) を開 催 し、学 校 、保 護 者、 地 域、 関係機関で情報共有を行った。

○ 平 成 2 6 年 3 月 に「 武 蔵 野 ガ イ ダン ス プ ロ グ ラム 」 ( 中 学 校 教 員 向 け 指 導 資 料 ) を作 成 、 配 布 し、 い じ めを未 然 防止する集団づくりを推進した。

○平成26年7月に「武蔵野市いじめ防止基本方針」を策 定 ・ 公 表 す ると と も に、 9 月 には 各 学 校 にお いて 「 学 校 いじめ防止基本方針」を策定・公表した。

○ 派 遣 相 談 員 によ る校 内 巡 回 や 、 ス ク ー ル ソ ーシ ャル ワ ーカーによる学校への助言・指導、並びに家庭訪問や 関係諸機関との連携を行った。

○ 平 成 2 5 年 度 か ら 東 京 都 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー が 、 全 小 ・ 中 学 校 に 配 置 さ れ た こ と に伴 い 、 派 遣 相 談 員 と の 連携を推進した。

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健 康 づ く り ・ 体 力 向 上 の取 組 の充 実

心 身 と も に 健 康 で 、 明 る く 活 力 あ る 生 活 を 営 む た め に 、 学 校 の 教育活動全体を通して、健康・体 力 づ く り に 努 め る 。 ま た 、 体 力 向 上 の取 組 を検 討 す ると と も に、体 育 の 授 業 や 学 校 行 事 、 ク ラ ブ 活 動、部活動を含めた体力づくりの ための取組を支援する。

○ 体 育 朝 会 、 外 遊 び 等 を 奨 励 す る と と も に 、 小 学 校 の ラ ン ニン グフェス テ ィバル ( 平 成 24 年 度 で 廃 止 ) や 1 校1 取組を実践し、子どもたちの体力向上に努めた。 ○全校で体力テストを実施して、その結果を分析し、各学

校の体力向上の取組の改善に活用した。

○ 市 内 中 学 校 総 合 体 育 大 会 や 市 内 中 学 校 陸 上 競 技 大 会を実施するとともに、都の中学生「東京駅伝」大会の 取組を支援した。

○ 体 育 実 技 研 修 及 び 近 隣 市 と の 合 同 体 育 研 修 を 実 施 し、教員の授業力向上を図った。

○ 中 学 校 部 活 動 の 全 国 大 会 等 出 場 に 必 要 な 費 用 の 補 助、外部指導員等への支援を行った。

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望 ま し い 生 活 習 慣の確立

生 活 のリ ズ ム を整 え、 健 康 で 規 則 正 し い 生 活 が 送 れ る よ う 基 本 的 生 活 習 慣 の 確 立 を 図 る と と も に 、 生 活 実 態 ア ン ケ ー ト を 分 析 し、保護 者に向け た啓発リ ーフレ ットの配布等を行う。

○ 各 学校 で保 健 の授 業や 食育、 生 活指 導 の取 組を通 し て 、 基 本 的 な 生 活 習 慣 につ いて の指 導 を計 画 的 に行 った。

○ 望 ま しい学 習 習 慣・ 生活 習 慣の確 立 に向 けて 、平 成 2 3年度に保護者向けリーフレットを作成し、全家庭に配 布す るとと もに、保 護者 会や 学 校だより を通 じて 、家庭 と連携した生活習慣の確立に努めた。

【スクールカウンセラー・派遣相談員】

学校において子どもたちや保護者の教育相談に対応する心理を専門とする臨床心理士。スクー ルカウンセラーは東京都、派遣相談員は本市が配置している。

【スクールソーシャルワーカー】

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第Ⅱ章 第一期武蔵野市学校教育計画及び特別支援教育推進計画における取組状況

10

施 策 概 要 平成 22年度から平成 26年度までの取組状況

13 情報教育の推進

子 ど も た ち に 情 報 を 選 択 し た り 活 用 し た り す る 能 力 等 を 育 成 す る 。 I C T 活 用 モ デ ル 校 や 情 報 教 育 推 進 委 員 会 の 設 置 、 コ ン ピ ュ ータ指導員の配置、夏季コンピュ ー タ 研 修 の 実 施 を と お し て 教 員 のスキル向上を図る。

