平成16年度
特許出願技術動向調査報告書
非鉄金属材料の溶接
(要約版)
<目次>
第1章 はじめに . . . . 1
第2章 特許出願動向分析 . . . . 6
第3章 技術区分別動向分析 . . . . 12
第4章 出願人別動向分析 . . . . 28
第5章 基本特許、特許権の活用に関する分析 . . . 31
第6章 政策動向の分析 . . . . 39
第7章 市場動向の分析 . . . . 40
第8章 研究開発動向 . . . . 42
第9章 今後日本が目指すべき研究・技術開発 . . . 45
平成17年3月
特 許 庁
問い合わせ先
特許庁総務部技術調査課 技術動向班
電話:03−3581−1101(内線2155)
第 1 章 は じ め に
第 1 節 調 査 目 的
現 在 、 全 世 界 的 な エ ネ ル ギ ー 消 費 の 増 大 に 対 し 、 地 球 温 暖 化 抑 止 ( 二 酸 化 炭 素 排 出 抑 制 ) 、 資 源 節 約 、 お よ び 需 給 バ ラ ン ス な ど 多 く の 観 点 か ら 、 化 石 燃 料 消 費 の 抑 制 は 極 め て 重 要 な 課 題 と な っ て い る 。 そ し て 、 技 術 、 社 会 シ ス テ ム な ど 多 様 な 面 か ら 対 策 が 図 ら れ て い る 。 こ の よ う な 背 景 の も と に 、 工 業 製 品 す べ て に わ た り 省 エ ネ ル ギ ー の 技 術 が 求 め ら れ て い る 。 こ れ を 工 業 分 野 ご と の 課 題 と と ら え る と 、 自 動 車 、 船 舶 、 航 空 機 な ど 輸 送 機 械 分 野 の 消 費 エ ネ ル ギ ー 、排 出 炭 酸 ガ ス は 膨 大 な も の で あ り 、他 の 工 業 製 品 に 比 べ 特 段 の 対 策 が 求 め ら れ て い る 。 と く に 輸 送 機 械 お け る 自 動 車 の 影 響 度 は 大 き な も の で あ る 。
輸 送 機 械 の 省 エ ネ ル ギ ー に 関 連 す る 技 術 対 策 の う ち 、 機 械 の 軽 量 化 は 直 接 に 寄 与 す る 対 策 と し て 重 要 視 さ れ る 。 従 来 の 輸 送 機 械 は 主 に 鉄 鋼 材 料 に よ り 構 成 さ れ て い た が 、 こ れ を 軽 量 金 属 に 置 換 す る こ と は 極 め て 有 効 に 役 立 つ 軽 量 化 手 段 で あ る 。 し か し な が ら 、 使 用 金 属 材 料 の 置 換 は 新 た に 多 く の 技 術 課 題 を 発 生 す る 。 そ の 一 つ が 溶 接 技 術 で あ る 。 溶 接 は 通 常 、 金 属 材 料 を 加 熱 溶 融 し て 材 料 を 結 合 す る 加 工 方 法 で あ る 。 こ の た め 、 加 工 プ ロ セ ス に は 材 料 の 物 理 的 性 質 が 大 き く 影 響 す る と 共 に 、 加 工 後 の 品 質 に は 材 料 の 冶 金 的 、 機 械 的 性 質 な ど が 影 響 す る 。 こ れ ら 技 術 課 題 に 対 し こ れ ま で に 多 く の 研 究 ・ 開 発 が 実 施 さ れ て き た 。
輸 送 機 械 を 含 む 、金 属 、機 械 産 業 は 日 本 の 製 造 業 に お い て 大 き な 比 率 を 占 め る 産 業 で あ る 。 し た が っ て 、 省 エ ネ ル ギ ー に 関 連 す る 技 術 の 保 有 は 日 本 の 経 済 に と っ て も 重 要 で あ る 。 こ の よ う な 観 点 か ら 、 本 調 査 に お い て は 構 体 、 筐 体 に 使 用 さ れ る 金 属 材 料 の う ち 、 軽 量 化 に よ っ て 省 エ ネ ル ギ ー に 資 す る 非 鉄 金 属 材 料 を 取 り 上 げ 、 そ の 溶 接 技 術 の 動 向 を 特 許 出 願 の 動 向 か ら 調 査 し 、 当 該 技 術 に お け る 日 本 の 現 状 、 お よ び 将 来 的 課 題 を 明 ら か に す る 。
第 2 節 調 査 範 囲
非 鉄 金 属 材 料 の 溶 接 に 関 連 す る 、 非 鉄 金 属 材 料 、 応 用 製 品 お よ び 溶 接 技 術 の 異 な る 3 視 点 か ら 、 調 査 範 囲 を 限 定 す る 。
1. 応 用 製 品 の 視 点
省 エ ネ ル ギ ー 技 術 の う ち 、 製 品 重 量 の 軽 量 化 に よ っ て こ れ を 達 成 す る 手 段 は 重 要 な 技 術 で あ る 。 軽 量 化 が 直 接 的 に 省 エ ネ ル ギ ー に 反 映 す る 代 表 的 製 品 分 野 は 、 運 動 エ ネ ル ギ ー を 消 費 す る 自 動 車 、 鉄 道 、 船 舶 、 航 空 機 な ど の 輸 送 機 械 で あ る 。
自 動 車 に お い て 、 現 在 あ る い は 将 来 に 求 め ら れ る 課 題 は 、 衝 突 安 全 性 お よ び 省 エ ネ ル ギ ー 性 に 代 表 さ れ る 。 軽 量 金 属 を 使 用 し た 軽 量 化 に お い て も 、 こ れ を 衝 突 安 全 性 と 両 立 さ せ る に は 、 高 度 な 技 術 が 必 要 と な り 、 材 料 技 術 、 溶 接 技 術 は そ の 重 要 な 要 素 技 術 で あ る 。
船 舶 に お い て は 、 軽 量 化 は 全 体 重 量 の 軽 減 に よ る 省 エ ネ ル ギ ー を 目 的 と す る 場 合 と 、 テ ク ノ ス ー パ ー ラ イ ナ ー の よ う に 、 軽 量 化 に よ る 巡 航 速 度 の 高 速 化 を 目 的 と す る 場 合 の 両 方 に お い て 、 軽 量 化 の た め の 金 属 材 料 が 使 用 さ れ る 。
航 空 機 に お い て は 、 日 本 は 、 主 に 部 品 製 造 に お い て 関 わ っ て い る が 、 完 成 機 に 対 す る 日 本 で の 製 造 比 率 は 非 常 に 高 く 、 重 要 な 産 業 と な っ て い る 。 歴 史 的 に 見 て 、 航 空 機 に は 軽 量 化 が 不 可 欠 で あ り 、 そ の た め 多 く の 材 料 技 術 、 溶 接 技 術 が 発 達 し て き た 。
以 上 の 点 か ら 、 本 調 査 で は 、 輸 送 機 械 の 分 野 を 応 用 製 品 の 主 た る 調 査 対 象 と し 、 技 術 の 波 及 性 を 想 定 し て 、 そ の 他 の 電 機 、 機 械 、 建 築 産 業 分 野 な ど も 調 査 対 象 と す る 。 な お 、 非 鉄 金
属 材 料 が 扱 わ れ る 分 野 で も 、 電 子 デ バ イ ス 構 造 な ど は 調 査 の 対 象 と し な い。
2. 材 料 の 視 点
