1 ●杉並景観録
K
eikan-R
oku
SU
GI
N
AMI
ι
ಕ
៎
᪼
第
十
九
号
1
2
3 5
6
7 8
4
●発行日 平成 26 年 3 月 25 日
●発 行 杉並区都市整備部まちづくり推進課 TEL.3312-2111( 代 )
橋
｜
日
常
を
支
え
る
｜
﹁
橋
﹂
と
い
う
と
ど
ん
な
橋
を
思
い
浮
か
べ
ま
す
か
？
レ
イ
ン
ボ
ー
ブ
リ
ッ
ジ
、
日
本
橋
、
東
京
ゲ
ー
ト
ブ
リ
ッ
ジ
な
ど
で
し
ょ
う
か
。
巨
大
な
橋
は
と
て
も
印
象
的
で
、渡
る
と
き
は
﹁
お
っ
、
橋
を
渡
る
な
﹂
な
ん
て
意
識
し
て
し
ま
い
ま
す
よ
ね
。
で
は
、
私
た
ち
の
住
む
杉
並
区
に
あ
る
﹁
橋
﹂
と
い
う
と
、
ど
ん
な
橋
を
思
い
浮
か
べ
ま
す
か
？
実
は
、
区
内
を
走
る
河
川
と
水
路
、
鉄
道
、
道
路
を
ま
た
ぐ
橋
の
数
は
、
全
部
で
140
を
超
え
ま
す
。
と
こ
ろ
が
、
区
内
の
橋
の
多
く
は
全
長
15
ｍ
未
満
、
幅
６
ｍ
未
満
の
小
さ
な
規
模
で
、
普
段
利
用
し
て
い
る
道
に
橋
が
含
ま
れ
て
い
る
こ
と
を
意
識
す
る
方
は
あ
ま
り
い
な
い
の
で
は
な
い
で
し
ょ
う
か
。
た
と
え
ば
、
河
川
に
か
か
る
身
近
な
橋
を
思
い
浮
か
べ
て
み
て
く
だ
さ
い
。
対
岸
の
景
色
を
自
然
に
つ
な
ぎ
、
そ
の
周
り
に
多
く
あ
る
み
ど
り
の
う
つ
ろ
い
や
水
の
流
れ
を
眺
め
る
特
等
席
に
な
る
、
そ
れ
が
杉
並
の
橋
で
す
。
そ
し
て
、
立
派
な
橋
や
個
性
的
な
橋
は
あ
り
ま
せ
ん
が
、
実
は
橋
ひ
と
つ
ひ
と
つ
に
目
を
向
け
て
み
る
と
、
欄
干
の
形
や
足
元
の
タ
イ
ル
の
模
様
な
ど
、
さ
ま
ざ
ま
な
表
情
を
見
る
こ
と
が
で
き
ま
す
。
私
た
ち
の
生
活
に
寄
り
添
い
、
日
常
を
支
え
る
橋
。
い
つ
も
の
通
り
道
に
あ
る
橋
に
ち
ょ
っ
と
目
を
向
け
て
み
て
は
い
か
が
で
し
ょ
う
か
。
新
し
い
景
色
が
見
え
て
き
ま
せ
ん
か
。
2 寺前橋 1 落合橋
7 相生橋
3 梢橋
5 蔵下橋
3 梢橋 8 塚山橋
6 松見橋
7 相生橋
玉川上水
神田川 善福寺川 妙正寺川
3 ●杉並景観録 杉並景観録● 2
すぎなみ／ひと／まちなみ
S P E C I A L E D I T I O N
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荻外荘
（荻窪 2-43）
案内図
※現在は敷地内には入れません。 ●荻窪駅南口から徒歩 15 分
●荻窪駅南口より関東バス【荻 51】川南、シャ レール荻窪行きに乗車。シャレール荻窪北か ら徒歩７分。
毎年好評の景観ある区マップの新作 ができました。
第 4 弾となる今回は「西荻窪・上井 草編」です。
公共施設だけでなく、みどり、神社 仏閣など、色々なところをまとめてみ ました。
昨年度発行の荻窪北・下井草編と あわせてまち歩きしてみてはいかが ですか？
まちづくり推進課（区役所西棟３階） ほか、区内図書館、駅前事務所等で配 布しています。
＊ ３
Tekigai-sou
