HPE 3PAR OS 3.1.1以降では、TP LUN Reportingと呼ばれる新しい追加プリミティブをサポートしてい ます。このプリミティブでは、READ Capacity(16)のTPEビットを有効にすることで、所定のLUNが シンプロビジョニングLUNであることがESXi 5.xに通知され、ホストがこれらのLUNにUNMAPコマン ドを送信するなどの機能が使用可能になります。TPEビットは、TPVVおよびTPVVベースのR/Wスナ ップショットに対して有効です。
ESXi 5.xに存在するQuota Exceeded Behaviorは「Thin Provisioning Soft Threshold Reached」チェック コンディションで完了し、アラートまたは警告を伴います。
VAAI および新機能サポートの一覧
次の表に、VAAIプラグインの要件、および新しいプリミティブのサポートの概略を示します。
表 3: HPE 3PAR VAAI プラグインのインストール要件
VMware ESX機能/プリミテ ィブ
ESX 4.1 ESXi 5.x、ESXi 6.x
ATS HPE 3PAR VAAI 1.1.1プラグイン
が必要
サポートあり。HPE 3PAR VAAIプ ラグインは不要(標準T10 ESXプ ラグインでサポート)。
XCOPY WRITE_SAME
UNMAP ESX 4.1以降で未サポート
表は続く
58 ESXi 5.xから追加された新しいプリミティブサポート
VMware ESX機能/プリミテ ィブ
ESX 4.1 ESXi 5.x、ESXi 6.x
領域不足状態(「VM STUN」
とも呼ばれる)
サポートあり。HPE 3PAR VAAI
1.1.1プラグインを推奨。ただしこ
の機能に必須ではない。
Quota Exceeded Behavior ESX 4.1以降で未サポート TP LUN Reporting
VAAI プラグインの検証
ESXi 5.xまたはESXi 6.xの場合:
注記:
ESXi 5.xまたはESXi 6.xでは、HPE 3PAR OS 3.1.1は、ネイティブT10プラグインを使用します。
どのHPE 3PARプラグインも表示されません。
# esxcli storage core plugin list Plugin name Plugin class
--- ---NMP MP
ESX 4.1の場合:
VAAIプラグインがデバイスにインストールされ有効になっていることを確認してください。
• インストールされているVAAIプラグインのバージョンを表示します。
# esxupdate --vib-view query | grep 3par
cross_3par-vaaip-inserv_410.1.1-230815 installed
• 検出されたHPE 3PARデバイスに対してクレームルールが有効になっていることを表示します。
# esxcli corestorage claimrule list -c VAAI
Rule Class Rule Class Type Plugin Matches VAAI 5001 runtime vendor 3PAR_vaaip_InServ vendor=3pardata model=*
VAAI 5001 file vendor 3PAR_vaaip_InServ vendor=3pardata model=*
• VAAIがそのデバイスでサポートされていることを表示します。
VAAIプラグインの検証 59
# esxcfg-scsidevs -l naa.50002ac003da00eb
Device Type: Direct-Access Size: 512000 MB
Display Name: 3pardata iSCSI Disk (naa.50002ac003da00eb) Multipath Plugin: NMP
Console Device: /dev/sdx
Devfs Path: /vmfs/devices/disks/naa.50002ac003da00eb Vendor: 3pardata Model: VV Revis: 3110 SCSI Level: 5 Is Pseudo: false Status: on Is RDM Capable: true Is Removable: false
Is Local: false Other Names:
vml.020001000050002ac003da00eb565620202020 VAAI Status: supported
ESX 4.1、 ESXi 5.x、またはESXi 6.xでストレージプリミティブを利用するには、ハードウェアアクセラ
レーションがHPE 3PAR LUNで有効であることが次の出力で表示される必要があります。
