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第5回会議要録(平成25年5月13日開催) 第2期 小学生の放課後施策推進協議会の会議要録について|武蔵野市公式ホームページ

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(1)

小学生の放課後施策推進協議会

第5回

会議要録

○ 日時 平成25年5月13日(月) 午後7時00分~午後9時00分

○ 場所 武蔵野プレイス 4階 フォーラム

○ 出席委員 西郷委員長、松田副委員長、井澤委員、高橋(淳)委員、秋山委員、小川委員、

飯田委員、押本委員、松田(多)委員、井原委員、青木委員、高橋(良)委員

○ オブザーバー 子ども家庭課長、子ども家庭支援センター担当課長、教育企画課長、

生涯学習スポーツ課長、(公財)武蔵野市子ども協会事務局長、桜堤児童館館長、 学童クラブ主任指導員2名、地域子ども館館長2名

○ 事務局 児童青少年課長、他5名

開会

【事務局】

これから第5回小学生の放課後施策推進協議会を開催する。 ≪資料1~6の確認≫と委員の交代に伴う挨拶。

秋山委員(前任の小出委員から交代。PTA連絡協議会副会長)挨拶。 【委員長】

まず議事(1)については、意見や質問を頂き、次回まとめていく。

議事(2)に関して、本日中心的に意見を頂きたい。まず(1)について説明願いたい。 【事務局】

議事の説明に入る前に、前回の協議会で質問頂いた事項が3点程ある。その報告を行う。

■豊島区と江東区の放課後の子ども施設ついて

豊島区は、児童館施設内に学童クラブの機能を持ち合わせていると報告したが、前回委 員長から財政危機の関係で児童館をやめているのではないか、という質問があったので確 認した。現在、児童館機能をもった施設が5館程ある。ただし、今後豊島区の方針として 児童館は、多機能施設である区民ひろば、そして、子育て施設である子どもスキップに移 行していく方向性の中で、事業が進んでいる。区民ひろばは、武蔵野市で言うコミセンに 近い施設であり、乳幼児から高齢者の世帯まで、幅広い年代が利用するという位置づけで ある。

一方、子どもスキップは、武蔵野市で言うところの、学童クラブと全児童のあそべえの ふたつの機能をもたせた施設である。豊島区の児童館施設は、区民ひろば、子どもスキッ プの両機能を合わせ持った施設に変わりつつあるというのが現状である。

■江東区きっずクラブの民営の職員体制について

職員体制について公営は、A登録が非常勤職員、B登録(学童機能)は、正規職員、臨 時職員、非常勤職員。一方、民間委託の場合、委託先に正規職員の配置をお願いしている。

■江東区の利用料の考え方の違いについて

(2)

議事

(1) 平成 24 年度学童クラブ土曜日開所試行の検証素案

≪事務局より資料1について説明≫

事業概要は第1期と同じで、平成24年度と23年度の差異については、今後さらに 精査しながら、内容を詰めていきたい。

【委員長】

日程的な取りまとめは、いつ頃なのか。報告書ベースの書式で7月末頃と考えてよろ しいか。

【事務局】

その時期で、取りまとめていきたい。 【委員】

この資料1(平成 24 年度土曜日開所の検証素案)が、資料2の中間とりまとめに組み 込まれるという訳ではなく、「平成 23 年度学童クラブ土曜日開所試行の検証」同様に別 のものであると認識してよろしいか。それとこの資料は、あくまでも平成24年度の事 業実施の検証で、25年度の内容は反映できないと考えている。以前、1期のときに「土 曜日開所は試行か、本格か、という言葉遊びではなく、2年間の課題を解消することが 大事」という話がでたが、それは私だけでなく他の委員の賛同を得ていたと思う。この 検証には、これまでの2年間の課題を掲げるよりも、課題の解消の方が重要ではないか。 引き続き検討して欲しい。

【事務局】

引き続き、平成25年度も再度検討していく 【委員長】

これは、今後一度検討して頂くということで宜しいか。今日で決着をつける訳ではな いが、今回意見を頂くのは、重要な事なので、一定の時間を使い、皆さんから意見を頂 きたい。