ᖴ
ݰ
ᖯ
ʴ
ʈ
ˌ
˅
﹁荻
外
荘
﹂
は
昭
和
２
年
、
荻
窪
に
住
ん
で
い
た
医
学
博
士
・
入
澤
達
吉
氏
が
、
伊
東
忠
太
氏
に
設
計
を
依
頼
し
て
造
っ
た
建
物
で
、
当
初
は
﹁
楓
荻
凹
處
﹂
と
呼
ば
れ
て
い
ま
し
た
。
そ
の
後
、
こ
こ
を
大
変
気
に
い
っ
た
近
衞
文
麿
氏
が
、
昭
和
12
年
に
入
澤
氏
よ
り
自
宅
と
し
て
譲
り
受
け
、
当
時
の
元
老
・
西
園
寺
公
望
氏
に
よ
り
﹁
荻
外
荘
﹂
と
名
付
け
ら
れ
ま
し
た
。
南
斜
面
の
高
台
に
位
置
す
る
当
時
の
荻
外
荘
か
ら
は
、
善
福
寺
川
を
一
望
に
収
め
、
富
士
山
も
遠
く
に
眺
め
る
こ
と
が
で
き
た
そ
う
で
す
。
昭
和
12
年
７
月
、
第
一
次
近
衞
内
閣
が
発
足
す
る
と
、
た
び
た
び
荻
外
荘
で
重
要
な
会
談
や
会
議
が
開
か
れ
る
よ
う
に
な
り
、
多
く
の
要
人
が
こ
の
地
を
訪
れ
ま
し
た
。
そ
の
後
近
衞
氏
は
二
度
内
閣
総
理
大
臣
を
務
め
、
昭
和
15
年
の
第
二
次
近
衞
内
閣
組
閣
の
際
に
は
荻
外
荘
が
組
閣
本
部
と
な
り
、
周
辺
は
取
材
の
た
め
の
テ
ン
ト
で
溢
れ
た
そ
う
で
す
。
し
か
し
、
昭
和
20
年
の
太
平
洋
戦
争
終
戦
後
の
12
月
、
近
衞
氏
は
こ
こ
で
服
毒
自
殺
を
し
、
そ
の
後
荻
外
荘
が
大
々
的
に
世
間
で
取
り
沙
汰
さ
れ
る
こ
と
も
な
く
な
り
ま
し
た
。
一
時
期
吉
田
茂
氏
が
仮
住
ま
い
を
し
た
時
期
も
あ
り
ま
し
た
が
、
昭
和
35
年
に
は
荻
外
荘
の
玄
関
と
客
間
部
分
が
巣
鴨
の
天
理
教
東
京
教
務
支
庁
へ
移
築
さ
れ
、
近
衞
氏
の
取
得
時
の
半
分
程
度
の
大
き
さ
と
な
り
ま
し
た
。
し
か
し
、
今
も
豊
か
な
み
ど
り
と
重
厚
な
雰
囲
気
の
建
物
と
門
構
え
は
、
歴
史
的
・
文
化
的
な
雰
囲
気
を
醸
し
出
し
て
お
り
、
地
域
の
重
要
な
景
観
施
設
と
な
っ
て
い
ま
す
。
＊
１
近
衞
文
麿
五
摂
家
︵
鎌
倉
時
代
に
成
立
し
た
藤
原
氏
嫡
流
で
公
家
の
家
格
の
頂
点
に
立
っ
た
５
家
の
こ
と
︶
の
筆
頭
で
あ
る
近
衞
家
の
第
30
代
当
主
で
、
３
度
に
渡
り
内
閣
総
理
大
臣
を
務
め
た
。
＊
２
伊
東
忠
太
明
治
か
ら
昭
和
期
の
建
築
家
。
工
学
博
士
・
東
京
帝
国
大
学
名
誉
教
授
。
独
特
の
様
式
を
持
っ
た
築
地
本
願
寺
な
ど
の
作
品
を
残
す
。
＊
３
入
澤
達
吉
東
京
帝
国
大
学
医
学
部
教
授
・
東
京
帝
国
大
学
付
属
医
院
長
・
同
大
学
医
学
部
長
・
宮
内
省
侍
医
頭
等
を
歴
任
し
た
医
師
。
伊
東
忠
太
氏
と
は
義
理
の
兄
弟
︵
夫
人
同
士
が
姉
妹
︶
に
あ
た
る
。
ಧ
Ͱ
ʱ
ˎ
ˑ
ᖴ
ݰ
ᖯ
ʴ
ג
平
成
24
年
、
近
衞
家
が
