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≪全体版≫福岡県犯罪被害者等支援に関する取組指針(改定版)

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(1)

福岡県犯罪被害者等支援に関する取組指針

平成25年3月

(2)
(3)

目 次

Ⅰ 取組指針について

策定の趣旨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

Ⅱ 犯罪被害者等の状況

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

(4)

Ⅲ 基本方針

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

Ⅳ 重点課題と取組方針

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

1 重点課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

2 取組方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12

〔資料〕

(5)

取組指針について

取組指針について

取組指針について

取組指針について

策定の趣旨

策定の趣旨

策定の趣旨

策定の趣旨

誰もが犯罪に遭うことなく、安全に安心して暮らすことは、県民すべての願

いであり、被害者を支えることは社会全体の責務です。

犯罪等の被害者、その家族又は遺族(以下「犯罪被害者等」という。)は、

犯罪そのものによる直接的な被害だけではなく、精神的ショックや経済的負担、

周囲の理解不足等によるいわゆる二次的被害に苦しむ場合も多いため、犯罪被

害者等に対する県民の理解と配慮・協力をより一層促進して、犯罪被害者等の

ための施策を総合的に展開していく必要があります。

そこで、県では、犯罪被害者等基本法の基本理念にのっとり、犯罪被害者等

のための施策に関し、県の基本方針を明らかにして、その目指す方向を県民の

皆さんに示すとともに、犯罪被害者等支援に関する県の取組を体系的に整理し、

犯罪被害者等の多様なニーズに応じて、個々の施策を相互に連携させながら適

切かつ総合的に機能させることを目的として、平成25年3月に「福岡県犯罪被

害者等支援に関する取組指針(以下「取組指針」という。

」を策定しました。

その後、取組指針に基づき、犯罪被害者等の支援に関する取組を実施してき

ました。犯罪被害者等の総合相談窓口である「福岡犯罪被害者総合サポートセ

ンター」に加え、性暴力被害者をワンストップで支援する「性暴力被害者支援

センター・ふくおか」を平成

25

年7月に開設し、性暴力被害者支援の体制整備

を行いました。

また、平成

27

年度末には県内全市町村において犯罪被害者等に関する総合的

対応窓口が設置され、国においては、平成

28

年4月に第3次犯罪被害者等基本

計画が策定されました。

このような状況を踏まえ、さらに取組を推進するため、取組指針を改定する

こととしました。

県は、取組指針に従って、関係機関や民間団体と連携して、被害者の心に寄

り添いながら、犯罪被害者等の権利利益の保護を図るための取組を推進してま

いります。

(6)

犯罪被害者等の状況

犯罪被害者等の状況

犯罪被害者等の状況

犯罪被害者等の状況

県内における犯罪等の状況

県内における犯罪等の状況

県内における犯罪等の状況

県内における犯罪等の状況

(1) 女性や子どもを主な対象とする犯罪の発生状況

ア 性犯罪(強姦、強制わいせつ)の認知状況

福岡県における性犯罪の認知件数は、平成28年は 435件(強姦56件、強

制わいせつ379件)で、犯罪種別でみると、強姦及び強制わいせつはとも

に減少したものの、全国ワースト6位となっています。

全国

福岡県

性犯罪

性犯罪

強姦

強制わいせつ

強姦

強制わいせつ

24 年

8,587

1,266

7,321

517

81

436

25 年

9,063

1,409

7,654

557

90

467

26 年

8,650

1,250

7,400

499

62

437

27 年

7,922

1,167

6,755

576

84

492

28 年

7,177

989

6,188

435

56

379

イ 配偶者からの暴力に関する相談件数

福岡県における配偶者からの暴力に関する相談件数は、平成27年度は

3,157件となっています。

性犯罪認知件数(全国・福岡県、平成 24 年~平成 28 年)

資料:警察庁「犯罪統計」

(7)

ウ 児童虐待に関する相談対応件数

福岡県の児童相談所における児童虐待相談対応件数は、平成27年度は

1,229件で、平成25年度から2年連続

加しています。

(2)

重要犯罪の認知状況

福岡県における

要犯罪のう

ち殺人

、強

放火

の平成28年の

発生

認知

件数は、

殺人

56件、強

78件、

放火

39件であり、強

放火

はい

れも

年より減少しましたが、

殺人

年より

加しています。

全 国

福 岡

殺人

強盗

放火

殺人

強盗

放火

24 年

1,032

3,691

1,081

47

134

50

25 年

938

3,324

1,086

54

147

46

26 年

1,054

3,056

1,093

43

153

47

27 年

933

2,426

1,092

40

94

87

28 年

895

2,332

914

56

78

39

資料:警察庁「犯罪統計」

重要犯罪種別件数(平成 24 年~平成 28 年)

(8)

(3) 交通事故(死亡事故、飲酒運転事故)の認知件数

ア 交通事故発生状況(死亡事故)

福岡県における

交通事故

発生

件数は、平成25年は

加していますが、

的には減少

向にあります。平成28年で見ると、

発生

件数は 37,3

0

8件で3

年連続減少しており、

者数も 143

年より減少しています。

全 国

福岡県

発生件数

死者数

発生件数

死者数

24 年

665,157

4,438

43,178

161

25 年

629,033

4,388

43,678

145

26 年

573,842

4,113

41,168

147

27 年

536,899

4,117

39,734

152

28 年

499,201

3,904

37,308

143

イ 飲酒運転事故

福岡県における

飲酒運転事故

発生

件数は、

平成22年に 337件と全国ワー

スト

位となりました。

飲酒運転撲滅運動

の推進等により、平成23年から平

成26年まで

発生

件数は減少していましたが、平成28年は 158件と2年連続

加しています。

全国

福岡県

発生件数

死亡事故件数

発生件数

死亡事故件数

24 年

4,605

258

185

5

25 年

4,334

238

171

3

26 年

4,155

227

153

4

27 年

3,864

201

156

2

28 年

3,757

213

158

6

交通事故発生状況(発生件数・死者数)