鉄 鋼 材 料 を 基 準 と し て 軽 量 化 に 資 す る 実 用 非 鉄 金 属 材 料 は 、 ア ル ミ ニ ウ ム 合 金 、 チ タ ン 合 金 、 マ グ ネ シ ウ ム 合 金 で あ る 。 そ こ で 、 こ れ ら 3 種 類 の 非 鉄 金 属 材 料 を 調 査 の 対 象 と す る 。 以 下 で は 、 こ れ ら 非 鉄 金 属 材 料 を 軽 金 属 と 略 称 し 、 ま た 上 記 3 種 類 の 合 金 を ア ル ミ ニ ウ ム 、 チ タ ン 、 マ グ ネ シ ウ ム と 略 称 す る 。
上 記 3 種 類 の 材 料 の 中 で は 、 実 用 上 、 ア ル ミ ニ ウ ム が 他 よ り 圧 倒 的 に 多 量 に 使 用 さ れ て い る 。 し た が っ て 、 本 調 査 で も 、 ア ル ミ ニ ウ ム を 最 も 重 要 な 材 料 と し て 位 置 づ け る。マ グ ネ シ ウ ム は 板 材 製 造 が 難 し い と さ れ て き た が 、 近 年 パ ソ コ ン 筐 体 な ど で 実 用 が 拡 大 し て い る 。 ま た 、 チ タ ン も 使 用 量 は 少 な い も の の 、 化 学 機 械 、 航 空 機 な ど に 必 須 の 材 料 と な っ て い る 。 両 材 料 の 自 動 車 へ の 応 用 は 、 現 状 で は 少 な い も の の 、 将 来 的 な 技 術 を 担 保 す る 上 で は 、 重 要 な 材 料 で あ る 。
軽 金 属 材 料 は 、コ ス ト が 高 い た め 、製 品 の 中 に お い て 一 部 分 に の み 使 用 さ れ る こ と も 多 く 、 軽 金 属 材 料 が 他 の 材 料 と 溶 接 さ れ る 必 要 性 も 生 じ る 。 こ の よ う な 異 材 溶 接 に 関 係 す る 限 り 、 ア ル ミ ニ ウ ム 、 チ タ ン 、 マ グ ネ シ ウ ム 以 外 の 非 鉄 金 属 材 料 、 鉄 鋼 材 料 も 調 査 の 対 象 と す る 。
3. 溶 接 技 術 の 視 点
本 調 査 で は 、 接 合 方 式 の う ち 、 熱 を 利 用 し て 冶 金 的 に 接 合 す る 方 法 を 溶 接 と 定 義 す る 。 溶 融 接 合 、 固 相 接 合 、 ろ う 接 が 調 査 に お け る 「 溶 接 」 で あ る 。 上 述 の 調 査 対 象 の 応 用 製 品 、 軽 金 属 材 料 に 使 わ れ る 限 り 、 す べ て の 溶 接 方 法 を 対 象 と す る 。
溶 接 方 法 に は 、 特 定 の 材 料 の み の 専 用 方 法 は 必 ず し も 多 く な い 。 例 え ば 、 鋼 板 に 適 し た 溶 接 法 が ア ル ミ ニ ウ ム に 適 し て い る 場 合 も あ る 。 そ こ で 、 本 調 査 で は 、 軽 金 属 材 料 に 適 用 さ れ う る こ と が 明 示 、 示 唆 さ れ て い る 溶 接 方 法 ・ 機 器 を 溶 接 に 関 す る 調 査 範 囲 と す る 。
さ ら に 、 学 問 上 は 肉 盛 、 溶 射 な ど も 溶 接 技 術 に 分 類 さ れ る が 原 則 と し て 表 層 処 理 は 調 査 の 対 象 と し な い 。 た だ し 、 局 部 的 な 肉 盛 溶 接 の み 、 異 材 継 手 の 技 術 と 近 い 関 係 に あ る た め 、 調 査 の 対 象 と す る 。 ま た 、 溶 接 継 手 設 計 、 溶 接 前 処 理 、 治 工 具 、 検 査 装 置 な ど の 技 術 も 広 い 意 味 で の 溶 接 技 術 で あ る の で 、軽 金 属 材 料 の 固 有 問 題 に 関 連 す る 場 合 に は 、調 査 の 対 象 と す る 。
第 3 節 技 術 の 俯 瞰
第 2 節 に 述 べ た 非 鉄 金 属 材 料 の 溶 接 の 調 査 範 囲 の 限 定 に 基 づ き 、 調 査 対 象 を 、 溶 接 方 法 、 被 溶 接 材 料 、 応 用 製 品 の 3 視 点 か ら の 関 係 と し て 技 術 俯 瞰 図 を 作 成 し た 。 こ れ を 第 1- 3- 1 図 に 示 す 。 図 中 に 応 用 製 品 、 材 料 、 溶 接 の 3 視 点 の 相 互 関 係 を 示 し た 。 溶 接 の 最 終 目 的 は 、 製 品 製 造 の 加 工 技 術 で あ る た め 、 そ の 技 術 開 発 は 、 製 品 製 造 お よ び 使 用 材 料 を 含 む 全 技 術 と の バ ラ ン ス か ら 進 め ら れ る こ と が 基 本 で あ る 。
第 1- 3- 1 図 技 術 俯 瞰 図
応 用 製 品 : 軽 量 化 による省 エネル ギー 効 果
接 合
溶 接 機 械 締 結 接 着
溶 融 接 合 固 相 接 合 ろう接
輸 送 機 械
・自 動 車
・鉄 道 車 両
・船 舶
・宇 宙 ・航 空
材 料 設 計
・製 品 機 能
・軽 量 、高 耐 食 ・耐 薬 品
・高 強 度 、低 温 靭 性 、外 観
・コスト 加 工 条 件
・素 材 形 状 、寸 法 加 工 後 品 質
・外 部 形 状
・強 度 、耐 食 性 生 産 性
・コスト、速 度 構 体 筐 体 構 造
機 械 機 構 部 品
・各 種 エンジン部 品 等 (ブレー ド、バ ル ブ、歯 車) ミクロ構 造
・ 電 子 デ バ イス (IC内 配 線 、パ ッケージ)
材 料
鉄 非 鉄 金 属 非 金 属
軽 量 化 金 属 他
同 種 異 材 用 A l ,Mg,T i C u,A g,A u,Ni,Mo,C o,W ・・・・ その 他
・橋 梁 、メガフロー ト
・家 屋 、建 築
・一 般 消 費 財 、器 具
第 4 節 技 術 の 概 要 1. 溶 接 方 法 の 区 分 と 特 徴
調 査 対 象 と す る 溶 接 技 術 を 第 1- 4- 1 表 に 示 す 。 様 々 な 溶 接 法 が 使 用 さ れ て い る が 、 以 下 で は 、 最 も 基 本 的 な 溶 接 の 分 類 で あ る 溶 融 接 合 、 固 相 接 合 、 ろ う 接 の 原 理 と 特 徴 を 説 明 す る 。
溶 融 接 合 と は 二 つ の 被 溶 接 材 料 を 共 に 溶 融 さ せ て 、 凝 固 物 を 介 し て 接 合 す る も の で あ る 。 溶 接 温 度 は 融 点 以 上 の 高 温 で あ る の で 、 そ の 近 傍 ( 溶 接 熱 影 響 部 ) に お い て 材 料 の 熱 的 劣 化 が 生 じ や す い 。 異 材 溶 接 の 場 合 に は 、 材 料 の 組 み 合 わ せ に よ っ て は 脆 弱 な 金 属 間 化 合 物 を 形 成 す る 。
