企 業 等 に お け る 知 的 財 産 の 評 価 に 関 す る
調 査 研 究 報 告 書
平 成 ２ ２ 年 ３ 月
株 式 会 社 三 菱 総 合 研 究 所
C M Y K
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要 約
図 1 調 査 研 究 を 俯 瞰 す る 図 調 査 研 究 テ ー マ に 対 す る 提 言
過去 現在 将来A. 過去 け 経営方針
B. A 基 く 投資 実績数値を含 C. A B 基 企業 蓄積さ
固有 知的資産や をベ ス 強 価値創造 や 方 裏付け 知 的資産指標を含
D. C 価値創造 結果 利益 業績 数値を含
現在 将来 C及び過去から現在 関 評価 基
E. 企業 定着 今後 有効 あ 知的資産 をベ ス 今後 価値創造 や 方 裏付け 知的資産指標を含
F. 将来 確実性／ スク 認識
対処 及び らを含 今後 経営方針 G. F 経営方針 沿っ 必要 知的資産
維持 発展 行う新規／追加 投資 数値を含
H. こ らをベ ス 測さ 将来利益等 数値目標を含
裏付け 知的資産指標 持続的 利益創出 Sustaどのablづ Grはwtと
経営の品質 戦略の方向性
ャッ ュの増減 純 債の増減
E 環境
S 社会 製品／役務の品質
経営ス ンス
リーダー ップ 選択と集中
対外交渉力 リレー ョン ップ
知の創造 イノベー ョン
スピー
ームワーク 組織知
リスク管理
ガバ ンス 社会との共生
7
視 点
Rづputatどはの
企業別 産業別 国／地域別 ＫＰＩ
ニシ 競 領域
定性的 説明
Gはvづrのaのcづ
事業の性格の概要基本的な経営哲学
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め に
経 済 の 知 識 化 、 バ 化 等 に 直 面 し い る 国 の 企 業 等 に 、自
社 に 固 有 強 を 活 用 し た 更 る 差 別 化 求 め い る 継 続 的 差 別 化 を 実
現 す る た め に 、自 社 に 固 有 強 を 把 握 し 、適 に 活 用 す る 重 要 あ 、
例 え 、事 業 戦 略 や 研 究 開 発 戦 略 等 密 接 に 結 び つ い た 特 許 取 得 や 営 業 秘 密 管 理
を 行 う 等 、知 的 財 産 等 の 創 造 活 用 の 全 の 局 面 に お い 、企 業 の 無 形
強 を 適 に 評 価 す る 不 可 い る
し し 、知 的 財 産 等 の 無 形 強 の 評 価 、多 く の 場 合 そ 単 体 の
困 難 あ る の 課 題 あ 、人 的 資 産 や 関 係 資 産 、組 織 資 産 等 の 知 的 資 産
ト 事 業 性 を 加 味 し た 上 の 評 価 必 要 の 指 摘 あ る
の 点 、知 的 財 産 等 の 適 評 価 の 実 現 の た め に 、上 述 の う に 企 業 の 知 的
資 産 そ の 相 互 連 鎖 に 目 を 向 け る 必 要 あ る 、資 金 調 達 等 の 経 済 活 動 を 念 頭 に
お い た 評 価 の 適 性 を 担 保 す る た め に 、自 社 の 知 的 資 産 を 把 握 し い る 企 業 の
内 部 者 の 、外 部 評 価 者 の 間 に お い 共 通 の 理 解 を 構 築 す る 必 要 あ る
の う 状 況 認 識 の 、本 調 査 に お い 、 国 の 企 業 自 社 の 強 し
、知 的 財 産 を 含 知 的 資 産 を 適 正 に 表 現 開 示 し い く た め の 枠 組 に つ い 、
国 内 外 の 非 財 務 情 報 開 示 に 係 わ る 検 討 状 況 を 把 握 す る に 、企 業 内 実 際 に
経 営 資 源 の ネ ン ト に 用 い い る 様 々 指 標 の 実 態 、 た 、そ を 開
示 す る 場 合 の リ ト リ ト 等 を 調 査 析 し 、日 本 企 業 に 望 し
い 非 財 務 情 報 開 示 の 在 方 に つ い 検 討 し た
知 的 財 産 の 活 用 内 部 お び 外 部 に お け る 価 値 評 価 に つ い
知 的 資 産 、 わ け 特 許 権 等 の 産 業 財 産 権 や 、営 業 秘 密 そ の 他 の 知
的 財 産 権 に つ い 、企 業 価 値 の 創 造 や 向 上 に 資 す る 経 営 資 源 し 有 効 に 活 用
し う す る 観 点 、そ 有 す る 経 済 的 価 値 を 適 に 評 価 す る 必 要 性 高
い る 、 そ の 背 景 に 、 主 に 以 の う 要 請 あ る 考 え る
○ 資 金 調 達 の 滑 実 施
○ 流 通 の 滑 実 施
○ 額＆ A の 滑 実 施
の 要 請 に 応 え る た め に 知 的 財 産 の 評 価 を 行 う 必 要 あ る 一 般 的 に 、
あ る 保 有 資 産 の 経 済 的 価 値 を 評 価 す る た め の 手 法 し 、主 に「 コ ト プ
チ 「 ト プ チ 「 ン カ プ チ の 3 つ の 方 法 存 在 し
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い る 、知 的 財 産 の 価 値 評 価 に お い 、上 記 の 各 手 法 に る 評 価 基 本 る
以 に 各 手 法 の 特 徴 を 示 す
表 1 知 的 財 産 の 価 値 評 価 に 関 す る 主 手 法
称 考え方 利点 欠点
コス ロ チ
実際 要 コス 等資産 再 得 必要 コス を用い 評 価 方法
計算 容易 あ 一定 客観性を確保 未利用特許 評価 適用
開発 得 多く 費用をかけ から いっ 必 経済価 値 高い 限ら い
経済的陳腐化 機能的陳腐化 を考慮 必要 あ
マ ケッ ロ チ
類似 引事情例を参考 評価 方法
知的 産 引を参考 場 合や 株式 引等から企業価値を 求 寄 率から知的 産価値を 求 場合 あ
市場 け 引価格を基礎 客観的 評価
個別特性 高い案件 多く 比 較可能性 確保 事例 少
い
ンカム ロ チ
知的 産権 将来的 ら 期待さ 経済的利益を用い 評価 方法
知 から生 将来 益性を
価値評価 映 主観的評価 ち あ
DCF法
知的 産権 ら 将来 キ ッシ ロ を見積 こ を現在価 値 割 引い 算出 方法
企業価値評価 利用さ い 方法 あ 馴染 深い
寄 率 算定 主観 入 込 可能性 あ
ロ 免除法
対象 知的 産権を他社か ら センスを け 仮定 場 合 け か ロ
金額を 益 評価 方法
類似ロ 率 あ 事例 適用 や い
ロ 料率 関 タ
十分 場合主観 入 可能 性 あ
超過 益法
経済的利益 うち知的 産権 帰属 部分 超過利益 を算出 こ を現在価値 割 引い 算出
方法
知的 産権以外 益獲得 献 資産等 帰属 利 益を割 振 際 客観性 損 わ こ あ
称 考え方 利点 欠点
コス ロ チ
実際 要 コス 等資産 再 得 必要 コス を用い 評 価 方法
計算 容易 あ 一定 客観性を確保 未利用特許 評価 適用
