6月2日 7月7日
DOC 75 x 4 followed by FEC 75 x 4
• Anthracycline containing regimen単独よりTAXANE を加えたほうが術前化学療法の成績がよいが、投与 順の根拠はない。
• Preliminary study(FEC→DOC)でFECよりDOCのほう
が腫瘍縮小率・有害事象とも勝っていたためDOCを
先行させた。
効果予測のための短期術前療法
増殖因子としての癌遺伝子Ki67(免染抗体:MIB-1)が ERやHER2と比肩する予後因子・治療決定のための 因子として認識されるようになった。
ER(+)HER2(-)で化学療法適用の重要な指標である
(cut off lineは14%が有力)。
一方、術前にホルモン剤・抗癌剤を2週間投与しても 腫瘍径はほとんど変わらないがMIB-1は大きく変動し、
MIB1低下が有効性の指標と認識されつつある。
症例
56歳 女性 T2(23mm) N0 M0
浸潤性乳管癌(metaplasric carcinoma) Grade 3 ER(-)0% PgR(-)0% HER2(0) MIB1 80%
09.2.20 3.10 TS-1:100mg/日 7日間 5日間
2休 3休
Bp+SLNB
Metaplastic carcinoma
pT2 pN0 f ly- v- Grade 3 広範なDCISあり
MIB1 : 80% → 6%
Adjuvantは DOC→TS-1を行った。
転移性乳癌の治療
再発乳癌
• 再発後の平均生存期間は約5年
• 遠隔再発症例はほとんどが癌死
• 局所再発(乳腺・所属リンパ節)は4人に1人が癌死
局所再発は小さな段階で見つかることが多く、局所再発が 遠隔転移をもたらすというより偶々局所再発と遠隔再発が 同時期に起こったと考えるべきか
進行・再発癌に対する治療
治癒させることは困難
縮小は必ずしも延命につながらない(TTPが重要)
継続投与による長期不変も期待する効果のひとつ
過大な副作用は逆効果
悪液質の増悪
治療はHortobagyi(1997)の治療アルゴリズムに基づいて行うことが一般的である
Modified Hortobagyiのひとつ
(北川ら 2007 日本臨床65巻 増刊号6)
進行・再発癌に対する治療
治癒させることは困難?
縮小は必ずしも延命につながらない( TTP が重要)
継続投与による長期不変も期待する効果のひとつ
過大な副作用は逆効果
悪液質の増悪
治療はHortobagyi(1997)の治療アルゴリズムに基づいて行うことが一般的である
悪液質の増悪 悪液質の増悪
術前化学療法で pCR に普通感がある 現在、無治療例に対しては?
比較的効きにくい肝や肺に対して手術・
放射線・ RFA は?
症例によっては治癒を目指すべきで
はないか(特に初診 Stage IV )?
いつまでもHortobagyiでいいのか?
• 病勢進行や年齢的なことからいずれは施行するはずの化学 療法の導入のタイミングを逸してしまわないか
• 再発乳癌の初回治療で全生存期間がDOC+Xeloda >DOCと の報告がある。初回治療は強力にしたほうが良いのでは?
• 初診時遠隔転移のあるStage IV乳癌、ろくな治療を受けてい
ない再発乳癌は分けて考えるべきだと思っている(特にHER2
陽性乳癌。化学療法でpCRが得られると驚きをもって報告さ
れたのはほんの10数年前。治癒を目指してもいいのでは?)
症例
(症例)
44
歳 閉経前女性(家族歴・既往歴)特記点なし
(主訴)全身痛・左乳房腫瘤
(現症)
2008
年7
月 転倒、以後腰痛持続。左乳房腫瘤自覚。
10
月 腰痛増悪し近医受診。乳房腫瘤急速増大。
11
月 紹介先の整形外科にてCT
・US
・骨シンチを受け、乳 癌による多発骨転移の可能性が高いと診断された。
11
月27
日 当院整形外科紹介受診。
28
日 進行乳癌の疑いとして本科紹介。(初診時所見) 疼痛のため体動困難。しびれは無い。
左乳房全体が硬く腫大し
AxLN
触知。胸壁固定無し。皮膚変化無し。
骨シンチ( 11/20 ・他院)
第1斜位
背面
血液検査 (11/28)
CBC
生化学 腫瘍マーカー
WBC 7900 TP 6.3 BUN 22 CEA 28.4 RBC 276 Alb 3.3 CRTN 1.67 CA153 1948 Hb 8.0 GOT 81 UA 6.9 BCA225 1230 Ht 24.7 GPT 79 Na 139 NCCST439 5.6 PLT 23.2 LDH 555 K 3.5 1CTP 44.0 Myelo 3 CPK 109 Cl 103
MetaMye 4 T-Bil 0.6 Ca 12.7 Band 2 ALP 860
Seg 50 CHE 550 Eos 2 TG 226 Lym 30 CHOL 204 Mono 9
胸部 US ( 11/28 )
左AC領域を中心に径8cm以上の腫瘤あり
皮膚に特変なし AxLN swelling
PSLN swelling
SCLN swelling無し
CT(11/28)
AxLN swelling 左乳房腫瘤 両側胸水 (+ 無気肺 )
肺・肝に明らかな腫 瘤像なし