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hvoradisable - リソース監視の中断

ドキュメント内 導入運用手引書 (ページ 68-78)

第 4 章 コマンド

4.1 hvoradisable - リソース監視の中断

注意

・ 監視の再開

リソースの監視を中断した後、Oracle インスタンス、リスナーを手動停止した場合、監視を再開する前に、Oracle インスタンス、リス ナーの手動起動を行ってください。起動されないまま監視を再開すると、リソース異常が発生します。

・ メンテナンス中の userApplication の状態遷移について

hvoradisable コマンドによる Oracle 監視の中断中は、Oracle に異常が発生、または手動停止しても状態遷移は発生しませんが、

ディスク障害など Oracle 以外の要因で状態遷移が発生する場合がありますので注意してください。

・ 監視中断中のリソースの状態について

hvoradisable コマンドによりリソースの監視が正しく中断された場合、リソースの状態は Warning になります。

3.2.1 Oracle の設定変更

初期化パラメータの変更やデータファイルの配置変更など Oracle の設定変更を行う場合、以下の手順で実施してください。

注意

Oracle の設定を変更する場合、Oracle の停止が必要な場合とそうでない場合があります。

詳しくは Oracle のマニュアルを参照して、正しい変更方法を選択・実施してください。

3.2.1.1 Oracle を停止させる必要がある場合

Oracle の設定変更などを行う時に Oracle を停止させておく必要がある場合、以下の手順にてOracle の設定変更を実施してください。

1. 監視中断

# hvoradisable -a <userApplication>

2. Oracle の停止

# su - <Oracle ユーザー>

$ sqlplus /nolog

SQL> connect / as sysdba SQL> shutdown immediate

3. 設定変更

Oracle の設定変更を行ってください。

初期化パラメータの変更、データファイルの配置変更など 4. Oracle の起動

# su - <Oracle ユーザー>

$ sqlplus /nolog

SQL> connect / as sysdba SQL> startup

5. 監視再開

# hvoraenable -a <userApplication>

注意

Oracle に依存するリソースがある場合は、監視中断コマンドを使用した手順が使用できない場合があります。監視中断コマンドで Oracle

リソースの監視を停止し、Oracle を手動停止した際に、Oracle に依存するリソースが異常となる場合があるためです。

Oracle を手動停止した場合に Oracle に依存するリソースが異常とならないか確認が必要です。

3.2.2 パッチ適用

Oracle PSR (Patch Set Release) など Oracle パッチの適用を行う場合、データベースをマウントする必要性の有無に応じて、手順が異 なります。

パッチ適用前後にデータベースをマウントする必要がない場合は、RMS を完全に停止した状態で、適用を行ってください。パッチ適 用前後にデータベースをマウントする必要がある場合は、以下のように監視を中断した状態で、適用を行ってください。

1. 監視中断

# hvoradisable -a <userApplication>

2. Oracle の停止 (必要に応じて)

# su - <Oracle ユーザー>

$ sqlplus /nolog

SQL> connect / as sysdba SQL> shutdown immediate

3. パッチの適用

Oracle のマニュアルに従い、パッチを適用してください。

4. Oracle の起動 (“2”で停止していた場合)

# su - <Oracle ユーザー>

$ sqlplus /nolog

SQL> connect / as sysdba SQL> startup

5. 監視再開

# hvoraenable -a <userApplication>

3.2.3 バックアップ

ここでは、Oracle データベースのバックアップ手順やその際の注意事項について説明します。

3.2.3.1 コールドバックアップ

Oracle のコールドバックアップ (オフライン・バックアップ) は、以下の手順で実施してください。これらの手順は、バックアップを行うノー ド上にて実施してください。

また、Oracle に依存するリソース (例:SAP R/3) がある場合は、バックアップによる Oracle 停止中にリソース異常となる可能性があるた め、これらも手動停止しておく必要があります。