固 相 接 合 と は 、 固 相 状 態 で 被 溶 接 材 料 相 互 の 表 面 を 、 原 子 レ ベ ル ま で 近 接 さ せ る こ と で 得 ら れ る 接 合 で あ る 。 近 接 さ せ る た め に 、 通 常 は 圧 力 が 最 も 重 要 な 要 素 と な る た め 、 固 相 接 合 と 呼 ば れ る 。 接 合 の 完 成 に は 、 界 面 の 異 物 の 排 除 ・ 消 失 過 程 、 お よ び 材 料 間 相 互 の 原 子 配 列 整 合 過 程 ( 相 互 拡 散 ) が 必 要 で あ り 、 こ の た め 材 料 は 昇 温 さ れ る 。 原 理 上 は 、 溶 融 は 必 要 条 件 で は な い 。 異 材 溶 接 で は 、 界 面 に お い て 脆 弱 金 属 間 化 合 物 を 形 成 す る 可 能 性 が あ る が 、 温 度 と 時 間 に よ っ て 比 較 的 制 御 し や す い 。
上 記 両 方 式 の 中 間 に あ る の が 、 ろ う 接 で あ る 。 被 溶 接 材 料 間 に 、 低 融 点 の 金 属 材 料 を 溶 融 充 填 し て 、 そ の 凝 固 に よ り 被 溶 接 材 間 を 接 合 す る 方 式 で あ る 。 被 溶 接 材 料 の 溶 融 が 生 じ な い の で 、 原 理 的 に は 相 互 拡 散 を 主 原 理 と す る 固 相 接 合 に 近 い 方 式 で あ る 。 異 材 溶 接 に お い て は ろ う 材 の 選 択 に よ り 脆 弱 金 属 間 化 合 物 回 避 の 自 由 度 が 高 い 特 長 が あ る 。
第 1- 4- 1 表 溶 接 法 の 分 類
2. 摩 擦 撹 拌 溶 接 法 の 原 理
力 学 的 摩 擦 熱 を 利 用 し た 溶 接 法 は 摩 擦 溶 接 と 総 称 さ れ る が 、そ の 一 つ に 摩 擦 撹 拌 溶 接 ( F SW: F r i c t i on St i r Wel di ng) が あ る 。 第 1- 4- 1 図 に 原 理 を 示 す が 、 回 転 工 具 を 材 料 中 に 徐 々 に 差 し 込 み 、 材 料 を 軟 化 さ せ な が ら 撹 拌 す る こ と で 接 合 す る 。 主 に 突 合 わ せ 継 手 、 重 ね 継 手 に 適 用 さ れ る 。 突 合 せ 継 手 の 両 側 の 材 料 を 共 に 撹 拌 す る と 、 両 材 料 が 巻 き 込 ま れ る よ う に 混 合 す る た め 、 従 来 の 摩 擦 溶 接 で あ る 回 転 摩 擦 圧 接 、 超 音 波 溶 接 の よ う な 明 確 な 平 面 状 接 合 界 面 は 第 1- 4- 1 図 摩 擦 撹 拌 溶 接 の 原 理
( 図 提 供 : TWI )
接 合 原 理 継 手 形 式
熱 源 溶 接 法 の 例
溶 融 接 合 固 相 接 合 ろ う 接 突 合 せ T 字 重 ね
用 途 例
手 溶 接 ○ ○ ○ 機 械 一 般
テ ィ グ 溶 接 ○ ○ ○ 機 械 一 般
ミ グ 溶 接 ○ ○ ○ 機 械 一 般
マ グ 溶 接 ○ ○ ○ 機 械 一 般
ア ー ク溶 接
ミ グ ろ う 接 ○ ○ 自 動 車 車 体 、 部 品
電 気 放 電
プ ラ ズ マ 溶 接 ○ ○ ロ ケ ッ ト部 品
ス ポ ッ ト 溶 接 ○ ○ 自 動 車 、 航 空 機
プ ロ ジ ェ ク シ ョ ン 溶 接 ○ ○ 自 動 車 小 物 部 品 、 異 材
フ ラ ッ シ ュ 溶 接 ○ ○ 自 動 車 車 輪
ア プ セ ッ ト 溶 接 ○ ○ 自 動 車 車 輪
電 気 抵 抗
抵 抗 ろ う 接 ○ ○ 異 材 溶 接
高 周 波 溶 接 ○ ○ 自 動 車 ラ ジ エ ー タ ー
高 周 波
高 周 波 ろ う 接 ○ ○ 自 動 車 ラ ジ エ ー タ ー
燃 焼 炎 ガ ス ろ う 接 ○ ○ 熱 交 換 器 配 管 一 般
炉 中 ろ う 接 ○ ○ 自 動 車 ラ ジ エ ー タ ー
炉 中 加 熱
拡 散 接 合 ○ ○ ○ 航 空 機 部 品 、 異 材 接 合
電 子 ビ ー ム 電 子 ビ ー ム 溶 接 ○ ○ ○ ○ 航 空 機 部 品( T i 合 金)
レ ー ザ 溶 接 ○ ○ ○ ○ 自 動 車 車 体
レ ー ザ ビ ー ム
レ ー ザ ろ う 接 ○ ○ 異 材 溶 接
回 転 摩 擦 溶 接 ○ ○ 航 空 機 脚 柱 、 異 材
リ ニ ア 摩 擦 溶 接 ○ ○ 航 空 機 パ ネ ル 、 異 材
摩 擦 撹 拌 溶 接 ○ ○ 船 舶 、 航 空 機 等 パ ネ ル
力 学 的 摩 擦 熱
超 音 波 溶 接 ○ ○ 自 動 車 、 家 電 、 異 材
な い 。 一 方 、 突 合 せ 継 手 の 片 側 の 材 料 の み を 、 相 手 材 に 接 す る よ う に 撹 拌 す る と 、 両 材 料 の 巻 き 込 み の な い 接 合 も 可 能 と な る 。 工 具 の 移 動 に よ り 連 続 的 な 溶 接 が で き る が 、 重 ね 継 手 に お い て 工 具 を 移 動 さ せ な い と 、 点 状 の 溶 接 が で き 摩 擦 撹 拌 ス ポ ッ ト 溶 接 と 呼 ば れ る 。
3. 過 去 の 技 術 開 発 の 経 過 概 況
第 1- 4- 2 表 に 、 過 去 の 溶 接 関 連 の 主 要 な 発 明 、 お よ び 軽 金 属 材 料 の 主 要 な 溶 接 応 用 例 の 歴 史 的 経 過 を 示 す 。 現 在 、 使 用 さ れ る ほ と ん ど の 溶 接 が 20 世 紀 に 入 っ て か ら 1960 年 代 ま で に 発 明 さ れ た 。 こ の よ う な 中 で 、 レ ー ザ 溶 接 は 比 較 的 新 し い 溶 接 で あ る 。 ま た 、 摩 擦 撹 拌 溶 接 は 、1991 年 に 特 許 出 願 さ れ た 最 も 新 し い 溶 接 法 で あ る 。こ の た め 摩 擦 撹 拌 溶 接 を 、と く に 注 目 す べ き 溶 接 法 と と ら え る 。 一 方 、 応 用 例 で 見 る と 、 船 舶 、 鉄 道 車 両 が 当 該 技 術 を 牽 引 し て き た と い え る 。1990 年 に 全 ア ル ミ ニ ウ ム 乗 用 車 が 製 造 さ れ 、自 動 車 に お け る ア ル ミ ニ ウ ム 溶 接 の 先 駆 け と な っ た 。こ れ ら か ら 、概 略 1990 年 以 降 が 、摩 擦 撹 拌 溶 接 、軽 金 属 の 自 動 車 溶 接 の 技 術 開 発 の 時 代 と い え る 。
第 1- 4- 2 表 主 な 溶 接 の 発 明 と 、 日 本 で の 軽 金 属 溶 接 応 用 の 歴 史 的 経 過
1900 1950 2000年
・1907 手溶接棒特 許取得
・1920 スポット溶接特許 無効で普及 開始
・1928 高周波誘導 加熱溶接 発明
・1930 不活性ガスシールドアーク溶接特許 取得
・1942 TIG溶接特許取 得
・1948 MIG溶接発明
・1948冷間圧 接発明
・1948 電子ビーム溶 接発明
・1956 超音波溶接 発明
・1957 プラズマ溶接発 明
・1960 マグ溶 接の日本 特許成立
・1960 レーザ初 公開
・1964 CO 、2 YAGレーザ発明
・1914 日本にアルミガス溶 接導入
・1934 アルミ国産 化
・1938 航空機のアル ミスポット溶接 開始
・1941 国鉄でのアル ミガス溶接 開始
