VMware のリソース形式で実行できる同時バックアップの数を制御するために NetBackup
[リソース制限 (Resource Limit)]ダイアログボックスを使用できます。これらの設定は、現 在選択しているマスターサーバーのすべての NetBackup ポリシーに適用されます。
たとえば、ESX Server の負荷を避けるために ESX Server ごとに並列バックアップジョ ブ数の制限を設定できます。データストアのアレイの I/O オーバーヘッドを制御するに は、データストアごとに並列バックアップ数を制限できます。
メモ: [リソース制限 (Resource Limit)]画面は仮想マシンの自動選択 (クエリービルダー) を使用するポリシーにのみ適用されます。仮想マシンが[仮想マシンの参照 (Browse for Virtual Machines)]画面で手動で選択されている場合、[リソース制限 (Resource Limit)]
の設定は影響しません。
メモ: ポリシーごとの同時ジョブの数を制限するには、ポリシーの[属性 (Attributes)]タブ にある[ポリシーごとにジョブ数を制限する (Limit jobs per policy)]設定を使います。この オプションの効果はポリシーが仮想マシンを選択する方法によって決まります。
p.64 の 「[属性 (Attributes)]タブでポリシーごとのジョブ数を制限する (VMware)」 を参 照してください。
第 4 章 NetBackup と VMware の通信の構成 55 NetBackup vSphere プラグインのための認証トークン
VMware リソースの使用に関するグローバル制限を設定するには
1 NetBackup 管理コンソールで [ホストプロパティ (Host Properties)] > [マスター サーバー (Master Servers)]の順にクリックし、NetBackup マスターサーバーをダ ブルクリックします。
2 プロパティ画面の左ペインでスクロールダウンし、[リソース制限 (Resource Limit)]
をクリックします。
3 [アプリケーション (Application)]の下で、VMwareをクリックします。
4 [リソース制限 (Resource Limit)]列をクリックし、特定のリソース形式に NetBackup の最大使用数を設定します。この設定はすべてのポリシーに適用されます。
各リソース形式で、デフォルトは 0 (制限なし) です。データストアのリソース制限が 4 の場合、NetBackup ポリシーが特定のデータストアで 4 つを超える同時バックアッ プを実行できないことを意味します。
表 4-1 に制限を示します。
表 4-1 リソース形式と制限 リソースの制限 リソース形式
vCenter Server ごとの同時バックアップの最大数。
vCenter
vCenter ごとの同時スナップショット操作 (作成または削除) の最大 数。
snapshot
VMware クラスタごとの同時バックアップの最大数。
Cluster
ESX Server ごとの同時バックアップの最大数。
ESXserver
第 4 章 NetBackup と VMware の通信の構成 56 VMware リソースの使用に関するグローバル制限の設定
リソースの制限 リソース形式
データストアあたりの同時バックアップの最大数を制御します。デー タストアは、各 VM に関連付けられた VMX ファイルの場所として 定義されます。このリソース形式は、VMDK ファイルが複数のデー タストアに分散している VM で役立ちます。この設定は、NetBackup ドメイン内でグローバルに適用されます。
p.21 の 「NetBackup for VMware の用語」 を参照してください。
VMXDatastore
データストアごとの同時バックアップの最大数。
Datastore
データストアフォルダごとの同時バックアップの最大数。
DatastoreFolder
データストア形式ごとの同時バックアップの最大数。
DatastoreType
データストア形式が NFS である、NFS ホストレベルでのデータスト アあたりの同時バックアップの最大数を制御します。
VMXDatastoreNFSHost は 1 つ以上の NFS データストアの取得 元の NFS サーバーです。このリソース形式の場合、データストア は、各 VM に関連付けられた VMX ファイルの場所として定義され ます。 このリソース形式は、VMDK ファイルが複数のデータストア に分散している VM で役立ちます。この設定は、NetBackup ドメイ ン内でグローバルに適用されます。
VMXDatastoreNFSHost
データストアの NFS ホストごとの同時バックアップの最大数。
DatastoreNFSHost
データストアクラスタごとの同時バックアップの最大数。
DatastoreCluster
他のリソース関連の注意事項が役立つことがあります。
p.267 の 「NetBackup for VMware のベストプラクティス」 を参照してください。
第 4 章 NetBackup と VMware の通信の構成 57 VMware リソースの使用に関するグローバル制限の設定
NetBackup for VMware ポ リシーの構成
この章では以下の項目について説明しています。
■ ポリシーウィザードからの VMware ポリシーの構成
■ ポリシーユーティリティでの VMware ポリシーの構成
■ [属性 (Attributes)]タブでポリシーごとのジョブ数を制限する (VMware)
■ [VMware]タブのバックアップオプション
■ [ディスクを除外 (Exclude Disks)]タブ
■ VMware 仮想マシンの参照
■ 仮想マシンを参照するときに NetBackup が検索する VMware サーバーの制限
■ VM がポリシーで手動で選択される場合は、仮想マシンのホスト名と表示名が一意で ある必要があります。
