第 6 公 社 等 改 革 に基づ く公 益 法 人 の解 散 ・
統 合 につ いて
1 解 散 時 の会 計処理 につ い て
宮 崎 県公 社 等 改 革指針 ( 平成 1 6 年 3 月 ) に 基 づ き、複 数 の公 益 法 人 が解 散 した。 そ の際 の残 余財 産 の確 定処理 及 び受 入 法人 の受入 処理 につ いて検 討 を行 つた。なお 、解 散
とな った 法人 の 一
覧 は以 下 の とお りで あ る ( 他の財 団等 と統合 した もの を除 く。) 。
法人名 解 散 年 月 残 余財 産金 額 等 残余財産の寄附先等 ( 財) 宮崎 県 青少年
研 修 協 会
平 成 17年 3月 31日
438千 円 宮 崎 県 438千 円
( 財) み や ざ き 21 世紀 戦 略推 進 財 団
平 成 17年 3月 31日
1, 084, 176 千 円 ( 清算 事務 費控 除 前)
宮崎 県 産業 支援財 団 76, 514千 円、清算事 務費 320千 円、 宮持県 1, 007, 283千 円
( 財) みや ざき長 寿 社会推 進 機 構
平成 18年 7月
1 1 日
4 4 1 ,2 1 2 千 円 ( 清 算 事務 費控 除後 )
社 会 福 祉 法 人 宮 崎 県 社 会 福 祉 協 議 会 4 4 1 ,2 1 2 千円 ( 財) 宮崎 県 消費 者
協会
平 成 1 8 年 3 月 3 1 日
収支差額 41千円 宮 崎 県への 返 還 す る
基本財 産 680千 円 ( 清算 事務 費控 除 前 )
清 算 事 務 費 に 充 当 す る
( 財) 宮崎 県社 会福 祉 基 金
平成 18年 1月 4日 ( 3月 31 日清 算 結 了 )
1 ,2 5 6 , 3 0 0 千 円 ( 清算 事務 費 控 除 後 )
宮 崎 県 社 会 福 祉 協 議 会 1 , 2 5 6 , 3 0 0 千円
( 財) 宮崎 県漁 業振 興 基金
平成 18年 8月 503, 888千 円 財 団 法 人 宮 崎 県 水 産 振 興 協 会 5 0 3 ,8 8 8 千 円
( 財) 宮崎 県 人権 啓 発 協会
平 成 1 9 年 3 月 3 1 日
3 , 6 9 0 0 千円 ( 清算 事務費 控 除前)
( 1) 財 団 法人 宮崎 県 漁 業 振興基金 ( 平成 18年 8月 解 散 )
財 団法人 宮 崎 県 水産 振 興 協会 ( 以下 、「水 産 協会」 とす る) は 平成 18年 11月 に財 団 法人 宮崎 県漁 業振 興基 金 ( 以下 「漁 業基金 」 とす る) が 解 散 した後 、当法人 か ら残 余財 産 の寄附 を受 け、業務 の 引 き継 ぎに伴 う漁 業振 興総合 対 策 を実施して い る。この漁 業振 興総 合 対策 事 業 で は、漁 業基 金 か らの寄附金 を財源 と して 、宮崎 県漁業 協 同組 合連 合 会 が行 う水 産 関係 団 体 の組 織 の強化 、漁 業 の担 い手育成 にか か る事 業及 び漁 業者 に よ る操 業 の効 率化 にか か る事 業 の経 費 につ い て 、補 助 を行 つて い る。
ア 引 き継 い だ事業 の概 要 と平成 18年 度の事 業 実施 金額
( ア) 水 産 関係 団 体組 織 強化 事 業
宮崎 県漁 業 協 同組 合 連 合 会 が漁業経 営 、漁 家経 済 向上 の た め に行つた宮崎 県漁 協販 売 事 業改 革 検討 協議 会 運 営 に要す る経 費 に対す る補助 を行つた。
補 助 額 : 500千 円
( イ) 漁 業担 い手対 策 事 業
宮 崎 県漁 業 協 同組 合 連 合 会 が漁 業担い 手 育成 確 保 のた め に行 つた 青壮 年 部 並 び に 女性 部 連 絡 協議 会活 動 等 に要す る補 助 を行つた。
補 助額 : 296千円
( ウ) 漁 業 振 興 緊急対 策 事業
燃 油価 格 の 高騰 な ど漁 業 環 境の急 激 な変化 に対応 す るた め に漁 業 者 が行 うグル ー プ操 業 に よ る効 率化 事 業 に要 す る経 費 に対 す る補 助 を宮崎 県 漁 業 協 同組 合 連 合 会に 対 して行 つた。
補 助 額 : 443, 309千 円
なお 、 こ こで解 散 した漁 業 基金 の寄附行 為 ( 一般 の会社 で い う 「定款 」 に 当 る。) の
一
部 を参 考 と して掲 載す る。
( 目的 )
寄附行 為 第 3 条 こ の 法人 は、水産 業 に係 る社会 的経 済的 基盤 の整 備 開発 事 業 を推 進 し、もつて時 代 の要請 に即応 した水 産 業 の形成 を図 り、併せ て地域 経 済 の発 展 に寄 与す る こ とを 目的 とす る。
( 事業 )
寄附行為 第
4条 こ の法人は、前条の目
的を達成す るため次の事業を
行 う
。
① 漁
業振興対策事業
② 漁
場環境保全対策事業
③ 水
産団体組織強化事業
④ 教
育啓蒙指導事業
⑤ そ
の他前条の目
的を達成す るために必要な事業
( 解散及 び残 余 財 産 の処分)
寄附行 為 第 29条 こ の法人 は、民 法 第 68条 第 1項 、第 2号 か ら第 4号 まで の規 定 に よるほか、理 事会 にお いて、理事 現在 数 の 4分 の 3以 上 の 同意 の得 、宮崎 県知 事 の許 可 が あ つた とき解 散す る。
2. 解 散 の とき存 す る残 余財 産 は、理 事会 にお い て理 事 現在 数 の 4分 の 3以 上 の議 決 を 経 て、かつ 、宮崎 県 知 事 の許 可 を得て 、この法人 と類 似 の 目的 を もつ他 の法人 に寄 附 す
るも との とす る。
イ 解 散 及 び残 余財 産 の処分の規 定趣 旨につ い て
漁 業 基金 の寄 附行 為 29条 で ( 解散 及 び残 余財 産 の処 分 ) が 規 定 され てい た が 、そ の趣 旨は次 の とお りで あ る。
営利 法人 の株 主 ・
社員 は、法人 を解 散 す る場 合 にお け る残 余財 産 に対 して分 配 請 求 権 を有す るが 、公 益 法人 におい て は、原則 と して 、財 産 を拠 出 した 出損 者 や 会 員 は、 法人 を解 散 す る場 合 において、残 余財 産 を分配 され る こ とはな く、類似 の団 体 にそ の 残 余財 産 を引 き継 がせ て公 益 法 人の設 立者 や 寄 附 者 の意 思 を受 け継 い で公 益 事 業 の 継続 がで き る よ うに配 慮 され てい る。
つ ま り、公 益 法 人 を解散す る場合 の残 余財 産 の帰属 につ い て は、民法 72条 にお い て定款 又 は寄 附行 為 で指 定 した もの に帰属 す る と し、定款 又 は寄附行 為 で権利 の帰 属 の帰属すべき者 を指 定せず 、又 はその者 を指 定す る方 法 を定 めな か った ときは 、理 事 は、主務 官庁 の許 可 を得 て、そ の法人の 目的 に類似 す る 目的 のた めに、そ の財 産 を処 分す る こ とが で き る。 ただ し、社 団 法 人 に あつて は総 会 の決議 を要す る。
ウ 残 余財 産 の受 け入れ に係 る会 計 処理 等
残 余財 産 の受 け入れ に係 る実際の会 計 処理 及 び 事 実 関係 は以 下 の とお りで あ る。
平成 18年 度 正 味財 産 増減 計算 書 の計 上金 額 は以 下 の とお りで あ る。 受 取寄附金 503, 888千 円 ( 漁業基 金 の解 散 に よ り受 入 )
支払補 助 金 444, 105千 円 ( 宮崎 県漁 業 協 同組 合連 合 会へ)
受入 寄附 金 は基 本財 産 に は組 み入れ ず 、つ ま り事業 資金 と して会 計処理 して い る。 また 当該 事 業 に係 る特別 会 計 は設 定 され ていない。
( イ) 事 実 関係 の整 理
漁業基 金 の解 散 に よ り受 け入れ た残 余財 産 は 503, 888千 円で あ り、同事 業年 度 内 に引 き継 ぎ事 業 と して補 助金 444105千 円 ( 残余財 産 の うち88%) の 支 払 い を宮 崎 県漁 業 協 同組 合 連 合 会 に対 して行 つた。そ して、管理 費 300千 円 を差 し引い た後 の残額 は、59, 483千 円で あ る。
残余財 産 の うち 、漁 業基金 で計上 され て いた基本金 は500, 000千円で宮崎 県 が約 32%( 162, 000千 円) 、市 町 が約11%、残 る約 57%を 漁 業 関係 団 体 が出損 して い た。 受 八 時 の会 計 処 理 で 、基 本財 産 に は組 み入 れ てい な い た め、 宮崎 県 の 出損 金 は 162, 000千円 の うち約 142, 560千円 ( 88%) が 補助 金 と して 1事 業年度 で 支 出 され た こ とにな る。
工 予 算 計上及 び補 助 金 の支払い につ い て
当該支 出補助 金 の予 算へ の計 上及 び支払 い につ いて 、包括 外 部 監査人 は宮崎 県 に以 下 の質問 を行 い 、回 答 を得 た。
質 問 1 回答 1 質 問 2
回答 2
質 問 3
回答 3
予算 に従 い 処 理 され てい るか、 また補正予算 を組 ん で あ るの か。
平成 18年 10月 27日 の平成 18年度 第 3回 理 事会 で補正予算 に組 まれ てい る。 平成19年 3月 31日 時 点 で宮崎 県漁 業協 同組 合 連 合会へ支払 い が され て い る のか。
( ア) 及び ( イ) に つ い て は、支払 い済 み で あ る。 ( ウ) につ い て は、支 払 は され て い ない。 ( *( ア) ∼ ( ウ) の番 号 は 「ア 引 き継 い だ 事 業 の概 要」 に記 載 した事 業 を指 す。 以 下 同 じ。)
( ウ) につ い て 、支払 い が され てい な い場 合 はそ の理 由 と実際 の支払 日はいつ か。
