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with Hashimoto's thyroiditis.

ActaActa Endocrinol (Endocrinol (CopenhCopenh).). 19831983 Apr;102(4):Apr;102(4):

Yamamoto M

Yamamoto M, Kaise, Kaise KK, , Kitaoka Kitaoka HH, , Yoshida K, Yoshida K, KaiseKaise NN, , Fukazawa H

Fukazawa H, , Sakurada TSakurada T, Saito S, Saito S, , YoshinagaYoshinaga KK..

一過性か永続性かの見分け方 一過性か永続性かの見分け方

¾¾ 理学的所見、コレステロール値理学的所見、コレステロール値

¾¾ 出産後の発症出産後の発症

¾¾ 過剰のヨード摂取過剰のヨード摂取

¾¾ 無痛性甲状腺炎後無痛性甲状腺炎後

¾¾ TSBAbTSBAbの消失の消失

¾¾ 摂取率が高いもの摂取率が高いもの

永続性の可能性が高いもの 永続性の可能性が高いもの

¾ ¾ 50 50 歳以上 歳以上

¾ ¾ T T 3値が低値 3値が低値

¾ ¾ TGHA TGHA 6,400 6,400 以上、 以上、 MCHA MCHA 10 10 万以上 万以上

これまでのまとめと疑問 これまでのまとめと疑問

¾¾

TgAb, TPOAb TgAb, TPOAb

高値のものは、将来甲状腺機能低下症に高値のものは、将来甲状腺機能低下症に 陥る可能性は高いしかし、

陥る可能性は高いしかし、

TgAb, TPOAb TgAb, TPOAb

は、その時点のは、その時点の 甲状腺機能低下症とはそれほど強い相関はない。

甲状腺機能低下症とはそれほど強い相関はない。

¾¾

TgAb, TPOAb TgAb, TPOAb

と甲状腺機能とは、関係がありそうであると甲状腺機能とは、関係がありそうである が、直接的ではない。

が、直接的ではない。

また米国甲状腺学会のガイドラインでは また米国甲状腺学会のガイドラインでは

¾¾ 抗体の測定は、感度が上がり、その陽性率は高抗体の測定は、感度が上がり、その陽性率は高くなったが、くなったが、

甲状腺機能が正常で、抗体が弱陽性のものにおいて、そ 甲状腺機能が正常で、抗体が弱陽性のものにおいて、そ の意味がの意味が良く分かっていない。良く分かっていない。

¾¾ としているが甲状腺組織との関係は?としているが甲状腺組織との関係は?

¾¾ TPOAbは、橋本の診断には有用であるが、TgAbは有用TPOAbは、橋本の診断には有用であるが、TgAbは有用 性は低いといわれている

性は低いといわれている。。

¾¾ しかし、根拠は弱い、本当か?しかし、根拠は弱い、本当か?

では では TgAb, TPOAb

TgAb, TPOAb と甲状腺組織の変化 と甲状腺組織の変化 との関係はどうなのか?

との関係はどうなのか?

抗体と組織と機能の関係は?

抗体と組織と機能の関係は?

TgAb, TPOAb

TgAb, TPOAb

と甲状腺組織、と甲状腺組織、

甲状腺機能との関係 甲状腺機能との関係

方法 方法

¾¾

1995 1995

年から年から

1999年の間に伊籐病院で手術された単結節 1999

年の間に伊籐病院で手術された単結節 性の良性腫瘍

性の良性腫瘍

454 454

例のうち、腺腫様結節、機能性腺腫、非例のうち、腺腫様結節、機能性腺腫、非 典型的腺腫

典型的腺腫

, ,

悪性腫瘍の合併例、バセドウ病、腺腫様甲状悪性腫瘍の合併例、バセドウ病、腺腫様甲状 腺腫、甲状腺腫を伴う橋本病の合併例をのぞいた

腺腫、甲状腺腫を伴う橋本病の合併例をのぞいた

¾¾ 純粋な濾胞腺腫純粋な濾胞腺腫

152 152

例(男性例(男性

29 29

例、女性例、女性

117 117

例、年齢例、年齢

13 13

--

76 76

才、平均才、平均

48 48

才)の周囲組織を観察した。才)の周囲組織を観察した。

¾¾ 明らかなリンパ球浸潤の見られるものを橋本病明らかなリンパ球浸潤の見られるものを橋本病

¾¾ リンパ球浸潤に加えて、濾胞上皮細胞の破壊、好酸性変リンパ球浸潤に加えて、濾胞上皮細胞の破壊、好酸性変 性、間質の繊維化の少なくとも一つ以上が見られるもの確 性、間質の繊維化の少なくとも一つ以上が見られるもの確

