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そ の金額を合理的に見積 もる こと ができること 。

つ ま り、この 要 件 を満 た さない ものは、引 当金 で はな く、利 益 留保 性 の引 当金 とな り、

貸借 対 照表 に計 上す るこ とが出来 ない。

例 えば、 1 0 7 頁 以 下 で述べ る 「

修繕積 立金 」等 は貸借 対 照 表の負債 の部 に計 上 で き ない ので 、 これ を取 り崩 して、

般 正 味財 産 の部 に計上す る必 要 が あ る。また 、それ に 対応 す る修 繕 積 立 預 金 も特 定資産 と して 特 定 の 目的 を もつた資 産 とは認 め られ ない た

め、利 益 留保 性 の資 産 とな り、

般 の流 動 資産 の現金 預金 勘 定 で処理 す る必 要が あ る。

民法第 3 4 条 の規 定 に基 づ き設 立 され た公 益 法人 は、平成 1 8 年 4 月 1 日 以 降 開 始 す る事 業 年度 よ りで き るだ け速や か に新公 益 法 人 会 計 基 準を採 用 して財 務 諸表 を作成 さ れ る こ とが 要請 され て い る。公社 等改 革 の対 象 になってい る財 団。

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法 3 4 条 法人 の規 定 に基づ き設 立 され た公 益 法人 で あ る。そ うで あ るな ら、現在の企 業 会 計原 則 で貸借 対 照 表上負 債 の部 に計 上 がで きない こ とに なつてい る引 当金

積 立金 等 を現在 もまだ計上 し続 けて い る決 算 書 を早急 に改 め る必 要 が ある。

そ の た めに は 、早 急 に新公 益 法人会 計 基 準 を採 用し、新公 益 法 人会 計基 準に基 づ く決 算 書 を作成す るこ とで あ る。 た だ し、新公 益 法人会 計基 準 に移 行した財 団

社 団 で も、

会 計 上 の引 当金 以 外の 引 当金 ・

積 立金 を負債の部 に計 上 してい るケ

ース もみ られ るが 、 一

般 に公 正 妥 当 と認め られ る決算 書 を作成 し、財務 諸 表 読 者の判 断 を誤 らせ ない こ とが 必 要 で あ る。

( 3 ) 運 用 財 産預 金 ( 特定資産)

平成 1 8 年 度 ( 平成 1 9 年 3 月 3 1 日 期) の 貸借 対 照表 におい て 、 一

般会 計 に 1 9 ,8 9 9 千 円、特別 会 計 に4 0 ,2 5 9 千 円、合計 6 0 ,1 5 8 千 円の 「運 用財 産預 金 」が 「特 定資産 」 と

して計 上 され てい る。

般 会計 の運 用財 産 預金 は、特 定預金推 移 表 1 0 8 頁 表 ( 1 ) の とお り、平成 5 年 度 4 , 5 0 0 千 円、平成 6 年 度 5 ,3 6 6 千円、平成 7 年 度 6 , 5 0 0 千 円合 計 1 6 ,3 6 6 千円が積 み 立 て られ てい る。その後 、預 金利 息等の雑 収入 を繰 り入れて増減 が あ るが 、基本的 には こ の 3 年 間 で積 み 立 て た金額を維 持 して きたこ とにな る。

特別 会 計の運 用 財 産 預 金 も、平成 5 年 度 以降 毎 事業年 度に繰 り入れ 、取 り崩 しを行い 、 結 果 と して 平均 3 8 ,0 0 0 汗 円程度の残 高 を維 持 して きたこ とにな る。 特別 会 計の運 用 財 産預金 は、宮崎 県か らの 出捕 金 ( 寄附 金 ) を 原資 とす る文化 事業預金 か らの運 用収 入の 一

部 を繰 り入れ 、 一

部 を取 り崩 して事 業 に使い 、そ の差額 が平成 1 8 年 度 の残 高 になつ て い る。

こ の 運 用 財 産 預 金 は 、 設立 時 の 宮 崎 県 か らの 出 揖 金 を原 資 とす る文 化事 業 預 金 2, 000, 000千円の運用益の一

部 を積み立てた もので ある。宮崎県 か らの出揖金 を原資 と し基本財産 になつてい る文化 事業預金等の運用益 を、 この よ うな毎期 末に平均 38, 000 千円残 高が残 る内部留保的預金 と して積み立て るのは、公益 法人本来の意義 か ら言 うと おか しい とい え る。基本財産の運用益や その事業の入場料収入 は、事業 として使 うべ

き で あ り、内部留保的預金としての特定資産 と して留保すべ

きではない。

( 4) 修 繕積 立預金 ( 特定資産) と 修繕積 立金 ( 負債)