支払 つて い な い理 由は、 ( ウ) につ い て は、 あ る程 度 の実績 を確認 して か ら、 支払 うこ とに な るが、宮崎 県漁 業協 同組 合連 合会か らそ の実績 の取 りま とめ、 ア 報告 が遅 れ 、確 認 で きなかったた めで あ る。実際 の支払 日は平成 19年 11月 で あ った。
質 問 4
回答 4 質 問 5
上 記 ( ウ) の補 助 金 につ い て 、宮崎 県漁 業 協 同組 合 連 合 会 か ら漁 業従 事者へ の 実際 の支 払 日はいつ か。
平成 19年 11月 で あ つた。
補 助 金 事業 と して計上 され て い る金 額 は大 きい。そ の財 源 の大部 分 は財 団 法 人 宮崎 県漁 業振 興基金 の解 散 に よ り受 け入 れ た もので あ るが、この事 業 支 出 は 宮崎 県 と して は妥 当 と考 え るか。 また 、妥 当 と考 え る場合 はそ の根 拠 は何 か。
近年 の魚 価 の低迷 、燃 油価 格 高騰 等 に よ り漁 業経 営環 境 が厳 しくな ってお り、 経 営改 革 を早 急 に進 め る必 要 が あ る と し、財 団 法人 宮崎 県水 産 振 興 協会 が 、漁 業 の グル
ー
プ操 業 に よる操 業 の効 率化 事 業 を緊急 に実施 す るこ と、併 せ て 重 要 な課題 で あ る水 産 団体 の組 織 強 化 事 業及 び 担 い手対 策 事 業等 を実施 す る こ と
と した もの で あ る。
これ らの事 業 は、同協 会 の寄 附行 為 に合 致 し、漁 業者 の経 営 の改 善 につ な が る もの と して理 事会 の承 認 を得 て実施 され た もので あ り、宮崎 県 と して は本 事 業支 出 は妥 当 な もの と考 え る。
回答 5
オ 当 該 取 引 につい て検 討 すべき論 点 につ いて
法人 は、公 益 法 人 で あれ 、営利 法人 で あれ 権利 義務 の 主体 と して それ ぞれ 事 業 を 営 み な が ら将来 永 きにわた つて維 持
・
存続 して事業 を継 続 してい かな けれ ば な らな い もの で あ る。そ こで類似 の団体 にそ の残 余財 産 を引 き継 がせ て公益 法人 の設 立者 や 寄附者 の意 思 を受 け継 い で公 益 事 業 の継 続 が で き る よ うに配 慮 され てい る。この 場合 、公 益 法人 の設 立者や 寄 附 者 の意 思 に合致 す るか 、つ ま り寄附行 為 に合 致 す る のか とい うのが検討 の 1点 目で あ る。つ ぎに公益 事 業 が継 続 的 に続 け られ るか が検 討 の 2点 目とな る。
力 宮 崎 県 の回答 につ い て の検討
の 支 出 目的 が寄附 行 為 に合 致 す るか につ い て
公 益 法人 は、定款 又 は寄附行 為 に定 め られ た事業以 外 の事業 は行 つて はな らない も の とされ てい る。 目的 以外 の事 業 を行 つた場合 は、設 立 の許 可 の取 り消 しの原 因 にな る ( 民法第 71条 ) 。
漁 業振 興緊急 対 策 事 業 と して 、燃 油価 格 の高騰 な ど漁 業 環境 の急激 な変化 に対 応 す るた め に漁 業 者 が行 うグル
ー
で はない。
( イ) 当 該 支 出 が事 業 の継 続性 を阻害 して い ない か ど うか につ いて
公 益 法人 とは、 民 法 の定 め「
祭 祀 、宗 教 、慈 善 、 学術 、技 芸其他公 益 に関す る社 団 又 は財 団 に して 営利 を 目的 とせ ざる もの は 主務 官 庁 の許 可 を得 て之 を法 人 とな す 事 を得 」 ( 民法 第 34条 ) に よ り設 立 され た社 団法人 、財 団 法人 で あ る。
公 益 法人 は 「公 益 に関す る事業 を行 い営利 を 目的 と しない 法人」 と し、営利 法人 と は区別 され る。
「
公 益 に関す る事業 」 とは、社 会 にお け る不特 定多数 の者 の利 益 の実現 を 目的 とす る もの と解 され てお り、特 定 の者 あ るい は特定 の グループの た めの利 益 ( 共益 的 な 目 的 ) に 対 す る概 念 で あ る とされ てい る。
「
営利 を 目的 と しな い」 とは、営利 法人 が行 う営利 活 動 の結果 、得 た利 益 をそ の構 成 員 のた めに分配 す る こ とを禁 じた こ とを意 味 し、役 員 、会 員 、寄附者 等 に法人 の利 益 を分配 した り、財 産 を還 元 した りしない こ とをい う。
法人 は、公 益 法 人 で あれ 、営利 法人 で あれ 権利 義務 の主 体 と してそれ ぞれ 事 業 を営 み なが ら将来 永 きに わ た って維持・存続 して事業 を継 続 して い かな けれ ば な らない も ので あ る。そ の た め に は財 政的 な安 定 を図 つていか な けれ ばな らない こ とはい うま で もない。
この点 、解 散 時 の漁 業基 金 の議 事録 で は以 下の よ うに記 載 され てい る。
漁 業基金 の議 事録 ( 全部 ) 「
本 基金 と しま して は、 昭 和 58年 6月 の設 立以来 、基金 利 息 に よ り事業 を継 続 実施 し て きま した が、バ ブル 崩壊 以降長 引 く低金利 政策 に よ り、効 果的 な補助事業 がで き る運 用 益 を確保 で きず年 々事 業規模 が縮 小 し続 けてお ります。
一
方 、漁 業 を取 り巻 く厳 しい 状 況 の 中で漁 業 の存 続 を図 るため には、国 の事業 に加 え迅 速 かつ本県漁 業 の状 況 に即 し た効 果 的 な対 策 の実施 が 必要 であ る と考 えます。
しか しな が ら、県・市 長並 び に関係 団体 も財 政難 に苦 しん でお り、新規 事 業 の構 築 は 難 しい ものが あ ります 。 この た め、本 基金 の有 効利 用 を図 る観 点 か ら基金 を解 散 し、本 基 金 と類 似 の 目的 を有 す る団体 ( 当時 の財 団法人宮崎 県栽 培 漁 業 協会 を想 定) に 基 本 財 産 を寄附 した上 で 、グル
ー
プ操 業 に よ る効 率化 事業や 水 産 団 体組 織強化 並び に後継 者 対 策 等 に重 点 を置 い た振 興 事業 を実施 す る こ とに よ り、本 県 漁 業 の存続並び に今 後 の発 展
を図 るべきで あ る と考 えてお ります。」
81-包 括 外 部 監査 人 の意 見
1 受 取 寄 附金 503, 988千 円の うち、500, 000千円 は基 本財 産 と して積 み 立 て るべきで あ る。それ は法的 に強制 され てい るわ けで は な い が 、それ が寄附者 の意 図 と して 、本 来行 うべき処理 で あ る。仮 に取 り崩 して の事 業 支 出 が 必 要 で あれ ば、基本財 産 の取 崩
と して 処理 すべきで あ る と考 え る。 この点 、宮崎 県 の見解 で は、「
理 事会 の承認 を得 て 実施 され た もので あ り妥 当で あ る」 と して い るが、受 け入 れ した寄附金 の財 源 が運 用 財 産 の場 合 は額 け る。 しか し、 解 散 法人 の基 本財 産 は、宮崎 県 が漁 業基 金 の寄 附行 為 4条 に掲 げ る 目的 を もつて事 業
を行 うた めに 当初寄 附 した もので あ り、それ を維 持 す る意 思 で基本財 産 と して積 み 立 て た もの で あ る。 よつて残 余財 産 の処分 に 当 り、「この法人 と類似 の 目的 を もつ 他 の 法 人 に寄附 す る もの とす る。」 とあ るわ けだ か ら、残 余財 産 の うち基本財 産 に 当た る もの は、当然 、事 業 を承継 す る公益 法人 にお い て も基 本財 産 と して積 み 立 て るべきで あ る。仮 にそれ を事 業 資金 の財源 と して支 出す る場 合 に は「事業 を継 続 す るた め に は」 基 本 財 産 の取崩 と して宮崎 県知事 の許 可 が必要 と見 るべきで あ る。何故 な ら、解 散 法 人 にお い て は、そ の設 立 か ら解散事 業年 度 に至 るま で 、基本財 産 を取 り崩 す 必 要 が あ る場 合 に は、主務 官庁 で あ る宮崎 県 の許 可 を必 要 と して いた。解散 事業年 度 に基 本財 産 と して残 高 が あ る以 上 、 そ の残 高 は 当然 基 本 財 産 と して引 き継 がれ るべきで あ る。 厳 しい 管理 下 に置かれ て きた基本財 産 を、解 散 法人 か ら受 け継 いだ 当財 団 が 、受 け入 れ 事 業 年 度 に宮崎 県 の許 可 とい う手続 き を経 る こ とな しに財 団独 自で処 分 で き るの で あれ ば、「基本財 産 の処 分 」の取扱 に不平等 が生 じる と考 え るか らで あ る。
また 、他 の法人 にお い て は残余財 産受 入後 、基 金 計 上 してい る例 が 2法 人 あ る。寄 附 時 点 で指 定 は して い ない が ( 本来 は指 定すべきで あ る) が 自主的 に基 金 に積 み 立 て てお り、結果 的 にそ の 目的 は達成 され て い る と解 して い る。
参 考 と して振 興 協会 の寄附行 為 の 一
部 及 び 他 の 2法 人 の残 余財 産受 入 時 の会 計 処 理 を示 す。
( 参考 1)
( 振興 協会 寄附行 為 )
第 6条 協 会 の資 産 は、基 本財 産 と運用財 産 の 2種 とす る。 2 基 本財 産 は、次 に掲 げ る もの を もつて構 成 す る。
( 1) 設立 当初 の財 産 目録 中基本財 産 の部 に記 載 され た財 産 ( 2) 基本財 産 とす る こ とを指 定 して寄附 され た財 産
( 参考 2 ) !