開発 得 多く 費用をかけ から いっ 必 経済価 値 高い 限ら い
経済的陳腐化 機能的陳腐化 を考慮 必要 あ
マ ケッ ロ チ
類似 引事情例を参考 評価 方法
知的 産 引を参考 場 合や 株式 引等から企業価値を 求 寄 率から知的 産価値を 求 場合 あ
市場 け 引価格を基礎 客観的 評価
個別特性 高い案件 多く 比 較可能性 確保 事例 少
い
ンカム ロ チ
知的 産権 将来的 ら 期待さ 経済的利益を用い 評価 方法
知 から生 将来 益性を
価値評価 映 主観的評価 ち あ
DCF法
知的 産権 ら 将来 キ ッシ ロ を見積 こ を現在価 値 割 引い 算出 方法
企業価値評価 利用さ い 方法 あ 馴染 深い
寄 率 算定 主観 入 込 可能性 あ
ロ 免除法
対象 知的 産権を他社か ら センスを け 仮定 場 合 け か ロ
金額を 益 評価 方法
類似ロ 率 あ 事例 適用 や い
ロ 料率 関 タ
十分 場合主観 入 可能 性 あ
超過 益法
経済的利益 うち知的 産権 帰属 部分 超過利益 を算出 こ を現在価値 割 引い 算出
方法
知的 産権以外 益獲得 献 資産等 帰属 利 益を割 振 際 客観性 損 わ こ あ
出 典 ： 原 謙 三 氏 作 成 資 料 と年年ば://具具具.とち該ちにづ普発景.正景ね/なば普/詳づねど普ち該/つち年ち/2田田根田6由7.ばつて 関 大 地 会 社 の 知 的 資 産 を 「 見 え る 化 す る 方 法 中 経 出 版
渡 邊 俊 輔 編 著 「 知 的 財 産 戦 略 評 価 会 計 東 洋 経 済 新 報 社 三 菱 総 合 研 究 所 作 成
特 許 権 を 企 業 経 営 や 事 業 価 値 い う 観 点 評 価 し う し た 場 合 に 、
ュ フ の 評 価 い の あ る 、そ の 面 、 ュ フ
特 許 権 の 価 値 を 評 価 す る 場 合 に 、特 許 権 単 独 の 価 値 評 価 不 可 能 あ る
ュ フ 、 何 の 製 品 を 作 出 る 環 境 あ る 「 リ ソ
、評 価 対 象 す る 特 許 群 や 関 連 す る 、さ に 技 術 等 ビ ネ プ ン
に 応 さ 、 初 め 生 出 さ る あ る
そ の た め 、特 許 権 に つ い 「 事 業 価 値 を ベ に し け 価 値 の 算 定
不 可 能 あ 、そ の 他 の 知 的 資 産 例 え 人 的 資 産 、関 係 資 産 、組 織 資 産 の
連 鎖 を 把 握 す る 重 要 る ゆ え に 、連 鎖 る う 事 項 の う に
ビ ネ に 関 連 し い る 、そ の バ リ ュ チ ン を 的 確 に 評 価 す る 必 要
あ る
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図 Ｒ 知 的 資 産 の 分 類 イ メ ー 図
知的 産権 知的 産 知的資産
知 的 資 産
特許権 実用新案権著作権
ン 営業秘密 ウ ウ 人的資産 組織力 経営理念 顧客
ッ ワ ク 技術 借地権 電話加入権 無形資産
知的 産権 知的 産 知的資産
知 的 資 産
特許権 実用新案権著作権
ン 営業秘密 ウ ウ 人的資産 組織力 経営理念 顧客
ッ ワ ク 技術 借地権 電話加入権 無形資産
注：ここ 無形資産 貸借対照表上 計上さ 無形固
定資産 義 く 企業 保有 形 無い経営資源
全 捉え い
知的 産 知的 産権 知的 産基本法
第２条 定義 従っ い
出 典 ： 経 済 産 業 省 「 知 的 資 産 経 営 評 価 融 資 の 秘 訣 2田田根 年 4 月
図 Ｓ 知 的 資 産 の 分 類
借地権 電話加入権
等 借地権 電話加入権
等
そ 知的 産 知識 提案書/報告書
顧客 研究 タ
等 そ 知的 産
知識 提案書/報告書
顧客 研究 タ
等
そ プ セ /戦略
人的資産 提携関係 等
そ プ セ /戦略
人的資産 提携関係 等
無 形 資 産
＜知的 産*＞
知 的 資 産
社内で創出された資産 社内で創出された資産 外部か
取得した 資産 土地 建物
在庫 等 土地 建物
在庫 等
＜オンバ ン 部分＞
有 形 資 産
出 典 ： 芝 坂 委 員(あ さ 査 法 人 )提 供 資 料
昨 今 の 企 業 企 業 価 値 の 形 成 要 因 を る 、無 形 資 産 の 占 め る 比 重 大 き く
お 、そ の 中 、特 に 知 的 資 産 企 業 価 値 を 創 出 す る 源 泉 い る そ
し 、実 際 に 知 的 資 産 を 活 用 す る に 際 し 、単 に 特 許 等 の 知 的 財 産 権 の 活 用 に
る の く 、 や 人 的 資 産 い た そ の 他 の 無 形 資 産 含 め た 、
知 的 資 産 全 般 を い に 有 効 に 活 用 し い く 企 業 価 値 を 大 き く 左 右 す る の
る
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企 業 価 値 、上 述 し た 知 的 資 産 相 互 に 有 機 的 に 関 連 し 成 立 し い る の
あ る い え る 、自 社 の 企 業 価 値 を 適 正 に 把 握 し 、 つ 第 三 者 評 価 し
う た め に 、知 的 資 産 を 外 部 や す い 形 開 示 し い く 重
要 る の 点 、知 的 資 産 財 務 諸 表 に 現 に く い の あ 、実 際 の 開 示
の 場 面 、様 々 「 非 財 務 情 報 の 形 を 開 示 し い く 必 要 る
た 、本 調 査 企 業 に お け る 知 的 財 産 を め す る 非 財 務 指 標 の 収 集 開
示 に 関 す る 、 国 内 企 業 在 籍 す る Iげ、 広 報 担 当 者 お び 課 長 級 以 上 の ビ ネ
ン を 対 象 し た ン ト 調 査「 日 本 企 業 の 強 を 正 し く 伝 え る た め の 非 財 務 経
営 指 標 に 関 す る ン ト 調 査 を 実 施 し た 調 査 概 要 以 の 通 あ る
l 回答回収方法：Web ン ト 方 式
l 対 象 者： Web ン ト に 録 し 、 国 内 企 業 お び 学 術 研 究
機 関 大 学 公 的 研 究 機 関 を 含 以 「 企 業 等 表 記 に 在 籍 す
る IR、広報担当者お び課長級以上のビ ネ ン
l 実施期間：2010 年 3 月 1 日～3 月 10 日
l 回収総数：440
l 主 設問：企業の「外部環境 「事業の状態 「得意先 入 先 「 従 業 員
「 組 織 知 的 基 盤 「 リ 対 応 「 そ の 他 の 各 カ テ ゴ リ 別 の 主 非 財
務 指 標 に つ い 、 収 集 の 有 無 、 開 示 の 有 無 、 開 示 の 方 法 、 自 社 日 本 の
強 指 標 の 当 有 無 、 業 績 の 関 連 性 の 有 無
そ の 結 果 、組 織 知 的 基 盤 に 関 す る 非 財 務 情 報 の 収 集 、開 示 の 現 状 明 に
た 特 許 お び ン の 件 数 収 入 に つ い 他 の 指 標 に 比 収 集 率 、
