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事務事業市民評価協議会報告書 PFI導入可能性調査に関する問い合わせと回答(2004年12月8日以降順次公開) 東京都府中市ホームページ

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(1)

平成 14 年度

府中市事務事業市民評価協議会

報告書1

( 平成 13年度市職員評価分)

平成 14 年 11 月

府中市事務事業市民評価協議会

(2)

はじめに

平成 14 年6月7日、府中市長から「事務事業評価結果の再評価について」の

検討依頼を受けた府中市事務事業市民評価協議会は、有識者と市民関係団体、

公募市民など様々な立場の委員10名により、それぞれの専門性や市民として

の視点を生かして、行政内部が実施した事務事業評価の結果に対する第三者評

価を行いました。

市長から依頼されたのは、

① 平成13年度府中市事務事業評価結果のうち、市民生活に多大な影響を

及ぼすと考えられる5事業について再評価すること。

② 平成14年度に行われる府中市事務事業評価結果のうち、市長が別途選

定する事業について再評価すること。

の2つですが、今回ご報告するのは、①の平成13年度評価分5事業についてで

す。②の平成14年度評価分については、市長からの提示を待って再評価を行い、

別途報告書を作成する予定です。

1 評価の方法

( 1) 評価の対象

事務事業市民評価協議会が今回再評価を行った事業は、平成13年度に

行われた行政内部の評価において、市民生活に大きな影響を与えると考えら

れる結果が出された次の5事業です。

ア 市民会館管理運営事業

イ 幼稚園運営事業

ウ 学校給食用牛乳代補助事業

エ 学校給食用調味料代補助事業

オ 修学旅行補助事業

( 2) 評価の視点

再評価の際には、委員各人の持つ専門的な視点や、サービスの受け手であるとともにその 負担者としての市民の視点から評価を行い、客観的で公平な判断を行うように努めました。

( 3) 評価の進め方

評価対象の5つの事業のうち、「学校給食用牛乳代補助事業」、「学校給食

用調味料代補助事業」、「修学旅行補助事業」の3事業は教育関係補助金とし

て関連性をもって評価することとし、「市民会館管理運営事業」及び「幼稚

園運営事業」と合わせて3つのテーマについて、それぞれ現場視察や関係資

料によって実態を調査し、委員全体で協議を行い、評価を加えました。

2 個別評価 別紙のとおり

なお、個別評価は、事務事業の運営状況を示す「現状分析」と、市職員

による評価に対する判断を述べた「結論」、そして、検討を行う中で「結論」

(3)

( 1) 市民会館管理運営事業

(現状分析)

市民会館管理運営事業については、現場視察を行った後、事務事業評価表のほ

か詳しい施設利用状況や管理経費の状況などを示す6種の資料と3種の参考資

料を使って、さまざまな議論を重ねて検討した。

市民会館は、昭和41年3月に「市民の福祉を増進し、かつ、地域社会の文

化の向上を図るため」市民待望のもと開館した。その後、結婚式場も併設され、

文化活動の拠点、成果発表のできる施設、大小集会が開催できる施設として、

きわめて高い利用率で運営されてきた。その後、ホール機能、集会所機能、練

習室機能を持つグリーンプラザ(昭和55年)、府中の森芸術劇場(平成3年)