以 下 の 2 法 人 の残 余財 産 の受 八 時 の処理 にう い て、包 括 外 部 監査人 は宮崎 県 及 び各 法人 に以 下 の質 問 を行 い 、回 答 を得 た。
( 1
質問 1
回答 1 質 問 2
回 答 2
( 2
質 問 1
回答 1 質 問 2
財 団法 人 みや ざき長 寿社 会推 進機 構 ( 平成 18年 7月 11日 解 散 )
解 散 時 に社 会福 祉 法 人 宮崎 県社 会福祉 協議 会 へ
寄 附 441, 212, 095円を して い るが 、宮崎 県 は基 本金 とす る こ とを指 定 した の か。
指 定 して い ない。
寄附 金 を受 け る側 の社 会 福 祉 法人宮崎 県社 会福 祉 協議 会 は受 八 時 に基本 金 に 計 上 す る処 理 を行 つて い るか。また基本金 と してい る場 合 に は、何 号基 本 金 と
して い るか。
基本 金 に計 上す る処理 は行 つていない。 基 金 と して計上 した。
財 団法 人 宮崎 県社 会 福祉 基金 ( 平成 18年 3月 31日 清 算結 了)
回答 2
解 散 時 に社 会福 祉 法 人宮 崎 県社 会福祉 基金へ寄 附 1, 256, 300, 153円を して い るが 、宮崎 県 は基 本金 とす る ことを指 定 したの か。
指 定 して い ない。
寄附 金 を受 け る側 の社 会 福 祉 法人宮崎 県社 会 福 祉 協議 会 は受 八時 に基 本 金 に 計 上 す る処 理 を行 つて い るか。また基本金 と して い る場 合 に は、何 号基 本 金 と
して い るか。
基 本金 に計 上す る処理 は行 つていない。 基 金 と して 計 上 した。
2 寄 附行 為 を規 定 す る際 の検討 事 項 について
宮崎 県 が 出捕 してい る団 体 につ い て は、その時代 の公 益 目的 で設 立 され る場 合 が多 い。行 政 型 で あ る。具 体的 に公 益 とは、当該公益法人 の 定款 又 は寄附行 為 に定 めた事 業 を意 味す るが 、公 益 の 内容 は、時 代 とともに変化 す る。 した がつて、当該公 益 法 人 が定款又 は寄附行 為 にお い て 定 めて い る事業 が、現状 にお い て は公 益性 が 高い とは ま で はい えない場 合 も生 じて きて い る。定款 にお いて 、解 散 す るに 当つて の残 余 財 産の 寄附 先 と して、宮崎 県 も選択 肢 の
一
つ とす る旨の記 載 が必 要 と考 える。
財 団法 人 みや ざき 2 1 世 紀 戦 略推 進 財団 が解散 す るに際 し、残余財 産 を類 似 の 目的 を持 つ団 体 の ほか 、宮崎 県 に も寄附 す るこ とがで き る よ うに寄附行 為の変 更 を行 つて い るが、 これ がそ の例 で あ る。
83-( 2) 財 団 法 人 宮崎 県消費 者 協会 ( 平成 18年 3月 31日 解 散 )
包括 外 部 監 査 人 の意 見
1 事 業 収 入 は 100%宮 崎 県 か らの委託料 収 入 で あ る。 そ して、下記 記 載 の一般 会 計 に お け る次 期 繰 越 収支 差額 の とお り、毎期 収 支 差額 が発 生 していた。それ は毎 期 運 転資 金残 高 が あ つた 事 を意 味す るので あ るが 、そ の残 高 は財 産 目録 に記載 され て い なか っ た。 ま た 、 それ に対 す る監事 監査 も行 われ てい なか った。
そ して 、解 散 に伴 い平成 17年 度 に 41千 円、宮崎 県 に返金 され てい るが、 この金 額 は単式 簿 記 に よ り計算 され た金 額 で あ る。
( 単位 : 千 円) ( 一般会 計 ) 次期繰 越 収 支差額
平成 13度 303
平成 14度 714
平成 15度 283
平成 16度 273
平成 17度 0
2 寄 附 行 為 に定 め る ( 予算 及 び決 算 ) の 手続 き を速 守 していない 点 につ い て
当該 法人 の寄附行為 の 10条 で は以 下 の よ うに定 め られ て い る。 ( 予算 及 び決 算 )
寄 附 行 為 第 10条 収 支 予算 は、年 度 終 了後 2箇 月以 内 に、そ の年 度 末 の財 産 目録 と ともに、監事 の監査 を経 て、理 事会 の承認 を得 な けれ ば な らな い。
平成 13年 度 か ら平成 17年 度 まで の監 査意 見 書 で は財 産 目録 を監査 対 象 と して い るが 、作成 され てい る財 産 目録 の記 載 は基本財 産 のみ につ い て な され 、網 羅性 が 無 い。
3 日 常 の会 計処理が 不十 分 につ い て
例 年 5月 に行 われ てい た理 事 会 で行 われ て い る決算 の承認 で は、収 支 計 算 書 のみ
対象 とし
てお り
、
以下の①
∼
③の計算書
類 は作成 さ
れていなかった。また、
宮崎県
も
作成す るよう
に
指導 し
ていなかうた。
①貸借対照表
②正味財産増減計算書
さ らに例 年 、監 事 の監査 意 見 書 で は上記 3つ の計算 書類 を監 査 対 象 としてお らず 、 ま た監 査 対 象 にす る よ うに宮崎 県 も指導 してい なか つた。
( 3) 社 団 法 人 宮崎 県 畜 産会
平成 18年 10月 1日 付 で、社 団法人 宮崎 県 畜産 会 が存続 法 人 とな り、社 団 法人 宮 崎 県畜 産 協会 、社 団 法 人 宮崎 県 肉用子 牛価 格安 定基 金 協会 、社 団 法人 宮崎 県 家畜畜 産物衛 生 指 導 協会 、社 団法 人 宮崎 県養豚 協会 の 4法 人 が社 団法人 宮崎 県 畜産 協会と
して統 合 され た。統 合 に際 して消滅 す る 3法 人 の基 本財 産 、資 産 、業務 ・
事業 予算 、 職 員等 は存 続 法 人 に現 状 の ま ま承継 され る形 を とつて い る。統合 に際 して の基本財 産 は、存 続 法人 に引 き継 がれ てお り、特 に指摘 す
べ
き事項 はな い。
( 4) 財 団 法人 みや ざき 21世紀戦 略推進 財 団 ( 平成 17年 3月 解 散 )
ア 解 散 事 業年 度 まで の事 業 内容
平 成 10 年 度
平成 1 1 年 度
平成 12 年 度
平成 13 年度
平成 1 4 年度
平成1 5 年 度
平 成 1 6 年 度
( 解散年 度) 基 本 財 産
運 用 収 入
2, 777 1, 112 1, 615 1, 676 2, 817 2, 005 3, 109
補 助 金 等 収 入
5, 533 8, 144 6, 045 11, 024 11, 643 13, 784 0
受 取和l 息 451 182 1, 417 2, 128 2, 491 1, 688 1, 534
雑 収 入 0 0 0 0 0 3 3, 428
特 定 預 金 取 崩 収 入
0 0 21, 353 73, 629 63, 129 81, 519 44, 377
前 期 繰 越 収 支 差額
1, 772 1, 442 62 14, 398 10, 872 3, 274 4, 683
合 計 10, 533 10, 881 30, 493 102, 855 90, 953 102, 273 57, 131
管 理 費 2, 489 2, 587 3, 294 3, 142 3, 024 1, 556 1, 220
委託 料 0 0 2, 500 16, 726 6, 533 7, 558 0
負 担 金 ・ 交付 金
990 639 5, 153 50, 019 58, 734 70, 817 47, 787
そ の他 5, 429 7, 593 5, 148 22, 096 19, 388 17, 658 857
85-次 期 繰 越 収 支 差 額
1, 625 62 14, 398 10, 872 3, 274 4, 683 7, 266
合 計 10, 533 10, 881 30, 493 102, 855 90, 953 102, 273 57, 131
当財 団 は、平成 3 年 に設 立 され 、寄附 行 為に定 め る 目的 は、イベ ン トの企 画 、誘 致及 び 開催 並 び にそ の支援 、地域 活性 化プ ロジ エク ト推 進 の た め の調 査 、研 究 支 援 で あ る。
設 立 当初 か ら、地域 活性 化 に資す るイベ ン ト、啓発 事業 及 び調査研究 に対 して、負担 金・交 付 金 を支 出す るこ とに よ り支援 を行 つて きた が 、平 成 1 2 年 度 か らは
「花 とみ ど りの宮 崎 づ く り推進 基 金 事 業 」、平成 1 3 年 度 か らは 「国際 戦略推 進 基金 事 業 」、「戦略 的 地域 科 学 技術振 興基金 事 業 」を新た に実施 した こ とに よ り、特 定預金 を取 り崩 しての 負 担 金
・
交付金 支出 が急 増 した。