【事務局】 了承した。 【委員】

土曜日開所に関する学童クラブアンケートの調査対象が、クラブ指導員、あそべえス タッフ、子どもたちなど、項目はいくつもあるが、例えば、学童クラブの保護者に対し てのアンケートは実施できないものなのか。土曜日利用の登録はしたけど、休みがとれ たから子どもを行かせないとかで、利用者がゼロのクラブもある一方、開いていること による親の側の安心感もある。親の立場でどう思い、どう使っているのか。保護者に対 してのアンケートを少し考えて頂けないか。

【事務局】

保護者に対してアンケート行うと、その件数だけで、かなり膨大な量になってしまう。 今後、保護者の立場で、委員から意見を頂けると、ありがたい。安心感というキーワー ドもでていきてるので、平成23年度、24年度実施した中でのニーズはある。そうい う意味でも、土曜開所の効果はでてきていると感じている。

【委員】

(3)

【事務局】

どういった内容で保護者への質問をするのか。アンケートの項目を検討したい。 【委員長】

保護者の利用者評価は非常に大事なことなので、大変でもやった方がいい。他にあるか。 【副委員長】

土曜日開所の場合、障害をもった子どもの保護者への配慮などは、保護者からの自己申告 なのか。

【事務局】

この問題は、土曜日に限らず全般的な課題なので、説明したい。子どもが障害を持ってい る場合、保護者の了承があった場合に、補助職員を配置するとことで対応している。つまり 基本的には保護者からの自己申告に基づき対応している。

【副委員長】

むしろ保護者は、そうした対応を嫌がる場合もあると聞いている。現場では、スタッフの 人数をかけていく事自体が厳しいなど、今後の課題として対応方法を一度考えて欲しい。 【委員長】

次回までに構成を含め、次回内容の項目を考えて、意見を聞きながら、7月までに取りま とめていきたい。よければ、引き続き(2)中間とりまとめ骨子案の説明を頂きたい。

(2) 中間とりまとめ骨子案

【事務局】

≪事務局より、資料(2)中間とりまとめ骨子案について説明≫ 【委員長】

資料2は、事前に各委員に配布されている。意見をなるべく多く頂き、次回それを整理し

て、7月のまとめに向けていきたい。私も今、内容をチェックしたら、12項目くらい議論し

たいことがあるが、是非、皆さんから意見や提案を頂き、もし時間の空きがあれば、私から の意見を話したい。この骨子案は全部で5ページあり、どこからでも構わないが、漏れがな い様、ページごとに時間配分を見ながら進めていきたい。では1ページの1から5まで意見 や提案のある方は、いるか。

【副委員長】

骨子案のあり方、枠組み・構成について意見を言わせて頂くと、まず、この骨子案の中で

「8これからの地域の新しい子ども施設の運営体制」が一番重要。前段の7が8を導く項目 として成り立っている。そうなると、6は、7,8がでてきた理由がくる。

前回の協議会内容が、きちんと盛り込まれたかたちで整理していくと、まず最初に、「目指

すべき子ども像」があって、その次の項目が「理想的な放課後の居場所」ではなく、その前 に子ども達にとって、どんな放課後のあり方が必要なのかを考える事がとても重要。つまり、 この項目が、2の中の最初にくるべき内容。子どもの居場所を考えるのであれば、その方が スムーズに展開しやすい。

3は、2で掲げた居場所に、大人と地域がどう支えていくのかという文言が加わればいい。 そうすると、その環境下の中で、4の「目指すべき子ども施設の目的」に繋がっていく事に なる。その上で、4の施設がどういう機能を持つべきかに繋がっていく。そういう観点から 見ていくと良いのではないか。

【委員長】

構成に関して、読む側にとって、イメージがわかりやすいという意味で、的確な意見だと 思う。他に構成に関する意見でも構わないので、いかがか。

【委員】

(4)

ども像が出てくる前について、どなたかか教えて欲しい。 【委員長】

概略ではあるが、放課後の施策をただ実施すればいいという話ではなく、とりわけあそべ えや学童クラブ、それを踏まえた新しい施設が役割を果たしていく上で子ども達にどういう 存在になって欲しいのかというイメージについて、一度かなり議論した記憶がある。その中 で繋がったキーワードとなる項目を、取りまとめた。だから、議論の中でそれぞれ個別に話 はでたが、例えば、学校や家庭ではこういう子ども像であるべきだ、というかた