の開館や集会所機能のある文化センター11館(昭和46年から)の全市的設

置が行われたことにより、ホールの稼働率は6割をきっている。また、集会・

会議室機能についても各文化センター、グリーンプラザ、女性センター、生涯学

習センターなど多数の施設により代替対応が可能となっている。さらに、結婚

式場についてはピーク時の年間554組(昭和46年度)から年間42組(平成1

3年度)に落ち込んでおり、市民会館に対する市民ニーズは開館当時に比べて

大きく減少していると考えられる。現在の利用実態は、企業法人の利用が多く、

市民福祉の増大・地域社会の文化向上といった設置目的から見るとずれが生じ

ている。

一方、開館以来36年が経過し、施設の老朽化が進んでいるため、今後、事

業がこのまま継続されれば、10億円程度の改修が必要になる。また運営経費

として年間1億円程度の市費持出しとなっている。

【結論】

グリーンプラザや府中の森芸術劇場など類似施設が多くできたことにより、

市民会館に対する市民ニーズは、開館当初に比べ大きく変化した。運営経費と

して年間約1億円、また、改修費用として今後 5 年間に10億円の市費をかけ

て維持するほど、市民全体としてのニーズがあるか、疑問である。また、市の財

政状況を考慮すると、今後、市民会館に対して大規模な投資を行うことはでき

ない。したがって、市職員による「今後の市民会館のあり方について、廃止を

含めて検討する必要がある。」、「今後予定される大規模設備改修工事については、

当面凍結すべきである。」という評価は、妥当である。

なお、改修なしで使用可能な間は、次の点を考慮し、経営改善を図りつつ、

運営する必要がある。

① 市民・文化団体等に PR を行い、利用を喚起し、施設稼働率の向上に努め

る。

② 赤字が改善できるよう投資効果を測定するなど、費用対効果を考えて事

業を行う。

【その他の意見】

3

(4)

朽化が予想されるため、公共施設全体としての運営計画を立てる中で、市

民会館について検討する必要がある。

○ 利用の極めて少ない結婚式場は廃止し、会議室機能と連動可能な施設に

(5)

( 2) 幼稚園運営事業

(現状分析)

幼稚園運営事業については、市立・私立の幼稚園の視察で実状を把握した後、

事務事業評価表のほか市内幼稚園児数・欠員状況推移や市立・私立の幼稚園比

較表、保育園比較表など11種の資料と4種の参考資料を利用して、検討を加

えた。

昭和45年4月に市立矢崎幼稚園を開園して以来、私立幼稚園とともに市立

幼稚園も市内の幼児教育を支えてきたが、現在、定員の6割程度しか在園児がい

ないため、経営効率が悪い状況である。また私立幼稚園も17園中7園におい

て計 300 人以上の定員割れをしている。運営については、私立では給食やバス

送迎、延長保育や英語教室などを実施しているところもあるが、市立では延長

保育が年1日の形で試験的に始まったところである。保護者の負担をみると一

般的な家庭では保護者補助金などの受給により、公私立間の差がないにもかか

わらず、園児1人あたりに使う市費は市立が私立に比べはるかに高額である。

一方、子育て支援の重要な施策である保育事業においては、共働き家庭の増加

などにより急増した入所希望に対応しきれず、多数の待機児童を生じている。ま

た、保育所幼児の父母には幼稚園と同様の教育的な保育を望む声があり、社会的

な幼稚園保育所一元化の流れが確認された。

【結論】

市立幼稚園3園合わせておよそ1園分の定員の空きがある。また、私立幼稚

園も7園で定員割れを起こしており、私立だけで300人余りの余裕がある。一

方、保育園では市立・私立とも多数の待機児を生じており、約250名分が不足

している。市立幼稚園の非効率と保育所の定員不足については一体的に解決の方

策を探るべきである。

したがって、市職員による「幼稚園の民間運営による保育園への転用を図る

など、再構築を図る必要がある。」という評価は妥当である。

【その他の意見】

○ 市立幼稚園に保育所機能を取り入れるなど、新しい試みを行う。

○ 幼稚園事業を民営化する。

○ 保育事業への転用にあたっては、人格形成にとって大きな影響のある年

齢であることを配慮して、しつけ・保育技術などのレベルを上げていくべ

きであり、安易な民間運営は望ましくない。

○ 幼稚園及び保育園の今後の検討の際には、保育と教育に対する父母のニ

ーズや社会的な幼保一元化の流れ、市の果たすべき役割の検討、保育が真に 必要な待機児の正確な把握、経済効率性なども十分に考慮すべきである。

(6)

