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財務・CSRセクション2010 日本語版PDF TOTOについて : TOTO

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(1)

CORPORATE

REPORT 2010

Financial & CSR Section

TOTO

(2)

年表記について

本「TOTO グループコーポレートレポート 2010 財務・CSR セクション」(以下、「本レポート」)における年表記は、各年の 3 月 31 日に終 了した事業年度または 3 月 31 日現在を示します。

見通しに関する特記事項

本レポートには、当社の現在の計画、業績予想、戦略に関する情報が含まれていますが、これらの情報は情報開示時点における見通しに基づくも のです。実際の業績は、今後の経済状況や需要動向、市場競争の動向など、事業環境を取り巻く様々な要因により影響を受けることをご承知おき いただきますよう、お願い申し上げます。

■財務データ

 主要財務指標の推移

2

 経営成績と財務分析

3

 連結財務諸表

9

 財務諸表注記

14

■ CSR データ

 コーポレートガバナンス

25

 リスクマネジメント

26

 環境データ

27

 人財関連データ

32

 GRI ガイドライン対照表

33

■会社データ

 国内外ネットワーク

36

 株式データ

37

 会社概要/役員

38

〈別冊本体冊子〉

TOTO グループ コーポレートレポート 2010 掲載内容

TOTO Way 「TOTO らしさ」の継承とさらなる追求

TOP MESSAGE

TOTO グループ企業理念/ミッション編集方針/

TOTO グループコミュニケーションツールの全体像

TOTO NOW

 TOTO GREEN CHALLENGE が目指す、

   環境経営の新たな一歩

 グリーンリモデルが実現する、人と地球の快適な関係

 真のグローバル企業を目指し、

   新しい「まいにち」を世界中のお客様へ

TOTO at a GLANCE TOTO グループの事業展開

TOTO in ACTION TOTO グループの活動報告

 お客様とのきずな

 TOTO のものづくり思想

 TOTO 品質の実現

 環境へのとりくみ

 TOTO の人財づくり

 客観性・透明性の高い経営

 ステークホルダーエンゲージメント

 社会との共生

 沿革

 発行によせて/アンケート結果

TOTO グループ

コーポレートレポート 2010

財務・CSR セクション

(3)

財 務 デ ー タ

主要財務指標の推移

TOTO株式会社および連結子会社

※ 1 キャッシュフロー = 現金及び現金同等物の増加(減少)額

※ 2 純資産の算定にあたり、2007年 3 月期から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準(企業会計基準第 5 号)及び「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用 方針」(企業会計基準適用指針第 8 号)を適用しています。それに合わせ、2006 年 3 月期の株主資本額は、純資産額として再計算されています。2004 ∼ 2005 年 3 月期の額につきまし ては、旧会計基準における株主資本額と一致します。

3月31日に終了した会計年度

2005.3

2006.3

2007.3

2008.3

2009.3

2010.3

単位:百万円

売上高

¥ 484,192

¥ 494,785

¥ 512,200

¥ 501,060

¥ 464,505

¥ 421,929

売上原価

308,067

321,214

337,735

330,782

311,765

275,639

売上原価率

63.6%

64.9%

65.9%

66.0%

67.1%

65.3%

売上総利益

176,125

173,571

174,465

170,278

152,740

146,290

販売費及び一般管理費

145,706

148,407

148,277

147,555

146,174

139,700

売上高販管費率

30.1%

30.0%

28.9%

29.4%

31.5%

33.1%

営業利益

30,419

25,164

26,188

22,723

6,566

6,590

売上高営業利益率

6.3%

5.1%

5.1%

4.5%

1.4%

1.6%

税金等調整前当期純利益(損失)

23,455

21,972

21,829

15,853

14,470

5,296

当期純利益(損失)

13,059

12,997

13,544

13,240

26,261

879

設備投資額

20,059

22,397

22,260

24,191

16,297

11,607

研究開発費

11,786

11,722

11,752

12,001

13,087

13,113

研究開発費 対売上高比

2.4%

2.4%

2.3%

2.4%

2.8%

3.1%

キャッシュフロー

※1

15,448

4,292

7,250

2,490

311

6,698

総資産

¥ 460,950

¥ 474,824

¥ 466,736

¥ 451,744

¥ 388,645

¥ 378,266

総資産当期純利益率(ROA)

2.8%

2.8%

2.9%

2.9%

-6.2%

0.2%

流動資産

218,598

214,130

217,780

210,126

187,690

180,150

固定資産

242,352

260,694

248,956

241,618

200,955

198,116

有形固定資産

163,126

166,757

161,045

157,925

133,168

125,047

無形固定資産及び投資その他の資産

79,226

93,937

87,911

83,693

67,787

73,069

総負債

¥ 250,684

¥ 241,272

¥ 233,494

¥ 220,214

¥ 203,751

¥ 189,717

流動負債

158,870

154,249

181,951

160,297

146,789

138,491

固定負債

91,814

87,023

51,543

59,917

56,962

51,226

純資産

※2

199,372

233,552

233,242

231,530

184,894

188,549

自己資本当期純利益率(ROE)

6.7%

6.2%

6.0%

5.8%

-12.9%

0.5%

単位:円

1株当たり当期純利益

¥ 37.29

¥ 37.12

¥ 39.07

¥ 38.21

¥ 75.80

2.54

1株当たり純資産

※2

574.43

638.38

659.68

652.84

520.36

530.35

(4)

財 務 デ ー タ

0

200,000

400,000

600,000

(百万円)

2006.3 2007.3 2008.3 2009.3 2010.3

売上高

衛生陶器

ウォシュレット

レストルーム商品合計

ユニットバスルーム

水栓金具

システムキッチン

洗面化粧台

バス・キッチン・洗面商品合計

セラミック

合 計

‒6%

‒8%

‒8%

‒12%

‒9%

‒13%

‒9%

‒11%

‒36%

‒9%

商品群

商品別売上高の増減率

増減(前年度比)

