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第5回委員会会議録(平成15年2月3日実施) 公立保育園に「涼」環境を創出するモデル改修プラン検討委員会(平成14年~平成15年)|武蔵野市公式ホームページ

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(1)

第 5

公 立 保 育 園 に 「 涼 」 環 境 を 創 出 す る モ デ ル 改 修 プ ラ ン 検 討 委 員 会

1 . 開 会 ( 委 員 長 挨 拶 ) (省略) 2 . 配 布 資 料 確 認 (省略) 3 . 議 事

( 1 ) 配 布 資 料 説 明 (省略)

( 2 )「 涼 」 環 境 に つ い て の 討 議 ( 小 委 員 会 に 分 か れ て 討 議 )

・ 子 ど も 達 の 健 康 の 見 地 か ら ソ フ ト 面 の 検 討 を 行 う 小 委 員 会

( 論 旨 )

委 員 長 日射病の事故例はゼロであり、0から5歳までの事故例が多いのは、車の中に

閉じこめられたのが原因であると思う。資料5−1にて提示された気配りゾーンと保健 衛生管理ゾーンの条件はどこ から出てきたのか。この条件が幼児に適用できるかがポイ ントである。

・電子会議フォーラムにて南保育園の園長が提示していた、学校環境衛生基準が夏につい て温度25度から28度、湿度30%から80%と規定しており、これについてはどう か。

・学校環境衛生基準は小中学生を基準としているが、この基準がそのまま幼児に適用でき るかは疑問である。

・運動選手が30度以上になると事故が多くなるデータがある。子どもは活発であり、裸 では30度になると、放熱できずに発汗のみになる。着衣の状態では26度から28度 である。

・WBGT計は来年度各園に用意はできると考えている。WBGTによって判断する方が 良いが、現状の実測データではないので判断できない。→南保育園の昨年のデータをW

■ 日 時:平成 1 5 年 2 月 3 日(月)1 8 時 3 0 分∼2 0 時3 0 分 ■ 場 所:市役所 8 階 8 0 2 会議室

■ 出席委員:正木委員長・芋生委員・長谷川委員・真弓委員・南委員 野原オブザーバー委員・小池委員・齋藤委員・嶋田委員・郡委員 ■ 武蔵野市:子ども家庭部長 ほか 8 名

■ 日 時:平成 1 5年 2 月 3 日(月)1 8 時5 0 分∼2 0 時 3 0 分 ■ 場 所:市役所8階 802会議室

■ 出席委員:正木委員長・長谷川委員・真弓委員・野原オブザーバー委員・ 嶋田委員・齋藤委員

(2)

BGTに変換をしてみたい。可能であれば次回事務局で用意したい。

・データ取りは重要であり、是非来年度データ取りを実施するべきである。室内温度、湿 度の他に、子ども達の体温も測るべきである。平成15年度はハードの方でどのくらい 室温を下げることが出来るのかを、クーラーの設置しない保育室で測定してはどうか。 ・低体温やアトピーの子ども達については、個別で対応するべきである。

・資料5−1で参考に提示している不快指数の例であるが、2,3番目くらいが日常的な 数値で、このときでも不快指数はやや高い。

・直腸温度が38.5度以上になると、危険であるとは文献にあるが、室内環境温度にす ると何度になるのかはわからないが、直腸温では判断できる。外因ばかりではなく、内 因も考慮するべきである。

・外気温と室内温度の大幅な差は避けたい。

・保健衛生管理ゾーンはここで、あえて決めない方が良いのではないか。

・現場からすると子ども達がいらいらしたり、不快で廊下に寝そべっていたりというのが 現実であり、保健衛生管理ゾーンが乾球温度で35度以上というのは高いのでもう少し 低く設定してはどうか。

・保健衛生管理ゾーンは一本線で決めることは難しいのではないか。温度、湿度、風速な どいろいろな指標を参考にするのはよいが、現場の保育士が測定できないと意味がない。 その運用についても考慮する必要がある。

・この目安については、次回WBGTに変換されたデータが出たら判断したい。

・線で決めるのは良くない。ある程度保育士に任せるようにしてはどうか。→運用側で規 定してはどうか。運用マニュアルなど。

・食事の時、午睡の時、光化学スモッグ発令時の注意報が出た時にはこの設定をするとか はどうか。

・気配りゾーンという言葉は不適切ではないか。保育士はいつでも気配りをしているはず である。そういう意味では、気配りゾーンと保健衛生管理ゾーンの言葉の表現は再考が 必要。