ちで詳細に議論を掘り下げてはいない。他の委員から、学校ではこういう役割を担うなどと いう話を聞いた記憶がある。そのあたりいかがか。

【委員】

皆でシェアしたような大きな話はしていない。学校側でこうだとか、家庭側でこうだとい うところまで言及した記憶はない。それぞれの分野ごとの意見ではなく、放課後のあそべえ や学童として、子ども達にとって目指すべき役割は何なのか、などの話が行われた。それぞ れの分野からの子ども像のお話はしていない。

【委員】

学校側で、どういう子ども像を望んでいるかについて、以前に私があまり具体性のない質 問をした経緯があるが、ここに、子ども達の居場所の事は書いてあっても、放課後という時 間をどういうふうに子ども達に過ごして欲しいのか。きっとそこの議論があったと思う。た だその事が、今この資料には掲載されていない。知りたいのは、その点である。

【委員長】

放課後、子ども達にどう過ごして欲しいかのという議論は、先程、副委員長が話した点に つきる。確かに、子どもが、放課後どう過ごして欲しいのか、という部分が、欠落している。 それがないと目指すべき子ども像だけ先行して、実態との乖離がでてしまう。子どもにとっ てどういう放課後がいいのか、という部分を踏まえていく必要がある。他はいかがか。 【委員】

各論的な話になるかもしれないが、まず「1.目指すべき子ども像」について「自分で考え

行動できる子ども」など、そういう子ども像もあっていいのでは、と思う。それと、「4.子

ども施設の目的」と「5.目指すべき子ども施設の機能」については、子ども目線ではなく、

あくまで利用者側の目線で見てみると、学童の親は、働いている間に安全に預かる保育機能 を求めているので、親が就労している間の児童の安全性と安全性の担保について、必ず明記

して頂きたい。それと、「教育」すると共に、育ちを見守るということをわざわざ記載してい

るので、「保育」という言葉も明記してほしい。

【委員長】

学童クラブの保護機能についてと、文章に盛り込んで欲しいという趣旨と理解するが、私

の考えではあるが、学童保育の中で「保育」という言葉は私は採らない。理由は、「保育」と

聞くと、広い意味では問題ないが、一般的には狭い意味で考えられていることが多い。小学 生というより乳幼児を対象にした「保育」というイメージ。乳幼児だと、小学生よりも生活 圏もかなり狭く、力も弱く、大人がかなりケアしながらアプローチするイメージがある。だ とすると、学童期の子どもたちにとっては、そのアプローチが、本当に適切かどうか、疑問 をもっている。趣旨は、もっともな内容で賛成だが、用語上は、今後検討していきたい。

私からもうひとつ。構成上の問題で、副委員長とは違う意見だが、「6.既存事業の発展方

向及び取り組みの標準化」だが、この順番だと違和感がある。これは、どちらかと言うと、 従来のあそべえと学童クラブの課題であって、課題が真ん中にくるよりは、一番最初にくる べきものではないか。つまり、今までのあそべえ、学童クラブには様々な課題があって、そ の課題を解決できる新しい子ども施設をつくっていくという流れの方がいいのではないか。 もちろん、今までの課題の整理をしていかないといいけないのは、重々承知しているが、そ れらの課題をクリアした上で、一気に提案を進めていく。これからこう変わるというイメー ジ図はあってもいいが、課題整理を構成上のトップに持っていく形で検討して頂きたい。 【学童クラブ主任指導員】

(5)

在置かれているその状況の中で、直接的な表現ではないが、挑戦する心をもつ子どもという 表現や、他人の気持ちを汲み取ることのできる子どもなどが、含まれているように思える。 自分で行動できるという部分では、友達に対しても考えてあげられる事ができるような子ど もが、他人の気持ちを汲み取ることのできる、という表現に含まれていると思う。

【委員長】

まとめ方、表現の仕方についてである。ここは、もう少し検討していければいいかと思う。

まだ、たたき台なので、今後もさらに内容を詰めていきたい。では、他にいかがか。ある意 味、新鮮な目線で物事が見れるのではないか。他にも、ここがわかりにくいという感じでも いいので。忌憚のない意見をお願いしたい。