esxcfg-advcfgコマンドを使用して、オプションが1(有効)に設定されていることをチェックしま す。
# esxcfg-advcfg -g /DataMover/HardwareAcceleratedMove
# esxcfg-advcfg -g /DataMover/HardwareAcceleratedInit
# esxcfg-advcfg -g /VMFS3/HardwareAcceleratedLocking
60 FC接続でのホストの構成
FC ターゲットまたは FCoE ターゲットに接続 している FCoE イニシエーターとしてのホス トの構成
以降のトピックでは、HPE 3PAR StoreServストレージでESXソフトウェアFCoE構成をセットアップ する手順について説明します。ここでの説明は、エンドツーエンドFCoEおよびFCoEイニシエーターか らFCターゲット接続の両方をカバーしています。この情報は、VMwareのWebサイトから入手可能な、
VMwareのvSphereストレージガイドと併せて使用してください。
このガイドのFCトピックの内容はすべて、FCoE接続にも適用されます。以下のトピックを参照してく ださい。
• 仮想マシンゲストOSのインストール(39ページ)
• マルチパスフェイルオーバーの考慮事項およびI/O負荷分散(41ページ)
• 複数ホスト構成でのパフォーマンスに関する考慮事項(52ページ)
• ESX/ESXi 4.1、ESXi 5.x、およびESXi 6.xの機能に関する追加の考慮事項(54ページ) 詳しくは
http://www.vmware.com
FCoE スイッチの構成
ESX(FCoEイニシエーター)ホストポートとHPE 3PAR StoreServストレージ(FCoEターゲット)ポ ートをFCoE対応スイッチに接続します。
注記:
FCoEスイッチのVLANおよびルーティングのセットアップと構成は、このドキュメントの範囲外 です。VLANおよびルーティングのセットアップの手順については、スイッチのメーカーのガイド を参照してください。
システム BIOS を使用した FCoE の構成
手順
1. セットアップメニューに移動します。セットアップメニューに移動するためのキーの組み合わせは構 成対象のホストにより異なります。以下に、HPE ProLiantの例を示します。
FCターゲットまたはFCoEターゲットに接続しているFCoEイニシエーターとしてのホストの構成 61
2. System Optionsペインで、NIC Personality Optionsを選択します。
62 FCターゲットまたはFCoEターゲットに接続しているFCoEイニシエーターとしてのホストの構成
3. PCI Slot 2ペインで、Port 1およびPort 2の両方について、FCoEを選択します。
FCターゲットまたはFCoEターゲットに接続しているFCoEイニシエーターとしてのホストの構成 63
4. PCI Slot 2 Port 1とPort 2に、FCoEと表示されます。
64 FCターゲットまたはFCoEターゲットに接続しているFCoEイニシエーターとしてのホストの構成
5. 変更を保存してBIOSを終了します。
FCターゲットまたはFCoEターゲットに接続しているFCoEイニシエーターとしてのホストの構成 65
FCoE ホスト接続での HPE 3PAR StoreServ ストレージポー トの構成
FCoEイニシエーターをFCターゲットに接続するセットアップでは、HPE 3PAR StoreServストレージ 上に特別な構成は必要ありません。FCoEフォワーダースイッチ経由のホストアダプターからのイニシ エーターは、HPE 3PAR StoreServストレージのポートに接続する1つのFCデバイスとして扱われます。
FCoEに構成されているホストCNAカードを搭載するサーバーが、HPE 3PAR StoreServストレージポー トに接続されている場合は、HPE 3PAR StoreServストレージの構成—FC(9ページ)およびFC接続での ホストの構成(38ページ)に記載されているのと同じガイドラインに従う必要があります。
FCoEイニシエーターからFCoEターゲットへの接続の設定をする場合、StoreServポートがFCoEに構 成されている必要があります。StoreServでFCoEポートを構成する方法についての注意事項は、HPE 3PAR StoreServストレージの構成—FCoE(31ページ)を参照してください。
FCoE CNAおよびフォワーダースイッチをサポートする特定の構成については、SPOCKのWebサイト
で、該当するHPE 3PAR OSリリースバージョンを参照してください。