平成 1 6 年 度 年度 と、平成 1 5 年 度 の負 担金 ・
交付金 の支 出先 は以 下の とお りで あ る。 ( 平成 1 3 年 度 以前 の各 事 業年度 につ い て は、書類 破 棄 の た め不 明 との事 で あ る。)
支 出先 金額 ( 単位 : 千 円)
平 成 15年 度 花 とみ ど りの宮 崎 づ く り推 進 基金 事 業
モデル 小 中学校 7, 290
チャレンシ や
・ サ
や ・
力 S―
テ `
ィニンク や
コンテスト 実施事務局
3, 000
花とみどりのみやざきづくリコンタ ー
ル実 施事務局
1, 823
都城 高校 1, 018
田野町 商 工会 1, 000
幼 稚 園 1, 000
保 育 園
ワ
r
n
フ
そ の他 9, 980
戦 略的 地域 科 学 技 術振 興基 金 事 業
南 九州 大学 8, 100
宮崎 大学 工学部 8, 700
宮崎 医科 大学 9, 600
宮崎 大学農 学部 7, 550
調査研 究及 び啓 発 事業
宮崎大学生涯学習教育センタ ー
300
推葉平家まつり実行委員会 300
そ の他 3件 896
国際 戦略推 進 振 興 基金
9, 289
△
日 計
70, 817
づ く り推 進 基金 事 業
チャレンシ `
・ サ
S ・ 力
S― テ
` ィニンク
` コンテスト 実施事務局
3, 000
花とみどりのみやざきづくリコンタ ー
ル実 施事務局
1, 589
幼 稚 園 1, 000
保 育園 1, 000
高鍋町商店街連合会 905
そ の他 7, 728
戦 略 的 地域科 学 技 術 振 興基金 事業
宮崎 大 学 工学部 2, 900
宮 崎 医科 大学 ′ 5, 315
宮崎 大 学農 学部 6, 550
九州 保 健 福祉 大学 3, 500
宮崎 大学 地域 共 同研 究センタ ー
4, 500
都 城 高専 1, 500
そ の他 1, 000
ハ
口 計
47, 787
負 担 金 ・
交 付 金 の支 出先 をみ る と、 特 に問題 とな る こ とは無い。
平成 16年 度 ( 解散 事業年度 ) の 貸 借 対 照表 は、以下 の とお りで あ る。
資 産 の部 負 債 及 び 資本 の部
科 目 金 額 ( 千円 ) 科 目 金 額 ( 千円 )
流 動 資 産 流動負 債
普 通 預 金 200, 812 未 払金 1, 680
固定 資 産 正味財 産
基 本 財 産 621, 391 正 味財 産 1, 084, 650
国 債 99, 000 ( うち基 本金 ) (6 2 1 ,3 9 1 )
定期 預 金 165, 127
合 計 1, 086, 330 合 計 1, 086, 330
資 産 か ら負 債 を控 除 した正 味財 産 1 , 0 8 4 ,6 5 0 千円か ら清 算 事務 費3 2 0 千 円 を控 除 し、 利 思 収 入 5 , 0 6 8 千 円 を受 け入 れ た 後 の 金 額 1 , 0 8 9 ,3 9 8 千円 は 、 宮 崎 県へ の寄 附 金 1 , 0 1 2 ,8 8 4 千円、財 団法人宮崎 県 産 業 支援財 団への寄附金 7 6 ) 5 1 4 千 円 と して処理 され てい る。
イ 宮 崎 県への寄附金 1, 012, 884千円 の受 け入れ処理 につ い て
87-寄附 を受 け取 つた ときは 、 一
般 会 計歳入 の 「寄附 金 収 入 」で受 けた。 当初 予算編成 後 に寄付 を受 けて も、補 正 予 算 等 で対応 で き るか ら問題 はない。
ウ 財 団 法人 宮崎 県産 業 支 援 財 団へ の寄附金 7 6 , 5 1 4 千円の受 け入 れ 処理 につ い て
工 財 団法人宮崎県産業支援財 団への寄附金 は、同 じ事業 を実施 してい る とい う理 由か ら、運用財産 の うち、戦略的地域科学技術振興基金 76, 514千円が寄附 され た。
オ 財 団法人産業支援財 団の寄附金受 け入れ た後の処理 について
0 「 戦略的地域科学技術振 興事業特別 会計」 で全額受 け入れ る。
( イ) 財 団 法人 みや ざき 2 1 世 紀 戦略推 進 財 団 の解 散 事 業年 度 の正 味財 産構 成 内容 を み る と、基本財 産部 分 につ い て宮崎 県 に寄 附 され て 、財 団 法人 宮崎 県産業 支援財 団 が受 け入れ た 7 6 ,5 1 4 千 円は、そ の原 資 は運用財 産 で あ る。 そ して、 同 じよ う な事 業 を行 う目的 で寄 附 され た もの で あ るか ら、事業 に使 用 す る こ とは問題 ない。 またそ の金 額 も財 団 法 人 みや ざき 2 1 世 紀 戦 略推進 財 団 の解 散 前 4 事 業年度の負 担金
・
交付金使 用額 と比較 して も問題 に な る金 額 で はない。 ( 1) 財 団 法人 みや ざき 21世 紀 戦略推 進 財 団 の解 散 時 の財 産 区分
区 分 金 額 ( 単位 : 千 円)
基本財 産
一
般 会 計 400, 000
食 と緑博 覧 会 221, 391
小 計 621, 391
運用財 産
一
般 会 計 100, 000
国際 戦 略 推 進 基金 118, 104
花 と緑 の宮崎 づ く り推進 基 金 161, 375
戦略 的 地 域 科 学技術 振 興 基 金 76, 514
小 計 455, 993
ハ
口 計 1, 077, 384
年 度 金 額 ( 単位 : 千 円)
平成 17年度 寄 附 金 の受 け入れ 76, 514
事 業 に使 用 Zゝ37, 920
平成 18年 度 事業 に使 用 どヽ27, 566
力 財 団 法人 みや ざき 2 1 世 紀 戦 略推 進財 団 の解 散 に伴 う寄附金 の支出及 び その受 入 先 で あ る財 団 法人宮崎 県産 業 支援財 団 の受入処理 につ い て 、問題 にな る事項 は無 い。
第 7 公 益 法人 の会 計 処理 等 につ い て
1 財 団 法人 宮崎 県水 産振 興 協会
( 1) 基 本財 産 につ いて
基 本 財 産 は、財 団法人 にお け る公 益 事 業活 動 を行 うための基 本 とな る財 産 で あ る。 財 団 法 人 は、
一
定 の財 産 を中心 と して設 立 され た法人 で あ るた め、基本財 産 の維 持 存 続 は重 要 とな ってい る。
ま た 、本 来基 本財 産 の運 用 果 実 を もつて公 益 事業活 動 を行 うこ とが前提 とな ってお り、基 本財 産額 が大 き く変動 す る よ うな運 用 は認 め られず 、運用先 は安全確 実 な もの に限 られ て い る。
基 本財 産 は原 則 的 に は取 り崩 しはで きないとしか し、ど うして も必要 な場合 に は理 事 会 の承認 並 び に主務 官庁 の承認 を経 て これ を行 う。
基 本財 産 の管 理運用 は、上記 の意 義 を受 け、①安全 、確 実 な方法 、す なわ ち元本 が 確 実 に回収 で き るもの、② 固 定資 産 と して常識 的 な運 用 益 が得 られ るもの、この要件
を満 たす 必 要 が あ る。 具 体的 な例 と して は定期預金 、公社 債等 が考 え られ る。
( 2) 基 本財 産 と して保 有 す るユーロ円債 について
財 団 法人 宮崎 県水産振 興 協会 ( 以下、水産振 興協会 ) の 運 用 して い る基本財 産 の 一 部 につ い て以 下 の もの が あ る。
平成 18年 度事業報告書 基 金運用状況 よ り
運 用 の種 類 預 け 日 金 額 利 率 備 考
ユーロ 円 債 (Aとす る)
平 成 18年 4 月 2 0 日
100, 000 千
円
6. 1%
ユーロ円 債 (Bとす る)
平 成 1 7 年 7 月2 0 日
50, 000千 円 4 % 為替 変動
この点 につ い て 、包括外 部 監 査人 は 当財 団 に対 し、以 下の質問 を行 い、回答 を得 た。
質 問 : 外 貨建 債 券 を購 入 して い るが、こち らは元本割 れ の リス クはあ るのではない か。
89-リス クが あ る場合 、水 産振 興 協 会 の基 本 財 産 と して は原則 と して望 ま しくない と 思 うが 、 そ の点 は行 政 監査 で どの よ うに指 導 され たのか。
回答 : 元 本 割 の リス クはない。 ( 購入 してい る債 券 は、外 貨建 てで な く、 円建 て で あ る。)
この点 、当財 団 は元本 割れ の リス クはな い と認 識 して い る よ うで あ るが 、包 括 外 部 監 査 人 が 目論 見 書 を確 認 した ところ、 両債 券 ともに以 下の記栽 が あつた。
① 信 用 リス ク 通 常 の債 券 と同様 、発 行 体 の債務 不履行 リス クが存 在 します 。発 行 者 の経 営
・
財務 状 況 の変化 及 び それ らに関す る外 部評価 ( 格付機 関 に よ る格 付 等 ) の 変化 等 に よ り、本社 債 の価 値 が影 響 を受 け る場合 が あ ります 。