開 示 率 に 高 く く 、そ の 情 報 十 に 提 供 さ お 、 企 業 の 評 価
に 活 用 さ い い 可 能 性 示 唆 さ た し し 、特 定 の 業 種 特 許 保 有 、
ン ン 自 社 の 強 し 認 識 さ 、 の 業 種 に お け る 積 極 的 公 表
期 待 さ る た 、業 績 の 関 連 性 、 ン プ ト 指 標 関 連 性 の 高 い 指 標
認 識 さ い る た め 、設 備 投 資 実 績 や 研 究 開 発 能 力 開 発 実 績 十 に 公 表 さ
る 期 待 さ る
知 的 資 産 経 営 に お い 業 績 に 寄 す る 知 的 財 産 を 積 極 的 に 評 価 す る
求 め お 、情 報 の 提 供 者 あ る 企 業 知 的 財 産 業 績 に 関 連 す る 指 標
を あ わ た 形 態 に る 提 供 、す わ ち 知 的 財 産 報 告 書 に お け る 業 績 関 連 指 標 の
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積 極 的 掲 載 期 待 さ る あ る
さ に 、 記 地 域 を 対 象 し 、非 財 務 情 報 開 示 に お け る 最 新 状 況 の 把 握 整
理 を 目 的 し 実 施 し た 調 査 方 法 、現 地 リ サ チ に る 電 話 リ ン
し た
l 調査地域： リ 、フ ン 、 ツ 、 ン 、 ペ ン 、
、 フ ン ン 、 ン 、 米 国 、 カ ナ
l 対象 者： 各国 にお け る会 計士 協会 た ＩＲ 協議 会、 有識 者 、開 示企 業、
の 情 報 る 公 的 機 関 (政府 年金基金等含 ) 経済団体 日本
い え 経 団 連 等 や ナ リ ト 協 会 等 国 に ン ト 先 の 属 性
異 る の ソ ン
l 主 質問：
現 状 の 確 認
○ 開 示 目 的 開 示 対 象
○ 開 示 方 法 開 示 内 容
○ 開 示 内 容 の 国 際 的 差 異
○ 開 示 効 果
○ IFげ道 の 関 係
○ 日 本 企 業 に つ い の 認 識
制 度 施 策 に 対 す る
○ 投 資 家 の
○ 企 業 側 の
○ 標 準 化 に つ い
○ 最 近 の 制 度 施 策 導 入 の 動 き
求 め る 非 財 務 情 報 の 活 用
非 財 務 情 報 開 示 の 目 的 、 開 示 方 法 の 流
先 述 の 通 、企 業 価 値 を 把 握 す る た め に 、知 的 財 産 を 含 知 的 資 産 を 広 く「 非
財 務 情 報 し 捉 え る 重 要 あ る う し た 非 財 務 情 報 、企 業 内 部 に
お い 経 営 者 経 営 上 の 断 の 根 拠 す る う 内 部 管 理 に 用 い る の あ
、さ に 、そ の 事 業 部 門 に お い 日 々 の 業 務 遂 行 上 、重 要 数 値
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成 う る
加 え 、 の う 情 報 、企 業 状 況 や 将 来 像 等 を 洞 察 す る 上 重 要 役 割 を
果 た す 考 え る た め 、投 資 家 に 代 表 さ る う 外 部 の 企 業 評 価 者 に
役 立 つ 情 報 あ る 適 に 非 財 務 情 報 を 外 部 に 開 示 す る に 、利 害 関 係
者 に 情 報 提 供 さ 、当 企 業 に 対 す る 理 解 度 向 上 、透 明 性 の 確 保 に 寄 し 、外
部 の 関 係 者 の 意 思 決 定 を 左 右 す る 指 標 に う る
し し 、企 業 評 価 者 に 、開 示 さ る 非 財 務 情 報 、企 業 活 動 の 最 終 成
果 あ る 財 務 業 績 の 関 係 を 見 い る 極 め 重 要 あ る 非 財 務 情 報
財 務 情 報 の 相 関 性 に つ い 先 行 研 究 実 施 さ お 、非 財 務 情 報 を 開 示 し
い る 企 業 、 均 的 企 業 フ ン を 超 え い る 、非 財 務 情 報
財 務 情 報 の 相 関 関 係 を 伺 え る 結 果 い る た 、非 財 務 情 報 の 開 示 や 、非
財 務 に 関 わ る 取 組 優 い る 企 業 を ト フ リ し た 株 式 指 数 の 形 成 、
F達道E4で景景つ詳、 D景具 お景普づ詳 道u詳年ちど普ち止どlど年べ I普つづ選づ詳 、 複 数 認 め た
日 本 国 内 の 取 組 及 び 海 外 の 取 組 概 要
非 財 務 情 報 開 示 を 巡 、国 際 会 計 基 準 の 動 き 相 、財 務 報 告 の あ
方 や 欧 州 を 中 心 し た 、 C道げ 在C景該ば景該ち年づ 道景正どちl げづ詳ば景普詳ど止どlど年べ頻 企 業 の 社 会 的
責 任 権の 議 論 の 延 長 、 米 国 を 中 心 し た 張 財 務 報 告 リ 情 報 開 示 の 大
議 論 進 い る
l 財務報告を補完 国際会計基準
l C道げ の議論の延長 し の財務情報 非財務情報の統合 欧州
l 財 務 情 報 を 補 完 す る リ 情 報 を 開 示 さ る 意 味 道EC の 開 示 対 象 を 充
米 国
国 際 的 に 、 2田田5 年 の E違 上 場 企 業 の IFげ道 I普年づ該普ち年ど景普ちl Fど普ち普正どちl
げづば景該年ど普で 道年ち普つち該つ詳頻 国 際 財 務 報 告 基 準 準 拠 開 始 や 、 国 連 に る 投 資 断 基
準 責 任 投 資 原 則 の 公 表 あ 、 を 機 に 非 財 務 情 報 の 認 識 高 た 感
あ る
各 国 際 機 関 等 、「 環 境 「 社 会 「 企 業 統 治 に 関 す る 諸 要 素 の 開 示 に つ い
指 針 ン を 公 表 し 、 取 組 を し い る 状 況 あ る
特 に 、 IFげ道 、 財 務 情 報 を 支 え る 非 財 務 情 報 に 大 き 意 味 を 持 た お 、
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を 支 え る ン フ し の 額C 額ち普ちでづねづ普年 C景ねねづ普年ち該べ頻 経 営 者 に る 説
明 最 近 公 表 さ た そ 、将 来 を 考 慮 し た 情 報 を 含 、財 務 情 報 に
影 響 を え る 非 財 務 情 報 、リ 情 報 そ の 管 理 の 方 法 、財 務 指 標 に 出 い
経 営 資 源 の う に 経 営 に 影 響 を え い る 、に つ い の 開 示 を 推 奨 し い
る た し 、 額C し 原 則 を 定 め る の あ る
日 本 に お い 、 金 融 庁 2田田2 年 核 月 に 「 証 券 市 場 の 改 革 進 プ
を 公 表 し 、 そ の 中 「 経 営 者 に る 財 務 経 営 成 績 の 析 額D&A に 関 す る 開
示 充 実 の 必 要 性 を 表 明 、 そ の 後 、 2田田3 年 4 月 由 日 以 降 に 開 始 す る 事 業 年 度 に 関