飲酒運転事故発生状況(発生件数・死亡事故件数)

資料:警察庁「平成28年における交通事故の発生状況」、福岡県警察「交通事故統計資料」

(9)

犯罪被害者等の抱える様々な問題

犯罪被害者等の抱える様々な問題

犯罪被害者等の抱える様々な問題

犯罪被害者等の抱える様々な問題

(1) 直接的被害

犯罪被害者等は、犯罪等により、

生命

われる(家族を

う)

体を

つけられる、

金銭

ど財産

われるといった

生命

体、

財産上

の直接

的な被害を

けます。

(2) 事件後に直面する状況

件後に直

する

困難

な状況は、犯罪被害の種

や状況、犯罪被害者等の

状況(

ライフ

スタ

イル

、性別、年

、心

の状況、家族

成等)な

によっ

て様々です。

ア 心身の不調

[直後]

周りの

からは、

感情

がなく

落ち着

いて見えたりするために、犯

罪被害者等が

混乱

していることがよく理解されないこともあります。

じられない、

実として

められない

感情

感覚

麻痺

してしまうために

恐怖

みをあまり

じない

になる、

うっとする な

[中長期]

被害直後のショックが

落ち着

いた後も、様々な

状や

応が

てくる

ことがあります。

気持ち

感覚

自分

から切り

されたような状

になる

件に関することが

によみがえってくる

頭痛

やめまい、

、月経周

異常

[子ども]

言葉

でうまく

表現

できないために、下

のような様々な行

応が

てくることがあります。

表情

がない、いつもびくびくしている、

頭痛

等を

える

しい

赤ちゃ

りがある、

夜尿

・指し

ゃぶ

りが

まる

親へ

反抗

、不

登校

行(性

行を

む)が

まる な

[犯罪被害者等に現れることが多い精神疾患]

(10)

場合があります。

PTSD

被害の

験症

状(

フラ

ッシ

ュバ

ック)やかい

離症

状、

回避

痺症

状、

覚醒亢

状が続く状

となります。

うつ病

気分

ひど

落ち込

んで、

何事

にも

興味

てなくなります。

労感

食欲

退

、不

日常

生活

に支

れます。

パニック障害

突然動悸

しくなり、

苦しくなります。めまいや

足の

えが

発作

的にでたり、不安

外出

困難

になったりします。

イ 生活上の問題

(ア) 仕事上の困難

精神的・

体的被害のために、

仕事上

さな

スが

えたり、

仕事

の能

落ち

たり、

場の

同僚

との関係がうまくいかなくなることがあ

ります。また、

治療

のための

通院

捜査

裁判手

続のためのやむを

欠勤

が続くと、周囲に

気兼ね

をすることになりが

です。

このような状況について

場で理解を

られ

仕事

るを

ない場合もあります。

(イ) 不本意な転居など住居の問題

犯罪被害のために、

転居

したり、

自宅

居住

場所が必要になるこ

とがあります。その理

は様々です。

自宅

場になり、

被害の

れが強い

近隣

のうわさな

による

い精神的な苦

がある

自宅

場となったため、一

的に

自宅

使用

できなくなる

(ウ) 経済的な問題

直接的被害の

か、犯罪被害による

受傷

・精神的ショックのため

就業

困難

となる場合や

長期療養

護が必要となる場合な

、経済的に

することがあります。たとえ

賠償請求

に係る民

事裁判

勝訴

して

も、加害者に支

い能力が

けれ

ば賠償金

け取ることができません。

(エ) 家族関係の変化

(11)

安定な状

となり、被害の

め方の

いにより家族間のいさかいが

じるな

、家族関係に

きな

影響

がでます。

<事件後の状況>

事件後の以下の生活上の変化を「経験した」と回答した者の割合

(犯罪被害を受けたことがないとする方は、最近5年程度の期間で回答)

ウ 周囲の人の言動による二次的被害

周囲の

からの

中傷

興味

本位の

質問

はもとより、

元気

になっ

て」といった心

沿

わない安

め等で

つけられることもあります。

また、被害者支援機関・団体の

務的な対応や

明不足、不適切な

情報提

により、

や社会

の不

らせることがあります。

48% 3%

6% 5%

10% 4%

12% 5% 1%

2% 6% 3%

6%

16% 6%

19% 5%

28% 3%

13% 6%

19% 13%

13% 8% 3%

5% 9% 5%

14%

23% 28%

28% 36%

0% 10% 20% 30% 40% 50%

あてはまるものはない その他 学校や職場、地域の人々との関係が悪化した 学校や職場、地域の人々との関係が親密にな った 家族間で不和が起こった 家族間の信頼が深まった 家族が亡くなった 同居している家族の看護・介護が必要になった 同居している家族に子どもが生まれた 同居している家族が結婚した 自分に子どもが生まれた 自分が別居・離婚をした 自分が結婚した 転居(引越し)をした 長期に通院したり入院したりするようなけがや病気をした 学校または仕事を辞めた、変えた 学校または仕事をしばらく休んだ(休学、休職)

犯罪被害者等

犯罪被害を受けた経験がないとする方

(12)