○継続的にICT教育に関わる教育課題研究開発校を指 定(平成22~25年度)し、研究成果を各学校で共有し た。

○ 平 成 24 年度 に「武 蔵 野 市教育 情 報 化 推 進計 画」 を策 定し、 平成25 年度 にI CT 機器 の活用 についてモデル 校による研究を行った。

○ I C T 教 育 推 進 委 員 会 ( 旧 情 報 教 育 推 進 員 会 ) を 設 置 し、ICT機器を活用した授業実践や情報モラルに関す る研究を行い、報告書を作成した。

○平成22年度から段階的に学校ICTサポーター(旧コン ピ ュ ー タ 指 導 員 ) を 配 置 し 、 I CT 機 器 の 有 効 活 用 、 授 業支援を行った。

○教員のICT活用能力の向上のために、基本ソフトの操 作研修やICT活用研修を実施した。

14 環境教育の推進

身 近 な 生 活 を 通 し て 地 球 規 模 の 環 境 問 題 に 対 し て 関 心 を も ち、自然保護 や環境保 全に関 す る 理 解 を 深 め る よ う 取 組 を 進 め る 。 ま た 、 学 校 ビ オ ト ー プ や 地 域 の 自 然 等 を 活 用 し た 教 育 に 取 り 組む。

○ 各 学 校 にお いて 環 境 マ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム に継 続 し て 取 り 組 む と と も に、 理 科 や 生 活 科 、 総 合 的 な 学 習 の時 間を中心に、ゴミ処分場の見学、地域の公園や学校ビ オ トープ、 太 陽光 発電 システムな どを授 業 の中 で活 用 し、環境学習の充実を図った。

○環境部が主催する環境フェスタに、小学校の夏休みの 自由研究を出品するなど、連携を図った。

15

キ ャ リ ア 教 育 の 推進

望ましい勤 労観・職業観を身 に 付 け 、 主 体 的 に自 己 の 進 路 を 選 択 す る 力 を 培 う こ と を 目 的 に 、 キ ャリア教育を推進する。地域の教 育資源 を積 極的 に活 用 した職 場 体験学習を充実する。

○中学校においては、キャリア教育の全体計画を教育課 程に位置付けて計画的に実施した。

○ 進 路 担 当 者 会 の機 会 を活 用 して 、 平 成 2 5 年 度 よ り 小 中合同のキャリア教育研修を実施した。

○セカンドスクール にお いて勤 労体験を取り入 れるととも に、 全 中 学 校 にお いて 、 中 学校2 年 生 を対 象と す る職 場体験を実施した。

16 食育の推進

食 事 に つ い て の 正 し い 理 解 を 深 め 、 望 ま し い 食 習 慣 を 身 に 付 けさ せ る。 また 、食 育 推進モ デル 校の指定や食育研修の実施、食 育 全 体 計 画 の 作 成 に よ り 、 食 育 への取組を強化する。また、学校 給 食 に お い て も 、 給 食 を 生 き た 教 材 と し た 食 育 を 進 め る と と も に 、 地 産 地 消 の 推 進 、 地 域 協 働 体制の支援を進める。

○ 全 校 で 、 食 育 全 体 計 画 の作 成 、 食 育 推 進 チ ー ム を設 置、食育リーダーの指名を行うとともに、食育モデル校 を継続的に指定した。

○食育リーダー研修会を実施し、各学校での取組を共有 す る と と も に、 ( 一 財 ) 武 蔵 野 市 給 食 ・ 食 育 振 興 財 団 と 連携した食育の授業研究を行った。

○食の大切さと本市の給食の特色を広く市民に伝えるた めに、「給食・食育フォーラム」を実施し、体験型イベン トとして「むさしの給食・食育フェスタ」を実施した。

17

学校運営組織の 活性化

校 長 を 中 心 と し た マ ネ ジ メ ン ト 体 制 を 確 立 し 、 学 校 の 組 織 的 な 対 応 力 の 向 上 や 校 内 の 人 材 育 成体制を充実する。また、学校裁 量 予 算 制 度 に よ り 、 学 校 の 自 主 性・自律性を高める。