(資料5−2−3)

・この資料の内容は、現在行っている運用とそうかけ離れていない。生活する温度と運動 するときの温度は別である。

・吉祥寺保育園では、冷房設置していない保育室では小さいクーラーでも良いように思う が、クーラーを入れることにどうして反対するのかわからない。クーラーの設置は必要 と思う。「涼」環境を創出するには時間がかかるのではないか。

→このソフト面の検討では、エアコンの設置の有無については議論の対象ではなく、 この議題はハード面の小委員会と合流してから全体会議で議論すべきである。 ・過度の冷房は良くない。

(3)

・次回までに今日の資料を確認し、次回意見を聞きたい。

( 2 )「 涼 」 環 境 に つ い て の討 議 ( 小 委 員 会 に 分 か れ て 討 議 )

建 築 的 な 見 地 か ら ハ ー ド 面 の 検 討 を 行 う 小 委 員 会

( 論 旨 )

副 委 員 長 前回の小委員会では「緑」「日射」「風」というキーワードにそって「現状分析」

と「対策の抽出」を行った。今回はこれらの技術メニューの「モデル園への落とし込み」 と「対策の評価」を行う。また、前回委員からの提案である、対策メニューを「大きな 改修」「小さな改修」「新築」に分け、その中の「大きな改修」と「小さな改修」につい て検証する。

「小さな改修」とは既存建物を、通常保育を行える状態で施工できるものとし、モデル 化を行う。また、全園に展開できるものは全て項目としてリストアップする。

「大きな改修」とは躯体に開口を設けるなどの大掛かりな工事が発生し、通常保育を行 うことが困難で、工事期間中の運用面での対応が必要なものとする。工事内容がコスト、 工期の両面において実現可能なものであれば、「小さな改修」で抽出した対策メニュー に含めることも検討する。

また、「新築」については計画に際して留意すべき事項のリストアップに留めたい。 ■ 部位ごとの技術メニューについての検証

1.天井(屋上)の工夫 ①置屋根について

・空調室外機の排気ルートの確保など既存設備への影響、階への算入など建築基準法 に関する検証などが必要である。

・イメージパースは切妻屋根になっているが、片流屋根とし、太陽光パネルを用いて 屋根を形成できるのではないか。

・置屋根を取り付け、さらに散水をする必要があるのか。置屋根だけで十分ではない か。

・散水に用いる水源は地下水とし、ポンプアップの動力には太陽光で得られた電力を 利用することもできる。

・置屋根や二重壁自体が蓄熱体になるのではないか。風を引き込んでも、置屋根や二 重壁自体が暖かくなっていると熱風が吹き込まれる可能性もある。

・二重壁を施工する場合は、下端にスリットなど開口を設け、上昇気流を作り、二重 ■ 日 時:平成 1 5年 2 月 3 日(月)1 8 時30 分∼ 2 0 時30 分

■ 場 所:市役所8 0 2 会議室

(4)

壁と躯体の間にある熱気を上部へ逃がすこともできる。 ②緑化について

・荷重など既存躯体性能に対応できる方法を選ぶ必要がある。

・保水性の高い椰子繊維で作られたマット状の屋根用緑化基盤材など、維持管理の負 担を軽減できる製品も開発されている。

・散水用水源は地下水を利用できるのではないか。 ③高反射塗料について

・コスト面では最も安価な材料である。工期も短く、通常保育への影響も最も少ない といえる。

④その他

・現況は冷房を設置している保育室が1階にある。通常保育内で上下階を反転させる ことはできるか。

・本市では、避難や安全面を考慮して、0∼2歳児室を1階に配置している。 ・エアコンを設置してある部屋を配置替えや、エアコン自体を移設すれば良いという

問題ではなく、保育室内の設え自体を変える必要もある。 2.外壁面の工夫

①二重壁について

・工事にあたり、養生シートをかける期間が長くなるような対策メニューは通常保育 に影響が出るので避けた方が良い。

・二重壁を取設けることによって室内が暗くなるなど、園児に悪影響が出るメニュー は避けた方が良い。

・西日の当たる部屋は冷房が設置されているので、外壁対策は不要なのではないか? ・すでに冷房が設置されている部屋に対しても、対策メニューを施すことによって冷

房設備の使用を低減することが出来るのではないか。

・西外壁面については二重壁ではなく、躯体からある程度空間をもたせた位置での壁 面緑化や高木(常緑樹)の配置が良いのではないか。

・ユニット形式の壁面緑化工法であると重力に反しているため、根腐れや葉枯れを起 こしやすいが、地盤面に植栽を施し、数年かけて壁面緑化を形成させるのであれば 効果はある。(視覚的効果も含めて)

