伊 達 市
男女共同参画プラン
平成 23 年 2 月
は じ め に
少子高齢化の進行や生活スタイルの多様化、経済活動の変化など、社会情勢の急速な変化に
対応し、心豊かに活力に満ちた社会をつくるためには、すべての人が性別にかかわりなく人権
が尊重され、自己の能力を自らの意思に基づいて発揮でき、あらゆる分野に対等な立場で参画し、
共に責任を担う男女共同参画社会の実現が重要な課題となっています。
国においては、「男女共同参画社会基本法」、「男女雇用機会均等法」など、男女共同参画社会
の実現に向けて、法制度の整備や改善を進めてきました。
このような中、平成 18 年 1 月 1 日、伊達町、梁川町、保原町、霊山町、月舘町が合併し、伊
達市が誕生しました。これまでは、旧町がそれぞれの地域の実情に応じた施策を展開してきま
したが、男女共同参画社会の実現には、なお一層の努力が必要となっています。
本市では、平成 20 年 4 月、「伊達市第 1 次総合計画」を策定し、男性と女性があらゆる分野
で対等なパートナーとして、ともに参画し、責任を担い合う男女共同参画社会の形成を目標に
掲げました。この総合計画に基づき、『伊達市男女共同参画プラン』を策定しました。
このプランは、本市の将来像「伊達 織りなす未来 ひとつの心」の実現を図るため、「すべ
ての市民が性別による差別を受けることなく個人として尊重され、自らの意思によって、社会
のあらゆる分野に参画し、男女がともに支えあう社会を目指す」ことを基本理念として掲げ、
基本的な施策と具体的な事業の方向性を示しております。
今後は、このプランを男女共同参画行政に総合的・計画的に取り組むための指針として、市
民が家庭、職場、地域社会で、性別による固定的な役割意識を解消すると同時に責任を分かち
合い、その個性と能力が発揮できる男女共同参画社会の実現に向け、各種施策、事業の積極的
な推進に努めてまいりますので、市民の皆様のご理解とご協力をお願い申しあげます。
おわりに、このプランの策定にあたり、貴重なご意見やご提言をいただきました多くの市民
の皆様及び関係者の皆様に心から感謝申しあげます。
平成 23 年 2 月
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は じ め に
第 1 章 プランの基本的な考え方
1. 計画策定の背景 (1)世界の動き (2)国の動き (3)福島県の動き (4)伊達市の動き
2. プラン策定の基本的な考え方 3. プランの位置づけと期間 4. 基本理念
5. 基本目標 6. プランの体系
第 2 章 プランの目標と施策
【基本目標 1】
人権の尊重及び男女共同参画社会にむけての意識改革 【基本目標 2】
意思決定過程への男女共同参画の拡大 【基本目標 3】
男女がともに仕事と生活の調和をはかれる環境づくり 【基本目標 4】
健康で安心して生活できる環境づくり
資 料 編
伊達市男女共同参画プラン策定委員会開催経過 伊達市男女共同参画プラン策定委員会設置要綱 伊達市男女共同参画プラン策定委員会委員名簿 伊達市男女共同参画推進委員会設置要綱 伊達市男女共同参画推進委員名簿
男女共同参画社会基本法
目 次
第 1 章
プランの基本的な考え方
1. 計画策定の背景
2. プラン策定の基本的な考え方
3. プランの位置づけと期間
4. 基本理念
5. 基本目標
6. プランの体系
第 1 章 プランの基本的な考え方
伊達市男女共同参画プラン1.計画策定の背景
⑴ 世界の動き
○ 1946 年 ( 昭和 21 年)
国連に婦人の地位委員会が設置され、女性の地位向上のための取り組みが始まりました。以 後、同委員会を中心として、世界の女性が抱える問題の解決に向けて、国連を舞台にさまざ まな活動が精力的に続けられています。
○ 1975 年 ( 昭和 50 年 )
国連が「国際婦人年」と位置づけ、「世界女性会議」を開催し、女性の地位向上のため「世 界行動計画」を採択しました。翌年からを「国連婦人の 10 年」と定め、女性の人権擁護と 男女平等実現に向けて、世界的にさまざまな取り組みが進められました。
○ 1979 年 ( 昭和 54 年 )
国連総会で「女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約(女子差別撤廃条約)」 が採択されました。この条約は、あらゆる分野における性差別を撤廃し、男女平等の確立を 目指し、法律や制度、慣習も対象として、性別役割分担の見直しを強く打ち出したものです。
○ 1980 年 ( 昭和 55 年 )
「国連婦人の 10 年中間年世界会議」が、コペンハーゲンで開催され、条約署名式が行われ ました。日本も署名し、1985 年 ( 昭和 60 年 ) に批准しました。
○ 1995 年 ( 平成 7 年 )
「第 4 回世界女性会議」が北京で開催され、女性の※エンパワーメントや女性の人権の尊重、 あらゆる施策に※ジェンダーの視点を反映するなど、2000 年 ( 平成 12 年 ) までに各国が 取り組むべき課題を提示した「行動綱領」が採択されました。
○ 2000 年 ( 平成 12 年 )
「女性 2000 年会議」がニューヨークで開催され、女性に対する暴力に対処する法律の整備 や、2005 年 ( 平成 17 年 ) までに女性に差別的な条項撤廃のための法律の見直しをするな どを盛り込んだ「政治宣言」、「北京宣言及び行動綱領実施のための更なる行動とイニシアティ ブ」が採択されました。
○ 2005 年 ( 平成 17 年 )
「第 49 回国連婦人の地位委員会」がニューヨークで開催され、男女平等を実現するための これまでの進展を踏まえながら、完全実施に取り組むための宣言が採択されました。
○ 2006 年 ( 平成 18 年 )
「東アジア男女共同参画担当大臣会合」が東京で開催され、「東アジアにおけるジェンダーの 平等を目指して」をテーマとし、男女共同参画の重要性、男女共同参画の取り組みや推進に あたっての課題などについて意見交換を行い、「東京閣僚共同コミュニケ」を採択しました。 2007 年(平成 19 年)にはインドで第 2 回会合が開催されています。
※エンパワーメント= 力をつけること。個々の女性が自らの意識と能力を高め、政治的、経 済的、社会的及び文化的に力を持った存在になること。
※ジェンダー= 社会的、文化的につくられた性差のこと。生物学的な性差(セックス)に対 して、これと区別するために、国際的にも広く使用されることとなった概念、 用語。ジェンダーという用語には、それ自体に良い、悪いの価値を含むもの ではない。
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第 1 章 プランの基本的な考え方
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伊達市男女共同参画プラン
⑵ 国の動き
○ 1975 年 ( 昭和 50 年 )