○ 各 学 校 に お い て 教 員 の 指 導 力 向 上 を 目 指 し た 組 織 的・計画的なOJTの実践を行った。

○ 人 事 考 課 制 度 を活 用 し、 管 理職 が教 員 の授 業 観 察 を 行い、年間3回の自己申告の面接を行った。

○ 学 校 裁 量 予 算 制 度 を 活 用 し、 学 校 の 自 主 性 ・ 自 律 性 の充実を図った。

18

教員の指導力向 上

教 員 の資 質 の向 上 や 新 た な 課 題 へ の 対 応 力 を 高 め る た め 、 年 次 研 修 、 職 層 研 修 等 、 現 行 の研 修 内 容 を 検 証 し 、 内 容 の 充 実 を 図 る 。 ま た 、 教 育 ア ド バ イ ザ ー を 活 用 し、 若 手 教 員 の指 導 力 の 向 上を図る。

○ 年 次 研 修 、 職 層 研 修 、 専 門 研 修 、 教 育 課 題 研 修 等 の 研修内容について毎年検討し、充実を図った。 ○ 1 ~ 3 年 目 の若 手 教 員 につ いて 、 指 導 主 事 と 教 育 ア ド

バイザーが連携して訪問し、定期的な支援を行った。 ○授業力向上に特化した研修(授業研究リーダー研修、

平 成 2 4 年 度 か ら は 授 業 力 向 上 研 修 ) の 充 実 を 図 っ た。

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第Ⅱ章 第一期武蔵野市学校教育計画及び特別支援教育推進計画における取組状況

11

施 策 概 要 平成 22年度から平成 26年度までの取組状況

19 学校評価の充実

学校の自己評価及び学校関係 者 評 価 、 外 部 ア ン ケー トな ど、 学 校 評 価 の 取 組 を 充 実 し 、 家 庭 や 地 域 と 連 携 し た 学 校 教 育 を 進 め る。 ま た 、 こ れ ら 学 校 評 価 の結 果 を 踏 ま え、 人 事 ・ 予 算 ・ 教 育 課 程 面での必要な支援を行う。

○ 全 校 で 、 学 校 経 営計 画 の重点 項 目 を踏 ま えた 自 己 評 価を行った。

○保護者アンケートや子どもたちによる評価等も活用し、 「開かれた学校づくり協議会」が核となり全校で学校関 係者評価を実施した。

20

安 全 ・ 安 心 の 確 立

安心して学 校生活 を送り、犯 罪 や 非 行 に巻 き込 ま れな いよ う、セ ー フ テ ィ 教 室 等 の 実 効 的 な 取 組 を 行 う 。 ま た 、 保 護 者 や 地 域 と 連 携 し た 登 下 校 時 の パ ト ロ ー ル や 通学路 の安 全点検な どの取組 を 継続する。

○全校でセーフティ教室や不審者対応訓練等を実施し、 子どもたちの犯罪被害防止等の取組を行った。 ○ 平 成 2 4 年 度 に「 警 察 と 学 校 と の相 互 連 絡 制 度 にか か

る 協 定 」 を 締 結 し 、 警 察 と よ り 円 滑 な 連 携 が図 れ る よ う にした。

○ 平 成 2 4 年 度 に 「 む さ し の 学 校 緊 急 メ ー ル 」 シ ス テ ム を 導入し、各学校が安心・安全に関わる情報を保護者へ 迅速に提供できるようにした。

○子どもたちの登下校の安全・安心が確保されるよう、保 護 者 や 地 域 と 連 携 し た パ ト ロ ー ル や 通 学 路 の 安 全 点 検などの取組を推進した。

21

異校(園)種間連 携の推進

子 ど も た ち 一 人 一 人 に 対 す る 継 続 し た 指 導 や 支 援 を実 現 す る ため、中学校ブロック小中合同研 修 会 や 異 校 ( 園 ) 種 間 の 連 絡 会 等 を 実 施 し 、 幼 ・ 保 、 小 、 中 の つ ながりや連携を強化する。

○ 中 学 校 ブ ロ ッ ク に お け る 小 中 合 同 研 修 会 等 を 定 期 的 に 開 催 し、 小 ・ 中 連 携 の視 点 を踏 ま え た 学 習 指 導 ・ 生 活指導の在り方についての協議と情報交換を行った。 ○ 平 成 2 5 年 度 には 、 教 務 担 当 者 会 や 生 活 指 導 担 当 者

会において小中連携の研究を行った。

○ 小 学 校 の子 ども た ち へ の中 学 校 授 業 や 部 活 動 体 験 、 小学校の学校行事への中学生ボランティアの参加、小 学校での生活科 等の学習で幼 児を学校に招待して一 緒に遊ぶなど、具体的な取組を進めた。