市場状況

 当連結会計年度(2009年4月1日から2010年3月31日ま

で)におけるわが国の経済は、アジア向けを中心とした輸出や企業

の生産活動の回復など、国内外の経済対策効果によって景気は

持ち直しの動きが見られるようになったものの、失業率は依然高

水準にあり、物価が緩やかなデフレ傾向にあるなど、厳しい情勢で

推移しました。

 国内住宅設備業界におきましても、住宅ローン減税の拡大や

環境配慮型住宅の普及促進を目的とした補助金制度などの各

種施策によって、昨年11月からは持家の新設住宅着工戸数が

前年同月比で改善され、住宅投資に下げ止まりの動きが見えは

じめました。しかしながら、新設住宅着工戸数は2009年通年で

は45年ぶりに80万戸を割り込み、大幅な需要減となりました。ま

た、

リモデル(増改築)需要につきましても、雇用情勢の悪化や所

得の伸び悩みなどを背景に、個人消費の自律回復力には力強さ

がなく、景況感の悪化を受け低迷しました。

 このような事業環境の中、当グループは、昨年7月に発表した

創立100周年を迎える2017年に「真のグローバル企業」とな

ることを目指す長期ビジョン「TOTO Vプラン2017」に基づ

き、事業再編も含めた抜本的なコスト構造改革に取り組み、生産

体制見直しによる在庫削減やコスト低減活動および業務の効率

化による経費削減を強力に推進しました。また、国内では全国の

ショールームに加え、工場やアフターサービスの現場などさまざま

なお客様との接点を活用した「全社一丸リモデル創出活動」を推

進しました。海外では、グローバル5極体制(日本、米国、中国、ア

ジア・オセアニア、欧州)構築に向け基盤整備を進めるとともに、

ローバル高級ブランドの確立を目指して販売活動を積極的に展開

しました。

業 績

売上高

 当連結会計年度の売上高は、前期比9.2%減の4,219億円

となりました。

 需要分野別売上高では、新築売上は新設住宅の需要が大きく

低迷した影響を受け、前年比21%減の1,198億円と大きく前年

を下回りました。リモデル売上は、景気悪化により特に2009年

中の需要環境が弱く、ショールーム施策などにより需要創造を行

いましたが、前年比2%減の2,400億円となりました。海外では、

中国では堅調に推移したものの、世界的な景況感の悪化により

米州やその他の地域で影響を受け、前年比5%減の559億円と

なりました。

 商品別では、新築向け売上が大きく減少し、

リモデル向け売

上も伸び悩んだことにより、

レストルーム商品の売上高は前年比

7.9%減の1,842億円、バス・キッチン・洗面用品の売上高は前

期比10.6%減の2,069億円となるなど、すべての商品で前年

割れとなりました。

(5)

0

10,000

20,000

30,000

40,000

-30,000

-20,000

-10,000

0

10,000

20,000

0

100,000

200,000

300,000

400,000

500,000

0

2

4

6

8

-6

-4

-2

0

2

4

(百万円)

営業利益/売上高営業利益率

■ 営業利益 ■ 売上高営業利益率

(百万円)

当期純利益/売上高当期純利益率

(百万円)

総資産/総資産当期純利益率(ROA)

(%) (%) (%)

■ 当期純利益 ■ 売上高当期純利益率 ■ 総資産 ■ 総資産当期純利益率(ROA)

2006.3 2007.3 2008.3 2009.3 2010.3

2006.3 2007.3 2008.3 2009.3 2010.3

2006.3 2007.3 2008.3 2009.3 2010.3

-6

-4

-2

0

2

4

178億円の減少、長期借入金及びファイナンス・リース債務が

47億円の減少などです。

 純資産の残高は、1,885億円(前期末は1,849億円)

とな

り、37億円増加しました。主な増加要因は、有価証券評価差額

の増加48億円、為替換算調整勘定や当期純利益による利益剰

余金の計上などとなっております。

 自己資本比率([純資産−少数株主持分]/総資産)は前年

比2.2ポイント上昇し48.6%となりました。1株あたり純資産(期

中平均株式数に基づく)

は530.35円となっております。

研究開発費

 研究開発部門では、生活価値を創造する核となる技術、

また節

水を通じたCO2の削減や環境浄化に貢献する技術を生み出すこ

とを使命として考え、社会から必要とされる企業であり続けるため

に、当社にしかできない「オンリーワン技術」の研究開発を行って

います。

 新エネルギー利用技術として注目されているSOFC(固体酸化

物形燃料電池)においては、これまで当社が培ってきたセラミック

技術を応用した研究開発を継続しています。高い発電性能をもつ

発電モジュールの開発に特化し、事業化をめざして実証試験を重

ねています。

 また節水効果の高い4.8ℓ洗浄(大洗浄時)

を実現した新「ネオ

レストハイブリッドシリーズ」および「GG」を開発。今後も引き続き

営業利益

 トータルでは売上が減少するなか、全社を挙げたコストリダクショ

ンの取り組みや販売費および一般管理費などの経費削減、販売

強化投資の抑制などにより、営業利益は前年比0.4%増の66

億円、売上高営業利益率は前年比0.2ポイント増の1.6%と、ほ

ぼ前年並みのレベルを確保しました。

純利益

 ショールームの再編費用や生産設備の除却、株式評価損など

を特別損失として計上したことにより、当期純利益は9億円となり

ました。

財政状況

 当連結会計年度末における総資産残高は、前会計年度末より

104億円減少し、3,783億円となりました。

 流動資産は1,802億円(前期末は1,877億円)