国際婦人年世界会議で採択された「世界行動計画」を受け、男女共同参画の問題が政策とし て取り上げられるようになりました。同年「婦人問題企画推進本部」が設置され、1977 年 ( 昭 和 52 年 ) に「国内行動計画」が策定されました。
○ 1985 年 ( 昭和 60 年 )
「女性差別撤廃条約」の批准に向けて、「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確 保等に関する法律(男女雇用機会均等法)」など国内法の整備を進め、「女性差別撤廃条約」 が批准されました。
○ 1994 年 ( 平成 6 年 )
全閣僚をメンバーとする「男女共同参画推進本部」(本部長:内閣総理大臣)と総理府に「男 女共同参画課」を設置するとともに、内閣総理大臣の諮問機関として「男女共同参画審議会」 を設置して、国の推進体制を整備しました。
○ 1996 年 ( 平成 8 年 )
「男女共同参画審議会」が 2010 年までを念頭に置いた男女共同参画社会への展望と取り 組みをまとめた「男女共同参画ビジョン」を答申しました。それに基づいて「男女共同参画 2000 年プラン」を策定し、2000 年 ( 平成 12 年 ) までに取り組むべき施策の基本的方 向と具体的内容を示しました。
○ 1999 年 ( 平成 11 年 )
男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを行ううえでの、法的根拠となる「男女共同参画 社会基本法」が制定され、男女共同参画社会の形成を 21 世紀の最重要課題に位置づけ、そ の実現に向けての国 ・ 地方公共団体及び国民の責務と施策の基本となる事項などについて明 らかにされました。
○ 2000 年 ( 平成 12 年 )
「男女共同参画社会基本法」に基づき「男女共同参画計画」が策定され、今後の施策の基本 的方向や具体的施策の内容が示されました。
○ 2005 年 ( 平成 17 年 )
社会的性別(ジェンダー)の視点を明確化した「男女共同参画基本計画(第 2 次)」が閣議 決定されました。
○ 2007 年 ( 平成 19 年 )
国・経済界・労働界・地方公共団体の代表からなる「官・民トップ会議」において、「仕事 と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」「仕事と生活の調和推進のための行動指針」 が策定されました。
○ 2008 年 ( 平成 20 年 )
男女共同参画推進本部において、女性の参画拡大を推進するための戦略的な取り組みを定め る「女性の参画加速プラン」を決定し、さまざまな分野において女性の参画促進を進めるた めの基盤整備、活躍が期待されながら女性の参画が進んでいない分野について重点的取り組 みを推進することとしました。
第 1 章 プランの基本的な考え方
伊達市男女共同参画プラン⑶ 福島県の動き
○ 1978 年 ( 昭和 53 年 )
世界や国の動きにあわせて青少年婦人課が設置され、1983 年 ( 昭和 58 年 ) には「婦人の 地位と福祉の向上のための福島県計画」が策定されました。
○ 1994 年 ( 平成 6 年 )
「ふくしま新世紀女性プラン」が策定されました。また、青少年女性課と課名を変更し、課 内に女性政策室が設置され、女性政策に本格的に取り組む体制が整備されました。
○ 2001 年 ( 平成 13 年 )
国内外において新たな動きが見られ、男女共同参画社会の実現が重要になっていることを踏 まえ、福島県における男女共同参画の形成に向けた施策をより一層推進することを目的とし て、「ふくしま男女共同参画プラン」が策定されました。
○ 2002 年 ( 平成 14 年 )
男女の実質的な平等を実現し、男女一人ひとりが個人として尊重される社会を形成するため に、「福島県男女平等を実現し男女が個人として尊重される社会を形成するための男女共同 参画の推進に関する条例」が制定されました。
○ 2005 年 ( 平成 17 年 )
男女共同参画に関する施策の総合的かつ体系的な推進を図るため、知事を本部長とする「福 島県男女共同推進本部」が設置され、翌年、「ふくしま男女共同参画プラン」が改訂されました。
○ 2010 年 (平成 22 年)3 月
進行する少子高齢化や厳しさを増す雇用環境の悪化などの急激な社会経済環境の変化に的確 に対応するため、新しい施策展開が必要であるとして、平成 22 年度の終期を待たず、1 年 前倒しして、「ふくしま男女共同参画プラン」が改定されました。
⑷ 伊達市の動き
○ 2006 年 ( 平成 18 年 )1 月
伊達町、梁川町、保原町、霊山町、月舘町が合併し、伊達市が誕生しました。
○ 2008 年 ( 平成 20 年 )4 月
「伊達市第1次総合計画」を策定し、男性と女性があらゆる分野で対等なパートナーとして、 ともに参画し、責任を担い合う男女共同参画社会の形成を目標に掲げました。
○ 2009 年 ( 平成 21 年 )1 月
男女共同参画社会の形成を目指し、庁内施策の検討及びその推進を図るため、「伊達市男女 共同参画推進委員会」を設置しました。
同年 6 月、男女共同参画プランを策定するため、「伊達市男女共同参画プラン策定委員会」 を設置しました。
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第 1 章 プランの基本的な考え方
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伊達市男女共同参画プラン
2. プラン策定の基本的な考え方
1975 年 ( 昭和 50 年 ) の国際婦人年を機に、世界各国で男女平等に向けたさまざまな取り組み がなされてきました。
日本においては、1947 年 ( 昭和 22 年 ) に施行された日本国憲法に、男女平等の理念が明確に うたわれていますが、女性差別や男女の性別による固定的な役割分担の状況が続いてきました。こ うした中、世界の動きに連動しながら、1999 年 ( 平成 11 年 )6 月に「男女共同参画社会基本法」 が公布、施行されました。男女共同参画社会の実現が 21 世紀のわが国社会を決定する最重要課題 と位置付けられ、社会のあらゆる分野において、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の推 進が図られています。
しかし、現在でも人々の意識や社会慣習の中には、男女の固定的な役割分担意識が根強く残って おり、雇用の場においての女性に不利益な状況や政策決定過程への女性の参画の遅れにつながるな ど、男女平等の大きな阻害要因になっています。
例えば、国際的に見ても、日本の男女平等は、世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数(各 国内の政治経済・教育の分野などの男女間格差)が 134 カ国中 94 位(H 22.10.13 現在)となっ ています。