※「平成

26

年度犯罪被害類型別継続調査」

(警察庁)を基に作成

エ 加害者からの更なる被害

多くの犯罪被害者等は、加害者からの

報復

ど危

害が加えられるのではな

いかという不安や

恐怖

じています。

また、加害者やその家族から「

罪が全くない」

裁判

で、責

任逃

主張

をする」な

、加害者やその家族等の被害後の

言動

に苦しむこともあ

ります。

オ 捜査、裁判に伴う様々な負担

件に関する

情報

られ

当事

者である犯罪被害者等が

捜査

から置き

りにされている

感覚

を強く

くことがあります。

捜査

裁判

過程

で行う

件の

明が被害の

となり、精神的な負担

じる場合があります。また、加害者の

から、

「被害者に

問題

があ

る」といった

主張

がされる場合もあります。

賠償請求

に係る民

事裁判

では、加害者と法

において直接向き合うこ

ともあり、さらに精神的負担を

けることとなります。

二次的被害を

けた相

手>

45% 2%

10% 5%

11% 7% 6% 3% 3%

5% 7%

19%

29%

0% 10% 20% 30% 40% 50% あてはまるものがない

その他 家族、親族 友人、知人 同じ職場、学校等に通っている人 近所、地域の人 世間の声

(インターネット掲示板への書き込みや無記名の投書等) 報道関係者 民間団体の人

(被害者支援団体、被害者団体、自助グループ) 自治体職員

(警察職員を除く、都道府県や区市町村の窓口職員等) 病院等医療機関の職員 捜査や裁判等を担当する機関の職員

(警察官、検事、裁判官等) 加害者関係者 (加害者本人・家族、弁護士等)

(インターネット掲示板への書き込みや無記名の投書等)

世間の声 加害者関係者

自治体職員

(警察職員を除く、都道府県や区市町村の窓口職員等)

民間団体の人

(被害者支援団体、被害者団体、自助グループ) (加害者本人・家族、弁護士等)

(13)

県民意識アンケート調査結果

県民意識アンケート調査結果

県民意識アンケート調査結果の概要

県民意識アンケート調査結果

の概要

の概要

の概要

福岡県では、平成 28 年

1

0

月、犯罪被害者等支援に関する

意識

につい

て、

ンター

ットによる県民

意識ア

ートを実施しました。

(1) 犯罪被害に関する意識

犯罪被害に関する

用語

について、

「二次的被害」は

5

0%

が知っていると

していますが、

「犯罪被害者等基本法」

「犯罪被害

給付

制度」は

7

0%

が知らないと

回答

しています。

県が

政令

市と

共同

で設置している総合相談窓口である「福岡犯罪被害

者総合サポートセンター」

「性暴力被害者支援センター・ふくおか」に

ついては、

7

0%

が知らないと

回答

しています。

(2) 犯罪被害者等が置かれた状況

被害者等が置かれた状況については、県民一

と犯罪被害者等を合わ

せると、

地域

てられたり、

好奇

の目で見られた」

「精

神的

ダメ

により

長期

通院

した」と多くの方が

えています。犯罪

被害者等で見ると「家族間で不

こった」との

回答

が多くなってい

ます。

(3) 犯罪被害者等が求める支援

性犯罪被害に遭った場合、

約半

数が

警察

の機関

相談又は誰にも

相談できないと

回答

しています。

必要とする支援について、被害直後は「

家による

カウ

ンセ

等の精神的

ケア

警察

等による

日常生活

における安全

保」の

回答

多く、被害を

けてから

年後においても、

家による

カウ

ンセ

等の精神的

ケア

」の

回答

が多くなっています。

(4) 犯罪被害者等の被害からの回復

犯罪被害者等が被害から

立ち

直る(

回復

する)ために

要なことは、

「家族、

族、

等の

身近

からの支援」と

回答

した

も多く、

5

0%

となっています。

回答

者数 内

訳:

犯罪被害経

なし(以下「県民一

」という。

)2,374

(14)

基本

基本

基本

基本方針

方針

方針

方針

犯罪被害者等基本法では、

国及び

団体が犯罪被害者等のための施策を

策定・実施していく

で基本となる基本理念(第3

、犯罪被害者等に対する

国民の配慮と協力(第6

)を定めています。

また、

「第3次犯罪被害者等基本計画」

(平成

28

年4月)では、犯罪被害者等

支援施策の目指すべき方向・

視点

を設定しています。

福岡県では、これらの基本法及び基本計画の方針等を踏まえ、福岡県では、犯

罪被害者等支援に関する基本方針として、次の4つを設定し、

種施策を展開し

ていきます。

(基本方針)

(基本方針)

(基本方針)

(基本方針)

犯罪被害者等の

犯罪被害者等の

犯罪被害者等の

犯罪被害者等の尊厳にふさわしい処遇を権利として保障すること。

尊厳にふさわしい処遇を権利として保障すること。

尊厳にふさわしい処遇を権利として保障すること。

尊厳にふさわしい処遇を権利として保障すること。

犯罪被害者等

犯罪被害者等

犯罪被害者等

犯罪被害者等への支援は

への支援は

への支援は

への支援は、

、個々の事情に応じて適切に行われること。

個々の事情に応じて適切に行われること。

個々の事情に応じて適切に行われること。

個々の事情に応じて適切に行われること。

犯罪被害者等

犯罪被害者等

犯罪被害者等

犯罪被害者等への支援は

への支援は

への支援は

への支援は、

、途切れることなく行われること。

途切れることなく行われること。

途切れることなく行われること。

途切れることなく行われること。

犯罪被害者等のための施策は、

犯罪被害者等のための施策は、

犯罪被害者等のための施策は、

犯罪被害者等のための施策は、県民の理解

県民の理解

県民の理解

県民の理解と協力

と協力を得ながら

と協力

と協力

を得ながら

を得ながら

を得ながら展開される

展開される

展開される

展開される

こと。

こと。

こと。

こと。

犯罪被害者等基本法

犯罪被害者等基本法

犯罪被害者等基本法

犯罪被害者等基本法(抜粋)

(抜粋)

(抜粋)

(抜粋)

平成16年法律第161号

(基本理念)

