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高齢者福祉計画・介護保険事業計画(案) jigyokeikaku

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(1)

計画案

土 岐 市 高 齢 者 福 祉 計 画 ・

第 7 期 介 護 保 険 事 業 計 画

平成

30 年3月

この計画案について、

皆さまの意見を募集しています。

○募集期間

平成 30年 1月 15 日(月)~1月 28日(日)

○意見を提出できる方

市内に在住・在勤・在学の方、市内に事業所を有する個人及び法人その他の団体

○意見の提出方法

①市役所高齢介護課へ直接持参

②Eメール (koreikaigo@city.toki.lg.jp)

③郵送(〒509-5192 土岐市土岐津町土岐口 2101 土岐市役所高齢介護課)

④FAX (0572-54-7051)

※様式は自由ですが、題目を「土岐市高齢者福祉計画案についての意見」として、

意見提出者の住所、氏名、電話番号(法人その他の団体にあっては、所在地、

名称、代表者名及び電話番号)を明記してください。

○意見の取り扱い

提出された意見を考慮し、計画の内容について修正等を行います。また意見に

対する市の考え方及び修正内容を市ホームページで一定期間公表します。

※意見に対する個別の回答は行いません。

○その他

(2)

第1章

計画の策定にあたって

... 1

計画策定の趣旨等

...

計画の期間

...

介護保険制度の改正内容

...

計画の策定方法

...

第2章

高齢者を取り巻く現状と課題 ... 6

本市の概況

...

介護保険事業の検証と評価

...

アンケート調査結果にみる現状

...

14

重点課題

...

28

第3章

計画の基本的な考え方

... 30

計画の基本理念

...

30

地域包括ケアシステムの実現に向けて

...

31

本市における日常生活圏域

...

33

基本目標

...

34

計画の体系

...

36

第4章

高齢者福祉施策の展開

... 37

地域包括ケアシステムの深化・推進

...

37

高齢者が生きがいをもって社会参加できるしくみづくり

...

42

高齢者の生活を支える支援体制づくり

...

47

高齢者が安心・安全に暮らせる生活環境づくり

...

51

(3)

第5章

介護保険料の設定

... 59

サービス見込み量の推計の手順

...

59

居宅サービスの見込み

...

60

地域密着型サービスの見込み

...

67

施設サービスの見込み

...

69

介護給付費等の見込み

...

71

保険料基準額の算定

...

77

所得段階別保険料の設定

...

78

第6章

計画の推進体制

... 80

庁内の推進体制

...

80

他市町村との連携

...

80

(4)

計画の策定にあたって

計画策定の趣旨等

日本の高齢者人口(65 歳以上人口)は近年一貫して増加を続けており、平成 27

年10月1日現在、日本の高齢化率は26.7%となり、土岐市では平成29年9月末

に 31.0%となっています。今後も、高齢者人口は益々増加し、特に後期高齢者人口

(75 歳以上人口)が急増することが予測されています。

高齢化の急速な進行に伴い、地域社会では高齢者をめぐるさまざまな問題が浮かび

上がっています。一人暮らし高齢者・高齢者のみの世帯の益々の増加や孤立化、認知

症高齢者の増加、介護する家族の負担増やそれに伴う介護離職の増加、高齢者虐待な

どの問題への対応が課題といえます。

また、平均寿命が延びている中、介護が必要な期間が増加しており、健康上の問題

で日常生活が制限されることなく生活できる期間(健康寿命)を延伸していくことも

求められています。

このような課題に直面する中で、高齢者の尊厳の保持や自立生活の支援、要介護状

態の重度化防止のために、可能な限り住み慣れた地域で生活を継続することができる

よう、「地域包括ケアシステム」の構築が引き続き課題となっています。

「地域包括ケアシステム」を実現していくためには、自分でできることは自分で行

う自助、地域住民主体の互助、介護保険制度などによる共助、公的サービスによる公

助という考え方をもとに、支援を必要とする住民が抱える多様な地域生活課題につい

て、住民や福祉関係者、関係機関の連携等による解決が図られる包括的な支援体制づ

くりを進めることが必要です。

土岐市(以下「本市」という。)においても、「土岐市高齢者福祉計画・第6期介護

保険事業計画」(以下、「前計画」という。)では、自分らしく充実した人生をおくるこ

とができる 心豊かな やさしい社会の実現をめざし、「地域包括ケアシステム」の構築

に向け、継続的かつ着実に様々な方策を講じてきました。

「土岐市高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画」(以下、「本計画」という。)で

は、前計画で定めた地域包括ケアシステムを新たな制度の下に、平成37年までの中

長期的な視点に立ちながら、高齢者保健福祉施策及び介護保険事業の基本的考え方や

(5)

計画の期間

(1)法令の根拠

本計画は、老人福祉法第 20 条の 8 の規定に基づく高齢者福祉計画及び介護保険法

第 117 条第 1 項の規定に基づく介護保険事業計画を一体的に策定するものです。

(2)関連計画との関係

本計画は、「第六次土岐市総合計画」を上位計画とし、老人福祉と介護保険事業を一

体的に推進するための個別計画として位置づけられるものです。

また、老人福祉施策や介護保険制度を円滑に実施することを目的に、「第3期土岐市

地域福祉計画」「土岐市障がい者計画・第5期土岐市障がい福祉計画」「健康とき 21

計画(第 2 期)」「土岐市子ども・子育て支援事業計画」および岐阜県の関連する計画

等との調和を図りつつ、これからの取り組むべき課題を明らかにするとともに、それ

らの課題解決に向けた取組みを推進するためのものです。

図 計画の位置づけ

土岐市高齢者福祉計画 高齢者支援全般に関する計画

第7期介護保険事業計画

介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画

岐阜県高齢者 安心計画

その他県関連計画

第六次土岐市総合計画

第3期 土岐市地域

福祉計画

健康とき 21

計画(第 2 期)

土岐市 障がい者計画・

(6)

(3)計画の期間

計画の期間は、平成 30 年度から平成 32 年度までの3年間です。

本計画以後の計画は、平成37年までの中長期的なサービス・給付・保険料水準も

掲載し、中長期的な視野に立った施策の展開を図ります。

平成 27~29 年度 2015~2017

平成 30~32 年度 2018~2020

平成 33~35 年度 2021~2023

平成 36~38 年度 2024~2026

平成 39~41 年度 2027~2029

介護保険制度の改正内容

介護保険制度については、計画の期間に合わせ、3年ごとに大きな見直しが行われ

ます。第7期計画に合わせて行われる今回の制度改正において、自治体は高齢者の自

立支援と要介護状態の重度化防止、地域共生社会の実現を図るとともに、制度の持続

可能性を確保することに配慮し、サービスを必要とする方に必要なサービスが提供さ

れるよう、改正が行われています。

(1)保険者機能の強化等による自立支援・重度化防止に向けた取組の推進

・ 高齢化が進展する中で、地域包括ケアシステムを推進するとともに、制度の持続

可能性を維持するためには、保険者が地域の課題を分析して、高齢者がその有する

能力に応じた自立した生活を送っていただくための取組を進めることが必要とさ

れています。

・ 全市町村が保険者機能を発揮して、自立支援・重度化防止に取り組むよう、以下

の内容が法律により制度化されています。

第6期計画 第7期計画 第8期計画 第9期計画 第10 期計画

中期的見通し

団塊の世代が 65 歳以上に

長期的見通し

団塊の世代が 75 歳以上に

(7)

ア データに基づく課題分析と対応

(取組内容・目標の介護保険事業(支援)計画への記載)