となり、75

億円減少しました。主な減少要因は、たな卸資産の減少126億

円などです。

 固定資産は、1,981億円(前期末は2,010億円)

となり、28

億円減少しました。主な減少要因は、機械装置及び運搬具が33

億円、建物及び構築物が14億円の減少となっております。

 一方、負債の残高は1,897億円(前期末は2,038億円)

(6)

財 務 デ ー タ

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

0

5,000

10,000

15,000

(百万円)

純資産/自己資本当期純利益率(ROE)

(百万円)

(%) (%)

研究開発費/売上高研究開発費率

■ 純資産 ■ 自己資本当期純利益率(ROE) ■ 研究開発費 ■ 売上高研究開発費率

2006.3 2007.3 2008.3 2009.3 2010.3

-20

2006.3 2007.3 2008.3 2009.3 2010.3

-15

-10

-5

0

5

10

0

1

2

3

グローバルな展開を視野に入れ、

「オンリーワン技術」の研究・開

発を行ってまいります。

 当連結会計年度における研究開発費の総額(販売費および一般

管理費に含まれる)

は131億円でした。研究開発費の事業区分別

内訳は、建築用設備機器事業で99億円、

その他事業で10億円で

した。各事業区分に配賦できない研究開発費が22億円あります。

設備投資額・減価償却額

 当連結会計年度は、当社グループは合計116億円の設備投

資を実施いたしました。内訳は以下の通りです。

 建築用設備機器ではTOTOバスクリエイト株式会社、TOTO

ハイリビング株式会社、TOTOウォシュレットテクノ株式会社の生

産設備・金型購入およびシステムバス、システムキッチンのショー

ルーム展示品の入替など102億円の設備投資を行いました。

 その他事業ではセラミック生産設備導入などで5億円の設備

投資を行いました。

 その他、全社的な投資として、研究開発設備購入などで9億円

の設備投資を行いました。

 また、当連結会計年度に完成する主な設備としては、全国各所

のショールームなどの改修があります。なお、所要資金については

自己資金を充当しました。

 当連結会計年度の減価償却費は、18億円減少の206億円

でした。

キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの

要因は次のとおりです。

営業活動によるキャッシュ・フロー

 当期において営業活動による資金の増加は336億円となりま

した。これは、減価償却費206億円、たな卸資産の減少額129

億円などによる資金の増加によります。

投資活動によるキャッシュ・フロー

 当期において投資活動による資金の減少は148億円となりま

した。これは、有形固定資産の取得による支出100億円などによ

る資金の減少によります。

財務活動によるキャッシュ・フロー

 当期において財務活動による資金の減少は122億円となりま

した。これは、銀行借入金の純減少額179億円、コマーシャル・

ペーパーの償還による支出100億円、配当金の支払額35億円

などによる資金の減少と、コマーシャル・ペーパーの発行による収

入200億円などによる資金の増加によります。

(7)

0

10,000

20,000

30,000

(百万円)

設備投資額/減価償却費

■ 設備投資額 ■ 減価償却費

2006.3 2007.3 2008.3 2009.3 2010.3

0

5,000

10,000

15,000

20,000

(百万円)

フリー・キャッシュ・フロー

2006.3 2007.3 2008.3 2009.3 2010.3

当該株式の時価が帳簿価格を著しく下回ることとなった場合、当

該株式の評価損の計上が必要となり、当社グループの事業、財

政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。

④金利の変動

 金利の変動は営業費用、支払利息、受取利息あるいは金融資

産および負債の価値に影響を与え、当社グループの事業、財政

状態および経営成績に影響を与える可能性があります。

⑤市場環境の変動

 当社グループが主たる事業活動を行う住宅関連分野での需要

の大幅な変動は、当社グループの事業、財政状態および経営成

績に影響を与える可能性があります。

(2)事業活動に関するリスク

①競合他社との競争

 当社グループは、多岐にわたる製品の開発・生産・販売・サービ

スを行っており、さまざまな企業と競合しています。当社グループ

は、今後とも競争力の維持・強化に向けたさまざまな取り組みを進

めてまいりますが、将来にわたって優位に展開できなくなる可能性

があります。

②急激な製品価格の下落

 当社グループは、高付加価値商品の開発やコストリダクション

活動などに積極的に取り組んでいますが、国内外の市場におい

て激しい競争に晒されており、企業努力を上回る価格下落圧力が

事業等のリスク

 当社グループの事業および財務の状況に重要な影響を及ぼ

す可能性のある事項には以下のようなものがあります。投資者の

判断にかかるリスクのすべてを表すものではありません。

 なお文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出

日(2010年6月30日)現在において、当社グループが判断した

ものです。

(1)経営環境に関するリスク

①経済状況の変動 

 当社グループの製品・サービスに対する需要は、その販売を

行っている国または地域の経済状況の影響を受けるため、世界の

市場における景気後退およびこれに伴う需要の減少は、当社グ

ループの事業、財政状態および経営成績に影響を与える可能性

があります。

②為替相場の変動

 国際取引や外貨建てで取引している海外での生産、販売等の

営業活動取引、

また、連結財務諸表作成のため海外連結子会社

の資産および負債等は円換算されるため、為替相場の変動は、当

社グループの事業、財政状態および経営成績に影響を与える可

能性があります。

③株価の下落

(8)