実な橋本病とした。

実な橋本病とした。

結果 結果

橋本病は、

橋本病は、

¾¾ 男性男性

29 29

例中例中

6 6

例(例(

20.6% 20.6%

))

¾¾ 女性女性

117 117

例中例中

28 28

例例

(23.9%) (23.9%)

に認められた。

に認められた。

確実な橋本病は、

確実な橋本病は、

¾¾ 男性男性

29 29

例中1例(例中1例(

3.4%) 3.4%

¾¾ 女性女性

117 117

例中例中

14 14

例例

(11.9%) (11.9%)

に認められた。

に認められた。

周囲組織に橋本病の所見があるものとないものの 腺腫の重量の比較

まとめ まとめ

¾¾

橋本病所見 橋本病所見 の有無は、 の有無は、 腫瘍の大きさと関係はなかっ 腫瘍の大きさと関係はなかっ た。 た。

¾¾

橋本病所見のあるものは、腫瘍の周囲だけではなく 橋本病所見のあるものは、腫瘍の周囲だけではなく 腫瘍から離れた場所でも同様の所見が認められた。

腫瘍から離れた場所でも同様の所見が認められた。

¾¾

腫瘍の存在が橋本病の組織所見をもたらしていると 腫瘍の存在が橋本病の組織所見をもたらしていると は考えにくい。

は考えにくい。

¾¾

橋本病の頻度は、組織から見ると 橋本病の頻度は、組織から見ると 20 20 %くらいある %くらいある

橋本病の有無と 橋本病の有無と 抗体との関係は?

抗体との関係は?

甲状腺組織における橋本病所見の有無と

TgAb

甲状腺組織における橋本病所見の有無とTPOAb

まとめ まとめ

¾¾

TgAb陽性者 TgAb 陽性者 18 18 例中 例中 17 17 例 例 (94%) (94%) に に

¾¾

TPOAb TPOAb 陽性者 陽性者 16 16 例中 例中 14 14 例 例 (86%) (86%) に に 橋本病の所見が認められた。

橋本病の所見が認められた。

抗体の存在は橋本病の存在を意味する。

抗体の存在は橋本病の存在を意味する。

組織所見から見て 組織所見から見て TgAb, TPOAb

TgAb, TPOAb との関係は との関係は 甲状腺機能との関係は 甲状腺機能との関係は

リンパ球浸潤 リンパ球浸潤 間質の繊維化 間質の繊維化 濾胞上皮の破壊 濾胞上皮の破壊 濾胞上皮の好酸性変化 濾胞上皮の好酸性変化

のそれぞれについて変化の強さをスコア化(1、2、3)して、そのスコ のそれぞれについて変化の強さをスコア化(1、2、3)して、そのスコ アをすべて合計したものと抗体、機能との関係を調べた

アをすべて合計したものと抗体、機能との関係を調べた

組織スコア(橋本病の変化の強さ)とTgAbの関係

組織スコア(橋本病の変化の強さ)とTPOAbの関係

組織スコア(橋本病の変化の強さ)とTSH値の関係

抗体から見ると 抗体から見ると

組織所見との関係は

組織所見との関係は

甲状腺機能との関係は

甲状腺機能との関係は

TgAb値別に見た橋本病組織変化の強さ

TPOAb値別に見た橋本病組織変化の強さ

TgAb

値別に見た

TSH

TPOAb

値別に見た

TSH

まとめ まとめ

¾¾

抗体は、橋本病の組織所見とは非常に良く相関す 抗体は、橋本病の組織所見とは非常に良く相関す る、すなわち橋本病の診断には、非常に有用であ る、すなわち橋本病の診断には、非常に有用であ る。 る。

¾¾

組織所見との相関においては、 組織所見との相関においては、 TPOAb TPOAb よりも よりも TgAb TgAb のほうが強い傾向にある。

のほうが強い傾向にある。

¾¾

しかし、抗体は、その時点での甲状腺機能とはそれ しかし、抗体は、その時点での甲状腺機能とはそれ ほど相関しない

ほど相関しない

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