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メールマガジン購読者に対して投資信託商品を勧誘する「Paul Green Asset Partners」に関する注意喚起[PDF:]

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平成26年3月31日

メールマガジン購読者に対して投資信託商品を勧誘する

「 Paul Green Asset Partners 」に関する注意喚起

平成26年1月以降、メールマガジン(以下「メルマガ」といいます。)購読者に対し て投資信託商品を勧誘する事業者に係る相談が、各地の消費生活センターに寄せられて います。

消費者庁が調査したところ、「Paul Green Asset Partners」(以下「Paul社」といいま す。)との取引において消費者の利益を不当に害する行為(不実のことを告げること)を 確認したため、消費者安全法(平成21年法律第50号)第38条第1項の規定に基づき、 消費者被害の発生又は拡大の防止に資する情報を公表し、消費者の皆様に注意を呼び掛 けます。

(注意喚起の要旨)

○ Paul社とは別のメルマガ発行者が、メルマガポータルサイトを利用して、Paul社が 取り扱う投資信託商品を購入すれば高い利益が得られるなどといった情報をメルマガ 購読者に無料配信しています。

○ このメルマガを購読した消費者がPaul社のウェブサイトにアクセスして会員登録を 行うと、後にPaul社から、償還期間3~5か月、1口10万円、年利20~70%、週1

~月1回の収益分配などといった短期・高利回りの投資信託商品の勧誘を受けます。

○ 高利回りの商品に興味を持った消費者がPaul社に対して申込みを行うと、申込金の 振込先としてPaul社とは別名義の事業者や個人の口座を指定されます。消費者がこの 口座へ申込金を入金すると、投資信託の取引が開始されます。

○ 開始直後こそ消費者は数千円程度の分配金を受け取りますが、償還前にPaul社と連 絡が取れなくなります。消費者には残りの運用期間の分配金だけでなく、元本につい ても払い戻されることはありません。

○ 当庁が調査したところ、Paul社が所在地としている場所には全く別の事業者が入居 しており、Paul社の拠点は存在していませんでした。また、この所在地を本店又は支 店とするPaul社の商業法人登記もありませんでした。

○ 投資信託商品の販売を行うためには金融商品取引法(昭和23年法律第25号)に基 づき、金融商品取引業者としての登録を受けることが必要ですが、Paul社は同法に基 づく登録を受けていませんでした。

○ Paul社が勧誘する投資信託商品は実体がないものであり、Paul社を紹介したメルマ ガ発行者と裏でつながっていることが強くうかがわれます。Paul社の投資信託商品に 関する勧誘には決して応じないようにしましょう。

○ このような取引に関して不審な点があった場合は、消費生活センターや警察に相談 しましょう。

本件に関する問合せ先

消費者庁 消費者政策課 財産被害対策室 TEL:03(3507)9187 FAX:03(3507)9287

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メールマガジン購読者に対して投資信託商品を勧誘する

「 Paul Green Asset Partners 」に関する注意喚起

平成26年1月以降、メールマガジン(以下「メルマガ」といいます。)購読者に対して 投資信託商品を勧誘する事業者に係る相談が、各地の消費生活センターに寄せられていま す。

消費者庁が調査したところ、「Paul Green Asset Partners」(以下「Paul社」といいま す。)との取引において消費者の利益を不当に害する行為(不実のことを告げること)を確 認したため、消費者安全法(平成21年法律第50号)第38条第1項の規定に基づき、消費 者被害の発生又は拡大の防止に資する情報を公表し、消費者の皆様に注意を呼び掛けます。

1.事業者の概要

名 称 Paul Green Asset Partners 所 在 地 東京都港区海岸1-2-3 代 表 者 岡田 智廣

※ Paul社が消費者に提供した資料等に記載されている内容です。

※ Paul社は、上記所在地に存在しません。

2.具体的な勧誘事例(契約書類の詳細は「別添 資料1 」を参照)

事例1

(1)平成25年 10月下旬、メルマガポータルサイトにおいて、投資に関する無料配信の メルマガの購読を申し込んだ消費者に、無数のメルマガが届いた。消費者は、この中 でPaul社が販売する「短期運用型投資商品」という投資信託取引について記載された メールが目に付いた。

Paul 社の商品は複数紹介されていたが、このうち、「ユニバース 3000K型」という 商品については、償還期間が5か月で、1口10万円から始めることができ、年20パー セントから30パーセントの利回りで月に1度の分配金が受けられるという内容だった。