22 教育施設の整備

子どもたちが安心して学校生活 が送れるよう、施設の定期的な点 検 に努 めると とも に、 計 画 的に改 修・整備を実施する。

○ 子 ども た ち の 学 習 環 境 を整 備 す るた め 普 通 教 室 等 空 調設備設置工事(設置済みの千川小を除く17校)等を 実 施 した 他 、 平 成 2 4 年 度 、 2 5 年 度 には 校 舎 ・ 体 育 館 非 構 造 部 材 改 修 工 事 ( 第 一 小 、 他 7 校 ) を 実 施 す る な ど、子 どもたち が安 全に学校 生 活を送 ること がで きるよ う計 画 的 に改 修 工 事 を行 った 。その他 、 施 設 課 、 学 校 と連携を密にし、危険個所や劣化部位が発見された施 設、設備の緊急対応工事を実施した。

○ 特 別 支 援 教 室 ( 現 個 別 支 援 教 室 ) 設 置 工 事 ( 千 川 小、他3校)、第四中の本校舎エレベーター設置工事、 第二中の情緒障害等通級指導学級「こぶし学級」の本 校舎移転工事、井之頭小の情緒障害等通級指導学級 「かわせみ学級」の新設工事を実施した。

23

教 育 用 コ ン ピ ュ ー タ シ ス テ ム の 構築

I C T 機 器 を 用 い た 授 業 の 有 効 性 を 検 証 す る と と も に 、 普 通 教 室 、 特 別 教 室 等 の 教 育 用 コ ン ピ ュ ー タ シ ス テ ム 、 校 内 L A N の 整 備について検討を進める。

○継続的にICT教育に関わる教育課題研究開発校を指 定(平成22~25年度)し、研究成果を各学校で共有し た。

○ 平 成 24 年 度 に「 武 蔵 野市 教育 情 報 化 推 進 計画 」 を策 定 し、 計 画 的 にI CT 機 器 の導 入 や 無 線 L AN シ ス テム の 構 築 、 デ ジ タ ル 教 科 書 の 導 入 、 モ デ ル 校 に よ る 研 究、パソコン室の更改などを行った。

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第Ⅱ章 第一期武蔵野市学校教育計画及び特別支援教育推進計画における取組状況

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施 策 概 要 平成 22年度から平成 26年度までの取組状況

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校 務 I CT 化 の推 進

教 員 用 パソ コン を整 備 し、 校 務 の 効 率 化 を 図 る こ と で 教 員 が 子 ど も た ち と 関 わ る 時 間 を 確 保 す る。 ま た 、 ネッ トワー ク の構 築 に よ り、学 校間・ 教員 間におけ る教 育 用 コ ン テ ン ツ 等 の 教 材 の 共 有 化 を 図 る と と も に、 情 報 セ キ ュリ テ ィ の徹底を図る。

○平成22年度に一人一台の教員用パソコン及び校務用 のネッ トワークを整備 し、校務 支 援ソフトを導入 した。こ のネッ ト ワー ク を活 用 して 、 教 材 や 通 知 表 等 帳 票 類 の 作 成 が よ り 容 易 に な り 、 教 材 や 成 績 等 の 共 有 も 図 ら れ、情報セキュリティも確立した。

○全校で情報セキュリティ研修を実施し、教職員のセキュ リティ意識の向上に努めた。

○より円滑な運用のために学校ICTサポーターや学校巡 回員(外部委託業者)の活用を図った。

25

開 か れ た 学 校 づ くりの充実

学 校 公 開 や 保 護 者 会 、 ホ ー ム ペ ー ジ な ど様 々 な 場 や機 会 を通 じ て 学 校 か ら 家 庭 ・ 地 域 へ の 情 報 発 信 に 努 め る 。 新 た に ケ ー ブ ル テ レ ビ 等 の メ デ ィ ア も 広 く 活 用 し 、 市 立 小 ・ 中 学 校 の 教 育 情 報 を発信する。

○学校公開や学校だよりの発行、学校ICTサポーターの 支援による学校ホームページの更新を行い、情報発信 を行 った 。 ケー ブル テ レビ 等 の活 用 につ いて は、 個 人 情報の問題もあり、検討を要する。

