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長からの要求監査 そのほかの監査|浦安市公式サイト

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浦 監 第 1 1 0 号 平成17年3月9日

浦安市監査委員 醍 醐 敦 同 菊 原 栄 三 同 平 野 芳 子

市長の要求に基づく監査の結果の公表について

平成 16 年9月 29 日付け浦財第 117 号で地方自治法第 199 条第6項の規 定に基づき浦安市長から要求された監査の結果について、同条第 9 項の規 定により下記のとおり公表します。

浦安市長からの要求に係る監査の結果報告

第1 監査要求事項

市民経済部国保年金課において平成8年度に発生した国民健康保険葬祭 費の不明金の発生に当たり次の事項の監査を求める。

1 葬祭費の給付事務手続きに瑕疵がなかったかどうか。 2 調査委員会による調査は、適切に行われたかどうか。

3 調査結果報告書の内容に誤った事実認識がなかったかどうか。

第2 監査対象

1 平成8年度の市民経済部国保年金課における葬祭費の資金前渡・給付・ 精算に係る事務

2 平成 16 年度の国民健康保険葬祭費使途不明金に係わる調査委員会(以下

「調査委員会」と言う。)の調査事務

第3 監査の方法

監査に当たっては市より提出を求めた関係資料・証拠証票等を精査・照 合して行った。

第4 監査の事実

1 国民健康保険事業の葬祭費の給付について

(2)

(1)国民健康保険の葬祭費は、浦安市国民健康保険条例(昭和 34 年2月 25 日条例第3号)に基づき、平成4年度から現行の 10 万円が給付さ れている。

(2)給付金は、資金前渡管理者が毎月1か月分の葬祭費と出産一時金の 給付見込み額を月の当初に資金前渡支出票により、資金前渡管理者 名義の通帳に受け入れて管理していた。

(3)給付は、葬祭費等の支給申請者から支給申請書の提出を窓口で受付 後、庁内指定金融機関に払戻請求書を出し、現金給付または口座振 込みの方法により行っていた。

(4)払戻しの際使用する印鑑は、資金前渡職員である国保年金課長印(角 印)であり国保年金課長が保管していた。

(5)給付の終了後、支払内訳書に受領者の住所・氏名等を記載のうえ、 受領印をもらっていた。

2 資金前渡金の精算について

(1)毎月末に支給申請書を締め、翌月に支給申請書と支払内訳書を突合 のうえ精算していた。

(2)支払内訳書は、現金出納簿に転記していた。

(3)精算に際し、銀行通帳との照合については、通帳の記帳整理のため ほとんど手元に置かれていない状況であったため、行われていなか った。

3 使途不明金の発覚について

(1)平成 16 年5月6日(木)、同年4月分の葬祭費を精算するため支出 について精査したところ資金前渡口座に 10 万円の不足があることが 判明し、担当係による内部調査を開始した。

(2)内部調査の結果、平成 8 年度に原因があることが判明し、5月 14 日 ( 金) 国保年金課長から市民経済部長に報告し、同日市長に報告を行 った。

(3)5月 17 日( 月) 以後、調査を継続しつつ対応策を関係部署と調整し、 5月 31 日( 月) に平成 15 年度における使途不明金として処理した。 4 調査委員会

(1)調査委員会の設置

使途不明金の真相を究明するため、平成 16 年5月 27 日、調査委員 会を設置した。

(2)委員の構成

ア 部 総務部、経営企画部、市民経済部 イ 構成員 8名

委員長 市民経済部長 副委員長 総務部長

委員 経営企画部長、総務部次長、経営企画部次長 市民経済部次長、人事課長、財政課長

(3)

ウ 事務局 人事課長補佐、財政課主査 エ オブザーバー 行政活動対策相談員

(3)調査の終了

ア 調査結果報告書作成日 平成 16 年8月 25 日 イ 調査結果報告書の決裁日 平成 16 年8月 31 日

(4)調査委員会の会議と関係人の事情聴取 ア 会議 6回

イ 関係職員への聴き取り(5回)

1回目 担当者( 平成8年度) 8名 平成 16 年6月1∼3日 2回目 担当者( 平成8年度) 11 名 平成 16 年7月 21、22 日 3回目 国保年金課長( 平成7年度) 平成 16 年6月 25 日 4回目 国保年金課長( 平成8年度) 平成 16 年8月9日 5回目 国保年金課長( 平成7年度) 平成 16 年8月 16 日

第5 監査の対象とした資料

1 調査委員会が調査の対象とした全ての資料 2 調査委員会の会議録及び提出された資料 3 調査委員会が行った聴き取りの応答の記録

4 調査委員会の設置の決裁及び調査結果報告の決裁文書

5 平成 15 年度国民健康保険特別会計の決算に当たっての当該問題に係る措 置の決裁文書

6 給付に係る資金前渡金の資金前渡から精算までの事務の流れ

第6 監査の結果

1 葬祭費の給付事務手続きに瑕疵がなかったかどうか

(1)給付事務手続きについては関係帳票を照合したところ、平成8年5 月 15 日、27 日、7月 11 日、31 日の4回にわたり、受領者が不明な 払戻しがあった。

また、6月5日、7月9日、8月 30 日に口座からの払戻しがないに もかかわらず支払内訳書に受領の記録があった。

(2)これらの発生については、給付に一番重要な支払請求書が保存年限 を経過していたため既に処分されており、原因を特定することは困 難である。

(3)5月から8月の4か月にわたり、不自然な払戻しや給付があったこ とに気づかなかったことは、葬祭費の精算や公金管理が組織として 適正に行われておらず、給付事務手続きに瑕疵があったと認めざる を得ない。

2 調査委員会による調査は適切に行われたかどうか

平成 16 年5月 27 日に設置された調査委員会による調査は、6回の会議、 8日間にわたる担当者及び課長に対する聴き取りなどが行われ、それぞれ

(4)

の会議や聴き取りの記録内容から充分に行われたと推定する。

また、給付の実態の把握についても保存されていた通帳・支払内訳書・ 払戻請求書等の照合作業が慎重に行われていた。

これらから、調査委員会の調査は適切に行われたと認められる。 3 調査結果報告書の内容に誤った事実認識がなかったかどうか

関係帳票、聴き取り記録、関係機関への相談記録等から誤った事実認識 は認められなかった。

第7 監査委員の要望

国保年金課は、浦安市国民健康保険条例に基づく葬祭費・出産一時金の 給付事務を行っているが、同課が保存している文書について不明金解明に 必要な書類である払戻請求書・支払内訳書・通帳・葬祭費請求書の内、一番 重要な平成8年度の葬祭費請求書が保存年限( 3年) を経過していたことか ら廃棄処分されていた。

このため、当時の不自然な払戻し、給付が故意によるものか事務上のミス によるものかを判定することは困難であった。

しかし、平成8年度やそれ以降の平成 16 年度まで給付事務において発見 できなかったことは、多額な公金を頻繁に取り扱う窓口にあって詳細な事 務処理手順がなく、これに基づく事務が出来なかったことによるものと思 われる。

今後は、給付事務に誤謬や不正が発生することのないよう適正なマニュ アル等を速やかに定め、的確な給付事務が遂行されるよう要望する。

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