3.窓面の工夫 ①オーニングについて

・現状、庇や軒がある部分については窓面への直射光の侵入を防ぐことができるので はないか。

・軒がある部分でも、バルコニーは直射光を受け、赤外線や輻射熱が室内へ侵入して しまうので、バルコニーに影を落とすためにオーニングは必要である。

(5)

5 →運用を確認する必要あり。

・オーニングの素材、耐久性について確認が必要である。 ②L o w - e ガラスについて

・赤外線をカットしつつも、日射を取得することができるので、夏は外部からの熱が 浸入しにくく、冬は内部の熱が逃げにくい。よって効果的である。

・ガラスの種類変更はサッシ枠を変える必要があるため、工事自体を極力小規模にす るためにカバー工法を採用することになるだろう。

・カバー工法とした場合、掃き出し部分に段差が生じてしまうため保育の実施上問題 がある。

③サッシ改修について

・ガラス種類の変更や、網戸の設置を行う際には衝撃に耐えられるようなガードを取 設ける必要があり、既製品で の対応が困難であり、製作サッシとなり、かつコスト も割高になる。

4.外構・植樹の工夫 ①園庭緑化について

・園庭の芝生化は、土埃の飛散防止効果もあるので積極的に取り組みたい。 ・緑化した場合にスプリンクラーなどの散水設備が必要となる。

②パーゴラの設置について

・1 階窓廻り、テラス部の輻射熱や、赤外線の浸入を防ぐためにも積極的に取り組み たい。

・パーゴラの上部に乗せる板の配置を、並行配置ではなく格子状にすると通年での日 照調整が可能である。

・パーゴラ自体、および周辺(芝生化した園庭とテラスの間)にも植樹をし、樹木の 蒸散効果を利用して「涼」を作り出せないか。

→常緑樹の場合、通風の遮断や保育士の視界を遮る恐れもあり、検討が必要。 ③テラス部分の素材について

・ウエットコンクリートなど材料によって「涼」を作り出せるものもある。

・保育士からも、土間部分の段差で園児が転ぶことがあるので、段差解消をしたいと いう声があがっている。

→施工時(はつり工事)に大きな音が出るので採用には検討が必要。 ④その他のメニューについて

・イスラム建築にみられるように、テラスやバルコニー部分に有孔ブロックを積み上 げて通風を確保する方法もある。

5.内壁・扉などの工夫(通風・換気対策) ①風の流れをつくる

(6)

・通風・換気ともに、夏冬、冷房時と場合を分けて検討する必要がある。 ②換気について

・換気方法としては資料「 5 - 3 - 2 」にあるように強制換気の手法がよい。 →自然に建物内部に入ってくる空気を換気設備で機械的に排気する方法

・夜間換気は効果的であり、積極的に取り組みたい。

・換気を考える場合、シックハウスについても考える必要があるのではないか。 →対策の実測項目については別途検討する。

③通風について

・資料「 5 - 3 - 2 」では通風と換気が混ざっているが、通風計画と換気計画は別紙に分 けて図面化した方が分かりやすい。

・夏季で考えた場合、日射を遮断して冷えた風を入れることを考えるべきである。 →入れる風を、いかに冷やせるか。

・通風を得るには大きな開口が必要となる。 ④内部間仕切壁について

・風の流れを作り出すために、ガラリや欄間を設ける必要がある。 6.「大きな改修」案について

・手法としては換気ダクトや屋上スラブ面に開口を設け、排気設備を設ける、また外 断熱化などが挙げられるが、通常保育を行っている中で、「大きな改修」を実行でき るか?