1. 監視中断

# hvoradisable -a <userApplication>

2. Oracle の停止

# su - <Oracle ユーザー>

$ sqlplus /nolog

SQL> connect / as sysdba SQL> shutdown immediate

3. コールドバックアップ

データベースのコールドバックアップを行ってください。

4. Oracle の起動

# su - <Oracle ユーザー>

$ sqlplus /nolog

SQL> connect / as sysdba SQL> startup

5. 監視再開

# hvoraenable -a <userApplication>

注意

Oracle に依存するリソースがある場合は、監視中断コマンドを使用した手順が使用できない場合があります。監視中断コマンドで Oracle リソースの監視を停止し、Oracle を手動停止した際に、Oracle に依存するリソースが異常となる場合があるためです。

Oracle を手動停止した場合に Oracle に依存するリソースが異常とならないか確認が必要です。

3.2.3.2 ホットバックアップ

Oracle のホットバックアップ (オンライン・バックアップ) は、以下の手順で実施してください。これらの手順は、バックアップを行うノード 上にて実施してください。

1. 監視中断

# hvoradisable -a <userApplication>

2. ホットバックアップ

データベースのホットバックアップを行ってください。

次の手順へ進む前に、Oracle インスタンス、リスナーが正常に動作していることを確認してください。

3. 監視再開

# hvoraenable -a <userApplication>

3.2.4 リカバリ

Oracle データベースのリカバリを行う場合、Oracle 停止の必要性に応じて実施してください。

参考

Oracle データベースのリカバリを行う場合、Oracle の停止が必要な場合とそうでない場合があります。停止を必要とするのは、リカバリ 対象のデータファイルが SYSTEM 表領域や UNDO 表領域に属する場合、データベース全体をリカバリする場合、不完全リカバリを 行う場合などです。

停止を必要としないのは、リカバリ対象のデータファイルが SYSTEM 表領域や UNDO 表領域に属さない場合、完全リカバリを行う場 合などです。

詳しくは Oracle のマニュアルを参照して、最適なリカバリ方法を選択・実施してください。

3.2.4.1 Oracle を停止させる必要がある場合

Oracle データベースのリカバリ時に Oracle を停止させておく必要がある場合、以下の手順にてリカバリを実施してください。

また、Oracle に依存するリソース (例:SAP R/3) がある場合は、Oracle 停止中にリソース異常となる可能性があるため、これらも手動停

止しておく必要があります。

1. userApplication の停止

# hvutil -f <userApplication>

2. 監視中断

# hvoradisable -a <userApplication>

hvoradisable コマンドで監視中断されたリソースは、userApplication を起動しても起動しません。これにより、ディスクなど Oracle 以外のリソースのみを起動させることができます。

