番号 該当ページ 御意見 御意見に対する県の考え方
1 P40、191
P40には医療法施行規則に基づき算定された基準病床数と既存病床数が示されていま す。それに対して、地域医療構想の項目(P191)には、病床の機能区分から推計された将 来の病床数の必要量が示されています。算出の根拠が異なっているため両者の数値は一 致していないことは理解できますが、こういった数値が併記されているだけでは混乱を 招くと思います。今後何を目指すのか/どのように病床をコントロールしていくのかを 計画として示し、基準病床数と地域医療構想で示される必要病床数が異なる現状をどう とらえ、両者の整合性をどう考えるかを明記すべきと考えます。
地域医療構想の病床数の必要量は、2025年に向けた医療機関の病床機能の分化・連携及 び在宅医療・介護との連携のもとでの、2025年の病床数の必要量(推計)であり、今後の 各地域における将来の医療提供体制の検討における目安になるものです。このため、医 療計画による病床の整備(抑制)は、P40「第3節 基準病床数」の2つ目の○のとお り、二次医療圏ごとの病床数の整備目標である基準病床数を基準に行います。
2 P43
介護保険の地域支援事業(在宅医療・介護連携推進事業)では、平成30年4月にすべて の市町村にて(ア)〜(ク)の8事業を実施することとなっています。このうち(ア) では「地域の医療機関の分布、医療機能を把握し、リスト・マップ化」することが求め られています。内容は県が行っている「みやざき医療ナビ」と重複していると考えられ ますので、利便性を高める/効率性を高める、などの目的で、市町村が準備する医療資 源マップと連携させる、市町村の資源マップと統合するという考えはできないでしょう か。また「みやざき医療ナビ」アプリ版の開発も検討されたらよいと思います。
御指摘の内容については、今後の取組みの参考とさせていただきます。
3 P43
医療相談は、入退院時の相談だけではなく、経済的なことや生活まで多岐にわたるのが 現状です。P43の医療相談は入退院しかないようにも受け取られるような記述は、現状 とは一致していないと考えますので修正をお願いしたいです。
医療相談の内容は多岐にわたっている旨の記載を追加します。
4 P55
地域医療計画の作成ご苦労様です。
脳卒中の医療連携体制の構築は形成できれば現状よりさらに改善されて喜ばしいことと 思います。スポーク施設からハブ施設へ、rtPAを投与しながら転送するdrip and ship の体制を整え、超急性血栓回収を少しでも早く行うために、輸送時間の短縮が重要と考 えます。そのためにドクターヘリの有効活用もお願いしたいところです。そのためにス ポーク、ハブのいずれの施設にもヘリポートが併設されていたら、よりスムーズに転送 ができるかと思いますので、宮崎県の積極的な施策をお願いできれば幸いです。
脳卒中の医療提供体制の充実にあたっては、drip and ship体制の整備やドクターヘリ の有効活用を含む救急搬送体制の充実は重要であり、既存のランデブーポイント等も活 用しながら促進を図ります。
5 P59
地域医療計画の作成ご苦労様です。
今回地図状に脳卒中の医療を担う医療機関が選定されておりますが、その選定基準がよ くわかりません。
本文中にあるように血栓回収が可能な病院をもって中核的な医療機関と設定してあるの でしょうか?
それともrtPAが投与できれば良いのでしょうか?
都城北諸県2次医療圏における脳卒中を中心とする脳疾患の2016年救急車受け入れ件数 の実績は次のページの通りで、現状と選定施設が乖離しています。
血栓回収を基準とするならば、当地域で実施しているのは、都城市郡医師会病院と当院 のみだと思います。選択基準を明らかにした上で、選定病院が決められるべきだと思い ますので、他の地域も含めご検討のほど、よろしくお願いいたします。
急性期を担う中核的な医療機関は、みやざき医療ナビに各医療機関が登録・公表されて いる情報に基づき、専門的治療を実施している医療機関等を記載しており、現時点で再 度確認を行い修正します。
「第7次宮崎県医療計画(素案)」に対する意見募集の結果
1 募集期間:平成29年12月12日(火曜)から平成30年1月10日(水曜)まで 2 件数:11件(4名)
3 御意見の内容及び県の考え方
お寄せいただいた御意見の内容とそれに対する県の考え方は、以下のとおりです。
6 P142
障害者の自立・社会参加を促進する「障がい保健対策」として、医療機関における「身 体障害者補助犬同伴者」の円滑かつ積極的な受け入れを推進する施策(補助犬訓練施設 の訓練士による受け入れ検証・職員研修への援助など)を盛り込めないでしょうか? 医療機関における障害理解や「保健・医療・福祉の連携」にもつながると思います。
県では、重度の視覚障がい等のある方の外出する機会を確保するため、盲導犬、介助犬 等の身体障害者補助犬給付等に取り組むとともに、様々な機会を捉え、補助犬の受入に 係るリーフレットやステッカーの配布等により普及啓発を図っております。
