2 堺市国民健康保険事業の分析
(1)国民健康保険加入状況
①国民健康保険加入状況の年度別推移
過去 5 年間の国民健康保険加入状況は、【表1】のとおりである。
加入世帯及び加入数は増加傾向にあるものの、伸び率は逓減傾向にある。
【表1】加入状況年度別推移
平成 13 年度 平成 14 年度 平成 15 年度 平成 16 年度 平成 17 年度
被保険者世帯
加入数(世帯) 143, 004 147, 703 152, 453 163, 299 165, 961
加入率 45. 7% 46. 8% 47. 7% 48. 4% 48. 5% 被保険者
加入数(人) 277, 584 285, 047 291, 355 311, 433 312, 901 加入率 35. 2% 36. 2% 37. 0% 37. 6% 37. 7%
(注)1.表中の被保険者世帯加入数は、年度末時点の世帯数である。
(注)2.表中の被保険者加入数は、年間平均の人数である。
(注)3.表中の被保険者加入率の算定にあたっては、住民基本台帳人口を基礎とし、簡便的に年間平均加
入者数を年度末の総人口で除して算出している。
(注)4.平成 16 年度から美原町合併により美原区域を加えている。なお、平成 16 年度及び平成 17 年度に
おける美原区域における数値は、以下のとおりである。
平成 16 年度 平成 17 年度
被保険者世帯
加入数(世帯) 7, 458 7, 594
加入率 51. 2% 51. 5%
被保険者
加入数(人) 15, 542 15, 641
加入率 39. 6% 39. 9%
②国民健康保険加入状況の都市間比較
都市間比較を、平成 18 年 3 月発行の平成 17 年度版「国民健康保険の実態」(国民健 康保険中央会出版)に基づき、政令指定都市別にまとめた表が【表2】である。
【表2】平成 16 年度加入状況政令指定都市間比較
被保険者世帯 被保険者
加入数(世帯) 加入率 加入数(人) 加入率 札幌市 342, 024 38. 5% 575, 606 31. 0%
仙台市 174, 317 40. 8% 317, 386 31. 8% さいたま市 183, 372 42. 9% 334, 336 31. 7% 千葉市 173, 083 46. 3% 317, 316 35. 3% 横浜市 654, 578 43, 1% 1, 162, 441 33. 0%
川崎市 243, 566 41. 5% 438, 054 34. 2% 静岡市 137, 042 50. 7% 263, 728 37. 6% 名古屋市 436, 587 47. 4% 790, 315 37. 1% 京都市 271, 384 44. 0% 491, 450 35. 5%
大阪市 610, 335 50. 3% 1, 103, 005 44. 2% 堺市 163, 299 48. 4% 311, 433 37. 6% 神戸市 305, 681 46. 7% 536, 347 35. 9% 広島市 208, 695 43. 2% 369, 294 32. 7%
北九州市 211, 539 48. 4% 373, 518 37. 7% 福岡市 250, 735 41. 1% 443, 715 33. 2%
全国(市)平均 48. 2% 36. 8%
(注)1.表中の被保険者世帯加入数は、年度末時点の世帯数である。
(注)2.表中の被保険者加入数は、年間平均の人数である。
(注)3.表中の被保険者加入率の算定にあたっては、住民基本台帳人口を基礎とし、簡便的に年間平均加
入者数を年度末の総人口で除して算出している。
(注)4.表中の数値は、国民健康保険中央会出版「国民健康保険の実態」によっている。
(2)被保険者構成内容
①被保険者構成の年度別推移
被保険者における一般、退職者及び老人保健医療給付対象者(以下「老健対象者」 という)の過去 5 年間の構成割合を示した表が、【表3】のとおりである。
【表3】被保険者構成年度別推移
平成 13 年度 平成 14 年度 平成 15 年度 平成 16 年度 平成 17 年度
一般
人数(人) 182, 428 184, 377 186, 152 196, 368 194, 530
構成率 65. 7% 64. 7% 63. 9% 63. 1% 62. 2% 退職者
人数(人) 36, 878 38, 914 44, 138 52, 801 58, 283 構成率 13. 3% 13. 7% 15. 1% 17. 0% 18. 6%
老健対象者
