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WebSphere Administrative Console

Java の開発ツールとデプロイメント・ツール の開発ツールとデプロイメント・ツール の開発ツールとデプロイメント・ツール の開発ツールとデプロイメント・ツール

この項では、WebSphereとOracle Application Serverに用意されているJavaツールを比較 します。

WebSphere の開発ツールとデプロイメント・ツール の開発ツールとデプロイメント・ツール の開発ツールとデプロイメント・ツール の開発ツールとデプロイメント・ツール

ここでは、WebSphereの開発環境、ツールおよびシステム管理コンソールについて説明しま す。

WebSphere の開発ツール の開発ツール の開発ツール の開発ツール

VisualAge for Javaは、J2EEアプリケーションを構築するためのIBMの統合開発環境

(IDE)です。VisualAge for Javaでは、JSPページなどのサーバー・サイドJavaロジックに

対して、リモートのデバッグがサポートされます。新たなServlet SmartGuideでは、サーブ レット、JSPコンポーネントおよびHTMLプロトタイプが生成されるため、開発者は本番 サーバーへのデプロイ前に、IDE内でコードをすばやくテストできます。IBM WebSphere

Studioとの統合により、プロトタイプにコンテンツをすばやく追加できるため、プログラマ

やWeb開発者の生産性も向上します。またVisualAgeには、スタンドアロンのオブジェク ト・リレーショナル・マッピング・ツールであるパーシスタンス・ビルダーも付属していま す。

Oracle Application Server の開発ツールとデプロイメント・ツール の開発ツールとデプロイメント・ツール の開発ツールとデプロイメント・ツール の開発ツールとデプロイメント・ツール

この項では、J2EEアプリケーションの作成に使用する開発ツールとデプロイメント・ツール について説明します。これらのツールは、Oracle Developer Suiteに収録されています。

開発ツール 開発ツール 開発ツール 開発ツール

アプリケーション開発者は、Oracle JDeveloperのツールを使用して、J2EE準拠のアプリ ケーションを構築してOC4Jにデプロイできます。JDeveloperは、複数階層のJavaアプリ ケーションの作成を目的とした、フル機能搭載の統合開発環境であるOracle Internet

Developer Suiteのコンポーネントです。JDeveloperを使用すると、Javaクライアント・ア

プリケーション、動的HTMLアプリケーション、Webサーバーおよびアプリケーション・

サーバーのコンポーネント、およびデータベースのストアド・プロシージャの開発、デバッ グおよびデプロイを、業界標準モデルに基づいて実行できます。JDeveloperでは、複数階層 のJavaアプリケーションの作成に次の機能を利用できます。

Oracle Business Components for Java(BC4J)

Webアプリケーションの開発

Javaクライアント・アプリケーションの開発

Java in the Database

JavaBeansによるコンポーネント・ベースの開発

簡略化されたデータベース・アクセス

ビジュアル統合開発環境

J2EE 1.3の全面サポート

.earファイル、.warファイル、ejb-jar.xmlファイルおよびデプロイメント・ディスクリ プタの自動生成

Oracle JDeveloperでアプリケーションを構築し、Application Server Controlコンソールを

使用して、これらのアプリケーションを手動でデプロイできます。さらに、JDeveloper以外 の開発ツールでアプリケーションを構築することもできます。IBM VisualAgeやBorland

JBuilderで構築したアプリケーションを、OC4Jにデプロイすることもできます。

注意 注意注意

注意: Oracle Application Serverには、JDeveloperに加えて、オブジェク

ト・リレーショナル・マッピング・ツールのOracle Application Server TopLinkも付属しています。詳細は、『Oracle Application Server TopLink ア プリケーション開発者ガイド』を参照してください。

アセンブリ・ツール アセンブリ・ツール アセンブリ・ツール アセンブリ・ツール

Oracle Application Serverでは、J2EEアプリケーションの構成およびパッケージ化に、複数

のアセンブリ・ツールを利用できます。これらのツールでできたものはJ2EE規格に準拠し ており、OC4J固有のものではありません。これには次の機能があります。

WARファイルのアセンブリ・ツール: JSP、サーブレット、タグ・ライブラリおよび静 的コンテンツを組み立てて、WARファイルにします。

EJBアセンブラ: EJBホーム、リモート・インタフェース、デプロイメント・ディスクリ プタおよびEJBをパッケージ化して、標準のJARファイルにします。

EARファイルのアセンブリ・ツール: WARファイルとEJB JARを組み立てて、標準の EARファイルにします。

タグ・ライブラリのアセンブリ・ツール: JSPタグ・ライブラリを組み立てて、標準の JARファイルにします。

管理ツール 管理ツール 管理ツール 管理ツール

Oracle Application Serverでは、そのコンポーネントの構成、監視および管理に、次の2種

類の管理機能を利用できます。

Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlコンソールと統合されたグラ フィカルな管理コンソール。OracleAS Cluster、OracleAS FarmおよびOC4Jコンテナ 全体にわたって一元管理を行います。

コマンド・プロンプトによって、管理タスクをローカルまたはリモートで実行するコマ ンドライン・ツール(Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlコン ソールのほうが、このコマンドライン・ツールよりも統合性の高い管理サービスを実現 できるため、管理環境としてはApplication Server Controlコンソールを使用すること をお薦めします)。

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サーブレットの移行 サーブレットの移行 サーブレットの移行 サーブレットの移行