■ [プライマリ VM 識別子 (Primary VM identifier)]オプションと仮想マシンの手動選択
■ 仮想マシンの増分バックアップについて
■ 増分バックアップの構成
■ 仮想マシンの Storage Foundation Volume Manager ボリューム
ポリシーウィザードからの VMware ポリシーの構成
次の手順を実行します。
5
ポリシーの構成ウィザードを使用してバックアップポリシーを作成する方法
1 (NetBackup マスターサーバー上の) NetBackup 管理コンソールで、マスターサー
バーの名前をクリックします。
2 [スナップショットバックアップポリシーの作成 (Create a Policy)]をクリックします。
3 [バックアップポリシーの作成 (Create a backup policy for)]で、[VMware と Hyper-V (VMware and Hyper-V)]をクリックし、[次へ (Next)]をクリックします。
4 ポリシーの名前を入力します。
5 仮想マシン形式として[VMware]をクリックします。
6 [次へ (Next)]をクリックして、ウィザードの残りのパネルに従って、操作します。
ウィザードによって、選択に応じたポリシーが作成されます。
ポリシーユーティリティでの VMware ポリシーの構成
仮想マシンをバックアップするための NetBackup ポリシー (完全または増分) を次のい ずれかの方法で作成できます。
■ NetBackup 管理コンソールの[ポリシー (Policies)]ユーティリティを使用する (このト ピックで説明しています)。
■ ポリシーの構成ウィザードを使用します。
p.58 の 「ポリシーウィザードからの VMware ポリシーの構成 」 を参照してください。
メモ: Replication Director のポリシーを構成するには、『NetBackup Replication Director ソリューションガイド』を参照してください。
仮想マシンをバックアップするためのポリシーを構成する方法
1 NetBackup 管理コンソールで[ポリシー (Policies)]をクリックし、[処理 (Actions)]>
[新規 ()]>[新しいポリシー (New Policy)]を選択します。
2 ポリシーの名前を入力します。
3 [ポリシー形式 (Policy type)]の場合、[VMware]を選択します。
VMware バックアップのオプションは、[VMware] タブで利用可能です (この手順 で後ほど説明します)。
4 ポリシーストレージユニットまたはストレージユニットグループを選択します。
ストレージユニットグループについて詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を 参照してください。
第 5 章 NetBackup for VMware ポリシーの構成 59 ポリシーユーティリティでの VMware ポリシーの構成
5 ほとんどの場合は、[クライアント側の重複排除を無効化する (Disable client-side deduplication)]オプションをデフォルト (チェックマークなし) にしておいてかまいま せん。
[クライアント側の重複排除を無効化する (Disable client-side deduplication)]オプ ションについて詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. I』を参照してください。
6 アクセラレータを有効にするには、[アクセラレータを使用する (Use Accelerator)]
をクリックします。
[アクセラレータを使用 (Use Accelerator)]をクリックすると、[VMware]タブの[Block Level Incremental バックアップを有効にする (Enable block-level incremental backup)]オプションが選択され、グレー表示されます。
p.147 の 「仮想マシンの NetBackup Accelerator について」 を参照してください。
7 [VMware]タブをクリックします。
このダイアログボックスを使って VMware 関連のオプションを設定します。
p.64 の 「[VMware]タブのバックアップオプション」 を参照してください。
第 5 章 NetBackup for VMware ポリシーの構成 60 ポリシーユーティリティでの VMware ポリシーの構成
8 [ディスクを除外 (Exclude Disks)]タブをクリックします。
このタブを使ってバックアップからディスクを除外します。
p.77 の 「[ディスクを除外 (Exclude Disks)]タブ」 を参照してください。
9 スケジュールを定義するには、[スケジュール (Schedules)]タブをクリックして、[新 規 (New)]をクリックします。
[アクセラレータ強制再スキャン(Accelerator forced rescan)]オプションを使ってサ ポートする場合:
p.151 の 「仮想マシンのアクセラレータ強制再スキャン (スケジュールの属性)」 を参
照してください。
[スケジュールの属性 (Schedules Attributes)]タブで、[完全バックアップ (Full backup)]、[差分増分バックアップ (Differential Incremental Backup)]、または[累 積増分バックアップ (Cumulative Incremental Backup)]を選択できます。
増分バックアップについては、ポリシーの[VMware]タブで次のうちから 1 つ選択す る必要があります。
■ [VM バックアップからのファイルリカバリを有効にする (Enable file recovery from VM backup)]、または
第 5 章 NetBackup for VMware ポリシーの構成 61 ポリシーユーティリティでの VMware ポリシーの構成
■ Block Level Incremental バックアップを有効にする.
