3.PUBMED3.PUBMED
抗甲状腺抗体価と 10 10 年後の機能状態の関係 年後の機能状態の関係
抗甲状腺抗体価と 10 10 年後の機能状態の関係 年後の機能状態の関係
409600 409600 102400
102400 ●●●● ●●
25600 25600
5/13,38%
5/13,38%
●●●●●●●●
●●
●●●● ●● ●● ●●
64006400 ●●●●●●●● ●● ●●●●●●
●●
●●●● ●● ●●
16001600 ●●●●●● ●●●●●● ●●●●●●
400400 ●●●●●●●●
●●●●
●●●●●●
●●
●●
100100 ●●●●●●●● ●● ●●●●
(-)(-) ●●●●●●●●
●●●●●●●●
●●●●●●●●
●●●●
(-)(-) 100100 400400 16001600 64006400 2560025600 102400102400 409600409600
マ イ ク ロ ゾ ー
ム テ ス ト
2万 5千以上
/5
13( 38%) が機能低下症
サイロイドテスト 1600以上、5/11(45%)が機能低下症
●機能正常●機能低下
追跡調査2 追跡調査2
TgAb,TPOAb
TgAb,TPOAb が測定されている が測定されている
甲状腺機能正常例を半年毎5年間観察 甲状腺機能正常例を半年毎5年間観察
¾¾
1996 1996 年の未治療の甲状腺機能正常( 年の未治療の甲状腺機能正常( TSH 0.3 TSH 0.3 - -4.0μ 4.0 μ U/ml) U/ml) の橋本病患者 の橋本病患者 654 654 名のうち、 名のうち、 2000 2000 - - 1 1
年に伊藤病院を受診している
年に伊藤病院を受診している 160 160 名 名
¾¾
このうち、線腫様甲状腺腫の合併や甲状腺腫が このうち、線腫様甲状腺腫の合併や甲状腺腫が
大きいなどのために甲状腺ホルモンの投与が始
大きいなどのために甲状腺ホルモンの投与が始
められた められた 3 3 0名と癌合併のために手術された 0名と癌合併のために手術された 6 6 名 名
を除く を除く 124 124 名で分析 名で分析
機能正常の橋本病
機能正常の橋本病 124 124 例 例 5 5 年間の甲状腺機能の経過 年間の甲状腺機能の経過
例例 %% 正常で経過したもの
正常で経過したもの
90 90 72.6 72.6
何何 らら かか のの 異異 常常
一過性の機能低下症
一過性の機能低下症
11 11 8.8 8.8
潜在性機能低下潜在性機能低下
3 3 2.4 2.4
顕性の機能低下顕性の機能低下
3 3 2.4 2.4
無痛性甲状腺炎無痛性甲状腺炎(機能は正常に回復)(機能は正常に回復)
12 12 9.6 9.6
バセドウ病バセドウ病
5 5 4.1 4.1
一度でもTSHの上昇を見たもの 19例 15.3%
TgAb TgAb
1:正常
2:一過性甲状腺機能低下症 3:無痛性甲状腺炎
4:永続性甲状腺機能低下症 5:バセドウ病
U/ml
TPOA TPOA b b
1:正常
2:一過性甲状腺機能低下症 3:無痛性甲状腺炎
4:永続性甲状腺機能低下症 5:バセドウ病
U/ml
甲状腺機能正常の
甲状腺機能正常の 橋本病の 橋本病の 予後と 予後と TgAb, TPOAb
TgAb, TPOAb の関係 の関係
¾¾ 甲状腺機能正常の橋本病を経過観察すると、甲状腺機能正常の橋本病を経過観察すると、甲状腺機能甲状腺機能は、は、
非常に多彩
非常に多彩に変化することがわかる。しかし、に変化することがわかる。しかし、治療が必要に治療が必要に なる症例は多くない。診断を間違わないことが大切である。
なる症例は多くない。診断を間違わないことが大切である。
抗体との甲状腺機能異常の発症との関係は、
抗体との甲状腺機能異常の発症との関係は、
¾¾ 長期の予後については、長期の予後については、
TGHA>6、 TGHA>6