② 流 動 性 リス ク 本 債 券 の流 通 市場 は確 立 され て お りませ んので流 動性 が低い債 券 で す 。 ご売却 を希 望 され てい る場 合 は、 ご売 却 で きない か、又 は ご売 却 で き た と して も当初 の投 資額 を下 回 る可能 性 が あ ります。
③ 金 利 リス ク 金 利 の水 準 に よつて は利 率 が 0, 00%に な るこ ともあ ります 。
以 上 の こ とか ら、もちろん元 本割 れの リス クは あ り、さ らに重要 な こ とは長 期 にわ た り現金 化 で きない リス クが あ る こ とも判 明 した。現 金化 で きない とい うこ とは、い ざ とい うとき に基本財 産 の取 り崩 しがお こな えな い とい うこ とで あ る。両債 券 それ ぞ れ につ い て 、 さ らに概 要 を細 か く見 てみ る と以 下 の とお りで あ る。
( 3) 債 券 の概 要 につ いて
ア ユ ー
ロ債 券 ( A) に つい て
発 行 体 ド イ ツ復興金融公 庫 ( ドイ ツ連 邦 共和 国 に よ る保 証 あ り) 償 還 期 限 2026年 3月 19日 ( 20年 )
当初 1l ヶ 月 6. 1%
以 降 19年 間 前 回利 率 +0。4%- 6ヶ 月 円 L I BOR X 2 最 高利 率 前 回利 率 +0. 4%
最 低和l 率 0. 00% コール 日
発 行後 1年 1l ヶ 月経過 時 点 の利 払 い 日 コール 条 項 累 積和! 金額 が早期償 還 トリガ
ー
レベ ル 以上 に到達 した場 合 、到 達 した 時 点 のコ
エ
ル 日にお いて発行 体 は額 面 の 100%で早 期償 還 いた します 。 早 期償 還 トリガ
ー
レベル : J PY 4, 565千 円 ( 額面 5, 000万 円の 9. 13%)
最 初 の1 l ヶ 月 は最 高利 率 6 . 1 %で 利 息が も らえ る。金 額 では約 2 , 7 9 6 千 円 ( 5 0 ,0 0 0 千 円× 6 . 1 %× 1 1 / 1 2 )
しか し、残 り 1 9 年 間 におい て は、累計 1, 749千 円 を限度 と して しか利 息 を支払 わ ない。 なぜ な ら、コ
ー
ル ・オ プ シ ョンがつ い て い るた めで あ る。 計 算式 : 4 ,5 6 5 千 円
- 2 ,7 9 6 円 = 1 ,7 6 9 千 円
そ の金 額 に達 した時 点 で 、発 行 体の コ ー
ル・オ プ シ ョン行使 に よ り ( つま り発 行 体 の意 思 、
一
方 的 に) 早 期償 還 を行 う。 逆 に、 達 しない場合 には残 り 19年 間償 還 され ず 、 ま た流 動性 が低い た め市場 売却 も難 しい。
つ ま り、 ど うな るか は L I BOR( L ONDON I NT E RBANK OF F E RE D RAT E ) 次第 と しか 言 い よ うが ない。最 良 と最 悪の シナ リオ は以 下 の とお りであ る。
( 最良) 年 利 6 , 1 %超の利 率 で基本財 産 運用 益 を得 るこ とがで きる。 しか し累 計利 息額 が 4 , 5 6 5 千 円 に達 した時 点で発行 体の選択 に よ り早期償 選 され る。 ( 最悪 ) 当 初 1 l ヶ 月年和1 6 . 1 %の 収入 を得 る こ とはで き るが、それ 以 後 年 利 0 %
の利 率 で基 本財 産運 用 益 を 一
切得 る こ とが で きず 、残 存償 還 期 間 に わた り基 本財 産 の取 り崩 しす らで きない。
イ ユ ー
ロ債 券 ( B) に つ い て
発 行 体 ド イ ツ復 興金 融公 庫 ( ドイ ツ連 邦 共 和 国 に よ る保 証 あ り) 償 還期 限 2 0 3 5 年7 月 1 9 日 ( 3 0 年)
当初 1 年 間 」PY 4 . 0 0 %( J PY 2 ,0 0 0 ,0 0 0 ) 以 降 2 9 年 間 AL I D2 4 . 0 0 %×F X + 換算為替
一
」DY 2 0 . 0 % 最 高利 率 J PY 4 . 0 0 %
最 低利 率 0 . 0 0 % コール 条 件 付
コール 条 項 : 累 積 和1 金額 が早期償還 トリガ ー
レベル 以 上 に到 達 した場 合 、到 達 した 時 点 のコ
ー
タレ日にお い て発 行 体 は額 面 の 100%で 償 還 した します。 早期償 還 トリガ
ー
レベ ル 」PY 6, 000, 000
これ を概 略 す る と以 下 の とお りで あ る。
最初 の 1 l ヶ 月 は最 高利 率 の 4 %で 利 息 が も らえ る。 金 額 で は約 2 ,0 0 0 千 円 ( 5 ,0 0 0 千 円X 4 %) 。
しか し、残 り 2 9 年 間 において は、累計 4, 000千 円 を限度 と して しか利 思 を支 払 わ ない。 なぜ な ら、コ
ー
ル ・オ プ シ ヨンがつ い て い るた めで あ る。 ( 6 ,0 0 0 千円
- 2 ,0 0 0 千 円= 4 ,0 0 0 千 円)
そ の金 額 に達 した時 点 で 、発 行 体の コ ー
ル ・オ プ シ ョン行使 に よ り ( つま り発 行 体
-の意 思 、 一
方 的 に) 早 期償 還 を行 う。 逆 に、達 しない場 合 に は の こ り 29年 間償 還 さ れ ず 、 また流動性 が低 い た め市場 売 却 も難 しい。
つ ま り、 ど うな るか は F X( F OREI GN EXCHANGE) 次 第 で あ る。 最 良 と最悪 の シナ リ オ は以 下 の とお りで あ る。
( 最良) 年 利 4%超 の利 率 で基 本 財 産運 用益 を得 るこ とがで き る。 しか し累計和l 息額 が 6, 000千 円 に達 した時 点 で発 行 体 の選択 に よ り早期償 還 され る。 ( 最悪 ) 当 初1l ヶ 月年利 4, 0%の 収 入 を得 る こ とはで き るが 、
それ 以後 年 利 0% の利 率 で基 本財 産運 用 益 を得 るこ とがで きず 、残 存 償 還 期 間 にわ た り基 本 財 産 の取 り崩 しす らで きな い。
包 括 外 部 監査人 の意 見
経 済知識 が十 分 で あれ ば投 資 の商 品 と して は魅 力的 で は あ るが、公 益法人 の基 本 財 産 と して は安 定性 に欠 け、そ の運用 及 び流 動性 につ い て予 見 的 な判断 の必要 な投 資 先 で あ り、基本財 産 の運 用 と して は十 分 な検討 が必要 と考 え る。
そ の最 た る理 由は、基 本財 産 、それ 自体 の流動性 を下 げ る点 で あ る。基 本財 産 収 入 が十 分 に得 られ ない場合 に、基本 財 産 を取 り崩 して運 営 してい くこ とが難 しくな る。 ま た 2つ め と して、基本財 産 収 入 の安 定的 な確保 が難 しくな る。L I BOR、F X次 第 で利 率 が変 わ り、そ の変動 が大 きい。指標 がマイ ナ ス になれ ば 、利 率 は 0%に な る可能性 が あ る。
基 本財 産 の運用 にあた って は、国 の 「
公 益 法人 の設 立許 可及 び指 導監督 基 準」に留 意 し、 日論 見書 を確認 の上 、運用 先 を検討 すべきで あ る。
2社 団 法人宮崎 県労働 者福祉 団体 中央 会 ( 16%出 資 分 )
監査 対 象 と して平成 13年 度 か ら平 成 18年 度 の計算 書類 及 び 法人税 の 申告 書 を開覧 した。
( 1) 一 般 会 計 につ い て
旧公 益 法人会 計基準 ( 指導 監督 基 準) で は作成 すべき計算 書類 と して ( 収支 計算 書 、正味財産増減 計算 書、貸借 対 照 表 、財 産 目録 ) の 4 つ を掲 げて い るが、 当法人 は正 味財 産増減 計算 書 を作成 して い なか った。 また平成 1 8 年 度 で も新公 益 法 人 会 計 基 準 に移 行 してお らず 、正 味財 産 増減 計 算書 は未 作成 で あ る。
欠 け る。
旧公 益 法人 会 計 基準 にお い て は、収 支 計算 書 で は資金 項 目のみ が 計上 され 、そ こ で計算 され た収 支 差額 を正 味財 産計算 書 に持 って行 き、それ に非資 金 項 目を加 減 算 す る こ とに よ り貸 借 対 照表 の正味財 産 の部 と結 びつ く構 造 にな つて い る。
正 味財 産増減 計算 書 が作成 され ず 、収 支 計算 書 に資金 項 目以外 の項 目が計 上 され て い る こ とは、収 支 計 算 書 、正 味財 産 増減 計算 書 、貸借 対 照表 が有機 的 に結 びつ い て いず 、そ の計 上額 が複 式 簿記 の原則 に基 づ き作成 され て はい ない こ とを意 味 して い る。