第3条

すべて犯罪被害者等は、個

尊厳

られ、その

尊厳

にふさ

わしい

処遇

を保

される権利を

する。

2 犯罪被害者等のための施策は、被害の状況及び

原因

、犯罪被害者等が置

かれている状況その

事情

に応じて適切に

講ぜ

られるものとする。

3 犯罪被害者等のための施策は、犯罪被害者等が、被害を

けたときから

び平

生活

むことができるようになるまでの間、必要な支援等を

切れることなく

けることができるよう、

講ぜ

られるものとする。

(国民の責務)

(15)

重点課題と取組方針

点課題と取組方針

点課題と取組方針

点課題と取組方針

重点課題

重点課題

重点課題

重点課題

福岡県の

状を踏まえ、犯罪被害者等の支援に関する

点課

として、次

の3つを設定します。

(重点課題

(重点課題

(重点課題

(重点課題1

1)

犯罪被害者等の平穏な日常生活への復帰に向けた総合的な施策の

犯罪被害者等の平穏な日常生活への復帰に向けた総合的な施策の

犯罪被害者等の平穏な日常生活への復帰に向けた総合的な施策の

犯罪被害者等の平穏な日常生活への復帰に向けた総合的な施策の

展開

展開

展開

展開

犯罪被害者等が

び平

日常生活へ復

するためには、精神

ケア

体的被害の

回復

、経済、

住居

等の

幅広

にまたがる

種支援施

策を総合的に展開していくことが必要です。

また、これらの支援施策が

効果

的に

活用

されるためには、犯罪被害者等に

対して適切な

情報提供

を行っていく必要があります。

(重点課

重点課

重点課

重点課題

題2

2)

個々の施策を相互に連携させ総合的に推進する体制

個々の施策を相互に連携させ総合的に推進する体制

個々の施策を相互に連携させ総合的に推進する体制

個々の施策を相互に連携させ総合的に推進する体制の強化

の強化

の強化

の強化

犯罪被害者等が置かれている状況は様々であり、必要とされる支援は多く

にわたります。こうした犯罪被害者等が

える多様かつ

深刻

問題

適切に対応するために、個々の施策を相互に連携させながら総合的に推進す

る体制づくりが必要です。

(重点課題

重点課題

重点課題

重点課題3

3)

犯罪被害者等に対する県民の理解

犯罪被害者等に対する県民の理解

犯罪被害者等に対する県民の理解

犯罪被害者等に対する県民の理解を深めるための取組強化

を深めるための取組強化

を深めるための取組強化

を深めるための取組強化

犯罪被害者等の

権が

され、

び平

日常生活

むことができるよ

うに、県民一

人ひ

とりが犯罪被害者等に関する

問題

自分自身

問題

として

(16)

取組

取組

取組方針

取組

方針

方針

方針

福岡県では、犯罪被害者等支援に関し、次の取組を推進していきます。

犯罪被害者等

犯罪被害者等

犯罪被害者等

犯罪被害者等支援に関する施策の総合的な展開

支援に関する施策の総合的な展開

支援に関する施策の総合的な展開

支援に関する施策の総合的な展開

犯罪被害等

犯罪被害等

犯罪被害等による様々な影響

犯罪被害等

による様々な影響から

による様々な影響

による様々な影響

から

から回復するための支援

から

回復するための支援

回復するための支援

回復するための支援への取組

への取組

への取組

への取組

犯罪被害者等が置かれた状況等に応じて、必要な支援が実施できるよう

に、

中長期

的な

視点

って、精神

ケア

や経済、

居住

等に関す

種施策を総合的に展開していきます。

に、犯罪被害者等

の精神的

ケア

要性に

み、

カウ

ンセ

の精神

ケア

実を図っていきます。

また、

被害の

や保護対策な

の安全

保に取り組んでいきます。

犯罪被害者等に対する情報提供

犯罪被害者等に対する情報提供

犯罪被害者等に対する情報提供の充実

犯罪被害者等に対する情報提供

の充実

の充実

の充実

突然

、犯罪等に巻き

まれた犯罪被害者等の多くは、強い精神的ショッ

ク等により、

自分

りのことすら

足にできない状況にあります。

このため、犯罪被害者等が被害直後から適切に

情報

できるように、

体を

活用

して、県が設置する「福岡犯罪被害者総合サポートセ

ンター」な

の相談窓口の周知を図っていきます。

また、犯罪被害者の

種対応窓口等において適切な

情報提供

が行われる

ように、犯罪被害者等の支援に携わる

めていきます。

施策推進のための体制づくり

施策推進のための体制づくり

施策推進のための体制づくり

施策推進のための体制づくり

関係

関係

関係機関

関係

機関

機関

機関等

等相互の連携・協力

相互の連携・協力

相互の連携・協力

相互の連携・協力

犯罪被害者等支援の様々な

にわたる施策を総合的に機能させていく

ために、県だけでなく、市町村や

、支援に携わる関係機関・団体等に

おいて、それ

提供

される支援内容や施策に関する

情報共

、個々の

における

体的な連携を強化していきます。

(17)

