父親の働き方と家庭生活
-ヒアリング調査結果報告-
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
The Japan Institute for Labour Policy and Training
ま え き
仕事 と家 庭 両立 長く女 性 問題 とさ てきた 今 日 こ 課題に 直面 して い
主とし て女 性 あ 、育児 や 護を 担う 男 性 増 えつ つあ 今 後 男 性に 目 を向 け 、 男女双 方 問題 とし て、仕事と 家庭 両 立支 援 あ 方を 検討 して い くこと 重 要 あろ う こ う 問題 意識 に と いて 、当 機構 0 ~ 0 6年度 5年にわ た 、 育児 護と男 女 働き 方に 関 す 研 究 を 実施 して い そ 第 年 度 あ 0 3年度 、男性 育児参 加に 関す ヒ ア リング 調査 を行 った 本資料 シリ ーズ 、 そ 結果 をと ま とめ た
あ
男性 育児 休業 取得 促 進 、 育児 参加 支援 中心的 施 策 あ 、取得 意欲 を高 め た めに収 入 不安 を く すこと 重 要 課題 あ そ 具体 的 方 法とし て、 産後 か月 間 や配偶 者 収入 低 い 労働者 に対 象を 絞っ て 所得保 障を 手厚 くす こと 有効 あ 可 能 性 を調査 結果 示 唆し て い 、育 児休 業 を取 こと きて 、そ 後 日々 働 き 方 育児 参加 を難 しく し てい ケー ス あ 具体的 課 題と して 、 長時間 労働 た びた び 指 摘さ 加え て、 単 身赴任 実 問題 あ こ 働き 方 を、従 来 男性 不 本 意
あっ て 、家 族を 養 うため に受 け入 て き た し かし 、調 査結 果 に い て 、そ う 働き方 を避 け ため に 、勤務 先を 移 事例 こ 一 般 的 あ 大 き 変 化
あ そ して 、女 性 と同様 に、 男性 両 立 支援に つい て 、人 材 流出 を防 と いう 企 業 経営上 意 義を 見出 す こと き う つ、調 査結 果と して 興 味深い 、男 性 就 業 ニーズ に多 様性 こ と あ 労 働 政策と して 、男 性 育 児参加 を推 進す 一 つ 目的 、共 働き 夫婦 に け 妻 就業 支援 に あ しか し 、 近年 、妻 就 業に か か わ 、育 児に 積極 的 男性 増 えつ つあ そし て、 日々 家 事 育児 分担 た めに 平 日
残業 抑制 を重 視す か、妻 と自 身 リフ レ ッシュ た め 休日 確 保を重 視す か 、夫 婦 役割関 係に っ て男 性 間 就 業ニ ーズ 違い 見 日 本 に い て男 性 育児 参 加
き 職場 をつ く た めに 、こ うし たニ ー ズを踏 まえ て、 効率 的 に家族 時 間を 確保 き 人事 労務 管理 を行 う こと 重要 あ
こ 知 見を 踏ま え て、引 き続 き研 究を 進 め 予 定 あ 、 本 調査 事例 か 様々 示唆を 得 こと き 本 資料 シリ ーズ 、企業 、労 働組 合、 関 係機関 、研 究者 等、 こ 分野に 関心 あ 方 々 に 活 用い た け 幸い あ
0 年5月
独立行 政法 人 労働 政策 研究・研修 機構 理事長
菅 野 和 夫
執 筆 担 当 者
氏 名 所 属 執筆担 当
池
いけ
田 心
し
豪
う
労働政 策研 究 研修 機 構 副 主任 研究 員 第 章、 章 、 章
橋本
し と
嘉代
か
労働政 策研 究 研修 機 構 臨 時研 究協 力員 第3章
育児 護 と男 女 働 き方に 関す 研 究会 参 加者 五十 音順 )
池 添弘 邦 労 働 政策研 究 研修 機構 主 任研究 員 池田心 豪 労 働政 策 研究 研修 機構 副 主任 研究員 伊東久 美子 労 働政 策 研究 研修 機構 臨 時研 究協力 員 高見具 広 労 働政 策 研究 研修 機構 研 究員
津止正 敏 立 命館 大 学 教 授
橋本嘉 代 労 働政 策 研究 研修 機構 臨 時研 究協力 員 堀田聰 子 労 働政 策 研究 研修 機構 研 究員
松田茂 樹 中 京大 学 教授
松原 代 東 レ経 営 研究所 主 任研 究員
0 年3月 末現 在
目 次
第 章 調 査研 究 目 的と概 要 ... 1 調 査研 究 目的 ... 2 研 究方 法
... 3 3 ヒ アリン グ調査 設 計 ...
3 4 父親 働 き方 と 家庭生 活に 関す ヒ ア リング 調査 概 要 ...
6 5 調 査結 果概 要
... 9
第 章 男 性 育児 参 加を阻 害す 働 き方 と そ 対 応 ... 0 1 め に
... 0 2 男 性 育児 休業 取 得状況 ... 3 転 居転 勤へ 対 応 ...
5 4 長 時間 労働 へ 対 応
... 6 5 ま とめ ...
0
第3章 男 性 育児 役 割と就 業ニ ーズ
... 3 1 め に
... 3 2 男性 育 児参 加と 夫婦 役割 関係 :夫 婦 平等型 と二 重役 割型 ... 3 父 親た ち 家庭 へ かか わ 方
... 7 4 父 親と して 意 識
... 3 5 ま とめ ...