さ らに貸方 に 「基金 の部 」 とあ るが、 これ は毎年 、 一
般 会 計 で収 支差 額 の処 分 を 行 い 、貸借 対 照表 の貸 方 に 「基金 の部 」 を創 設 し基 金 の部 を作 り、そ こに収 支 差額 の処 分 と して積 立 を行 つて い るもので あ る。旧公 益 会 計基 準及 び新公 益 会 計基 準 ど ち らにお いて も、 この よ うな独 立 区分 は ない。
( 2) 駐 車場会 計
駐 車場 資産 の運 用 と して 、駐 車場部 門 の剰 余 金 は次年度 の 一
般 会 計 に繰 り入 れ て い る。 これ は、会 計 革位 相 互 間 の内部移 動 で あ る。 この場合 、繰 出額 ・繰 入額 と し て処理 す る場 合 と賃借 と して取 り扱 う場 合 が あ るが 、後 者 の賃借 と して処 理 した場 合 に は、あ くまで
一
時 的 な処理 で あ り、長 期 にわた らない こ とが原 則 と考 え る。 よ って 、 この場 合 、複 数 年 にわ た る資金 のや り取 りか ら見 て、繰 出額 ・繰 入 額 と して 処 理 す るのが 実態 をあ らわす と考 え る。
そ の場 合 の会 計 処理 につ い て、平成 13年 度 か ら平成 16年 度 まで は、若 千 の表 示 科 目に差 異 が あ る もの の 、結 果 的 に問題 は生 じない が、平成 17, 18年 度 の駐 車 場 会 計 は以 下 の会 計 処 理 を行 うべきで あ る。参 考 と して実際 の処理 及 び 適 正 な会 計 処理 を示 す。 さ らに法人 税 の 申告 書 で は、
一
般 会 計へ の繰 出額 は 当期 純 利 益 と して 課税 所 得 の
一
部 と して処 理 してい るが、繰 入額 と して処理 すれ ば、み な し寄付 金 の 規 定 が適用 で き る こ とに な る。
ア 実 際 の会 計 処理
< 一 般 会 計 >
普 通預 金 × × / 負 担 金 収入 ( 収入 ) × X
<駐 車 場 管理 部 門 > 平成 13∼16年 度
駐 車 場 基 金繰 入 ( 支出)
×
× /
普通 預金 × X-平成 1 7 ∼ 1 8 年 度
繰 越 利 益 剰 余 金 X X / 普 通預 金 × 文
イ 適 正 な会 計 処理 < 一 般 会 計 >
普 通預 金 × X / 特 別 会 計 か らの繰 入 額 ( 収入 ) × X
< 駐 車場 管 理 部 門 > 一
般 会 計への繰 出額 ( 支出) X × / 普 通 預金 X ×
3 財 団法人 一
ツ瀬 川 スポーツセ ンター
( 1) 財 団 法人 一
ツ瀬 サ11スポーツセ ンター ( 以下 、「ス ポ ー
ツセ ンター」 とす る) の 概 況
新 富町 大 字 新 田宇 七俣 2591番 地 平成 元年 11月 18日 設 立
総 出 えん額 15, 000千 円 県 出 えん額 7, 000千 円 県 出 えん比 率 46. 7% 公 社 等 概 要 河 川 環境 の整備 を推 進 す る と ともに、
一
ツ瀬川 県 民 スポ ー
ツ レク レ ー シ ョン施 設 の運 営 に積極 的 に取 り組 み 、県 民 の福祉 の向上 と地 域 の振 興 に寄 与 す るこ とを 目的 と して設 立 され た。
事 業概 要 一 ツ瀬 デl l 県民 スポ ー
ツ レク レ ー
シ ョン施設 の管 理 運 営 に関す る事 業 上記 事業 に付随す る レス トラ ン運 営 、カ
ー
ト等 の用 品貸 し出 し及 び物 品販 売 等 の 自主収益 事業
( 2) 宮 崎 県企業 局 ( 以下 「企 業局」 とす る) と の関 わ りにつ いて
企 業 局 の事 業 の うち「公 営企 業 の設 置 等 に関す る条 例 」にお いて地域 振 興 事 業 と して規 定 され て い る ものが、実際 は ス ポ
ー
ツセ ンターとの共 同事業で あ り、共 同事 業 とな った理 由 は 、 「財 団 で な けれ ば平 成 元 年 当時 、国 か らの借八 ( NF T―A型 ) が で きない か らとい う理 由で あ る。」条 例 にお け る規 定 は以 下 の とお りで あ る。具 体 的 には、平成 17年 度 まで はスポーツセ ン ターを管理委託 者 、平成 18年 度 か らは指 定管理 者 と して委 託 契約 して い る。
第 二条 本 県 の産 業経 済の振 興 と住 民 の福 社 の増進 を図 るため、次 に掲 げ る事 業 ( 以下
「
企業」と
いう
。) を 設置
する
。
( 経営 の基 本 )
第 二条 企 業 は 、常 に企 業の経 済性 を発 揮 す る とともに、公 共の福 祉 を増進 す る よ うに 運 営 され な けれ ばな らない。
2 企 業 の規模 等 につ い て は、次 に定 め る ところに よ る。 三 地 域 振 興 事 業
施 設 の名 称 、位 置及 び 規模 は、次の とお りとす る。
( 3 ) レ ク レ ー
シ ョン施 設 の概 況
ア 創 立 当初 の設備 投 資 につ いて ( スポ
ー
ツセ ン ター) 事業用 品 5 7 , 6 6 7 千 円 基盤 設備 投 資 3 7 9 , 3 5 7 千 円
企 業 局側
事 業 設 置 目的
電気 事 業 治水 を図 る と ともに、水 資源を開発 して 、電力
を産 業 に供 給 す るた め。
工業用 水 道 事 業 日向臨海 工業 地 区へ 工業用 水 を供給 す るた め。 地域 振 興事 業 地域 の特性 を生 か した豊 か な県民生活 のた めの
施 設 ・
設備 等 を整備 し、これ を運用 す る こ とに よ り、地域 の振 興 に寄 与す るた め。
名 称 位 置 規 模
一
ツ瀬川県民スポ ー
ツ レク リエーション施設
児湯 郡 新 富町 総面積 約 四六ヘク タ ー
ル ( ゴル フ コ ス等 )
目 節 細 節 資産単位 資産名称 単位 : 千円 取 得 日
土 地 事務所用地 サ
ー
ビスセンター用地 28. 457 H2. 4. 6
建 物 鉄筋造 事務所建 物 本 体 サービスセンター本体 170, 316 H2. 10. 8
空 田
6, 310 H2. 10. 8
空 鯛
H2. 10. 8
排水 ・
衛生 6. 764 H2. 10, 8
梯水 口
衛生 H2. 10. 8
95-給水設備
ゴルフコース管理道路・歩径路
サ ー
ビスセント 駐車場様水段備
高水様水捜常 0
イ ス ポーツセ ンター設 立時 の設備 投 資 に係 る会 計処理 につ い て
上記 ↓ご示 す とお り、ス ポーツセ ンタ ー
と企 業 局 とが折 半 して設 備 投 資 を行 つて い る。 この うちス ポーツセ ン タ
ー
の ぼ るが 、固 定 資 産 台帳 を設 けてお らず、その明細 が明 らか に され てい ない。 ま た 、 過 去 にス ポ
ー
ツセ ンターの行 つて きた減 価償 却 の方 法・基 準 につ いて は正規 の減 価 償 却 と して の根 拠 はな い。
監査 時 にお い て 再度 、原 資証 憑 をあた った こ ころス ポ ー
ツセ ンタ ー
には保 管 書類 は なか った が、企 業 局 に基盤 設備 投 資 関係 書類 の一部 が保 管 され ていた。そ の 内容 は以 下 の とお りで あ る。
この うち土地 159, 509千円 は平成 3年 2月 2 6 日 付 けで宮崎 県 に無債 で返 還 して い る。理 由 は河サ! 1 敷
で あ るた め、当該 土地 を国 の所 有 とす るた めで ある。 2法 人 間 の 取 引で あ るた め本 来 、ス ポーツセ ンターは この時点 で以 下 の仕 訳 を行 うべきで あ つた が、 行 つて いない。
( 借方 ) 寄 附 金 159, 509, 166円 ( 貸方 ) 基 盤 設備 投 資 159, 509, 166円
対 象 とな った 土地 は、約1年 前 の平成 2年 2月 9日に ス ポ ー
ツセ ンターが購 入 した ばか りで あ り、経 済合 理性 上 は想 定 しがた い取 引で あ る。ス ポーツセ ンターが 1法 人 と して 、経 済合 理性 を もつて取 引 を行 うので あれ ば、約1年 前 に売 買 した金 額 159, 509 千 円で宮崎 県 に売 却 すべきで あ り、そ の代金 を もつて ス ポ
ー
ツセ ンターは企 業 局 か ら の借 入金 を早期 返 済 すべ
きで あった。またそ うす る こ とに よ り、 102頁 の包 括 外 部 監査 人 の意 見 で後述 す る消 費税 分 を負 担増 7, 979千 円が生 じる こ とはなか った。
ウ 覚 書 に基 づ く企 業 局 の施 設 取得状 況
平成 7年 以 降 、以 下 の よ うに スポ ー