近年、少子高齢化の進行や生活スタイルの多様化、経済活動の変化など、社会情勢が急速に変化 し、さまざまな分野で女性の活躍が進む中、結婚・出産後も働き続けたいと願う女性や、子育てを しながら仕事をする女性が増えてきています。その傍らで、グローバル化が進む中、経済の低迷に 伴う雇用・就業をめぐる環境の変化により、格差が拡大し、貧困率が高まっています。ほとんどの 年齢層において男性に比べて女性の貧困率が高く、特に高齢単身女性や母子世帯で高いという特徴 があります。
すべての人が性別にかかわりなく人権が尊重され、自己の能力を自らの意思に基づいて発揮で き、あらゆる分野に対等な立場で参画し、ともに責任を担う男女共同参画社会の実現が重要な課題 となっています。
伊達市においては、2005 年 ( 平成 17 年 )2 月「新市建設計画」の中に男女共同参画社会の実 現が位置付けられ、合併後の 2008 年 ( 平成 20 年 )4 月「伊達市第1次総合計画」の中に男女 共同参画社会の実現を目指した取り組みを進めることが示されましたが、具体的な取り組みにはつ ながっていません。依然として職場・家庭や地域社会において性別による固定的な役割分担意識、 習慣が根強く残り、男女共同参画が進んでいないのが現状です。
そのため、こうした現状や課題を踏まえ、市民が家庭、職場、地域社会で、性別による固定的な 役割意識を解消すると同時に責任を分かち合い、その個性と能力が発揮できる社会、∼男女共同参 画社会∼の実現に向け、総合的・計画的に取り組むための指針となる『伊達市男女共同参画プラン』 を策定しました。
3. プランの位置づけと期間
国の「男女共同参画基本計画(第 2 次)」、県の「ふくしま男女共同参画プラン」を踏まえ、伊 達市においても、男女共同参画社会の実現に向けプランを策定するために、2010 年 ( 平成 22 年 )3 月に「伊達市男女共同参画プラン策定委員会」よりプランの基本的な考え方が提言されました。
伊達市男女共同参画プランは、この「プランの基本的な考え方」に基づき、男女共同参画社会実 現に向けて、市が具体的に施策を決定し、2011 年 ( 平成 23 年 ) から推進するため策定したもの です。本プランは、5 年を目途に見直しを行うこととします。
4. 基本理念
すべての市民が性別による差別を受けることなく個人として尊重され、自らの意思によって、社 会のあらゆる分野に参画し、男女がともに支えあう社会を目指します。
5. 基本目標
⑴人権の尊重及び男女共同参画社会に向けての意識改革
すべての人が性別による差別を受けることなく、互いの性と人権を尊重しあう社会づくり
⑵意思決定過程への男女共同参画の拡大
性別に関わりなくすべての人が社会のあらゆる領域における政策・方針決定の場に共同参画でき る社会づくり
⑶男女がともに仕事と生活の調和をはかれる環境づくり
男女がともに家庭・職場・地域におけるさまざまな活動を自らの選択により表現できるような社 会と環境づくり
⑷健康で安心して生活できる環境づくり
男女が生涯を通して健康であり、かつ、女性に対する暴力のない環境づくり
第 1 章 プランの基本的な考え方
伊達市男女共同参画プラン6. プランの体系
① 行政・事業者・市民・NPO などと相互の連携のもと、広報・啓発活動
人権尊重及び
男女共同参画社会に
向けての意識改革
意思決定過程への
男女共同参画の拡大
男女がともに仕事と
生活の調和をはかれる
環境づくり
健康で安心して
生活できる環境づくり
⑵ 家庭・地域での男女共同参画の実践
⑴ さまざまな機会における
男女平等意識の普及と啓発
⑶ 多文化共生を目指す活動の推進
⑴ 政策・方針決定過程への女性の
参画拡大と女性の意見の反映
⑵ 地域・職場・団体などにおける
男女共同参画の推進
⑶ 女性の社会参加の推進
⑴ 安心して働き続けることのできる
環境整備
⑵ 仕事と家庭生活を両立するための支援
⑴ 男女間のあらゆる暴力の根絶
⑵ 生涯にわたる健康の支援
② 学校教育や生涯学習、家庭生活における男女平等の教育
① 男女共同参画に関する調査
② 家庭・地域における慣行の見直しと男女共同参画の実践
① 女性の地位向上のための国際的情報収集と提供
② 多文化交流の推進
① 市の付属機関などにおける女性の参画拡大
② 行政の女性職員の採用と登用、人材育成と活用
③ 市政への女性の意見や提言の反映と促進
① 企業・団体などとの連携・協力要請
② 地域活動における女性参画の促進と啓発
① 女性のエンパワーメントのための広報・学習
② 働く女性の職業意識と能力向上の支援
③ 市政への関心を高める学習の促進
① 働く場での男女平等
② 仕事と家庭のバランスの良い働き方の重要性の啓発
③ 育児・介護休業法制度など利用の促進
① 育児・介護など家庭生活への男性の参画の啓発・支援
② 子育て支援の充実
③ 介護サービスと相談体制の充実
① 女性に対する暴力根絶についての広報・啓発
② 相談体制の充実
① 生涯を通じた健康管理、保持増進のための広報・教育・支援・相談
② 妊娠・出産に関する支援
1 2 3 4
男 女 共 同 参 画 社 会 の 形 成
【基本目標】
【目標】 【施策の方向】 【基本的な施策】
すべての市民が性別による差別 を受けることなく個人として
尊重され、自らの意思によって、 社会のあらゆる分野に参画し、
男女がともに支えあう社会を目 指します。
基 本 理 念
第 2 章
プ ラ ン の 目 標 と 施 策
基本目標 1
人権の尊重及び男女共同参画社会に向けての意識改革
基本目標 2
意思決定過程への男女共同参画の拡大
基本目標 3
男女がともに仕事と生活の調和をはかれる環境づくり
基本目標 4
健康で安心して生活できる環境づくり
第 2 章 プランの目標と施策
伊達市男女共同参画プラン【基本目標1】
人権の尊重及び男女共同参画社会に向けての意識改革
すべての人が性別による差別を受けることなく、互いの性と人権を尊重し
あう社会づくり
現状と課題
わたしたちが生まれながらにして保有する基本的人権は、誰もが平等に保障されるべきであり、 いかなる理由によっても侵害することは許されません。
男女共同参画社会の実現のためには、市民一人ひとりが、依然として※固定的な役割分担意識が 根強く残っている問題について気づくことが重要であり、男女が互いの人権を尊重し、性別にとら われずに多様な生き方が選択できるよう男女平等の意識づくりを進める必要があります。
伊達市の市民アンケート(2009 年 11 月調査)では、「男女平等について」の質問に対し、「男 性は優遇されている」「どちらかといえば男性は優遇されている」と回答した人が、政治 (61% )、 地域社会 (54% )、家庭 (53% )、職場 (52% )、と過半数を超えました。一方、「男女とも平等になっ ている」と回答した人は、家庭 (30% )、職場 (20% )、地域社会 (17% )、政治 (14% ) でした。
「男性は外で働き、女性は家庭を守るべき」の考え方は、「そうは思わない」、「どちらかといえば そうは思わない」が全体で 65%でした。「そう思う」、「どちらかといえばそう思う」が 33%でした。
生活実態においては、主として妻が、家事 (69% )・育児 (52% )・高齢者の世話 (36% )。夫 婦同程度が、家事 (7% )・育児 (16% )・高齢者の世話 (26% ) になっており、女性が家庭責任の 多くを担っている現状です。