イ 適切な指標による実績評価

ウ 財政的インセンティブ(事業を活性化するための成果の見返り)の付与の規定の

整備

(2)介護医療院の創設

・ 今後、増加が見込まれる慢性期の医療・介護ニーズへの対応のため、「日常的な医

学管理が必要な重介護者の受入れ」や「看取り・ターミナル」等の機能と、「生活施

設」としての機能を兼ね備えた、新たな介護保険施設が創設されます。

(3)地域共生社会の実現に向けた取組の推進

ア 「我が事・丸ごと」の地域福祉推進の理念を規定

・ 「地域共生社会」とは、制度・分野ごとの縦割りや「支え手」「受け手」という

関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が「我が事」として参画し、人と人、

人と資源が世代や分野を超えて「丸ごと」つながることで、住民一人ひとりの暮

らしと生きがい、地域を共に創っていく社会のことです。

・ 地域福祉の推進の理念として、支援を必要とする住民(世帯)が抱える多様で

複合的な地域生活課題について、住民や福祉関係者による問題把握や関係機関と

の連携等による解決が図られることを目指す旨が明記されています。

イ この理念を実現するため、市町村が以下の包括的な支援体制づくりに努める旨

を規定

・ 地域住民の地域福祉活動への参加を促進するための環境を整備すること。

・ 住民に身近な圏域において、分野を超えて地域生活課題について総合的に相談

に応じ、関係機関と連絡調整等を行う体制を整えること。

・ 主に市町村圏域において、生活困窮者自立相談支援機関等の関係機関が協働し

(8)

ウ 地域福祉計画の充実

・ 市町村が地域福祉計画を策定するよう努めるとともに、福祉の各分野における

共通事項を定め、上位計画として位置付けます。

・ 高齢者と障害児者が同一の事業所でサービスを受けやすくするため、 介護保険

と障害福祉両方の制度に新たに共生型サービスを位置付けます。

(4)現役世代並みの所得のある者の利用者負担割合の見直し

世代間・世代内の公平性を確保しつつ、制度の持続可能性を高める観点から、2

割 負 担 者 の う ち 特 に 所 得 の 高 い 層 の 負 担 割 合 が 3 割 に な り ま す 。 た だ し 、 月 額

44,400 円の負担の上限があります。【平成 30 年8月施行】

(5)介護納付金における総報酬割の導入

これまでは、各医療保険の保険者が支払う「介護納付金の額」は、その医療保険の

保険者に加入している第2号被保険者の数によって決まっていました。これからは被

保険者全員の収入の合計額を元に介護納付金の額を決める仕組み(「総報酬割」)にな

りました。(激変緩和の観点から段階的に導入)【平成 29 年8月分より実施】

計画の策定方法

(1)計画の策定方法

高齢者福祉に関する意見を幅広く求めるため、福祉団体、医療従事者、見識者、社

会福祉事業従事者、公募市民等で構成する「土岐市高齢者福祉計画策定委員会」にお

いて、審議、検討を行いました。

(2)実態・意向調査

高齢者福祉・介護保険事業の改善・充実・推進を図るための基礎資料とするため、

介護予防・日常生活圏域ニーズ調査と在宅介護実態調査を実施しました。

(3)計画案の公開と意見募集

(9)

高齢者を取り巻く現状と課題

本市の概況

(1)総人口および高齢者人口の推移

総人口は、年々減少しており、平成29年には59,095 人となっています。また、

前期高齢者数、後期高齢者数は、平成 24 年に対して平成29年ではそれぞれ 636

人、974 人の増加となっています。高齢化率は、平成 24 年の 27.2%に対して平成

29年では31.0%と 3.8ポイントの増加となっています。平成 29年の全国平均の

高齢化率 27.7%と比較すると、土岐市の高齢化率は高いことがわかります。

人口の推移

資料:住民基本台帳(各年9月 30 日現在)

7 , 65 3 7 , 51 1 7 , 43 5 7 , 30 9 7 , 17 6 7 , 04 0

37 , 18 8 36 , 17 2 35 , 44 1 34 , 64 0

34 , 09 6 33 , 72 3 8, 0 47

8, 4 53 8, 6 72 8, 7 94 8, 7 78 8, 6 83 8, 6 75 8, 8 19 8, 9 79 9, 2 27 9, 5 05 9, 6 49 61 , 56 3 60 , 95 5 60 , 52 7 59 , 97 0 59 , 55 5 59 , 09 5

27 . 2

28 . 3 2 9. 2 3 0. 1

3 0. 7 3 1. 0

14 . 1 14 . 5 1 4. 8 1 5. 4 16 . 0 16 . 3

0.0 10. 0 20. 0 30. 0 40. 0 50. 0

0 1 0,0 00 2 0,0 00 3 0,0 00 4 0,0 00 5 0,0 00 6 0,0 00 7 0,0 00

平成2 4年 平成2 5年 平成2 6年 平成2 7年 平成2 8年 平成2 9年 (%) (人)

年少人口( 0~1 4歳) 生産年齢人口( 15 ~6 4歳) 前期高齢者人口( 65 ~74 歳)

(10)

高齢化率の推移をみると、土岐市の高齢化率は国・岐阜県・近隣自治体に比べ高い

値で推移しています。

高齢化率の推移(国・岐阜県・近隣自治体との比較)

平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 平成 27 年 平成 28 年 平成 29 年

土岐市 28.3% 29.1% 29.8% 30.6% 30.9% 31.3%

国 24.4% 25.2% 26.0% 26.8% 27.2% 27.7%

岐阜県 25.6% 26.4% 27.2% 28.0% 28.5% 28.9% 近

隣 自 治 体

多治見市 24.6% 25.7% 26.9% 28.0% 28.6% 29.3%

瑞浪市 27.5% 28.3% 29.1% 29.8% 30.3% 30.7%

恵那市 30.4% 31.2% 32.0% 32.8% 33.3% 33.8%

中津川市 29.3% 30.0% 30.8% 31.6% 32.0% 32.5%

資料:見える化システム

高齢者世帯数の推移をみると、高齢者を含む世帯数は増加しており、一般世帯数の

うち 53.8%が高齢者を含む世帯となっています。また、高齢単独世帯、高齢夫婦世

帯も増加しており、平成 27 年では高齢単独世帯は 2,343 世帯、高齢夫婦世帯は

3,029 世帯となっています。

高齢者世帯数の推移

平成 12 年 平成 17 年 平成 22 年 平成 27 年

一般世帯数(世帯) 19,702 20,253 20,738 21,011

高齢者を含む世帯数

世帯数(世帯) 8,717 9,749 10,631 11,312

対一般世帯比(%) 44.2 48.1 51.3 53.8

高齢単独世帯数

世帯数(世帯) 1,107 1,442 1,864 2,343

対一般世帯比(%) 5.6 7.1 9.0 11.2

対高齢者世帯比(%) 12.7 14.8 17.5 20.7

高齢夫婦世帯数

世帯数(世帯) 1,362 1,833 2,175 3,029

対一般世帯比(%) 6.9 9.1 10.5 14.4

対高齢者世帯比(%) 15.6 18.8 20.5 26.8

(11)

高齢者を含む世帯の割合の推移をみると、土岐市の高齢者を含む世帯の割合は、平

成 12 年の瑞浪市を除いて、国・岐阜県・近隣自治体に比べ高い値で推移しています。

高齢者を含む世帯の割合の推移(国・岐阜県・近隣自治体との比較)

平成 12 年 平成 17 年 平成 22 年 平成 27 年

土岐市 44.2% 48.1% 51.3% 53.8%

国 32.2% 35.1% 37.3% 40.7%

岐阜県 38.5% 41.3% 44.4% 48.1% 近

隣 自 治 体

多治見市 32.6% 36.9% 41.6% 47.3%

瑞浪市 44.6% 46.3% 50.0% 51.3%

恵那市 51.1% 53.4% 55.4% 58.3%

中津川市 48.7% 50.6% 52.7% 54.5%

資料:見える化システム、平成 27 年は国勢調査

(2)将来人口の推移

将来人口は、減少し続け、第6期計画の指標とする平成 37 年で、総人口が 54,861

人、そのうち高齢者人口は 18,519 人で高齢化率が 33.8%と推計されます。特に後

期高齢者人口は、11,263 人と平成 30 年の 9,818 人に対し 14.7%増加すると推計

されます。

将来人口の推移

資料:見える化システム

2 0 ,7 1 2 20 , 34 1 19 , 97 4 1 8, 5 25

19 , 32 7 1 9, 1 22

18 , 91 8 1 7, 8 17 8, 7 65 8 , 68 5 8, 6 05 7 , 25 6 9, 8 18 1 0 ,0 0 4 10 , 19 1