この章では、サーブレットの主な機能とAPI、WebSphereでのサーブレットAPIと標準に 対する拡張機能のサポート、およびOC4JでのサーブレットAPIのサポートについて説明し ます。また、WebSphere上にデプロイされているサーブレットからOracle Application

ServerのOC4Jコンテナへの移行パスの手順も示します。

Java サーブレット サーブレット サーブレット サーブレット API の概要 の概要 の概要 の概要

サーブレットとは、Webコンテナ内およびサーブレット・エンジン内で実行されるJavaク ラスのインスタンスです。サーブレットは、動的なWebページの生成に使用されます。

サーブレットはWebクライアントからリクエストを受け取って応答しますが、このときに HTTPプロトコルを通常は使用します。

従来のCGIプログラミングと比較すると、サーブレットには次のような利点があります。

個々のサーブレットがそれぞれ別のプロセスで実行されることはありません。したがっ て、リクエストごとに新しいプロセスを作成するためのオーバーヘッドは発生しませ ん。

サーブレットは、複数のリクエスト間もメモリー内に存在します。CGIプログラム(お そらく、拡張ランタイム・システムまたはインタプリタでも)は、CGIリクエストごと にロードして起動する必要があります。

インスタンスは1つのみで、このインスタンスがすべてのリクエストに同時に応答しま す。メモリーの節約につながり、サーブレットでの永続データの管理が容易になりま す。

サーブレットは、サーブレット・エンジンによって、制限されたサンドボックス内で実 行されるので(アプレットがWebブラウザのサンドボックス内で実行されるのに類似 している)、サーブレットを安全に使用できます。

サーブレットはスケーラブルで、マルチアプリケーション・サーバー構成をサポートし ます。また、データのキャッシュ化やデータベース・アクセス、および他のサーブレッ ト、JSPファイル、Enterprise JavaBeans(一部の環境で)とのデータ共有も可能です。

サーブレットAPIは、Java拡張パッケージであるjavax.servletと

javax.servlet.httpの中で定義されています。ただし、ほとんどのサーブレットはイン タフェースの標準実装、すなわちjavax.servlet.GenericServletと

javax.servlet.http.HttpServletのいずれかを拡張します。このうち、

javax.servletのクラスおよびインタフェースはプロトコルに依存しませんが、

javax.servlet.httpに含まれているクラスはHTTP固有のものです。

サーブレットAPIは次の4つのカテゴリをサポートします。

サーブレットのライフ・サイクル管理

サーブレット・コンテキストへのアクセス

ユーティリティ・クラス

HTTP固有のサポート・クラス

表3-1は、サーブレットAPIのクラスを目的ごとにまとめたものです。

表表表

3-1 サーブレットサーブレットサーブレットサーブレットAPIのクラスのクラスのクラスのクラス 目的目的目的

目的 クラスまたはインタフェースクラスまたはインタフェースクラスまたはインタフェースクラスまたはインタフェース サーブレットの実装 javax.servlet.Servlet

javax.servlet.SingleThreadModel javax.servlet.GenericServlet javax.servlet.httpServlet サーブレットの構成 javax.servlet.ServletConfig サーブレット例外 javax.servlet.ServletException

javax.servlet.UnavailableException リクエスト/レスポンス javax.servlet.ServletRequest

javax.servlet.ServletResponse javax.servlet.ServletInputStream javax.servlet.ServletOutputStream javax.servlet.http.HttpServletRequest javax.servlet.http.HttpServletResponse セッション・トラッキング javax.servlet.http.HttpSession

javax.servlet.http.HttpSessionBindingListner javax.servlet.http.HttpSessionBindingEvent javax.servlet.http.Cookie

サーブレット・コンテキス ト

javax.servlet.ServletContext サーブレット・コラボレー

ション

javax.servlet.RequestDispatcher

サーブレットのライフ・サイクル サーブレットのライフ・サイクル サーブレットのライフ・サイクル サーブレットのライフ・サイクル

Webサーバー・プラットフォーム上で実行されるサーブレットは、Webサーバーそのもの と同じプロセスの一部として実行されます。サーブレットの各インスタンスの初期化、起動 および破棄はWebサーバーが行います。Webサーバーは、javax.servlet.Servletと いう単純なインタフェースを通してサーブレットと通信します。

このインタフェースは、次の3つの主要なメソッドで構成されています。

init()

service()

destroy()

さらに、次の2つの補助メソッドがあります。

getServletConfig()

getServletInfo()

init() メソッド メソッド メソッド メソッド

サーブレットが最初にロードされるときには、init()メソッドが起動され、ファイルの オープン、サーバーへの接続の確立といった初期処理が開始されます。サーバー内でサーブ レットが永続的にインストールされている場合、そのサーブレットはサーバーが起動したと きにロードされます。

それ以外の場合は、サーブレットが行うサービスに対する最初のクライアント・リクエスト をサーバーが受け取ったときにそのサーブレットがアクティブ化されます。サーブレットで 他のメソッド(service()メソッドなど)がコールされる前に、init()メソッドは必ず 終了します。init()メソッドは一度だけコールされます。サーブレットがサーバーによっ て再ロードされる場合を除いて、再びコールされることはありません。

init()メソッドの引数は、ServletConfigオブジェクトへの参照の1つのみです。この オブジェクトは、サーブレットの初期化引数です。このオブジェクトの

getServletContext()メソッドはServletContextオブジェクトを返しますが、そこ にはサーブレット環境に関する情報が格納されています。