財 務 デ ー タ

生じた場合は、当社グループの利益の確保に深刻な影響を受け

る可能性があります。

③海外事業活動における障害

 当社グループは、海外市場での事業拡大を戦略の一つとして

います。

しかしながら、海外では為替リスクに加え、政情不安、経済

動向の不確実性、宗教や文化の相違、商習慣に関する障害、

さら

には投資・海外送金・輸出入・外国為替などの規制の変更や税制

の変更等さまざまな政治的、経済的もしくは法的な障害を伴う可

能性があり、当社グループの事業、財政状態および経営成績に

影響を受ける可能性があります。

④技術革新の重要性

 当社グループの継続的成長および競争力向上には、新技術や

新製品開発のための技術革新が重要となりますが、将来の市場

ニーズの変化に適切に対応できなかった場合などにおいては、当

社グループの将来の成長や収益性に影響を受ける可能性があり

ます。

⑤企業買収および他社との業務提携等 

 当社グループは、経営の効率化と競争力強化のため、企業買収

および資本参加を含む投資、他社との業務提携等による事業の

拡大を行うことがあります。新しい製品やサービスを提供するにはこ

のような経営戦略が不可欠となりますが、活動が円滑に進まない、

あるいは当初期待した効果が得られない可能性があります。また、

他社が事業戦略を変更した場合には、当社グループは資本参加、

業務提携関係等を維持することが困難になる可能性もあります。

⑥原材料等の調達

 当社グループの製造事業にとって、高品質の原材料および部

品等を安定的かつタイムリーに入手することは不可欠であり、その

ために信頼のおける購入先を選定し調達活動を推進しています。

しかし、購入先からの供給が中断した場合や業界内での需要が

急増した場合、

もしくは需給環境の変化等によりその調達価格が

高騰する可能性もあります。このような場合には、購入先の変更

や追加、あるいは他の原材料や部品の切り替え等がタイムリーに

行うことができず、当社グループの事業、財政状態および経営成

績に影響を受ける可能性があります。

⑦代理店等の財政状況

 当社グループの販売取引先は、当社グループとの契約に基づ

き、代金後払いで製品・サービスを購入している場合があります。

 万一、当社グループが多額の売掛債権を有する販売取引先の

財政状態が悪化し、契約条件どおりの支払いを受けられない場合

には、当社グループの事業、財政状態および経営成績に影響を

受ける可能性があります。

(3)中長期経営計画等に関するリスク

①中長期経営計画等の目標達成

 当社グループは、創立100周年を迎える平成29年(2017

年)に、真のグローバル企業となることを目指す「TOTO Vプラン

2017」を推進しています。

しかし、当社グループの計画達成に向

けた取り組みにもかかわらず、事業環境のさらなる悪化などの要

因により、全ての目標達成または期待される成果の実現に至らな

い可能性もあります。

②事業構造改革

 当社グループは、継続的な成長と収益力のさらなる向上を目指

すため、事業の選択と集中を進め、経営の効率化を図ってまいりま

す。しかしながら、これらの事業再編や事業構造改革推進の過程

において、費用の増加等によって当社グループの事業、財政状態

および経営成績に影響を受ける可能性があります。

(4)法的規制および訴訟等

①製品の欠陥

 当社グループは、厳格な独自品質基準に基づき、製品の品質

確保に細心の注意を払っています。しかしながら製品に欠陥が生

じた場合、欠陥に起因する直接的・間接的損害に対して、当社グ

ループは製造物賠償責任保険で十分補償しきれない賠償責任を

負担する可能性や多大な対策費用の支出が生じる可能性があり

ます。また当該問題に関する報道により、当社グループのブランド

イメージの低下、顧客の流出などを招き、当社グループの事業、財

政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

②知的財産権による保護

(9)