・1953 全アルミ巡 視艇TIG溶接
・1954 アルミ薬品タンクMIG溶接
・1957 上部アルミ構造の商船
・1958 国鉄でのアル ミTIG溶接
・1966 全アルミ国 鉄通勤電車MIG溶接
・1977 日本初のアル ミタンクLNG船
・1982 東北新幹線 車両アルミ採用
・1990 全アルミ乗 用車ホンダNSX
・1988 しんかい6500 チタンEB溶 接
・1992 T S L 船アルミ、チタン採用
・1991摩擦撹拌 溶接特許 出願 主 な発 明
日 本 での 主 な応 用
・1956 摩擦溶接特 許取得
( 主 に 産 報 デ ー タ よ り 作 成 ,
情 報 ソ ー ス ht t p: / / www. s anpo- pub. c o. j p/ CONTENTS/ OMOSHI RO/ REKI SHI / 1900- 1934. ht ml , / 1935- 1949. ht ml , / 1950- 1959. ht ml , / 1960- 1969. ht ml , / 1970- 1979. ht ml , / 1980- 1989. ht ml )
第 2 章 特 許 出 願 動 向 分 析
第 1 節 全 体 の 出 願 動 向
全 体 と し て 当 該 テ ー マ に 関 す る 出 願 は 、下 記 に 示 す よ う に 日 米 欧 で 1980 年 代 後 半 か ら 増 加 し て い る 。 そ の 理 由 は 、 世 界 的 な 地 球 環 境 問 題 に 端 を 発 し 、 各 種 規 制 問 題 が 起 因 し て い る と 思 わ れ る 。 世 界 的 規 模 の 規 制 問 題 に つ い て そ の 要 点 は 、 自 動 車 の 燃 費 の 低 減 で 米 国 の CAF E 規 制 が 具 体 化 さ れ 始 め た 点 、及 び 、CO2排 出 量 の 低 減( 京 都 議 定 書 1997 年 )等 が あ る 。ま た 、 日 本 で も 、省 エ ネ 法 に よ り 1985 年 か ら 自 動 車 へ の 規 制 が 開 始 さ れ た 。こ れ ら の 対 策 が 、自 動 車 を 中 心 と し た 重 量 物 の 軽 量 化 → ア ル ミ ニ ウ ム 等 の 軽 金 属 の 使 用 → そ の 接 合 技 術 と し て 溶 接 方 法 の 開 発 → 発 明 ・ 出 願 の 増 加 へ と 繋 が っ た と 思 わ れ る 。
第 2- 1- 1 図 日 本 出 願 に お け る 出 願 件 数 推 移
左 図 は 当 該 テ ー マ に お け る 日 本 出 願 の 全 体 件 数 の 推 移 を 示 す 。期 間 は 1989∼ 2002 年 間 で あ る が 、 全 体 と し て 出 願 件 数 は 上 昇 傾 向 を 示 し て お り 、 1989、 1990 年 が 約 80 件 / 年 で あ る の に 対 し て 、 2000 ∼ 2002 年 は 約 2 倍 の 180 件 / 年 の 割 合 で あ る 。
第 2- 1- 2 図 日 本 出 願 に お け る 登 録 件 数 推 移
左 図 は 当 該 テ ー マ に お け る 上 記 日 本 出 願 中 、 登 録 と な っ た 件 数 の 推 移 を 示 す 。 全 体 と し て 経 年 的 推 移 は 、 出 願 件 数 と 同 様 に 推 移 し て い る 。
0 10 20 30 40 50 60
登 録 件 数
19891990199119921993199419951996199719981999200020012002
出願年 0
50 100 150 200
出 願 件 数
19891990199119921993199419951996199719981999200020012002
出願年
第 2- 1- 3 図 米 国 出 願 に お け る 出 願 件 数 推 移
当 該 テ ー マ に 関 す る 米 国 出 願 に お け る 出 願 件 数 も 日 本 出 願 と 同 様 に 、 経 年 的 に 増 加 傾 向 に あ る 。 た だ し 米 国 に は 最 近 ま で 出 願 公 開 制 度 が な か っ た た め 2000 年 以 前 に つ い て は 、 登 録 件 数 と 出 願 件 数 が ほ ぼ 同 数 と な っ て い る 。
第 2- 1- 4 図 米 国 出 願 に お け る 登 録 件 数 推 移
第 2- 1- 5 図 欧 州 出 願 に お け る 出 願 件 数 推 移
当 該 テ ー マ に 関 す る 欧 州 出 願 に お け る 出 願 件 数 も 日 本 出 願 、 米 国 出 願 と 同 様 に 、 経 年 的 に 増 加 傾 向 に あ る 。
第 2- 1- 6 図 欧 州 出 願 に お け る 登 録 件 数 推 移
0 10 20 30 40
登 録 件 数
19891990199119921993199419951996199719981999200020012002
出願年 0
10 20 30 40
出 願 件 数
19891990199119921993199419951996199719981999200020012002
出願年
0 10 20 30
出 願 件 数
19891990199119921993199419951996199719981999200020012002
出願年
0 10 20 30
登 録 件 数
1 9 8 91 9 9 01 9 9 11 9 9 21 9 9 31 9 9 41 9 9 51 9 9 61 9 9 71 9 9 81 9 9 92 0 0 02 0 012 0 0 2 出 願 年
第 2 節 出 願 先 別 出 願 人 国 籍 別 の 出 願 件 数 ・ 登 録 件 数 推 移 1. 日 本 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 の 出 願 件 数 ・ 登 録 件 数 推 移 第 2- 2- 1 図 日 本 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 の 出 願 件 数 推 移
0 50 100 150 200
19891990199119921993199419951996199719981999200020012002 出願年
件 数
日本 米国 欧州
第 2- 2- 2 図 日 本 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 の 登 録 件 数 推 移
0 10 20 30 40 50 60
1989199019911992 19931994 199519961997 1998 19992000 2001 出願年
件 数
日本 米国 欧州
上 図 は 日 本 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 の 出 願 件 数 と そ の 登 録 件 数 を 各 年 で 比 較 し た も の で あ る 。 出 願 件 数 で 見 る と 、 日 本 人 の 出 願 が 圧 倒 的 に 多 く 、 全 体 の 95%を 占 め 、 米 国 出 願 人 は 2%、欧 州 出 願 人 は 3%と 僅 か で あ る 。ま た 、登 録 件 数 も 同 様 の 傾 向 を 示 し て お り 、日 本 人 の 登 録 件 数 が 全 体 の 96%と 圧 倒 的 で あ る 。