めるとともに、福岡県犯罪被害者等対策会

や県内全市町村に設置された

犯罪被害者等に関する総合的対応窓口を

心とした関係

部署

の連携を推進

していきます。

性犯罪被害に関する支援

性犯罪被害に関する支援

性犯罪被害に関する支援体制の

性犯罪被害に関する支援

体制の

体制の

体制の充実

充実

充実

充実

深刻

な状

りやすい被害直後の性犯罪被害者の負担を

減し、心

健康

早期回復

を図るため、「性暴力被害者支援センター・ふくおか」

において、

電話

相談や

療面

ケア

警察

添な

めた総合的

な支援を行います。さらに、被害が

潜在

化しやすい性犯罪被害者

の支援

体制の

実を図っていきます。

犯罪被害者等を支える社会づくり

犯罪被害者等を支える社会づくり

犯罪被害者等を支える社会づくり

犯罪被害者等を支える社会づくり

県民の理解の

県民の理解の

県民の理解の増進と配慮・協力への取組

県民の理解の

増進と配慮・協力への取組

増進と配慮・協力への取組

増進と配慮・協力への取組

犯罪被害者等を社会全体で支えていくという認

するため、「犯

罪被害者

間(11

/

25

12

/

1)」において、

体を

活用

して

図るとともに、関係機関・団体と連携して犯罪被害者等支援に関する

講演

会を開

するな

地域

において犯罪被害者等の置かれた状況や二

次的被害の

等について県民が

べる機会を

提供

していきま

す。

これらの機会を

して、犯罪被害者等

の配慮や犯罪被害者等支援の

種施策

の理解と協力を県民に

めていきます。

民間の

民間の

民間の

民間の犯罪被害者等

犯罪被害者等

犯罪被害者等

犯罪被害者等支援団体との連携

支援団体との連携

支援団体との連携

支援団体との連携

民間の犯罪被害者等支援団体が行う

研修

講師派遣

関係者に対

する

研修

の実施な

、犯罪被害者支援に携わる民間団体等の

材育

成を支

援していきます。

(18)

犯 罪

罪 被

被 害

害 者

者 等

犯罪被害者等支援施策の推進体制

犯罪被害者等の早期回復

保護観

察所等

検察庁

福岡県犯罪被害者支援協議会

運輸局

海上

保安部

法テラス

福岡県犯罪被害者等対策会議

情報共有

弁護士会

女性相談機関

女性相談機関

女性相談機関

女性相談機関

あすばる・ムーブ・

アミカス

福 岡 犯 罪

被害者総合

サ ポ ー ト

セ ン タ ー

福岡県警察本部

市町村

臨床心

医師会

福岡県教育委員会

暴追

センター

交通安全

協会

理士会

防犯協会

連合会

(19)

資料1 犯罪被害者等支援に向けた具体的な施策(平成29年度)

資料1 犯罪被害者等支援に向けた具体的な施策(平成29年度)

資料1 犯罪被害者等支援に向けた具体的な施策(平成29年度)

資料1 犯罪被害者等支援に向けた具体的な施策(平成29年度)

① 犯罪被害者等支援に関する施策の総合的な展開

 ○ 犯罪被害等による様々な影響から回復するための支援への取組

(48施策)

種別 施策の内容 担当課

(犯罪被害者等全般に係る施策)

「ふくおか医療情報ネット」によるPTSD治療可能な医療機関に関する情報提供の推進

「ふくおか医療情報ネット」において、心的外傷後ストレス障害(PTSD)等の診療ができる医療機関に 関する情報を提供しています。

※「ふくおか医療情報ネット」とは医療法第6条の3(医療機能情報提供制度)に基づき県内の医療機 関の医療情報をデータベース化し、県民等に対しインターネット上のホームページで医療情報を提供 するシステムです。

精神保健福祉センターにおける犯罪被害者等に対する心の健康回復支援

「精神保健福祉センター」において、うつ病等心の健康に関する講演、啓発、相談等を行います。

高次脳機能障がい者への支援の充実

交通事故等により高次脳機能障がいになられた方に対し、福岡県高次脳機能障がい支援拠点機関 において、高次脳機能障がいのある人への相談、支援等を実施します。

身体障害者手帳の交付

法律で定める一定以上の障がいがある方は、身体障害者手帳の交付を受けることができます。これ により、身体障がいのある方に対する様々な制度が利用できるようになります。

自立支援医療費の支給

被害者本人に心的外傷による精神疾患が認められ、継続的に入院によらない精神医療(通院医療) が必要な場合は、県の支給認定(申請窓口は市町村)を受けることにより、公費によって医療費の補

本県の犯罪被害者等支援に係る具体的施策について、取組方針の体系に沿って分類し、記載

しています。なお、種別は犯罪被害者等基本法で定める基本的施策に基づくものです。

 施策の内容は、犯罪被害者等への支援を直接の目的としたもののほか、犯罪被害者等が活用

できるものがあります。

医療指導課

健康増進課こころの 健康づくり推進室

健康増進課こころの 健康づくり推進室

障がい福祉課

障がい福祉課 が必要な場合は、県の支給認定(申請窓口は市町村)を受けることにより、公費によって医療費の補

助を受けることができます。(原則1割の自己負担) 障がい者虐待に対する通報窓口の設置

障がい福祉課に「福岡県障がい者権利擁護センター」を設置し、障がい者虐待に関する通報・相談に 対応しています。

(子どもに係る施策)

児童虐待に対する夜間・休日対応の充実等

「児童相談所」において、夜間・休日の電話相談員を配置し、相談体制を強化しています。また、市町 村の対応力を強化するため「児童相談所」において市町村の支援を行っています。

少年被害者に対する学校におけるカウンセリング体制の充実等

ア 少年被害者を含む生徒の心のケアに資するよう、高等学校におけるスクールカウンセラーの配置 に対して財政的に補助することにより、学校におけるカウンセリング体制の充実と生徒に対する個々 の状況に応じた学習支援を行うよう要請しています。(私学振興課)

イ 県内全ての中学校、中等教育学校及び教育事務所にスクールカウンセラーを配置しています。ま た、県内各学校区の県立高等学校及び県立特別支援学校には拠点校方式によりスクールカウンセ ラーを配置し、少年被害者を含む児童生徒が学校においてカウンセリングなどの心のケアを受けるこ とができる体制を整えています。(高校教育課・義務教育課)

ウ 学校の教職員が一体となって少年被害者を含む児童生徒等の相談等に的確に対応できるよう、 スクールカウンセラーや関係機関、地域の人材と連携しつつ、犯罪被害者である生徒の相談等に的 確に対応できるよう、教職員に対する研修の支援や各学校の取組の促進を行っています。