[Block Level Incremental (BLI) バックアップを有効にする (Enable block-level incremental backup)]には、ESX Server 4.0 と vmx-07 以降の仮想マシンが 必要です。
詳しくは次の各項を参照してください。
p.91 の 「仮想マシンの増分バックアップについて」 を参照してください。
第 5 章 NetBackup for VMware ポリシーの構成 62 ポリシーユーティリティでの VMware ポリシーの構成
10 バックアップする仮想マシンを選択するには、[クライアント (Clients)]タブをクリック します。
仮想マシン選択のオプションは次のとおりです。
[VMware 仮想マシンの参照 (Browse for VMware Virtual Machines)]画面が表示されます。
[VMware ホスト名を入力してください (Enter the VMware hostname)]フィールドにホスト名を入 力するか、または[仮想マシンを参照して選択 (Browse and select virtual machine)]をクリックし ます。
メモ: [バックアップ対象 (Backup Selections)]タブは ALL_LOCAL_DRIVES に設定されます。
ドライブは個別に指定できません。
p.83 の 「VMware 仮想マシンの参照」 を参照してください。
[手動で選択 (Select manually)]を選択して、
[新規 (New)]をクリック
このオプションを使うと、入力されたフィルタリング条件に基づいて NetBackup はバックアップする 仮想マシンを自動的に選択できます。次の章ではこの条件を指定する方法を説明します。
p.94 の 「NetBackup for VMware における仮想マシンの自動選択について」 を参照してください。
p.103 の 「仮想マシンの自動選択の構成」 を参照してください。
メモ: [バックアップ対象 (Backup Selections)]タブには、クエリーからのフィルタ処理ルールで記 入します。NetBackup は仮想マシンをバックアップするために ALL_LOCAL_DRIVES 指示句を使 用します。
VMware インテリジェント ポリシーの問い合わせを 通じて自動的に選択 (Select automatically through VMware Intelligent Policy query)
vCloud 環境内に存在する仮想マシンのバックアップを有効にします。仮想マシンの自動選択が必 要です。
このオプションを使うと、ポリシーにより、vCloud が管理する仮想マシンだけがバックアップ対象とし て選択されます。vCloud 内にない仮想マシンはスキップされます。
p.247 の 「vCloud Director の NetBackup について」 を参照してください。
[vCloud Director 統合 の有効化 (Enable vCloud Director integration)]
このオプションは、[VMware インテリジェントポリシーの問い合わせを通じて自動的に選択 (Select automatically through VMware Intelligent Policy query)]をクリックすると表示されます。
このホストは仮想マシンを発見し、クエリーの規則に基づいて自動的にバックアップ対象として選択 します。
p.94 の 「NetBackup for VMware における仮想マシンの自動選択について」 を参照してください。
仮想マシンの自動選択 を実行するための NetBackup ホスト (NetBackup host to perform automatic virtual machine selection)
11 [OK]をクリックすると、検証プロセスによってポリシーがチェックされ、エラーがある 場合には報告されます。 [キャンセル (Cancel)]をクリックすると、検証は実行されま せん。
第 5 章 NetBackup for VMware ポリシーの構成 63 ポリシーユーティリティでの VMware ポリシーの構成