議事法による会議の手順(詳細は議事法参照)
1.まず、原動議が提出されます。原動議とは、そのときに話し合う題材となるものです 。 提出は召集提案者が行います。「原動議を提出します。内容は~です。」って言う感じで しょうか。つまり召集提案者は、議案会議を行って、自治委員会の議題となる案をつくり 、 自治委員会に提案する人、その案の責任者みたいな感じです。話し合われる議題ごとに1 回の自治委員会とカウントします。同じ議題(原動議)で議論している限り、どれだけ日 をまたいだとしても(これを「延会」といいます)「第○回自治委員会」の数字は増えま せん。なぜこの事実が重要かと言うと、その間、ずっと同じ人が議長(と副議長)を務め る必要があるからです。議長・副議長は、「毎回」選出します。一度議長に選出された人 は、不信任案が可決されない限り、原動議の採決がしっかり終わる(原動議が可決される or否決される)まで任期があるということです。
2.そして討議に移ります。質問や意見をぶつけ合います。手を挙げてもらって議長が指 名して発言…と、うまく進めていきます。がんばれ議長。必要に応じて動議が提出されな がら、会議は深まり、採決へと向かっていきます。原動議の細かい点を訂正・変更する場 合は修正動議が出され(「修正動議を提出します。~の部分を~と修正します。」)、そ の内容を議論します。その修正動議に対する採決動議が提出され(「修正動議に対する採 決動議を提出します。」→すぐに採決を行うかどうかの採決へ)、その採決動議が可決、 そして行われた採決によってその修正動議が可決されれば、修正完了。ただ、根本的に案 を変えてしまうものは修正動議として提出するのではなく、その原動議自体にまるっきり 反対ということなので、原動議に対する採決で反対し、その原動議が否決されれば、自身 で新しい原動議を提出するという方が建設的でしょう。採決動議が一番ややこしいかもし れませんが、採決動議はあくまで「そろそろ採決とりませんか?」という提案です。採決 動議が可決されれば、採決をとることができるのです。まだ議論が足りない、こんな状態 で採決をとって何かが決まってしまうなんて嫌!という人は採決動議の採決に反対すれば いいのです。すべての「動議」は「採決」(可決 or 否決)されなければ終わりません。
(提出者が動議を撤回するという幕引きもありですが)でも「動議」にも色々あって、そ の採決についても色々あるので、詳細はとにかく議事法をよく見て下さい。
3.原動議に対する採決動議が提出され、採決が行われて可決、もしくは否決という結果 が出て、議論が収束すれば会議は終了。ここで「第○回自治委員会」の閉会です。一日で 閉会することもあれば、延会・延会…と続き、何日間かにまたがる可能性もあります。