平成26 年度 第1回長野市鬼無里地域審議会 議事録 1 日 時 平成26 年6月 27 日(金) 午後2時~午後4時
2 場 所 鬼無里支所会議室2・3
3 出席者 委員 宮下 裕 会長 他13 名 総務部 庶務課 1名、
企画調整部 企画課 2名、 秘書課 1名、
都市整備部 公園緑地課 1名 地域振興部 鬼無里支所 4名
4 議事の概要
* 地域審議会の設置に関する協議書第7条第3項の規定により会長が議事進行
* 議題(3)について事務局より説明(議題(3)「合併関連の主な事業の進捗状況に ついて」は提出予定の資料の作成が間に合わなかったことから、次回第2回目の審議会 の議題にしたい。)
(1)合併協定書における「慣行の取扱い」のうち、「市の木・市の花」の取扱いについて
【資料1により企画政策部秘書課長補佐から説明】
委 員:シナノキは、1属1種。標高1,000 メートルから 1,500 メートルに自生している。 旧長野市内にシナノキが自然分布しているのはどこか。リンゴの花は一般的であるがリ ンゴの花を市の花にしている自治体は全国でいくつあるのか。
公園緑地課:奥裾花自然園には樹高28 メートルのシナノキがある。芋井地区の飯綱高原に 自生していると聞いている。
委 員:合併地域では。
公園緑地課:鬼無里、戸隠地区には自生していると確認している。
庶務課:大岡地区の聖山周辺確認がとれていないが自生していると聞いている。 委 員:発表された記録はあるのか。
庶務課:発表まではされていない。
委 員:鬼無里、戸隠、芋井、飯綱にあるが、他にはない。市内の一部地区にしか自生していな いものを市の木にするのはどうかと思う。資料のように街路樹があるからというのは問 題外である。
庶務課:リンゴの花を市の花にしている自治体は青森県あたりにあると思うが数までは確 認していない。
委 員:リンゴの花にしてもいろいろなマークがあるので、他の自治体の状況を良く調べて 他市・他県とダブらないようにしてから決めたほうが良い。
議 長:他の地域審議会の協議状況はどのようになっているか。
秘書課:他の地域審議会では異論はないということで回答をいただいているが、同時に今の ご意見と同じようにシナノキがどこにあるのかとか、今後市民の目につくように苗木を 配布してPRして欲しいとのご意見をいただいた。
委 員:リンゴの花は、青森に次ぐ特産で問題ない。シナノキは、鬼無里でもたまに見る程度。 巨木になり、ブナより大きくなる。砂鉢山に15 年行っているが、シナノキは特殊なとこ ろに生えている。他の県で県木にしているという話はないので異論はない。
委 員:昔鬼無里ではシナノキの皮を剥いで、蓑にした。梅雨時は重宝した。私の親父のころ は利用した。若い人は知らない。皮がとても厚く、剥いて渋をかけて、蓑、「そう蓑」とい って、わっかに貼ってカッパの代わりにした。どこにあるのか分からないではどうかと 思う。
委 員:市の木にする意義を十分にまとめていただく必要があると思う。シナノキというの は鬼無里地区において大事に取扱ってきた経過がある。これがなければ農作業が成り立 たないくらいであった。鬼無里では、おとうどさんが、ござを着るか、蓑を着るかして、 しろかきをした。さらには材質が非常に頑丈で御札を印刷する版木に使っていた。シナ ノキかホオノキが重宝がられた。また、シナノキは県木で検討された経過もあると聞い ているが、県木と市木がだぶることがいけないわけではないとも思う。こういったこと を調査していただいて、地域にとって大切な木で意義のある貴重な木なんだということ になれば市の木とすることに異論はない。
議 長:リンゴについては県も果樹振興しているものでもあるし、異論はないと思うが、全体 として市の木としてシナノキ、市の花としてリンゴの花と定めることについて全体とし て異論はないということでよろしいか。
皆さんのお手元の資料にも、意見書の文例1と文例2というものがあるが、今回は文例 2ということでよろしいか。
委 員:鬼無里村時代の村木であるブナや村花であるミズバショウについては、引き続き観 光振興を図るうえにおいてぜひ活用しPRしていって欲しい。
委 員:今までに5回ほど見直しの検討会が開催されたようであるが、木にしても花にして もどうしてこれを市の木・市の花にしたのかという経過や、シナノキというのはどうゆ う木なのかということが書かれていない。どのような話し合いの経過があってこの木・ 花になったということを公表してもらわないと説得性がないし、熱意が感じられない。 秘書課:せっかくご意見をまとめていただいているが、市としても賛成か反対か二者択一で 意見をまとめてくださいということではない。この文案は例えばこんな形でという意味 でお出ししたものなので、少数意見がいろいろ出されたので、もしそれを参考に再度検 討をということであればそれでも構わないのでご理解いただきたい。