平成 18年 度 か ら、財団法人宮崎県芸術劇場 は、指定管理者制度 にお ける指定管理 者 と して県立劇場 の運 営管理の委託契約 を締結 してい る。 そ して、「

県立劇場の管理運 営 に関す る年度協定書別表2」 において、は じめて宮崎 県と当財団の どち らが修繕費を負 担す るのかが明確に文書化 された。

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修 繕積 立預 金 は 、平 成 5年 度 か ら平成 8年 度 までの 4年 間 に 25, 590千 円が積 み 立 て られ た。当初 よ り 30, 000千 円 を 目標 と して 、歳 出予算積 算 資料 の 中で 、「

管理運 営 委 託 費 」 の積 算項 目 と して 、「

修 繕積 立金繰 入額 」 と して計 上 され て い る。

これ は、当初 よ り委 託 料 の 一

部 を事業 と して使 用す るので は な く、特定資 産 と して積 み 立て る こ とが 、 予 定 され ていた こ とにな る。

修繕 が発 生 した とき は この特 定預金 よ り支払 が起 こって い るが 、そ の金額 は翌期 の委 託 料 と して交付 され て 補填 され てい る。

まず 問題 とな る の は 、委 託 料 の積 算資 料 の 中 に、特 定預金 と して積 み 立 て てお くべ き 金 額 が計上 され て い た こ とで あ る。極端 に言 え ば、予算 に余裕 が あ る場合 、委 託 料 の名

目で外 部団 体 の財 団 等 に特 定預 金 と して余 裕 資 金 を積 み 立 て る こ とが 出来 る とい うこ とで あ る。

つ ま り、この よ うな積 算 資料 に基 づ き予算 措 置 され た修 繕積 立預金 は、新公 益 法人 会 計基 準 にお け る特 定 の使 用 目的 を持 った特 定資 産 で はな く、利 益 留保性 の預 金 とい え る。

また、固定負 債 の部 に、特 定資産 の部 の 「

修 繕積 立預金 25, 856千 円」 に対応 す る形 で 固定負 債 の部 に 「

修 繕 積 立金 25, 856千 円」 が計 上 され て い る。 これ は、修 繕 を行 う とそ の金額 が翌 期 の委 託 料 で カバー

され るた め、105買 で述べ

た 引 当金 に該 当 しな い。

よつて 「

負 債 」 と して 貸借 対 照表 に計上 で きな いた め、取 り崩 して 、 一

般 正 味財 産 の部 に計上すべ

きで あ る。

( 5) 指 定管 理 者 に な る以前 に積 み立 て られ た、運 用財 産預金 と修 繕積 立預金

平成 18年 度 か ら、財 団 法人宮崎 県芸術劇 場 は、指 定 管理 者 t l l 度にお け る指 定管 理 者 と して県 立劇 場 の 運 営 管 理 の委託 契約 を締 結 してい る。

指 定管理 者 に な る前 の平成 17年 度 管理 等委 託 契約 書 と、指 定管理者 と して契約 した 平成 18年 度 管 理 等 委 託 契約 書 を比較 してみ る と、平成17年 度 管理等 委託 契約 書 の 第 15条 ( 過払 金 の 返 還 ) に は 「乙 ( 財団法人 宮崎 県 立劇 場 ) は 、既 に支払 を受 けた委 託 料 か ら前条 第 2項 の規 定 に委託料 の確 定額 を超 え る ときは、その越 え る金額 につ い て 甲 ( 宮崎 県) の 指 示 に従 つて返還 しな けれ ば な らない。」 とい う文 面 が あ る。 しか し、 指 定管理 者 と して の 契約 で あ る平成 18年 度 の管理等 委託 契約 書 に は、 この文 面 が無 い。

つ ま り、「

剰 余 金 返 還 特 約 」 が外れ て い る こ とにな る。

指 定管理者 制 度 以 前 は 、委 託料 を受 けて事業 を行 つた場 合 、そ の結果 と して剰 余 金 が 発 生 した ら返 還 す るの が原則 で あ つた。 ( この原 則 が あ るか ら、委 託 料 と して受 けた も の は全 て使 い切 る こ とに な り、いわ ゆ る収 支 均衡 の決算 書 が作成 され る こ とにな る と考 え られ る。) し か し、 指 定 管理 者 にな った以 後 の年 度 にお い て 、剰 余金 が発 生 して も返 還す る必要 が無 くな っ た。

す る と問題 とな るの は 、指 定管理者 にな る以 前 に、委 託 料 か ら特 定資 産 と して積 み 立

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