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感情のコーチング(emotion coaching) リソースクラス 参考資料

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Academic year: 2018

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Emotional Coaching

「こころ(感情)のコーチ」

「こころ(感情)のコーチ」の土台は「共感」です。共感とは、基本的には、他の人が感じていることを 同じように感じる能力をいいます。あなたが相手に共感を示すと、絆が強まり、感情を正しく表現す ることとその方法を習得することの大切さを伝えることができます。共感することは、相手に対する 感情表現の鍵をにぎっているといえます。ワシントン大学において、高い支持を得ている心理学者 ジョン・ゴットマンは、著書「The Heart of Parenting 」の中で、以下の5段階に基づいた提案を しています。

1. 相手のこころ(感情)に気づく

2. 相手がネガティブな感情を抱いても、それを無視したり、しかったりしない。感情は相手の 生活についての情報を提供してくれるものでもあるのです。ですからネガティブな感情も、 相手に歩み寄り、伝えるチャンスととらえましょう。

3. 相手の話をよく聞き、感情を意義あるものしてとらえる。相手の表情、声の調子、 そして身 振りに留意して、相手の言うことに、とにかく耳をかたむけてみること。 心と想像力を使って、相 手がどう感じているのかを考えてみる。そこでまた、聞い たことと照らし合わせてみる。

4. 今味わっている感情の特徴をとらえ、それを言葉に置き換えられるように手助けする。相手 の理解できる言葉で、感情の名前わけをすること。エール大学のピーター・サロヴェイ氏と、 ニューハンプシャー大学のジョン・メイヤー氏らの研究によると、自分の感情がいかなるも のなのか理解している人たちは、そうでない人よりも、いやな思いをした時の回復力がある とされています。

5. 何かを感じること自体には問題はないが、他人を傷つけたり、いやな態度で接したりする のは良くありません。それを防ぐために、制約を設けます。それから、適切な解決方法を考 えます。思いついたことを整理し、その中からより良い解決策を選べるようにしましょう。

ゴットマンの研究によると「こころ(感情)のコーチ」を受けた人たちは、以下のような能力を発揮し ます。

・自分自身と、他人の感情を調整することができる ・嫌なことがあっても、自分を落ち着かせることができる ・何が大事かを考えるために、感情利用できる

・いじめなどの過酷な状況におかれても、他人と協調することができる ・他人の感情、動機、考えを理解できる

・よりよい友人関係を築ける ・気を病むことが少ない ・何事においても成績が良好

「怒りのコントロール法」

以下は「怒りのコントロール法」として紹介されているいくつかの方法である。

1 テンカウント法:カッときたらゆっくり息を吐く・吸うを繰り返しながら10数える。その間に 理性が働き出し冷静さを取り戻す。

2 バルコニー法:バルコニーから下を眺めるように、一歩離れて高所から怒っている自分を

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違いない」といった意見をもう一人の自分が発することで、怒りを客観的に見られれば怒 りがさめる。

3 ステージ転換法:適当な口実を見つけて怒りの対象となっている相手の前から姿を消し、 他の場所に移動する。違う動作をする間に気分が変わる。

4 「にもかかわらず」スマイル法:腹が立ったにもかかわらず、とにかくニコッと笑ってみる。表 情を動かすことに大脳を集中し、楽しい表情を浮かべた時の感情に変わる。

5 「怒りの記録」法:怒りを覚えた時、どのような状況であったかを記録し、自分の怒りのサイ

クルを把握することによって、怒りが誘発される状況で自分がどのように考え、感じ、反応

するかを理解する。この方法は、どちらかというと予防に主眼をおいた解決方法である。 6 「怒りの気持ちを取り除く宣言文」法:怒りがこみ上げてきた時に、自分のあるべき姿を文

章化した宣言文を思い出すことによって、冷静になる。

7 「再発防止計画表」法:怒りのプロセスとして①心の中の怒りを隠し平常心を維持してい るふりをする段階 ②怒りを蓄積する段階 ③怒りが爆発する段階 ④罪悪感や恥辱感 を抱き反省する段階 が考えられます。③の爆発に至る前にどのように怒りをコントロー ルするかその計画を立てます。

人は霊的な変化を遂げると、怒りを感じることが少なくなり、より上手く怒りを制御することに 自信を持つようになる。この霊的な変化を起こし、それを継続させるために、以下を行なうとよ い。

 毎日聖文を読み、その教えを日常生活に取り入れる。

 怒りの問題を含めて、生活のあらゆる面で助けを求めて毎日祈る。  悔い改めて、贖いのもたらす癒しの力を求める。

 必要に応じてビショップやカウンセラーなどの専門家から助言を求める。

 かんしゃくを起こす問題を克服するため、個人としての目標を決める。一つの問題に

克服できるまで取り組み、達成したら別の問題について努力する。  主と同じ視点で周囲の人々を見ることができるように祈る。

 神殿と教会の集会に出席して聖約を更新し、礼拝する。

【参考資料】

参照

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