・「大きな改修」を行う場合は、保育園から運営面に関する留意事項を挙げてもらう必 要がある。

・実際には「大きな改修」の実行には問題が多く、困難であるといえる。基本として は「小さな改修」で効果を得られるものを選ぶ必要がある。

7.評価項目について

・コストが決まると優先項目が決まる。

・費用対効果で考えると、対策を施してどれだけ効果を出すことができ、父兄を納得 されられるかがポイントになる。

・保護者に対しては置屋根やオーニングなど見た目で分かりやすいものも効果的であ る。

・置屋根は効果が出やすく、見た目にも分かりやすい。逆に地上レベルから見えない 対策は施策アピール度が低い面もある。

・屋根面については実験的に三種類施工することは可能か。

・コスト、施策アピール度、効果、の 3 項が成立する対策メニューがベストである。 ・実際の効果はもとより、視覚的あるいは情緒的に「涼」を生み出す対策メニューも

必要である。→オーニングなど

(7)

・実際にどの対策を行えるかは既存建物の状況(劣化状況など)を確認する必要があ る。

8.その他

①エアコンについて

・ソフトとの検討の上、ハードとしての結果を出す。 ②実測について

・委員会の最終段階ではモニタリングが必要である。 ・実測する項目(温度、湿度など)については検討が必要。

→シックハウスに関する測定は不要か。

・効果に関する実測は 1 6 年度に行うことになる。 ③その他

・既存建物の外部警備の内容を確認する必要がある。 ・対策メニューを施す際は、保育園らしいデザインとする。 9.次回について

・今回の小委員会で選定した対策メニューについて、実際に絞込みを行い、改修モデ ルメニューを定めたい。

( 3 ) 小 委 員 会 討 議 の 報 告

委 員 長 ソフトに関する小委員会では資料 5 - 1 について討議を行った。

・気配りゾーン、保健衛生管理ゾーンについて、乾球温度ではなく、湿度と風速を 考慮した指標でないと駄目で、WBGTで湿度条件などを含んだ条件で決めてい く必要がある。現状施設がどのような状況か次回までに計算し、そのデータと併 せながら進めたい。

・気配りゾーンと保健衛生管理ゾーンという言葉については、普段から気配りして 保育を進めている中で、もっと良いキーワードがないか。特に保健衛生管理ゾー ンについてはもう少し危機的な状況の言葉に置き換えたい。

・資料 5 - 2 のマニュアルなどについては次回までの宿題としたい。

・その他、電磁波などの問題も挙げられたが、ここの場では温度の問題に絞ること とする。

副 委 員 長 ハードに関する小委員会では、資料 5 - 3 - 1 、 5 - 3 - 2 に基づき議論を行った。 ・今回は前回出た対策項目を絵として落としてみて、小規模な改善で、現状の保育

が可能であり、よりパッシブな方法を検討しました。 2 番目として、大規模改修 があるが、こちらは予算や建替えとの兼ね合いをみたい。もうひとつ、新築があ るが、こちらについては、建替え時の留意点を挙げることとしたい。

・エアコンについては、ソフトと検討のすり合わせを行った上で結果を出したい。 ・風の流れをつくるということで、通風・換気があるが、夜間換気を行い、建物全

(8)

・屋根面については、光反射塗料・緑化・置き屋根・散水が検討として挙がり、コ ストと効果を検討して絞り込みたい。また保護者などへの施策アピールという形 として見せる要素 も重要である。

・西日対策として、2 重壁は熱がどこに逃げるか、またコストが高いという問題が ある。窓面は布製のオーニングを垂れ下げるタイプ、壁面は少し離した位置での 緑化を行いたい。

・窓全体については、L o w - e のペアガラスを採用したい。これは、冷暖房共に効果 がある。

・バルコニーについては、オーニングでバルコニーの床自体に日射が当たらないよ うにすることで、輻射熱対策を行い、また緑化についても行いたい。

・園庭について、芝張りを行い、輻射熱や砂埃の対策を行いたい。また、同時にス プリンクラーも必要だろう。コンクリートのたたきの部分については、段差の解 消なども含めて、何らかの対処を行いたい。保水性のあるコンクリートの打ち直 しなども検討している。

次回以降は、予算やコストとの兼ね合いを見て検討を行いたい。また、保護者と プロの目のどちらを優先させるのか。現段階では保護者優先となっている。 <正副委員長報告に対する質疑>

委 員 モデル園となっているが、今年は 1 園なのか。

事 務 局 モデル園については、まず1つのモデルについて考えてみようということであっ

て、予算と現実との組み合わせによって決めたいと考えている。9 園全てを行うことは難 しいと思うが、必須となる項目については、全園実施することが可能かどうかということ で検討したい。

委 員 長 次回についても、小委員会に分かれて実施したい。

4 . そ の 他 ( 今 後 の ス ケ ジ ュ ー ル に つ い て ) 次 回 以 降 の 日 程 に つ い て

■ 第 6 回 : 平 成 1 5 年 2 月 2 4 日 ( 月 ) 午 後 6 時 3 0 分 ∼ 市役所 6 0 1 会議室

参照

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