アンケートの結果からも、いまだに固定的な性別役割分担意識が強く残っていることが明らかで す。そのことが、女性の就業継続や経済的自立を困難にし、男性優位の意識や女性に対する暴力を 生み出す土壌になっているとも言われています。
男女共同参画社会とは、性別にとらわれることなく、社会のあらゆる分野で男女が個性と能力を 十分に発揮できる社会です。男女共同参画社会の実現のために、一人ひとりが性差別や固定的な性 別役割分担意識の問題に気づき、これを是正することが重要であり、男女が互いの人権を尊重し、 男女平等の意識づくりを進める必要があります。また、伊達市において国際結婚や就労などで外国 籍の住民が増える中、国際感覚を深め多文化共生を目指す必要があります。
※固定的な役割分担意識= 「男は仕事・女は家庭」などのように、男性・女性という性別を 理由として、役割を固定的にわける考え方のこと。(男女を問わ ず個人の能力が発揮できるように固定的な役割分担意識を改革し ようとしています)
【男性は外で働き、女性は家庭を守るべき】
0% 20% 40% 60% 80% 100%
①18∼29 歳
①18∼29 歳
そう思う
どちらかといえば そう思う
どちらかといえば そう思わない そう思わない そう思う
どちらかといえば そう思う
どちらかといえば そう思わない そう思わない
②30∼39 歳
②30∼39 歳
③40∼49 歳
③40∼49 歳
④50∼59 歳
④50∼59 歳
⑤60∼69 歳
⑤60∼69 歳
伊達市市民アンケート(2009 年 11 月調査より)
13 13
第 2 章 プランの目標と施策
14 14
伊達市男女共同参画プラン
施策の方向⑴ さまざまな機会における男女平等意識の普及と啓発
男女共同参画社会の実現のため、市民一人ひとりが依然として根強く残る固定的な役割分担意 識の問題点に気づき、お互いの人権を尊重し、性別にとらわれずに多様な生き方を選択できるよ う男女平等の意識の普及と啓発を図ります。
基本的な施策
①行政・事業者・市民・NPO などと相互の連携のもと、広報・啓発活動
行政・事業者・市民・NPO などと連携のもと、さまざまな機会を利用し、男女平等の意識 の普及と啓発を図ります。
②学校教育や生涯学習、家庭生活における男女平等の教育
将来を担う子どもたちが成長する過程で、固定的な性別役割分担意識が形成されることがな いよう、学校教育や生涯学習などあらゆる場面で、男女共同参画の意識を育てる教育を推進 します。
具 体 的 な 事 業 事 業 の 内 容 担 当 部
① 講演会・講座の開催 ● 男女共同参画や性別役割分担意識の解消などの
テーマに基づき講演会や講座を開催します。 市民生活部
② 職員研修の実施 ● 男女共同参画について市職員研修を実施します。 総務企画部 市民生活部
③ 刊行物などの情報発信
● 男女共同参画の理解を高めるための情報紙を発行 します。
● 市の広報紙や HP により情報を提供します。
● 市の刊行物などにおいて、男女共同参画の視点に 立った表現やイラストの適正化を図ります。
市民生活部
総務企画部
総務企画部
④ 幼 稚 園、 小・ 中 学 校 に おける社会的性差(ジェ ンダー)にとらわれな い男女平等教育の推進
● 学校教育全体を通して、児童・生徒の発達段階に 応じ、人権の尊重、男女平等、男女の相互理解、 協力の重要性や家庭生活の大切さなど、ジェンダー にとらわれない指導の充実を図ります。
教育委員会 ( 小・中学校 )
こ ど も 部 ( 幼稚園 )
⑤ 指導者の研修実施 ● 小・中学校、保育園、幼稚園関係職員の男女共同 参画に関する研修を実施します。
教育委員会 こ ど も 部
⑥ 社会教育などにおける 講座開催の支援
● 公民館が開催する講座などに男女共同参画の視点 を取り入れた講座を開催します。
● 各種団体、企業などが開催する研修会などに出向 き、男女共同参画の浸透を図ります。
教育委員会 市民生活部
市民生活部
第 2 章 プランの目標と施策
伊達市男女共同参画プラン施策の方向⑵ 家庭・地域での男女共同参画の実践
家庭・地域での男女共同参画を推進し、社会全体における男女共同参画の実践拡大を目指しま す。
基本的な施策
①男女共同参画に関する調査
家庭や地域において、男女共同参画の状況を把握するための調査を実施します。 ②家庭・地域における慣行の見直しと男女共同参画の実践
家庭や地域において、男女がともに育児や地域活動に参画することを推進します。
施策の方向⑶ 多文化共生を目指す活動の推進
国際社会における女性問題への取り組みを理解し、外国人との交流の場をつくるなど、海外派 遣を通して国際感覚の育成と交流を図ります。
基本的な施策
①女性の地位向上のための国際的情報収集と提供
男女共同参画に関する国際的な情報やデータなどの収集・提供をします。 ②多文化交流の推進
外国人との交流の場をつくり、海外派遣を通して外国人との交流を図ります。
具 体 的 な 事 業 事 業 の 内 容 担 当 部
① 情報の収集
● 家庭や地域において、男女がおかれている状況を
把握するための調査を実施します。 市民生活部
② 広報、啓発の推進
● 広報紙などにより、家庭における男女の役割分担 を見直しし、ともに家庭生活を担うことの啓発を 図ります。地域における慣習の見直しなどについ て啓発を図ります。また、具体的な事例について も紹介します。
総務企画部 市民生活部
具 体 的 な 事 業 事 業 の 内 容 担 当 部
① 国際的な情報収集と広 報
● 男女共同参画に関する国際的な情報やデータなど を収集し広報します。
市民生活部 教育委員会
② 外国人との交流支援
● 外国人との交流の場をつくります。海外派遣を通 して諸外国との交流を図ります。
● 市内に住み、働く外国人との交流・情報提供、相 談体制を整備します。
市民生活部
市民生活部 教育委員会
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第 2 章 プランの目標と施策
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伊達市男女共同参画プラン
【基本目標 2】
意思決定過程への男女共同参画の拡大
性別に関わりなくすべての人が社会のあらゆる領域における政策・方針決
定の場に共同参画できる社会づくり
現状と課題
固定的な性別役割分担意識や慣行などが、男女の社会的役割に結びつき、さまざまな意思決定の 場に女性の参画を遅らせている要因となっています。人々の意思を反映させ、いきいきと人間らし く暮らせる社会を形成するため、一人ひとりの生活に大きな影響を与える市政や意思決定において、 多様な考え方を生かしていくことが必要です。そのためには、政策や方針決定過程の場に男女がと もに参画し、生活者の視点を生かし、平等で安心して生活ができる施策を実現することが重要です。 あらゆる分野への女性の参画、責任ある地位への登用を推進することは、男女共同参画社会の実現 にとって極めて重要です。男性とともにさまざまな分野に参画し、責任を果たせる女性人材の育成 を積極的に進めていくことが必要です。