3. userApplication の起動

# hvswitch <userApplication>

4. リカバリ

データベースのリカバリを行ってください。

5. Oracle、リスナーの起動

# su - <Oracle ユーザー>

$ lsnrctl start <リスナー名>

$ sqlplus /nolog

SQL> connect / as sysdba SQL> startup

6. 監視再開

# hvoraenable -a <userApplication>

3.2.4.2 Oracle を停止させる必要がない場合

Oracle データベースのリカバリ時に Oracle を停止させておく必要がなく、起動した状態で行える場合、以下の手順にてリカバリを実施

してください。

1. 監視中断

# hvoradisable -a <userApplication>

2. リカバリ

データベースのリカバリを実行してください。

次の手順へ進む前に、Oracle インスタンス、リスナーが正常に動作していることを確認してください。

3. 監視再開

# hvoraenable -a <userApplication>

3.3 クラスタ運用中の Oracle SYSTEM ユーザーパスワード変更手順

クラスタ運用中に Oracle SYSTEM ユーザーパスワードを変更する場合は、以下の手順を実施してください。

1. Oracle インスタンスリソースの監視中断

以下のコマンドを全ノードで実行してください。

# hvoradisable -a <userApplication>

実行後、syslog に監視中断のメッセージが出力されたことを確認し、次の手順に進んでください。

[Info] [0101] Fault Watching is disabled

2. Oracle SYSTEM ユーザーパスワードの変更、アカウントロックの解除

Oracle SYSTEM ユーザーパスワードの変更、またはアカウントロックの解除を行います。

- Oracle SYSTEM ユーザーパスワードの変更

スタンバイ運用の場合は、運用ノードにて実行してください。RAC スケーラブル運用の場合は1ノードにて実行してください。

パスワードを“oracle”に変更する設定例です。

# su - <Oracle ユーザー>

$ sqlplus /nolog

SQL> connect / as sysdba

SQL> alter user system identified by oracle;

SQL> exit

- アカウントロックの解除

「A.1.3 Warning 状態に遷移」の [ケース2] を参照してください。

3. PRIMECLUSTER Wizard for Oracle に Oracle SYSTEM ユーザーパスワードの登録

clorapass を実行し、PRIMECLUSTER Wizard for Oracle に変更後の Oracle SYSTEM ユーザーパスワードを登録します。

スタンバイ運用の場合は、運用ノードにて実行してください。RAC スケーラブル運用の場合は1ノードにて各 ORACLE_SID 毎 に実行してください。

# /opt/FJSVclora/sbin/clorapass

Enter OracleSID > sid (ORACLE_SID を入力)

Enter Password > ******* (変更後のパスワード “oracle” を入力)

Re-enter Password > ******* (変更後のパスワード “oracle” を再入力)

finished

4. Oracle インスタンスリソースの監視再開

以下のコマンドを全ノードで実行してください。

# hvoraenable -a <userApplication>

実行後、syslog に監視再開のメッセージが出力されたことを確認してください。

[Info] [0102] Fault Watching is enabled

参考

・ Oracle インスタンス、リスナーの監視中断・再開については、「4.1 hvoradisable - リソース監視の中断」、「4.2 hvoraenable - リソース

監視の再開」を参照してください。

・ Oracle SYSTEM ユーザーのパスワードの変更方法は、Oracle のマニュアルなどを参照してください。

・ clorapass コマンドについては「4.3 clorapass - 監視用パスワードの登録」を参照してください。

3.4 切替え発生時の問題解決

Oracle のログ

PRIMECLUSTER による Oracle の運用で、切替えや縮退などが発生した場合は、単体のOracle 運用と同様に、Oracle のアラート・ロ

グやログファイルから問題を解決してください。

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle のログ

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle においても、どのような異常を検出し、どのような対処を行ったかを以下のログファイルに出力し ています。

/var/opt/reliant/log/FJSVclora_<$ORACLE_SID>*.log /var/opt/reliant/log/FJSVclora_<ListenerName>*.log ログファイルのフォーマットは以下の通りです。

日付時間/区分/ID/テキスト

2002/04/25 15:18:40 [Info] [1101] Starting Oracle detector 2002/04/25 15:18:40 [Info] [1102] Connected to Oracle

2002/04/25 15:18:40 [Error] [1299] ORA-01034 Oracle not available.

・ 日付時間

YYYY/MM/DD HH:MM:SS の形式で出力します。

・ 区分

ログの区分を示します (Information、Error、Warning)。

・ ID

メッセージ番号を示します。

・ テキスト

メッセージの内容を示します。

注意

ログファイルの容量制限は行っていません。ログファイルの管理は、RMS によるログファイル管理機能によって行われます。

ログファイルはトラブル発生時の調査のための重要な資料となります。これらのファイルを削除したり編集したりしないでください。

3.5 トラブル調査情報

トラブルが発生した場合は、本製品および関連製品のログファイルや設定情報から、トラブル調査を行います。

主な設定情報ファイルやログファイルは以下の通りです。

ドキュメント内 導入運用手引書 (ページ 68-78)