【委員】

放課後のあり方について、今まで様々議論されてきたことかと思うが、子ども達を育てる

というよりは、学校が終わった後の夕方までの自由時間があり、そこで、子どもをどのよう に導いていくのか、というのが、最初にあると分かりやすい。

【委員長】

ある大学の学長が、「子どもは放牧がいい」と言っており、自由な雰囲気の中で色々学びと

るという、例えば、そういう放課後のイメージがあってもいい。子どもたち同士の関わりの 中で、お互いの価値観や、姿勢があり、その背景には、子ども観(こうあって欲しい)思い がどこかある。そういう思いを表に出してもいいのでは。狭い意味で、子どもをどこかにな びかせようということではない。もう少し幅をもたせてもいいと感じた。

【委員】

目指すべき子ども像について、何か抜けているのでは、とずっと思っていた。それは放課 後なのに「遊びを通して」という一言がどこにも見当たらない。勉強している時間とは違う。

朝から勉強してきているので、放課後は、遊びを通して、もっと自由でその中にルールがあ って自由な遊びを目指して成長していくのが理想ではないか。

【委員長】

遊びを通してというのは、手段であり、目的として、どんな子ども像という話になる。 【委員】

自由な遊びの中にもルールがあって、他人の気持ちを汲み取ることもあるだろうし、気づ きもあると思う。あそべえも学童も、勉強の時間とは違う遊びの時間帯であると考える。 【委員長】

遊びという方法には、目的が必要。遊びを通して何を得てもらいたいかを別に明記する必 要がある。ただ「遊びを通して」という言葉は、重要なポイントなので明記した方がいい。 児童福祉法は「遊び」という言葉を使って、子どもの健全育成を図るという言葉を使ってい

る。確かに、「遊び」は大事なキーワードである。

【委員】

今まで、いくつか聞いていて、これを事務方で案を練り上げていく枠組みの話だが、今の 「遊び」とか、先程の「自分で考える」という話もその通りだと思う。確かにここに出てき て全く不思議ではないキーワードである。なぜこのまとめに記載されてないかと言うと、こ れは1期の報告書の土台の上に練り上げられたという、非常に役所的な発想で物事を進めた 事に起因している。若干、舌足らずな部分もあると感じながらも、ここでの第2期での議論 が、かえってクリエイトされ、積み重ねていくべきだと思っているので、そうであるならば、 皆さんからの同意を得たい。そして、その方向で1期の報告書が、バージョンアップしてい く構成ですすめていきたい。いかがか。

【委員長】

1期の報告書は、いったんたたき台にはなるが、それに縛られる必要はないので、その方 向で問題ないかと思う。皆さんも同意頂けるか。

(6)

【委員】

1期の報告書と見比べながら、この資料を見ているが、できれば、1期の時にこういう議 論があってこうしたという流れがあると、理解しやすくなる。それと、ひとつとても気にな

っているのは、「1.目指すべき子ども像」とは、誰が目指しているのか。大人がそういう子

ども像を目指しているのか。先程、委員長からは、縛られないでと言って頂いたが、1期の 報告書に記載されているので、そのあたりも反映されていくと、ある種の整合性がとれて、 先程のお話にあった積み重ねにも意味がでてくるくのではないか。

【副委員長】

今、各委員から色々意見を伺っていて、「教育」という言葉の持つニュアンスについて前回

話したのだが、「教育」は誤解されやすい。目指すべきという言葉を使うと、そこが到達目標

になり、ゴールまでの合理的な仕組みを考えることになる。ただし、ここで言う子ども像は そういう意味ではなくて、やわらかい言葉であるが、1期の報告書にある「どう育って欲し いか」という何か道標的な事だと思う。こうした価値観を共有することは、行政で物事を進 めていく上で必ず必要な事である。これは、価値観が到達目標ということではなく、皆で手 を携えて頑張っていくという事。

先程、委員長が「放牧」という比喩表現を使っていたが、従来学校、家庭、地域という3 つの空間があって、それぞれの価値観が違うから子ども達にとって面白いものだったはず。 ただ最近よく言われるのが、地域や家庭も学校の価値観と同一視されていること。これに対 する批判は、一般的な議論の前提条件だったはずなので、今一度確認をして欲しい。 【委員長】