さらに、ご意見についてもいつまでにいただかなければいけないというように、期限を 区切ってというものでもない。
議 長:そうは言っても、このまま意見を先延ばししておいてもどうにもならないわけで、 ここで文例2にあるように一応は異論がないということで意見を集約したうえで、全体 的に議論をする機会に本日出された意見について検討をしていただければよいと思う がみなさん如何か。
委員各位:反対意見なし。
(2)地域審議会と市長との懇談について
【資料2により支所市民担当から報告】
議 長:市長との懇談に関しては、5月13 日付けで委員の皆さんに3つの設問によりアン ケートをとらせていただいているが、今回の懇談をどのような形式にするかは、話の内容 によって変わってくる。そこで、懇談当日は時間が限られているので話の内容を3つぐら いに絞っていきたいが、アンケートの回答にあがっているなかから特にこれは市長に訴 えたいということを全委員にお話いただきたい。
(各委員順番に発言)
委 員:この7月19 日に加藤市長を招いて「活き生きトーク」を開催するので、そこで懇談 するテーマとは別の議題を取り上げるようにしてはどうか。
委 員:奥裾花自然園へ通じる林道の関係や国道406 号線の改良の問題など、特に交通の問 題は地域の活性化、少子化問題、定住問題に影響してくることなので、この点を議題にし て欲しい。
委 員:この地区では定住対策が課題となっているが、そのためにも市営住宅の有効利用に ついて話し合ったらどうか。
委 員:住民の減少イコール田畑の荒廃が進んでいるがこの問題をどう考えているか話し合 ってもらいたい。
委 員:人口減少問題を踏まえて、IJUターンを市として推進してもらうように移住希望 者に積極的にPRしたり移住者の希望を集約してもらいたい。また、地域審議会が本年度 で終了するが来年度以降住民自治協議会が審議会と同じような役割を担っていけるかお 聞きしたい。
委 員:審議会が終了しその役割が住民自治協議会に移行することに不安を感じる。地域の ことは地域でといっても、高齢化のなかでは役員の仕事が負担になってきている。こうし たことがいつまで続けられるか心配である。そこで、中山間地の住民自治ということにつ いてお聞きしたい。
委 員:高齢化が進むなかで、地区の役員選出がいままでどおりできるのか、住民自治がこの まま機能していくことができるのか心配である。よってこの点を議題として欲しい。 委 員:国道406 号線と奥裾花へ通じる道路が、現在この地区で一番大切な問題である。 委 員:今までに観光が回復したからといって雇用が生まれたということは一度もない。人
口はこの10 年間で約 500 人程度が減少している。鬼無里で集中的に農家をやって生計 をたてていくことは不可能であり、そこを踏まえて企業誘致・雇用確保のための具体的 な検討をしていって欲しい。林業や杉なども活用すれば何とか活用できると思うので、地 域の特性に合わせた検討会を支所に早急に作っていく方向でやってもらいたい。
委 員:奥裾花の災害復旧がどうなっているのか、奥裾花の国立公園への編入の話がどうな っているか、住民には伝わってこない。林道災害についても市長の視察風景は報道されて いたが、県議・市議が視察に訪れたという報道はなかった。本当に鬼無里のことを気にか
けてくれているのかと思った。
委 員:合併前は村内のどこの公営住宅も満室だった。どうしてその人達が出て行ったかと いうと、上で決められた家賃や法で縛られた諸条件が今もそのまま生きている。建物は古 くなっても家賃は高いまま。一方で少子化が進み、地区外へ出て行かないと親の求める教 育を受けさせられなくなっている。基本的な問題についてきっちりと話し合ってもらっ て安心してこの地で生活できるようにしてもらわないと問題の解決にならないと思う。 おそらくこの地区の公営住宅の半分以上が空き室になっていると思うが、これをどうす るかがこの地域の将来を左右することになる。
委 員:ひとつは国道406 号の改良問題。もうひとつは、空き家問題であると思う。空き家に なってしまうのは、国道406 号線を使っても職場へ通勤ができないから長野市街地に出 ていってしまう。したがって道路状況が良くなれば、地区外へ出て行く人も少なくなるの ではないかと思う。
公営住宅についても空き家があるのに、利用するのに条件面等で少々面倒ということ で入居を躊躇しているということも聞いているのでその辺も有効な活用が図れるように 配慮をお願いしたい。