違反をした場合には、当社グループの事業やブランドイメージに影

響が及ぶ可能性があります。

(5)災害等に関するリスク

 当社グループの事業拠点は、日本をはじめ世界各地に展開し

ています。地震、台風および洪水などの自然災害や戦争、テロ行

為、重大な労働災害または強毒化した新型インフルエンザなどの

感染症が世界的に流行した場合には、当社グループの設備の損

害だけではなく貴重な人的資源に重大な影響を与え、当社グルー

プの事業活動の一部または全体に大きな支障をきたす可能性が

あります。また、損害を被った設備等の修復のために多額の費用

が発生し、当社グループの事業、財政状態および経営成績に影

響を及ぼす可能性があります。

(6)その他のリスク

①年金債務

 当社および一部のグループ会社では外部積立による退職年

金制度を設けています。今後、金利の低下により退職年金給付

債務に関する割引率を引き下げる必要が生じる可能性や、株価

の下落により年金資産の目減りをもたらす可能性があり、その結

果、数理計算上の差異(損失)が増加し、将来にわたる退職給付

費用が増加する可能性があります。

②固定資産の減損

 当社グループでは、固定資産の減損に係る会計基準等に従

い、定期的に保有資産の将来キャッシュ・フロー等を算定し減損

損失の認識・測定を行っています。その結果、固定資産の減損損

失を計上することも予測され、当社グループの財政状態および経

営成績に影響を及ぼす可能性があります。

③繰延税金資産

 繰延税金資産の計算は、将来の課税所得などさまざまな予測・

仮定に基づいており、経営状況の悪化や税務調査の結果等によ

り、実際の結果がかかる予測・仮定とは異なる可能性があります。

従って、将来の課税所得の予測・仮定に基づいて繰延税金資産

の一部または全部の回収ができないと判断した場合、繰延税金

資産は減額され、その結果、当社グループの財政状態および経営

成績に影響を及ぼす可能性があります。

できない可能性や多額の損害賠償責任を負う可能性もあります。

③会計基準および税制等の変更

 新たな会計基準の適用や新たな税制の導入・変更によって、

当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性が

あります。また、税制等の改正や税務申告における税務当局との

見解の相違により、当社グループに予想以上の税負担が生じる

可能性があります。

④環境に関する規制

 当社グループは、大気汚染、水質汚濁、土壌・地下水汚染、有

害物質の取扱い・除去、廃棄物処理などを規制するさまざまな環

境関連法令の適用を受けています。当社グループはこれら法令に

細心の注意を払い事業活動を行っていますが、過去・現在および

将来の事業活動において、環境に関する費用負担の増加や賠償

責任が発生する可能性があり、当社グループの事業、財政状態お

よび経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 

⑤気候変動に関する規制

 気候変動抑制のため、世界的規模でのエネルギー使用の合理

化や地球温暖化対策などの法令等の規制が強まっています。当

社グループにおいて、これら規制の強化に伴い、新たな税負担、

事業活動における諸資材・燃料の変更、設備の変更等の対応費

用が増加することで、当社グループの事業、財政状態および経営

成績に影響を及ぼす可能性があります。

⑥情報の流出

 当社グループは、事業活動において顧客等のプライバシーや

信用に関する情報(顧客等の個人情報を含む)

を入手したり、他

企業等の情報を受け取ることがあります。当社グループは、これら

の情報の秘密保持に細心の注意を払い、情報の漏えいが生じな

いよう最大限の管理に努めていますが、不測の事態により情報が

外部に流出する可能性があります。この場合には、損害賠償等の

多額な費用負担が生じたり、当社グループの事業活動やブランド

イメージに影響が及ぶ可能性があります。また当社グループの事

業上の重要機密が第三者に不正流用される恐れもあり、当社グ

ループの事業、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性

があります。

⑦その他の法的規制等

(10)

連結貸借対照表

TOTO株式会社および連結子会社

百万円

資産

2009.3 2010.3

流動資産:

現金及び預金(注記

14

¥ 43,866

¥ 50,564

短期投資(注記

15

2,385

2,464

受取手形及び売掛金:

受取手形及び売掛金(注記

14

72,646

69,720

貸倒引当金

(642)

(577)

72,004

69,143

たな卸資産(注記

3

55,923

43,360

繰延税金資産(注記

8

3,355

3,371

その他

10,157

11,248

流動資産合計

187,690

180,150

有形固定資産

(注記

5

土地

39,534

39,285

建物及び構築物

161,183

159,798

機械装置及び運搬具

138,057

134,771

建設仮勘定

2,205

2,847

その他

65,933

66,831

406,912

403,532

減価償却累計額

(273,744)

(278,485)

有形固定資産合計

133,168

125,047

投資その他の資産:

投資有価証券(注記

5

14

15

24,705

29,227

非連結子会社及び関連会社に対する投資(注記

14

4,083

5,829

長期貸付金

215

169

差入保証金

6,017

5,840

繰延税金資産(注記

8

17,089

16,404

のれん

557

175

その他

15,121

15,425

投資その他の資産合計

67,787

73,069

(11)

百万円

負債及び純資産

2009.3 2010.3

流動負債:

支払手形及び買掛金

支払手形及び買掛金(注記

14

¥ 51,785

¥ 47,714

設備

2,929

2,295

54,714

50,009

短期借入金(注記

4

14

49,514

31,709

1

年以内返済予定の長期借入金及びファイナンス・リース債務(注記

4

5

410

5,086

コマーシャル・ペーパー(注記

4

5,000

15,000

その他未払債務

5,796

5,916

未払法人税等(注記

8

1,782

1,668

未払費用

16,392

16,785

製品点検補修引当金

1,090

239

事業再編引当金

614

その他(注記

8

12,091

11,465

流動負債合計

146,789

138,491

固定負債:

長期借入金及びファイナンス・リース債務(注記

4

5

15,154

10,424

退職金給付引当金(注記

9

40,369

39,315

その他(注記

8

1,439

1,487

固定負債合計

56,962

51,226

偶発債務

(注記

13

純資産:

株主資本

(注記

6

18

資本金(無額面株式)

会社が発行する株式の総数ー

1,400,000,000

発行済株式数ー

2009

371,662,595

2010

371,662,595

35,579

35,579

資本剰余金

29,505

29,506

利益剰余金

144,323

141,646

自己株式

2009

25,280,760

2010

25,341,868

(14,456)

(14,530)

株主資本合計

194,951

192,201

評価・換算差額等:

その他有価証券評価差額金

(5,006)

(254)

繰延ヘッジ損益

231

為替換算調整勘定

(9,701)

(8,506)

評価・換算差額等合計

(14,707)

(8,529)

新株予約権

(注記

7

221

299

少数株主持分

4,429

4,578

純資産合計

184,894

188,549

負債純資産合計

¥388,645

¥378,266

(12)

連結損益計算書

TOTO 株式会社および連結子会社

百万円

2009.3 2010.3

売上高

¥464,505

¥421,929

売上原価

311,765

275,639

売上総利益

152,740

146,290

販売費及び一般管理費

(注記

10

146,174

139,700

営業利益

6,566

6,590

その他の収益(費用)

受取利息及び受取配当金

1,355

955

支払利息

(897)

(705)

固定資産除却損益(純額)

1,109

(553)

投資有価証券売却益(純額)

22

193

関係会社株式売却益(純額)

11

有価証券評価損

(2,144)

(265)

為替差損(純額)

(493)

(316)

売上割引

(1,131)

(875)

減損損失

(13,305)

(367)

会員権評価損

(17)

(126)

持分法による投資利益

689

1,298

製品点検補修損失

(2,090)

事業再編費用

(1,532)

たな卸資産評価損

(4,586)

その他(純額)

452

988

税金等調整前当期純(損失)利益

(14,470)

5,296

法人税等

(注記

8

法人税、住民税及び事業税

3,451

3,201

法人税等調整額

7,752

508

11,203

3,709

少数株主利益

(588)

(708)

当期純(損失)利益(注記

11

¥ (26,261)

¥

879

(13)