1 1, 2 63 58 , 62 2 5 8 ,1 5 2 57 , 68 8

5 4 ,8 6 1

31 . 7 3 2. 1 32 . 6

3 3. 8

16 . 7 1 7. 2 17 . 7

2 0. 5

0 .0 1 0. 0 2 0. 0 3 0. 0 4 0. 0 5 0. 0

0 10, 0 00 20, 0 00 30, 0 00 40, 0 00 50, 0 00 60, 0 00

平成3 0年 平成31 年 平成3 2年 平成37 年

(%) (人)

4 0歳未満 40~64 歳

前期高齢者人口( 65 ~7 4歳) 後期高齢者人口(7 5歳以上)

(12)

介護保険事業の検証と評価

(1)要介護(要支援)認定者数、認定率の推移

要介護(要支援)認定者数の推移をみると、年々増加しており、平成 29 年では 2,977

人となっています。要介護(要支援)別にみると、要介護2、要介護3、要介護4、

が増加傾向となっています。

要介護等認定率をみると、平成29年では16.7%となっており、平成 24年と比

較すると 1.8 ポイント増加しています。

要介護(要支援)認定者数の推移

※第2号被保険者を除く。 資料:介護保険事業状況報告(各年 10 月末現在)

要介護(要支援)等認定率の推移

資料:介護保険事業状況報告(各年 10 月末現在)

14 . 9

15 . 8 16 . 3 16 . 4

16 . 8 16 . 7 3. 5 3. 4 3. 4 3. 4 3. 4 3. 5 25 . 5

27 . 6

28 . 2

29 . 0 29 . 4

28 . 9

0.0 1 0. 0 2 0. 0 3 0. 0

平成24 年 平成2 5年 平成2 6年 平成2 7年 平成2 8年 平成2 9年 ( %)

20 7 2 35 2 26 21 9 1 71 1 77

3 32

41 5 37 1 3 64 39 6 4 23

3 99

44 8 49 6 5 23 48 3 4 93

4 59

48 9

60 6 5 53 63 5 6 36

4 25

43 1

46 6 4 93 52 6

5 03 3 82

41 5

42 0 4 44

47 9 4 61

30 7

3 01

2 96 28 1

2 80 2 84

2, 5 11

2 ,7 34

2 , 88 1 2, 8 77

2 , 97 0 2, 97 7

0 5 00 1,0 00 1,5 00 2,0 00 2,5 00 3,0 00

平成2 4年 平成25 年 平成2 6年 平成2 7年 平成28 年 平成2 9年

(人)

要支援1 要支援2 要介護1 要介護2

要介護3 要介護4 要介護5

(13)

(2)第1号被保険者1人あたり給付月額

① 在宅サービス

本市の第 1 号被保険者1人あたり給付月額(在宅サービス)は、増加傾向にあり、

平成 28 年度には 12,027 円となっています。また、国、岐阜県よりも高い水準で推

移しています。

第 1 号被保険者1人あたり給付月額(在宅サービス)

※平成 27 年度は平成 28 年 2 月サービス提供分までで、平成 28 年度は平成 28 年 12 月サービス提供分まで) 資料:見える化システム

② 居住系サービス

本市の第 1 号被保険者1人あたり給付月額(居住系サービス)は、増加傾向にあり、

平成28年度では 2,177円となっています。また、平成28年度で県より高く、国

より低い状況となっています。

第 1 号被保険者1人あたり給付月額(居住系サービス)

※平成 27 年度は平成 28 年 2 月サービス提供分までで、平成 28 年度は平成 28 年 12 月サービス提供分まで)

1 1, 0 78

11 , 480

11 , 721 1 1, 7 07

12 , 027

1 0, 6 57

1 0, 9 49

11 , 22 5

1 1, 3 05

1 1 ,4 4 7

1 0, 2 42

1 0, 5 20

10 , 86 7

1 1, 0 05

1 1 ,1 0 1

1 0, 0 00 1 0, 5 00 1 1, 0 00 1 1, 5 00 1 2, 0 00 1 2, 5 00

平成2 4年度 平成2 5年度 平成26 年度 平成2 7年度 平成2 8 年度

(円)

1, 9 02

2 , 078

2, 1 24

2 , 107

2, 1 77 2, 3 18

2 , 36 6

2, 4 16 2 , 41 3

2, 4 46

2, 0 63

2, 0 63

2 , 10 7 2 , 10 7

2, 1 09

1 ,5 00 2 ,0 00 2 ,5 00

平成24 年度 平成2 5年度 平成26 年度 平成2 7年度 平成28 年度 (円)

土岐市 国 岐阜県

(14)

③ 施設サービス

本市の第 1 号被保険者1人あたり給付月額(施設サービス)は平成 26 年以降増加

傾向にあり、平成28年度では 7,986円となっています。平成28 年度では国、県

よりも高い状況となっています。

第 1 号被保険者1人あたり給付月額(施設サービス)

※平成 27 年度は平成 28 年 2 月サービス提供分までで、平成 28 年度は平成 28 年 12 月サービス提供分まで) 資料:見える化システム

(3)6期計画の計画値と実績の比較

6期計画の計画値と実績の比較をみると、予防給付費では、平成 27 年度、平成 28

年度ともに実績が計画を下回っています。

サービス別にみると、介護予防福祉用具貸与で平成27年度、平成28年度ともに

実績が計画を上回っています。

介護給付費では、平成27年度、平成28年度ともに実績が計画をやや下回ってい

ます。

サービス別にみると、通所リハビリテーション、介護老人福祉施設で平成 27 年度、

平成28年度ともに実績が計画を上回っています。平成28年度から利用定員18人

以下の小規模な通所介護サービスが地域密着型通所介護サービスに移行したことによ

り、実績が増えています。

7 , 074

6 , 847

7, 3 11

7 , 610

7 , 986 7 , 65 3

7 , 54 9

7, 5 04

7 , 38 6

7 , 36 5 7 , 37 8

7 , 32 8

7, 3 29

7 , 38 4

7 , 38 7

6,50 0 7,00 0 7,50 0 8,00 0

平成2 4年度 平成2 5年度 平成26 年度 平成2 7年度 平成2 8 年度

(円)

(15)

① 予防給付費

6期計画の計画値と実績の比較(予防給付費)

単位:千円

計画値 実績値 対計画比(%)