、400 400
、、MCHA>25,600 MCHA>25,600
のの ものは機能低下に陥る可能性が高いものは機能低下に陥る可能性が高い
¾¾ しかし、しかし、様々な変化を様々な変化を
TgAb TgAb
、、TPOAbで予測するのは難しい TPOAb
で予測するのは難しい潜在性甲状腺機能低下症の 潜在性甲状腺機能低下症の
予後予測における抗体測定の役割 予後予測における抗体測定の役割
Turnbridges WMG Turnbridges WMG
Natural history of autoimmune thyroiditis Natural history of autoimmune thyroiditis
Br Med J 282:258,1981
Br Med J 282:258,1981
潜在性から顕性機能低下症への進展 潜在性から顕性機能低下症への進展
20 20 年間の経過観察 年間の経過観察
ランダムに選ばれた
ランダムに選ばれた
2779 2779
名の英国人を対象に名の英国人を対象に20 20
年間経過観察年間経過観察 された。された。 女性の結果女性の結果、、Whickham Whickham survey survey
顕性機能低下症へ進む 顕性機能低下症へ進む
リスクリスク
%%
/年 /
年 オッヅ比オッヅ比20 20
年後に機能年後に機能 低下症になった 低下症になった もの、%もの、%TSH TSH
上昇のみ上昇のみ2.6 2.6 8 8 (3 (3 - - 20) 20) 33.0 33.0
抗甲状腺抗体陽性抗甲状腺抗体陽性 のみのみ
2.1 2.1 8 8 (5 (5 - - 15) 15) 27.0 27.0
TSH TSH
上昇+上昇+抗体陽性抗体陽性
4.3 4.3 38 38 (22 (22 - - 65) 65) 55.0 55.0
顕性甲状腺機能低下症の橋本病 顕性甲状腺機能低下症の橋本病
それが一過性なのか、永続性なのかどうか
それが一過性なのか、永続性なのかどうか
鑑別法 鑑別法
永続性が疑われるもの 永続性が疑われるもの
¾¾ 理学的所見で機能低下症による変化が明らかなもの理学的所見で機能低下症による変化が明らかなもの
¾¾ コレステロールが高値のものコレステロールが高値のもの
¾¾ 放射性ヨード甲状腺摂取率が低いもの放射性ヨード甲状腺摂取率が低いもの 一過性が疑われるもの
一過性が疑われるもの
¾¾ 出産後の発症出産後の発症
¾¾ 過剰のヨード摂取過剰のヨード摂取
¾¾ 無痛性甲状腺炎後無痛性甲状腺炎後
¾¾
TSBAbによる機能低下症での抗体の消失 TSBAb
による機能低下症での抗体の消失¾¾ 放射性ヨード甲状腺摂取率が高いもの放射性ヨード甲状腺摂取率が高いもの
追跡調査3 追跡調査3
甲状腺機能低下症の予後が抗体で分かるか 甲状腺機能低下症の予後が抗体で分かるか
¾¾ 対象は、対象は、
1976 1976
年に伊藤病院を受診した未治療の橋本病患年に伊藤病院を受診した未治療の橋本病患 者で、妊娠中および産後一年未満の症例を除いた者で、妊娠中および産後一年未満の症例を除いた
396 396
例例 のうちのうち5 5
年後に検査年後に検査を施行しえたを施行しえた181 181
例。例。T4 T4
を服用中の患を服用中の患者は原則として
者は原則として
1 1
ヶ月以上服薬を中止して検査を行なった。ヶ月以上服薬を中止して検査を行なった。¾¾ 機能正常機能正常
94 94
例例¾¾ 潜在性甲状腺機能低下症潜在性甲状腺機能低下症
44 44
例例¾¾
顕性甲状腺機能低下症 顕性甲状腺機能低下症 43 43 例 例
初診時 初診時 顕性 顕性 甲状腺機能低下例 甲状腺機能低下例 5 5 年後の 年後の 甲状腺 甲状腺 機能 機能
H(43)
30
7 28
35
Euthyroidism Subclimical
Hypothyroidism Unclear
顕性機能低下症
不明
甲状腺機能正常
潜在性甲状腺機能低下症