VMware vCenter では、NetBackup で仮想マシンのバックアップ処理を記録できます。
vSphere Web Client または vSphere Client (HTML5) でのイベントを、任意の親オブ ジェクトのレベル (フォルダ、データセンター、クラスタ、ホストなど) で表示できます。また 仮想マシンのイベントも表示できます。
メモ: NetBackup プラグインは必要ありません。
ポリシーの[ポスト vCenter イベント (Post vCenter events)]オプションを有効にしてい ることを確認します。
p.72 の 「VMware - 詳細属性ダイアログ」 を参照してください。
vSphere Web Client でバックアップイベントと前回のバックアップ時刻を表示する方法
1 vSphere Web Client または vSphere Client (HTML5) を開きます。
2 [ホーム (Home)] > [イベント (Events)]に移動します。
第 8 章 仮想マシンのバックアップ 144 アクティビティモニターでジョブを個別に再起動する
3 [イベントコンソール (Event Console)]で、検索フィールドに NetBackup と入力し ます。
NetBackup の各イベントについて、以下の詳細が示されます。
NetBackup 処理が成功または失敗したか、およびポリシーの詳細 と期間が示されます。イベントの行をクリックすると、[イベントの詳細 (Event Details)]ペインに同じ情報が表示されます。
説明 (Description)
種類は、成功した処理については[情報 (Information)]、失敗した 処理については[エラー (Error)]と表示されます。
種類 (Type)
イベントの日時。
日時 (Date Time)
使用されません。
作業 (Task)
バックアップされた仮想マシン。
[概略 (Summary)]タブを表示するには、仮想マシンのリンクをクリッ クします。
メモ: vSphere 6.5 の[概略 (Summary)]タブの[カスタム属性 (Custom Attributes)]で、NB_LAST_BACKUP 属性にその仮想マシ ンの前回のバックアップのタイムスタンプが表示されます。
ターゲット (Target)
バックアップを実行したユーザー。
ユーザー (User)
4 特定のオブジェクト (ESX ホストや VM) のバックアップイベントを表示するには、オ ブジェクトを選択して次の操作を行います。
■ [監視 (Monitor)]タブをクリックします。
第 8 章 仮想マシンのバックアップ 145 vSphere Web Client または vSphere Client (HTML5) での NetBackup アクティビティの表示
■ [タスクおよびイベント (Task & Events)]をクリックします。
■ [イベント (Events)]ビューをクリックします。
■ 検索フィールドに NetBackup と入力します。
仮想マシンバックアップをレポートするための OpsCenter の使用
OpsCenter を使用して VMware 仮想マシンのバックアップレポートを取得する方法
1 Web ブラウザで OpsCenter コンソールを起動します。
OpsCenter サーバーへのネットワーク接続があるシステムで、ブラウザに次を入力 します。
http://host.domain/opscenter
host.domain は OpsCenter サーバーの完全修飾ドメイン名または IP アドレスで す。
2 [レポート (Reports)]タブをクリックします。
3 [クライアントレポート (Client Reports)]>[仮想クライアントの概略 (Virtual Client Summary)]をクリックします。
仮想クライアントの概略レポートについては、『OpsCenter レポートガイド』を参照し てください。
第 8 章 仮想マシンのバックアップ 146 仮想マシンバックアップをレポートするための OpsCenter の使用
アクセラレータを使用した仮 想マシンのバックアップ
この章では以下の項目について説明しています。
■ 仮想マシンの NetBackup Accelerator について
■ アクセラレータ: 完全スケジュールと増分スケジュール
■ NetBackupのアクセラレータが仮想マシンとどのように連携して働くか
■ Accelerator 仮想マシンの注意および要件
■ 仮想マシンのアクセラレータ強制再スキャン (スケジュールの属性)
■ アクセラレータには OptimizedImage 属性が必要
■ アクセラレータバックアップおよび NetBackup カタログ
■ バックアップジョブ詳細ログのアクセラレータメッセージ
■ 仮想マシンでのアクセラレータの NetBackup ログ
■ ネットワークを介して転送されたアクセラレータバックアップのデータ量の報告につい て
■ NetBackup コマンド出力でのネットワーク転送されたデータとのアクセラレータのイ
メージサイズの置換
仮想マシンの NetBackup Accelerator について