平成 27 年度

平成 28 年度

平成 29 年度

平成 27 年度

平成 28 年度

平成 27 年度

平成 28 年度

介護予防サービス 266,268 307,169 346,555 203,405 200,706 76.4% 65.3%

介護予防訪問サービス 55,888 66,673 77,741 48,366 46,796 86.5% 70.2%

介護予防訪問介護

40,917 46,562 51,708 36,572 31,899 89.4% 68.5%

介護予防訪問入浴介 護

8 38 98 0 0 0.0% 0.0%

介護予防訪問看護

12,267 16,476 21,339 10,492 13,898 85.5% 84.4%

介護予防訪問リハビ リテーション

1,069 1,518 2,029 409 0 38.3% 0.0%

介護予防居宅療養管 理指導

1,627 2,079 2,567 893 999 54.9% 48.1%

介護予防通所サービス 148,496 169,925 189,642 102,914 102,359 69.3% 60.2%

介護予防通所介護

132,032 151,819 170,264 89,521 89,763 67.8% 59.1%

介護予防通所リハビ リテーション

16,464 18,106 19,378 13,393 12,596 81.3% 69.6%

介護予防短期入所サービ ス

3,143 4,322 5,689 1,568 2,526 49.9% 58.4%

介護予防短期入所生 活介護

3,024 4,134 5,385 1,498 2,324 49.5% 56.2%

介護予防短期入所療 養介護

119 188 304 70 202 59.1% 107.3%

介護予防福祉用具・住宅 改修サービス

21,322 24,927 28,419 17,522 17,280 82.2% 69.3%

介護予防福祉用具貸 与

7,195 8,310 9,329 8,752 8,661 121.6% 104.2%

介護予防福祉用具販 売

3,076 3,748 4,444 1,367 1,711 44.4% 45.6%

介護予防住宅改修

11,051 12,869 14,646 7,403 6,909 67.0% 53.7%

介護予防特定施設入居者生 活介護

11,275 11,253 11,253 9,333 8,729 82.8% 77.6%

介護予防支援 26,144 30,069 33,811 23,702 23,015 90.7% 76.5%

地域密着型介護予防サービ ス

2,578 2,573 2,573 0 1,993 0.0% 77.5%

介護予防認知症対応型通 所介護

0 0 0 0 0 - -

介護予防小規模多機能型 居宅介護

0 0 0 0 0 - -

介護予防認知症対応型共 同生活介護

2,578 2,573 2,573 0 1,993 0.0% 77.5%

介護予防地域密着型通所 介護

0 0 0 -

(16)

② 介護給付費

6期計画の計画値と実績の比較(介護給付費)

単位:千円

計画値 実績値 対計画比(%)

平成 27 年度

平成 28 年度

平成 29 年度

平成 27 年度

平成 28 年度

平成 27 年度

平成 28 年度

居宅サービス 2,555,443 2,816,471 3,076,357 2,510,242 2,357,524 98.2% 83.7%

訪問サービス 555,535 618,279 685,959 563,177 585,801 101.4% 94.7%

訪問介護 401,972 450,595 501,128 402,696 432,307 100.2% 95.9%

訪問入浴介護 28,687 29,452 32,185 28,113 21,462 98.0% 72.9%

訪問看護 92,487 101,677 111,526 99,833 101,440 107.9% 99.8%

訪問リハビリテー ション

5,129 6,816 8,887 3,420 1,272 66.7% 18.7%

居宅療養管理指導 27,260 29,739 32,233 29,116 29,319 106.8% 98.6%

通所サービス 1,173,847 1,303,864 1,428,204 1,165,249 975,829 99.3% 74.8%

通所介護 1,093,231 1,214,421 1,330,242 1,072,259 877,048 98.1% 72.2%

通所リハビリテー ション

80,616 89,443 97,962 92,990 98,781 115.3% 110.4%

短期入所サービス 299,849 331,585 364,756 267,989 265,487 89.4% 80.1%

短期入所生活介護 251,747 278,467 305,830 232,719 232,139 92.4% 83.4%

短期入所療養介護 48,102 53,118 58,926 35,270 33,348 73.3% 62.8%

福祉用具・住宅改修サ ービス

136,891 149,623 161,512 130,592 134,516 95.4% 89.9%

福祉用具貸与 111,144 121,190 130,780 111,572 116,662 100.4% 96.3%

福祉用具購入費 7,355 8,371 9,333 4,892 5,009 66.5% 59.8%

住宅改修費 18,392 20,062 21,399 14,127 12,845 76.8% 64.0%

特定施設入居者生活 介護

161,522 161,210 161,210 148,381 154,611 91.9% 95.9%

居宅介護支援 227,799 251,910 274,716 234,853 241,281 103.1% 95.8%

地域密着型サービス 429,572 430,284 432,159 367,526 628,371 85.6% 146.0%

定期巡回・随時対応型 訪問介護看護

0 0 0 0 0 - -

夜間対応型訪問介護 0 0 0 0 0 - -

認知症対応型通所介 護

3,576 5,111 6,986 0 0 0.0% 0.0%

小規模多機能型居宅 介護

0 0 0 1,864 3,832 - -

認知症対応型共同生 活介護

338,734 338,079 338,079 302,616 311,685 89.3% 92.2%

地域密着型特定施設 入居者生活介護

0 0 0 0 0 - -

地域密着型介護老人 福祉施設入所者生活 介護

87,262 87,094 87,094 63,046 85,507 72.2% 98.2%

複合型サービス 0 0 0 0 0 - -

地域密着型通所介護 0 0 227,347 -

施設サービス 1,554,841 1,551,837 1,551,837 1,599,704 1,657,869 102.9% 106.8%

介護老人福祉施設 716,639 715,254 715,254 844,157 830,677 117.8% 116.1%

介護老人保健施設 790,986 789,458 789,458 714,109 788,701 90.3% 99.9%

介護療養型医療施設 47,216 47,125 47,125 41,438 38,492 87.8% 81.7%

介護給付費 4,539,856 4,798,592 5,060,353 4,477,472 4,643,765 98.6% 96.8%

(17)

アンケート調査結果にみる現状

(1)アンケート調査の概要

調査の目的

平成30年度から、新たな「土岐市高齢者福祉計画・介護保険事業計画」を実施す

るための基礎資料とするため、高齢者の日常生活や健康状態、社会参加状況等に関す

る調査を実施するものです。

調査対象

介護予防・日常生活圏域ニーズ調査:土岐市在住の 65 歳以上の方を無作為抽出

在宅介護実態調査:土岐市在住の要支援・要介護認定を受けている方を無作為抽出

調査期間

平成 29 年2月 15 日から平成 29 年3月3日

調査方法

介護予防・日常生活圏域ニーズ調査:郵送による配布・回収

在宅介護実態調査:調査員による聞き取り

回収状況

項目 配布数 有効回答数 有効回答率

介護予防・日常生活圏域 ニーズ調査

(18)

(2)アンケート調査の結果

① 家族構成について

一般高齢者では、「夫婦2人暮らし(配偶者65歳以上)」の割合が27.0%と最も

高く、次いで「息子・娘との 2 世帯」の割合が 26.8%、「1 人暮らし」の割合が 19.2%

となっています。

要支援認定者では、「1 人暮らし」の割合が 30.1%と最も高く、次いで「息子・娘

との 2 世帯」の割合が 27.2%、「夫婦 2 人暮らし(配偶者 65 歳以上)」の割合が

23.3%となっています。

認定の有無別でみると、要支援認定者に比べ、一般高齢者で「夫婦 2 人暮らし(配

偶者64歳以下)」の割合が高くなっています。一方、一般高齢者に比べ、要支援認定

者で「1 人暮らし」の割合が高くなっており、1人暮らしをはじめとした高齢者が地

域で自立した生活を送るための生活支援が求められます。

家族構成について

回答者数 =

全 体 1,3 1 0

一般高齢者 1,2 0 1

要支援認定者 1 0 3

2 0 .2

19 .2

3 0 .1

2 6. 8

2 7.0

2 3.3 6. 7

7 .2

1 .0

2 6.7

2 6.8

2 7 .2

1 5 .7

1 5. 9

1 3.6

3 .9

3.8

4 .9

0% 20% 40% 60% 80% 100%

1 人暮らし 夫婦2 人暮らし ( 配偶者65 歳以上)

夫婦2 人暮らし( 配偶者6 4歳以下) 息子・ 娘との2 世帯

(19)