26

地域の学校運営 への参画

保護者や地域住民の意見や要 望 を 生 か し た 地 域 と 協 働 し た 学 校 づ く り を 一 層 推 進 す る 。 ま た 、 「開かれた学校づくり協議会代表 者会」の機能を充実させ、全市的 な 視 点 か ら 、 本 市 の 学 校 教 育 に ついて協議する。

○年4回の開かれた学校づくり協議会の中で各学校の教 育活動について周知するとともに、委員が学校関係者 評価の役割を担い、学校運営への参画を図った。 ○ 年 数 回 、 開 か れ た 学 校 づ く り 協 議 会 代 表 者 会 を 実 施

し 、 各 学 校 の 状 況 を 共 有 す る と と も に 、 全 市 的 な 視 点 から小・中学校の現状と課題について協議をした。

27

地域の学校支援 体制の充実

大 学 や 企 業 、 地 域 の 協 力 者 に よ る 学 習 支 援 、 ク ラ ブ 活 動 ・ 部 活 動 の 指 導 な ど 、 本 市 の も つ 豊 か な教育力を学校教育に積極的に 活用する。また、大学や企業等と の連 携 を組 織的 に行 うネッ トワー クづくりを研究する。

○平成22年度 に作成 した地 域 人材リストを活用し、大学 や 企 業 、 地 域 の 協 力 者 、 部 活 動 等 の 外 部 指 導 員 と 連 携した教育活動を推進してきた。

○「社会人講師活用プロジェク ト」(平成21~25年度)の 活 用 によ り 、大 学 や 企業 等 と の連 携 によ る授 業 を実 施 した。

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第Ⅱ章 第一期武蔵野市学校教育計画及び特別支援教育推進計画における取組状況

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施 策 概 要 平成 21年度から平成 26年度までの取組状況

1

校 内 に お け る 特 別 支 援 教 育 推 進 体 制 の 整 備 と 指 導 ・ 支 援 の 質 の 向上

一人一人の教育的ニーズに応 じ た 支 援 を 充 実 す る た め に 、 管 理 職 の リ ー ダ ー シ ッ プ の 下 、 特 別 支 援 教 育 を 視 野 に 入 れ た 学 校 経 営 を 行 っ て い く こ と が 必 要 で あ り 、 特 に 全 校 的 な 支 援 体 制 を 確 立 し 、 組 織 と し て 十 分 に 機 能するような取り組みを進める。

○ 各 学 校 で は 専 門 家 ス タ ッ フの 訪 問 予 定 日 に 合 わせ 計 画 的 に校 内 委 員 会 を開 催 した 。 ま た 個 別 指 導 計 画 や 個別の教育支援計画の作成を通じて支援内容の共有 化を図った。

○ 特 別 支 援 教 育 コー デ ィネー タ ー 連 絡 会 にお いて 専 門 家スタッフ、ティーチングアシスタント(TA)、サポートス タッフ(SS)の支援人材の効果 的な活用と保護者対応 について研修を行った。

○ 特 別 支 援 教 育 コー デ ィネー タ ー 連 絡 会 にお いて 情 報 交換を行うとともに、TA、SSなどに対する研修や支援 体制を把握し、SS配置前研修等にも反映させた。

2

専 門 家 ス タ ッ フ ・ 派 遣 相 談 員 等 に よ る 学 校 ( 園 ) 支 援の充実

専 門 家 ス タ ッ フ・ 派 遣 相 談 員 と 学 校 と の 有 機 的 な 連 携 を 行 い 、 子どもたちの実態把握や指導方 法 の充 実 を図 る。 ま た 、 サ ポー ト ス タ ッ フ( SS) 等 支 援 人 材 の確 保 により個別支援の充実を図る。

○専門家スタッフ、派遣相談員を派遣して相談支援の充 実及び、TA、SS派遣による個別支援を実施した。 ○ S S 配 置 前 研 修 を実 施 し、 当 初 の不 安 の払 拭 と ス ム ー