被害少年が受ける精神的打撃軽減のための継続的支援の推進

ア 被害少年に対して、保護者の同意を得た上で、犯罪被害者等早期援助団体「公益社団法人福岡 犯罪被害者支援センター」(以下「(公社)福岡犯罪被害者支援センター」という。)への紹介を行いま す。

イ 少年補導職員等が臨床心理学等の専門家の助言を受けつつカウンセリングを実施する等、被害 少年が受ける精神的打撃軽減のための支援を継続的に実施します。

(警)被害者支援・相 談課

(警)少年課 保健医療・福

祉サービス

障がい福祉課

障がい福祉課

児童家庭課

(20)

種別 施策の内容 担当課 (犯罪被害者等全般に係る施策)

犯罪被害者等に関する情報の保護

ア 犯罪被害者等の氏名等の発表に当たっては、犯罪被害者等とマスコミ、双方の要望を踏まえ、犯 罪被害者等のプライバシーの保護、発表することの公益性等の事情を総合的に勘案しつつ、個別具 体的な案件ごとに適切な発表内容となるよう配慮します。

イ 報道発表を行う場合には、犯罪被害者等に対し、事前に犯罪被害者等が必要としている情報の 提供がなされるように努めます。

再被害防止措置の推進

ア 同じ加害者によって再び危害を加えられるおそれのある犯罪被害者を再被害防止対象者に指定 し、検察庁、刑事施設、地方更生保護委員会、保護観察所その他の関係機関・団体と密接に連携を 図ります。

イ 犯罪被害者に対して再被害防止に資する関連情報を適切に教示するとともに、非常時の通報要 領、自主警戒の方法等について教示するなど防犯指導を行います。

ウ 必要に応じて再被害防止用装備資機材を活用するとともに、警戒措置を講ずるなどして、再被害 防止の措置を推進します。

エ 再被害防止への配慮が必要とされる場合には、関係機関と連携し、逮捕状の請求に当たり犯罪 被害者の個人情報に配慮するなど、事案に応じた柔軟な対応に努めます。

再被害防止に向けた関係機関との連携の充実

配偶者等からの暴力の被害者、人身取引の被害者、児童虐待の被害者等を保護し、再被害を防止 するため、女性相談所、児童相談所、配偶者暴力相談支援センター等との連携を充実させます。 また、学校を始めとする関係機関・団体との連絡体制や要保護児童対策地域協議会等の組織を活用 するほか、加害少年やその保護者に対する非行防止や立ち直り支援のための助言、指導等の充実 を図ります。

(女性に係る施策)

配偶者からの暴力被害者の一時保護の実施

ア 配偶者からの暴力被害者の被害直後の居場所として、福岡県女性相談所一時保護所及び委託 施設において一時保護を実施しています。

イ 加害者からの追及が厳しく、県内の施設では被害者の安全の確保が困難である場合には、県外 の施設とも連携して保護に当たっています。

配偶者からの暴力被害者の一時保護体制の充実

ア 被害者の一人ひとりの状況に応じた保護、施設整備の充実に努めるとともに、関係施設、市町村 安全の確保

(警)被害者支援・相 談課

(警)広報課

(警)被害者支援・相 談課

(警)子ども・女性安全 対策課

(警)少年課 (警) 生活保安課 (警)刑事総務課

(警)子ども・女性安全 対策課

(警)少年課 (警)生活保安課 (警)捜査第一課

男女共同参画推進課

ア 被害者の一人ひとりの状況に応じた保護、施設整備の充実に努めるとともに、関係施設、市町村 等との連携を強化します。

イ 障がいのある方や高齢者の被害者については、一時保護所での受け入れが困難な場合、市町 村と連携して被害者の状況に応じて受け入れができる施設の確保に努めます。

ウ 外国人被害者の保護に当たっては、言語、文化等の違いに配慮して対応します。

エ 男性やLGBT(セクシャルマイノリティ)被害者のホテルを活用した緊急時の安全確保を実施する とともに、一時保護施設の確保に努めます。

配偶者暴力防止法に基づく保護命令の適切な実施

「福岡県配偶者暴力相談支援センター」において、加害者を近づけないようにすることができる保護命 令制度について情報提供を行うとともに、関係機関への同行支援等を行い、円滑な手続きのための 援助を行います。

(子どもに係る施策)

児童虐待の防止、早期発見・早期対応のための体制整備等

ア 児童相談所の組織、職員等の体制強化を進めるとともに、市町村との連携の充実を図ります。ま た、地域の医療機関の協力のもと、児童虐待対応のネットワークを構築し、虐待対応の向上を図りま す。(児童家庭課)

イ 児童虐待に関する県民理解の促進のため、広報・周知を図ります。(児童家庭課)

ウ 乳児期等における虐待の早期発見・早期対応に資する「妊娠期からのケア・サポート事業」、「乳 児家庭全戸訪問事業」及び「養育支援訪問事業」の市町村での取組が充実するよう必要な支援を行 います。(健康増進課)

エ 教職員が虐待発見時に適切に対応できるよう、通告義務の周知、研修会の案内や学校から福祉 部門への定期的な情報提供の依頼等、早期発見・早期対応のための体制の整備に努めています。 (私学振興課、高校教育課)

オ 各学校等に対して、「児童虐待の防止のための学校、教育委員会等の的確な対応について」の 通知を行い、児童虐待の早期発見・早期対応を行うための体制整備を進めるよう指導・支援していま す。(義務教育課)

カ 保育所等の職員に対し、虐待の早期発見のポイントや通告義務、保護者への対応等についての 研修を実施し、早期発見・早期対応のための体制整備に努めています。(子育て支援課)

男女共同参画推進課

男女共同参画推進課

(21)

種別 施策の内容 担当課 児童虐待防止のために行う児童の死亡事例等の検証の実施

県内で死亡事例等が発生した場合に、福岡県社会福祉審議会児童福祉専門分科会に設置された児 童虐待等事例検証部会において事実の把握、発生原因の分析及び再発防止策の検証を実施してい ます。