人数(人) 58, 278 61, 756 61, 065 62, 264 60, 088 構成率 21. 0% 21. 7% 21. 0% 20. 0% 19. 2% 合計
人数(人) 277, 584 285, 047 291, 355 311, 433 312, 901
構成率 100% 100% 100% 100% 100%
(注)1.表中の数値は、年間平均の数値である。
(注)2.平成 16 年度から美原町合併により美原区域を加えている。
②被保険者構成の年齢別比較
被保険者構成の年齢別比較は【表4】のとおりで、市における国民健康保険加入者 の占有率は、60 歳未満は 22. 9%から 31. 1%と国民健康保険に加入している割合が低 いが、定年等を迎える 60 歳以上の占有率は 6 割を超え 80 歳以上においては 8 割近く なっている。
【表4】被保険者数年齢別比較
被保険者 市合計
年齢 人数(人) 構成率 人数(人) 構成率
被保険者 占有率
20 歳未満 36, 557 11. 7% 159, 477 18. 9% 22. 9%
20∼29 歳 25, 449 8. 2% 103, 193 12. 3% 24. 7% 30∼39 歳 33, 259 10. 7% 137, 170 16. 3% 24. 2% 40∼49 歳 23, 582 7. 6% 96, 794 11. 5% 24. 4% 50∼59 歳 39, 651 12. 7% 127, 330 15. 1% 31. 1%
(3)一人当たり国民健康保険料
①年間国民健康保険料の年度別推移
医療保険分は、平成 14 年度に所得割率、均等割、平等割の保険料の全面見直しを行 った。なお、平成 18 年度の所得割率の改定は、賦課対象所得算定に当たり「被保険者 の総所得金額等の合計」から「被保険者の基礎控除後の総所得金額等の合計」に変更 しているためであり、実質的な見直しによる率の改定ではない。
一方、介護保険分については、毎年見直しを行っている。
【表5】年間国民健康保険料年度別推移
平成 13 年度 平成 14 年度 平成 15 年度 平成 16 年度 平成 17 年度 平成 18 年度
医療保険分
所得割率 8. 9% 10. 7% 10. 7% 10. 7% 10. 7% 11. 8%
均等割 31, 680 円 36, 840 円 36, 840 円 36, 840 円 36, 840 円 36, 840 円 平等割 29, 640 円 30, 480 円 30, 480 円 30, 480 円 30, 480 円 30, 480 円 賦課限度額 520, 000 円 530, 000 円 530, 000 円 530, 000 円 530, 000 円 530, 000 円
介護保険分
所得割率 0. 94% 0. 98% 1. 16% 1. 42% 1. 71% 2. 62% 均等割 8, 400 円 8, 400 円 9, 480 円 10, 560 円 11, 760 円 13, 080 円 賦課限度額 70, 000 円 70, 000 円 70, 000 円 80, 000 円 80, 000 円 90, 000 円
(注)1.平成 18 年度において、賦課対象所得算定に当たり「被保険者の総所得金額等の合計」から「被保
険者の基礎控除後の総所得金額等の合計」に変更している。
(注)2.表中の数値には、美原区域分を含めていない。
②年間国民健康保険料の都市間比較
年間国民健康保険料の政令指定都市間比較は、【表6】のとおりである。
【表6】平成16年度年間国民健康保険料政令指定都市間比較
医療保険分 介護保険分
所得割 資産割 均等割 平等割 所得割 均等割 平等割
※
札幌市 460. 0% − 37, 780 円 23, 880 円 94. 0% 8, 690 円 4, 350 円 2
仙台市 410. 0% − 26, 160 円 31, 080 円 81. 0% 7, 080 円 6, 240 円 3
さいたま市 9. 10% − 29, 500 円 − 1. 70% 7, 000 円 − 1
千葉市 7. 10% − 16, 680 円 21, 600 円 1. 44% 6, 600 円 5, 280 円 1 横浜市 354. 0% − 42, 440 円 − 68. 0% 11, 410 円 − 2
川崎市 257. 0% − 16, 945 円 23, 082 円 44. 0% 4, 415 円 4, 383 円 2 静岡市 6. 10% 25. 0% 28, 800 円 24, 600 円 1. 20% 9, 900 円 − 1