市民アンケートでは「職場において企画や方針決定の場に女性が少ない理由は何か?」の質問 に対し、「男性優位の組織」(26% )、「男女の役割分担についての社会通念や風習が残っている」 (28% )、「仕事と家庭を両立できる社会体制が不十分」(25% ) という回答でした。また、「家族 の理解が得られない」(5% )、「女性の積極性の欠如」(6% ) という回答もありました。
伊達市においての女性の管理職登用の割合は、4.9% 2010 年(平成 22 年)4 月 1 日現在であり、 女性の管理職登用の割合がまだまだ低い状況にあります。
国は、2020 年 ( 平成 32 年 ) まで指導的地位に占める女性の割合を、少なくとも 30%程度に なるように目標を掲げています。公的部門をはじめ、組織や団体においても意思決定過程への女性 の参画推進が必要です。
【職場において企画や方針決定の場に女性が少ない理由は何か?】
男性優位の
組織になっているから 26%
男性優位の
組織になっているから 26%
男女の役割分担についての 社会通念や風習が残っているから 28%
男女の役割分担についての 社会通念や風習が残っているから 28%
仕事と家庭を両立できる 社会制度が十分でない 25%
仕事と家庭を両立できる 社会制度が十分でない 25%
家族の理解・協力が えられないから 5% 家族の理解・協力が えられないから 5%
女性に対する研修・訓練の場が 不十分だから 8%
女性に対する研修・訓練の場が 不十分だから 8%
女性に積極性が かけている 6% 女性に積極性が
かけている 6% その他 2%その他 2%
伊達市市民アンケート(2009 年 11 月調査より)
第 2 章 プランの目標と施策
伊達市男女共同参画プラン施策の方向⑴ 政策・方針決定過程への女性の参画拡大と女性の意見の反映
女性の意見を政策の方針決定に反映し、責任を担うことのできる女性人材を育成し、あらゆる 分野への男女共同参画の拡大を目指します。
基本的な施策
①市の付属機関などにおける女性の参画拡大
付属機関など(審議会、委員会など)における女性委員登用割合の目標値を当面 30%以上 とし、女性の参画を推進します。
②行政の女性職員の採用と登用、人材育成と活用
市は自ら率先して、女性職員が能力を発揮しキャリアアップできるよう、各種研修機会の充 実を図り、人材の計画的育成に努めます。
③市政への女性の意見や提言の反映と促進
市の政策や方針の意思決定段階において、女性の意見や提言を反映することを推進します。
施策の方向⑵ 地域・職場・団体などにおける男女共同参画の推進
地域・職場・団体などにおいて、男女共同参画による意思決定がされるよう、女性の参画を推 進します。
基本的な施策
①企業・団体などとの連携・協力要請
企業・団体などと連携し、男女共同参画の視点での活動の見直しや実践などの情報提供、啓 発活動を行うとともに協力を要請します。
②地域活動における女性参画の促進と啓発
地域活動における意思決定の場への女性の参画を促進します。
具 体 的 な 事 業 事 業 の 内 容 担 当 部
① 女性委員の登用促進
● 各課において、審議会、委員会などの委員を選考 する際には、積極的に女性の登用を進めます。
● 幅広い分野から女性参画を進めるため推薦団体と の調整や公募などにより女性参画を進めます。
全 庁
全 庁
② 市女性職員の能力開発・ 登用推進
● 市女性職員の各種研修機会の充実を図り、女性職 員の計画的な能力開発とキャリア形成に努めます。
● 女性職員の登用を進め、特に女性管理職登用を進 めます。
総務企画部
総務企画部
③ 市女性職員の採用と能 力活用
● 市職員の採用にあたっては男女の機会均等の確保 に努めます。また、すべての職場で、女性の能力 が発揮できるようにします。
総務企画部
④ 市政への女性の意見の 反映
● 市政懇談会や市政モニターなどに女性の意見を反
映させるよう広報活動を進めます。 総務企画部
具 体 的 な 事 業 事 業 の 内 容 担 当 部
① 企業や団体への啓発
● 企業や団体に対し、男女共同参画の視点での活動 の見直しや実践を啓発し、協力の要請をします。 実践している団体を紹介します。
市民生活部
② 地域における女性参画 の推進
● あらゆる分野における地域活動の意思決定の場へ の女性の参画を進めます。
● 町内会、自治会、団体、企業、事業所などに対し、 女性の参画を進めるよう要請します。
全 庁
市民生活部
③ 農村女性の地位向上
● 家族経営協定の推進など、農業女性就労者の地位 向上を図ります。
● 農業委員会や農業関係団体へ農業に従事する女性 の参画を進めるように働きかけます。
産 業 部 農業委員会
農業委員会
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第 2 章 プランの目標と施策
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伊達市男女共同参画プラン
施策の方向⑶ 女性の社会参加の推進
女性が社会の重要な意思決定の場に、参画できるための力量を高める取り組みを推進します。
基本的な施策
①女性のエンパワーメントのための広報・学習
女性のエンパワーメントのための広報・学習活動の充実を図ります。 ②働く女性の職業意識と能力向上の支援
女性のエンパワーメントのため、企業・事業所に対して、女性の研修などの充実を働きかけ ます。
③市政への関心を高める学習の促進
女性の人材育成のための広報の充実を図ります。
【基本目標 3】
男女がともに仕事と生活の調和をはかれる環境づくり
男女がともに家庭・職場・地域におけるさまざまな活動を自らの選択によ
り実現できるような社会と環境づくり
現状と課題
少子高齢化の進行や生活スタイルの多様化など、社会が急速に変化する中で、働く場での男女平 等や男女がともに仕事や家庭生活、地域生活などとの均衡(ワーク・ライフ・バランス)を図り、 生涯を通じ充実した生活を送ることが求められています。
男女共同参画推進と少子高齢化対策は車の両輪といえる状況にあり、連携した取り組みが重要で す。
市民アンケートにおいて、「女性が仕事を持つことについてどれが望ましいか?」という質問に 対して、「一旦退職するも再び仕事を持つ」(47% )、「生涯仕事を持ち家庭と両立」(43% ) と回 答がありました。
「女性が働き続けるために必要なことは何だと思いますか?」という質問に対し、「保育施設の充 実や保育時間の延長」(44% )、「育児休業制度や介護休暇制度などの導入促進」(38% )「病人や 高齢者などの世話に対する社会的サービスを充実させる」(24% ) など、働くための制度の充実や 労働条件の柔軟性を求める回答が多く見られました。これは、仕事を持つ女性が増えているゆえの 結果であると考えられます。
男女がともに仕事と家庭を担う状況をつくるためには、男女の固定的な役割分担意識の解消や社 会全体で仕事と家庭の両立支援を進める必要があります。