こ
こ
を
手
放
し
、
大
規
模
な
開
発
が
行
わ
れ
る
と
い
う
噂
が
た
ち
ま
し
た
。
こ
こ
を
大
切
に
思
う
地
域
の
人
々
に
よ
り
荻
外
荘
保
存
の
た
め
の
要
望
書
が
杉
並
区
へ
提
出
さ
れ
、
か
ね
て
よ
り
こ
の
場
所
の
重
要
性
を
感
じ
て
い
た
区
は
、
荻
外
荘
を
含
む
敷
地
を
譲
り
受
け
る
こ
と
に
決
め
ま
し
た
。
そ
し
て
、
荻
外
荘
を
活
か
し
た
公
園
を
整
備
す
る
た
め
、
そ
し
て
荻
外
荘
の
整
備
に
合
わ
せ
て
大
田
黒
公
園
や
角
川
庭
園
と
い
っ
た
周
辺
に
あ
る
多
く
の
景
観
資
源
も
活
か
し
た
ま
ち
づ
く
り
を
進
め
る
た
め
に
、
荻
外
荘
周
辺
ま
ち
づ
く
り
懇
談
会
を
設
置
し
ま
し
た
。
ᖴ
ݰ
ᖯ
ʱ
ᥰ
ʟ
ˑ
ʰ
ԅ
ಷ
Ζ
ʴ
ᄤ
ṓ ኃ ᄤṔ Ɗ ƒ Ƌ Ɛṓ భ ؤ ṝ Ṕ म Ҹ ྑ ᦉ ױ ʒ ᖴ ݰ ᖯ ˘ Ի ३ Ɗ ƒ ƌ Ɛṓ భ ؤ ṜṝṔ म ᥆ ᜓ ௦ ᴻ ʒ ג ̴ Я ዷ ͜ ญ ᥆ ᜓ ӈ ᆄ Ɗ ƒ ƍ Ɖṓ భ ؤ ṜṠṔ म ዷ Η ญ ᥆ ᜓ ӈ ᆄ ᖴ ݰ ᖯ ʭ ᖴ ኽ Ϝ ៧ ʒ ᜋ ˕ ˒ ˑ Ɗ ƒ ƍ Ɗṓ భ ؤ ṜṡṔ म ዷ ͡ ญ ᥆ ᜓ ӈ ᆄ Ɗ ƒ ƍ Ǝṓ భ ؤ ṝṛṔ म ݺ भ ິ ૄ Δ Ꮁ ૄ ᥆ ᜓ ௦ ᴻ ᷞ ᖴ ݰ ᖯ ʭ ಊ ๐ ᔭ ๆ Ɗ ƒ Ə Ɖṓ భ ؤ ṞṠṔ म ႖ ̴ ᦽ ԋ ˘ ݹ Ⴖ ௗ ʱ ኄ ጮ Ƌ Ɖ Ɗ Ƌṓ भ સ ṝṟṔ म ಧ Ͱ ʒ ᢏ Ҹ ؘࠪ
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ᖴ
ݰ
ᖯ
ؔ
˄
ʧ
ʫ
ʕ
ː
ઝ
៧
Ϝ
ʴ
୧
ഓ
平
成
25
年
５
月
か
ら
平
成
26
年
１
月
の
間
に
開
か
れ
た
計
６
回
の
懇
談
会
の
中
で
、
学
識
経
験
者
、
区
民
委
員
か
ら
さ
ま
ざ
ま
な
意
見
が
出
さ
れ
、
こ
れ
を
も
と
に
﹁
荻
外
荘
周
辺
ま
ち
づ
く
り
懇
談
会
の
ま
と
め
﹂
を
作
成
し
ま
し
た
。
今
後
は
、
こ
の
ま
と
め
を
参
考
に
、
新
た
に
専
門
家
や
地
域
の
方
々
か
ら
の
意
見
を
聞
き
な
が
ら
荻
外
荘
の
利
活
用
と
周
辺
の
関
連
ま
ち
づ
く
り
に
つ
い
て
検
討
を
し
て
い
く
予
定
で
す
。
※
報
告
書
は
区
公
式
ホ
ー
ム
ペ
ー
ジ
、
ま
ち
づ
く
り
推
進
課
︵
区
役
所
西
棟
３
階
︶
に
て
閲
覧
で
き
ま
す
。
（右と上）現在の荻外荘
（下）庭から臨む荻外荘【昭和 35 年以降】 （上から）
入澤氏所有時の玄関【昭和 2 年∼ 12 年】 入澤氏所有時の荻外荘と庭
【昭和 2 年∼ 12 年】 居間から庭を臨む【昭和 35 年以降】
ᖴ
ݰ
ᖯ
ʮ
ʵ
荻
窪
駅
南
口
か
ら
10
分
ほ
ど
歩
き
、
大
田
黒
公
園
の
正
門
前
の
道
を
さ
ら
に
５
分
ほ
ど
南
へ
進
ん
で
い
く
と
、
石
造
り
の
門
柱
に
木
製
扉
の
重
厚
な
門
が
見
え
ま
す
。
こ
の
門
の
奥
に
ひ
っ
そ
り
と
た
た
ず
ん
で
い
る
建
物
、
こ
れ
が
荻
外
荘
で
す
。
こ
こ
は