3
第 章 今 後 研究 に 向けた イン プリ ケー シ ョン ... 36
付属資 料 ヒア リン グ レコー ド
... 3
-1-
第 1 章 調査研究の目的と概要
調査研究の目的
育児 護 と仕 事 両 立 こ ま 主 とし て 女性 問題 とさ て き た し かし 、男 性 護 者 増 加や イク メン ーム に象 徴さ うに、 近年 、 男性 また家 族的 責任 を負 う と いう認 識 広 つ つ あ 職場 に いて 、男女 職 域統 合に と い 、女 性 両立 支 援 と男性 働 き方 密 接 に関係 す う に っ てきて い 今 日に いて 実 両 立課 題 に 直面す 労 働者 多 く 女性 あ こ とに 変 わ い 、 今後 女性に 焦点 を当 て
く 、男 女 関 係性に 着目 し、 男女 と に 育児 護と 仕 事 両 立を 図 こと き 支 援 構築 ま す ます重 要 課題 に ろう こ うし た問 題 意識に と い て、 当 機 構 0 ~ 0 6年度 研究 とし て 育児 護と男 女 働き 方に 関 す 研 究 を企 画し た 本資料 シリ ーズ 、 そ 第 年 度 調査 研究 として 実施 した 父 親 働き 方と 家庭 生活 に 関 す ヒ アリ ング 調査 結果 をと ま とめ た あ
本研究 に先 立っ て、 当 機構 プ ロ ェク ト 研究 仕事 と生 活 調 和を可 能に す 社会 シ ステム 構 築に 関す 研究 を第 期中 期計 画期間 003~ 006年 度)に実 施し 、出産 育 児期 就業 継続 、男 性 育児 参加 、仕 事と 護 両 立 、 仕事 と 生活 調和 に関 す 様 々 課題 を分 析し た 出 産 育 児期 就 業継 続 につい て 、第 期中 期計画 007~ 0 年 度)に い て プロ ェクト 研究 サ テー マ 就業 継続 政 策効 果 に関す 研 究 とし て 継 続的に 実施 し、分析を 深めた こ うし た研究 蓄積 を踏 まえ て実 施 す 本 研究 、女性
、男 性 働き 方 と育児 護 関係 視野に 入 て、 両立 支 援 課 題を 掘 下 こ とを目 的と して い 特に男 性 育児 護 と働き 方に つい て 、 当機構 に け 研究 蓄 積 豊 富と い え い 状況に あ こと か 、 研究 開始 にあ たっ て 、男性 を対 象と した 調 査 を重点 的に 行う こと と した そ 初 年度 あ 0 年 度 、男性 護者に 焦点 を当 て 、ヒ ア リ ン グ 調 査 と 既 存 ー タ 二 次 分 析 を 行 い 、 両 立 支 援 課 題 を 検 討 し た
3
第 年 度 と 0 3年 度 護 か 育 児に目 を転 て 男性 労 働者 両立 支援 課 題 を検討 した
そ 検 討に い て留 意 したい 、男 性 育 児参加 必 要 あ か 、 企 業 男 性 育 児参 加を 支援 す 必要 あ か、 そ 趣 多 様化 して い こと あ 日本
99 年 制定 育 児休 業 法に 、男 女を 問わ 労働者 育 児休 業を 認 め こ と 企業 に義 務 け た そ 趣 男女 雇用 機会 均等 に あ 、 男性 育 児参 加 女性 就 業支 援と 表 裏 一体と 考え てき た 仕事 と育 児 二重 負 担 重 い状 態 、 女 性 職 場 活躍 す こ と
詳 細 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構 007) を 参 照 詳 細 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構 0 ) を 参 照
3
ヒ ア リ ン グ 調 査 結 果 詳 細 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構 0 3)、既 存 ー タ 二 次 分 析 結 果 池 田 心 豪 0 3) と し て 公 表 さ て い
-「-
難し い そ 負担 を 軽減す た めに 、男 性 育児 を担 う必 要 あ とい うこ と あ
、裏 返し とし て、 妻 就業 して い い男 性 育児 参加 を企 業 支 援す 必要 あ と 考 え てい か った 当初 育児 休業 法 、 労使協 定に っ て配 偶 者 非 就業 あ 労 働 者 育児 休業 対 象か 外すこ とを 認め てい た つま 、 専業 主婦 妻を つ男 性 育児 休 業 対象 か 外す こと きた そ 意 味 、男性 育 児参 加 女 性 就 業と セッ ト あ っ た
そ 規 定 、 009年 に 改正さ 、妻 就 業 有無に かか わ 、男 性 育 児休 業を 取得 き うに っ た こ を機 に、 厚生 労働 省 イ クメ ンプ ロ ェ クト と題 す 啓発 事 業 を展開 し、 マス コミ 等 報道 、専 業主 婦 妻を つ 男性 育 児 休業取 得事 例 紹 さ
う に った 結果 として 、 イク メン 流行語 に 、男 性 育児参 加に 対す 社 会 的 関心 高 まっ た 男 性 育 児休 業取 得 ポ ピュラ ー 現象 と 、妻 就業 を問 わ 育 児 休業を 取得 す 男性 事例 様々 と ころ 報告さ て い そ う して妻 就 業と 男性 育 児休業 取得 独 立に 扱 わ う に った こ とに 、 夫 育児 参 加を推 進す 目 的 雇 用機会 均等 一言 に 収ま く っ た 妻 育児 スト レス 軽減 や 良好 父子 関係 構 築
、様 々 文脈 男 性 育児 参加 重 要 あ とい う認 識 広 つつあ
こ うに 、共 働き 夫婦 け く 、妻 家庭 育児 に専 念し 、 夫 収 入 生計 を維 持 す 、 とい う性 別分 業 基本 形を 維持 して い 夫婦 に いて 、 夫 育児 参加 を支 援す こ とを今 日 企業 求 め つ つあ そ 趣 を理 解す 企 業に いて 、妻 就 業に か か わ 、男 性 育児 参 加支援 に取 組 め てい 日 常的 に育 児 にかか わ 男性 少 し つ あ 、 増え つ つあ し かし 、そ 数 全 体と して 依然と して 多い と い え
い 今 日 育 児 妻にま かせ っき と い う男性 多 数派 あ イ クメ ン現 象 一過 的 ーム に終 わ 、長期 的か つ広 範に 日 本 男 性 育児 を担 う うに ため に 、 さ 取組 推進 必要 あ そ た め に 、 こ ま に 増 して、 男性 育 児参 加 支 援 必 要性 を認 識す 企業 増え こ と 重 要 あ ろう
男性 育児 参加 必 要 とさ 社 会的 背景 と して 、こ 第 子 以降 出生 に影 響す こと 明 かに っ て い また 、子 と 過 す 時間 増 え、妻 と 家 事 育児 分担 円 滑 に こ と 労 働 者 満 足 度 向 上 す 可 能 性 あ
5
し か し、 少 子 化 対 策 と し て 意 義 男 性従 業員 気 持 ち わ か 、 そ ため に、 男性 に仕 事 を休ま せ 余裕 わ 社 に い 申 し訳 い 仕事を 優先 して ほし い と企 業に 言わ た と きに、 そ 取 組 必 要 あ と企 業 を説得 す こと き ろ うか 比 較対 象 として 、女 性 育児 を 取
上 、 そ 両 立困難 企 業経 営に 及 ぼす影 響 明確 あ 女性 両 立困 難 多 く
厚 生 労 働 省 00 平 成 ) 年 か 毎 年 実 施 し て い 世 紀 成 年 者 縦 断 調 査 第 回 調 査 、 夫 休 日 家 事 育 児 時 間 長 い 夫 婦 方 第 子 以 降 出 生 割 合 高 く 傾 向 あ こ と を 報 告 し て い