② 介護・介助の必要性について

一般高齢者では、「介護・介助は必要ない」の割合が 83.2%と最も高くなっている

ものの、全体においては、「何らかの介護・介助は必要だが、現在は受けていない」「現

在、何らかの介護を受けている(介護認定を受けずに家族などの介護を受けている場

合も含む)」の割合が 18.7%と2割弱の方が、介護認定を受けずに介護・介助を受け

ている現状があります。

要支援認定者では、「現在、何らかの介護を受けている(介護認定を受けずに家族な

どの介護を受けている場合も含む)」の割合が 57.3%と最も高く、次いで「何らかの

介護・介助は必要だが、現在は受けていない」の割合が 18.4%、「介護・介助は必要

ない」の割合が 16.5%となっています。

介護・介助の必要性について

回答者数 =

全 体 1,3 1 0

一般高齢者 1,2 0 1

要支援認定者 1 0 3

7 7.9

83 .2

16 .5

1 0 .2

9 .5

18 .4

8.5

4 .3

5 7 .3

3.4

3.0

7 .8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

介護・介助は必要な い

何らかの介護・ 介助は必要だが、 現在は 受けて いな い

現在、何らかの介護を受けて いる(介 護認定を受 け ずに 家族な どの 介護 を受けて い る場合も含む)

(20)

③ 外出を控えている方の割合について

一般高齢者では、「はい」の割合が 22.0%、「いいえ」の割合が 75.9%となってい

ます。

要支援認定者では、「はい」の割合が 80.6%、「いいえ」の割合が 17.5%となって

います。

認定の有無によって、外出を控えている状況に大きく影響していることがわかりま

す。また、一般高齢者の外出を控えていることが身体機能の低下へとつながらないよ

う地域活動への参加等を通じた支援が求められます。

外出を控えている方の割合について

回答者数 =

全 体 1 ,31 0

一般高齢者 1 ,20 1

要支援認定者 10 3

26 .6

2 2. 0

8 0 .6

7 1 .2

75 .9

1 7. 5

2.1

2.1

1.9

0% 20% 40% 60% 80% 100%

(21)

④ 外出を控えている理由について

一般高齢者では、「足腰などの痛み」の割合が 43.9%と最も高く、次いで「交通手

段がない」の割合が 18.6%、「経済的に出られない」の割合が15.9%となっていま

す。

要支援認定者では、「足腰などの痛み」の割合が 61.4%と最も高く、次いで「病気」

の割合が 22.9%、「交通手段がない」の割合が 20.5%となっています。

一般高齢者、要支援認定者ともに、外出を控えている理由として「足腰など痛み」

などをきっかけとしていることが大きいことがわかります。

外出を控えている理由について

病気

障害(脳卒中の後遺症など )

足腰な ど の痛み

トイレの心配(失禁など )

耳の障害(聞こ えの問題など )

目の障害

外での楽しみがない

経済的に出られない

交通手段がない

その他

無回答

16 .0

4 .9

4 8 .1

1 2.9

1 0 .0

8 .9

1 1 .7

14 .6

1 8. 9

1 0 .0

3 .7 1 4 .0

4 .2

4 3 .9

1 1. 4

9 .5

6 .8

1 2.9

1 5 .9

1 8.6

1 1.0

4 .2

2 2. 9

7 .2

6 1 .4

1 6.9

1 2 .0

14 .5 8. 4 9 .6 2 0.5 7 .2 2.4

0 10 20 30 40 50 60 70 80

全 体( 回答者数= 3 49 )

一般高齢者( 回答者数= 2 6 4 )

(22)

⑤ 趣味の有無について

一般高齢者では、「趣味あり」の割合が 66.9%、「思いつかない」の割合が 24.8%

となっています。

要支援認定者では、「趣味あり」の割合が 41.7%、「思いつかない」の割合が 48.5%

となっており、認定の有無が趣味の有無に関連していることがわかります。

趣味の有無について

⑥ 生きがいの有無について

一 般高齢 者で は、「 生き がいあ り」の 割合 が 53.1% 、「 思いつ かない 」の 割合 が

37.7%となっています。

要支援認定者では、「生きがいあり」の割合が 36.9%、「思いつかない」の割合が

50.5%となっており、認定の有無が生きがいの有無に関連していることがわかります。

生きがいの有無について 回答者数 =

全 体 1 ,31 0

一般高齢者 1 ,20 1

要支援認定者 10 3

6 5 .0

6 6 .9

4 1 .7

2 6. 6

24 .8

4 8.5

8 .3

8. 2

9 .7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

趣味あり 思いつかない 無回答

回答者数 =

全 体 1 ,31 0

一般高齢者 1 ,20 1

要支援認定者 10 3

51 .8

5 3. 1

3 6 .9

3 8.8

37 .7

5 0 .5

9 .4

9 .2

1 2 .6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

(23)

⑦ 老人クラブの参加状況について

一般高齢者では、「参加していない」の割合が 44.5%と最も高くなっています。

要支援認定者では、「参加していない」の割合が45. 6%と最も高くなっています。

一般高齢者、要支援認定者ともに、1割程度のみ「参加している」状況でわずかと

なっています。

老人クラブの参加状況について

⑧ 趣味関係のグループへの参加状況について

一般高齢者では、「参加していない」の割合が 35.4%と最も高く、次いで「月1~

3回」の割合が 10.8%となっています。

要支援認定者では、「参加していない」の割合が 46.6%と最も高くなっており、認

定の有無によって、趣味関係のグループへの参加の頻度が低下することがわかります。

趣味関係のグループへの参加状況について

週4回以上 週2~3回 週1 回 月1~3 回

年に数回 参加して いな い 無回答

週4回以上 週2~3回 週1回 月1~3回

年に数回 参加して いな い 無回答

回答者数 =

全 体 1,3 1 0

一般高齢者 1,2 0 1

要支援認定者 1 0 3

2 .3 2 .4 3 .4 3 .7 1 .0 3 .7 3 .9 10 .5

1 0 .8

5 .8

5 .2

5.5

1 .9

3 6 .2

3 5. 4

4 6 .6

38 .8

3 8 .3

4 4 .7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

回答者数 =

全 体 1 ,3 1 0

一般高齢者 1 ,2 0 1

要支援認定者 1 0 3

0 .7 0 .7 1 .0 1 .0 1 .0 0 .5 0 .4 1 .0 2 .8 3 .0 1 .0 5.6 5.4 6.8 4 4.5 4 4.5 45 .6 44 .9 4 4.9 44 .7

(24)

⑨ 地域活動への参加者としての参加状況について

一般高齢者では、「参加してもよい」の割合が 50.0%と最も高く、次いで「参加し

たくない」の割合が 31.0%、「是非参加したい」の割合が 11.7%となっています。

要支援認定者では、「参加したくない」の割合が 49.5%と最も高く、次いで「参加

してもよい」の割合が 31.1%となっており、認定の有無によって、地域活動への参

加者としての参加頻度が低下することがわかります。しかし一般高齢者、要支援認定

者ともに、地域活動への参加者としての潜在ニーズがあることがわかります。

地域活動への参加者としての参加状況について

⑩ 地域活動への企画・運営としての参加状況について

一般高齢者では、「参加したくない」の割合が 55.0%と最も高く、次いで「参加し

てもよい」の割合が 33.4%となっています。

要支援認定者では、「参加したくない」の割合が 66.0%と最も高く、次いで「参加

してもよい」の割合が 15.5%となっており、認定の有無によって、地域活動への企

画者としての参加頻度が低下することがわかります。しかし一般高齢者には地域活動

への企画者としての潜在ニーズがあることがわかります。

地域活動への企画・運営としての参加状況について 回答者数 =

全 体 1 ,31 0

一般高齢者 1 ,20 1

要支援認定者 10 3

1 1. 5

1 1 .7

7 .8

4 8 .5

5 0 .0

31 .1

3 2.3

3 1. 0

49 .5

7 .7

7. 3

1 1. 7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

是非参加したい 参加してもよい 参加したくない 無回答

回答者数 =

全 体 1 ,31 0

一般高齢者 1 ,20 1

要支援認定者 10 3

3.3

3.3

2 .9

32 .0

3 3 .4

1 5.5

5 5.9

5 5 .0

6 6. 0

8 .9

8 .2

1 5. 5

0% 20% 40% 60% 80% 100%

(25)