【女性が仕事を持つことについてどれが望ましいか?】
生涯仕事を持ち、
結婚・出産後も家庭と両立 43%
生涯仕事を持ち、
結婚・出産後も家庭と両立 43%
結婚を機に退職、 家庭に専念 1% 結婚を機に退職、 家庭に専念 1% 出産を機に退職、
家庭に専念 6% 出産を機に退職、 家庭に専念 6% 出産後いったん退職し、
子どもが大きくなったら 再び仕事を持つ
47%
出産後いったん退職し、 子どもが大きくなったら 再び仕事を持つ
47% 女性は仕事を
持たない方が良い 1% 女性は仕事を
持たない方が良い 1% その他 2%その他 2%
具 体 的 な 事 業 事 業 の 内 容 担 当 部
① 女性の人材育成の促進
● 女性や団体に対し、研修会などの提供や能力開発 に関する研修会への参加を支援します。
● 「男女共同参画週間」の啓発事業を開催し、男女共 同参画に関する学習を進めます。
● 広報紙やパンフレットで女性の権利に関する法律 や制度について啓発します。
● 女性団体の活動を支援します。
市民生活部
総務企画部 市民生活部
総務企画部 市民生活部
市民生活部
② 女性の研修会参加支援 ● 事業所に対し、広報紙やパンフレット配布による
普及啓発を実施します。 市民生活部
③ 広報活動推進事業 ● イベントなどを通して、市政への関心を高めます。 全 庁
伊達市市民アンケート(2009 年 11 月調査より)
第 2 章 プランの目標と施策
伊達市男女共同参画プラン施策の方向⑴ 安心して働き続けることのできる環境整備
男女がともに健康で安心して働き、女性が継続して働くことができる環境の整備を図ります。
基本的な施策
①働く場での男女平等
雇用や職場での男女平等を推進します。
②仕事と家庭のバランスの良い働き方の重要性の啓発
仕事と家庭生活を両立しやすいバランスの良い就労形態について事業者などへの啓発に努め ます。
③育児・介護休業法制度など利用の促進
育児・介護休業を取りやすい職場づくりなど、子育て・介護家庭に配慮した就労環境づくり に努めます。
具 体 的 な 事 業 事 業 の 内 容 担 当 部
① 職場の男女平等の促進
● 広報紙やパンフレットなどで男女雇用機会均等法、 労働関係法令を啓発します。
● 事業所に対して男女雇用機会均等法など法令の周 知を要請します。
総務企画部 産 業 部
産 業 部
② ワ ー ク・ ラ イ フ・ バ ラ ンスの推進
● ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて男性の 働き方を見直すための啓発活動を推進し、男女が ともに家庭責任を担うための学習会を開催します。
● 就労における、男女の均等な機会と公正な処遇の 確保、女性の就業継続や再就職の支援、仕事と生 活の調和を進めます。
産 業 部
産 業 部 市民生活部
③ 育児、介護休業制度の 利用促進
● 育児、介護休業制度などについて広報紙などでお 知らせします。
● 事業所に対し、男性が育児、介護休業制度を利用 しやすい環境整備を行うよう要請します。
● 市職員が、男女がともに育児・介護のための制度 が利用できるよう支援します。
総務企画部
産 業 部 市民生活部
総務企画部
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第 2 章 プランの目標と施策
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伊達市男女共同参画プラン
施策の方向⑵ 仕事と家庭生活を両立するための支援
男女がともに仕事と家庭生活を両立できる環境づくりに努めます。
基本的な施策
①育児・介護など家庭生活への男性の参画の啓発・支援
男性が育児・介護などの家庭生活に参画できる環境づくりのための情報提供や支援を図りま す。
②子育て支援の充実
男女がともに子育てに参画できる環境づくりに努めます。 ③介護サービスと相談体制の充実
男女がともに協力して介護を担うことができるよう、多様な介護サービスと相談体制の充実 を図ります。
【基本目標 4】
健康で安心して生活できる環境づくり
男女が生涯を通して健康であり、かつ、女性に対する暴力のない環境づくり
現状と課題
女性に対する暴力は人権を侵害する重大な問題であり、決して許されるものではありません。配 偶者やパートナーなどからの身体的・精神的暴力(※ドメスティック・バイオレンス= DV)や職 場や学校での※セクシュアル・ハラスメント(セクハラ)の被害者の多くは女性であり、重大な人 権侵害であるという認識を広めていく必要があります。
市民アンケートでは、実際にセクハラや DV について「受けたことがある」と回答している人 はセクハラ (4% )、DV(7% )、また、「見たり聞いたりしたことがある」と回答した人はセクハラ (23% )、DV(18% ) でした。
しかし、実際に被害を受けた中で、友人や知人に相談した人は (1% )、家族に相談した人は (3% ) でした。公的機関や民間機関に相談した人はいませんでした。
女性に対する暴力は、男性優位の意識や経済的格差・固定的な性別役割分担意識など、男女がお かれた状況に根ざした構造的問題です。暴力を根絶し、暴力を許さない環境づくりが重要であり、 相談体制の充実に向けた取り組みも必要です。
生涯を通じた健康の維持増進、特に女性については、思春期、妊娠・出産期、更年期、高齢期な ど人生のステージに対応した対策が必要です。
※セクシュアル・ハラスメント= 性的いやがらせ。相手の意に反する性的な言動によって、 不利益を与えたり、不快な思いをさせたり、能力の発揮に 重大な影響を与えたりすること。
※ドメスティック・バイオレンス (DV) = 配偶者やパートナーから受ける暴力のこと。身体 的暴力、性的暴力だけでなく精神的暴力、経済的 暴力も含まれる。
具 体 的 な 事 業 事 業 の 内 容 担 当 部
① 男性の家庭生活への参 画促進
● 男性の家事、育児、介護の重要性や体験談などに ついて広報紙で紹介します。
● 男性の料理教室を企画します。
市民生活部 総務企画部 市民生活部 教育委員会
② 子育て支援の充実
● 子育てに関する相談、情報提供体制を整備します。 こ ど も 部
● 乳幼児の健康相談、訪問指導を実施し、育児に不
安をもつ母親を支援します。 健康福祉部
● 延長保育、一時保育、預かり保育を充実します。ファ
ミリーサポート事業を支援します。 こ ど も 部
③ 介護サービスの充実
● 施設の充実・在宅介護サービスの充実を図ります。 健康福祉部
● 高齢者がさまざまな介護サービスを利用できるよ
う情報提供します。 健康福祉部
● 家族介護者が、介護知識や技術の習得ができる介 護教室を開催し、高齢者や介護者が相談できる体 制を整備します。
健康福祉部
④ 障がい者福祉、サービ スの利用促進
● 障がい者がさまざまな障がい者サービスを利用で
きるよう情報提供します。 健康福祉部
第 2 章 プランの目標と施策
伊達市男女共同参画プラン施策の方向⑴ 男女間のあらゆる暴力の根絶