5
本 研 究 に い て 昨 年 度 行 っ た 既 存 ー タ 二 次 分 析 結 果 、 深 夜 業 や 週 末 勤 務 あ 男 性 労 働 者 仕 事 と 家 庭 生 活 両 立 に 悩 を 感 割 合 高 い こ と を 示 し て い た 詳 細 、 松 田 0 3b) を 参 照
-害-
場合 、退 職と いう 結 果を た す 人材 少数精 鋭化 進 近 年 企業 経営 に いて 、 厳 選採用 して 、育 成し た 労働者 退 職 メ リ ット 大き い そ う 認 識か 、 経営 戦 略 として 女性 両 立支 援 に取 組 企業 増 え つつあ 対し て、 男 性 育 児参 加 、こ 阻害さ た 場合 に う 影響 企 業に あ か 、経 営課 題と して 意義 明 か い 家族と 時 間を 取 こ と き い状 況を 不 本意に 思う こと あ っ て 、 来 男 性労 働 者
、家 族を 養う ため と 気持ち を 替 えて 仕 事を優 先し てき た 今 後 同 様 あ 、 男性 育児 参加 支援 と 、経 営に 余裕 あ か社会 的責 任意 識 高 い企業 実 施す 贅 沢
品 う あ 、こ け 企 業経営 苦 しく と いう意 味 必需 品
いと いう こと に ろう 取 組 広 そ 範 囲に と ま 可能 性 高い こ う 問題 意識 か 、今 日 男性 労働 者 に う 育 児参 加 ニー ズ あ か、 そ して、 そ ニー ズ 満 たさ い とき に、 職 場と 関係 に いて う 行 動を 起こ す 可 能性 あ か、 とい う 点を中 心に 、男 性 育 児参加 実 態と 課題 を 明 か にす た め ヒ ア リング 調査 を実 施し た
研究方法
研究 会を 開催 し 、調 査 設 計や 仮説 調査 項目 検討 を行 った また 、 0 年度 に 、問 題につ いて 理 解を 深 め 目 的 、男 性 育 児参加 支援 を行 う民 間 団体 創設 者に 聞き 取 を行う とと に 、既 存 ータ 二 次分 析
6
を通 て検 討課 題 整理 を 行った こ 一連 検 討結果 に と いて 、 以下 う 枠 組 、ヒア リン グ調 査を 設 計した
ヒアリング調査の設計
) 調 査 対 象 設 定
仕事 と育 児を め 今日 夫婦 役 割関 係 、a)夫 稼 得者 とし て仕事 をし 、育 児 専 妻 担 う 、近 代産 業社 会 古 典的 性 別分 業 、b)夫 妻 と に仕 事 をす 、育 児 妻
担う 、新 しい 形態 性別分 業
7
以下 、 女 性 二重役 割型 分業 と 呼 ぶ )、c)育 児 夫妻 と に担 う 、仕事 を通 た稼 得役 割 夫 担 う形態 新 性別 分業 以下、 男性 二重 役割型 分 業 と 呼ぶ )、d) 夫 主に育 児役 割を 担い 、 妻 主 た 稼得 役割 を 担う新 性別 分業 以 下、 夫 主夫 に と いう意 味 主 夫型 分 業 と 呼ぶ )、e)夫妻 と に仕 事と 育児 役 割を担 う 夫婦 平等 型 に大 別す こ と き
6
分 析 結 果 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構 0 3) を 参 照
7
こ 形 態 新 性 別 分 業 に 焦 点 を 当 て た 研 究 と し てHochs chield 9 9) 有 名 あ 日 本 に け 近 年 と し て 西 村 009) あ
今 日 夫 婦 役 割 関 係 に 様 々 バ リ エ ー シ ョ ン あ こ と 、先 行 研 究 指 摘 さ て い た と え 、舩 橋 0 ) 意 識 調 査 結 果 を と に 、 性 別 分 業 志 向 女 性 二 重 役 割 志 向 男 性 二 重 役 割 志 向 育 児 中 心 志 向 平 等 志 向 と い う 類 型 化 を 行 っ て い 、 育 児 中 心 仕 事 と 育 児 を め 夫 婦 役 割 に 区 別 い そ 意 味 、夫 婦 平 等 的 あ と い え 一 方 、本 稿 主 夫 型 分 業 夫 育 児 を 優 先 す と い う 意 味 、 育 児 中 心 と 共 通 し て い 、 夫 婦 役 割 に 違 い あ と い う 意 味 夫 婦 平 等 型 と 区 別
-宴-
こ う ち、 上記 問 題 意識に 照 す 、 理念型 とし て 夫 婦 平等型 と 男 性二 重 役割型 に あた 男 性 を調査 タ ーゲ ット と す こ と 相応 しい 調査対 象と 男性 上 記 い 類 型に 属 す か を事 前に 把握 す こと き い 、 妻 就 業状 況に 夫婦 役 割関係 表 て い 可 能性 高い と考 え、 妻 フ ルタ イム 就業 パート タイ ム就 業 専 業主婦 対象 者を バ ランス く 選定 す こ と 、 夫婦 平等 型 と 男性 二重 役割 型 両 方 調 査対 象に 含ま う にし た
また、 平等 型 夫婦 に いて 、 夫婦 育 児 役割に 違い く、 乳 幼児期 ケ ア役 割を 男 性 担 って い 可能 性 高い 、 男性 二 重役割 に いて 、 家 事 育 児 担い 手 あ 妻 時 間的 制約 平 等 型ほ 強く い ため 、 夫婦に っ て役 割行 動 異 可 能性 あ たとえ 、 身 回 世話と いう ケア 役割 妻 主 に担 う一 方 、 夫 勉 強を 教え と い っ た教育 的 関与 をし て い と いう 違い 考 え こ う 場 合、夫 ケ ア役 割こ そ 担 って い い 、子 と深 くか かわ って い とい え そ う 仮説 と、 調査 対 象
就学 前 乳幼 児 け く 、小 学校 に通 う 学童期 子 を つ男 性 労働者 対 象に 含め た
) 仮説
ま 検討 したい 、男 性 育児 参加支 援 柱 あ 育児 休業 効果 あ 育児 休業 期 間 長い 育児 期間 く 一部に 過 い そ ため、 いく 育 児休 業 を取 やす くし て 、 復 職後に 子育 てに かか わ こと き け 、そ 一 過的 イ ベ ント 終わ って しま う
、別 見 方を す 、 最 初 肝心 あ と いう こと き ろ う 長 期的 に男 性 育児 参加 す ため スター トダ ッシ ュと し て育児 休業 を取 こ と 重要 と いう 考え 方 あ 果 たし て実 態 ち あ ろう か 00 年 少子 化対 策プ ラ スワン 男 性 育児 休業取 得率 数 値目 標 掲 て以 降、 政 府 男 性 育児 参加 柱とし て、 男性 育 児 休 業取得 に取 組 き た 男 性 育児 休業 取 得 、 そ 後 長い 育 児生活 に いて 、 育 児 参加を 高め 実 質的 効果 あっ たと いえ か、 こ 点 今後 政策展 開を 考え 上 重 要 ポ イン ト あろ う
育児休業 か 復 職し、働 き 育児に かかわ 段階に いて 労働時 間 影響 く指 摘さ 一般に 時間制 約 説 と いわ
9
、慢 性 的 長時 間労働 育児 に かかわ 時間を 男性か 奪って い と いうこ と あ 加え て、家族 関 係に影 響を 及ぼ し得 人事労 務管 理 仕組 として 、転 居転 勤に 目を向 けた い 具 体的に いえ 、 単身 赴 任 あ 内部 労働 市 場
発達 した 日本 的雇 用 システ ム と 、 人材育 成と 企業 内 労 働需給 調整 た めに 、 し し 配置 転換 行 わ 支社 や支 店 事業 所 複数 あ 、 そ 範 囲 地理 的に 広 範