ズに学校に入れるよう配慮し、2学期にTA・SS研修会 を実施することで、より高い質の支援の充実を図った。 また、3学期にはSS懇談会を開催した。

○TA・SS研修会での意見などを各学校にフィードバック し、学校経営・学級運営に資した。

○市派 遣相 談員 と東 京都ス クー ルカウンセ ラーと の連絡 会を開催し連携を図った。

3

特 別 支 援 学 級 等 の 充 実 と 通 常 の 学級支援

特 別 支 援学 級 は、 様 々な 障 害 種 別 に 対 応 す る こ と の で き る 体 制 つ く り や 研 修 の 場 を 充 実 す る な ど 継 続 的 に 専 門 性 の 向 上 に 努 め る 。 ま た 、 専 門 的 な 知 識 や 技 能 を生 か し、 地 域 の拠 点 学 級 と し て 巡 回 指 導 な ど を 通 し て 通 常の学級を支援する。

○ 特 別 支 援 教 室 ( 現 個 別 支 援 教 室 ) は 、 平 成 2 0 ~ 2 1 年 度 に モ デ ル 事 業 と し て 、 小 学 校 3 校 ( 大 野 田 小 、 千 川小、井之頭小)で開設した。平成22年度に小学校2 校 ( 第 二 小 、 境 南 小 ) 、 平 成 2 6 年 度 に 小 学 校 3 校 ( 第 一小、第五小、関前南小)で開設し、計8校となった。 ○特別 支援 教室 連絡 会 の開催 及び、 特別 支援 学校エリ

ア サポ ー ト 校 コ ー デ ィ ネー タ ー 等 によ る授 業 観 察 を実 施し円滑な事業運営を図った。

○ 就 学 相 談 を 受 け た 保 護 者 が 、 引 き 続 き 就 学 後 も 就 学 相談員に相談が受けられる体制を作った。

○通級指導学級退級のシステム化を行った。

○ 平 成 2 6 年 度 よ り 、 通 級 指 導 学 級 担 任 によ る 在 籍 校 へ の巡回指導・相談(試行)を行っている。

4

管 理 職 の リ ー ダ ーシップの発揮と 教 員 等 の 資 質 ・ 専門性の向上

管理職は、特別支援 教育推進 のた め、 校 内 体 制 整 備 や 組 織 と し て 機 能 す る よ う 教 職 員 に 働 き か け る 。 ま た 管 理 職 及 び 教 員 に 研修の場を設定する。

○特別支援教育・教育相談研修会として、夏季休業中に 1回3時間、年間で合計6~8回実施している。

5

特 別 支 援 教 育 に 関 す る 理 解 啓 発 促 進 の た め の 取 組の充実

特 別 な 支 援 を 必 要 と す る 子 ど も た ち のライフス テー ジ に応 じた 適 切 な 支 援 をす る た め に 、 関 係 機関との連携を図り、教員・保護 者 等 幅 広 い 理 解 啓 発 を 促 進 す る。

○ 講 演 会 「 子 育 て 支 援 講 座」 を年 2 回 の開 催 、 教 育 支 援 センター便りの年2回の発行等、特別支援教育につい ての啓発や情報発信を行った。

○ 特 別 支 援 学 級 設 置 校 で は 、 理 解 教 育 を背 景 に子 ども た ち の実 態 や ニ ー ズ に応 じて 、 教 科 学 習 及 び 学 校 行 事や総合的な学習の時間での交流や共同学習を実施 した。

特別支援教育推進計画で定めた各施策の取組状況

【ティーチングアシスタント(TA)】

通常の学級に在籍する学習面や集団行動面で困難さを抱える子どもたちへの支援 を行うために配置している教職員を志望する学生等。

【サポートスタッフ(SS)】

(24)

第Ⅱ章 第一期武蔵野市学校教育計画及び特別支援教育推進計画における取組状況

14

施 策 概 要 平成 21年度から平成 26年度までの取組状況

6

教 育 支 援 セ ン タ ー の 支 援 機 能 の 充実

特 別 な 支 援 を 必 要 と す る 子 ど も た ち のライフステ ー ジ に応 じた 適 切 な 支 援 を す る た め に 、 教 育 支 援 セ ン タ ー を 相 談 ・ 連 携 の 中 核 機 関 の一 つ と して 機 能 を強 化 し、 関 係 機 関 と の連 携 や 学 校 派 遣相談による校内調整を図る。

○社会福祉士資格を有するスクールソーシャルワーカー が、家庭に課題 のある困難ケ- スの改善に向けて、学 校、家庭、関係機関と連携し、問題解決を図っている。 平 成 26 年 度よ り 、試 行 的 に中学校 にお いて 学 校派 遣 を行った。