わ る 有 価 証 券 報 告 書 額D&A を 記 載 す る 義 務 づ け い る た 、2田田4
年 由 月 に 、 経 済 産 業 省 「 知 的 財 産 情 報 開 示 指 針 に つ い 発 表 さ た
さ に 、経 営 知 的 資 産 小 委 員 会 に お け る 検 討 を 踏 え 、知 的 資 産 経 営 報 告 を 作
成 す る 企 業 経 営 者 、及 び そ を 評 価 す る 者 の 参 考 指 針 し 、 「 知 的 資 産 経
営 の 開 示 ン を 作 成 し 、 2田田5 年 由田 月 に 公 表 さ た
米 国 、 道EC 道づ正u該ど年どづ詳 ち普つ E選正とち普でづ C景ねねど詳詳ど景普 米 国 証 券 取 引 委 員 会
開 示 制 度 改 革 の 一 環 し 、 由根核2 年 に 国 の 有 価 証 券 報 告 書 に 相 当 す る
「 F住げ額-由田か 年 次 報 告 書 の 額D&A 額ち普ちでづねづ普年圧詳 Dど詳正u詳詳ど景普 ち普つ A普ちlべ詳ど詳
景て Fど普ち普正どちl C景普つど年ど景普 ち普つ げづ詳ul年詳 景て 住ばづ該ち年ど景普詳 経 営 者 に る 財 務 状 況 及
び 経 営 成 績 の 討 議 及 び 析 導 入 を 決 定 し 20 年 経過し いる 米国証
券 取 引 所 た ナ に 上 場 し い る 企 業 、年 次 報 告 書 F景該ね由田-か や 四
半 期 報 告 書 F景該ね由田-け の 額D&A 開 示 求 め い る
欧 州 、2田田3 年 6 月 由核 日 に 欧 州 議 会 お び 欧 州 理 事 会 採 択 さ た 欧 州 議
会 理 事 会 指 2田田3 5由 EC 一 般 に 「 会 計 法 現 代 化 指 A正正景u普年ど普で
額景つづ該普ど発ち年ど景普 Dど該づ正年どvづ 挙 る
の 指 2田田5 年 由 月 由 日 施 行 、 年 次 報 告 書 に 主 リ や 不 確
実 事 項 を 含 事 業 の 状 況 に つ い 公 正 ビ ュ を 記 載 す る を 義 務 づ け
お 、会 社 の 業 績 等 の 理 解 に 必 要 限 に お い 、環 境 や 従 業 員 に 関 す る 情 報 等 、
事 業 に 関 す る 非 財 務 的 かぐI かづべ ぐづ該て景該ねち普正づ I普つど正ち年景該頻主 要 業 績 評 価 指 標
を 記 載 す る し い る
う し た 動 き に 加 え 、 C道げ や 、 企 業 の 環 境 、 社 会 、 バ ナ ン E道G の 観
点 非 財 務 情 報 の 開 示 を 求 め る 動 き 調 査 し た
非 財 務 情 報 の 開 示 に 関 し 、先 述 の ン ト 調 査 同 ン
ト 調 査 を 実 施 し い る 主 設 問 以 の 通 あ る
l 主 設問：企業の「外部環境 「事業の状態 「得意先 入 先 「 従 業 員
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「 組 織 知 的 基 盤 「 リ 対 応 「 そ の 他 の 各 カ テ ゴ リ 別 の 主 非 財
務 指 標 に つ い 、 収 集 の 有 無 、 開 示 の 有 無 、 開 示 の 方 法 、 自 社 日 本 の
強 指 標 の 当 有 無 、 業 績 の 関 連 性 の 有 無
ン ト 調 査 結 果 、非 財 務 情 報 の 開 示 に つ い 、以 の 現 状 明 に
た
図 4 回 答 者 全 体 の 非 財 務 情 報 の 開 示 に 関 す る 回 答 割 合 を 示 し い る の
開 示 率 非 財 務 情 報 を「 収 集 し い る 回 答 し た 回 答 者 の う ち「 開 示 し い る
し た 回 答 者 の 割 合 あ る
開 示 率 最 高 い の カ テ ゴ リ 2「 事 業 の 状 態 に 属 す る「 主 力 事 業 の 売 上 割
合 あ 、 7田別以 上 開 示 し い る 回 答 し い る 次 い 開 示 率 高 い 指 標
「 設 備 投 資 の 実 績 「 業 界 全 体 の 売 上 高 推 移 「 研 究 開 発 能 力 開 発 投 資 額
あ る
開 示 率 低 い 指 標 に 着 目 す る 、最 低 い の カ テ ゴ リ 6「 リ 対 応 に 属
す る「 研 究 開 発 の 失 敗 見 直 し 実 績 あ る 他 に 開 示 率 低 い 指 標 に 「 社 内
改 善 提 案 件 数 「 督 官 庁 の 指 導 件 数 「 均 年 間 総 労 働 時 間 あ る
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図 4 非 財 務 情 報 の 開 示 の 状 況 全 業 種
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 業界全体の売上高推移
主力事業 サ ビス同業他社数 業界内 ェア 過 度 業界内 ェア 将来目標 原材料市況の変化 事業関連規制の変更、立法 法令改正 製品 サ ビス品質 製品 サ ビス採算性 主力事業の売上割合 原価変化--出荷価格変化率 売上高目標達成度 将来キャッ ュフロ 見通し 顧客企業数 入れ先企業数 顧客企業 入れ先企業取引 数 新規顧客企業 新規顧客売上高比率 一取引あた 単価 顧客満足度 社員 齢構成 社員男女比率 定着率また 転出比率 従業員資格保有率 均 間総労働時間 組合組織率 設備投資の実績 研究開発 能力開発投資額 特許保有特許数 イセンス収入 社内改善提案件数 教育研修実施率 実施時間 経営者の 齢 均
営業秘密漏洩件数 現有訴訟件数 督官庁からの被指導件数 労働災害件数 スク情報のプ ス公表件数 研究開発の失敗 見直し実績 環境関連支出総額 各種表彰件数 社会 献活動また 寄付実績 過去中期経営計画目標から見た達成度 現在進行中の戦略的プロ ェクト 将来に向けた事業戦略
C1 外部環境C2 事業の状態C3 得意先入先C4 従業員C5 組織知的基C6 スク対応C7 戦略その他
開示率：全業種
出 典 ：「 日 本 企 業 の 強 を 正 し く 伝 え る た め の 非 財 務 経 営 指 標 に 関 す る ン ト 調 査 作 成
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望 し い 非 財 務 情 報 の 開 示 の あ 方
非 財 務 情 報 の 開 示 の あ 方 に 関 す る 論 点
今 後 の 望 し い 非 財 務 情 報 の 開 示 の あ 方 を 整 理 す る に 当 た 検 討 す き 論
点 し 以 を 取 上 た
l 政策的対応の意義
l フ ワ に つ い 求 め る 要 素 概 念
Ø 情報開示の対象者及び開示目的
Ø 開示情報の内容 その開示形態
Ø 情報開示対する企業の 担
l かぐI につい 求め る 要 素 概 念
Ø かぐI のカテゴリ 設定
Ø かぐI に求め る 具 体 的 要 素
Ø 日本企業の強 表す かぐI
l フ ワ かぐI の 関 係
望 し い 非 財 務 情 報 開 示 の 全 体 像