連結株主資本等変動計算書

TOTO 株式会社および連結子会社

百万円 その他

資本 利益 有価証券 繰延 為替換算 新株 少数株主

発行株式数 資本金 剰余金 剰余金 自己株式 評価差額金 ヘッジ損益 調整勘定 予約権 持分 純資産合計

2008

3

31

日現在残高

371,662,595

¥35,579

¥29,467

¥174,899

¥(14,275)

¥ 1,077

¥

¥ (506) ¥135

¥5,154

¥231,530

在外子会社の会計処理の

変更に伴う増減 ー ー ー

(156)

ー ー ー ー ー ー

(156)

当期純損失 ー ー ー

(26,261)

ー ー ー ー ー ー

(26,261)

剰余金の配当 ー ー ー

(4,159)

ー ー ー ー ー ー

(4,159)

自己株式の取得 ー ー ー ー

(373)

ー ー ー ー ー

(373)

自己株式の処分 ー ー

38

192

ー ー ー ー ー

230

株主資本以外の項目の

当期変動額(純額) ー ー ー ー ー

(6,083)

(9,195)

86

(725)

(15,917)

2009

3

31

日現在残高

371,662,595

¥35,579

¥29,505

¥144,323

¥(14,456) ¥(5,006)

¥(9,701) ¥221

¥4,429

¥184,894

当期純利益

879

879

剰余金の配当

(3,465)

(3,465)

自己株式の取得

(117)

(117)

自己株式の処分

1

20

21

持分法の適用範囲の変動

(91)

23

(68)

株主資本以外の項目の

当期変動額(純額)

4,752

231

1,195

78

149

6,405

2010

3

31

日現在残高

371,662,595

¥35,579

¥29,506

¥141,646

¥(14,530)

¥(254)

¥231

¥(8,506) ¥299

¥4,578

¥188,549

(14)

連結キャッシュ・フロー計算書

TOTO 株式会社および連結子会社

百万円

2009.3 2010.3

営業活動によるキャッシュ・フロー

税金等調整前当期純(損失)利益

¥(14,470)

¥ 5,296

減価償却費

22,425

20,576

減損損失

13,305

367

たな卸資産評価損

4,586

受取利息及び受取配当金

(1,355)

(955)

支払利息

897

705

役員賞与引当金の減少額

(69)

製品点検補修引当金の減少額

(22)

(850)

事業再編引当金の増加

614

退職給付引当金の減少額

(2,721)

(1,059)

固定資産売却及び除却(益)損(純額)

(1,109)

553

投資有価証券売却益(純額)

(22)

(193)

関係会社株式売却益(純額)

(11)

有価証券評価損

2,144

265

会員権評価損

17

126

売上債権の減少額

11,010

2,324

たな卸資産の減少額

3,690

12,859

仕入債務の減少額

(7,244)

(4,145)

その他

(5,366)

100

小計

25,696

36,572

利息及び配当金の受取額

2,080

1,262

利息の支払額

(842)

(751)

法人税等の支払額

(3,531)

(3,455)

営業活動によるキャッシュ・フロー

23,403

33,628

投資活動によるキャッシュ・フロー

有形固定資産の取得による支出

(16,182)

(10,045)

有形固定資産の売却による収入

5,814

314

有価証券及び投資有価証券の増加額

(2,278)

(533)

定期預金の増加額

(2,314)

(23)

連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入(支出)

385

その他

(4,054)

(4,542)

投資活動によるキャッシュ・フロー

(18,629)

(14,829)

財務活動によるキャッシュ・フロー

銀行借入金の増加(減少)額

7,705

(17,937)

コマーシャル・ペーパーの発行による収入

40,000

20,000

コマーシャル・ペーパーの償還による支出

(45,000)

(10,000)

配当金の支払額

(4,159)

(3,465)

自己株式の取得による支出

(367)

(117)

その他

(394)

(705)

財務活動によるキャッシュ・フロー

(2,215)

(12,224)

現金及び現金同等物に係る換算差額

(2,870)

123

現金及び現金同等物の(減少)増加額

(311)

6,698

現金及び現金同等物の期首残高

43,674

43,866

新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額

503

現金及び現金同等物の期末残高

¥ 43,866

¥50,564

(15)

財務諸表注記

TOTO 株式会社および連結子会社

1.

連結財務諸表の作成基準

TOTO

株式会社(以下「当社」という)及び、国内連結子会社は、

日本国内において一般に公正妥当と認められる会計原則に従っ

て会計帳簿を保管及び作成しています。在外連結子会社につい

ては、その子会社の居住する国において一般に公正妥当と認め

られる会計原則に従って会計帳簿を保管及び作成しています。

この連結財務諸表は、日本において一般に公正妥当と認めら

れた会計原則に準拠して日本の金融商品取引法により作成を義

務付けられた連結財務諸表を基に作成されたものであり、国際

財務諸表基準を適用し、開示したものとは一部相違があります。

前連結会計年度の連結財務諸表に記載された一部の金額は、

当連結会計年度の表示方法に合わせて組み替え表示してい

ます。

2.