に 、 転居 をと うこ とに 、子 学校 や妻 仕事 、 諸事 情に
家族 同 転居 き いとき に、 単身 赴任 す こと に
さ
9
詳 細 Shelton&ohn 996)、 松 田 00 )、 池 田 0 0) 等 を 参 照
-監-
そ うに 育児 参加 を 阻害す 働 き方 を求 め た とき に、 男性 うに 対処 して い か 、本 調査 明 かにし たい 最大 ポ イ ント あ
一つ 可能 性と して 、個人 的 努力 範 囲 、働 き方 を見 直す こ と 、 育児 参加 時 間 を確保 す とい うこ と 考え たと え 仕事 進 め方 に裁 量 あ 、 早め に仕 事 を 終わ せて 帰宅 き う、 働き 方 効率 化 に取 組 とい う方 法 あ 、 個人 的 努力 範囲 働き 方 を変え い 場合 あ ろう そ 状 況 を変え た めに 、 育 児 と両立 しや すい 部署 に 社内 異動 す とい う 方法 あ そ 難 しい場 合 、勤 務先 を 退 職し、 育児 と両 立し や すい別 企 業に 移 、 す わ ち転 職す と い うこと 一 つ 選択 肢 に
ろう こ い 、育 児期 女 性につ い て 、し し 報告さ てい こと あ 同 こ と 男性 に 起 きてい 可 能性 あ ろう か 特に 退職 に ついて 、 人材 流 出 に つ こ とか 企 業 サイド 危機 感を 持 ちやす い ろう 同 認識を 女性 両 立支 援 に ついて 持つ 企業 増 え つつあ こ と 前述 し たと あ
加え て、 本研 究 着 目した い 、 男性 就業ニ ーズ 多 様化 し つつあ 可 能性 あ 前述 う に、 長時 間 労働 男性 育 児参 加 を阻害 す 要因 とし て 広く知 てい し か し、男 性 育児 役割 一律 く、 夫婦 関 係に って 様々 あ 特に 妻 就業 状況 に って夫 に期 待さ 役 割 中 身 異 可 能 性 あ そ こと 就業ニ ーズ に 表 て い
と考 え こと き た とえ 、 共働 き 妻と 家事 育 児を 分 担す 男性 、 保育 所 送迎等 、日 々 家事 育児分 担 必要 か 平 日 残 業を 回避 す 傾 向にあ と 考え こ と
き そ 遅 を 取 戻す ため に、 妻 保 育を き 週末 に仕 事 をして い 可能 性 考 え
0
こ う し た 働 き 方 、 育 児 期 女 性 に つ い て 時 々 報 告 さ こ と あ 、 平 等 型 男性 に いて 同 就業ニ ーズ あ と 考 え こ と き
一方、 専業 主婦 妻 を つ男 性に 典型 的 あ 、 妻 主た 家 事 育児 担 い手 あ 場合、 夫 物理 的 時 間 や く と いう 面 平 日 残業 に対 応 可能 あ し かし 、 そ
分、 土日 や祝 日と い った休 日に 家事 育 児 を担う こと 妻 をサ ポ ートし てい と 考え い う ま く 、 平 日 残 業 休 日 出 勤 と に く す こ と き 、 両 方 ニ ー ズを満 たす こと き し かし 、そ 難 しい場 合 、労 働者 ニーズ を踏 まえ て、 平 日
残業 抑制 や休 日 確 保に取 組 こ と 重 要と ろう
最後に う つ 、こ うに して 育児 に積 極 的にか かわ ろう とす 男性 、仕 事に 前 向 き 意 欲を っ てい 可能性 あ 平た く 言え 、 子 か 尊 敬さ たい かっ こい い 父 さ あ た い と い う 意 識 、 仕 事 に 前 向 き 姿 勢 を 生 い 可 能 性 あ
父親 背 中を 見て 育 つ と いう 言葉 あ うに 、日 本 父親 積極的 に育 児に 関与 す
0
育 児 期 女 性 こ う し た 就 業 実 態 に つ い て 、 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構 0 0) 報 告 し て い
松 田 0 3b) に 、 土 日 祝 日 勤 務 い 男 性 、 夫 婦 分 担 割 合 と し て 少 く と 割 程 度 家 事 育 児 を 担 っ て い 割 合 高 い 平 等 型 男 性 土 日 祝 日 に か か わ 家 事 育 児 を 担 う 必 要 あ こ と を 踏 ま え 、 こ 分 析 結 果 、 二 重 役 割 型 男 性 に く あ て ま と 考 え こ と き
-6-
こと し い 、 そ 姿 勢を 示す こと 子 将 来に 影響 を 与えて い と考 え て きた 職業 人と して 父親 生き 方 、そ 中心に 位置 して いた と いえ ろ う しか し 、 現在 父親 、 背中 を 見せ く、 正 面 子 と向 き合 い 、仕事 学 こと を 積 極的に 子 に 伝え うとし てい いか あ い 、子 か 尊敬 さ 父 親 あ た めに 、 仕事 面 き 父親 あ たい とい う意 識 を っ てい て 、不 思 議
い ろう そ う あ とし た 、働 き 方 メ リハ リを つけ 、 子 とか かわ 時 間 しっか 確 保す こ と 、育 児期 父 親 就 業意欲 を高 め こと に つ ろう そ 企業に とっ て 大き メリッ ト あ に違 い い
以上 う 仮 説を 中 心に置 いて 、男 性 育 児参加 促進 課 題を 明 かに す ため に、 ヒ アリン グ調 査を 行っ た
父親の働き方と家庭生活に関するヒアリング調査 概要
) 調 査 対 象
小学生 以下 子 を つ 男性労 働者 名
) 調 査 対 象 募 集 と選 定 方 法
募 集 方 法 公 募 当 機 構 発 行 ホ ー ム ペ ー や メ ー ル マ ガ ン 、 男 性 育 児 参 加 に か か わ 民 間団 体や 関係 者 を通 て、 調査 対象 に 当す 男 性に 周知 し た 応 募 あっ た中 か 妻 就 業状 況 フ ル タイム 就業 パ ート 就 業 専 業主 婦 非 就業 ) と うに 選定し た 応募 人数 0人 に 達した 時点 一 次募 集 を締め っ た 、専門 職 や事務 職と いっ たホ ワ イトカ ラー 職種 に対 象 者 偏 って いた ため 、 調理師 や建 設作 業員 と いった 現業 職を 対象 に 二 次募集 を行 った そ 結果、 名 協力 を得 たた め、 調査 対象 者 数 名 と った
3) 調 査 対 象 者概 要
調査対 象一 覧 表 - と 調査 対象 名 う ち、 配偶 者 い 3名 妻 就業 状 況を と 、フ ルタ イ ム就業 9名 、パー ト タイム 就業 名、 専 業主婦 6名 あ 上 述した う に 夫婦 平 等型 け く 男 性二重 役割 型 調 査 対象に 含め と いう 調 査 計画を 踏ま え 、 バラン ス良 く調 査対 象 者を確 保 きた とい え
調査対 象 30 代 か 50代 前半 ま 多岐 にわ た 、中 心的 年 齢 層 30 代半 か 後 半 あ そ 30代 調査対 象に い て 、7名 育 児休 業 育 休 )を取得 うち 名 取
と と 育 児 参 加 に 対 す 意 欲 や 意 識 高 い 男 性 調 査 に 応 募 し て い 可 能 性 あ し か し 、 本 人 育 児 参 加 意 欲 高 く て 、こ を 阻 害 す 要 因 あ 、育 児 参 加 難 し い ま た 、仮 説 述 べ た う 男 性 育 児 役 割 多 様 性 を 想 定 す 、育 児 に 積 極 的 男 性 間 に 、そ 意 欲 持 ち 方 や 意 識 中 身 に バ リ エ ー シ ョ ン あ と 考 え こ と き そ う 意 味 、本 研 究 目 的 に 即 し た 対 象 者 を 確 保 き た と い え