か
つ
て
、 １
近
衞
文
麿
氏
の
邸
宅
だ
っ
た
と
こ
ろ
で
、
建
築
家
・ ２
伊
東
忠
太
氏
が
設
計
し
、
彼
の
木
造
邸
宅
建
築
で
唯
一
現
存
す
る
も
の
だ
と
い
わ
れ
る
、
大
変
貴
重
な
も
の
で
す
。
そ
し
て
、
戦
前
か
ら
終
戦
後
ま
で
近
衞
氏
の
私
邸
と
し
て
政
治
の
舞
台
の
中
心
と
な
り
、
新
聞
に
何
度
も
﹁
荻
外
荘
﹂
の
文
字
が
掲
載
さ
れ
、
荻
窪
の
地
名
が
一
躍
世
に
知
ら
れ
る
よ
う
に
な
る
き
っ
か
け
と
な
っ
た
場
所
で
も
あ
り
ま
す
。
正門
天理教東京教務支庁（豊島区）の 荻外荘移築部分
荻外荘の扁額（西園寺氏書） 空からみた荻外荘【平成 24 年 5 月 24 日撮影】
｢ＮＰＯ法人東京を描く市民の会｣ による「杉 並の残したい風景」と題した作品約 30 点を、阿 佐谷地域区民センター内のぶらっどりーで展示し ました。今年は絵画だけでなく、切り絵で風景を 切り取ったも
のも出品され、 杉並の風景を それぞれ違っ た目線からと らえた力作が 並びました。
11 月 9 日∼ 17 日
阿佐谷地域区民センター
展示「杉並の残したい風景展」
11 月 11 日∼ 15 日
あんさんぶる荻窪
「荻窪の魅力をデザインする」
展示・発表
「今」だから考えたい杉並の景観
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11 月 2 日
大田黒公園
大田黒公園周辺地区
景観まちづくりイベント
大田黒公園内の記念館で は、大田黒元雄氏が愛用し た 1900 年製スタインウェ イのピアノの音色を楽しむ コンサートを開催しました。 石井コンラード絵里子さ んの演奏で、ドビュッシー の「月の光｣ など 8 曲が披 露されました。
また、茶室では、地元の茶道家・神津紀子さん を席主に迎えてお茶会を開催しました。華やかな 雰囲気の中、おいしいお茶とお菓子を楽しみました。
ピアノの前でお話しを する石井さん
11 月 10 日
角川庭園
すぎなみ詩歌館まつり
角川庭園でのイベントで 毎回好評のお茶会、俳句の 魅力や楽しみ方を解説した 講演会「初めての俳句」、杉 並江戸落語研究会による「角 川寄席」を行いました。 特に、初めて行った「角
川寄席」は、とても好評で、終始笑いがあふれていま した。
噺中の荻灯亭飯太さんてきとうていいいんだ
●●● ●●● ●●● ●●● ●●● ●●● ●●●
大田黒公園
角川庭園 青梅街道
●
● ●
荻外荘
●荻 窪 駅
●
● ●
●
●
善福寺川
荻窪地域 区民センター 荻窪二丁目
桃井二小南
正門 荻窪保健センター
荻窪高校
西郊 ロッヂング
シャレール荻窪北
●
桃井第二 小学校
●
環
状
八
号
線
荻窪電話局前 荻窪四丁目
天沼陸橋南
● ぶらっどりーの展示
工学院大学建築 学 部 の 学 生 5 グ ループによる、荻 窪の魅力や特徴を 活かしたまちづく りの提案の、模型 とパネルを展示し
ました。また、13 日には発表会を開催し、 参加者との意見交換を行いました。
杉並景観録● 4
ι ಕ ៎ ᪼
ι ಕ
ι
ι ಕ
ಕ ៎ ᪼
n
e
w
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表彰式では、副区長から表彰状と記念品が手渡され、受賞者の方の感想と選考 委員による講評を発表したのち閉会しました。