⑪ 災害時の避難について

一般高齢者では、「自分で充分避難できる」の割合が 78.2%と最も高く、次いで「家

族の手助けがあれば避難できる」の割合が 10.8%となっています。

要支援認定者では、「家族の手助けがあれば避難できる」、「誰かの介助があれば避難

できる」の割合が 34.0%と最も高く、次いで、「避難できない」の割合が13.6%と

なっており、緊急・災害時に迅速に対応するため、避難支援訓練の検討・実施など地

域における支援体制の強化が求められます。

災害時の避難について

回答者数 =

全 体 1,3 1 0

一般高齢者 1,2 0 1

要支援認定者 1 0 3

7 2 .8

7 8.2

1 0. 7

1 2. 6

1 0 .8

3 4 .0

1 .2

1 .2

1.9

6 .4

4 .0

3 4.0

2 .1

1 .1

1 3.6

0 .6

0 .6

1 .0 4 .3

4 .2

4 .9

0% 20% 40% 60% 80% 100%

自分で充分避難で きる

家族の手助けがあれば避難でき る

隣近所や地域に避難を手伝 って くれ る人が い る

誰かの介助があれば避難で きる

避難でき ない

その他

(26)

⑫ 運動器のリスクについて

国の手引きに基づく運動器の評価結果をみると、全体平均で 14.1%が運動器の機

能低下該当者となっています。

性別・年齢階級別にみると、女性では、85 歳以上を除いて男性に比べ該当者割合

が高くなっています。また、男性では、80~84 歳を境に急激に上昇しており、85

歳以上では 39.3%と 80~84 歳に比べ 25.0 ポイント上昇しています。

後期高齢者になる前の段階から、効果的な介護予防事業により地域とのつながりの

維持や自立した生活を確保するための取り組みが求められます。

運動器のリスクについて

男性 (1 6 0) (6 1 ) (1 6 5) (7 0) (2 8 ) 女性 (1 3 0) (20 0 ) (1 3 8) (11 4 ) (8 1 ) ※要支援認定者を除く ( ) 内は有効回答数

2.5

4 .9

9 .1

1 4 .3

3 9.3

9 .2

11 .5

1 6 .7

2 6 .3

3 8 .3

1 4.1

0. 0 10 .0 20 .0 30 .0 40 .0

6 5 ~6 9 歳 7 0~7 4歳 7 5~79 歳 80 ~84 歳 85 歳以上 男性

(27)

⑬ 閉じこもりのリスクについて

国の手引きに基づく閉じこもりの評価結果をみると、全体平均で 22.1%が閉じこ

もりのリスク該当者となっています。

「週に1回以上は外出していますか。」というアンケート結果を性別・年齢階級別に

みると、女性では、すべての年代で男性に比べ該当者割合が高くなっています。また、

男性、女性ともに 80~84 歳を境に急激に上昇しており、男性では、85 歳以上で

46.4%と、80~84歳に比べ28.3ポイント、女性では、85歳以上で47.0%と、

80~84歳に比べ16.0ポイント上昇しています。男性、女性ともに、85歳以上で

加齢に伴う身体状態の悪化などにより急激に外出の頻度が減少しています。

閉じこもりのリスクについて

男性 (1 6 2 ) (6 1) (1 70 ) (7 2 ) (28 ) 女性 (1 3 1 ) (20 4 ) (1 46 ) (1 1 6) (83 ) ※要支援認定者を除く ( ) 内は有効回答数

1 0 .5

16 .4

1 9 .4

1 8.1

4 6 .4

1 1 .5

21 .6

2 6 .7

3 1.0

4 7 .0

2 2 .1

0. 0 20 .0 40 .0 60 .0 80 .0 10 0.0

6 5 ~6 9 歳 7 0~7 4歳 75 ~7 9 歳 8 0 ~8 4歳 8 5歳以上 男性

(28)

⑭ 介護のための離職について

介護のための離職の有無は、「介護のために仕事を辞めた家族・親族はいない」が

86.3%で最も高くなっています。

「主な介護者が仕事を辞めた(転職除く)」と「主な介護者が転職した」を合わせた

割合が 7.1%となっています。

介護のための離職について

回答者数 = 3 13 %

主な介護者が仕事を辞めた ( 転職除く )

主な介護者以外の家族・親 族が仕事を辞めた(転職除く )

主な介護者が転職した

主な介護者以外の家族・親 族が転職した

介護のために仕事を辞めた 家族・ 親族はいな い

わからない

無回答

5 .8

0 .0

1 .3

0 .0

86 .3

0 .6

6.4

(29)

⑮ 介護者の働き方の調整について

主な介護者の働き方の調整の状況は、「特に行っていない」が 40.8%で最も高いも

のの、次いで「介護のために、「労働時間を調整(残業免除、短時間勤務、遅出・早帰・

中抜け等)」しながら、働いている」が 32.5%、「介護のために、「休暇(年休や介護

休暇等)」を取りながら、働いている」が 15.3%となっています。

主な介護者の就労状況別でみると、フルタイム勤務、パートタイム勤務ともに「特

に行っていない」「介護のために、「労働時間を調整(残業免除、短時間勤務、遅出・

早帰・中抜け等)」しながら、働いている」が高くなっています。

介護者の働き方の調整について

⑯ 就労継続の可否について

主な介護者の就労継続の可否に係る意識は、「問題はあるが、何とか続けていける」

が57.3%で最も高く、次いで「問題なく、続けていける」が 21.7%、「続けていく

のは、やや難しい」が 7.0%となっています。

就労継続の可否について

回答者数 = 1 57 %

特に行って いない

介護のために、 「労働時間を調整(残業免除、 短時間勤 務、遅出・ 早帰・ 中抜け等) 」 しながら、働いている

介護のために、 「休暇( 年休や介護休暇等)」 を取り なが ら、働いている

介護のために、 「在宅勤務」を利用しながら、働いている

介護のために、 2~4以外の調整をしながら、働いている

わからない

無回答

4 0 .8

32 .5

1 5.3

2.5

11 .5

1. 3

1. 3

0 10 20 30 40 5 0

問題なく、 続けて いける 問題はあるが、何とか続けて いける 回答者数 =

1 5 7

2 1. 7 5 7 .3 7 .0 6. 4 4 .5 3 .2

(30)

⑰ 不安に感じる介護について

今後の在宅生活の継続に向けて、主な介護者が不安に感じる介護は、「認知症状への

対応」が 33.2%で最も高く、次いで「入浴・洗身」が 29.1%、「外出の付き添い、

送迎等」が 23.6%となっています。認知症支援等に関する情報を得られる機会の提

供をするとともに、認知症の予防と早期発見・早期対応が求められます。

不安に感じる介護について

回答者数 = 3 13 %

日中の排せつ

夜間の排せつ

食事の介助(食べる時)

入浴・洗身

身だしなみ(洗顔・ 歯磨き等)

衣服の着脱

屋内の移乗・移動

外出の付き添い、送迎等

服薬

認知症状への対応

医療面で の対応(経管栄養、 ストーマ 等)

食事の準備( 調理等)

その他の家事(掃除、洗濯、 買い物 等)

金銭管理や生活面に必要な 諸手続き

その他

不安に感じていることは、特 にな い

主な介護者に確認しないと、 わからない

無回答

1 9 .2

2 1.7

7.0

2 9.1

8 .0

8.9

1 8.5

2 3.6

12 .8

33 .2

4.2

1 4. 1

1 3. 7

4 .5

5.8

2.6

2.2

3.8

(31)