再被害防止に向けた関係機関の連携の充実

ア 「ふくおか児童生徒健全育成サポート制度」によって、警察と学校の通報連絡体制を充実させ、連 携を図ることによって再被害の防止に努めています。

イ 福岡県学校警察連絡協議会によって警察と学校の連携を図ることによって、児童生徒の安全確 保等のために必要な情報交換等を行い、犯罪による被害防止に努めています。

児童虐待による被害児童の保護に関する関係機関の連携の充実

児童虐待による被害児童の適切な保護を図るため、要保護児童対策地域協議会を活用して、市町 村(児童福祉、母子保健)、児童相談所、保育所等、学校関係機関との連携充実を図ります。

児童虐待の防止、早期発見・早期対応のための取組

ア 児童虐待対応マニュアルの活用等により、児童虐待の発見に資する教養を実施し、職員の児童 虐待に関する知識の向上を図るなどして、事案の早期発見に努めます。

イ 児童の安全が疑われる事案については、警察職員が児童の安全を直接確認するなど、児童の安 全確保を最優先とした児童虐待の未然防止の徹底を図ります。

(上記以外の施策) 保護対策の推進

ア 保護対象者に対する危害を未然に防止するため、暴力団等から危害を受けるおそれのある者を 保護対象者として指定します。

イ 保護対象者が危害を受けるおそれの程度に応じ、その危害を防止するための必要な措置を講ず るなど、警察組織の総合力を発揮した保護対策を推進します。

行方不明者対策の強化

行方不明者の届出を受理した場合は、その者の行方に関する情報の収集を行い、必要な探索又は 捜査を行うとともに、関係機関・団体の協力を求めるなど、行方不明者を早期に発見し、保護するた 安全の確保

私学振興課 健康増進課 子育て支援課 児童家庭課 義務教育課 高校教育課

(警) 被害者支援 ・相談課 (警) 少年課 (警) 地域課 (警) 捜査第一課

(警)組織犯罪対策課

(警)子ども・女性安全 対策課

(警)地域課 (警)捜査第一課 児童家庭課

私学振興課 義務教育課 高校教育課

捜査を行うとともに、関係機関・団体の協力を求めるなど、行方不明者を早期に発見し、保護するた めの措置を講じます。

(犯罪被害者等全般に係る施策) 公営住宅への優先入居

犯罪被害により従前の住宅に居住することが困難になられた方に県営住宅の入居申込みにおいて 優遇措置を実施しています。

被害直後における居住場所の確保

ア 被害直後における犯罪被害者等の一時避難場所の確保に係る公費支出制度を積極的に運用す るとともに、その充実に努めます。

イ ハウスクリーニング料の公費支出制度を積極的に運用するとともに、その充実に努めます。 ウ 地方公共団体が行う公営住宅への入居に関する優遇制度を積極的に運用するとともに、その充 実に努めます。

(女性に係る施策)

配偶者からの暴力被害者の一時保護の実施 (再掲)

ア 配偶者からの暴力被害者の被害直後の居場所として、福岡県女性相談所一時保護所及び委託 施設において一時保護を実施しています。

イ 加害者からの追及が厳しく、県内の施設では被害者の安全の確保が困難である場合には、県外 の施設とも連携して保護に当たっています。

配偶者からの暴力被害者の一時保護体制の充実 (再掲)

ア 被害者の一人ひとりの状況に応じた保護、施設整備の充実に努めるとともに、関係施設、市町村 等との連携を強化します。

イ 障がいのある方や高齢者の被害者については、一時保護所での受け入れが困難な場合、市町 村と連携して被害者の状況に応じて受け入れができる施設の確保に努めます。

ウ 外国人被害者の保護に当たっては、言語、文化等の違いに配慮して対応します。

エ 男性やLGBT(セクシャルマイノリティ)被害者のホテルを活用した緊急時の安全確保を実施する とともに、一時保護施設の確保に努めます。

居住の 安定

県営住宅課

(警)被害者支援 ・相談課 (警)捜査第一課

男女共同参画推進課

(22)

種別 施策の内容 担当課 (子どもに係る施策)

児童虐待による被害児童の一時保護の実施

ア 児童虐待による被害児童の安全確保のため、児童相談所一時保護所及び委託施設において一 時保護を実施しています。

イ 児童虐待による被害児童の居住場所の環境改善のため、各児童相談所の一時保護所におい て、保護業務支援員や学習指導専門員を配置し、又、個室の整備を行うなど、環境改善を実施してい ます。

児童虐待による被害児童の社会的養護の実施

児童虐待の被害児童に対し、家庭に代わって養育を行うため、里親等への委託や乳児院、児童養護 施設等への入所措置を実施しています。

(犯罪被害者等全般に係る施策) 個別労働紛争解決制度の活用等

「労働者支援事務所」において、犯罪被害者等を含め労働者と事業主との間で生じた労働問題に関 し相談に応じるとともに、相談だけでは解決できない紛争については、あっせんを実施します。 年代別・対象別就職支援センターにおける就職支援

「年代別・対象別就職支援センター」において、犯罪被害者等を含め、求職者に対するきめ細かな就 職支援を実施します。

事業主等の理解の促進

DV被害者でひとり親家庭とみなされる方も含めたひとり親家庭及び寡婦に求人情報提供等の就業 支援サービスや養育費相談等の生活支援サービスを提供し、ひとり親家庭等の自立を総合的に支援 しています。