ツセ ンターよ り企 業 局 が施 設 の取得 を して い る が 、 そ の支払 の根 拠 は0の 覚 書 が あ るのみ で あ る。 なお 、覚 書 に記載 され 、 企 業 局 が負 担 してい る総額 は、ス ポーツセ ンターの設 立時 の借 入金 額 で あ り、これ は設 立 時
取得 日 取得価額
減価償却 累 計額
帳 狩価 額
( H1 9 3 .3 1 )
目 節
基盤 設備 投 資 の 内訳 は以 下 の もの と判 明 した。
目 節 細 節 資産単位 資産名称 単位 : 千円 取得 日
土 地 ゴルフ場用地 159. 509 H2. 2. 9
構築物 ゴル フコース 212, 287 Hl . 12. 26
不 明 フ. 561
379, 357
の設 備 投 資 に利 用 され た。
-
H7. 9, 29 5, 8, 2 5, 872 無形固定資産 施設利用権 5 年 定額法
H8. 3. 15 5, 832 無形固定資産 施設利用権 5 年 定領法
H3. 910 5, 832 5, 332 無形固定資産 施設利用権 5 年 定額法
H9. 3. 7 5, 332 無形固定資産 施設利用権 5 年 定韻法
H9. 9。10 5. 832 5, 332 無形固定資産 施設利用権 5 年 定額法
H10, 3. 10 5, 332 5, 832 無形固定資産 施設利用機 5 年 定額法
H10. 9, 10 5, 832 5, 832 無形回 定資産 施設利用権 5 年 定額注
Hl l . 3. 4 5, 832 5, 832 無形固定資産 施設利用権 5 年 定額法
HⅢl . 9. 10 5, 832 無形固定資産 施設利用権 5 年 定額法
H12. 3. 7 5, 332 5, 832 0 無形固定資産 施設利用権 5 年 定額法
H12. 911 10, 072 無形固定資産 施設利用権 5 年 定額法
H13. 3. 8 10, 072 8, 225 1, 847 無形固定資産 施設利用権 5 年 定額法
H13. 925 10, 072 7. 218 2. 854 無形固定資産 施設利用権 5 年 定観法
H14. 3. 22 10, 072 6, 211 無形固定資産 施設利用権 5 年 定額法
H14, 10. 11 5, 832 2. 916 2. 916 無形固定資産 施設利用権 5 年 定額法
H153. 31 5, 832 2, 430 3, 402 無形固定資産 施設利用権 5 年 定額法
H15, 9。12 5, 832 1, 347 3, 985 無形固定資産 施設利用権 5 年 定額法
H18. 326 5, 832 1, 264 4, 588 無形固定資産 施設利用権 5 年 定標法
H169。22 5, 832 5. 152 無形固定資産 施設利用権 5 年 定額法
H17. 3. 2 5, 332 5, 735 無形固定資産 施設利用権 5 年 定額法
H17. 4。1 253, 360 253, 360 無形固定資産 施捜利用権 5 年 定額法
累計額 387脚 0 98. 481 288. 519
エ ー
ツ瀬 ) 11開発 関連 河 道整 備事業 に関す る覚 書 ( 抜粋 ) 平成 元年12月 6日
甲 宮 崎 県 宮 崎 県企 業 局長 乙 財 団法人 一 ツ瀬 ナ│1県民 スポ
ー
ツセ ンタ ー
第 3条 甲 は、 乙の事 業 に要す る費用 を、予算 の範 囲 内で負 担 す る もの とす る。 2 前 項 の費 用 は、前条 に よる無利子貸 付 にか か る償 還額 ( 前条 第 2項に掲 げ る債務 保 証 に係 る保 証 料 を含 む。) 及 び 地域振興事 業貸 付 にかか る償 還 額 ( 所定 の利 息 を含 む 。)
( 4) 平 成 17年度 にお け る資産 取得 の経 緯
指 定 管理 者 制 度 導入 に伴い 、共 同事 業枠組 み の解 消 と して資産 を 一
括 して取得 して い るが 、そ の時 の資 料 ( 文京 警察企 業 常任 委 員 会 資料 平成 1 7 年 3 月 1 4 日 ) の 抜粋 は次 の とお りで あ る。
「
企 業 局 は、これ まで 、ス ポ ー
ツセ ンタ ー
が施 設 の整備 を行 つた際 に借 り入 れ た資 金 の年 間償 還 額 相 当額 を スポ
ー
ツセ ンタ ー
に支 払 つて きた。 平成 1 7 年 度 は、借 入金 の残 高相 当額 を スポ
ー
ツセ ンターに支 払 つて 、施設利 用 権 を 一
括 取得 し、ス ポ ー
ツセ ンターが整 備 した施 設 を企 業 局の所有 とす る。」
この企 業局側 の会 計 処理 は以 下 の とお りで あ る。 ( 平成 17年 度 計算書類 等 よ り抜粋 )
施 設利 用 権 につ いて は、施 設 の全 部 取得 に よ り有形 固定資 産 ( 構築物 ) へ 振 り替 えてい る。
上記 の表 の増滅 を仕 訳 で示 す と次 の とお りで あ る。
( 借方 ) 施 設 利 用権 2 5 3 , 3 6 0 ,0 0 0 円 / ( 貸 方 ) 現 金 預金 2 5 3 , 3 6 0 , 0 0 0 円 ( 債権 : 無 形 固定 資産 )
( 借方 ) 構 築 物 2 8 8 , 5 1 8 ,3 5 6 円 / ( 物権 : 有 形 固定資 産 )
包 括 外部 監査 人 の意 見
( 貸方 ) 施 設利 用権 2 8 8 ,5 1 8 ,3 5 6 円 ( 債権 : 無 形 固 定資産 )
1 宮 崎 県及 び スポ ー
ツセ ンタ ー
の会 計処 理 につい て
平成 7 年 以 降 宮 崎 県 は スポ ー
ツセ ン ター ヘの支 出額 を無 形 固 定 資 産 ( 施設 利 用 権 ) の 購 入 の支 出 と して会 計処理 してい る。 そ して平成 17年 度 に施 設 の取 得 が完 了 した時 点 で施 設利 用 権 ( 一部償 却 後) か ら、構 築物へ振 り替 えてい る。
一 方 の ス ポーツセ ン ターは設 備 利 用 収 入 で 当該金 額 を受 け入れ 、同額 だ け減 価 償 却 費 を計 上
してい る。
上記 の よ うな会 計処 理 を行 つてい るが 、この処理 が正 しい のか否 か を判 定す る必 要 が あ る。 しか し、取 引 の根拠 とな る覚 書 の記栽 が不明確 で あ る。そこで 、まず こ の取 引 は、施 設利 用 料 の支払 い なのか、物 権 ( 所有権 ) の 分割購 入 な の か、債 権 ( 利
( 革位 : 千 円)
平成 17年 度期首 増 加 減 少 平成 17年 度期末
構 築 物 353, 560 288, 519 0 642, 079
施 設 利 用権 35, 159 253, 360 288, 519 0
99-用 権 ) の 分割 購 入 な のか を確 定す る必 要 が あ る。
包活 外 部 監査 人 は以 下 の点 に着 目 し、この取 引 は、物 権 ( 所有 権 ) の 分割 購 入 と み る こ とが で き る と考 え る。ちなみ に利 用 権 を購 入 して も、物権 で は無 い 以 上 当該 施 設 を使 用
・
収 益す る こ とは可能 で も、処 分 す る権利 を持 た ない こ とは い うま で も ない。
この点 、前 述 した文教 警 察企 業 常任 委 員 会 資料 に議 事録 と して残 つて い るが 、宮 崎 県 の認 識 と して は 「ス ポ
ー
ツセ ンタ ー
の整 備 した施 設 の取得 で あ る」以 上 、処 分 す る権 利 を含 めて取得 して きたこ とは明 らかで あ る。
また そ の経 済 実態 に着 日 して も、ス ポ ー
ツセ ンターに支 払 つた金 額 が 、そ の初 期 投 資金 額 ( 非償 却 資産 で あ る土地
・ゴル フ コー
ス) と ほぼ 二
致 し、また党 書 で全 額 の支 払 い が約 束 され て い る以上 、当初 か ら当該 施 設 の処 分す る権和1を含 めて 取 得 す る意 図 は明 らか で あ つた と思 われ る。そ うで ない な ら、使 用。収 益す る権 利 のみ の 取得 に して は高額 取 引 とな る。
さ らに施 設 利 用権や負 担金 は 巨大 設備の設 置費 用 の 一
部 をそ のユ ー
ザ ー
が 、分 担 して支払 うとい うもので あ り、負 担 者 は多数 に上 るの が通 常 で あ る ( 電力施 設 な ど がそ の例 で あ る) 。そ の点 、 この取 引 は、宮 崎 県 のみ が この ゴル フ コース の造 成 費 用全 額 を負 担 す る行 為 で あ り、「通 常 の」負 担 金や 施 設利 用 権 とは言い難 い。
よって上記 の とお り、物 権 ( 所有 権 ) の 分割購 入 とみ る こ とがで き る と判 断 した。 これ に対 し、企 業局 は この取 引 を施 設 利 用 権 の分割購 入 とみ な してお り、その