-貸-
表 - 父 親 働 き 方 と 家 庭 生 活 に 関 す 調 査 対 象 者 一 覧
ID 実施日 年齢 居住地域 子
年齢
育休 取得
未就学児 有無
業種 カッコ内 職種) 最終学歴 企業規模 妻 就業状況
A 7月 日 53歳 近畿 0歳 層 層 物流 総務 人事) 大学 中 パート
B 7月 日 36歳 関東
歳 歳
○ 第 子) ○ 情報サービス 人事 労務) 専門学校 大 専業主婦
C 7月 日 35歳 関東 歳 層 ○ 就職支援 営業) 大学 大 専業主婦
D 7月 6日 36歳 関東
歳 5歳
○ 第 子) ○ 情報関連サービス 企画) 高校 中 フルタイム
E 7月 6日 歳 関東
3歳 歳
層 層 人材サービス 管理) 大学 小 専業主婦
F 7月 日 6歳 関東 0歳 層 層 広告 イベント企画運営) 大学 中 フルタイム
G 7月3 日 3歳 関東
6歳 3歳
層 ○
精密機器製造 営業→人事関連/ 労組専従)
大学 大
フルタイム 時短勤務) H 7月3 日 33歳 関東 0歳 取得予定 ○ 公益法人 事務) 大学 大 フルタイム
I 月 日 歳 北海道 歳 層 ○ 教育機関 就職支援) 大学 小 フルタイム
9月3日 9歳 関東 9歳 層 層 保険代理店 大学院 中 パート
9月 日 3歳 関東 9歳 層 ○
人材系企業グループ IT系子会 社取締役
商品開発)
大学院 小 パート
9月6日 5歳 中国
3歳 0歳
層 層
教育機関 教員、非常勤)
大学院 大 フルタイム
M 9月7日 0歳 関東 歳 層 ○
システム開発、コンサルテ ング コンサルタント)
大学院 大
配偶者と 別居中
N 9月7日 37歳 関東
歳 歳
層 ○
コンサルテ ング コンサルタント)
大学 大 パート
O 9月 7日 37歳 関東
6歳 3歳 双子)
○ 子 全員)
○ 地方公務員 大学 ― フルタイム
P 9月 6日 37歳 関東
7歳 3歳 0歳
層 ○
コンサルテ ング コンサルタント)
大学院 大 専業主婦
Q 0月 日 5歳 関東
歳 9歳 7歳 歳
層 層
コンピュータネットワーク機器 開発 営業)
大学 大 専業主婦
0月 日 3歳 関東
3歳 0歳
○ 第 子)
○ 情報通信 経営企画) 大学 大 パート
S 0月 6日 36歳 関東 歳 ○ ○
IT関連サービス システムエン ニア)
大学院 大 フルタイム
T 月6日 3歳
アメリカ 9月帰国
0歳 ○ ○
IT関連サービス システムエン ニア)
大学院 大 専業主婦
U 月 0日 3歳 関東
7歳 3歳 0歳
層 ○ 飲食店 調理) 高校 零細 パート
V 月 7日 36歳 関東
0歳 5歳
歳
層 ○ 設備工事 医療用機器設置) 高校 零細 パート
W 月 6日 37歳 関東
歳 歳
層 ○ 設備工事 工場設備、配管) 高校 零細 パート
X 月 3日 3歳 関東
0歳 歳
層 ○ 設備工事 機器設計、設置) 大学 零細 フルタイム
企業規模:大 300人以上) 中 00- 99人) 小 0-99人) 零細 0人未満) 出生順位
-里-
得予定 )し て 、 一 般的 取得 率に 比べ て 育休取 得者 か 多 いとい え
また、 ホワ イト カラ ー 多い こと と関 係し て い 、学 歴 大学 大学院 卒 9 名を 占 め 企 業規 模 従業 員数300人 以上 大 企 業 人 と多 い 、中 小零 細企 業 対象 者
確保 き て 、 事 例とし て 一定 バ リ エーシ ョン を確 保 き た 、 企業 業 種 IT関連やコ ンサ ルテ ング う 専 門サ ー ビス業 割 合 高い
雇用形 態 非常 勤 名 さ ) 残 全 員フル タイ ム勤 務 正 規雇用 あ
3
) 調 査 期 間
0 3年7月~ 0 年 月
5) 調 査 法
半構 造化 イン タビ ュ ー
6) 主 調 査 事項
a) 家 庭生 活に つい て:平 日と 休日 家 庭 過 し 方 子 と か かわ 方
夫婦 関係 と家 事 育 児分担 教育 やし つけ 方 針
家計 状 況
父親 とし て 意識 b) 仕 事に つい て
育 児休 業等 、 勤務先 両 立支 援制 度 利用 につ いて 労 働時 間と 働 き方
賃金 安 定性 成 果 管理
異動 転 勤 転職 仕事 に関 す 意識
7) 記 録 作 成
聞き 取っ た内 容に つ いてメ モを 取 とと に、録 音し て 訳を 作 成した こ を 元に 作 成 したヒ アリ ング レコ ー ドを対 象者 に送 、 事 実関係 確 認や 追加 的 情報 を得 た 対象 者 か 公表 許 可を 得た 内 容を巻 末 ヒア リン グ レコー ドと して 掲載 し てい 巻 末へ 掲 載 に
3
さ 取 締 役 あ 、従 業 上 地 位 会 社 経 営 者 に 当 た 、親 会 社 に 雇 用 さ て い た め 、調 査 対 象 者 に 含 め て い
あ か め 質 問 大 枠 を 決 め た 上 、 状 況 に 応 て 追 加 的 質 問 を 臨 機 応 変 行 う イ ン タ ビ ュ ー
-重-
あたっ て 、公 表後 に 対象者 に迷 惑 かか い う、 個人 や勤 務 先等 団体 特 定さ 情報や プラ イバ シー に かかわ 情 報に つい て 秘匿処 理を 行っ てい
5 調査結果概要
調査 結果 要 点 次 う に要 約す こ と き
)男 性 育児 休業 家 事 育児 に対 す 理解 を深 め、 そ 後 妻と 分 担を 円滑 に す 契 機と う 妻 産 後 か 月や 妻 復職時 に休 業 ニー ズ あ 、 休業 にと
う 収入 減 少 実 問 題 あ
)育 児参 加に 積極 的 男性 、 家族 と 関係 希 薄に 働き 方と して 、長 時間 労働 と単 身赴任 に 否定 的 あ 、働 き方 を変 え た め転職 す 可能 性 あ
3)家 庭 役 割関 係に っ て就 業ニ ーズ に多 様性 あ 妻と 家事 育 児を 分担 して い 男性 、 平日 に家 事 育児 時 間を 確保 き 働 き方 を望 一方 、家 事 育児 主 に 妻 担っ てい 、自 身と 妻 精神 的 充足 を目 的に 家事 育 児を 担う 男性 、 土 日や祝 日に 家族 と過 す時間 をつ く ため に 休日 確保 を重 視す
)育 児に 積極 的 意識 裏 返し とし て、 父親 不在 昭和 家 庭 に対 す 否定 的意 識 あ 仕事 をし っか とし、 子 と 向 き 合うこ と 働 く 父 さ 理 想
男性 育児 参加 支援 、転職 とい う形 人 材流出 を防 止す と い う意味 、 今日 企 業 経営に とっ て必 須 施 策 あ と いえ 可 能 性 あ そ 観点 か 、育 児期 男 性 就 業 ニーズ を掘 下 、 働 き方を 見直 すこ と 重 要 あ
-10-
第 2 章 男性の育児参加を阻害する働き方とその対応
じめに
男性 育 児参 加 あ 方 様々 あ 、 00 年に 厚生 労働 省 策 定した 少子 化対 策プ ラスワ ン に いて 男 性 育 児休 業取 得目 標 掲 てか 、 育 児休業 男 性 育児 参 加 支援 中心 に置 か て きた 005 年 施行 次 世代育 成支 援対 策推 進 法 略 称 次世 代法 ) に と く 厚生 労働 省 に いて 、 男性 育児休 業取 得者 人 以上い こ とを く