男女がお互いの人権を尊重し合いながら、対等な関係が築けるよう、暴力の根絶に向けた意識 の啓発や相談体制の充実を図ります。
基本的な施策
①女性に対する暴力根絶についての広報・啓発
女性に対する暴力は、人権を侵害する重大な問題であるとの認識を広め、女性に対するあら ゆる暴力を許さない環境づくりのための啓発に努めます。
②相談体制の充実
暴力を許さない社会づくりに向けた情報の提供と、被害者のための相談充実や関係機関との 連携・協力体制の整備を図ります。
施策の方向⑵ 生涯にわたる健康の支援
男女の生涯を通じた健康を支援するための総合的な対策の推進を図ります。
基本的な施策
①生涯を通じた健康管理、保持増進のための広報・教育・支援・相談
生涯を通じた健康管理、保持増進のため、健康に関する情報の提供、健康教室などによる支 援と相談体制の整備を図ります。
②妊娠 ・ 出産に関する支援
女性の妊娠・出産期に関する健康支援体制の整備を図ります。
具 体 的 な 事 業 事 業 の 内 容 担 当 部
① 暴力根絶の啓発
● 暴力を許さない社会環境づくり、特に女性に対す る配偶者からの暴力、セクハラ、子ども虐待につ いての根絶のための啓発に努めます。
市民生活部 こ ど も 部
② 相談体制の充実 ● DV、セクハラ、虐待などの被害や悩みについての 相談体制を整備します。
市民生活部 健康福祉部 こ ど も 部
具 体 的 な 事 業 事 業 の 内 容 担 当 部
① 健康診断の実施
● 各種健康診断を実施し、健康への意識づくりと実 践を図るための教室などを開催します。
● 女性特有の乳がん、子宮がん、子宮頸がん、男性 特有の前立腺がんの診断。女性に多い骨粗鬆症の 予防の重要性について啓発します。
健康福祉部
健康福祉部
② 指導と相談 ● ライフワークにあった健康管理の指導と相談の充
実を図ります。 健康福祉部
③ 健康づくり
● 心身の健康推進に向けて、男女がスポーツに親し むことができる環境整備を行います。
● 薬物乱用、喫煙、飲酒による健康被害について正 確な情報を提供します。
健康福祉部
健康福祉部
④ 性に関する教育・情報 提供
● 性に関する正しい理解と知識を得るための情報収 集と情報提供を行います。
● 学校教育の中で、発達段階に応じて性に関する教 育を行います。
健康福祉部 教育委員会
教育委員会 健康福祉部
⑤ 妊娠・出産に関する支 援
● 避妊、妊娠、出産、不妊、更年期障害などに関す
る相談や情報提供の充実を図ります。 健康福祉部
資 料 編
資 料 編
伊達市男女共同参画プラン「伊達市男女共同参画プラン」策定委員会開催経過
◎第1回:6 月17 日(水) ● 委嘱状交付
● 委員の役割と今後の計画について
◎第 2 回:7 月 28 日(火)
● 委員長、副委員長の選出
● 男女共同参画プラン策定について
◎第 3 回:9 月 29 日(火)
● 男女共同参画プラン策定について
(女性差別撤廃条約、男女共同参画基本法、そして伊達市)
◎第 4 回:10 月 20 日(火)
● 「伊達市男女共同参画市民アンケートについて」検討 ● アンケート調査の方法について
調査対象= 平成 21 年 11 月 1 日現在で 20 歳以上 69 歳まで の 600 人を無作為抽出
調査方法= 郵送による。発送 11 月 10 日、回収 11 月 30 日
◎第 5 回:12 月 22 日(火)
● アンケート調査の結果について
◎第 6 回:2 月16 日(火)
● 「伊達市男女共同参画プラン」策定について
◎第 7 回:3 月 5 日(金)
● 「伊達市男女共同参画プラン」策定について
「伊達市男女共同参画プランの基本的な考え方」として提言
◎第 8 回:3 月 24 日(水)
● 「伊達市男女共同参画プランの基本的な考え方」のまとめ
◎第 9 回:3 月 3 1日(水) ● 「提言書提出」
伊達市男女共同参画プラン策定委員会設置要綱
平成21年1月15日 告示第 6 号 (設 置)
第 1 条 本市における男女共同参画社会の形成を総合的かつ計画的に推進する基本的な計画とし て、伊達市男女共同参画プラン(以下「男女共同参画プラン」という。)を策定するため、伊達 市男女共同参画プラン策定委員会(以下「委員会」という。)を設置する。
(所掌事務)
第 2 条 委員会は、次に掲げる事項について協議及び検討を行い、その結果を市長に提言するも のとする。
(1) 男女共同参画プランの策定に関すること。
(2) その他男女共同参画社会の推進に必要な事項に関すること。 (組 織)
第 3 条 委員会は、15人以内の委員をもって組織する。 2 委員は次に掲げる者のうちから市長が委嘱する。 (1)専門的な知識経験を有する者
(2)関係団体の代表者 (3)一般公募による者
(4)前 3 号に掲げる者のほか、市長が必要と認める者 (任 期)
第 4 条 委員の任期は、委嘱の日から男女共同参画プランの策定が完了するまでとする。 (報酬等)
第 5 条 委員は、無報酬とする。 (活動経費)
第 6 条 委員活動に伴う費用弁償については、原則として支給しない。 (委員長及び副委員長)
第 7 条 委員会に委員長及び副委員長を置き、委員の互選により定める。 2 委員長は、会務を総理し、委員会を代表する。
3 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故あるとき、又は委員長が欠けたときは、その職務 を代理する。
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資 料 編
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伊達市男女共同参画プラン
(会 議)
第 8 条 委員会の会議は、委員長が招集し、委員長が会議の議長となる。ただし、最初に開催さ れる会議は、市長が招集する。
(アドバイザー)
第 9 条 委員会にアドバイザーを置くことができる。 (委員以外の者の出席)
第10条 委員会は、必要があると認めるときは、委員以外の者の出席を求めて、説明又は意見を 聴くことができる。
(庶 務)
第11条 委員会は、市民生活部市民協働課において処理する。 (その他)
第12条 この要綱に定めるもののほか、委員会の運営に関し必要な事項は、委員長が委員会に諮っ て定める。
附 則
この要綱は、平成21年 1 月15日から施行する。
附 則(平成22年 4 月 1 日告示第36号) この告示は、平成22年 4 月 1 日から施行する。
伊達市男女共同参画プラン策定委員会委員名簿
(敬称略)
氏 名 役 職 等
1 太 田 康 一 伊達市教育委員会教育委員
2 齋 藤 庄 市 伊達市民生委員連絡協議会副会長
3 菅 野 カヅ子 伊達市連合婦人会梁川町連絡協議会会計
4 利根川 靖 幸 伊達市商工会青年部長
5 齋 藤 光 子 伊達市商工会女性部長
6 熊 坂 拓 也 保原町商工会青年部長
7 大 橋 佐紀子 保原町商工会女性部長
8 阿 部 美津子 JA 伊達みらい女性部長
9 渡 部 充 洋 伊達地区連合