重要な会計方針の概要

(a)

連結の原則

この連結財務諸表は、当社及び当社が直接または間接的に経

営を支配している全ての重要な子会社を連結しています。当社

が経営及び財務の方針に重要な影響を及ぼすことのできる会社

のうち、重要なものについては持分法を適用しています。重要な

内部取引及び勘定は消去されています。

非連結子会社と持分法を適用していない関連会社への投資は

取得原価で計上しております。在外連結子会社のうち、決算日が

連結決算日と異なる

12

31

日であるものについては、連結決算

日との間に生じた重要な取引に関して連結上必要な調整を行っ

ています。

取得原価と取得日の時価純資産との差額にあたるのれんは、

主として

5

年間の償却を行っております。

(b)

現金及び現金同等物

購入時において満期

3

ヶ月以内の流動性の高い全ての投資を

現金同等物とみなしています。

(c)

有価証券

連結子会社及び関連会社以外の有価証券は売買目的有価証

券、満期保有目的の債券、及びその他有価証券の

3

項目に分類さ

れます。当社及び連結子会社の保有する有価証券は全てその他

有価証券に分類されます。その他有価証券に分類された市場性

のある有価証券は公正価値で評価され、未実現損益は税効果適

用後の金額で純資産の部に区分表示されます。その他の有価証

券に分類された市場性のない有価証券は、原価法により評価さ

れます。売却原価は移動平均法により算定されます。

(d)

デリバティブ

デリバティブについては、時価法により算定しております。

(e)

たな卸資産

製品、半製品及び仕掛品

先入先出法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下

に基づく簿価切下げの方法により算定)

原材料・貯蔵品

総平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に

基づく簿価切下げの方法により算定)

半成工事

個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基

づく簿価切下げの方法により算定)

【会計処理基準の変更】

2009

3

31

日に終了した会計年度より「棚卸資産の評価

に関する会計基準」

(企業会計基準第

9

号平成

18

7

5

日公表

分)を適用しています。これにより、

2009

3

31

日に終了し

た会計年度において営業利益が

1,303

百万円減少し、税金等調

整前当期純損失が

5,888

百万円増加しています。

この変更によるセグメント情報への影響は注記

17

に記載し

ています。

(f)

貸倒引当金

売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権につい

ては貸倒実績率により、貸倒懸念等特定の債権については個別

に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しています。

(g)

製品点検補修引当金

製品の点検補修活動等に係る損失に備えるため、当該見込額

を計上しています。

(h)

事業再編引当金

事業の再編・整理等に係る損失に備えるため、当該見込額を

計上しています。

(i)

減価償却費

当社及び国内連結子会社の減価償却費については、それぞれ

の資産(リース資産を除く)の見積耐用年数に基づいて主として

定率法により算定しております。在外連結子会社については、

主として定額法を採用しています。有形固定資産の耐用年数の

要約は、以下のとおりです。

建物及び構築物

3

50

機械装置及び運搬具

4

15

重要な更新や機能追加は資本的支出として資産に計上しており、

維持・補修は発生年度の費用として処理しています。

(16)

【リース取引に関する会計基準の変更】

所有権移転外ファイナンス・リース取引については、従来、

賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっていました

が、

2009

3

31

日に終了した会計年度より「リース取引に関

する会計基準」

(企業会計基準第

13

号(平成

5

6

17

日(企業

会計審議会第一部会)、平成

19

3

30

日改正))及び「リース

取引に関する会計基準の適用指針」

(企業会計基準適用指針第

16

号(平成

6

1

18

日(日本公認会計士協会 会計制度委員

会)、平成

19

3

30

日改正))を適用し、通常の売買取引に係

る方法に準じた会計処理によっています。

これによる損益に与える影響はありません。

なお、リース取引開始日が適用初年度開始前の所有権移転

外ファイナンス・リース取引については、引き続き通常の賃貸

借取引に係る方法に準じた会計処理を適用しています。

【有形固定資産見積耐用年数の変更】

当社及び国内連結子会社の機械装置の見積耐用年数につい

ては、

2009

3

31

日に終了した会計年度より法人税法の

改正を契機として見直しを行っています。これにより、

2009

3

31

日に終了した会計年度における営業利益は

603

百万円

減少し、税金等調整前当期純損失は同額増加しています。

なお、セグメント情報に与える影響は、注記

17

に記載してい

ます。

(j)

外貨換算

外貨建金銭債権債務は、決算日の為替相場により円貨に換算

しています。外貨建取引で生じた収益と費用は、それぞれの取引

日の為替レートで、円貨に換算しています。換算の結果生じた為

替差損益につきましては、損益に計上しています。

在外子会社の収益と費用は、決算日の為替相場により円貨に

換算しています。また、少数株主持分以外の純資産の部の項目を

除いた貸借対照表の項目についても、決算日の為替相場により

円貨に換算しています。少数株主持分以外の純資産の部の項目

は発生日の為替相場により円貨に換算しています。

(k)

研究開発費

研究開発費は、発生時に費用処理しています。

(l)

法人税等

当社及び連結子会社は、資産及び負債の財務会計上の金額と

税務上の金額との差異に基づいて繰延税金資産及び負債を認識

しており、その算出にあたっては差異の解消される年度に適用

される税率及び税法を適用しております。

(m)

退職給付

退職給付引当金は主に会計年度末における退職給付債務及び

年金資産の見込額に基づき、未認識数理計算上の差異及び未認

識過去勤務債務を調整して計上されます。退職給付債務は従業

員の残存勤務期間にわたり定額法によって配分されます。数理

計算上の差異は発生時の翌年から従業員の残存勤務期間の

16

による定額法で費用処理されます。過去勤務債務は、その発生時

の従業員の平均残存勤務期間以内の

16

年による定額法により

費用処理されます。

【会計処理基準の変更】

当連結会計年度より、

「「退職給付に係る会計基準」の一部

改正(その

3

)」

(企業会計基準第

19

号平成

20

7

31

日)を

適用しています。これによる損益に与える影響はありません。

なお、本会計基準の適用に伴い発生する退職給付債務の差額

はありません。

(n)

ヘッジ会計

1)

ヘッジ会計の方法

繰延ヘッジ処理によっています。

2)

ヘッジ手段とヘッジ対象

ヘッジ手段:商品スワップ取引

ヘッジ対象:原材料調達取引

3)