ど 基 本 的 考 え 方
非 財 務 情 報 開 示 の 全 体 像 の 検 討 に 当 た 、基 本 的 考 え 方 を 整 理 し た 原 則 、
経 済 産 業 省 の 「 知 的 資 産 経 営 の 開 示 ン を 満 た す を 前 提 し 、
さ に 独 自 性 比 較 可 能 性 、 機 密 管 理 説 明 責 任 い う 、対 立 す る 概 念
の 中 う バ ン さ る を 検 討 し た
独 自 性 比 較 可 能 性 に つ い 、比 較 可 能 性 を 担 保 し つ つ 、各 企 業 の 独 自 性 を
表 す た め の 方 策 し 、 利 用 者 の 意 思 決 定 に 関 連 し 該づlづvち普年 、 影 響 を 及
ぼ す ねち年づ該どちl 事 柄 に 焦 点 を 当 る 必 要 あ る そ し 、開 示 内 容 の
標 準 化 困 難 あ 、形 式 開 示 内 容 の 順 序 を 統 一 し 、数 値 的 指 標 を 加
え 説 得 性 を 高 め る 必 要 あ 、 存Bげ題 在づ選年づ普詳ど止lづ 止u詳ど普づ詳詳 該づば景該年ど普で
lち普でuちでづ頻 張 可 能 事 業 報 告 言 語 権 の 活 用 有 用 、 結 論 づ け た
機 密 管 理 説 明 責 任 に つ い 、営 業 秘 密 等 、企 業 の 競 争 力 の 根 幹 に 関 す る
細 情 報 秘 密 に す る 必 要 あ る い う 前 提 の 、代 理 指 標 の 活 用 の 可 能 性 を
C M Y K
xii
検 討 し た
どど 全 体 設 計
を 踏 え 、かぐI の 構 造 を 中 心 し た 非 財 務 情 報 の 開 示 の 全 体 像 を 以 の
う に 整 理 し た
l 個々の KPI の水準 企業 の 戦 略 の 関 係 に そ の 意 味 変 わ る
の あ 、知 的 資 産 お び 戦 略 の 異 る 他 社 の 間 、指 標 を 単 純 に 比
較 す る に 意 味 い
l 指標の水準 、企業 の 戦 略 に 照 し 、十 補 強 材 料 、説 明 材 料
い る 否 を 評 価 す き
l 投資家等 の配慮 し 、す の 企 業 、あ る い 特 定 の 業 種 に 限 た
し 、 共 通 し 当 る KPI い の 、 次 善 の 策 し 、 共 通 し
た カ テ ゴ リ の 設 定 お び 指 標 を 例 示 し 、 企 業 選 択 き る う に す る
どどど 適 コ ュ ョ ン に 向 け
今 後 、情 報 の 非 対 称 性 の 改 善 し 、情 報 の け 手 社 会 の 適 コ ュ
ョ ン を る た め に 、各 テ の 視 点 に 立 ち 、そ に
重 要 性 を 有 す る 情 報 を 適 に 捉 え い く 必 要 あ る そ の 上 、企 業 の 強
そ を 活 用 す る 戦 略 、い に け 手 社 会 の 関 心 チ し い る を 案
し た 情 報 開 示 を 行 い く 求 め る
C M Y K
C M Y K
C M Y K
「 企 業 等 に お け る 知 的 財 産 の 評 価 に 関 す る 調 査 研 究 委 員 会 名 簿
委 員 長
長 友 英 資 株 式 会 社 E過 ソ ツ 代 表 取 締 役
早 稲 田 大 学 大 学 院 商 学 研 究 科 客 員 教 授
委 員
加 賀 谷 哲 之 一 橋 大 学 大 学 院 商 学 研 究 科 准 教 授
勝 山 公 雄 日 本 株 式 会 社
Fu詳ど景普 額どつつlづ具ち該づ 事 業 統 括 本 部 Fu詳ど景普 額どつつlづ具ち該づ
第 二 道C 本 部 Eぐ額/BI 第 一 道C 部 部 長
加 藤 正 裕 三 菱 Ｕ Ｆ Ｊ 信 託 銀 行 株 式 会 社 投 資 企 画 部
古 賀 智 敏 神 戸 大 学 大 学 院 経 営 学 研 究 科 教 授
佐 藤 淑 子 日 本 Iげ 協 議 会 事 務 局 長
芝 坂 佳 子 あ さ 査 法 人 ソ ト ト ナ
野 村 直 秀 ン チ ュ 株 式 会 社 テ ト ナ
花 堂 靖 仁 早 稲 田 大 学 ビ ネ 特 任 教 授
藤 原 誉 康 日 本 公 認 会 計 士 協 会 経 営 研 究 調 査 会 知 的 財 産 専 門 部
会 部 会 長 公 認 会 計 士 税 理 士
船 橋 仁 株 式 会 社 代 表 取 締 役 社 長
前 川 久 治 中 小 企 業 基 盤 整 備 機 構 事 業 承 継 知 的 資 産 経 営 支 援 室
室 長
森 洋 一 日 本 公 認 会 計 士 協 会 経 営 研 究 調 査 会
サ テ ナ ビ リ テ 情 報 開 示 専 門 部 会 副 部 会 長
バ
石 原 徹 弥 経 済 産 業 省 経 済 産 業 政 策 局 知 的 財 産 政 策 室 課 長
補 佐
俣 野 敏 道 経 済 産 業 省 経 済 産 業 政 策 局 知 的 財 産 政 策 室 係 長
塚 敦 之 経 済 産 業 省 経 済 産 業 政 策 局 企 業 行 動 課
大 臣 官 企 画 官 企 業 制 度 担 当
藤 村 啓 介 経 済 産 業 省 経 済 産 業 政 策 局 企 業 行 動 課 課 長 補 佐
梶 本 直 樹 特 許 庁 総 務 部 企 画 調 査 課 活 用 計 画 班 長
井 文 皓 特 許 庁 総 務 部 企 画 調 査 課 活 用 計 画 班
C M Y K
委 員 会 の 開 催
日 時 実 施 場 所
第 1 回 2009 年 12 月 21 日 月
午 前 10～12 時
東 京 国 際 フ G407 会議室
第 2 回 2010 年 3 月 4 日 木
午 前 10～12 時
大 手 町 フ ト カ ン フ ン
Room C
第 3 回 2010 年 3 月 16 日 火
午 前 10～12 時
株 式 会 社 三 菱 総 合 研 究 所
ナ 室 B
C M Y K
目 次
要 約
委 員 会 名 簿
I. め に ...1
調 査 研 究 の 目 的 、 必 要 性 ...1
委 員 会 に る 検 討 ...1
. 知的財産の活用 内部お び外部における価値評価につい ...2
知 的 財 産 評 価 の 必 要 性 ...2
資金調達の 滑 実施 ...2
流通の 滑 実施...2
M＆A の 滑 実施 ...3
知 的 財 産 の 評 価 方 法 及 び 利 用 に つ い ...4
主 評価方法 ...4
知 的 財 産 価 値 評 価 の 難 し さ ...6
特許単独 の評価の難しさ ...6
不動産 比較した評価の困難性 ...6
知 的 資 産 非 財 務 情 報 開 示 の 必 要 性 ...8
無形資産の比重の増大 ...8
無形資産における知的資産お び知的財産権 ...9
知的資産 非財務情報の開示 ... 11
具 体 的 事 例 ... 11
経済産業省の事例... 11
KPI 重要業績達成指標 を活用した事例 ... 14
i 知財 ネ ン ト に お け る KPI の利用 ... 14
ii KPI に る価値評価 考慮す き ン ト ... 15
６ ン ト 、 海 外 調 査 結 果 概 要 示 唆 ... 15
国内 ン ト 調 査 ... 15