消費者は、Paul 社のウェブサイトから会員登録して、更に詳しい運用実績等の情報 を見ているうちにPaul社と取引を始めたいと思うようになった。

(2)11月上旬、Paul社の担当者Aに「ユニバース3000K型」を申し込みたい旨を電話 で伝えると、その日のうちにPDF形式の申込書と契約書が送られてきたため、これ に署名押印してPaul社宛にFAX送付した。【別添 資料1 参照】

すると、Aから「内容を確認できました。代金が振り込まれてから取引を開始しま す。」と電話で連絡があった。

消費者は、Paul 社から指定された振込先にインターネット・バンキングを利用して 申込金 10 万円を振り込んだ。振込先の口座は Paul 社の名義と異なる別事業者の名義 だったので少し疑問に感じたが、その日のうちにAから振込確認の連絡が入り、取引 が開始されたので安心した。

(3)12 月上旬、消費者の口座に1回目の分配金として約3千5百円が振り込まれてお

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り、振込人の欄には「ユニバース3000」と記載されていた。

それまで、Paul 社から毎日のように運用実績がメールで届いており、あわせてAか らも今後の運用予測の連絡があったが、このとき振り込まれていた分配金はAが予測 していたとおりの金額だった。

この分配金を受け取ることで、消費者はPaul社を信用するようになった。

(4)この頃、消費者は、Aから「エマージングプラス」という別商品の勧誘を受けてい た。この商品は、一口10万円の年末年始限定商品で、「ユニバース3000K型」よりも 高い利回りが期待できるとのことだった。

年が明け、Paul社から「ユニバース3000K型」の2回目の配当が1週間ほど遅れる との連絡があったものの、消費者は、Paul社を信じて、「エマージングプラス」も追加 契約することにして、更に10万円を送金した。

このときの振込先も Paul社名義ではなく、また、「ユニバース 3000K型」の契約時 と異なる事業者名義の口座を指定されていた。

(5)平成26年1月上旬、それまで毎日のように届いていた運用実績が配信されなくなっ た。また、分配金が支払われる予定の1月中旬になっても口座への入金がなかったた め、改めてPaul社のウェブサイトにアクセスしてみたところ、当該ウェブサイトは既 に閲覧不能となっていた。

また、Paul社に電話もしてみたが、コール音はするものの誰も電話に出なくなった。 結果として、1月上旬を最後にPaul社からのメールやAからの電話は一切なくなり、 その後の分配金の振込もない。

事例2

(1)平成2510月中旬、メルマガポータルサイトから投資に関する無料メルマガ配信 サービスに登録した消費者の元に、大量のメルマガが届いていた。

このうち、Bという者が配信するメルマガにPaul社が販売する投資信託商品を紹介 する情報が書かれていた。

消費者は、そのメールから Paul 社のウェブサイトを閲覧したところ、「ユニバース 3000K型」という投資信託商品に興味を持ったが、詳しい情報を確認するには閲覧コー ドが必要であることから、その閲覧コードを入手するために消費者自身の氏名、電話 番号、住所等の個人情報をPaul社にメール送付した。

(2)その日のうちに、Paul社のCという担当者から電話があり、「ユニバース3000K型」 の説明を受けた。

この商品は、償還期間が3か月、1口 10 万円から始められ、年 50 パーセントから 70 パーセントまでの利回りで、2週間に1度の分配金が受けられるなどの取引内容に ついて説明を受けた。さらに、Paul 社の運用実績や投資参加者数等を聞くことで、消 費者は、徐々にこの商品に興味を持ち、Cから取り寄せた申込書に必要事項を記載し てFAXで申し込んだ。

10月下旬、消費者は、Paul社の名義と異なる別事業者名義の口座を申込金の振込先 として指定されたが、特に不審にも思わずに 10万円を振り込み、「ユニバース 3000K 型」の取引を開始した。取引を開始してから、Paul 社から運用実績がメールで送られ るようになった。

(3)取引開始2週間後の 11 月中旬、消費者の口座に「ユニバース 3000K型」の分配金

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として約2千円が振り込まれていた。

この頃、消費者は、Paul 社が新しく販売を始めたという投資信託商品「GPハイ・ イールド・ファンド」を勧められていたが、「ユニバース3000K型」の分配金が振り込 まれたことでPaul社を信用していたので、この商品を追加購入することにした。