高齢者については、冬期間中は地区外の子供の家へ移り住み、春になると鬼無里に戻っ てくるお宅がある。地区内人口を減らさないということにこだわるのであれば、地区内に 共同住宅を建設することも考えるべきで、そうすれば、多少なりとも雇用の場も生まれる。 委 員:定住対策として雇用対策を考えてもらわなければいけないのもひとつではあるが、
やはり一番お願いしたいのは、国道406 号線の改良の問題である。高齢者夫婦の片方が 亡くなってしまうと、残された配偶者を地区外の子供が連れて行ってしまうということ が多い。しかし、まれには子供の方が地区外の住居を引き払って鬼無里に戻ってくる例も ある。そういった事例を増やすためにも、国道406 号線の改良は地元の要望がなければ 県も国も動かないわけなので、地元の長野市には声を上げていって欲しい。
本年度は奥裾花へ繋がる林道が災害で通行止になり、観光面では大きな打撃を受けて いる。市としても「きなさクーポン」を発行するなど頑張っていただいたが、奥裾花の問 題を観光だけの問題として捉えるのではなく、鬼無里地区全体の問題として捉えていた だきたい。奥裾花の問題は地区として対外的にマイナスイメージになるとともに、地区住 民の士気低下に繋がる。そのことからも林道大川線はこの秋までにはぜひ開通させても らいたい。
また、国道の問題と住宅の問題もセットで考えてもらいたい。地区内には改修をすれば 活用できる公営住宅が相当数あると聞いている。制度で入居できないという問題も含め て、公営住宅は県住宅供給公社へ指定管理に出したから関係ないではなくて、国の特区に 申請していただいて公営住宅の有効活用を考えてもらいたい。
委 員:農地に関しては儲かる農業以前の問題で農地をどうして保全していくかという問題 は道路問題の解決と関係している。道路の問題をこうしていく、農地の保全をこうしてい くといったような環境整備の方針を明確に打ち出してもらわなければ、いろいろな問題 が解決しない。
議 長:本日いろいろ問題が出されたがこれについては、事務局の方で集約していただいて 当日に望みたいと思う。当日は少しでも多くの委員さんの参加を希望する。
なお、懇談の形式ですがこれだけ問題が多角的になってくると、陳情というよりは懇談 とう形式のほうがよろしいかと思うがいかがか。
委員一同:異議なし
(3)合併関連の主な事業の進捗状況について
【冒頭の説明により第2回審議会の議題とする。】
(4)その他
委 員:林道大川線の現状と奥裾花自然園の国立公園への編入に関して説明をいただきた い。
事務局:奥裾花自然園への林道に関しては、3月28 日奥裾花ダム手前の林道大川線の山 側部分が崩落し通行止めになり、地元住民はじめ観光関係者に大きな影響を与えてい る。
本件に関しては長野地方事務所の林務課とも協議を進めるなか、災害関連緊急地すべ り防止事業として県が工事を発注することになっている。現在、県においては災害の査 定が終了して地質調査のためボーリング調査を発注しており、これらの解析を踏まえ て設計を組み、7月中には工事を発注していく予定とお聞きしている。
4月の段階で市長・副市長が現場を視察し地元の観光振興会の皆さんとも意見交換 をしたなかで、秋の観光シーズン前の開通をとの意見をお聞きし、県へ早い開通を働き かけているところである。
事務局:今年度に入り環境省から住自協役員会へ、上信越国立公園を分離独立することに 関し地元の意見を聞きたいとお話があった。その際に、既に林道大川線の災害が発生し ており奥裾花自然園へ入ることができない状況であったが、すでに航空写真等で奥裾 花自然園並びに奥裾花渓谷にかなり貴重な環境があることを把握していたそうである。 本年度国においては、現地調査の予算が計上されているようだが、災害の状況からはと りあえず保留という話があった。今後コンサルも入って調査が始まりその結果を基に 数年のうちに地元に国立公園編入の意見照会がなされるものと思う。
事務局:本年度4月1日から鬼無里地区においても地域おこし協力隊事業を開始し、県外 から3名の協力隊員が着任したので紹介する。【各隊員から自己紹介及び3ヵ月間活動 をしての感想を発表】
協力隊員の活動は地域の各戸に対する家事援助的なものを行なうことが事業の趣旨 ではなく、地区課題を住民自治協議会、支所と一緒になって解決をしてもらいながら、 この地区で生業を得たうえで最終的に鬼無里に定住してもらうことを目的としている。 委 員:品沢地区の側溝が詰まって大雨時に災害になりそうで困ったので対応をお願いし
たい。
事務局:品沢地区については保健休養地ということで観光事業予算で対応をしている地域 であり、現場を確認したうえで対応をさせていただく。
以上で【質疑等】なしのため議事終了