i 調査の方法 ... 15
ii 調査の結果 ... 16
iii 考察 ... 22
海外調査 ... 24
C M Y K
i 調査目的 方法につい ... 24
ii リ ン 結 果 ... 25
. 求め る 非 財 務 情 報 の 活 用 ... 35
非 財 務 情 報 開 示 の 目 的 、 開 示 方 法 の 流 ... 35
非財務情報収集 開示 行わ る リ ト ... 35
内部管理目的の非財務情報 収集方法お び目的の具体例 ... 39
外部開示を行う非財務情報 開示方法お び目的の具体例 ... 40
i 外部 の情報開示の現状 ... 40
ii 非財務情報開示の目的 ... 43
非 財 務 情 報 財 務 情 報の 相 関 関 係 に る 国 内 外 の 実 証 析 に つ い
... 44
i 非財務情報 財務情報の相関関係研究の紹介 ... 44
ii CSR 情報開示の経済効果に関する調査 ... 51
iii 国連 バ コ ン ト の 実 施 企 業 株 価 指 数 の 関 係 ... 52
iv CSR 等の非財務情報を 案した株式指数 ... 54
日 本 国 内 の 取 組 お び 海 外 の 取 組 概 要 ... 57
財務報告の補完の観点 ... 57
i 各国動向の概観 ... 57
ii 個別団体等の取組 ... 65
CSR/ESG 情報開示の観点 ... 77
i 全般的 動向 ... 77
ii 日本における ESG 情報開示に係わる取組 ... 81
iii 海外の ESG 情報開示に係わる取組 ... 96
国内外の取組の整理 ... 99
i 非財務情報開示のフ ワ の 整 理 ... 99
ii 非財務情報開示における KPI の位置付けに関する整理... 107
海 外 調 査 に つ い ... 116
調査目的 方法につい ... 116
リ ン 結 果 ... 117
i リ ... 117
ii フ ン ... 123
iii ツ ... 130
iv ン ... 136
v ペ ン ... 146
C M Y K
vi ... 151
vii フ ン ン ... 157
viii ン ... 164
ix 米国 ... 174
x カナ ... 180
非 財 務 情 報 に 関 す る 国 内 ン ト 結 果 ... 188
調査の目的 概要... 188
i 目的 ... 188
ii 概要 ... 188
調査結果 ... 189
i 非財務情報の収集 ... 189
ii 非財務情報の開示 ... 192
iii 開示の方法... 196
iv 企業業績 の関連性 ... 204
v 新た 収集 ... 206
調査結果 得 る 示 唆 ... 207
i 収集 開示 ... 207
ii 非財務情報の開示媒体 ... 207
. 望 しい非財務情報の開示のあ 方 ... 208
非 財 務 情 報 の 開 示 の あ 方 に 関 す る 論 点 ... 208
政策的対応の意義... 208
i 日本発の バ ン 策 定 の 意 義 ... 208
ii 国際会計基準導入に伴う非財務情報開示の の 向 上 ... 208
フ ワ に つ い 求 め る 要 素 概 念 ... 209
i 情報開示の対象者及び開示目的 ... 209
ii 開示情報の内容 その開示形態 ... 210
iii 情報開示に対する企業の 担 ... 212
KPI につい 求め る 要 素 概 念 ... 215
i KPI のカテゴリ 設定 ... 215
ii KPI に求め る 具 体 的 要 素 ... 218
iii 日本企業の強 を表す KPI ... 221
フ ワ KPI の関係 ... 226
望 し い 非 財 務 情 報 開 示 の 全 体 像 ... 228
基本的 考え方 ... 228
C M Y K
i 独自性 比較可能性 ... 228
ii 機密管理 説明責任 ... 229
求め る 要 素 ... 229
現在の諸外国の動き の整理 ... 229
全体設計 KPI の構造 ... 229
ビ ネ テ ン の 今 後 の 潮 流 ... 229
６ 適 コ ュ ョ ン に 向 け ... 229
資 料 編
資 料 国 内 ン ト 調 査「 日 本 企 業 の 強 を 正 し く 伝 え る た め の 非 財 務 経
営 指 標 に 関 す る ン ト 調 査 ... 237
資 料 国 内 リ ン 概 要 ... 248
資 料 リ ン 概 要 ... 249
資 料 文 献 リ ト ... 284
C M Y K
C M Y K
C M Y K
I. め に
調 査 研 究 の 目 的 、 必 要 性
経 済 の 知 識 化 、 バ 化 等 に 直 面 し い る 国 の 企 業 等 に 、自
社 に 固 有 強 を 活 用 し た 更 る 差 別 化 求 め い る 継 続 的 差 別 化 を 実
現 す る た め に 、自 社 に 固 有 強 を 把 握 し 、適 に 活 用 す る 重 要 あ 、
例 え 、事 業 戦 略 や 研 究 開 発 戦 略 等 密 接 に 結 び つ い た 特 許 取 得 や 営 業 秘 密 管 理
を 行 う 等 、知 的 財 産 等 の 創 造 活 用 の 全 の 局 面 に お い 、企 業 の 無 形
強 を 適 に 評 価 す る 不 可 い る
し し 、知 的 財 産 等 の 無 形 強 の 評 価 、多 く の 場 合 そ 単 体 の
困 難 あ る の 課 題 あ 、人 的 資 産 や 関 係 資 産 、組 織 資 産 等 の 知 的 資 産
ト 事 業 性 を 加 味 し た 上 の 評 価 必 要 の 指 摘 あ る
の 点 、知 的 財 産 等 の 適 評 価 の 実 現 の た め に 、上 述 の う に 企 業 の 知 的
資 産 そ の 相 互 連 鎖 に 目 を 向 け る 必 要 あ る 、資 金 調 達 等 の 経 済 活 動 を 念 頭 に
お い た 評 価 の 適 性 を 担 保 す る た め に 、自 社 の 知 的 資 産 を 把 握 し い る 企 業 の
内 部 者 の 、外 部 評 価 者 の 間 に お い 共 通 の 理 解 を 構 築 す る 必 要 あ る
の う 状 況 認 識 の 、本 調 査 に お い 、 国 の 企 業 自 社 の 強 し
、知 的 財 産 を 含 知 的 資 産 を 適 正 に 表 現 開 示 し い く た め の 枠 組 に つ い 、
国 内 外 の 非 財 務 情 報 開 示 に 係 わ る 検 討 状 況 を 把 握 す る に 、企 業 内 実 際 に
経 営 資 源 の ネ ン ト に 用 い い る 様 々 指 標 かぐI の 実 態 、 た 、 そ
を 開 示 す る 場 合 の リ ト リ ト 等 を 調 査 析 し 、日 本 企 業 に
望 し い 非 財 務 情 報 開 示 の 在 方 に つ い 検 討 し た
委 員 会 に る 検 討
本 調 査 研 究 に 関 し 専 門 的 視 点 の 検 討 、 析 、助 言 を 得 る た め に 、専 門