また、補助犬関連の施策につきましては、宮崎県障がい者計画の「第2章 各論」中 「第2節 生活支援」及び「第7節 生活・環境」において、補助犬給付等の適切な実施 に努めるとともに、補助犬等に対する理解の促進を図ることとしておりますので、御理 解をよろしくお願いいたします。
7 P142
障害者に対するスピーディかつ適切な支援のために、医療機関が障害者手帳交付(更 新)の診断書・意見書を発行した場合、その医療機関に認定結果(認定日・等級など。 特に意見書と違う等級に認定された場合)が通知される仕組みを構築していただきたい です。
医療機関の障害福祉制度理解や、医療・福祉の連携強化にもつながると思います。 以上、計画に盛り込めないでしょうか?何卒よろしくお願い申し上げます。
県では、現在、医療機関に認定結果の通知を行うことは、個人情報保護の観点もあり、 行っていないところです。
障害者手帳制度については、障がい者・御家族に限らず、医療機関をはじめとする関係 機関に対しても機会を捉え周知するなど、引き続き連携を図ってまいります。
8 P165
歯科保健医療対策(成人期・高齢期)のなかに、口腔がん検診を組み込むことを要望し ます。
近年口腔がん患者は増加傾向にあるとされ、毎年約7,000人が死亡する等希少癌ではな く、進行がんでは食べるというヒトの本能に関わる問題や美容的な問題もおこります。 この口腔がんは口腔内を観察することで、早期に発見することが可能です。P165(ライ フステージ等に応じた歯科保健対策の推進)では『「かかりつけ歯科医」での定期歯科 健診の推進を図ります』という方向性が示されています。この定期歯科健診の際に口腔 がん検診もあわせて実施するだけでも、口腔がんの早期発見治療につながります。ぜひ とも「歯科健診時に口腔がん検診を併用する」旨との方針を示していただければと考え ます。
定期歯科健診において口腔がんが見つかる事例もあることから、このような御意見があ ることを宮崎県歯科医師会に伝え、定期的な歯科健診の内容等について協議したいと考 えております。
9 P219
歯科医師について、人口10万人あたり全国平均を下回っているが医師不足ほど厳しいと いう状況ではないとの認識が示されています。しかし歯科医師の高齢化もすすんでお り、10年後には地方では歯科医師数がかなり減少するのではないかとの危機感がありま す(表には歯科医師の年齢構成が示されていません)。
その一方で、高齢化やがん・脳卒中等に伴う医科歯科連携の推進/口腔ケアのニーズの 増加が示唆されています。
県内に歯科医師養成校が無い現状はありますが、中長期的に歯科医師をしっかりと養成 確保していく必要があると考えます。医師と同じく歯科医師確保には時間がかかるはず ですから、早めに歯科医師確保の施策(例:歯科医師養成校との連携、など)を明記し て取り組んでいく必要があると感じます。
御指摘の内容については、P219に「○ 歯科医師の臨床研修病院である宮崎大学医学部 附属病院、県立宮崎病院及び県立延岡病院と協力型病院の連携等を支援し、歯科医師の 養成に努めます。」との記載をしているところですが、今後歯科医師確保の施策を進め る際の参考とさせていただきます。
10 P231-232
医療相談対応をおこなう医療ソーシャルワーカーのなかで中心となるのが社会福祉士や 精神保健福祉士といった国家資格取得者になります。今後医療と介護・生活との連携が 重視されていく場面ではこのような職種はとても重要な役割を果たしていくと期待され ますが、P231「9その他の保健医療関係者」の項目では、社会福祉士の確保に関する記 述が施策の方向性のなかに記載されていません。現状では医療ソーシャルワーカーを非 常勤職員として雇用する病院もありますので、しっかりと病院に社会福祉士等の有資格 者を医療ソーシャルワーカーとしておくことで患者のニーズに応えていくような施策も とりいれていただきたいです。
社会福祉士をはじめとする医療ソーシャルワーカーの果たす役割を踏まえ、必要に応じ た確保を促進していく旨を記載します。
11 -
私は経済学部出身で、医学のことはよくわかりませんが、充実させてほしい点は、やは り食育であると言えます。そもそも、カロリー計算することで塩分を控えることが高血 圧を防ぐことであると医師に聞きました。
例えば、辰巳芳子さんの映画「いのちのスープ」を見ると、食は生死を分かつことが解 ります。
ひとつの事例としては、熊本市に赤ちゃんポストで、育てることができない赤ちゃんを 引き取る病院があります。この病院では、エンジェルこども食堂と言う活動で、こども に無料で食事をサービスする取り組みをしています。
もうひとつの事例としては、熊本県菊池市に竹熊宜考医師が、有機農業を推進して、食 育と農業が必要であると主張していて、食べるばかりでなく、断食するのもアトピーを 治す食事療法であることを著書に書いています。
つまり、いままで以上に食育の取り組むことで生活の質の向上を目指すことが必要で す。
食育や減塩についての取組は、県民の健康づくりの指針である「健康みやざき行動計画 21」に記載しております。
なお、本医療計画においても、食生活改善の必要性や食育の取組について、P48やP54に 記載しております。