名古屋市 270. 0% − 40, 811 円 − 45. 0% 10, 368 円 − 2 京都市 669. 0% − 35, 500 円 24, 200 円 126. 0% 8, 880 円 4, 520 円 2
大阪市 640. 0% − 34, 430 円 25, 965 円 90. 0% 7, 605 円 4, 254 円 2 堺市 10. 7% − 36, 840 円 30, 480 円 1. 42% 10, 560 円 − 3 神戸市 533. 0% − 26, 830 円 30, 260 円 87. 0% 6, 700 円 5, 740 円 2 広島市 678. 0% − 24, 687 円 12, 955 円 128. 0% 6, 836 円 2, 722 円 2
北九州市 480. 0% − 34, 230 円 23, 360 円 80. 0% 9, 880 円 5, 110 円 2
福岡市 783. 0% − 29, 738 円 32, 562 円 96. 0% 6, 613 円 5, 406 円 2
(注)1.※ は所得割の算定基礎の分類を記載している。 1:課税総所得金額(基礎控除後)
2:市町村民税額等 3:その他
(注)2.表中の数値には、美原区域分を含めていない。
(注)3.表中の数値は、国民健康保険中央会出版「国民健康保険の実態」によっている。
③一人当たり国民健康保険料の現年分調定額の年度別推移
一人当たり国民健康保険料の現年分調定額の過去 5 年間の年度別推移は、【表7】の とおりである。
平成 14 年度に保険料の見直しを図ったが、その後、一人当たり調定額が下がってい るのは、一人当たり所得の減少に起因しているものと考えられる。
【表7】一人当たり国民健康保険料現年分調定額年度別推移
④一人当たり国民健康保険料の現年分調定額及び一人当たり一般会計繰入金( 基準外) の 都市間比較
一人当たり国民健康保険料の現年分調定額の政令指定都市間比較は【表8】のとお りであり、15 都市中、一番高く全国平均よりも約 18 千円高くなっている。
しかし、実際には、各市とも受益者負担である保険料以外の一般会計からの繰入金 (基準外)による補填があることから、これを加味する必要があり、その上で、改め て比較すると 15 都市中 5 位である。
【表8】平成 16 年度一人当たり国民健康保険料現年分調定額及び一人当たり一般会計繰入 金(基準外)政令指定都市間比較
現年分保険料調定額
一般会計繰入金 (基準外)
合計
札幌市 80, 421 円 16, 272 円 96, 693 円
仙台市 83, 351 円 7, 258 円 90, 609 円
さいたま市 95, 662 円 9, 266 円 104, 928 円 千葉市 81, 331 円 11, 566 円 92, 897 円
横浜市 86, 073 円 17, 456 円 103, 529 円 川崎市 85, 229 円 25, 906 円 111, 135 円
静岡市 85, 510 円 7, 771 円 93, 281 円
名古屋市 78, 306 円 20, 187 円 98, 493 円
京都市 78, 255 円 1, 972 円 80, 227 円
大阪市 77, 826 円 18, 677 円 96, 503 円
堺市 97, 992 円 234 円 98, 226 円
神戸市 74, 144 円 8, 320 円 82, 464 円
広島市 78, 825 円 11, 342 円 90, 167 円 北九州市 70, 640 円 14, 450 円 85, 090 円 福岡市 80, 319 円 16, 020 円 96, 339 円 全国(市)平均 80, 270 円
(注)1.市の一般会計繰入金(基準外)は、平成 16 年度より美原町合併による美原区域の繰入金である。
(注)2.表中の数値は、国民健康保険中央会出版「国民健康保険の実態」によっている。
(4)一人当たり療養(医療)諸費
①一人当たり療養(医療)諸費費用額の年度別推移
一人当たり療養(医療)諸費費用額は、一旦平成 14 年度診療報酬引下げにより減少 したものの、医療費の高い高齢者比率の増加に伴い、年々増加傾向にある。
【表9】一人当たり療養(医療)諸費費用額年度別推移
平成 13 年度 平成 14 年度 平成 15 年度 平成 16 年度 平成 17 年度
一般 193, 383 円 188, 731 円 195, 825 円 203, 463 円 214, 280 円