詳しくは
http://www.hpe.com/storage/spock
FCoE イニシエーターと FC ターゲットの構成
次の図に、FCoEからFCへの構成を設定している場合の、CNAとFCoEフォワーダースイッチの構成の 一般的な手順を簡単に示します。
66 FCoEホスト接続でのHPE 3PAR StoreServストレージポートの構成
図4: FCoEイニシエーターとFCターゲット 注記:
所定のコンバージドネットワークアダプターを搭載するサーバーの構成手順の詳細については、
CNA製造元のドキュメントを参照してください。
FCoEスイッチまたはFCoEフォワーダーは、FCoEの通信をFCに変換し、これをHPE 3PAR
StoreServストレージのターゲットポートが接続されているファブリックに中継できるようにする
必要があります。
手順
1. 他のPCIeカードと同様に、CNAカードをサーバーにインストールします。固有の説明については、
サーバーベンダーのドキュメントを参照してください。
2. CNAカードのインストール手順に従い、CNAカードドライバーをインストールします(サーバーには サポートされたOSがすでに稼働しているとします)。
3. サーバーのCNAカードポートをFCoEフォワーダースイッチにケーブル接続し、FCoEフォワーダー スイッチポートを構成します。固有の説明については、スイッチベンダーのドキュメントを参照して ください。
4. HPE 3PAR StoreServストレージのポートをトピックHPE 3PAR StoreServストレージのポートの構 成—HPE 3PAR OS 3.3.1、3.2.x、または3.1.x—FC(9ページ)のガイドラインに従って構成し、HPE
FCターゲットまたはFCoEターゲットに接続しているFCoEイニシエーターとしてのホストの構成 67
3PAR StoreServストレージのポートを、FCoEフォワーダーのFCスイッチポートまたはFCoEフォ ワーダーに接続されているFCファブリックのいずれかに接続します。
5. ホストイニシエーターポートおよびHPE 3PAR StoreServストレージターゲットポートに対して、FC ゾーンを作成します。イニシエーターがHPE 3PAR StoreServストレージのターゲットポートにログ インしたら、ホスト定義およびプロビジョンストレージをホストに作成します。
注記:
CNAを搭載するサーバーをHPE 3PAR StoreServストレージに直接接続することはできませ ん。FCoEフォワーダースイッチを使用する必要があります。
FCoE イニシエーターと FCoE ターゲットの構成
次の図は、FCoEからFCoEへの構成についての一般的な手順をまとめたものです。FCoEイニシエータ ーからFCoEターゲットへの接続の設定をする場合、HPE 3PAR StoreServストレージのポートがFCoE 用に構成されている必要があります。HPE 3PAR StoreServストレージでFCoEポートを構成する方法 についての注意事項は、HPE 3PAR StoreServストレージの構成—FCoE(31ページ)を参照してくださ い。
図5: FCoEイニシエーターからFCoEターゲットへ
68 FCoEイニシエーターとFCoEターゲットの構成
注記:
FCoEスイッチのVLANおよびルーティングのセットアップと構成は、このドキュメントの範囲外 です。VLANおよびルーティングのセットアップの手順については、スイッチのメーカーのガイド を参照してください。
手順
1. 他のPCIeカードと同様に、CNAカードをサーバーにインストールします。固有の説明については、
サーバーベンダーのドキュメントを参照してください。
2. CNAカードのインストール手順に従い、CNAカードドライバーをインストールします(サーバーには サポートされたOSがすでに稼働しているとします)。
3. サーバーCNAカードポートをFCoEファブリックに物理的に接続します。
4. HPE 3PAR StoreServストレージのポートをHPE 3PAR StoreServストレージの構成—FCoE(31ペ ージ)のガイドラインに従って構成し、HPE 3PAR StoreServストレージのポートを、FCoEファブリ ックに接続します。
5. ホストイニシエーターポートおよびHPE 3PAR StoreServストレージのターゲットポートに対して、
VLANを作成します。イニシエーターがHPE 3PAR StoreServストレージのターゲットポートにログ インしたら、ホスト定義およびプロビジョンストレージをホストに作成します。
FCターゲットまたはFCoEターゲットに接続しているFCoEイニシエーターとしてのホストの構成 69