( 3) 学校給食用牛乳代補助事業

( 4) 学校給食用調味料代補助事業

(現状分析)

この2つの事業については、事務事業評価表の他、多摩地域における同様の補

助の状況を示す表や学校給食費の流れを示す資料を用いて、事業を把握し検討

を行った。

多摩地域26市のうち、牛乳代補助を行っているのは府中市を含めて7市、調

味料代は同じく府中市を含めて2市しかない。

現在、これらの補助金は、食材を購入する学校給食会に市から直接渡されてい

るため、保護者にはほとんど認識されていない。

また、個人に対する補助金給付については、「原則として所得制限、あるいは

所得による段階を設ける必要がある」(「府中市行財政運営懇談会報告書」)とさ

れているが、この補助事業は一律補助となっている。

なお、この制度とは別に、生活保護制度の教育扶助と就学援助制度において、

それぞれの対象となる保護者に対して、給食費の全額が支給されている。

【結論】

個人に対する補助は、原則として所得に応じたものにすべきであり、市職員

による評価結果でも「本来、事業は、所得に応じて行うべきものであるが、本事

業では所得にかかわらず一律補助となっており、事業の再構築の検討が必要で

ある」と評価されている。しかし、本事業に対しては所得に応じた補助にする

ためには事務手続上、より煩雑となるおそれがあり、結果として事務経費が増

大することが考えられることから、一律での対応もやむを得ない。

なお、両補助事業とも保護者負担の軽減を目的とする事業であるが、牛乳1本

あたり15円、1食あたり調味料約 7 円という補助金額が、各家庭にとってどの

程度の負担軽減になっているか疑問である。また、同様の補助を行っている市は、

多摩地域26市でも極めて少なく、行っていても少額である。一方、府中市の

負担は、小中学校の合算で約6,500万円(人件費含む)となり、他市の現況

からも段階的に減額を進め、近い将来廃止にすべきである。その際は、補助の

減額・廃止がそのまま給食費の値上げに結びつかないように、仕入れ方式の改

良、メニューの工夫、新しい調理技術の導入など内部の見直しを徹底し、父母

の負担増を回避するとともに、給食の質や量を維持すべきである。

また、この補助について保護者の認識度を高めるため、一層PRに努めるべき

である。

【その他の意見】

○ 個人に対する補助は、一律ではなく、原則として所得に応じたものであ

(7)

( 5) 修学旅行補助事業

(現状分析)

修学旅行補助事業については、事務事業評価表と同事業の多摩地域での状況

を示す資料を参考にして、協議し検討を行った。

多摩地域ではほとんどの市において、修学旅行に対して何らかの補助を行っ

ている。府中市では一人当たり旅行費用平均 58,000円のうち 12,000 円を一律

に補助している。

この補助の目的は、保護者の負担軽減を図り、学校教育振興の進展を期して

全員参加を目指すこととされている。

現在、この補助は人数分が直接学校長に渡されており、保護者、生徒にはほと

んど認識されていない。

なお、この制度とは別に、就学援助制度において、対象となる保護者に対して

修学旅行費の全額が支給されている。

【結論】

個人に対する補助は、原則として所得に応じたものにすべきであり、市職員に

よる評価結果でも「所得に応じた補助とすべきである」とされている。しかし、

この事業は、保護者負担の軽減を目的とした補助事業であるとともに、修学旅

行への全員参加のために生徒をモチベートする政策的な補助としての意義もあ

ることから、一律補助が適当である。

なお、この補助について保護者の認識度を高めるため、一層PRに努めるべき

である。

【その他の意見】

○ 補助額は現状維持が望ましいが、現在の市財政の厳しい状況を考慮する

と、減額を検討すべきである。その際、説明を計画的に行って市民の合意

を得ることが必要である。

○ 個人に対する補助は、一律ではなく原則として所得に応じたものである

べきと考える。修学旅行費については、就学援助制度において、対象となる

保護者に対し全額が支給されていることから、この補助事業自体、必要かど

うか疑問である。

(8)