取 得 条件 一 つ として い さ に 、 0 0年施 行 改正 育児 育児 護休 業法 か 、 配偶者 就 業 有無 に かかわ 、育 児休 業 を取得 き うに った そ 直後 に厚 生 労 働省 イ クメ ン プ ロ ェ クト スタ ー トし、 男性 育 児参 加 促進に 向け た気 運 高 ま った 今日 男性 育児休 業取 得率 高 い と い え い 、育 児 休業 イ クメ ン 象 徴とし て広 く認 知さ う に って い
、 育児 休業 取得 者 増加 、 実質 的に 男 性 育 児参 加を 高め ことに とい え か 否かに つい て 検討 を 要す 部分 あ 育 児 産 後数 か月 終 わ く 、そ 後 継続 す あ 育児 休業 を取 、長い 育児 期間 ほ 一時 期に 過 い 休 業取得 支 援 、 たとえ 日 々 職業 生 活に いて 早く 帰宅 き うに す とい っ た 支援 方 重要 あ か し い 、 育児休 業取 得 父親 と して 自覚 を高 め、 そ 後 育 児参 加に 向け た 第 歩とし て重 要 意 味を持 って い 可能 性 あ 最 初 肝心 と いうこ と あ
そ う 観点 か 、 育児休 業を 取得 した 男 性 、 仕事 と育 児に つ いて、 う 経 験 をして い か 、 めに整 理す こ とに し たい そ 結果 をあ か め 述べ 、 育 児 休業取 得 家 事 育 児 大 変さ わ かっ た とい った う に家 事 育児 へ 意識 を高 め 契機と う し か し、育 児休 業を 取得 し た男性 、 復職 後 継 続的に 育児 にか かわ こ と き て い と 必 し い え い 女 性 育 児 休 業 に つ い て 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構
0 0) 指摘 した こ と 、育 児休 業 取 やす い、 しか し復 職 後 働 き方 に課 題 あ という 事例 、 男性 に ついて 確 認さ た 長時間 労働 そ 典 型 あ 、 加え て、 転 居 転勤に と う 単身 赴 任 ま た 実 問題 あ こ とを 調査 結果 示唆し てい こ
つ 要 因 、育 児参 加 継続 を難 しく す こ と 想 像に 難く い 、注目 した い 、 そ う 状況 を甘 受す く 、積 極的 に 状況を 変え う とす 労働者 と 具 体的 行 動 あ そ 詳細 を 以下 報告 し う
1
両 立 支 援 優 良 企 業 あ こ と を 示 す 次 世 代 認 定 マ ー ク
-11- 男性の育児休業取得状況
調査 対象 名 うち 、育 児休 業を 取得 した 表 - に 示す7名 あ 、年 齢 い
30代 あ 取得 期間 短い 場 合 週 間 Oさ 、 Tさ )、 最 長 い さ 3か 月 あ Bさ 、D さ 、 Hさ 、 Sさ 取得 期 間 か月 あ 、 Bさ とHさ 3か 月 取 得を 希望 して い た 、仕 事 都合 か月に っ たと い う 取得 した 年代 00 年に取 得し たDさ 最 早 く、 次い Oさ 007年 早 い こ 人 と に、 出産 直後 時期 に取 得し て い 近年 育児 休業 を 取得し たB さ 、 S さ 、T さ 取 得時 期 出産直 後 あ こ 時期 取得 理由 とし て 、産後 か 月間 妻 寝てい た方 良 いこ と か
表 - 育 児 休 業 取 得 者 属 性 と 取 得 当 時 状 況
育児休業 取得者
年齢 属性 取得時期、期間 妻 就業 詳細
Bさ 36歳 情報サービス 人事
00 年 第 子 誕 生直後にか月
専業主婦
夫婦と に大阪出身 、第子 関西 出産したため、 互い 両親 いろいろサポートしてく た 第子誕生時 関東に 来ていた 、親族 サポート 受け 、育休を取得 3 か月取 たかった 、仕事上 立場 あって か か難しか った 無理言って1か月とったという感 妻 生ま たて 第 子 世話に専念し、私 長男 面倒を という形 っ た 育休を取 前 家にいて家事 育児をす 専業主婦 楽 いかという思い あった 、時間に追わ て大変 と知った
Dさ 36歳 情報関連サービス 企画
00 年 第 子 誕 生直後にか月
フルタイム
産後1か月 妻 寝ていたほう 良いと言わ ていた 、 自分 育児休業を取得して、家事を全部やった 男性 育休 を取 い いかと思う 多分、経済的にす くつ いと思う 私 、 か月たて 家事 き と聞いていたし、 か月く い った という 取得した 自分たちに貯え
かった 、男性 育休 結構きつい ろう
Hさ 33歳 公益法人 事務
子 生ま た か 、こ か 取得希望 予定
か月
フルタイム
妻 出産を機に退職した 、子 歳に タイミング 再就職す 予定 そ ときに自分 育児休業を取 たい
Oさ 37歳 公務員 事務
007年 と 0 0年 に、第 子、第 子 第3子 双子) 誕 生直後週間
フルタイム
当時 国家公務員 った 省庁を挙 て男性 育休に力を入 ていた 取 き ダメ という雰囲気 あった し かし、育休後 定期的に転居転勤 あ 、単身赴任をしてい た そ ことに不満 あった 第子 第3子 双子) 誕生 後、妻 育休中 一緒に住めた 、妻 復職にと って再 び単身赴任に ため、自分 仕事を辞めた
さ 3 歳 情報通信企業 経営企画
00 年 第 子 誕 生 時 、 生 後 か 月 頃 3か月 育児休 業取得か 復職後 1か月 日6時間
短時間勤務 学生
前々か 子 生ま た 育児休業を取 たいと会社 公 言していた 興味本位 たい 半分 結果として妻 働 くこと サポートに った 妻 専門学校に通っていた 、 妊娠 一 休学した 復学 タイミング 私 育児休業を取 った 取得して て育児 大変 ということ くわかった 会社へ行って仕事をしてい ほう っと楽 と思った 第 子 とき 金 かったし、育児休業を取 に乗 ろ うとした 、保育園 し保育 うまく行か 、苦労した 育休 贅沢品 く 日用品
Sさ 3 歳
IT関連サービス システムエン ニア
0 年 第 子 誕 生直後にか月
フルタイム
妻 親 関西か 週間 い来ていた 、そ 後、妻 あま 身動き 取 い時期 家事や身 回 世話 、 っと 私 やっていた 会社 モットーとして人と社会に優しいIT を作っていこうという あ 、子育てをす うえ 助かっ てい 面 あ 私 見てい 範囲 、同 うに小さい 子 い 方 子 発熱 帰 ます と に言 って帰 う 雰囲気 し、育休を取ってい 人 多い しかし、復職した後 、仕事 忙しく、遅い時間に帰宅す 日 続いた 私 帰 遅いこと自体を妻 す く不安に思 っていた う そ ことを、上司に相談し、残業 い部 署に異動した
Tさ 3 歳
IT関連サービス システムエン ニア
03 年 第 子 産後週間
専業主婦
アメリカ 第 子 生ま た 、産後す に妻 退院した 産後 週間育児休業を取得 手伝いに来ていた妻 母 サポー ト 自分 役割 母 妻をサポートし、そ 母を自分 サポ ートす 感 そ 後 、週間 出勤せ に在宅勤務してい た
-1「-
家事 をす た め と 、Dさ 36歳、IT会 社 企画 担当 ) 述べ 同様 指 摘 、他 調査対 象者 か あ ちろ 、Bさ 36歳、ソフ トウ ェア 会社 人 事担 当) 人目
子 誕生 時に つい て 述べて い う に、 親 近く にい 、そ サポー トを 得 こと 夫 育児 休業 を取 に 済 こ と あ し か し、Sさ 3 歳、ITサービ ス会 社 SE) 事 例 うに 、郷 親 に一時 的に 来て う 場合 、そ 滞 在期 間 短く 、全 面的 に頼 こ と き い場 合 、 や 夫 家事 役割 大きく 結 果と し て、育 児休 業 必要 生
