MIC FIC
C. o伽。m∫のアゾール耐性は、ATpをエネルギーとするCdr1やprotonmotivc forccを駆動力とするB㎝『のようなmu1tidrug efnux transporterを介するアゾール
剤の排出を主たるメカニズムとしている(Ben−Yaacov ec oZ.,1994;Prasad ecαZ.,
1995)。ラクトフェリシンBはCα伽。舳∫の細胞膜内外でのプロトン勾配を破壊 する(第3章)。また別。んψ妙。〃泌川mのグルコース取り込みを阻害し(Benamy α〃.,1994)、真菌のATP産生を低下させる可能性がある。ラクトフェリシンB のそしてラクトフェリンの膜障害作用はmu1tidrugef且uxtransporterの活性を阻害 し、アゾール耐性の度合いを低下させることが考えられる。この可能性を確か めるために更なる検討が必要である。
トリアソール剤とラクトフェリン類との併用効果は中度アゾール耐性株で
菌糸状に発育しないTIMM3164では見られなかった。TIMM3164のこれらの薬剤への低感受性は、アゾール耐性メカニズムの違いによるのか菌糸状に発育し
ないことと関係しているのかはわからない。アゾール感受性株ATCCgO028と
TIMM1768のテストでは併用効果は見られなかった。しかしTIMM1768の酵母状発育条件下では併用効果が示された。この違いは、培養条件の違いと発育形
態の違いによると考えられる。事実TIMM1768に対するフルコナジールのMIC
はRPmediumで菌糸状発育を計測したときはO.25μ9/m1であるが、サブロー・グ
ルコース・ブロス中で酵母状発育を計測したときは4−16μ9/m1であった。ラクト
フェリン関連物質は、C舳〃αがアゾール剤に対して低感受性になるような条件 下でこの薬剤への感受性を高めると思われる。
血漿中のラクトフェリンは好中球に由来し、微生物感染時にはその濃度は 100倍にも増加する(〜200μ9/m1)(GuttebergeCoZ.,1984)。ラクトフェリンはま た粘液分泌中に様々な濃度で存在し、唾液の5μg/m1(L㎝ander−Lumikari and Johansson,1995)から頚管粘液の1000μ9/m1(Massone〃.,1966)まで濃度範囲
は広い。ラクトフェリン分解産物は炎症性肺疾患患者の気管支肺胞洗浄液中に 検出されることが報告されている(Britigane〃.,1993)。好中球に由来したり頚 管粘液中に存在するラクトフェリンやその分解産物はアゾール剤による化学療 法の効果を高め、アゾール耐性Cαめたαn∫の定着を阻害している可能性もある。
一方、口腔粘液中のラクトフェリン濃度は低く、また口腔内はアゾール耐性。
α伽。αη∫の最も出現しやすい場であることから(Rexe〃.,1995)、ラクトフェリI
ンやラクトフェリシンBの経口投与がアゾール化学療法の口腔内での治療効果 を高めることが期待される。
5.まとめ
ラクトフェリンとそのペプチドのアゾール系抗真菌剤との併用による。