このあたりは、全体に関わる事なので、皆さんいかがか。 【委員】

放課後の居場所という事ばかりここに書かれていて、放課後、子どもがどういうふうに過 ごしたいのか、という思いと【遊びたい】という言葉が抜けている気がする。もうひとつは、 あそべえができた時に、安全で安心できる居場所をつくりましょうという思いも抜けている 気がする。最後に学年を超えて、お互い関わりあいもってほしいという思いもあるので、そ のあたりも内容的に含めて頂けるとうれしい。

【委員長】

では、他にはいかがか。 【委員】

「5.目指すべき子ども施設の機能」について

どうしても「④の地域づくり機能」という言葉が気にかかる。そこまで付加するのか。マイ ナス方向にはいきたくはないが、現状のあそべえ、学童クラブでやっている事にコミュニテ

ィワークを担わせるというのは、全然イメージができない。さらに、「⑤地域課題」にまで探

らせる、という事になると、どう理解すればいいのか。 【委員長】

まず「④地域づくり機能」は、あくまで地域活動を応援する役割のこと。基本的には、児 童館は児童館の中だけで活動していればいいのではなく、地域の団体や子ども自身のサーク ル活動なども支援していく役割を担えるという背景がある。そんなに壮大なものではない。 日々のちょっとしたスペースを貸すというのも、そうした支援活動のひとつである。どこま でやるかというのは、人によって議論の分かれるところでもある。

一方、「⑤地域課題発見」は、地域によって子ども達の様子は違う。抱えている課題に多少

の地域差もあるので、そういった課題にもそれぞれの地域特性を踏まえながら学校、保護者、 学童含め子ども達をフォロ―して取り組んでいくという意味合いである。これは必要な事。

(7)

【委員】

先程、話しがあった様に、学校、家庭、地域の中で、最近は全て学校中心の価値観で動い

ていることを自分自身、感じる所が多々ある。先程、「放牧」という言葉がでてきたが、自分

が育ってきた過去の経験の中で、学校を忘れ、親を忘れ、家を忘れて、友達同士で無邪気に 遊んだ経験が今の自分の糧になっていると感じる。放課後の色々な経験が子どもたちを逞し くし、その後の人生に役に立つ事もある。その反面、あそべえ、学童クラブの施設の安全性 の大切さもあるので、そのあたりの兼ね合いが難しいと感じる。

【委員長】

では、他にないか。 【委員】

「4、子ども施設の目的」について細かい指摘になるかもしれないが、幾つかの文面で「経 験」いう言葉が使われているが、意味合いが広く漠然とし過ぎていて、わかりにくい。もう

少しわかりやすい表現でお願いしたい。それと、「子どもの育ちに不可欠な経験」、「他の子ど

もや地域との繋がりの契機となるとともに」、というところは、前後の文章と文脈として繋が

らないと思う。

「ケア」という言葉は、どうしても福祉的な意味合いを感じざるを得ないので、他に何か適

切な言葉で検討願いたい。最後に、「2、理想的な放課後の居場所」の中で、3つ目の丸の部

分「自分で判断し、自分で責任が取れる」という部分は、確かにその通りなのだが、小学校 低学年にとってこの基準は、少々高過ぎるのではないか、と感じる。そのあたりの表現方法 も検討して頂きたい。

【委員長】

私が気になったのは、「2理想的な放課後の居場所」や、「4子ども施設の目的」について

放課後の居場所であるだけなのか。居場所であることは確かだが、果たして居場所だけの機 能をもっていればいいのかというところが、強く疑問をもっているところ。今までは、あそ べえや学童クラブも単なる居場所だったかもしれない。居場所だと施設内の活動に限定され てしまう。だが今後、保護者への支援や地域活動を含めた協力、相談体制などという役割を 強めていく事を考えると、気になる表現であり、あげておく。

続いて、「4子ども施設の目的」の中の3番目の丸「地域や関係機関との連携の中核となる

施設」。確かに理念としてはいいが、ここの中核という中味が、どうなっていくのかによって だいぶイメージが変わると思う。

最後に、武蔵野の子どもたちはどう育ってほしいのか、という部分は、とても重要なとこ ろなので、次回以降で、委員会の何人かの人たちと、事前に議論しておいたものをこの場で 話していくというかたちをとりたい。他、残りの2、3ページとあわせて質問いかがか。 【委員】