、妻 就 業 状況に つい て、 B さ とT さ 妻 専業 主 婦、D さ 、 Hさ 、 O さ 、 S さ フル タ イム就 業、 さ 学 生とい う う 違い 見 、こ 時 期 、 妻 就業 状況 に かかわ 、産 後 母 体 状 態か 妻 サ ポ ート 必要 に 009 年改正 前 育児 護 休業法 に いて 、 産 後 週 育児 休業 につ いて 妻 就業 状況 を 問 わ に 取得 可能 とさ てきた こ 出 産直 後 時期 、 妻 就業 状 況にか かわ 、休 業 ニーズ あ こ とを 改 めて確 認す こ と き
一方、 妻 就業 して い 場合 、 妻 復職 タイミ ング に合 わせ て 取 と いう パタ ーン あ Hさ 33歳 、公益法 人 事 務職 ) こ に 当 す 、学 生 妻 復 学す さ
3 歳 、情報 通信 企業 経営企 画担 当 ) 状 況 同 あ 特に さ 、第 子 生 ま た時 に育 児休 業を 取 得した 、 第 子 と きに 取得 し かっ た 経験か 、 こ 時期 育 児休業 必 要不 可 あ と 指摘 して い
さ 0 0年 第 子誕生 後 、子 か 月 と きに3か 月 育 児休業 を取 得し てい 妻 当 時専 門学 校 生 、妊娠 にと っ て休学 した 、復学 す タイ ミン グ さ 育児休 業を 取得 した 休業中 、 妻に 代わ っ て さ 日中 家 事 育児 をし てい た さ
、 結婚 前か 男 性 育児 参加 に関 心 あ 、子 生 ま た 育児 休業 を取 得し て たいと いう 希望 を っ ていた そ こ とを 早 い時期 か 勤務 先 公言し てい たと いう そ
意味 、 必要 性 あ って取 った とい う 、興 味関 心 先行 し ていた 面 あっ た
しかし 、 人目 子 生 ま たと きに 、 育児休 業を 取 に 苦 労した 経験 か 、育 児 休業 必要 不可 あ とい う認 識を つ うに った そ 理 由 、保 育所 し 保 育 に予想 時間 か か ったこ と あっ た 当 初 週 間程 度 し保育 終 わ 見通 し あった 、 子 う まく保 育所 に め 、加え て、 子 発 熱 重 っ たた め、 期 間
長引 いた し 保 育中 、午 前中 に保 育 終わ た め、 保育 時 間 終 わ に合 わせ て さ 年休 を取 得し て 迎えに 行き 、午 後 妻 年休 を取 って 帰宅 す を 待っ て出 勤す と いう生 活 続い た 結 果とし て、 子 保 育園に ま 3週 間かか った 第 子 誕 生時に 比べ て、 残業 少 く 、平 日 遅く に 帰宅 き てい た ことと 、 人目 子 育 て 経験 育児 コ を つ かめて いた とい う感 覚 あっ たた め、 育児 休 業を取 に乗
と考え てい たと いう しかし 、そ 見 込 甘かっ たと いう 思い さ に あ
男性 育児 休業 を取 ことに つい て 、 か か職 場 理解 を得 に くいと いう こと た び たび指 摘さ 、 さ やHさ 時 間を かけて 上司 を説 得し 、理解を 得て い Hさ
-1害-
調査 時に 育児 休業 取 得に向 けて 勤務 先と 調 整して い 最中 あ っ た そ 前 男 性 育 児 休業取 得者 人 いた 、直 属 上司 Hさ 育 児休 業取 得に 理 解 かっ た しか し、 厚労省 イ クメ ン ホ ームペ ー をメ ール 送った 、 いろ いろ 資料を 上司 机 に置 い た
、総 務課 い かに 協 力的か とい うこ とを 話 した して 、上 司を 説 得した Hさ 当初 3 か月 あ った 取得 希 望期間 を か月 に短 縮 した さ 勤 務先 大企 業 あ 、人 事 部 に 男 性 育児 休業 を 取 こ とに 好意 的 応 あ った 、 現 場 受 け止 め方 違 っ て いた 若い 世代 中 に 、性 別分 業に 肯定 的 同僚 い て、 さ 育児 休業 を取 こ と を 応援す 雰 囲気 あ っ たと いえ い 状況 あった し かし 、 さ 、 子 き 前 か 飲 会 非 公 式 席 し子 き た 取 たい と公言 し、 育児 休業を 取 得した い人 あ と いう 象 けを 行っ て いた 最初 冗 談と し て受け 止め てい た上 司 本気 あ こと を理 解 したと いう
う つ、 男性 に育 児 休業取 得を 躊躇 させ 要因と して 、 く指 摘 さ 、収 入 問 題 あ たと え 、 C さ 35 歳 、就 職支 援 営 業職 ) 育児 休 業を取 得し てい い 、 半休を 取っ て、 妻 実 家 近 く 病院 出 産 に立ち 会っ た そ 翌 日 休 暇を 取っ た 上 司
快く 休暇 を認 めて く たと いう そ う にして 、ス ポッ ト 休 暇を取 方 男 性に と っ て 良 いと いう そ 理由と して 男 性 場 合 、 稼 く とち っと つ い と い う こ 問題 につ いて 、取 得者 多 く 貯金 を取 崩し て対 応し て い た とえ 、 00 年 に育児 休業 を取 得し たDさ 36歳、情報 関 連サー ビス 企画 担当 ) 、 か月 っ た 収 入 減 って 乗 とい う判 断 育児 休 業を取 得し た 、貯 金 か った 厳 しい と 述 べてい Dさ 育 児休業 を取 得し た当 時 に比べ て現 在 給付 率 上昇 して い 009年 か 育児 休業 中に 給 付さ 基本 給付 金 と、 職場 復帰 後に 給 付さ 職場 復帰 給 付 金 区別 撤 廃さ て、50% 給付 金 育 児休業 中に 支給 さ ことに っ た しか し 、 0 0年 に第 子 誕 生 した さ 、第 子 誕 生時に 育児 休業 を取 得 し か った 理由 一 つ として 収入 問 題を 挙
前述し た うに 、 さ 、 第 子 生 ま 前 早い 時期 か 、 育児休 業取 得に 向け た 準備を して きた 、 収 入につ いて 減 収分 を 計算し て貯 金し て い たとい う さ に、 3 か 月 育 児休 業期 間 う ち か月強 年 休 未 消化分 を充 てた ため 、 無給 育児 休業 期間 か月半 程度 あ った 育児休 業給 付 5割 含め と、 結果 的に 減 収額 海 外旅 行に 行 く く い 収 まっ た そして 、 回海 外旅 行 に行っ たと 思え 安 い と思 って いた と 振 返 って い 、第 子 誕 生時 に 、残業 少 い 部署 に 異動し て残 業代 減 っ た こと あ 、第 子誕 生時 年収 00万円以 上下 っ てい た 残業 減 った こと 時 間的余 裕 生ま 、 育 児休業 を取 必 要 いと判 断し た面 あ 、収 入面 育児 休 業 を取 い とい う判 断 をして い 当 時 さ に とっ て育 児休 業 贅 沢品 あ 、 金 いか 買 わ い こ う と第 子 ときに 判 断し たと い う し かし 、 人 目 子
生ま た とき に 、育児 休業 を取 に 苦労を した 経験 か 、 育児休 業 金 有 無 に
-1宴-
かかわ 必要 日 用品 あ と いう 認 識を つ うに っ た
Oさ やTさ う に、妻 出 産直 後に 週間程 度 休 を取 という こと 、育児 休 業 け く、 年休 や 配偶者 出産 休暇 様 々 方 法 見 さ う に育 児休 業 期間 一部 に未 消化 年休を 充て こ と 収 入 減 少を 防 方法 と して現 実的 あ ろう し かし、 そ 対応 し き い部 分に つい て 、育 児休 業給 付 引 上 等 に 所 得保 障 充実 重要 支 援 あ こと を調 査結 果 示 唆して い