一 方 、施 設 の分割 購 入 で もあ る との認 識 が あ るた め、これ を処 分す る権利 も含 まれ て い る と考 えて い るよ うで あ る。 しか し、施 設 利 用権 自体 が物 権 に該 当 しない こ とは 判例 上 明 らか で あ り、物 権 法 定主義 に反 す る契約 を 当事者 間 で締 結 して も無 効 とな
る点 には、企 業 局 は今 後 十分注意 す る必 要 が あ る。 例 えば、平成 17年 度 に
一
括 取得 した と仮 定 した場 合 、構 築物 ( ゴル フ コース造 成 ) 及 び 土地 の取得 で あ るた め、適 正 な会 計 処 理 は以 下 の とお りとな る。 ( 根拠 金 額 は 98頁 の表 に よ る。)
( 宮崎 県)
構 築物 ( ゴル フコ ー
ス) の 計上額 219, 848千 円 ( 非償 却 資産 )
土地相 当額 ( 平成 3年 に国上交通移 管済) 68, 671千 円 ( 寄附金等 に よ り経費 処理) 合 計 288, 519千 円
( スポーツセ ンター)
有形 固定資産であ る基盤設備投資の売却額 の受入 253, 360千 円
実際 には、分割取得 が行 われ たので あ るが、この取引については、有形 固定資産 の共有持分売却・取得 と して、互い にに固定資産台帳等 で持分割合 を明確 に してお くべきであつた。
行 う必要 が あ り、 そ の点 は十 分留意す べ
きで あ る。
( 参考)
地方 公 営企 業 にお い て は、そ の財 政状 態 を明 らか にす るた め、すべて の資 産 、資 本及 び負 債 の増減 及 び移 動 をその発 生 の原 因 に基 づ き、かつ 、適 当な 区分 及 び配列 の基 準 な らび に
一
定 の評 価 基 準 に従 つて、整 理 しな けれ ばな らない。そ して、上記 の資産 、資本及 び負 債 につ いて は、政令 で 定 め る ところに よ り、そ の 内容 を明 らか に しな けれ ばな らない。 ( 地方公 営企業 法 第 20条 第 2項、第 3項 )
地方公 営 企 業 の資産 は 、株 式会社の会 計 同様 に( 1) 固定資産 、( 2) 流動 資 産 、( 3) 繰 延 勘 定 に 区分 され る ( 地方公 営企業 法施行 令14条 )
2 ス ポ ー
ツセ ンタ ー
の帳 簿 の管理 体制 につ い て
スポーツセ ンタ ー
は、設 立以来固定資 産 台帳 を整 備 してお らず 、道 正 な 資産 管理 が行 われ て い な か つた。包 括 外部 監査 において 固定 資 産 の内訳 が判 明 した が、管理 体制 が適 切 で は なか つた。
また スポ ー
ツセ ンタ ー
が 固定資産 台帳 を整 備 して い なか った こ とを考 え る と、企 業局 は具 体 的 に何 の施 設 か明確 な根拠の ない ま ま、固 定資産 を取得 して きた とい え る。宮崎 県 にお いて は 「公 有財産取扱 規則 」を政令 と して定 め、公有 財 産の取得 の 手続 きつ い て細 かな規 定 を定 めてい るが、 これ で は そ の趣 旨が生 か され て い ない。
ス ポーツセ ン ターは 、宮崎 県 の外郭 団体 で あ る公 益 法 人 で あ るが 、共 同 事 業 と し て の認 識 が強 か つたせ い か 、スポ
ー
ツセ ンタ ー
の適 切 とはい えない会 計 処 理 をそ の まま認 めて きた と考 え られ る。包活外部 監査の結 果 、スポ
ー
ツセ ンター側 の初期投 資額 の 中 に、現存 す る資 料 で は確認 で きない支 出 が 7, 561千 円あ つた。 これ につ い て は、平成 17年 に宮崎 県企 業局 が
一
括 取得 した時 点 にお い て、初期 設備 投 資 が行 われ た平成 元年 当時 の 見積 書等 を精 査 し、支 出 内容 を確 定す る作業 が必 要 で あつた。
また地 方公 営 企 業 の用 に供す る資産 の うちその種類 及 び金 額 につ い て 、政令 で定 め る基 準 に従 い条例 で 定 め る重要 な もの の取得 及 び 処 分 につ いて は、企 業 会 計 の予 算 で定 めな けれ ばな らない。 この場合 の政令 で 定 め る重 要性 の基 準 は 、70, 000千
円で あ り、予算 におい て 「有 形 固定資産 の取得 と して別 掲 して」予算の議 決 が必要 で あ る。 しか し現 実 に は 、予算 の処置 と して負 担 金266, 028千円計 上 して い るのみ で あ り、予算 にお い て 有 形 固定資産 の取得 と して別 掲 して定め られ て い ない。
3 ス ポ ー
ツセ ンタ ー
か ら県への土地 の無償 返 還 につ い て
平成 3年 2月 26日に 土地 を宮崎 県 に無償返 還 して い るが、 この 土地 は わず か 1
-年 前 にス ポ ー
ツセ ンタ ー
が宮 崎 県 か ら購 入 した もので あ る。平成 2 年 2 月 9 日 に売 買 した代 金1 5 9 ,5 0 9 , 4 5 8 円で 宮崎 県 が買い戻 し、当代金 を もつてスポ
ー
ツセ ンタ ー は企 業 局 か らの借入金 を早 期 返 済す る方が経 済 的 な取 引 と して 自然 で あ つた。なお 、 企 業 局 は施 設利 用権 と して で は あ るが、結果 的 に 当該 土地代 金 相 当額 をス ポ
第 4章 新 公 益 法 人 会 計 基 準へ移 行 した 財 団 ・
社 団 の 平 成 18年 度 財 務 諸 表 に つ い て
第 1 結 論
新公 益 法人 会 計基 準 に移 行 した 14団 体 の決算書 を見 てみ る と、全 面的 に信 頼 が出来 る財 務 諸 表 とは言 い難 い もの が散 見 され た。つ ま り、企 業会 計 の理 論 と手法及 び新公 益 法人 会 計 基 準 を十分 に理解 した担 当者 がく財務諸表 を作成 した とは言 い難 い とい うこ と で あ る。
そ の 内容 か ら言 つて も、例 えば個別 問題 と して取 り上 げた が、特 定資産 と して特別 の 目的 あ る資産 と して計 上 で き るの か、単 な る利益留保 で積 み 立 て てい るだ けで はない の か、引 当金・積 立金等 と して負 債 と して計上 してい る もの に債務 性 が あ るのか、計算 根 拠 が あ るのか 、計算根 拠 が無 けれ ば 引 当金 と して計上 で きな い とい う会 計的 な問題 に対
して 、 問題 意 識 そ の ものが あ るの か とい う疑問 を感 じた。
個 別 会 計 処理 を とって も、 新 公 益 法人会 計基 準 で は あ りえな い仕 訳 を行 つて い る財 団
・
社 団 もあ る。例 えば、旧公 益 法 人 会 計基準の仕 訳 を、新公 益 法人 会 計基 準 で もそ の ま ま採 用 し結 果 と して全 くあ りえな い項 目が正 味財 産 増減 計 算 書 等 に計上 され る結 果
とな って い る。また、適 正 な会 計ル ー
ル に基づ く会 計 処 理 を理解 した うえで処理 した と は考 え られ な い処理 もあ つた。
( 注) ( 公 益 法人 会 計基 準 にお い て 、「正味財 産増 減 計算 書 」 とは、 一
般 企 業会 計 にお け る 「損 益 計算 書」 に あた り、「正 味財 産 の部」 は、「純 資 産 の部 」 に あた る。)
上 場 企 業 で あれ ば有価証 券報告 書等 を作成 し、株 主、債 権 者 等への適 正 なデ ィス クロ ー
ズ が 求 め られ る し、それ 以外 の会社 において も、例 えば税 務 申告 のた めで あ る とか 、 銀行 に提 出す るた め とか、目的 は色々で あ るが適正 な財 務 諸 表 の 作成 が要 求 され て い る。 会 計 処理 が分 か らない 、表示 方 法 が分 か らない とい う場 合 は、それ を解 決 す る手段 を必 ず 用 意 してお く必要 が あ る。財 団
・
社 団等 は、国や 宮崎 県 か ら補 助金や 委託料 等 を受 け て事 業 を行 つてい るの で あ るか ら、県 民等 に対 して適 正 な財 務 諸 表 を作成 してデ ィス ク
ローズす る義 務 を負 ってい る と考 え る。 今 後 、財 団
・
社 団 につ いて も、間違 つた財務諸表 を外 部 に公 表 す るこ とは決 して許 さ れ な い と考 え る。外部 の人 間 に とつて 、財 団
・
社団 の経 営状 況 、財務 内容 を知 ろ うと思 うときは 、公 表 され た財務 諸 表 しか判 断資料 が無い の で あ る。 この財務 諸 表 が 、道 正 な のか 、間 違 つてい るの かそれ が 分 か らなけれ ば、財 団
・
社 団 につ い て も信頼 が置 けな い とい う結 論 にな つて くる。
新公 益 法人 会 計基準 とい う新 しい基 準 に変更 した 14の 財 団 ・
社 田 は、まだ問題意 識