2. 米 国 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 の 出 願 件 数 ・ 登 録 件 数 推 移 第 2- 2- 3 図 米 国 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 の 出 願 件 数 推 移
0 5 10 15 20
19891990199119921993199419951996199719981999200020012002 出願年
件 数
日本 米国 欧州
注 ) 上 記 円 グ ラ フ は 、 調 査 期 間 ( 例 え ば 1989∼ 2002 年 ) の 累 計 を 示 し た も の で あ る 。 次 ペ ー ジ 以 後 も 同 様 で あ る 。
日本 96%
欧州 2% 米国
2%
欧州 25%
米国 39%
日本 36% 日本
95% 米国
2%
欧州 3%
( 下 記 注 参 照 )
第 2- 2- 4 図 米 国 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 の 登 録 件 数 推 移
0 5 10 15 20
1989 19901991 199219931994 19951996 1997 1998 199920002001 2002
出願年 件
数
日本 米国 欧州
上 図 は 米 国 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 と 登 録 件 数 を 示 し た も の で あ る 。 出 願 件 数 を 見 る と 日 米 欧 で ほ ぼ 近 似 し た 件 数 割 合 で あ り 、 前 述 の 日 本 出 願 と は 大 き く 異 な っ て い る 。 日 本 人 の 出 願 件 数 割 合 、登 録 件 数 割 合 が そ れ ぞ れ 36%、37%と 多 く 、当 該 テ ー マ に 関 し て 日 本 人 の 関 心 の 高 さ が 伺 わ れ る 。
3. 欧 州 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 の 出 願 件 数 ・ 登 録 件 数 推 移 第 2- 2- 5 図 欧 州 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 の 出 願 件 数 推 移
0 5 10 15 20
19891990 1991 199219931994 1995 1996199719981999 200020012002 出願年
件 数
日本 米国 欧州
第 2- 2- 6 図 欧 州 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 の 登 録 件 数 推 移
0 5 10 15 20
19891990 19911992 1993 19941995 19961997 1998 19992000 2001 2002
出願年 件
数
日本 米国 欧州
上 図 は 欧 州 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 と 登 録 件 数 の 推 移 を 示 し た も の で あ る 。 出 願 件 数 は 欧 州 の 出 願 人 が 最 も 多 く 、 全 体 の 54%を 占 め 、 次 い で 日 、 米 の 順 で あ る 。 登 録 件 数 に つ い て も 、 欧 州 出 願 人 が 全 体 の 59%で 、 次 い で 日 、 米 の 順 で あ る 。 当 該 テ ー マ と し て 、 日 米 欧 の 出 願 人 の 出 願 件 数 は 1992 年 か ら 漸 次 上 昇 傾 向 と な り 、最 近 の 5 年 で は ほ ぼ 横 這 い 状 況 で あ る 。
欧州 25%
米国 38%
日本 37%
米国 17% 日本
29%
欧州 54%
米国 12% 日本
29%
欧州 59%
4. 日 米 欧 三 極 の 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 及 び 登 録 件 数 収 支 第 2- 2- 7 図 日 米 欧 三 極 の 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 収 支
第 2- 2- 8 図 日 米 欧 三 極 の 出 願 人 国 籍 別 登 録 件 数 収 支
上 図 は 三 極 に お け る 出 願 の フ ロ ー を 示 し た も の で あ る 。日 本 出 願 の 場 合 、検 索 デ ー タ ベ ー ス は PATOL I S を 使 用 し 、 米 国 、 欧 州 の 場 合 は WPI を 使 用 し て い る の で 、 出 力 件 数 に お い て 差 異 が あ る 可 能 性 が あ る が 、 当 該 テ ー マ に 関 し て 前 記 で 述 べ た よ う に 、 総 じ て 、 日 本 人 の 出 願 件 数 が 非 常 に 多 く 、 し た が っ て 外 国 出 願 も 相 対 的 に 多 く な っ て い る 。
9件
73件
24件
13件 111件
60件
37%
38% 25%
1 1 2 件
米 国 で の 登 録 ( 296件 )
59%
29%
12% 1 2 0
件
欧 州 で の 登 録( 204件 ) 2%
2%
96%
5 0 4 件
日 本 での 登 録 ( 5 2 6件 )
三 極 間 の 特 許 登 録 件 数 (出 願 年 1 9 8 9 ∼ 2 0 0 2 )
登録ベース 日本国籍出願人 米国国籍出願人 欧州国籍出願人
三 極 間 の 特 許 出 願 件 数 (出 願 年 1 9 8 9 ∼ 2 0 0 2 )
33件 115件
81件
58件
99件
58件
36%
39% 25%
1 2 7 件
米 国 へ の 出 願( 3 2 3件 )
54%
29%
17% 1 8 0
件
欧 州 へ の 出 願( 337件 ) 3%
2%
95%
2 0 5 2件
日 本 へ の 出 願 ( 2 ,147件 )
出願ベース 日本国籍出願人 米国国籍出願人 欧州国籍出願人
第 3 節 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 − 出 願 人 人 数 推 移
当 節 で は 、 当 該 テ ー マ に 関 し 、 三 極 に お い て 、 出 願 件 数 と 出 願 人 人 数 の 相 関 を 見 よ う と し て い る も の で あ る 。 こ れ に よ り 世 界 に お け る 関 心 の 深 さ が 推 定 で き る 。
1. 日本出願における出願件数と出願人人数との関係
第 2- 3- 1 図 日 本 出 願 に お け る 出 願 件 数 と 出 願 人 人 数 と の 関 係