○教育相談員のスキルの向上を図るため、外部講師によ る事例検討会の実施及び外部研修会に参加した。 ○ 教 育 支 援 セ ン タ ー の 派 遣 相 談 員 と 地 域 療 育 相 談 室

「ハビット」との連絡会を開催し連携を図った。

7

教 育 ・ 医 療 ・ 福 祉 に よ る 幼 児 ・ 児 童 ・ 生 徒 ・ 保 護 者 へ の 支 援 事 業 の 推進

特 別 な 支 援 を必 要 と す る子 ど も た ち のライフステ ー ジ を見 通 し た 切 れ 目 のな い 支 援 を行 う た め に 、 教 育 や 子 育 て ・ 福 祉 と の 連 携 ・ 協 力 を 継 続 的 に 行 う ネ ッ ト ワ ークを構築する。

○ 「 地 域 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 子 ども チ ー ム 」 会 議 の 開 催 及 び子ども施策推進本部、幼児教育振興プログラム会議 等 に 参 加 し 、 計 画 の 策 定 及 び 情 報 交 換 等 に よ り 市 内 関係機関と連携を図った。

○学校の要請に基づいて、学校医(精神科医)の学校訪 問を実施した。

○特別支援学 級設置校 にお いて、医療機関等へ 相談し ながら、個別の教育支援計画を作成した。

○ 必 要 に 応 じ て 教 育 支 援 セ ン タ ー の 相 談 案 件 に つ い て、子ども家庭支援センター及びハビットとケース検討 及び情報交換を実施するなど、市内関係機関と連携を 図った。

8

教育と母子保健・ 子 育 て ・ 療 育 の 積 極 的 連 携 に よ る 就 学 支 援 事 業 の推進

特 別 な 支 援 を 必 要 と す る 子 ど も た ち や 保 護 者 に 対 し て 、 乳 幼 児 期 か ら学 校 卒 業 後 ま で 、 一 貫 し た 支 援 が 必 要 で あ り 、 乳 幼 児 期 か ら早 期 相 談 ・ 支 援 を行 うと と も に、 関 係 機 関 が就 学 に 向 け た 継続的な支援と就学後も切れ目 のない支援を行う。

○ 就 学 相 談 者 の 希 望 に よ り 、 就 学 後 も 、 子 ども た ち の 授 業観察等を行うなど、就学相談員による継続的な相談 体制を構築した。

○平成21 年度よ り就 学支援 シ ートを導入 し、 更な る活用 を図 るた め、 平 成 2 4 年 度 に様 式 を改 めた 。 平 成 2 6 年 度 新 入 学 児 童 の 約 4 人 に 1 人 が利 用 し た 。 ま た 、 就 学 支 援 シ ー ト の各 小 学 校 に お け る 活 用 状 況 調 査 を実 施 した。

○ 就 学 前 機 関 を通 じ て 保 護 者 へ 、 学 校 公 開 日 の 案 内 、 特別支援学級の見学会・説明会を実施した。

9

専 門 機 関 と の 連 携 に よ る 学 校 支 援の充実

特 別 支 援 教 育 の更 な る推 進 を 図るために、大 学や 都立特 別支 援学校から専門的な助言を受け る仕組み検討する。

○ 特 別 支 援 教 育 を学 ぶ 学 生 をイン タ ー ンと して、 特 別 支 援学級に配置した。

○特別支援学校エリアサポート校等による特別支援学級 及び特別支援教室(現 個別支援教室)並びに通常の 学級における指導や運営の充実を図った。

○ 「 知 的 ・ 発 達 障 害 指 導 研 究 会 」 を 通 し て 、 関 係 学 級 に お け る 研 究 授 業 ・ 大 学 教 授 等 か ら の 専 門 的 な 助 言 を 得 るな ど して 、 小 ・ 中 学 校 及 び 通 常 の学 級 と の連 携 の 必要性、またその対応や実態把握等を共有することが できた。

10

特 別 支 援 学 級 等 の整備

特別支援学級を希望する多様 なニーズをもった子どもたちの増 加 へ の 対 応 、 特 別 支 援 教 育 の 地 域 拠点 の整備な どを考 慮 して 特 別 支 援 学 級 を 計 画 的 に 整 備 する。