重点課題

各種アンケート調査結果や前計画の事業評価、国の動向等から、国等の動向社会的

背景【機会】、社会的な問題【脅威】、充実していることや方針【強み】、不足または問

題となっていること【弱み】を整理し、重点課題を抽出しました。

区分 着目すべき現状

強み

・本市での高齢者は、徒歩や自動車による移動が多い

・土岐市バリアフリー基本構想に基づき、高齢者に配慮したまちづくりを推進

・年齢が高くなるにつれて日常的によく動くように心がけている人が多くなっており、 70 歳以上では8割を超える

・ボランティア講座を開催し、地域に根ざしたボランティア活動の育成・強化を図り、 ボランティア活動の推進を実施

・H29 年度に認知症の支援チームを立上げ

強み×

機会

・「地域防災計画」に基づく地域における見守りや安否確認、日常的な声かけや助け合い などの取組み

・介護予防事業の中心となる地域包括支援センターを市内3ヶ所に増設

・はつらつ元気塾、楽ラク運動教室、介護予防サポーター養成講座、音楽教室、脳の健 康教室、元気の出る口腔・栄養教室等様々な講座、教室を開催

・東日本大震災以降の防災意識の高まり、取り組みの活発化 ・介護保険制度改正により、新総合事業への移行

・介護サービスの規制緩和による住民主体のサービス提供が可能 ・地域コミュニティの形成による地域包括ケアシステムの推進

・一億総活躍社会の実現に向けて介護を理由にやむを得ず離職しなければならない方を なくす

強み×

脅威

・認定率は H29、8 月現在で 16.5%と、国、県に比べて低い

・認知症サポーター養成講座を開催し、認知症に対する理解の普及に努めている ・地域活動への参加者としての参加は、60.0%の潜在ニーズがある

・人口構造のアンバランス(高齢者人口の増加と生産年齢人口の減少) ・介護人材の不足におけるサービス提供の確保

・若い世代の晩婚化、未婚化

・高齢者のみ世帯、高齢者ひとり世帯の増加 ・要介護認定者、認知症高齢者の増加 ・介護離職者の増加

・看取り難民高齢者の増加

弱み

・総人口は年々減少しており、H29 で 59,095 人 ・高齢者割合は H29 で 31.3%と、国、県と比べて高い ・平成 37 年では、高齢化率は 33.8%の見込み

・高齢者を含む世帯の一般世帯数比の割合は平成 27 年で 53.8% ・介護予防に関する事業は実施しているが、住民との協働が不十分 ・人口は減少しているが、高齢単身世帯、要支援・要介護認定者数は増加

・外出を控える理由は一般高齢者に比べ、要支援認定者で「足腰などの痛み」が高い ・災害発生時の避難について「避難できない」が要支援認定者で 13.6%

・介護のための離職の有無は「介護のために仕事を辞めた家族・親族はいない」86.3% ・サロンの開催者も高齢化してきているが、次に引き継ぐ人材がいない

(32)

重点課題の絞り込み 方法

特に重点をおくべき課題

強み

強みを更に活かして、 新しいチャンスをつか む

強み×機会

強 み を 機 会 に ぶ つ け て、新しい活路を見出 す

強み×脅威

強 み を 脅 威 に ぶ つ け て、脅威を機会に転換 する

弱み

弱みを克服して強みに 転換する

重点課題1

○ 認知症高齢者の増加が予測されるなか、認知症早期発 見・早期対応の体制強化に努めるとともに、認知症への理 解を広げ、認知症サポーター等、ボランティアや地域住民 による見守りネットワークを構築することが必要です。

重点課題2

○ 健康寿命の延伸に向け、高齢者の活躍の機会をつくり、 いきいきと暮らせるような支援が求められます。地域活動 への参加の潜在的ニーズに応える場と機会への支援が必 要です。また、シルバー人材センターとの連携による高齢 者の就業機会確保も課題となっています。

重点課題3

○ 生活習慣病の予防や健康づくりへの関心を高め、介護予 防に向けた支援をすることが必要です。住民との協働のも と様々な講座や教室を展開し、継続的な介護予防事業を進 めることで、高齢に伴う運動器のリスクや閉じこもりのリ スクを軽減する必要があります。

重点課題4

○ 国や県に比べても高い高齢化率となっており、今後サー ビスを提供する人材の確保が課題となります。地域に根ざ したボランティア活動を支援し、介護人材の育成・確保を 図ることが必要です。

重点課題5

○ 高齢者が安心して安全な生活を送るために、犯罪、交通 事故、災害から守る仕組みが必要です。高齢者が安心して 外出できる地域を目指し、交通安全教室等による啓発のほ か、地域住民による高齢者の外出支援などが必要です。

重点課題6

(33)

計画の基本的な考え方

計画の基本理念

安心

~みんなの笑顔が輝く土岐

ま ち

自分らしく充実した人生をおくることができる

心豊かな やさしい社会の実現

○住み慣れた地域の絆で支え合う、やさしいまち

○いつまでもいきがいを持ち、安心して暮らせるまち

本計画は、地域に暮らす全ての高齢者のための保健・福祉・医療・介護等の日常の

暮らし全般にわたる総合的な福祉計画です。

基本理念の実現に向け、一人ひとりが、いつまでも健康で、自らの能力を発揮し、

活動的な毎日をおくることができるように、お互いに支え合い、結び合う、市民協働

による「地域共生社会」をめざします。

「地域共生社会」とは、制度・分野ごとの縦割りや「支え手」「受け手」という関係

を超えて、地域住民や地域の多様な主体が「我が事」として参画し、人と人、人と資

源が世代や分野を超えて「丸ごと」つながることで、住民一人ひとりの暮らしと生き

がい、地域を共に創っていく社会のことです。

認知症や介護が必要な状態になっても、住み慣れた自宅や地域で、必要なケアを受

けながら、価値観や生き方が尊重される、自分らしい心豊かな人生をおくることがで

(34)

地域包括ケアシステムの実現に向けて

平成12年に創設された介護保険制度は、高齢者の暮らしを支える仕組みとして定

着してきました。その一方で、高齢化の進展とともに、医療が必要な高齢者や認知症

高齢者、一人暮らし高齢者、高齢者のみの世帯など、見守りや介護を必要とする高齢

者が増加し、こうした方々を支えるサービスの確保等が課題となっています。

国では、団塊の世代の全てが75歳以上となる平成37年を目途に、介護が必要に

なっても、認知症になっても、高齢者が住み慣れた地域の中で、自分らしい暮らしを

続けることができるように、介護、予防、医療、生活支援及び住まいのサービスを切

れ目なく提供する「地域包括ケアシステム」の構築の実現を目指しています。

地域包括ケアを実現する上では、それぞれの地域が持つ「自助・互助・共助・公助」

の力を活用した役割分担を踏まえた取組が必要です。自分のことは自分でする「自助」

や、地域における支え合いである「互助」の取組を基本とし、その上に、介護保険制

度を含む社会保険制度による「共助」や自治体が行う福祉サービスによる「公助」な

どの公的支援が積み重なり、互いにバランスを補い合い適切に関わっていくことが大

切です。

今後は「共助」、「公助」の充実と相まって、「互助」の果たす役割にも大きな期待が

寄せられます。地域包括ケアシステムの実現に向け「自助・互助・共助・公助」の考

えに根差した体制の構築を目指します。

本市においても現状を踏まえながら、団塊の世代が、75 歳に到達する 2025 年(平

成37年)を見据え、前計画から進めている地域包括ケアシステムの実現に向け、計

(35)