的 知 見 を 有 す る 学 識 経 験 者 等 構 成 さ る 調 査 研 究 委 員 会 を 設 置 し 、委 員 会 に
お い 、 以 に 例 示 す る 点 を 踏 え 議 論 取 め を 行 た
1. 知的財産の評価を取 巻く現状につい
2. 企業の非財務情報開示に係わる国際的 状況につい
3. 企業内における KPI の活用実態につい
4. 知的財産を含めた非財務情報の開示に係る実務お び課題 問題点につい
－1－
C M Y K
. 知的財産の活用 内部お び外部における価値評価につい
知 的 財 産 評 価 の 必 要 性
知 的 資 産 、 わ け 特 許 権 等 の 産 業 財 産 権 や 、営 業 秘 密 そ の 他 の 知
的 財 産 権 に つ い 、企 業 価 値 の 創 造 や 向 上 に 資 す る 経 営 資 源 し 有 効 に 活 用
し う す る 観 点 、そ 有 す る 経 済 的 価 値 を 適 に 評 価 す る 必 要 性 高
い る 、 そ の 背 景 に 、 主 に 以 の う 要 請 あ る 考 え る
資 金 調 達 の 滑 実 施
特 に 中 小 企 業 経 営 に お い 、企 業 を 経 営 、資 金 調 達 の 両 面 サ ト す る 各 地
域 金 融 機 関 し 、融 資 に あ た 当 企 業 の 経 営 状 態 を 審 査 す る 場 合 、帳
簿 上 の 赤 状 態 や 債 務 超 過 の 発 生 い た 財 務 情 報 定 情 報 の を 断 基 準
す る の く 、そ の 企 業 有 す る 技 術 力 や 販 売 力 、経 営 者 の 資 質 い た 、数
表 い 定 性 情 報 に つ い 適 に 評 価 す る 必 要 る
た 、一 般 に 不 動 産 担 保 融 資 や 個 人 保 証 、企 業 の 資 金 供 給 を 滑 化 す る 等
の 効 果 認 め る さ い る 、そ の 一 方 、そ 物 的 人 的 担 保 に 過 度
に 依 存 し た 融 資 金 融 仲 介 機 能 の 低 を た す
由従 、金 融 機 関 し 、
取 引 先 企 業 の 不 動 産 担 保 や 個 人 保 証 に 依 存 、当 企 業 の 事 業 に 関 す る 価 値 を
見 極 め 融 資 を 行 う 手 法 を 徹 底 す る 重 要 あ る
流 通 の 滑 実 施
知 的 財 産 「 財 産 い 、物 的 実 体 を 伴 わ い 無 形 資 産 あ る た め 、
そ の 資 産 価 値 を 客 観 的 に 断 す る た め の 共 通 の 尺 度 構 築 さ け 、流
通 を 進 さ る 困 難 あ 、 流 動 化 等 に る 有 効 活 用 き い
近 年 産 業 構 造 の 変 化 を 背 景 し 、企 業 持 続 的 成 長 を 実 現 し 、 た
バ 競 争 を 勝 ち 抜 く た め の 手 段 価 値 創 造 バ 、従 来 の 有 形 資 産
無 形 資 産 に 移 つ つ あ る そ に 伴 、知 的 財 産 を 戦 略 的 に 流 通 活 用 す
由 独 立 行 政 法 人 中 小 企 業 基 盤 整 備 機 構 中 小 企 業 の た め の 知 的 資 産 経 営 実 践 の 指 針 知 的 資 産 経 営 フ ナ ン 調 査 研 究 編 (独 立 行 政 法 人 中 小 企 業 基 盤 整 備 機 構 、 2008 年 10 月 )
－2－
C M Y K
る の 注 目 従 来 に 増 し 高 い る 、そ の た め に 知 的 財 産 を
め す る 無 形 資 産 の 価 値 適 に 評 価 さ る 必 要 あ る
額＆ A の 滑 実 施
近 年 、 競 争 優 位 性 を 持 つ 他 社 の 技 術 や 知 的 財 産 権 の 取 得 を 主 た る 目 的 し た
額&A 企 業 の 合 併 買 収 増 加 し い る 、 そ の 中 主 に 、 業 界 の 再 編 に つ
る う 大 型 額&A や 海 外 の 有 力 企 業 の 間 に お け る 額&A に お
い 、対 象 企 業 有 す る 知 的 財 産 に つ い 細 ュ リ ン 行 わ
お 、さ に 実 際 の 契 約 交 に お い 、保 有 知 的 財 産 に 関 す る 資 産 価 値 の
有 無 主 焦 点 の 一 つ る 多 く 、ゆ え に 無 形 資 産 に つ い 適 価 値 評
価 い の い る
2特 に ベ ン チ 企 業 、 バ ベ ン チ 、企 業 価 値 の 維 持 向 上 に
資 す る 資 産 自 社 保 有 の 特 許 権 の 、 い た あ る 、上 記 の
う 企 業 に お い 、そ の 事 業 価 値 を 正 確 に 評 価 す る た め に 、特 許 権 を め
す る 産 業 財 産 権 の 価 値 評 価 必 要 る
2 財 団 法 人 知 的 財 産 研 究 所 企 業 再 編 に お け る 特 許 権 等 の 取 扱 い に 関 す る 調 査 研 究 報 告 書 成 20 年 度 特 許 庁 産 業 財 産 権 制 度 問 題 調 査 研 究 報 告 書 、2009 年 3 月
－3－
C M Y K
知 的 財 産 の 評 価 方 法 及 び 利 用 に つ い
主 評 価 方 法
一 般 的 に 、あ る 保 有 資 産 の 経 済 的 価 値 を 評 価 す る た め の 手 法 し 、主 に「 コ
ト プ チ 「 ト プ チ 「 ン カ プ チ の 3 つ の 方 法
存 在 し い る 、知 的 財 産 の 価 値 評 価 に お い 、上 記 の 各 手 法 に る 評 価
基 本 る 以 に 各 手 法 の 特 徴 を 示 す
表 1 知 的 財 産 の 価 値 評 価 に 関 す る 主 手 法
称 考え方 利点 欠点
コス ア ローチ
実際 要 コス 、 等資産の 再 得 必要 コス を用い 評 価 方法
計算 容易 あ 一定の 観性を確保 未利用特許の評価 適用
開発 得 多くの費用を け い 、必 経済価 値 高い 限 い
経済的陳腐化、機能的陳腐化 を考慮 必要 あ
マー ッ ア ローチ
類似の 引事情例を参考 評価 方法
知的 産の 引を参考 場 合や、株式 引等 企業価値を 求 、寄 率 知的 産価値を 求 場合 あ
市場 け 引価格を基礎
、 観的 評価
個 特性の高い案件 多く、比 較可能性 確保 事例 少
い
インカムア ローチ
知的 産権 将来的 期待 経済的利益を用い 評価 方法
知 生 将来の 益性を
価値評価 映 主観的評価 ち あ
DCF法
知的 産権 将来のキ
ッ ローを見積 、こ を現在価 値 割 引い 算出 方法
企業価値評価 利用 い 方法 あ 、馴染 深い
寄 率の算定 主観 入 込 可能性 あ
ロイ 免除法
対象 知的 産権を他社 イセンスを け 仮定 場 合 け 、 べ ロイ の金額を 益 評価 方法
類似ロイ 率のあ 事例 適用 や い
ロイ 料率 関 ータ
十分 場合主観 入 可能 性 あ
超 益法
経済的利益のうち知的 産権 帰属 部分 超 利益 を算出 こ を現在価値 割 引い 算出
方法
知的 産権以外 、 益獲得 献 資産等 帰属 利 益を割 振 際 観性 損 わ こ あ