高等技術専門校における公共職業訓練

県内7校の高等技術専門校や民間の教育機関を活用した委託訓練を通じ、犯罪被害者等を含め、求 職者に対して安定的な就業につながる職業訓練を実施します。

(犯罪被害者等全般に係る施策) 医療保険の円滑な利用の確保

犯罪による被害を受けた被保険者が、医療保険を利用することが可能なことについて、周知・助言を 行います。

居住の安定

児童家庭課

雇用の 安定

労働政策課

労働政策課 新雇用開発課

職業能力開発課 児童家庭課

児童家庭課

医療保険課 行います。

DV被害者の医療保険への加入について、各市町村に周知・助言を行います。 特別障害者手当の支給

著しく重度の障がいがあるため、日常生活において常に特別の介護を必要とする20歳以上の在宅 の重度障がい者に対し、手当が支給されます。

障害児福祉手当の支給

重度の障がいがあるため、日常生活において常時の介護を必要とする20歳未満の在宅の障がい児 に対し、手当が支給されます。

障がい者となられた方の県税の減免措置等

被害者等本人が障がい者である場合には、障がいの部位・程度に応じ、県税の減免措置等(①自動 車税・自動車取得税の減免、②個人事業税の非課税・減免、③ゴルフ場利用税の非課税など)を受 けることができます。

犯罪被害給付制度の運用改善

ア 犯罪被害給付制度について、各種会合の機会や各種広報媒体を利用して周知を図るとともに、 給付制度の対象となり得る犯罪被害者等に対しては、給付制度に関して有する権利や手続について 十分な教示を行います。

イ 給付金の支給に係る裁定については、事案の内容に即して、可及的速やかに行うよう努めるほ か、仮給付制度の効果的な運用、求償権の適切な行使その他の犯罪被害給付制度の運用改善及び 関係職員への同制度の周知徹底に努めます。

公益財団法人犯罪被害救援基金との連携

犯罪被害給付制度等の公的制度では救済の対象とならない犯罪被害者等であって、個別の事情に 照らし特別の救済が必要と認められる者については、「(公財)犯罪被害救援基金」と連携のうえ、同 基金が行う支援金支給事業による救済に努めます。

障がい福祉課

税務課

(警)被害者支援 ・相談課

(警)被害者支援 ・相談課 給付金等

(23)

種別 施策の内容 担当課 医療費等の負担軽減

ア 性犯罪被害に係る初診料、処置料、緊急避妊処置費、診断書料等の公費支出制度を適切かつ 積極的に推進するとともに、これら制度の周知を図ります。

イ 身体犯被害に係る初診料及び診断書料の適切な公費支出制度を適切かつ積極的に推進すると ともに、これら制度の周知を図ります。

ウ 解剖前後の遺体搬送費及び遺体修復に対する費用の公費支出制度を適切かつ積極的に推進 するとともに、これら制度の周知を図ります。

(上記以外の施策)

犯罪被害を受けた生活保護受給者への犯罪被害者等給付金の申請指導

犯罪被害を受けた生活保護受給者に対しては、犯罪被害給付制度の説明、支援の指導を行ってい ます。

犯罪被害者等給付金を受領した場合は、自立助長という観点から自立更生に当てられる額を除き、 収入認定をしています。

(犯罪被害者等全般に係る施策) 「日本司法支援センター」との連携

「日本司法支援センター」と連携して、損害賠償の請求に関する制度や支援施策について、各機関の 相談窓口に周知し、犯罪被害者等に対する情報提供の充実を図ります。

損害賠償請求制度等に関する情報提供の充実

ア 損害賠償請求制度等の犯罪被害者等の保護・支援のための制度の概要について紹介した冊子 やパンフレット等、各種広報資料の内容を必要に応じて見直し・充実させます。

イ 上記広報資料については、警察本部、各警察署、自動車運転免許試験場の窓口等、来訪者の目 に触れやすい場所に備え付けます。

   また、各種会合の機会や各種広報媒体を活用して当該制度の周知を図ります。 証拠物件の適正な保管・管理を通じた早期還付手続等の実施

検察庁と連携し、捜査上留置の必要がなくなった証拠物件については、犯罪被害者等の意向を踏ま えた上で早期に還付等の手続を行います。

(交通事故に係る施策)

交通事故による保険金等支払い等に関する相談の実施

「交通事故相談所」において、交通事故に係る損害賠償、示談、保険金請求等に関して、交通事故相

(警)刑事総務課 保護・援護課

(警)被害者支援 ・相談課

(警) 組織犯罪対策課 (警)交通捜査課 給付金等

(警)被害者支援 ・相談課 (警)捜査第一課

損害賠償請 求への援助

生活安全課

生活安全課 「交通事故相談所」において、交通事故に係る損害賠償、示談、保険金請求等に関して、交通事故相

談員による無料相談を行っています。 (上記以外の施策)

医療事故等による被害に関する情報提供の実施

「福岡県医療相談支援センター」を設置し、弁護士による法律相談を実施し、医療事故被害者等へ訴 訟制度等の情報提供及び助言を行っています。

犯罪利用預金口座等対策による被害回復の促進

特殊詐欺等の預金口座等への振込みを利用して行われた犯罪行為により被害を受けた者に対し、 被害回復分配金が適切に支払われるようにするため、金融機関に対して当該預金口座等の不正利 用に関する情報提供を行うほか、被害者に積極的に働き掛け、被害回復に係る各種制度の教示を実 施するなど情報提供を行います。

暴力団犯罪による被害の回復の支援の充実

「(公財)福岡県暴力追放運動推進センター」及び福岡県弁護士会等との連携を強化し、暴力団犯罪 の被害者による損害賠償請求への支援等の援助措置を充実させます。

(犯罪被害者等全般に係る施策) 施設の改善

犯罪被害者等専用の相談室や被害者支援車両の活用を図るほか、犯罪被害者等の心情に配慮した 照明や内装に改善するなど、環境整備を図ります。

保護、捜査、 公判過程で

の配慮

(警)被害者支援 ・相談課 (警)施設課 医療指導課

(警)被害者支援 ・相談課 (警)生活経済課 (警)捜査第二課 生活安全課

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