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15- D- 0313
201 5 年
7 月
2 3 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
サ
ン
ト
リ
ー
ホ
ー
ル
デ
ィ
ン
グ
ス
株式会社
(
証券コ
ー
ド
:
−)
【据置】
長期発行体格付
AA−
格付の見通し
安定的
債券格付
AA−
債券格付(期限付劣後債)
A
劣後ローン格付
A
国内CP格付
J−1+
■
格付事由
(1)
国内最大の総合飲料メーカーグループの持株会社。飲料・食品は清涼飲料国内 2 位のサントリー食品イン
ターナショナル(SBF )を中核に、国内外で事業を展開。酒類はスピリッツ世界
3
位のビームサントリー
で世界の主要ウィスキーカテゴリーを網羅するほか、ビールや低アルコール飲料なども含め、強固な商品
ポートフォリオを有する。09
年以降、積極的な
M&A
で事業基盤を強化しており、14
年
5
月に蒸留酒米
最大手の旧ビーム社(現ビームサントリー)を総額約
160 億ドルで買収。また、15 年
7 月には
SBF
によ
る日本たばこ産業(J T )からの自動販売機オペレーター事業等の買収(J T
の保有するジャパンビバレッ
ジホールディングス株式等の取得)が予定されている。
(2)
SBF
は資金面等で独立性があるが、
「サントリー」ブランドを使用し、持株会社が主導するグループの成
長戦略を共有している。このため、J C R
ではグループの信用力は同社を含めた評価とし、これを持株会社
の格付に反映させている。飲料・食品、酒類とも、国内市場の厳しさが増す中でも、高いブランド力を背
景に着実にプレゼンスの向上が図られている。M&A
後の各対象案件の事業運営も概ね順調で、事業間や
地理的バランスの改善を伴ってグループ収益が拡大してきている。有利子負債水準が高い点は格付上の制
約だが、15/ 12
期末には減少に転じる見込み。今後、財務構成は漸次、改善が進んでいくと考えられるこ
とから、格付を据え置き、見通しを「安定的」とした。
(3)
15/ 12 期会社計画(期初想定)では、売上高 2 兆 6, 500 億円、営業利益 1, 930 億円を予想。11 期連続増収、
営業利益は
3
期連続で過去最高益の更新を見込む。M&A
の効果に加え、中核事業での重点ブランドの拡
販や積極的な商品展開、継続的な
SC M
効率化などが、グループの収益成長を支える大きな要素となって
いる。業容拡大を背景に償却前営業利益は
3, 000
億円台となってきており、M&A
を積極化する以前の
00
年代半ばに比べ、倍増以上に拡大してきている。また、健康食品の寄与や海外市場の取り込み拡大などで、
収益の安定感も増してきている。M&A
のシナジー効果拡大の取り組みなどを通じ、引き続き、着実な収
益成長が続くと考えられる。
(4)
旧ビーム社買収の影響で、ネット
DE R(自己資本ベース、ハイブリッドファイナンスの資本性考慮)は
13/ 12 期末の
0. 1 倍から
14/ 12 期末では
1.5 倍となり、財務構成は大幅に悪化した。ただ、劣後ローンの
活用やノンコア事業の売却などが行われたことで、財務構成の悪化にはある程度の歯止めが掛けられた。
現状、グループ有利子負債の大半は酒類事業が占めるが、同事業のキャッシュフロー創出力は順調に向上
してきている。当面、財務構成改善の方向性は適切にコントロールされよう。なお、J T
からの事業買収
にあたり、SBF
で
1, 000 億円程度の資金調達が行われる予定だが、これによるグループ信用力への影響は
限定的と J C R では判断している。
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■
格付対象
発行体:サントリーホールディングス株式会社
【据置】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 AA- 安定的
対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
第 4 回無担保社債(社債間限定同順 位特約付)
250 億円 2010 年 7 月 9 日 2017 年 7 月 7 日 0. 740% AA- 第 1 回利払繰延条項・期限前償還条
項付無担保社債(劣後特約付・適格 機関投資家限定分付少人数私募)
47 億円 2011 年 6 月 28 日 2071 年 6 月 26 日 (注 1) A
第 2 回利払繰延条項・期限前償還条 項付無担保変動利付社債(劣後特約 付・適格機関投資家限定分付少人数 私募)
170 億円 2011 年 6 月 28 日 2071 年 6 月 26 日 (注 2) A
(注 1) 2016 年 6 月 28 日まで 1.64%。その翌日から 2021 年 6 月 28 日まで 5 年円金利スワップレートにより別途定め る基準金利に 1.05%を加えた利率。その翌日以降は 6 ヶ月ユーロ円ライボーに 2.05%を加えた利率。 (注 2) 2021 年 6 月 28 日まで 6 ヶ月ユーロ円ライボーに 1.05%を加えた利率。その翌日以降は 6 ヶ月ユーロ円ライボ