図 地域包括ケアシステムのイメージ

住まい

医療 介護

生活支援 介護予防 在宅医療・介護連携の推進

認知症施策の推進

生活支援サービスの充実

介護保険制度の円滑な運営 介護保険サービスの質の向上

介護予防・生活支援サービス事業の実施 高 齢者

地域包括支援センター

地域ケア会議の推進

地域包括支援センターの

機能強化 老 人クラ ブ・自 治会・ ボラン ティア ・NP O 等

○訪問 型や通所型の サービス、配 食などの生活 支 援サー ビスのケアマ ネジメント

○身近 な場所におけ る健康づくり のための体操 や

介護予 防の啓発のた めの講話の実 施 など

○連携 のための課題 の抽出や解決 策を検討する ための会議の 開催 ○関係 職種が相互に 理解するため の研修会の実 施

○地域 における医療 ・介護等の事 業所の把握や 、マップの作 成

○在宅 医療に関する 地域住民への 普及啓発 な ど

○介護事業者、NPOや民間企 業、住民ボランティア等によ る地域のニーズに合った多様 な生活支援サービスの提供 ○生活 支援コーディ ネーター

の配置 など

日常生活圏域

○認知 症ケアパスの 周知と活用に 向け た取組 み

○認知 症地域支援推 進員の配置 など

○制度 の普及啓発

○在宅 でのサービス や施設・居住 系サービ スとの バランスの取 れた基盤整備

○介護 給付費の適正 化 など

○介護 サービス事業 者に対する指 導監督

○介護 従事者の人材 育成 など

通院・入院

通所・入所

参 加・利 用

〇医療 と介護の連携 について現状 把握 〇課題 を抽出し解決 策の検証 〇多職 種間での情報 共有

○新た な施策への対 応

○総合 相談窓口とし ての職員の資 質向上

を始め とした体制の 強化 など

一般介護予防事業の実施

○介護 事業者、NP Oや民間企業 、住 民ボラ ンティア等に よる地域のニ ー ズに合 った多様な生 活支援サービ ス の提供

○生活 支援コーディ ネーターの配 置 など

連携

医 師・歯 科医師 薬 剤師

(36)

本市における日常生活圏域

介護保険制度において、市町村は地理的条件、人口、交通事情その他の社会条件、

介護給付等対象サービスを提供するための施設の整備状況などを総合的に勘案し、日

常生活圏域を定めることが必要とされています。

本市では、介護サービス提供施設の適正かつ計画的な整備などハード面の整備を行

うための圏域を日常生活圏域として市全体で1つとして設定しますが、3箇所に設置

した地域包括支援センターを拠点とした介護予防事業や高齢者およびその家族からの

相談、見守り等高齢者の総合的な支援など、地域ケアにかかるソフト面の施策を含め、

きめ細やかな支援体制の充実を図ります。

日常生活圏域 土岐市全体

地域包括支援センター エリア

土岐市地域包括支援センター 土岐津町、肥田町、泉町

土岐市西部地域包括支援センター 下石町、妻木町、鶴里町

(37)

基本目標

第3章の 28・29 頁の「4 重点課題」で示した重点課題を踏まえ、次の5つの基

本目標を設定して計画を策定、推進していきます。

基本目標 重点課題

基本目標(1)地域包括ケアシステムの深化・推進 1・6

基本目標(2)高齢者が生きがいをもって社会参加できるしくみづくり 2・3

基本目標(3)高齢者の生活を支える支援体制づくり 4

基本目標(4)高齢者が安心・安全に暮らせる生活環境づくり 5

基本目標(5)介護保険サービスの適切な運用と制度の円滑な実施 6

(1)地域包括ケアシステムの深化・推進

高齢化のさらなる進行と要介護等高齢者の伸びを踏まえて、介護保険サービスの量

的な整備と質の向上を図るとともに、医療・介護・予防・住まい・生活支援の一体的

な提供を図る地域包括ケアシステムの構築をめざします。

また、認知症高齢者の増加に対応して、医療・介護など地域の連携のもとで総合的

な認知症関連施策を推進します。

(2)高齢者が生きがいをもって社会参加できるしくみづくり

高齢者の生きがいづくりを促進するため、多様な学習・文化・芸術・地域活動等の

機会を確保するとともに、介護予防・日常生活支援総合事業など通じ、高齢者が参加

(38)

(3)高齢者の生活を支える支援体制づくり

高齢者が地域で自立した生活を送るためには、高齢者自身の健康寿命の延伸が重要

であり、健康づくりと併せ介護予防の充実を図ります。たとえ、介護が必要な状態に

なった場合でも、適切に介護保険サービスを受けられ、医療との連携により継続的に

生活が送ることができるよう支援体制を強化します。

(4)高齢者が安心・安全に暮らせる生活環境づくり

年齢を重ねるごとに、心身機能が低下すると、日常生活において何らかの支援が必

要となってきます。住宅や公共交通機関、道路、公共施設などの生活環境面での安全

性、居住性、快適性などが確保された各種社会基盤の整備に努めるとともに、すべて

の人が安心して生活できるよう、多くの人が利用しやすい環境と製品のデザインを導

入したまちづくりを推進します。

また、交通事故や災害時等の緊急時における安全対策を推進し、高齢者が地域にお

いて普段から安心感を持って生活できるように安全・安心対策を推進します。

(5)介護保険サービスの適切な運用と制度の円滑な実施

介護保険制度の役割は、介護を必要とする高齢者にサービスを提供し、住み慣れた

自宅や地域で安心して暮らせるよう支援することです。

その役割を果たすため、在宅サービスと施設・居住系サービスのバランスの取れた

基盤整備を進めるとともに、介護サービス事業者に対する指導監督を積極的に行うこ

となどにより、サービスの質量両面にわたる充実を図ります。

また、介護保険制度の安定した運営を図るとともに、介護保険制度の適正な利用を

(39)

計画体系

【 基本理念 】 【 基本目標 】 【 基本施策 】

1 地域包括ケア体制の構築

2 認知症支援策の充実

3 医療と介護の連携

4 情報提供・相談支援体制の強化

1 地域福祉の推進

2 社会参加や生涯学習の推進

2 交通安全・防災・防犯体制の 推進

3 高齢者の自立に配慮した 居住環境の整備

1 介護保険サービスの利用支援

2 介護保険サービスの質の向上 3 高齢者の就業促進や能力の活用

1 地域包括ケアシステム

の深化・推進

2 高齢者が生きがいを

もって社会参加できる しくみづくり

3 高齢者の生活を

支える支援体制づくり

4 高齢者が安心・安全に

暮らせる生活環境 づくり

5 介 護 保 険 サ ー ビ ス の

適 切 な 運 用 と 制 度 の

円滑な実施

4 介護予防や健康づくりの推進

1 自立生活支援サービスの充実

2 介護保険サービスの充実

3 サービスを提供する人材の 育成・確保とサービスの質の向上

4 介護者への支援の充実

図  地域包括ケアシステムのイメージ  住まい 医療  介護  生活支援  介護予防 在宅医療・介護連携の推進 認知症施策の推進  生活支援サービスの充実  介護保険制度の円滑な運営  介護保険サービスの質の向上  介護予防・生活支援サービス事業の実施 高 齢者  地域包括支援センター  地域ケア会議の推進  地域包括支援センターの 機能強化 老 人クラ ブ・自 治会・ ボラン ティア ・NP O 等 ○訪問 型や通所型の サービス、配 食などの生活 支援サー ビスのケアマ ネジメント ○身近 な場所におけ
表  介護給付費(居宅サービス、地域密着型サービス、施設サービス)  単位: (千円) 種類  平成 30 年度  平成 31 年度  平成 32 年度  平成 37 年度  地域密着型サービス  677,694  710,550  811,507  771,805  定期巡回・随時対応型  訪問介護看護  0  0  0  0   夜間対応型訪問介護  0  0  0  0   認知症対応型通所介護  0  0  0  0   小規模多機能型居宅介護  3,637  3,638  3,638  3,638
表  所得段階別介護保険料  所得段階  対象者  割合  月額保険料  年額保険料  第1段階  生活保護受給者、 老齢福祉年金受給者であって世帯全員が 市民税非課税の人及び、 世帯全員が市民税非課税で、 課税 年金収入と合計所得金額の合計が 80 万円以下の人  基準額 ×0.50  2,702 円 32,427 円  第2段階  世帯全員が市民税非課税で、 課税年金収入と合計所得金額 の合計が 80 万円超 120 万円以下の人  基準額 ×0.65  4,504 円 54,045 円  第3段階

参照

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問い合わせ 東京都福祉保健局保健政策部 疾病対策課 ☎ (5320) 4473 窓 口 地域福祉課 地域福祉係 ☎ (3908)