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第 9 章 数式 TeXnique [3] 45

13.2 pL A TEX 特記事項

68 第13章 画像TeXnique [1]

配置はその名のとおり浮動型となる。ただしユーザは次のようなpreferenceを設定可。

h その位置(here)に画像を配置。

t ページの上端(top)に画像を配置。

b ページの下端(bottom)に画像を配置。

p 独立したページ(page)に画像を配置。

これはあくまでpreferenceであって100%希望通りになるという保証はあり ません。しかしfloat パッケージを使用すれば希望通りの配置が可能になりま す。詳しくはTypesetting Documentsマニュアルをご参照ください。

図番号はTEXによって自動生成されるためキャプション中では番号の設定は不要。

画像に対しては参照用のキーを設定する。本文中からの参照に際してクロスリファレンスボ タン を使用すれば、番号の解決はTEXによって自動的に行われる。

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第 14

画像 TeXnique [2]

14

画像 TeXnique [2]

画像や表が比較的小さなものである場合、テキストパラグラフをその周囲で折り返せ たらと考えるのは自然でしょう。本章ではパラグラフの折返しに関するTEX流のア プローチについて説明します。

14.1 wrapfig パッケージ

SWP/SWを使って文書を作成する場合でも、この

パラグラフがそうであるように、画像や表の周囲で テキスト行を折り返すことが可能です。そのためには

wrapfig パッケージを使用します。具体的な操作手順

は次のようになります。

1. wrapfigパッケージを文書に追加します*1。 2. 折返しを行いたい位置にカプセル化したTEX

フィールド*2を設定し、次のいずれかのコマン ドを入力します。

\begin{wrapfigure}[10]{r}{0pt}

\begin{wraptable}[10]{r}{0pt}

*1

*2

「タイプセット」メニュー:「オプションとパッケージ」:「パッケージオプション」タブと操作し「追加」ボタンをク リックします。

用法については SWP/SW BetterUse ページ http://www.lightstone.co.jp/latex/kb0009.html をご参照ください。

70 第14章 画像TeXnique [2]

画像を配置する場合にはwrapfigureを、表を配置する場合にはwraptableを使用 します。

最初のパラメータでは折返しの対象となる行数を指定します。画像や表のサイズに応 じて調整してください。

次のパラメータでは画像や表の位置を指定します。右に配置する場合にはrを、左に 配置する場合にはlを指定してください。

最後のパラメータでは画像や表の横幅を指定します。この値が0の場合には画像や表 の実寸が用いられます。

3. 画像の場合には「ファイル」メニュー:「画像のインポート」と操作し、画像をインポート します。その際、配置としては“インライン”を選択します。

表の場合には ボタンを使って表を作成してください。

4. 画像、または表の右側に再度TEXフィールドを設定し、画像、あるいは表に応じて次のコ マンドのいずれかを入力します。

\end{wrapfigure}

\end{wraptable}

以上の操作の結果、SWP/SWの編集画面上は次のような状態となったでしょうか。

この設定に続けてテキストパラグラフを入力して行くと、指定された行数におさまる分の文字列が 折り返された形で整形されるようになります。行数の指定値が適正でなかった場合には適宜調整 してください。なお、wrapfigパッケージの用法に関する詳細についてはTypesetting Documents マニュアルをご参照ください。

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