左 図 は 日 本 出 願 に お け る 出 願 件 数 と 出 願 人 人 数 の 関 係 に つ い て 示 し て い る 。 出 願 人 人 数 は 1989 年 ∼ 2002 年 を 前 半 と 後 半 で 見 た 場 合 、前 半 に お い て は 60
∼ 70 人 、 後 半 で も 60∼ 70 人 と 余 り 大 き な 変 化 は 見 受 け ら れ な い 。 た だ し 、 前 半 期 の 初 期 に お い て は 増 加 傾 向 が 伺 え 、 当 該 テ ー マ へ の 参 加 人 数 が 増 え て 関 心 が 高 ま っ て い る と 言 え よ う 。な お 、 こ こ で は 1 件 の 出 願 で 共 同 出 願 に よ る 2 出 願 人 の 場 合 、 出 願 人 人 数 は 2 人 と し て カ ウ ン ト し て い る 。
2. 米 国 出 願 に お け る 出 願 件 数 と 出 願 人 人 数 と の 関 係
第 2- 3- 2 図 米 国 出 願 に お け る 出 願 件 数 と 出 願 人 人 数 と の 関 係
左 図 は 米 国 出 願 に お け る 出 願 件 数 と 出 願 人 人 数 の 関 係 に つ い て 示 し て い る 。 前 半 期 に お い て 10∼ 30 人 の 出 願 人 に 対 し 、後 半 期 に お い て 40∼ 50 人 と 増 加 傾 向 で 関 心 の 高 ま り が 伺 え 、 ま た 、 出 願 件 数 も 増 加 傾 向 を 示 し て い る 。
3. 欧 州 出 願 に お け る 出 願 件 数 と 出 願 人 人 数 と の 関 係
第 2- 3- 3 図 欧 州 出 願 に お け る 出 願 件 数 と 出 願 人 人 数 と の 関 係
左 図 は 欧 州 出 願 に お け る 出 願 件 数 と 出 願 人 人 数 の 関 係 を 示 し て い る 。 2000
∼ 2002 年 の 後 半 期 に お い て 出 願 件 数 、 出 願 人 人 数 は 増 加 傾 向 で あ り 、 当 該 テ ー マ に お い て 関 心 の あ る 出 願 人 が 世 界 的 に 増 え て き た 事 を 示 し て い る 。
10 15 20 25 30 35 40
0 10 20 30 40 50 60
出願人人数 出
願 件 数
2 0 0 1
2 0 0 0
1 9 9 9 1 9 9 0
1 9 8 9 1 9 9 4
2 0 0 2
10 15 20 25 30 35
10 15 20 25 30 35 40
出願人人数 出
願 件 数
2 0 0 2
1 9 9 8
1 9 9 9 1 9 8 9
1 9 9 2 1 9 9 3
1 9 9 6 70
90 110 130 150 170 190 210 230
30 40 50 60 70 80 90
出願人人数 出
願 件 数
1 9 9 0
1 9 9 4 1 9 9 8
2 0 0 0
2 0 0 2
1 9 9 3
0 5 10 15 20 25 30
19891990199119921993199419951996199719981999200020012002
出願年 件
数
日本 米国 欧州
0 10 20 30 40 50 60
19891990199119921993199419951996199719981999200020012002 出願年
件 数
日本 米国 欧州
第 3 章 技 術 区 分 別 動 向 分 析
第 1 節 日 本 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 技 術 区 分 別 の 出 願 件 数 推 移
当 該 テ ー マ に 関 し て 、技 術 区 分( 溶 接 方 法 )と し て 、「 ア ー ク 溶 接 、抵 抗 ス ポ ッ ト + 抵 抗 溶 接 、 レ ー ザ 溶 接 、 摩 擦 撹 拌 溶 接 、 ろ う 接 」 の 5 区 分 に つ い て 、 日 本 出 願 の 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 推 移 を 調 査 し た 。 こ の 5 区 分 は 出 願 件 数 が 上 位 の 技 術 で あ る ( 下 記 注 参 照 )。
1. ア ー ク 溶 接
第 3- 1- 1 図 日 本 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 の 推 移
左 図 は 当 該 テ ー マ に 係 る ア ー ク 溶 接 に つ い て の 日 本 出 願 で 、 か つ 、 そ れ を 出 願 人 の 国 籍 別 に 分 類 し て 出 願 件 数 の 動 向 を 見 た も の で あ る 。 日 本 人 の 出 願 件 数 は 年 間 15 件 程 度 で 横 這 い 状 態 で あ る 。2002 年 に は 極 端 に 減 少 し て い る が 、 こ れ は 後 述 す る 摩 擦 撹 拌 溶 接 技 術 の 台 頭 に よ る も の と 思 わ れ る 。 最 近 の 出 願 の 明 細 書 で も 、 非 鉄 金 属 に よ る 軽 量 化 の た め 、 従 来 は ア ー ク 溶 接 が 行 わ れ て い た が 、 こ れ に 代 わ る も の と し て 、 最 近 は 摩 擦 撹 拌 溶 接 が 行 わ れ て き て い る と の 記 載 が 多 々 見 ら れ 、 技 術 の 変 移 が 伺 え る 。 欧 米 人 の 出 願 件 数 は 通 年 で ほ と ん ど な く 目 立 た な い 。
2. 抵 抗 ス ポ ッ ト + 抵 抗 溶 接
第 3- 1- 2 図 日 本 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 の 推 移
左 図 は 当 該 テ ー マ に 係 る 抵 抗 ス ポ ッ ト 、 抵 抗 溶 接 に つ い て の 日 本 出 願 で 、 か つ そ れ を 出 願 人 の 国 籍 別 に 分 類 し て 出 願 件 数 の 動 向 を 見 た も の で あ る 。 日 本 人 に よ る 出 願 が 1991 年 頃 か ら 数 年 間 増 加 し て い る が 、 そ の 後 は 低 位 で 沈 静 化 し て い る 。
注 )技 術 区 分 の 属 性 付 与:1 件 の 出 願 で 、発 明 内 容 が 複 数 の 技 術 区 分 に 適 用 で き る と の 記 載 が あ れ ば 、技 術 区 分 と し て 複 数 の 件 数 を カ ウ ン ト し て い る( 例 え ば 、1 出 願 で こ の 発 明 は ア ー ク 溶 接 及 び レ ー ザ 溶 接 に 適 用 可 能 と し た 場 合 、 該 当 す る 各 々 の 技 術 区 分 で そ れ ぞ れ 1 件 と し て カ ウ ン ト し て い る )。
3. レ ー ザ 溶 接
第 3- 1- 3 図 日 本 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 の 推 移