10 亀 井 亜紀子 伊達地区連合
11 丹 治 千代子 公 募
12 池 田 芳 江 公 募
13 阿 部 里 絵 公 募
髙 橋 準 アドバイザー(福島大学行政政策学類教授)
資 料 編
伊達市男女共同参画プラン伊達市男女共同参画推進委員会設置要綱
平成21年 1 月16日 訓令第 2 号 (設 置)
第 1 条 本市における男女共同参画社会の形成を目指し、庁内施策の検討及びその推進を図るた め、伊達市男女共同参画推進委員会(以下「委員会」という。)を設置する。
(所掌事務)
第 2 条 委員会の所掌事務は、次のとおりとする。
(1) 男女共同参画社会形成に係る庁内施策の検討に関すること。 (2) 男女共同参画推進に係る関係課等相互の連絡調整に関すること。 (3) その他男女共同参画推進施策に関し必要な事項。
(組 織)
第 3 条 委員会は、次の者をもって組織する。
(1)市民生活部市民協働課長(以下「市民協働課長」という) (2)市民協働課協働推進係長
(3)別表に掲げる所属の職員のうちから当該所属の長が推薦する係長以下の者 2 委員会に委員長、副委員長を置く。
3 委員長は、市民協働課長の職にある者をもって充て、副委員長は、市民協働課協働推進係長の 職にある者をもって充てる。
4 委員会にアドバイザーを置くことができる。 (委員長及び副委員長)
第 4 条 委員長は委員会を代表し、会務を総理する。
2 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故あるときは、その職務を代理する。 (会 議)
第 5 条 委員会は、委員長が招集し、委員長が会議の議長となる。
2 委員長は、必要に応じ関係者の出席を求め、意見又は説明を求めることができる。 (専門部会)
第 6 条 特定な事項について調査研究を行うため、委員会に専門部会を置くことができる。 2 専門部会は、委員長が委員の中から指名した者をもって組織する。
3 委員長は、必要に応じ所属長が推薦する特定事項に関係する職員を専門部会委員とすることが
できる。 (庶 務)
第 7 条 委員会の庶務は、市民生活部市民協働課において処理する。 (その他)
第 8 条 この訓令に定めるもののほか、必要な事項は、委員長が別に定める。
附 則
この訓令は、平成21年 1 月16日から施行する。
附 則(平成21年 3 月26日訓令第 8 号) この訓令は、平成21年 4 月 1 日から施行する。
附 則(平成22年 4 月 1 日訓令第14号) この訓令は、平成22年 4 月 1 日から施行する。
別表(第3条関係)
所 属 人員 男 女 共 同 参 画 の 関 わ り
総務企画部
総 務 課 1 審議会等への女性登用促進
人 事 課 1 上位職への女性登用、研修機会拡大、職員のための子育て支援 企画調整課 1 市政の総合計画、行政改革及び事務の改善・合理化
市民生活部 市民生活課 1 消費者生活支援
市民協働課 1 総合調整、啓発、情報提供、女性団体支援、国際交流、地域づくり
健康福祉部
社会福祉課 1 地域福祉活動支援
高齢福祉課 1 自立型ホームヘルプ、住宅改修、介護保険、在宅介護支援センター 健康推進課 1 健康づくり、健康診査
こ ど も 部 こども保育課 1 保育所、幼稚園、児童館 こども支援課 1 子育て支援、ひとり親家庭支援
産 業 部 農 林 課 1 女性農業者への支援
商工観光課 1 勤労者のボランティア活動支援、事業主への情報提供、職業相談 建 設 部 管 理 課 1 DV被害者等への住宅提供
農 業 委 員 会 事 務 局 1 家族経営協定締結の推進
教育委員会 教育総務課 1 家庭教育、少年教育、女性講座 学校教育課 1 学校教育、教育相談
35 35
資 料 編
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伊達市男女共同参画プラン
男 女 共 同 参 画 社 会 基 本 法
平成11年 6 月23日法律第78号 最終改正 11年12月22日 同第160号 目 次
前 文
第 1 章 総則(第 1 条 - 第12条)
第 2 章 男女共同参画社会の形成の促進に関する基本的施策(第13条 - 第20条) 第 3 章 男女共同参画会議(第21条 - 第28条)
附 則
我が国においては、日本国憲法に個人の尊重と法の下の平等がうたわれ、男女平等の実現に向け た様々な取組が、国際社会における取組とも連動しつつ、着実に進められてきたが、なお一層の努 力が必要とされている。
一方、少子高齢化の進展、国内経済活動の成熟化等我が国の社会経済情勢の急速な変化に対応し ていく上で、男女が、互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別にかかわりなく、その 個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現は、緊要な課題となっている。 このような状況にかんがみ、男女共同参画社会の実現を21世紀の我が国社会を決定する最重要 課題と位置付け、社会のあらゆる分野において、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の推 進を図っていくことが重要である。
ここに、男女共同参画社会の形成についての基本理念を明らかにしてその方向を示し、将来に向 かって国、地方公共団体及び国民の男女共同参画社会の形成に関する取組を総合的かつ計画的に推 進するため、この法律を制定する。
第 1 章 総 則 (目 的)
第 1 条 この法律は、男女の人権が尊重され、かつ、社会経済情勢の変化に対応できる豊かで活 力ある社会を実現することの緊要性にかんがみ、男女共同参画社会の形成に関し、基本理念を 定め、並びに国、地方公共団体及び国民の責務を明らかにするとともに、男女共同参画社会の 形成の促進に関する施策の基本となる事項を定めることにより、男女共同参画社会の形成を総 合的かつ計画的に推進することを目的とする。
伊 達 市 男 女 共 同 参 画 推 進 委 員 名 簿
所 属 職 名 氏 名
1
総務企画部
総 務 課 主 事 種 田 郁 美
2 人 事 課 主 査 冨 田 昭 子
3 企画調整課 主 任 丹 治 絵美子
4 市民生活部 市民生活課 主 任 遠 藤 勝 利
6
健康福祉部
社会福祉課 主 査 斎 藤 勝 彦
7 高齢福祉課 主 査 佐 藤 吉 典
8 健康推進課 専門保健師 渡 辺 陽 子
9
こ ど も 部
こども支援課 主 査 鹿 野 宏 之
10 こども保育課 主 査 長谷川 恵美子
11
産 業 部
農 林 課 主 任 中 村 早 苗
12 商工観光課 主 査 高 橋 剛 樹
13 建 設 部 管 理 課 主任主事 齋 藤 智 子
14
教育委員会
教育総務課 主 事 山 内 康 裕
15 学校教育課 主 査 千 葉 拓
16 農業委員会
事 務 局 主 査 佐 藤 範 子
17 委 員 長
市民協働課
課 長 半 澤 隆 宏
18 副 委 員 長 協働推進係長 橘 内 善 雄
19 事 務 局 主 任 菊 田 永 子