ーに 2. 05%を加えた利率。
対象 借入額 実行日 満期日 利率 格付
2011 年 12 月 22 日付劣後ローン <トランシェ A>
300 億円 2011 年 12 月 29 日 2071 年 12 月 29 日 (注 3) A 2011 年 12 月 22 日付劣後ローン
<トランシェ B>
500 億円 2011 年 12 月 29 日 2071 年 12 月 29 日 (注 4) A 2014 年 7 月 30 日付劣後ローン
<トランシェ A>
500 億円 2014 年 8 月 12 日 2074 年 8 月 12 日 (注 5) A 2014 年 7 月 30 日付劣後ローン
<トランシェ B>
5 億米ドル 2014 年 8 月 12 日 2074 年 8 月 12 日 (注 6) A 2014 年 7 月 31 日付劣後ローン
<トランシェ A>
500 億円 2014 年 8 月 18 日 2074 年 8 月 18 日 (注 7) A 2014 年 7 月 31 日付劣後ローン
<トランシェ B>
15 億米ドル 2014 年 8 月 18 日 2074 年 8 月 18 日 (注 8) A (注 3) 2021 年 12 月 28 日まで 6 ヶ月ユーロ円ライボーに 1.05%を加えた利率。その翌日以降は 6 ヶ月ユーロ円ライ
ボーに 2. 05%を加えた利率。
(注 4) 2021 年 12 月 28 日まで 2.175%。その翌日以降は 6 ヶ月ユーロ円ライボーに 2.15%を加えた利率。
(注 5) 実行日から 2024 年 8 月 12 日までの利息期間については、6 ヵ月ユーロ円 L IBOR に条件決定時におけるスプ レッド(当初スプレッド)を合計した利率、2024 年 8 月 12 日以降に開始する利息期間については 6 ヵ月ユー ロ円 L IBOR に当初スプレッドおよび 1. 00%のステップアップ金利を合計した利率による変動金利。
(注 6) 実行日から 2024 年 8 月 12 日までの利息期間については、6 ヵ月米ドル L IBOR に条件決定時におけるスプレ ッド(当初スプレッド)を合計した利率、2024 年 8 月 12 日以降に開始する利息期間については 6 ヵ月米ドル L IBOR に当初スプレッドおよび 1.00%のステップアップ金利を合計した利率による変動金利。
(注 7) 実行日から 2024 年 8 月 18 日までの利息期間については、6 ヵ月ユーロ円 L IBOR に条件決定時におけるスプ レッド(当初スプレッド)を合計した利率、2024 年 8 月 18 日以降に開始する利息期間については 6 ヵ月ユー ロ円 L IBOR に当初スプレッドおよび 1. 00%のステップアップ金利を合計した利率による変動金利。
(注 8) 実行日から 2024 年 8 月 18 日までの利息期間については、6 ヵ月米ドル L IBOR に条件決定時におけるスプレ ッド(当初スプレッド)を合計した利率、2024 年 8 月 18 日以降に開始する利息期間については 6 ヵ月米ドル L IBOR に当初スプレッドおよび 1.00%のステップアップ金利を合計した利率による変動金利。
対象 発行限度額 格付
コマーシャルペーパー 2, 500 億円 J - 1+
格付提供方針に基づく
その他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2015 年 7 月 17 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎
主任格付アナリスト:涛岡 由典
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
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4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「食品」(2011 年 7 月 13 日)、「持株会社の格付方法」
(2015 年 1 月 26 日)、「国内事業法人・純粋持株会社に対する格付けの視点」(2003 年 7 月 1 日)、「ハイブリッド証
券の格付について」(2012 年 9 月 10 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) サントリーホールディングス株式会社
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
なお、本件劣後債および劣後ローンにつき、約定により許容される利息の支払停止が生じた場合、当該支払停止
は「債務不履行」に当たらないが、J C R では債務不履行の場合と同じ「D」記号を付与することとしている。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。
■ 本件に関するお問い合わせ先