前回も意見させて頂いた事だが、「学童クラブの利用は就労条件があるから」という条件に

縛られていては、新しく物事が変わっていかない。改めてきちんと再考してほしい。 【事務局】

誰でも学童クラブに入れるのは、少し違う気がする。 【委員】

保育園でも一時保育という現状があるように、学童でも一時保育ではないが、そういうか たちでも学童クラブで受け入れていくというコンセンサスがとれれば、後は条件を整えてい けばいいのではないか。

【委員長】

現場の意見や視点も必要で、全国的には一時保育ができる所を増やしていこうという考え 方があり、地域子ども館で議論として間違った方向ではない。現場の意見としていかがか。 【学童クラブ主任指導員】

(8)

【委員長】

この議題は、きちんと議論した方がいいと思っている。今日、この場で決着つけるのでは なく、時間をかけたい。世田谷では学童とあそべえの要素を併せ持った施設があるが、自由 な出入りは認めていない。あそべえに託児機能を付与することが、子どもにとって本当にい い事なのかと、いう議論も一方ではある。

【事務局】

今回、あそべえに一部託児機能の付与を記載した事について補足説明したい。学童クラブ 利用条件として、週3日以上の就労について、就労証明書の提出によって判断している。つ まり、保護者の一定以上の就労が条件であると認識している。その部分の取扱いがあるので 学童での一時保育については、検討する必要があると考えている。諸条件については、ま た今後議論をしていく中で可能性があれば、検討していきたい。

【委員】

現状、保育園において一時保育は、就労証明は求めていないはずである。だから、その議 論は全く成立しない。それを言いだすと、逆に週5日一時保育を利用している方がいて、つ まり、就労しているが保育園に入れてない方がいる。すなわち、保育園が少な過ぎるという 事である。これは、ここで議論する事ではないが、就労証明の提出条件が、現状の縛りにな っているのは、議論として少し違うと思う。では、あそべえで一時保育を行うという議論が

過去にでていたのか。「あそべえは託児の場所ではない」という事は、常々スタッフから言わ

れてきている。こういう現在の条件のみによって、いきなりあそべえに機能を付与する事が 間違っていると感じる。

【委員長】

親にとって子どもにとって一番いいやり方は何なのかという点において、今後議論を煮詰 めていきたい。では、本日全ての議題の部分に関してで構わないので、他に意見はあるか。 【委員】

「6(2)学童クラブ事業「⑤地域との連携強化」にあるように、学童クラブの保護者の 地域組織への参加という言葉が多くでてきている。非常によくわかるし、協力すべきだと思 う。ただ、現実問題として、保護者が父母会に参加するのも厳しい現状を考えると、難しい のではないか。

【委員長】

なかなか最初は難しいところもあるかと思う。第1期の協議会では、是非という期待も強 かった。

【委員】

「企画運営会議について」

以前、議論があった様に、企画運営会議が地域参加のきっかけ、あるいは連携の核となると、 記載しているが、地域参加のきっかけではなくて、もうメンバーから抜けられない方がたく さんいるという現状を目の当たりにしているので、これをどう改善していくのか。

もうひとつ学童クラブの責任者は、主任指導員とあるが主任指導員の位置づけ、選考方法 などが挙げられる。ただキャリアが長いというだけで、選考していいのか。そのあたりも明 確にしていかないと、責任のとり方が変わってくる。

最後に、大人も楽しめる企画運営会議はどういうものか。具体的な表現でお願いしたい。 また、「障害児や配慮を要する児童への対応について」

例えば、学校、学童、あそべえなど、子どもの障害症状を3度も親が話をするのはつらい事

だと思う。親としては、そこまで説明をしなければならないのか、という気持ちになり兼ね ない。当然、1度説明は必要だが、そのあたり保護者への丁寧な対応ができないか。

「児童福祉法の改正による学童対象年齢の拡大について」

学童クラブの施設収容能力自体が、大丈夫なのか、という心配がある。 【委員】

「あそべえの一部託児機能の付与について」

PTA関連なので、父兄の側からの意見を言うと、確かに、あそべえを一部託児機能的に使う

(9)

ここに記載している一部託児機能という事であれば、今と全然変わらない。ただ、ここであ えて文章として載せるのは、いいか悪いかは別にして、施設としても使いにくくなる。