引き続き、「歴史・文化を感じさせるまち『荻窪』の景観のこれから」をテーマ に景観シンポジウムが開かれました。山田幸正氏（首都大学東京教授）による基 調講演「歴史あるまちなみづくり」では、日本のまちなみ保存の歴史のほか、他 自治体の事例を交えたまちなみ保存の手法などについてお話がありました。バラ バラにある文化財や景観要素を点で保存するのではなく、それぞれを「そのまち『ら しさ』」を生かしたストーリーでつなぎ、面的にまちなみを保存すること、まちな みづくりの主役は地域住民であることについて、映像を交えながら話されていま した。
続いてパネルディスカッションでは、コーディネーターに髙見澤邦郎氏（首都 大学東京名誉教授）、出演者に山田幸正氏、角川庭園の管理運営を受託している NPO 法人すぎなみ学びの楽園、地域の町会長をお迎えし、荻窪のまちなみづくり について意見交換をしました。話題の中心となったのは、荻窪の新しい見どころ
景観シンポジウム・第 11 回杉並「まち」デザイン賞表彰式を開催しました
11 月 17 日 荻窪地域区民センター
である荻外荘で、荻外荘の 建築的価値についての解説 のほか、NPO など民間の力 を活用した周辺のまちづく りの手法を検討する必要性、 荻外荘の持続可能な活用の ためには区民の力が重要で あること、地域の方々が荻 外荘に期待するところなど
について意見が出されました。質疑応答では来場者から、荻外荘を歴史認識を議 論する場にしてほしい、荻外荘以外の歴史的に重要な建物等の保存にも力を注い でほしい、地域の散策マップの作成や案内板の設置をしてほしい等の意見が出さ れました。
※基調講演、パネルディスカッションの詳細は、区公式ホームページにてご覧いただけます。
パネルディスカッションのようす
つきあたりの
オアシス
袋小路がロータリー状になってお り、みどり溢れる植込みが開かれ た庭のようになっている。前所有 者が馬車がえしとして作ったもの のなごりとのこと。
第11回杉並「まち」デザイン賞が決まりました
第 11 回まちデザイン賞のリーフレットを配布しています。区民事務所・分室、駅前事務所、図書館、地域区民センター、まちづくり推進課（区役所西棟３階）、区公式ホームページにてご覧ください。
杉並「まち」デザイン賞は、自然と歴史に調和し、杉並らしい魅力
的なまちなみづくりに貢献する建築物等を表彰するもので、開始は
平成元年。第 11 回を迎えた今回は 55 件の応募があり、選考委員
による選考を経て６件が表彰されました。
救世軍恵みの家
優しい色合いの高さを抑えた建 物と植栽された広い歩道が、通 りの空間を広く感じさせる。
南荻窪
（旧神明町）
の家
昭和８年に建てられた洋館で、門柱やみ どりも含め、趣ある外観がきれいに保た れている。
花の絶えない庭
１年中花の絶えない開放的な庭で、 樹木も美しく手入れされている。
沓掛のいえ
道路に面したみどりが柔らかくまちな みに繋がり、夜は大きな窓が行燈のよ うに通りを照らす。
オオイタビの塀
オオイタビで緑化された塀が２軒 並んできれいに手入れされてお り、美しい景観になっている。
杉並区内全域
家の塗り替え
には
届出が必要
です。
景観法・杉並区景観条例にもとづき、杉並区全域が景観計画区域に指定されており、塗り替えを含む建物 の外観変更を伴う行為には、事前届出が義務付けられています。 ※既存と同色の塗り替えも含まれます。
対象建物≫≫一般地域では、高さ 10m 以上または延べ面積 1,000㎡以上の規模のもの 景観形成重点地区では、規模に関わらず全部
詳しくは、まちづくり推進課（03-3312-2111）まで電話でお問い合わせされるか、インターネットで「杉並区 景観」でご検索ください。