NetBackup Accelerator は VMware においてバックアップに要するバックアップ時間を 減らします。 NetBackup は VMware Changed Block Tracking (CBT) を使用して仮想 マシン内で行われていた変更を識別します。変更されたデータブロックだけが、I/O およ びバックアップ時間を大幅に減らすために NetBackup メディアサーバーに送信されま
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す。メディアサーバーは以前のバックアップデータと新しいデータを組み合わせ、完全な 仮想マシンファイルが含まれている NetBackup の従来の完全なイメージを生成します。
メモ: Accelerator は、変更頻度が高くない仮想マシンデータに使うのが最適です。
Accelerator には次の利点があります。
■ 従来のバックアップより完全バックアップを速く実行できます。バックアップホストとサー バーの間に、コンパクトなバックアップストリームを作成するので、ネットワーク回線容 量が少なくてすみます。
Accelerator はバックアップのために変更されたデータブロックだけを送信します。そ
の後、NetBackup は変更されたブロックデータが含まれている NetBackup の完全 な従来のイメージを生成します。
■ Accelerator のバックアップでは、Exchange、SQL、SharePoint アプリケーションを リストアするために (完全スケジュールだけを使用して) 個別リカバリテクノロジ (GRT) をサポートします。
■ Accelerator のバックアップ (完全および増分) では、仮想マシンのインスタントリカバ
リをサポートします。
■ ポリシーの[VMware]タブの[VM バックアップからのファイルリカバリを有効にする (Enable file recovery from VM backup)]オプションが有効化されていると、バック アップから各ファイルを復元できます (完全または増分)。
■ バックアップホストの I/O を減らします。
■ バックアップホストの CPU 負荷を減らします。
アクセラレータ: 完全スケジュールと増分スケジュール
NetBackup アクセラレータは完全バックアップと増分バックアップをサポートしています。
メモ: 初回の完全バックアップ後、完全スケジュールのアクセラレータバックアップには、
従来の増分バックアップとほぼ同じ I/O とパフォーマンスの効果が表れます。しかし、
NetBackup カタログには、バックアップが従来の完全バックアップであった場合(非アク セラレータ)、すべてのカタログの参照が含まれます。
仮想マシンのリストアについては、アクセラレータで完全バックアップと増分バックアップ を行う際に、次の点に注意してください。
■ アプリケーション (Exchange、SQL、SharePoint) については、NetBackup アクセラ レータは完全バックアップからの個別リカバリテクノロジ (GRT) だけをサポートしてい ます。
■ 他の種類の仮想マシンのリストアについては、アクセラレータは完全バックアップと増 分バックアップをサポートしています。
第 9 章 アクセラレータを使用した仮想マシンのバックアップ 148 アクセラレータ: 完全スケジュールと増分スケジュール
NetBackup のアクセラレータが仮想マシンとどのように 連携して働くか
仮想マシンバックアップの加速を有効にするには、Policy の[属性 (Attributes)]タブの
[Accelerator を使用 (Use Accelerator)]をクリックします。
p.59 の 「ポリシーユーティリティでの VMware ポリシーの構成」 を参照してください。
NetBackup Accelerator では、バックアップストリームとバックアップイメージを次のように 作成します。
■ 仮想マシンが以前のバックアップを備えていなければ、NetBackup は完全バックアッ プを実行し、各 VMDK で使用中のデータを追跡するために VMware の Changed Block Tracking を使います。
■ 次回のバックアップでは、NetBackup は、前回のバックアップ以降変更されたデータ を識別します。変更されたブロックとヘッダー情報のみが、完全な仮想ディスクバック アップを作成するためにバックアップに含まれます。
■ バックアップホストは、次のもので構成される tar のバックアップストリームをメディア サーバーに送信します。仮想マシンで変更されたブロック、前回のバックアップ ID、
変更されていないブロックのデータエクステント (ブロックオフセットとサイズ)。
■ メディアサーバーは仮想マシンにより変更されたブロック、バックアップ ID および変 更されていないブロックのデータエクステントに関する情報を読み込みます。メディア サーバーは、読み込んだバックアップ ID とデータエクステントから、既存のバックアッ プにあるその他仮想マシンデータの場所を特定します。
■ メディアサーバーはストレージサーバーを次のもので構成される新しく完全なイメージ を生成するために指示します。それは、新しく変更されたブロックとストレージサーバー に存在する既存の変更されていないブロックです。ストレージサーバーは既存のブ ロックに書き込むのではなく、イメージにリンクすることがあります。