使用資料一覧

(全体的資料)

(1) 府中市の財政白書(広報ふちゅう記事) (2) 市民とともに考える府中市の財政白書

(3) 府中市行財政運営懇談会報告書−経常収支比率90%以下を目指して−

1 市民会館管理運営事業

(1) 市民会館管理運営事業評価表 (2) あすかホール・結婚式場利用状況 (3) 経費及び使用料収入

(4) 市民会館運営状況等調べ (5) 府中市民会館管理経費の推移 (6) 会議室利用状況

府中市市民会館条例(参考) 府中市立結婚式場条例(参考)

藤沢市市民会館の結婚式場について(参考)

2 幼稚園運営事業

(1) 幼稚園運営事業評価表

(2) 市立幼稚園就園児数推移・私立幼稚園欠員状況推移ほか

(3) 市立幼稚園就園児数と市立幼稚園定数・私立幼稚園欠員数の関係(グラフ) (4) 市立・私立幼稚園比較一覧

(5) 市内幼稚園位置図 (6) 町別 0 歳∼5 歳児人口 (7) 4・5 歳児人口推移 (8) 市内保育所の状況 (9) 幼稚園への通園理由 (10) 市立・私立保育所比較一覧

(11) 「総合計画」第 1 章2児童福祉、第 3 章 6 学校教育 府中市立北山保育所案内(参考)

立川市子育て支援ほっと保育事業(参考)

府中市ファミリーサポートセンター事業パンフレット(参考) 関連新聞記事(参考)

(9)

(2) 学校給食用調味料代補助事業評価表

(3) 給食費補助(牛乳代・調味料代)(多摩地域の状況) (4) 給食費の流れ(食材料費)

5 修学旅行補助事業

(1) 修学旅行補助事業評価表

(2) 修学旅行補助金額(多摩地区の状況)(一人当たり)

(10)

事務事業市民評価協議会の開催状況

回数 開催日 内容

第1回 平成14年 6月 7日 ・事務事業市民評価協議会委員を依頼 ・事務事業評価制度について

・事務事業市民評価協議会の日程について 第2回 平成14年 6月19日 ・市民会館視察

・市民会館運営事業について 第3回 平成14年 7月 1日 ・市民会館運営事業について 第4回 平成14年 7月15日 ・幼稚園視察(2園)

・幼稚園運営事業について

第5回 平成14年 7月29日 ・幼稚園運営事業について

第6回 平成14年 8月 7日 ・学校給食用牛乳代補助事業、学校給食用調味料代補助事 業、修学旅行補助事業について

・起草委員の選出

第7回 平成14年 8月28日 ・学校給食用牛乳代補助事業、学校給食用調味料代補助事 業、修学旅行補助事業について

第8回 平成14年 9月30日 ・報告書素案について 第9回 平成14年10月15日 ・報告書について

第 10 回 平成14年10月29日 ・報告書の最終確認について

事務事業市民評価協議会起草委員会の開催状況 回数 開催日 内容

(11)

11

事務事業市民評価協議会委員名簿

氏名 備考

1梅田 常和 公認会計士

2岡 美奈子 公募市民

3加々美 淳 (社)むさし府中青年会議所理事長

4日下部 健 サントリー武蔵野ビール工場事務長

5小西 厚子 元帝京大学教授

6近藤 克浩 公募市民

7武野 興司 NP O 府中地域福祉会えりじあ事務局長

8松川 淳子 (株)生活構造研究所代表取締役所長

9水谷 勝 中小企業診断士

10和田 安里子 女性センター登録団体連絡会副会長 ◎ :委員長、○ :副委員長

事務事業市民評価協議会起草委員会委員名簿

1 日下部 健

2 小西 厚子

参照

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