ヘッジ方針

原材料の価格変動リスクを回避することを目的として、

商品スワップ取引を含むデリバティブ取引を行っています。

4)

ヘッジ有効性評価の方法

ヘッジ開始時から有効性判定時点までの期間において、

ヘッジ対象とヘッジ手段の相場変動の累計を比較し、

両者の変動額等を基礎にして判断しています。

(o)

新会計基準の導入について

【連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する

当面の取り扱い】

2009

3

31

に終了した会計年度より、

「連結財務諸表作

成における在外子会社の会計処理に関する当面の取り扱

い」

(実務対応報告第

18

号(平成

18

5

17

日))を適用し、

連結決算上必要な修正を行っています。

これによる損益に与える影響は軽微です。

【完成工事高及び完成工事原価の計上基準】

請負工事に係る収益の計上基準については、従来、工事完成

基準を適用していましたが、当連結会計年度より、工事契約に

関する新しい会計基準及び適用指針を適用し、当事業年度に

着手した工事契約から、当事業年度末までの進捗部分につい

て成果の確実性が認められる工事については工事進行基準

(工事の進捗率の見積りは原価比例法)を、その他の工事に

ついては工事完成基準を適用しています。

(17)

3.

たな卸資産

2009

年及び

2010

3

31

日現在のたな卸資産の内訳は以下

の通りです。

百万円

2009.3 2010.3

製品・半製品

¥33,653

¥25,529

仕掛品及び半成工事

10,265

7,536

原材料・貯蔵品

12,005

10,295

¥55,923

¥43,360

4.

短期借入金、コマーシャル・ペーパー、長期債務及び

リース債務

短期借入金は主に当座貸越と手形であります。これら短期

借入金の

2009

年及び

2010

3

31

日の平均利率はそれぞれ

1.2%

及び

0.6%

でした。

1

年以内コマーシャル・ペーパーの

2009

年及び

2010

3

31

日の利率はそれぞれ

0.3%

及び

0.2%

でした。

2009

年及び

2010

3

31

日現在の長期借入金の内訳は以下

の通りです。

百万円

2009.3 2010.3

無担保社債

(利率

1.4%

償還期限

2012

年)

¥10,000

¥10,000

無担保社債

(利率

0.8%

償還期限

2010

年)

50

銀行借入金

2015

年満期、利率

1.24%

2.72%

担保

327

無担保

5,050

5,305

ファイナンス・リース債務

137

205

15,564

15,510

1

年以内返済予定額

410

5,086

¥15,154

¥10,424

2010

3

31

日現在の長期借入金のうち、

2011

4

1

日以

降の各年度の返済予定額は以下の通りです。

3月31日に終了する会計年度 百万円

2011

¥ 5,021

2012

7

2013

10,269

2014

4

2015

4

2016

年以降

¥15,305

2010

3

31

日現在のファイナンス・リース債務のうち、

2011

4

1

日以降の各年度の返済予定額は以下の通りです。

3月31日に終了する会計年度 百万円

2011

¥ 66

2012

66

2013

51

2014

17

2015

5

2016

年以降

0

¥205

5.

担保資産

2009

年及び

2010

3

31

日現在の長期借入金の担保に供し

ている資産は以下の通りです。

百万円

2009.3 2010.3

有形固定資産純額

¥228

¥

また、

2010

3

31

日に保証金として

7

百万円の投資有価証

券を計上しています。

6.

資本剰余金及び利益剰余金

会社法では、資本準備金及び利益準備金(以下、

「準備金」)の

合計金額が資本金の

25

%に達するまで、その他資本剰余金及び

その他利益剰余金から配当の

10

%を準備金に積み立てるよう

規定しています。これにより

2009

年及び

2010

3

31

日現在の

法定準備金は

8,291

百万円となっています。

本法では、資本準備金や法定準備金の配当への充当は認めて

いないものの、欠損金の減少や廃止を目的として株主総会にお

ける決議を踏まえて当該準備金を使用する、または取締役会の

決議により普通株式に転換することができます。また、本法では

資本準備金と法定準備金の合計額が資本金の

25

%を超えた場合

には、株主総会の決議を経てその余剰金を資本配当または配当

金として株主に返還することができます。

(18)

7.

ストック・オプション

ストック・オプションの内容 2008年3月期ストック・オプション 2009年3月期ストック・オプション 2010年3月期ストック・オプション

付与対象者の区分及び人数

当社取締役

14

14

14

当社監査役

2

2

2

当社執行役員

16

16

15

合計

32

32

31

株式の種類別のストック・オプションの数

普通株式

168,000

普通株式

167,000

普通株式

162,000

付与日

2007

8

17

2008

7

18

2009

7

17

権利行使期間

2007

8

18

日∼

2008

7

19

日∼

2009

7

18

日∼

2037

8

17

2038

7

18

2039

7

17

権利確定前(株)

2009

3

31

日残高

付与

162,000

失効

権利確定

2010

3

31

日残高

162,000

権利確定後(株)

2009

3

31

日残高

168,000

162,000

権利確定

162,000

権利行使

失効

3,000

2010

3

31

日残高

168,000

162,000

159,000

権利行使価格(円

)

¥

1

¥

1

¥

1

行使時平均株価(円)

¥

¥

¥

付与日における公正な評価単価(円)

¥804

¥531

¥491

2009

年及び

2010

3

31

日に終了した会計年度のストック・オプションに関わる費用は、販売費及び一般管理費としてそれぞれ

103

百万円及び

79

百万円計上しております。当社のストック・オプションの公正価値は、下記の加重平均値による仮定の下でブラック・

ショールズ・オプション・プライジング・モデルにより算定しています。

2010年3月期ストック・オプション

株価変動性

35.314%

予想残存期間

15

予想配当

¥10/

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