称 考え方 利点 欠点
コス ア ローチ
実際 要 コス 、 等資産の 再 得 必要 コス を用い 評 価 方法
計算 容易 あ 一定の 観性を確保 未利用特許の評価 適用
開発 得 多くの費用を け い 、必 経済価 値 高い 限 い
経済的陳腐化、機能的陳腐化 を考慮 必要 あ
マー ッ ア ローチ
類似の 引事情例を参考 評価 方法
知的 産の 引を参考 場 合や、株式 引等 企業価値を 求 、寄 率 知的 産価値を 求 場合 あ
市場 け 引価格を基礎
、 観的 評価
個 特性の高い案件 多く、比 較可能性 確保 事例 少
い
インカムア ローチ
知的 産権 将来的 期待 経済的利益を用い 評価 方法
知 生 将来の 益性を
価値評価 映 主観的評価 ち あ
DCF法
知的 産権 将来のキ
ッ ローを見積 、こ を現在価 値 割 引い 算出 方法
企業価値評価 利用 い 方法 あ 、馴染 深い
寄 率の算定 主観 入 込 可能性 あ
ロイ 免除法
対象 知的 産権を他社 イセンスを け 仮定 場 合 け 、 べ ロイ の金額を 益 評価 方法
類似ロイ 率のあ 事例 適用 や い
ロイ 料率 関 ータ
十分 場合主観 入 可能 性 あ
超 益法
経済的利益のうち知的 産権 帰属 部分 超 利益 を算出 こ を現在価値 割 引い 算出
方法
知的 産権以外 、 益獲得 献 資産等 帰属 利 益を割 振 際 観性 損 わ こ あ
出 典 ： 原 謙 三 氏 作 成 資 料 と年年ば://具具具.とち該ちにづ普発景.正景ね/なば普/詳づねど普ち該/つち年ち/2田田根田6由7.ばつて3 関 大 地 会 社 の 知 的 資 産 を 「 見 え る 化 す る 方 法 中 経 出 版
渡 邊 俊 輔 編 著 「 知 的 財 産 戦 略 評 価 会 計 東 洋 経 済 新 報 社 三 菱 総 合 研 究 所 作 成
、コ ト プ チ 、当 資 産 を 、実 際 に 取 得 す る た め に 要 し た 費 用 に
基 づ い 評 価 す る 方 法 あ る の 手 法 、評 価 の 前 提 し 用 い る 数 値 に つ い
客 観 性 担 保 さ る を 利 点 す る 、一 方 、過 去 の 取 得 費 用 を 基 礎 す
る 、知 的 財 産 の う 、将 来 に わ た 収 益 を 創 出 す る 資 産 の 評 価 に
3 サ ト 最 終 2010 年 3 月 17 日 以 同 様
－4－
C M Y K
－5－
馴 染 い い う 点 あ る
次 に 、 ト プ チ 、当 資 産 を 、市 場 ト に お け る 取
引 価 格 、あ る い 類 似 す る 取 引 に お け る 価 格 に 基 づ い 評 価 す る 方 法 あ る 実
際 の 取 引 価 格 を 基 礎 す る た め 客 観 性 の 確 保 図 る 、一 方 、知 的 財 産 に つ
い 、株 式 の う 一 般 的 に 売 買 取 引 さ る 市 場 確 立 し い い た め 、そ の
点 比 較 可 能 性 を 有 す る 事 例 少 い 言 う 点 あ る
最 後 に 、 ン カ プ チ 、当 資 産 に つ い 、将 来 の 経 済 的 価 値 を 見 積
る に 評 価 す る 方 法 あ る の プ チ に 類 さ る 代 表 的 手
法 し 「 DCF Dど詳正景u普年づつ Cち詳と Fl景具 法 「 テ 免 除 法 「 超 過 収
益 法 あ る
実 際 に 、 以 上 の 各 手 法 価 値 評 価 に 用 い る 場 面 し 、 表 2 の 軸 に
示 す 考 え る そ の に 適 し た 手 法 の 組 合 わ 以 の
通 あ る 表 2 参 照
表 Ｒ 知 的 財 産 の 価 値 評 価 必 要 局 面
◎
△
△ -
-
○ コス ア ローチ
○
○
◎
△
○
◎ -
-
○ マー ッ ア ローチ
- -
-
△
○ -
◎
◎ -
コス ア ローチ
相続税 法人税
内部管 理目的 の評価 権利侵
害訴訟 け 評価 担保価
値の評 価 実施許 諾 け 評
価 売 価 格決定 け 評価 税法上の評価
務会 計上の 評価 額&A
け 評価手法 評価
評価 必要 局面
◎
△
△ -
-
○ コス ア ローチ
○
○
◎
△
○
◎ -
-
○ マー ッ ア ローチ
- -
-
△
○ -
◎
◎ -
コス ア ローチ
相続税 法人税
内部管 理目的 の評価 権利侵
害訴訟 け 評価 担保価
値の評 価 実施許 諾 け 評
価 売 価 格決定 け 評価 税法上の評価
務会 計上の 評価 額&A
け 評価手法 評価
評価 必要 局面
凡例
◎：理論的 、 ー 上妥当 方法 、実際 多く利用
○：実際 多く利用
△：やや利用 -：利用 い い
：理論的 、 ー 上妥当 方法 い のの、適用 難 い 、実際 あ 利用 い い
出 典 ： 渡 邊 俊 輔 編 著 知 的 財 産 ― 戦 略 評 価 会 計 東 洋 経 済 新 報 社 、 2田田2 年 6 月 三 菱 総 合 研 究 所 作 成
C M Y K
知 的 財 産 価 値 評 価 の 難 し さ
上 述 の う に 、知 的 財 産 の 価 値 を 評 価 す る 必 要 性 や 重 要 性 高 お 、実
際 に い く つ の 評 価 指 標 用 い い る 、 一 方 知 的 財 産 以 の う 、
有 形 資 産 異 る 特 有 の 評 価 の 難 し さ あ る
特 許 単 独 の 評 価 の 難 し さ
特 許 権 を 企 業 経 営 や 事 業 価 値 い う 観 点 評 価 し う し た 場 合 に 、
ュ フ の 評 価 い の あ る 、そ の 面 、 ュ フ
特 許 権 の 価 値 を 評 価 す る 場 合 に 、特 許 権 単 独 の 価 値 評 価 不 可 能 あ る
ュ フ 、 何 の 製 品 を 作 出 る 環 境 あ る 「 リ ソ
、評 価 対 象 す る 特 許 群 や 関 連 す る 、さ に 技 術 等 ビ ネ プ ン
に 応 さ 、 初 め 生 出 さ る あ る
そ の た め 、特 許 権 に つ い 「 事 業 価 値 を ベ に し け 価 値 の 算 定
不 可 能 あ 、そ の 他 の 知 的 資 産 例 え 人 的 資 産 、関 係 資 産 、組 織 資 産 の
連 鎖 を 把 握 す る 重 要 る ゆ え に 、連 鎖 る う 事 項 の う に
ビ ネ に 関 連 し い る 、そ の バ リ ュ チ ン を 的 確 に 評 価 す る 必 要
あ る
不 動 産 比 較 し た 評 価 の 困 難 性
知 的 財 産 権 の 価 値 評 価 に お い 、知 的 財 産 、将 来 に お け る 収 益 を 生 出 す
を そ の 本 質 す る 、「 将 来 得 る 収 益 の 可 測 性 確 保 さ く
い の 点 に つ い 、既 に 価 値 評 価 の 技 術 的 体 系 確 立 し い る 不 動
産 の 価 値 評 価 比 較 す る 、 以 の 3 点 課 題 し 挙 る 図 由 参 照
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