○ 「 特 別 支 援 学 級 の 整 備 の 在 り 方 検 討 委 員 会 」 を 設 置 し、今後の東京都特別支援教育推進計画第三次実施 計画による通級指導の在り方を視野に入れながら効果 的 な 配 置 を検 討 した 結 果 、 井 之 頭 小 学 校 に 新 た な 情 緒障害等通級指導学級を新設することを決定し、平成 26年度に開級した。

11

特 別 支 援 教 育 推 進 状 況 の 評 価 ・ 検証

特 別 支 援 教 育 の 施 策 の 進 捗 状 況 の評 価 ・ 検 証 及 び こ れ に基 づく対応策を検討する。また、特 別支援学級の充実を図るため特 別 支 援 学 級 設 置 校 連 絡 協 議 会 を充実する。

(25)

第Ⅲ章

(26)
(27)

第Ⅲ章 武蔵野市の教育に関する現状と課題

15

この章では、日々子どもたちが通う学校で展開される様々な教育活動や子どもたち自身の現状

と課題をまとめました。この現状と課題を踏まえ、これからの本市の学校教育を考えていきます。

1-1

児童・生徒数の推移

市立小・中学校に在籍する児童・生徒数の推移を見ると、小学生は昭和55年度の10,49

9人をピークに、中学生は昭和61年度の4,540人をピークにほぼ一貫して減少を続け、平成

26年度には小学生5,201人、中学生1,817人となっています(各年度5月1日現在の児童・

生徒数、特別支援学級在籍児童・生数含む)。ここ最近の5年間でみるとほぼ横ばいですが、

東京都教育委員会による推計値では、平成31年度の本市の小学生は6,191人、中学生は

1,837人と推計されています(図表1)。

児童数が、今後5年間で2割程度増加する見込みですが、これは、マンション建築による大

規模開発が続き、住宅の1次取得層にあたる30歳代人口の大量転入が予想されることが、主

な 理由です。 児童数の 増加に 対応する た め 、学校施設の 計画的 な整備を行 う必要が あ りま

す。

第Ⅲ章

武蔵野市の教育に関する現状と課題

児童・生徒について

全小・中学校の児童・生徒数の推移

図表1【児童・生徒数の推移と推計】

4,961 4,955 4,951 4,960 5,076 5,201 5,308 5,484

5,677 5,910 6,191

1,849 1,846 1,847 1,835 1,841 1,817 1,731 1,759 1,785 1,806 1,837 6,810 6,801 6,798 6,795 6,917 7,018 7,039 7,243 7,462

7,716 8,028

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 (人)

(28)

第Ⅲ章 武蔵野市の教育に関する現状と課題

16

過去5年間、小学校では、各特別支援学級に通う児童数は増加傾向にあり、特に、情緒障

害等通級指導学級の児童数の 増加傾向は顕著なものとなっています。その対応の ため、平

成26年度に井之頭小学校に情緒障害等通級指導学級「かわせみ学級」を開級しました。

中学校では、情緒障害等通級指導学級に通う生徒数の増減の変化はあるものの、各特別

支援学級に通う生徒数は、横ばいか微増の傾向にあります。

特別支援学級に通う児童・生徒数の今後の増加の推移を見ながら、新た な学級の開設に

ついて検討が必要です。

図表2【特別支援学級に通う児童・生徒数の推移】

※病弱(院内)学級の児童・生徒数は、流動的であるため含まれておりません。

図表3【特別支援学級の児童・生徒数の推移及び割合】

(人)

学級名・年度

H20

H21

H22

H23

H24

H25

H26

固定学級

40

43

37

47

46

47

57

通級指導学級

55

76

76

69

77

92

102

全児童数

5,026 4,961 4,955 4,951 4,960 5,076 5,201

割合

1.89% 2.20% 2.28% 2.34% 2.48% 2.74% 3.06%

固定学級

23

22

22

19

20

23

20

通級指導学級

17

26

19

19

16

21

26

全生徒数

1,812 1,849 1,846 1,847 1,835 1,841 1,817

割合

2.21% 2.60% 2.22% 2.06% 1.96% 2.39% 2.53%

特別支援学級の児童・生徒数の推移

0 10 20 30 40 50 60 70 80

H21 H22 H23 H24 H25 H26 (人)

小学校

固定(知的障害) 固定(肢体不自由)

通級(情緒障害等) 通級(難聴・言語障害) 0 10 20 30 40 50 60 70 80

H21 H22 H23 H24 H25 H26 (人)

中学校

固定(知的障害) 固定(肢体不自由)

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