左 図 は 当 該 テ ー マ に 係 る レ ー ザ 溶 接 に つ い て の 日 本 出 願 で 、 か つ 、 そ れ を 出 願 人 の 国 籍 別 に 分 類 し て 出 願 件 数 の 動 向 を 見 た も の で あ る 。 日 本 人 の 出 願 が 平 均 で 年 20 件 程 出 さ れ て お り 、当 該 テ ー マ に 大 き く 関 与 し た 溶 接 技 術 で あ る こ と が 分 か る 。 こ れ に 対 し て 欧 米 人 の 日 本 出 願 は ほ と ん ど な く 、 そ の 差 は 顕 著 で あ る 。
4. 摩 擦 撹 拌 溶 接
第 3- 1- 4 図 日 本 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 の 推 移
左 図 は 当 該 テ ー マ に 係 る 摩 擦 撹 拌 溶 接 に つ い て の 日 本 出 願 で 、 か つ 、 そ れ を 出 願 人 の 国 籍 別 に 分 類 し て 出 願 件 数 の 動 向 を 見 た も の で あ る 。 日 本 人 に よ る 出 願 が 1996 年 か ら 急 増 し て お り 後 半 期 は 年 100 件 程 の 出 願 が な さ れ て お り 、 日 本 人 の 関 心 が 高 い こ と が よ く 分 か る 。 こ れ に 対 し て 欧 米 か ら の 出 願 は ほ と ん ど な く 、 そ の 差 異 は 顕 著 で あ る 。 5. ろ う 接
第 3- 1- 5 図 日 本 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 の 推 移
左 図 は 当 該 テ ー マ に 係 る ろ う 接 に つ い て の 日 本 出 願 で 、 か つ そ れ を 出 願 人 の 国 籍 別 に 分 類 し て 出 願 件 数 の 動 向 を 見 た も の で あ る 。日 本 人 に よ る 出 願 は 、1989 年 を ピ ー ク に 、減 少 傾 向 に あ る 。 本 溶 接 法 は 大 量 生 産 処 理 で 難 が あ り 、 自 動 車 の ラ ジ エ ー タ の 接 合 等 で 使 わ れ る が 出 願 人 が 限 定 さ れ た 業 種 で あ り 、 か つ 技 術 的 に 飽 和 時 期 に 来 て い る も の と 思 わ れ る 。 ま た 、 欧 米 か ら の 出 願 は ほ と ん ど な い 状 態 で あ る 。
0 5 10 15 20 25 30 35
19891990199119921993199419951996199719981999200020012002
出願年 件
数
日本 米国 欧州
0 20 40 60 80 100 120
1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002
出 願 年 件
数
日 本 米 国 欧 州
0 10 20 30 40
19891990199119921993199419951996199719981999200020012002
出願年 件
数
日本 米国 欧州
第 2 節 注 目 研 究 開 発 テ ー マ の 出 願 先 別 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 ・ 登 録 件 数 の 推 移 ( TWI の デ ー タ ベ ー ス に よ る 摩 擦 撹 拌 溶 接 に 関 す る 特 許 動 向 の 分 析 )
こ れ ま で の 分 析 で 明 ら か に な っ た よ う に 、 非 鉄 金 属 材 料 の 溶 接 に 関 す る 特 許 に お い て 、 摩 擦 撹 拌 溶 接 が 現 在 、 最 も 注 目 さ れ て い る 溶 接 法 で あ る 。
同 溶 接 法 は 英 国 の TWI が 基 本 特 許 を 有 し て い る が 、 TWI は 摩 擦 撹 拌 溶 接 の 技 術 普 及 の た め に 多 く の 活 動 を し て い る 。 そ の ひ と つ に 、 摩 擦 撹 拌 溶 接 に 関 す る 特 許 デ ー タ ベ ー ス の 公 開 が あ る 。こ れ は 、TWI が 定 期 的 に 全 世 界 レ ベ ル で 出 願 特 許 を 収 集 し て い る も の で あ る 。TWI の デ ー タ ベ ー ス の 作 成 収 集 の 対 象 は 摩 擦 撹 拌 溶 接 に 関 連 す る す べ て の 特 許 で あ り 、 特 に 非 鉄 金 属 材 料 の 溶 接 等 に 限 定 し た も の で は な い 。
一 方 、本 調 査 の 摩 擦 撹 拌 溶 接 の 特 許 検 索 に お い て は 、対 象 材 材 料 を ア ル ミ ニ ウ ム 、チ タ ン 、 マ グ ネ シ ウ ム 等 の 合 金 に 限 定 し 、 対 象 製 品 に つ い て も 電 子 部 品 や ク ラ ッ ド 材 等 の 軽 量 化 に 直 接 寄 与 し な い も の も 除 外 し て い る 等 の 違 い が あ る 。
し た が っ て 、 摩 擦 撹 拌 溶 接 に 関 す る 特 許 出 願 動 向 の 全 貌 を 知 る 上 で は 、 TWI の デ ー タ ベ ー ス を 用 い て 特 許 動 向 を 分 析 す る こ と が 極 め て 有 用 で あ る こ と か ら 、 本 節 で は 、 TWI デ ー タ ベ ー ス に 基 づ い た 解 析 を 実 施 す る 。
1. 出 願 先 別 出 願 件 数 の 比 較 推 移 第 3- 2- 1 図 出 願 件 数 の 比 較 推 移
左 図 は 日 米 欧 の 出 願 先 別 出 願 件 数 を 一 つ の グ ラ フ で 比 較 表 現 し た も の で あ る 。 世 界 的 ト レ ン ド と し て 1996 年 か ら F SWに 関 し て 出 願 が 顕 著 に な さ れ 始 め て い る 。 こ れ は TWI の 基 本 出 願 が 1992 年( 優 先 日:1991 年 )、1995 年( 優 先 日:1994 年 )に 出 さ れ た 影 響 と 思 わ れ る 。 出 願 件 数 の 多 さ は 、 日 本 、 米 国 、 欧 州 の 順 で あ る 。
2. 出 願 人 の 国 籍 別 出 願 件 数 の 比 較
第 3- 2- 2 図 出 願 人 の 国 籍 別 出 願 件 数 の 比 較
欧州籍 5% 米国籍
11%
日本国 籍84%
上 図 を 見 る と 、 日 米 欧 に お い て 日 本 国 籍 の 出 願 が 全 体 の 8 割 以 上 を 占 め 、 次 い で 米 国 籍 が 1 割 、 欧 州 籍 が 5% で あ る 。
出 願 人 国 籍 出 願 先
日 本 国 籍
米 国 籍 欧 州 籍
日 本 605 7 3
米 国 105 76 14
欧 州 72 20 29
計 782 103 46
0 20 40 60 80 100 120 140
1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 出願年
件 数
日本 米国 欧州