消費者は、Paul 社に申込み、「ユニバース 3000K型」契約時と同じ振込先に申込金 30万円を振り込んだ。

(4)2つの商品の分配金として、11月下旬に約2千円、12月上旬には約4千円が続けて 入金された。

消費者は償還日を迎えるまで継続して分配金が振り込まれ続けると信じていたこと から、その後もPaul社から更に勧められた2つの投資信託商品を追加購入した。

これらの振込先も、それぞれ、Paul社とは全く別の事業者名や個人名の口座名義で、

「ユニバース3000K型」契約時とも別の口座だった。

(5)1月中旬、消費者が口座を確認したところ、予定されていた分配金の振込みが無かっ た。

Paul社に電話をしたが誰も電話に出ず、運用実績を報告するメールの送付も無くなっ た。

償還日が来た現在もPaul社からの連絡はなく、分配金の支払や元本の払戻しもない。

3.事例の特徴

○ Paul社とは別のメルマガ発行者が、メルマガポータルサイトを利用して、Paul社が 取り扱う投資信託商品を購入すれば高い利益が得られるなどといった情報をメルマガ 購読者に無料配信しています。

○ このメルマガを購読した消費者がPaul社のウェブサイトにアクセスして会員登録を 行うと、後にPaul社から、償還期間3~5か月、1口10万円、年利20~70%、週1

~月1回の収益分配などといった短期・高利回りの投資信託商品の勧誘を受けます。

○ 高利回りの商品に興味を持った消費者がPaul社に対して申込みを行うと、申込金の 振込先としてPaul社とは別名義の事業者や個人の口座を指定されます。消費者がこの 口座へ申込金を入金すると、投資信託の取引が開始されます。

○ 開始直後こそ消費者は数千円程度の分配金を受け取りますが、償還前にPaul社と連 絡が取れなくなります。消費者には残りの運用期間の分配金だけでなく、元本につい ても払い戻されることはありません。

○ Paul社は、分配金を受け取った消費者に対して更に高利回りの別商品の勧誘を行う 場合があります。

消費者が追加契約を交わしても、当初契約と同様に、分配金の支払や元本の払戻し はありません。

4.当庁が確認した事実

Paul社が所在地としている場所には全く別の事業者が入居しており、Paul社の拠点 は存在していませんでした。また、この所在地を本店又は支店とするPaul社の商業法 人登記もありませんでした。

(5)

○ 投資信託商品の販売を行うためには金融商品取引法(昭和23年法律第25号)に基 づき、金融商品取引業者としての登録が必要ですが、Paul社は同法に基づく登録を受 けていませんでした。

○ Paul社の連絡先電話番号の契約者は電話転送サービス事業者であり、更に、そのよ うな事業者を複数利用して電話発信元の正体を分からないようにしていました。

○ Paul社が利用するメールアドレスのドメイン契約者とは連絡が取れず、その契約自 体も虚偽の申告であることが分かりました。

○ Paul社の振込先口座の名義人の一部は、自身で口座を管理しておらず、Paul社とは 無関係であると説明しています。

5.消費者へのアドバイス

○ 前記調査結果を踏まえると、Paul社が勧誘する投資信託商品は実体がないものであ り、Paul社を紹介したメルマガ発行者と裏でつながっていることが強くうかがわれま す。Paul社の投資信託商品に関する勧誘には決して応じないようにしましょう。

○ 投資信託商品を販売するには、金融商品取引法に基づく内閣総理大臣の登録を受け なければなりません。こうした登録の状況については、金融庁のウェブサイトで公表 していますので、実在する金融商品取引業者かどうかを確認する際の参考にしてくだ さい。電話でのお問い合わせの場合は、同庁金融サービス利用者相談室を利用してく ださい。

金融庁 免許・許可・登録等を受けている業者一覧 http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyo.html 金融サービス利用者相談室

電話番号 0570016811(平日1000分~1700分) ※IP電話・PHSからは03-5251-6811におかけください。

○ また、投資信託商品を販売する事業者には、消費者の求めの有無にかかわらず、投 資信託に係る目論見書を交付する義務があります。取引を始める際には、この目論見 書などの資料により事業者の情報や商品の内容を必ず確認しましょう。

○ 投資信託商品の購入に際し、振込先として別名義の事業者や個人の口座を指定する 事業者との取引には応じないようにしましょう。

○ このような取引に関して不審な点があった場合は、前記金融サービス利用者相談室 のほか、消費生活センターや警察に相談しましょう。

消費者ホットライン(最寄りの消費生活センターを御存知でない場合) 電話番号 0570064370

警察相談専用電話 電話番号 #9110

(以 上)

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参照

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