男性 育児 休業 を取 こと 家庭 生活 に及 ぼ す影響 とし て、 B さ 情報 サー ビス 人 事 担当) 家 事 育児 に 対す 理解 深 まっ た ことを 挙 朝 昼 夜 食事 時 間 決 ま ってい て、 夜9時 に 子 を寝 かせ け いけ い 中 様々 家事と 育児 をこ す 日 スケ ュ ール を体 験 したこ と 、仕 事 時間 に追 わ て大 変 とい う認 識を つ と と に、妻 家事 育 児 大変 と思 うポ イン ト を先回 し て理 解 き う に った とい う そして 、今 ま 自 分 き こと を し ていた 、 育休 を取 っ てか 今や った ほ う
いい こと を き うに っ たと いう B さ 妻 、家 事や 育児 苦労 を少 し 理 解して えた こと 、実際に 体を 動か して 手 伝って うこ と う しか った そう 育休中 に育 児と いう 共 同作業 を通 て 、夫 婦 絆 深ま った と い う 同 く さ 、 3 か月 育児 休業 中、 復 学した 妻に 代わ って 家 事 育 児を 担っ たこ と 、そ 大 変さ わ か っ たとい う 家 子 と 人 っ と配 偶者 帰 を待 って い こ とや、 一日3食毎 回献 立 を考え て作 こ と 大 変さを 実感 し、正直 、会社へ 行っ て仕 事を し てい ほう っと 楽 と思っ た とい う感 想 を述べ てい
しかし 、こ うに 男 性本人 意 識 向上 し て 、 物理 的 職場 働き方 そ を 可能 に す か った 、継続 的に 育児 にか か わ こ と き い そ 観 点か 取 上 た い 、Oさ とSさ 事 例 あ こ 人 職 場 、育 児休 業 取得に 関し て 積極 的 あ 、当 時国 家公 務 員 あ ったOさ 取 き ダメ と ま い わ てい た し か し、 人 と 復職 後に 働き方 問 題に 直面 し た シ ステ ムエ ン ニ ア あ S さ 場 合 遅い時 間 帰宅 、国 家 公務員 あ ったOさ 転居 転勤 にと う 単身赴 任に っ て、家 族 と過 す時 間を 確保 し にくく っ た
Sさ 勤 務先 に 人 と社会 に優 しいITを作 ってい こう とい うモ ッ トー あ こと か
、両 立支 援制 度 会 社に根 付い てい と い う S さ 妻 出産 直後 に か 月育 児休 業 を 取得し てい 、 復職後 遅 く帰 宅す 日 続 いた シ ステ ム エン ニア 仕 事 、 た
2 折 し 2014年 通 常 国 会 に 、 育 児 休 業 給 付 を 取 得 期 間 中6か 月 に 限 67%に 引 き 上 法 案 提 出 さ
こ に っ て 、 経 済 的 理 由 育 児 休 業 を 取 い 男 性 減 か 、 今 後 動 向 に 注 目 し た い 、Tさ 事 例 、 法 定 を 上 回 企 業 自 主 的 取 組 と し て 、 育 児 休 業 を 有 給 に す と い う こ と 選 択 肢 と し て あ
う こ と を 示 唆 し て い Tさ 第1子 誕 生 当 時 、 ア メ リ カ に 赴 任 し て い た 、 現 地 法 人 1週 間 育 児 休 業 期 間 有 給 あ っ た ア メ リ カ に 、 家 族 医 療 休 暇 法 と し て 育 児 休 業 法 制 化 さ て い 、 法 定 育 児 休 業 無 給 あ 、 公 的 育 児 休 業 給 付 制 度 い Tさ 報 告 す 有 給 育 児 休 業 、 個 々 企 業 に
け 労 働 契 約 に あ そ う 背 景 を 踏 ま え 、 育 児 休 業 給 付 以 外 方 法 所 得 保 障 を 広 こ と 可 能 性 と し て 検 討 し て 良 い ろ う
-1監-
とえ 銀行 シ ステ ム あ 、 平日 にメ ン テナン スす と 利用 者 使え く ため 、 休 日や夜 中に 作業 発 生 す そう した こと か 生活 不 規則 に ち あ そ 夜 中に子 起 き と ミルク をあ た 、 深 夜に片 付け 物を した す 、 帰宅 遅 い 生 活 中 、 き け 家事 育 児 してい た 妻 年 間 育児休 業 を取得 して いた 、 家 子 と 人 け い こと に不 安を 感 てい たと いう そ ため、 家事 育 児を し くて 良い か 早く 帰 ってき て欲 しい とSさ 妻 に言 わ てい た そ 不安 に耐 え
く っ た妻 、 あ 日 、子 を 連 て実 家 に帰っ てし まっ た そ う 経 緯か 、 S さ 上 司に 相談 し、 残 業 い現 在 配属 先 に異動 した
一方、 国家 公務 員 あ ったOさ 、 年に 度とい う定 期的 人 事 異動に 転居 転勤 頻繁 にあ 状 況 、3人 子 第 子 第3 子 双 子) を う けてい 第 子 生 ま た 月 あっ た 、 そ 直後 に転 居 転勤を 命 た 妻 育児 休業 を取 得し て い 年間 一 緒に 赴任 した 、復 職に 合わ せ て妻 東京 近郊 地 元 に帰っ てし まい 、次 異 動ま 年 間 単身 赴任と っ た こ を 機に転 職を 決意 し、 社 会保険 労務 士 資格 を 取 った 、民 間企 業 求 人に応 募し た した そ 後 、運 良く 東京 に 異動に っ たた め、 妻 子 と一緒 に生 活 きた そして 妻 回目 出 産をす 前 日に 現在 勤務先 あ 地 方公 務 員
中途 採用 枠に 合格 し 、翌春 か 働き 始め て い
長時間 労働 と単 身赴 任 、仕 事中 心的 日 本 男性 象徴 的 働き 方 として 、従 来 たび た び取 上 てき た 育児 休業 を取 や す くて 、こ つ 家 庭生活 と 間に コン フ リ クトを 生 こと に っ て 男 性 育児 参加 を しやす い職 場 あ と いえ い ろ う 似 た う 経験 、 ほか 調査対 象者 し てい そし て、 興味 深い こ とに、 多く 対 象者 、 そ 状 況を 甘受 す く、 状況 を変 え 努力 をし てい
転居転勤への対応
転勤 問 題か う Oさ 単身 赴任 続く 職業 生活 を避 け ため 、出 産 育児 期 に 転職し てい た そ 背 景とし て、Oさ に 、妻 フル タイ ム就 業 転居 転勤 に 同し 続 け こと き いと い う事情 あ った 夫 婦 と にフ ルタ イム 就 業して い 場合 、転 居 転 勤 家 族に とっ て悩 ま しい問 題に こと 想像に 難く い
しかし 、Oさ 単に 転居転 勤 あ とい う こと けを 問題 にし て い わ け い 勤 務先に 不満 を った 、誰 転勤 す わ け く、 転勤 す 人 とし い人 間 に不 公 平 あ こと 、そし て、 子 生 ま たと き く い 動 かさ い ほしい とい う希 望を 出 した直 後に 転居 転勤 辞 出た こと あ Oさ 勤務 先 、 0~50代 転居 転勤 を す こ と ほと く、若 い人 け 転 勤 対象 に って いた そうし て、 こ 先 っ と
割を 食う 嫌 と単身 赴任 中に 考え て 転職を 決意 した
情報通 信企 業に 勤め さ 、人事 異動 に 転勤 頻 繁に あ そして 、そ こ とを 理由に 転職 を考 えて い さ 結婚 タ イミン グ 関西 か 東 京に転 勤し てい 、 こ