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OC4Jインスタンス

Oracle Process Manager and Notification Server(OPMN)サーバー

Distributed Configuration Management(DCM)

Oracle Application Server Web Cache

Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlコンソール

Oracle Application Server Infrastructure

Oracle HTTP Server

OracleASには、Oracle HTTP Server(Apacheオープン・ソース・プロジェクトに準拠)

と、個別の実行スレッドで実行されるOC4J付属のリスナーという、2つのリスナーがあり

ます。OracleASインスタンスには、Oracle HTTP Serverが1つずつ備えられています。

OC4Jリスナーは、Oracle HTTP Serverのmod_oc4jモジュールからのリクエストをリスニ ングし、適切なOC4Jプロセスにリクエストを転送します。機能面で見ると、Oracle HTTP

ServerはOC4Jのプロキシ・サーバーとして機能し、サーブレット・リクエストとJSPリク

エストはすべて、OC4Jインスタンスにリダイレクトされます。

関連項目 関連項目関連項目 関連項目:

『Oracle Application Server 10g概要』

『Oracle Application Server 10g管理者ガイド』

『Oracle Application Server Containers for J2EEユーザーズ・ガイド』

mod_oc4jは、Apache JServ Protocolバージョン1.3(AJP 1.3)を介してOC4Jリスナーと 通信します。mod_oc4jは、ApacheモジュールとしてOracle HTTP Serverと連携して動作 します。OC4Jリスナーは、AJP 1.3リクエストのほかに、HTTPリクエストとRMIリクエ ストも受け入れることができます。

次の図は、OracleASのシングル・インスタンスにおける、Oracle HTTP Serverとその他の

Oracle Application Serverランタイム・コンポーネントを示しています。

図図図

2-2 OracleASインスタンスのコンポーネントインスタンスのコンポーネントインスタンスのコンポーネントインスタンスのコンポーネント

OC4J インスタンス インスタンス インスタンス インスタンス

OC4Jインスタンスは、Oracle Application ServerでOC4J実装を論理的にインスタンス化し たものです。この実装はJava 2 Enterprise Edition(J2EE)の完全なセットであり、すべて Javaで記述されています。OC4Jインスタンスは、OracleAS(JDK 1.3対応)と一緒にイン ストールされる、標準のJava Development Kit(JDK)1.4のJava Virtual Machineで実行さ れます。OC4Jインスタンスでは、以前のOracle Application ServerのJava環境や競合Java アプリケーション・サーバーと比べて、ディスク・フットプリントとメモリー・フットプリ ントが小さくなります。各OC4Jインスタンスは、複数のJVMプロセスで構成できます。

JVMプロセスでは、それぞれのプロセスが複数のJ2EEコンテナを実行できます。Oracle Enterprise Manager 10g Application Server ControlコンソールのGUIを使用して、OC4Jイ ンスタンスごとにJVMプロセスの数を指定できます。

Oracle Application Serverでは、スケーラビリティと高可用性を実現するために、複数の

OC4JインスタンスをOracle Application Server Clusterのメンバーとしてクラスタリングで きます。OC4Jインスタンスをクラスタリングした場合、それぞれのインスタンスに、同じ 構成とアプリケーションがデプロイされます。クラスタリングの詳細は、後述の「Oracle

Application Serverによる高可用性とロード・バランシングのサポート」を参照してくださ

い。

Oracle Process Manager and Notification Server( ( (OPMN)サーバー ( )サーバー )サーバー )サーバー

各OracleASインスタンスは、そのインスタンス内で監視機能とプロセス管理機能を実行す

るOPMNサーバーを備えています。このサービスでは、OracleASインスタンスのコンポー ネント間でメッセージがやりとりされ、コンポーネントの起動、停止検出およびリカバリが できます。この通信は、同じクラスタに属する他のOracleASインスタンスの、他のOPMN サービスにも及んでいます。そのため、クラスタ内の他のインスタンスは、同一クラスタ内 にある他のOracleASインスタンスで、有効なOC4JプロセスとOracle HTTP Serverプロセ スを認識できます。

OPMNサービスはまた、Application Server Controlコンソールとの通信およびインタ フェースを有し、Oracle Application Serverの監視、構成および管理を行う統合インタ フェースを実現します。Oracle Application Serverのコンポーネント、Oracle HTTP Server、 OC4JインスタンスおよびDistributed Configuration Management(次項で説明)では、発 行と引用(Publish and Subscribe)のメッセージング・メカニズムを使用してOPMNサー ビスと通信します。フェイルオーバーと可用性のために、OPMNサービスを実装するプロ セスでは、OPMNプロセスの障害発生時にOPMNプロセスを再起動するシャドウ・プロセ スが使用されます。

Distributed Configuration Management( ( ( (DCM) ) ) )

各OracleASインスタンスの様々なコンポーネントにおける構成の変更を管理および追跡す

るために、各OracleASインスタンスにはDCMプロセスが配置され、これらの作業を実行

します。OracleASインスタンスのコンポーネントのいずれかの構成が変更されると、その

変更内容がDCMに伝えられます。DCMはそれを受けて、変更内容を認識し、

InfrastructureデータベースのOracle Application Server Metadata Repositoryに変更内容を 記録します。このリポジトリには、それぞれのDCMを通じて接続されているOracleASイ ンスタンスすべての構成情報が格納されます。このように、同一のインフラストラクチャ・

リポジトリに接続されているOracleASインスタンスはすべて、同一のOracleAS Farmに属

します。OracleASインスタンスのいずれかで障害が発生すると、これらのインスタンスを

再起動するためにリポジトリから構成情報が取得されます。

各DCMはまた、それぞれのインスタンスのOPMNと通信し、リポジトリ・データの変更 に関する通知イベントを送信します。これにより、OPMNはOracle Application Serverの コンポーネントに対して、該当する調整を行うことができます。