それと、「8これからの地域の新しい子ども施設の運営体制等(1)運営体制」の「高度な

研修」とは、具体的にどの様な内容の研修を行うのか。

最後に具体的な事例として、私の子どもが、野球バットとボールを買って、いざ校庭で遊 ぼうとしたら、学校の校庭で遊べないと、子どもから聞いた。あそべえの決まりで、自分で 買ったバットとボールは放課後、学校の校庭に持ち込めない。もちろん公園でも遊べない。 子どもが、放課後に、好きな野球すらできないのか。決して自由ではないという事も、自分 自身肌で感じ、大変衝撃を受けた。

【事務局】

【運営体制の高度な研修について】

子どもへの接し方や、障害をもったお子さんへの対応、アレルギー対応の知識、子どもの

生活全般の知識等と社会状況を踏まえながら、随時必要に応じて実施する事もある。 あそべえで自分の遊具が施設内に持ち込めない点については、実際、現状のあそべえでは、 そのような運営になっている。

【委員長】

以上の事を踏まえ、放課後の生活についてどうしたいのか、を明示しない限り我々は自由 自由と言っているが、先程指摘頂いた様に、全然自由ではない。他はいかがか。

【委員】

先ほど、父母会の参加も厳しいというご意見があったが、それは父母会によって差があり、 役員へも積極的に参加している父母会もある。また忙しいからこそ、地元地域に関わって欲

しいと個人的には思っているし、だからこそPTAや地域活動にも関わってきた。その地域活

動を担って下さっている方たちは、お一人お一人が複数の肩書を背負い、どなたか委員が仰 られた様に抜けられなくなっている現状もある。本来であれば、我々現役と言われる世代が 入っていかなければならないが、それが出来ていない。先ほど委員が仰られた、あそべえや 学童クラブに地域課題を探らせることが出来るのか、というご指摘もそういう背景があるか らではないのか。

そこで話を戻すが、そもそも一体何の目的があって地域の新しい子ども施設をつくろうと しているのか。地域コミュニティを活性化させることが目的なのか。それはそれで素晴らし い事だと思う。だが、コミュニティの活性化は、ここで議論し解決できる事なのか。そもそ も武蔵野市全体で抱えているコミュニティの問題は、上手くいっている父母会や野球、サッ カーチームといった地元サークル活動など、何故上手くいっているのかを考え、これから私 達の下の世代にきちんと伝えていかねばならない事ではないのか。

【委員長】

本協議会において、この企画運営会議ひとつとっても、課題はある。これから10年20年

もつ仕組みを提案していく責任がある。正直7月までは無理でも、この秋くらいまで,じっく

り集中した方がいい議題はたくさんある。ただ、今までのやり方だと、少々上滑りな気配が する。今もやっとこの時間帯になって、皆さんから意見がどんどんでてきた。もう少し時間 があれば、さらに意見がでてきたかもしれない。

そこで次回以降、少し協議会のすすめ方を変えたら、いかがか。今まで通り最初と最後は 全体でディスカッションするが、その間の時間帯はこちらから何人かを事前に指名したワー キンググループをつくり、そこで何グループかに分かれて、集中して議論した方がいい。最 後に、グループトークした原案を最終の議論の場に持ち込んで、皆で議論していかないとこ のままの進め方では、議論の核の部分については、正直夏前までにはあまり煮詰まらない気 がする。具体的に誰が、何について話して欲しいかについては、これから決めたい。この進 め方についていかがか。どなたか、今後の進め方について意見を伺いたい。

【委員】

(10)

【委員長】

当初、この様な提案をするつもりはなかったが、次回の協議会について、各委員に幾つか グループで討議してもらう。最初に全体会合を行い、途中でグループ討議を行い、最後に全 体で報告を受けたかたちで、行政側でまとめてもらう。最後の7月のまとめに向けて進めて いきたい。いかがか。

≪一同了承≫

【事務局】

では、次回以降の日程について、次回及び次々回の日時を決めたい。

≪一同で都合の良い日程の確認≫

≪以下の通り日程が決定≫

第6回開催日時は、6月12日(水)

第7回開催日時は、7月8日(月)となり、会場確保し後日連絡する。

⇒会場は武蔵野総合体育館大会議室 (6月12日)

武蔵野プレイス4階 フォーラム(7月 8日)

【委員長】

参照

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