3. 出 願 先 別 登 録 件 数 の 比 較 推 移 第 3- 2- 3 図 登 録 件 数 の 比 較 推 移
左 図 は 日 米 欧 の 出 願 先 別 登 録 件 数 を 一 つ の グ ラ フ で 比 較 表 現 し た も の で あ る 。
こ れ を 見 る と 米 国 に お け る 登 録 件 数 が 、 日 本 、 欧 州 に 比 べ て 極 端 に 多 い 。 こ れ は 、 USPTO、 J PO、 欧 州 に お け る 審 査 時 期 の 違 い に よ る も の で あ る 。
4. 出 願 人 の 国 籍 別 登 録 件 数 の 比 較
第 3- 2- 4 図 出 願 人 の 国 籍 別 登 録 件 数 の 比 較
米国籍 28%
日本国籍 62% 欧州籍
10%
出 願 件 数 と 同 様 に 日 本 国 籍 の 登 録 件 数 が 全 体 件 数 中 62%と 高 く 、次 い で 米 国 籍 の 28%、欧 州 籍 の 10%と 続 い て い る 。
出 願 人 国 籍 出 願 先
日 本 国 籍
米 国 籍 欧 州 籍
日 本 80 0 2
米 国 61 61 12
欧 州 8 5 10
計 149 66 24
0 10 20 30 40
1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 出願年
件 数
日本 米国 欧州
第 3 節 材 料 ( 材 質 ) 別 出 願 件 数 ・ 登 録 件 数 の 推 移
当 該 テ ー マ は 非 鉄 金 属 材 料 を 用 い て 製 品 の 軽 量 化 を 図 る も の で あ る が 、 そ の 材 料 が 如 何 な る 金 属 元 素 で あ る か に つ い て 着 目 し て 、 出 願 か ら 見 た 動 向 を 分 析 し た ( 本 分 析 の DB は PATOL I S, WPI )。 な お 、 重 点 を お い て 調 査 を し た 元 素 は ア ル ミ ニ ウ ム 、 チ タ ン 、 マ グ ネ シ ウ ム の 3 元 素 で あ る ( 各 元 素 に 係 る 合 金 を も 含 む )。
1. 日 本 出 願 に お け る 出 願 件 数 の 比 較 推 移
第 3- 3- 1 図 日 本 出 願 に お け る 出 願 件 数 の 年 次 別 比 較 推 移
上 図 は 日 本 出 願 に お け る 非 鉄 金 属 対 象 材 が 何 か を 分 析 し た も の で あ る 。 累 計 で 見 る と ア ル ミ ニ ウ ム の 比 率 が 77%、 鉄 系 ( 鉄 と 別 の 非 鉄 金 属 と の 異 材 ) の 比 率 が 11%、 チ タ ン の 比 率 が 10%、 マ グ ネ シ ウ ム の 比 率 が 1%と 、 ア ル ミ ニ ウ ム で の 軽 量 化 追 及 の 傾 向 が 顕 著 で あ る 。
2. 米 国 出 願 に お け る 出 願 件 数 の 比 較 推 移
第 3- 3- 2 図 米 国 出 願 に お け る 出 願 件 数 の 年 次 別 比 較 推 移
上 図 は 米 国 出 願 に お け る 非 鉄 金 属 対 象 材 が 何 か を 分 析 し た も の で あ る 。 累 計 で 見 る と ア ル ミ ニ ウ ム の 比 率 が 66%、鉄 系( 鉄 と 別 の 非 鉄 金 属 と の 異 材 )の 比 率 が 2%、チ タ ン の 比 率 が 17%、 マ グ ネ シ ウ ム の 比 率 が 3%と 、日 本 出 願 と 同 様 に ア ル ミ ニ ウ ム で の 軽 量 化 追 及 の 傾 向 が 顕 著 で あ る 。 日 本 出 願 と の 違 い は チ タ ン の 出 願 割 合 が 最 近 伸 び て い る こ と で あ る 。 た だ し 、 実 出 願 件 数 で 見 る と 日 本 出 願 に お け る チ タ ン の 件 数 は 米 国 よ り 多 い 。
0 50 100 150 200
1989 19901991 19921993 1994 19951996 19971998 19992000 2001 2002
出願年 件
数
アルミニウム合金 チタン合金 マグネシウム合金 鉄系材料 その他
その他1% 鉄系材料
マグネシ 11% ウム合金 1%
チタン合 金10%
アルミニ ウム合金 77%
0 10 20 30 40
19891990199119921993199419951996199719981999200020012002
出願年 件
数
アルミニウム合金 チタン合金 マグネシウム合金 鉄系材料 その他
アルミニ ウム合金 66% チタン合
金17% マグネシ ウム合金 3%
鉄系材料 2%
その他 12%
3. 欧 州 出 願 に お け る 出 願 件 数 の 比 較 推 移
第 3- 3- 3 図 欧 州 出 願 に お け る 出 願 件 数 の 年 次 別 比 較 推 移
上 図 は 欧 州 出 願 に お け る 非 鉄 金 属 対 象 材 が 何 か を 分 析 し た も の で あ る 。 累 計 で 見 る と ア ル ミ ニ ウ ム の 比 率 が 67%、 鉄 系 ( 鉄 と 別 の 非 鉄 金 属 と の 異 材 ) の 比 率 が 1%、 チ タ ン の 比 率 が 14%、 マ グ ネ シ ウ ム の 比 率 が 3%と 、 日 本 出 願 と 同 様 に ア ル ミ ニ ウ ム で の 軽 量 化 追 及 の 傾 向 が 顕 著 で あ る 。 日 本 出 願 と の 違 い は 、 米 国 出 願 同 様 チ タ ン の 出 願 割 合 が 最 近 伸 び て い る こ と で あ る 。
0 10 20 30 40
19891990199119921993199419951996199719981999200020012002
出願年 件
数
アルミニウム合金 チタン合金 マグネシウム合金 鉄系材料 その他
その他 鉄系材料 15%
1% マグネシ ウム合金 3% チタン合
金14%
アルミニ ウム合金 67%
4. 日 本 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 の 比 較 推 移
前 項 1, 2, 3 で は 日 米 欧 の 出 願 人 国 籍 別 仕 分 け を 行 っ て い な い が 、 本 4 項 及 び 後 の 5, 6 項 で は そ れ を 更 に 国 籍 別 に 仕 分 け 細 分 化 し 、 国 籍 別 に ど の よ う な 材 料 に 出 願 を 注 力 し て い る か を 分 析 し た 。
第 3- 3- 4 図 日 本 出 願 に お け る 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 の 比 較 推 移
日 本 国 籍
米 国 籍
欧 州 国 籍 77% 11%
1%
10% 1%
49% 7%
9%
5%
30%
81% 9% 0% 10%
0%
45% 8%
8%
8%
31%
アルミニウム合金 チタン合金 マグネシウム合金 鉄系材料 その他
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