退職者 420, 543 円 394, 079 円 397, 902 円 397, 404 円 417, 251 円 老健対象者 884, 116 円 854, 072 円 881, 912 円 903, 758 円 958, 109 円 全体 367, 960 円 360, 912 円 370, 235 円 376, 353 円 394, 928 円
(注)1.表中の数値は、発生費用額(10 割)を期中平均被保険者数で除して算出している。
(注)2.平成 16 年度から美原町合併により美原区域を加えている。
②一人当たり療養(医療)諸費費用額の都市間比較
一人当たり療養(医療)諸費費用額の政令指定都市間比較は、【表10】のとおりで あり、15 都市中 9 位と他市と比較しても相対的に低い水準にある。
【表10】平成 16 年度一人当たり療養(医療)諸費費用額政令指定都市間比較
一般 退職者 老健対象者 全体
札幌市 241, 350 円 429, 471 円 1, 063, 691 円 482, 918 円 仙台市 182, 241 円 385, 321 円 784, 991 円 354, 628 円
さいたま市 171, 812 円 332, 879 円 754, 414 円 324, 302 円 千葉市 165, 837 円 324, 220 円 734, 999 円 301, 256 円 横浜市 184, 106 円 366, 088 円 722, 107 円 335, 090 円 川崎市 183, 875 円 420, 154 円 772, 456 円 322, 936 円
静岡市 189, 117 円 352, 269 円 697, 890 円 342, 793 円 名古屋市 203, 619 円 384, 107 円 851, 305 円 379, 312 円 京都市 207, 166 円 394, 260 円 949, 922 円 423, 461 円 大阪市 220, 616 円 441, 907 円 976, 275 円 392, 084 円
堺市 203, 463 円 397, 404 円 903, 758 円 376, 353 円 神戸市 212, 005 円 399, 879 円 854, 412 円 409, 406 円 広島市 227, 459 円 437, 081 円 993, 418 円 453, 342 円 北九州市 263, 612 円 413, 431 円 984, 825 円 498, 578 円
(5)国民健康保険料収納状況
①現年分収納率の年度別推移
現年分収納率の過去 5 年の年度別推移は、【表11】のとおりであり、年々収納率は 低下しているが、特に一般と老健対象者を含めた収納率は、平成 13 年度は 90%近く あったが、平成 17 年度には 85. 54%まで低下している。
【表11】現年分収納率年度別推移
平成 13 年度 平成 14 年度 平成 15 年度 平成 16 年度 平成 17 年度
一般+老健対象者 89. 12% 87. 62% 86. 72% 85. 99% 85. 54% 退職者 97. 39% 96. 82% 96. 54% 96. 51% 96. 62% 全体 90. 60% 89. 35% 88. 78% 88. 42% 88. 33%
(注)1.表中の数値は、保険料収納額(還付未済額除く)を保険料調定額(居所不明除く)で除して算出し
ている。
(注)2.平成 16 年度から美原町合併により美原区域を加えている。
②現年分収納率の都市間比較
【表12】平成 16 年度現年分収納率政令指定都市間比較
一般+老健対象者 退職者 全体
札幌市 79. 78% 96. 79% 83. 03%
仙台市 83. 65% 96. 82% 85. 88%
さいたま市 83. 72% 97. 00% 86. 30%
千葉市 85. 97% 97. 96% 88. 76%
横浜市 85. 75% 97. 63% 87. 93%
川崎市 86. 87% 98. 30% 87. 79%
静岡市 90. 30% 98. 07% 91. 52%
名古屋市 90. 28% 98. 52% 91. 51%
京都市 89. 43% 96. 64% 90. 64%
大阪市 82. 74% 93. 81% 83. 91%
堺市 85. 99% 96. 51% 88. 42%
神戸市 88. 94% 96. 55% 90. 67%
広島市 85. 20% 97. 36% 87. 56%
北九州市 91. 60% 98. 91% 93. 27%
福岡市 85. 02% 97. 57% 86. 80%
全国(市)平均 87. 60% 97. 43% 89. 39%